JP3647084B2 - モータ配線構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、モータ配線構造に関し、特に、モータ使用環境が厳しい条件下でも安定した性能を維持できるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のモータ配線構造としては、コイルをハーネスに直接接続し、高温用ハンダ又は抵抗溶接を用いて固めるようにしていた。また、ハーネスをモータに固定する構造は、糸等を用いてコイルやコイル絶縁物に結束するか、又は、接着剤によって固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のモータ配線構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、高温用ハンダを使用する場合、ハンダこて先温度が400℃と高く、酸化しやすいため、作業性も悪く、ハンダの付き具合も悪く、品質が低下していた。
また、コイルの被膜除去作業が必要で、品質の低下となっていた。
また、ハーネスの固定も糸による結束では、振動等に弱く、接着剤を用いると作業性や耐環境性に問題があった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、モータ使用環境が厳しい条件下でも安定した性能を維持できるようにしたモータ配線構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるモータ配線構造は、筒形ステータ鉄芯に対して全体形状が筒形をなすコイル用絶縁物を介してコイルを装着し、前記コイルにハーネスを接続するようにしたモータ配線構造において、前記コイル用絶縁物に一体に形成され前記筒形ステータ鉄芯の端面に位置して前記筒形ステータ鉄芯の長手方向と直交する方向に延設して形成された板状の収納部と、前記収納部の凹部に並設され前記ハーネスに接続された複数のL型ターミナルと、前記各L型ターミナルに形成され前記コイルがろう付け部を介して接続された立上がり部と、前記収納部に設けられ前記各L型ターミナルを覆うためのカバー体とを備え、前記カバー体の下部に形成された突起は、前記L型ターミナルに当接し、前記収納部に形成された複数の係合突起には、前記カバー体の各係合穴が係合して前記係合突起は熱カシメされ、前記収納部に一体に突出して形成された複数の舌部は前記各ろう付け部間の仕切りを構成している構成である。
【0006】
【作用】
本発明によるモータ配線構造においては、コイルを保持するコイル用絶縁物の端部に形成された収納部にL型ターミナルを並設し、このL型ターミナルを介してハーネスとコイルとを接続すると共に、このL型ターミナルをカバー体で覆って固定しているため、ハーネスとコイルとの接続が確実に行われると共に、振動や熱に対する信頼性が確実に確保される。
【0007】
【実施例】
以下、図面と共に本発明によるモータ配線構造の好適な実施例について詳細に説明する。
図1及び図2において符号1で示されるものは、筒形をなす筒形ステータ鉄芯であり、この筒形ステータ鉄芯1には、全体形状が筒形をなすコイル用絶縁物2を介して各極1a〜1h毎にコイル3が巻回して装着されている。
【0008】
前記コイル用絶縁物2の端部2aすなわち前記筒形ステータ鉄芯1の端面1aには、この筒形ステータ鉄芯1の長手方向と直交する方向に一体に延設して形成されたほぼ板状の収納部4が設けられており、この収納部4上には、金属製の各L型ターミナル5を並設して設けるための複数の凹部6が形成されている。
【0009】
前記各凹部6の隣接位置には、係合突起6aが設けられていると共に、前記各L型ターミナル5には各々ハーネス7がカシメ部5aによって強固に固定されており、この各L型ターミナル5の立上がり部5bには前記コイル3が巻付け状に接続されている。さらに、このコイル3と立上がり部5bとは、ろう付けによるろう付部8によって確実に接続されている。
【0010】
前記収納部4上には、この収納部4とほぼ同等の平面積の形状を有する樹脂で形成されたカバー体10が設けられており、このカバー体10の下面に形成された複数の突起10aは、各々前記L型ターミナル5に当接して押圧するように構成されている。
【0011】
前記カバー体10には、前記各係合突起6aに対応して係合穴11が形成されており、この係合穴11には各係合突起6aが係合すると共に、各係合突起6aの先端は係合穴11の上面から突出し、周知のようにこの突出部分を熱カシメすることによって前記カバー体10は前記収納部4に固定され、同時に、各L型ターミナル5も固定される。
また、このカバー体10の各舌部10bは各ろう付け部8間の仕切りを構成している。
【0012】
従って、前記各ハーネス7は、L型ターミナル5及び立上がり部5bを介してコイル3と確実な通電を行うことができる。なお、前述のL型ターミナル5、収納部4及びカバー体10の形状は1例を示したもので、何れも若干の形状の変更を行った場合でも前述と同様の作用を得ることができるものである。
【0013】
【発明の効果】
本発明によるモータ配線構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ハーネスとコイルがL型ターミナルを介して接続されているため、接続部の信頼性の向上となり、高温下の悪環境での仕様を克服したモータの量産化と品質安定が計れるものである。
また、ハーネスもコイル絶縁物と一体の収納部に固定されているため、耐振動及び耐悪環境に強い高品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるモータ配線構造を示す平面図である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 カバー体の平面図である。
【図4】 図3の左側面図である。
【図5】 図3の底面図である。
【符号の説明】
1 筒形ステータ鉄芯
1a 端面
2 コイル用絶縁物
3 コイル
4 収納部
5 L型ターミナル
5b 立上り部
6 凹部
6a 係合突起
7 ハーネス
8 ろう付け部
10 カバー体
10a 突起
10b 舌部
11 係合穴
Claims (1)
- 筒形ステータ鉄芯(1)に対して全体形状が筒形をなすコイル用絶縁物(2)を介してコイル(3)を装着し、前記コイル(3)にハーネス(7)を接続するようにしたモータ配線構造において、前記コイル用絶縁物(2)に一体に形成され前記筒形ステータ鉄芯(1)の端面(1a)に位置して前記筒形ステータ鉄芯 (1) の長手方向と直交する方向に延設して形成された板状の収納部(4)と、前記収納部(4)の凹部 (6)に並設され前記ハーネス(7)に接続された複数のL型ターミナル(5)と、前記各L型ターミナル(5)に形成され前記コイル(3)がろう付け部 (8) を介して接続された立上がり部(5b)と、前記収納部(4)に設けられ前記各L型ターミナル(5)を覆うためのカバー体(10)とを備え、前記カバー体(10)の下部に形成された突起(10a)は、前記L型ターミナル(5)に当接し、前記収納部(4)に形成された複数の係合突起(6a)には、前記カバー体(10)の各係合穴(11)が係合して前記係合突起(6a)は熱カシメされ、前記収納部 (10) に一体に突出して形成された複数の舌部 (10b) は前記各ろう付け部 (8) 間の仕切りを構成していることを特徴とするモータ配線構造。
Priority Applications (1)
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JP16114695A JP3647084B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | モータ配線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16114695A JP3647084B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | モータ配線構造 |
Publications (2)
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JPH0919103A JPH0919103A (ja) | 1997-01-17 |
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Family
ID=15729473
Family Applications (1)
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JP16114695A Expired - Fee Related JP3647084B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | モータ配線構造 |
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Families Citing this family (3)
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1995
- 1995-06-27 JP JP16114695A patent/JP3647084B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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