JP3645386B2 - コンベアスタッカ装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、連続用紙を単片化する用紙切断装置等の用紙処理装置から排出された単片用紙を受けてベルト移送機構で移送し、移送経路の終端側で単片用紙を起立状態でスタックするコンベアスタッカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来知られているコンベアスタッカ装置は、図4に示すように、用紙切断装置等の用紙処理装置101の一対の排出ローラ102,103から排出された単片用紙104を、ベルト移送機構105で受けて移送し、移送経路の終端側に設けたストッパ部材106によって起立状態でスタックしていくものであるが、このベルト移送機構105の移送経路はほぼ水平に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコンベアスタッカ装置では、ベルト移送機構105の移送経路に対するストッパ部材106の角度αを小さく30度位に設定すると、単片用紙104を立ち上がらせることができないという不都合がある。一方、前記角度αを大きくほぼ直角に設定すると、1枚目の単片用紙104をうまく立ち上げれば、その後のスタックは良好になされるが、スタック量が多くなると、スタックした単片用紙104が用紙処理装置101方向に倒れてしまうという不都合がある。また、前記角度αの大きさを中間的な60度程度に設定すると、単片用紙104の立ち上げは良好になされるが、スタックした単片用紙104がバタついて横にずれてくるという不都合がある。
【0004】
本発明は、上述した従来における不都合を解消し、上述の角度αをほぼ直角に設定してバタつきのない良好なスタック動作を実現するとともに、スタック部分の単片用紙の移送経路を下方に傾斜することにより、スタックした単片用紙が多くなると用紙処理装置方向に倒れてしまうという事態を防いで、大量の単片用紙を確実にスタックできるコンベアスタッカ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の請求項1に記載したコンベアスタッカ装置装置は、用紙処理装置から排出された単片用紙を受けてベルト移送機構で移送し、移送経路の終端側に設けたストッパ部材で単片用紙を起立状態でスタックするコンベアスタッカ装置であって、前記ベルト移送機構の移送経路を、終端側の単片用紙をスタックする部分は下方に傾斜するよう構成し、ストッパ部材の移送経路に対する角度をほぼ直角に設定し、移送経路に単片用紙を検出するセンサを配置するとともに、前記ストッパ部材の近傍に、下方に傾斜する移送経路に対して進退可能に設け、センサが一枚目の単位用紙を検出すると単片用紙を立ち上がらせるようガイドし、所定時間経過後に移送経路から退出するガイド部材 を設けたものである。
【0006】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1はコンベアスタッカ装置をガイド部材を省略して概略的に示す側面図、図2は同じく平面図、図3はガイド部材を示す概略的な拡大側面図である。
【0007】
図1及び図2に示すように、コンベアスタッカ装置1は、用紙処理装置101の上下一対の排出ローラ102,103から排出された単片用紙2を受けるスタッカテーブル(図示せず)面に移送経路が位置するように、回転ローラ3,4,5に掛け渡した3本の移送ベルト6a,6b,6cを有している。前記回転ローラ4は図示していない駆動モータに回転力伝達機構を介して連繋され、各移送ベルト6a,6b,6cは、図1上時計方向に循環移動する。なお、回転ローラ3,4,5及び移送ベルト6a,6b,6cでベルト移送機構を構成する。
【0008】
移送ベルト6a,6b,6cの移送経路は、用紙処理装置101側の単片用紙2を受ける部分である各回転ローラ3,5間に対応する部分はほぼ水平で、終端側の単片用紙2をスタックする部分である各回転ローラ5,4間に対応する部分は下方に傾斜するよう構成している。そして、この移送経路の終端側に設けたストッパ部材7の前記移送経路に対する角度をほぼ直角に設定している。
【0009】
各移送ベルト6a,6b,6cに対応位置して、第1ライダーディスク8a,8b,8c、第2ライダーディスク9a,9b,9c、第3ライダーディスク10a,10b,10を、側板11a,11bに支持した各支持軸12,13,14にそれぞれ支持して配置している。支持軸13は移動不能に支持されているが、各支持軸12,14は、移送方向に平行移動可能で、所定位置に固定可能に支持されている。
【0010】
第1ライダーディスク8a,8b,8cは、移送経路の水平部分に対応し、各排出ローラ102,103から排出された単片用紙2の先端を受けるもので、この単片用紙2の天地長に応じて配置位置を決定する。また、第2ライダーディスク9a,9b,9cは、移送経路の水平部分から下方へ傾斜する部分へ移行した直後の位置に配置し、単片用紙2のバタつきを防止するものである。さらに、第3ライダーディスク10a,10b,10cは、移送経路の下方へ傾斜する部分に対応位置し、単片用紙2をストッパ部材7に向けて立ち上げるためのもので、単片用紙2のスタック量に応じて、ストッパ部材7から離反する方向に移動し、常に確実な動作を行う。
【0011】
図3に示すように、ストッパ部材7の近傍に、単片用紙2をストッパ部材7に向けて立ち上がらせるようガイドするガイド板15を、側板11a,11bに回動可能に支持した回動軸16に固定して配置している。このガイド板15のストッパ部材7とは反対側の端部は、ソレノイド17の駆動軸18に枢着され、ソレノイド17の作動によって、下方に傾斜する移送経路に対して進退可能となっている。また、単片用紙2を検出する用紙検出センサ19を、下方に傾斜する移送経路における前記ソレノイド17近傍の回転ローラ5側に配置し、この用紙検出センサ19が単片用紙2を検出すると、前記ソレノイド17を駆動して駆動軸18を突入するよう構成している。
【0012】
続いて、本実施形態の動作を説明する。用紙処理装置101の排出ローラ102,103から1枚目の単片用紙2が排出されると、排出された単片用紙2の先端が第1ライダーディスク8a,8b,8cに当接してスタッカテーブル上に載置され、各移送ベルト6a,6b,6cの図1上時計方向への移動により、ストッパ部材7方向に水平に移送される。
【0013】
この時、排出された単片用紙2を水平な移送経路で受けるので、この単片用紙2の後端に、これに続いて排出された次の単片用紙2の先端がぶつかって、次の単片用紙2が下にもぐってしまうことがなく、排出された各単片用紙2は、円滑に適正な状態で移送される。単片用紙2が回転ローラ5を通過すると、移送方向が下方に傾斜するよう変更され、第2ライダーディスク9a,9b,9cにガイドされて、円滑に下方に傾斜して移送される。
【0014】
さらに移送されて第3ライダーディスク10a,10b,10cを通過し、1枚目の単片用紙2の移送が用紙検出センサ19によって検出されると、ソレノイド17が駆動し、突出状態にあるその駆動軸18が突入して、図3に示すように、待機状態にあるガイド板15が単片用紙2の移送経路に進出して作動状態となり、移動してきた1枚目の単片用紙2をストッパ部材7に向けて立ち上げるようにガイドする。これによって、1枚目の単片用紙2が立ち上がってストッパ部材7にスタックされる。そして、ソレノイド17の所定時間の駆動が終了すると、駆動軸18は再び突出状態となり、ガイド板15は単片用紙2の移送経路から退出して待機状態となる。
【0015】
2枚目以降の単片用紙2も各移送ベルト6a,6b,6cによって順次移送されてくるが、用紙検出センサ19は2枚目以降の単片用紙を検出せず、ガイド板15が単片用紙2の移送経路に進出することはない。しかし、2枚目以降の単片用紙2は、第3ライダーディスク10a,10b,10cにより立ち上げられて、ストッパ部材7にスタックされていく。
【0016】
このスタック動作は、ストッパ部材7の移送経路に対する角度をほぼ直角に設定したので、各単片用紙2がバタつくことがなく良好に行われる。また、スタック部分の単片用紙2の移送経路を下方に傾斜したので、スタックした単片用紙2の量が多くなっても、用紙処理装置1方向に倒れるという事態が生ずることはなく、確実にスタックできる。
【0017】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、単片用紙2の移送経路は、水平部分を設けることなく、移送経路全体がストッパ部材7に向けて下方へ傾斜していてもよく、この傾斜は直線的でもよいし、曲線的なものでもよい。また、水平部分に続く下方への傾斜部分のみを曲線的に構成してもよい。さらに、移送ベルト6a,6b,6cが3本に限られないことはもちろんである。
【0018】
またさらに、各ライダーディスク8a,8b,8c,9a,9b,9c,10a,10b,10cは必ずしも設ける必要はない。加えて、ガイド板15を単片用紙2の移送経路に対して進退させる駆動機構はソレノイド17を用いたものに限らず、カム機構やリンク機構を用いたものでもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、請求項1に記載した発明によれば、ストッパ部材を単片用紙の移送経路に対してほぼ直角の角度で設定したので、バタつきのない良好なスタック動作を実現できるとともに、スタック部分の単片用紙の移送経路を下方に傾斜することにより、スタックした単片用紙の量が多くなっても用紙処理装置方向に倒れてしまうという事態を防いで、大量の単片用紙を確実にスタックでき、また、ストッパ部材の近傍に、移送経路に配置したセンサで検知した一枚目の単片用紙のみを立ち上がらせるようガイドするガイド部材を、下方に傾斜する移送経路に対して進退可能に設けたので、ストッパ部材におけるスタック動作がより確実になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンベアスタッカ装置をガイド部材を省略して概略的に示す側面図。
【図2】 同じく平面図。
【図3】 ガイド部材を示す概略的な拡大側面図。
【図4】 従来のコンベアスタッカ装置を概略的に示す側面図。
【符号の説明】
1 コンベアスタッカ装置
2 単片用紙
3,4,5 回転ローラ
6a,6b,6c 移送ベルト
7 ストッパ部材
15 ガイド板
17 ソレノイド
19 用紙検出センサ
101 用紙処理装置
102,103 排出ローラ
Claims (1)
- 用紙処理装置から排出された単片用紙を受けてベルト移送機構で移送し、移送経路の終端側に設けたストッパ部材で単片用紙を起立状態でスタックするコンベアスタッカ装置であって、前記ベルト移送機構の移送経路を、終端側の単片用紙をスタックする部分は下方に傾斜するよう構成し、ストッパ部材の移送経路に対する角度をほぼ直角に設定し、移送経路に単片用紙を検出するセンサを配置するとともに、前記ストッパ部材の近傍に、下方に傾斜する移送経路に対して進退可能に設け、センサが一枚目の単位用紙を検出すると単片用紙を立ち上がらせるようガイドし、所定時間経過後に移送経路から退出するガイド部材を設けたことを特徴とするコンベアスタッカ装置。
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