JP3641811B2 - ごきぶり除けシート - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、シートの上に這い上ったり、触れたりしないで意識的に避けるようにしたごきぶり除けシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
不規則に乱反射してキラキラ光るのを、ごきぶりが忌嫌うことを利用したごきぶり除けシートは、実公昭61−55号、実公平3−43997号、同3−56225号等に開示されているように本発明者らによって提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のごきぶり除けシートは、織物或いはネット生地に、金箔や銀箔又はフイルムテープにアルミ蒸着を施したものからなる金属平線を織込むようにしたものである。又不織布等のシート地にメタリックフイルムの小片を不規則に配置して接着剤で接着するように構成したものであった。しかしこのような従来のごきぶり除けシートでは、引張り強度の弱い平線を織込むため、製作に手間を要し、又織込んだ後でも強度が弱い為に切断し易いといった問題点を有していた。従来このような問題点を解決するため、強度の弱い平線に強度の高い糸を添え糸にして一緒に織成又は編成する方法があった。しかし平線と添え糸は同じ長さのものを1本に揃えて使用するものであるから引張りの場合、同時に引張りを生じる結果一方の添え糸が切れると平線も直ぐに切れ易いという問題があり、強度並びに耐久性の面で改善策が待望されていた。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、金属平線に引張りを生じた場合には金属平線のみに張力が作用して伸延するが、それに絡み付かせた繊維糸には引張りを生じないようにして引張り強度に対応せしめて強度並びに耐久性を高めるとともに、カラフルで製作が容易なごきぶり除けシートを安価に提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願におけるごきぶり除けシートは、一定長さの伸延性のある金属平線1aにこれより長い非伸縮性の繊維糸1bを絡むように巻付けて1本の糸1にしたものを、1本又は複数本揃えて織成又はネットに編成してシート地10となし、このシート地10の面に金属平線1aの平面部が点又は線状に露出するように形成してなるものである。
【0006】
また、一定長さの伸延性のある金属平線1aにこれより長い非伸縮性の繊維糸1bを絡むように巻付けて1本の糸1にしたものを、ベース地20に織り込んでベース地20の面に金属平線1aの平面部が点又は線状に露出するものである。
【0007】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。
【0008】
金属平線1aは、ナイロンのような軟質合成樹脂のフイルムテープにアルミ、銅、ニッケル等の光輝性金属を蒸着して表面に光輝性金属の薄い膜を形成してなるもの、又は上記の光輝性金属の微粒子をフイルムテープの面にスパッタリングに吹付けてコーティング膜を形成したものが用いられる。
【0008】
金属平線1aに巻付けられる繊維糸1bは、天然又は合成繊維、例えばポリエステル樹脂を繊維化したものを数本引き揃えて糸条に形成し、又は木綿、絹等の極細の糸が用いられる。
【0009】
この繊維糸1bは、非伸縮性のもので、且つ白、赤、黒等の色糸を用いる。
【0010】
金属平線1aの主素材は軟質合成樹脂のフイルムテープであるため、強度は弱く、特に引張りに対しては切断し易いが、繊維糸に比べ伸延し易いので、強力な引張りが働くと限界点までは伸延するだけで切断しないという性質がある。このような金属平線1aと繊維糸1bを同じ長さにして引き揃え、又は図5の如く撚回したものにして同時に引張り力を作用させると、金属平線は延びても切断しないが、繊維糸1bは非伸縮性で伸びないため直ぐに切断するという現象がみられる。
【0011】
従って、図4の如く、一定長さの金属平線1aに対して、それより充分に長い繊維糸1bを絡むように巻付けると、一本の糸1が形成されるが、この糸1を同時に両端を持って引張ると、短い方の金属平線1aには張力が作用して延びるが切断には至らず、また繊維糸1bも金属平線が延びた分量引き伸ばされるが、張力は全く掛らないので、切断には至らない。
【0012】
シート地10は、上記のような金属平線1aに繊維糸1bを巻き付けた糸1を経糸又は緯糸にして平織又は編糸にしてネットに編成することにより形成される。シート地10には、金属平線1aにより屈曲した目が形成され、且つその金属平線に繊維糸が巻き付いて縞模様を呈しているためにシート地の面に光輝性金属の平面部が点又は線状に露出するものである。
【0013】
ベース地20は天然又は化学繊維を糸条にして織物又はネットに編成し、又は不織布のような多少厚さのあるシート地に形成したものが用いられる。
【0014】
このようなベース地20に、金属平線1aにこれより長い繊維糸1bを巻付けて1本の糸1にしたものを織り込み、又は編み込んでベース地20の表面に金属平線1aが点又は線状に形成することによりごきぶり除けシートとなす。
【0015】
シート地10或いはベース地20は所定の大きさにしてそのまま使用するが、裏面側に防水用又は補強用として裏張り(図示省略)を施す場合もある。
【0016】
【作用】
シート地10、又はベース地20は所定の大きさ、形にしたものを広げて床又はテーブル、台所の流し台の上等ごきぶりが這入、若しくは近寄って欲しくない場所に設置する。シート地10又はベース地20の表面は、金属平線の屈曲した面が乱反射してキラキラ光り、且つその乱反射が見る角度、位置によって変化する。また、この乱反射は金属平線に絡むように巻付けられた繊維糸によっても変化する。
【0017】
従ってごきぶりはこのキラキラ光る変化に富んだ乱反射を忌嫌ってシート地10又はベース地20の上に這い上ったりせず、近寄っても避けて通るようになる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は上記のように、定長さの伸延性のある金属平線1aにこれより長い非伸縮性の繊維糸1bを絡むように巻付けて1本の糸1にしたものを、1本又は複数本揃えて織成又はネットに編成してシート地10となし、このシート地10の面に金属平線1aの平面部が点又は線状に露出するように形成したので、シート地の面に点状または線状に露出する金属平線が緩急に屈曲し、またそれに巻付けられた繊維糸によってその屈曲に変化をもたせて乱反射の効果を高め、而もシート地に織り込まれた金属平線は、繊維糸の巻き付けにより引張り強度並びに耐摩耗性が高められ耐久性が著しく向上する。
【0019】
また、本発明においてはベース地に繊維糸を巻き付けた金属平線を織込むことによっても上記と同様の効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るごきぶり除けシートの実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるAーA線の拡大断面図である。
【図3】ベース地に実施した場合の拡大断面図である。
【図4】シート地を構成する糸の拡大側面図である。
【図5】従来の撚糸の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 糸
10 シート地
20 ベース地
1a 金属平線
1b 繊維糸

Claims (2)

  1. 一定長さの伸延性のある金属平線(1a)にこれより長い非伸縮性の繊維糸(1b)を絡むように巻付けて1本の糸(1)にしたものを、1本又は複数本揃えて織成又はネットに編成してシート地(10)となし、このシート地(10)の面に金属平線(1a)の平面部が点又は線状に露出するように形成してなることを特徴とするごきぶり除けシート。
  2. 一定長さの伸延性のある金属平線(1a)にこれより長い非伸縮性の繊維糸(1b)を絡むように巻付けて1本の糸(1)にしたものを、ベース地(20)に織り込んでベース地(20)の面に金属平線(1a)の平面部が点又は線状に露出するように形成してなることを特徴とするごきぶり除けシート。
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