JP2508044Y2 - 温度センサ - Google Patents
温度センサInfo
- Publication number
- JP2508044Y2 JP2508044Y2 JP1857991U JP1857991U JP2508044Y2 JP 2508044 Y2 JP2508044 Y2 JP 2508044Y2 JP 1857991 U JP1857991 U JP 1857991U JP 1857991 U JP1857991 U JP 1857991U JP 2508044 Y2 JP2508044 Y2 JP 2508044Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor body
- cap
- terminals
- temperature sensor
- lead wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えば自動車の各種機
関などに設けられ、機関内の油の温度を検出する温度セ
ンサに関する。
関などに設けられ、機関内の油の温度を検出する温度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温度センサの従来例を図9に示
す。図9において、サーミスタ1の両極にはそれぞれ端
子2,3の一端が接続されており、サーミスタ1及び端
子2,3の外側を樹脂でインサート成形してセンサ本体
4が構成されている。端子2,3の他端はセンサ本体4
から突出しており、端子2,3の突出端にはそれぞれリ
ード線5,6の先端の金属部が半田付けされている。ま
た端子2,3の突出部とリード線5,6の金属部とが半
田付けされた部分7は、それぞれ熱収縮チューブ8,9
で被覆保護されている。
す。図9において、サーミスタ1の両極にはそれぞれ端
子2,3の一端が接続されており、サーミスタ1及び端
子2,3の外側を樹脂でインサート成形してセンサ本体
4が構成されている。端子2,3の他端はセンサ本体4
から突出しており、端子2,3の突出端にはそれぞれリ
ード線5,6の先端の金属部が半田付けされている。ま
た端子2,3の突出部とリード線5,6の金属部とが半
田付けされた部分7は、それぞれ熱収縮チューブ8,9
で被覆保護されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の温度センサによると、リード線
5,6に加わる外力がそのまま半田付部7に加わる。こ
のため半田付時から機関への組付までの取扱いや、機関
に取付けられた後の運転時の振動などによって、リード
線5,6に加わった外力は常に半田付部7に加わること
となり、半田付の信頼性が低下するおそれがあった。
ように構成された従来の温度センサによると、リード線
5,6に加わる外力がそのまま半田付部7に加わる。こ
のため半田付時から機関への組付までの取扱いや、機関
に取付けられた後の運転時の振動などによって、リード
線5,6に加わった外力は常に半田付部7に加わること
となり、半田付の信頼性が低下するおそれがあった。
【0004】また、熱収縮チューブ8,9を半田付部7
に組付けるときに、加熱収縮させなければならず作業性
が悪く、しかもチューブ材質は耐熱耐油性のものでなけ
ればならないので、コスト高になるという問題があっ
た。
に組付けるときに、加熱収縮させなければならず作業性
が悪く、しかもチューブ材質は耐熱耐油性のものでなけ
ればならないので、コスト高になるという問題があっ
た。
【0005】さらに、センサ本体4から突出している端
子2,3及びリード線5,6の金属部を確実に熱収縮チ
ューブ8,9で被覆しないと、センサ本体4を油中に浸
漬したときに、油中に混入している鉄粉などにより電極
同志が短絡してセンサの機能が果せないという問題もあ
った。
子2,3及びリード線5,6の金属部を確実に熱収縮チ
ューブ8,9で被覆しないと、センサ本体4を油中に浸
漬したときに、油中に混入している鉄粉などにより電極
同志が短絡してセンサの機能が果せないという問題もあ
った。
【0006】この考案は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、センサ本体の端子に半田付けされたリード線に
外力が加わっても、半田付部の信頼性を向上することが
でき、しかも電極間の短絡を防止することのできる温度
センサを提供することを目的とする。
であり、センサ本体の端子に半田付けされたリード線に
外力が加わっても、半田付部の信頼性を向上することが
でき、しかも電極間の短絡を防止することのできる温度
センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、サーミスタの両極にそれぞれ端子の一
端を接続し、前記端子の他端を露出して樹脂でインサー
ト成形によりセンサ本体を構成し、前記1対の端子の他
端にそれぞれリード線の先端を半田付けしてなる温度セ
ンサにおいて、前記センサ本体の一面に前記リード線が
嵌合する屈曲部を有する溝を形成したことを特徴として
いる。
に、この考案は、サーミスタの両極にそれぞれ端子の一
端を接続し、前記端子の他端を露出して樹脂でインサー
ト成形によりセンサ本体を構成し、前記1対の端子の他
端にそれぞれリード線の先端を半田付けしてなる温度セ
ンサにおいて、前記センサ本体の一面に前記リード線が
嵌合する屈曲部を有する溝を形成したことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】上記の構成によると、リード線に引張りの力が
加わっても、その力はセンサ本体に形成された溝の屈曲
部で受けるため、半田付部には力が加わらない。またキ
ャップはセンサ本体から突出した端子と半田付部とリー
ド線の金属部とを完全に被覆するため、この接続部は外
部からの影響を受けることはなく、組付も容易である。
加わっても、その力はセンサ本体に形成された溝の屈曲
部で受けるため、半田付部には力が加わらない。またキ
ャップはセンサ本体から突出した端子と半田付部とリー
ド線の金属部とを完全に被覆するため、この接続部は外
部からの影響を受けることはなく、組付も容易である。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。
説明する。
【0010】図1乃至図3にこの考案の一実施例を示
す。これらの図において、図9に示す従来例の部分と対
応する部分には同一の符号を付して示し、その説明を適
宜省略する。この実施例の特徴はセンサ本体4の底面
に、断面がリード線5,6の断面とほぼ同じで屈曲部1
0a,11aを有する溝10,11を、対向辺間に貫通
して形成したことにある。そして一端が1対の端子2,
3の突出端にそれぞれ半田付けされたリード線5,6
が、それぞれ溝10,11に嵌合保持されている。ま
た、半田付部7の保護は、図8に示す従来例と同様に熱
収縮チューブ8,9を被着して行なってもよいが、図4
及び図5に示すようなキャップ12をセンサ本体4に装
着することが好ましい。
す。これらの図において、図9に示す従来例の部分と対
応する部分には同一の符号を付して示し、その説明を適
宜省略する。この実施例の特徴はセンサ本体4の底面
に、断面がリード線5,6の断面とほぼ同じで屈曲部1
0a,11aを有する溝10,11を、対向辺間に貫通
して形成したことにある。そして一端が1対の端子2,
3の突出端にそれぞれ半田付けされたリード線5,6
が、それぞれ溝10,11に嵌合保持されている。ま
た、半田付部7の保護は、図8に示す従来例と同様に熱
収縮チューブ8,9を被着して行なってもよいが、図4
及び図5に示すようなキャップ12をセンサ本体4に装
着することが好ましい。
【0011】キャップ12は合成樹脂で一端が開口した
函状に形成されており、キャップ12の開口部をセンサ
本体4の端子突出側の外周に形成された段差部13に嵌
合することにより、センサ本体4に装着される。またキ
ャップ12の開口部と対向する端面には嵌合溝14が形
成されており、嵌合溝14に機関側に取り付けられたブ
ラケット15が嵌合することにより脱落を防止してい
る。さらにセンサ本体4の両側面にも嵌合溝16が形成
されており、図6に示すようなブラケット17が取り付
けられる。すなわち、ブラケット17の底面17aの両
側にはそれぞれ1対のアーム17bが直角に折り曲げら
れて一体に設けられており、アーム17bがセンサ本体
4の嵌合溝16及び段差部13に嵌合することにより、
センサ本体4はブラケット17に保持固定される。また
センサ本体4の溝10,11に嵌合されたリード線5,
6はブラケット17の底面17aで押えられ、リード線
5,6はセンサ本体4に確実に固定される。さらにセン
サ本体4はブラケット17を介して機関側に固定され
る。
函状に形成されており、キャップ12の開口部をセンサ
本体4の端子突出側の外周に形成された段差部13に嵌
合することにより、センサ本体4に装着される。またキ
ャップ12の開口部と対向する端面には嵌合溝14が形
成されており、嵌合溝14に機関側に取り付けられたブ
ラケット15が嵌合することにより脱落を防止してい
る。さらにセンサ本体4の両側面にも嵌合溝16が形成
されており、図6に示すようなブラケット17が取り付
けられる。すなわち、ブラケット17の底面17aの両
側にはそれぞれ1対のアーム17bが直角に折り曲げら
れて一体に設けられており、アーム17bがセンサ本体
4の嵌合溝16及び段差部13に嵌合することにより、
センサ本体4はブラケット17に保持固定される。また
センサ本体4の溝10,11に嵌合されたリード線5,
6はブラケット17の底面17aで押えられ、リード線
5,6はセンサ本体4に確実に固定される。さらにセン
サ本体4はブラケット17を介して機関側に固定され
る。
【0012】一方、キャップ12の内面の中心には挿入
方向に平行に壁18が設けられており、キャップ12を
センサ本体4に装着したときに、壁18により端子2,
3の突出部が完全に仕切られる。
方向に平行に壁18が設けられており、キャップ12を
センサ本体4に装着したときに、壁18により端子2,
3の突出部が完全に仕切られる。
【0013】なお、図7に示すようにセンサ本体4の端
子2,3間に壁19を設け、キャップ12の内面に壁1
9が嵌合する溝20を形成してもよい。
子2,3間に壁19を設け、キャップ12の内面に壁1
9が嵌合する溝20を形成してもよい。
【0014】この実施例によれば、リード線5,6に引
張りの力などの外力が加わっても、その力はセンサ本体
4に形成された溝10,11の屈曲部10a,11aで
受けるため、半田付部7に力が加わらない。この結果半
田付部7が損傷することがなく、電気的接続の信頼性を
向上することができる。
張りの力などの外力が加わっても、その力はセンサ本体
4に形成された溝10,11の屈曲部10a,11aで
受けるため、半田付部7に力が加わらない。この結果半
田付部7が損傷することがなく、電気的接続の信頼性を
向上することができる。
【0015】またキャップ12はセンサ本体4への装着
が容易であり、しかも突出した端子2,3及びリード線
5,6の接続部を完全に被覆するので、この接続部が取
扱いなどで外部からの影響を受けることはない。さらに
端子2,3間は壁18,19で仕切られているので、鉄
粉などの付着による電極間の短絡の発生を防止すること
ができる。
が容易であり、しかも突出した端子2,3及びリード線
5,6の接続部を完全に被覆するので、この接続部が取
扱いなどで外部からの影響を受けることはない。さらに
端子2,3間は壁18,19で仕切られているので、鉄
粉などの付着による電極間の短絡の発生を防止すること
ができる。
【0016】また、図8に示すように、センサ本体4の
両側面にそれぞれロック用突起31を形成し、キャップ
12の両側壁にロック用孔32を貫通して形成して、突
起31を孔32に係合することによりセンサ本体とキャ
ップ12とを一体に保持するようにしてもよい。なお、
符号33はキャップ12の両側面に形成されたミッショ
ンなどの機関への取付用の溝である。
両側面にそれぞれロック用突起31を形成し、キャップ
12の両側壁にロック用孔32を貫通して形成して、突
起31を孔32に係合することによりセンサ本体とキャ
ップ12とを一体に保持するようにしてもよい。なお、
符号33はキャップ12の両側面に形成されたミッショ
ンなどの機関への取付用の溝である。
【0017】この構造にすることにより、図6に示すブ
ラケット17を不要とすることができる。
ラケット17を不要とすることができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、温度センサ本体の一面にリード線が嵌合する屈曲部
を有する溝を形成したので、リード線に外力が加わって
も半田付部には力が加わらず、半田付部の信頼性を向上
することができる。
ば、温度センサ本体の一面にリード線が嵌合する屈曲部
を有する溝を形成したので、リード線に外力が加わって
も半田付部には力が加わらず、半田付部の信頼性を向上
することができる。
【図1】この考案の一実施例の構成を示す底面図であ
る。
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じくキャップの構成を示す平面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】センサ本体を支持するブラケットを示す斜視図
である。
である。
【図7】この考案の他の実施例による壁を示す説明図で
ある。
ある。
【図8】この考案のさらに他の実施例の構成を示す斜視
図である。
図である。
【図9】従来の温度センサの一例を示す斜視図である。
1…サーミスタ 2,3…端子 4…センサ本体 5,6…リード線 10,11…溝 10a,11a…屈曲部 12…キャップ
フロントページの続き (72)考案者 浅見 謙 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 三木 修昭 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)考案者 森下 敏弥 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)考案者 福代 順治 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−102636(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 サーミスタの両極にそれぞれ端子の一端
を接続し、前記端子の他端を露出して樹脂でインサート
成形によりセンサ本体を構成し、前記1対の端子の他端
にそれぞれリード線の先端を半田付けしてなる温度セン
サにおいて、 前記センサ本体の一面に前記リード線が嵌合する屈曲部
を有する溝を形成したことを特徴とする温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1857991U JP2508044Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1857991U JP2508044Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 温度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536330U JPH0536330U (ja) | 1993-05-18 |
JP2508044Y2 true JP2508044Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=11975542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1857991U Expired - Lifetime JP2508044Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508044Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101828894B1 (ko) * | 2016-08-09 | 2018-02-13 | 홍종국 | 온도센서와 하네스의 커넥터 조립 구조 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4547475B2 (ja) * | 2004-08-20 | 2010-09-22 | 石塚電子株式会社 | 平板型温度センサ |
JP7044643B2 (ja) * | 2018-06-18 | 2022-03-30 | 矢崎総業株式会社 | 油温センサ |
JP7266497B2 (ja) * | 2019-09-02 | 2023-04-28 | ティー・エス・ビー株式会社 | センサチップ用コネクタ、センサ |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP1857991U patent/JP2508044Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101828894B1 (ko) * | 2016-08-09 | 2018-02-13 | 홍종국 | 온도센서와 하네스의 커넥터 조립 구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0536330U (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |