JPS62202837A - ガラスフアイバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、新規な異形のガラスファイバーに関するもの
である。

（従来の技術とその問題点） 従来のガラスファイバーは、全て断面円形で製造上断面
形状が等しいものが得られる反面、紡糸直後の冷却効率
が低く、引っ張りにより伸びが生じ、糸の太さにばらつ
きが生じるものである。また光ファイバーとしては断面
円形であるため、光の反射、屈折が小さく、光信号の伝
送速度が遅いものである。さらに複合材の強化材として
は、被強化材の絡み付きが十分でなくその強度が十分発
揮できるとは云えないものである。

この為、紡糸直後の冷却効率が高く、また光ファイバー
として光の反射、屈折が大きく、さらに複合材の強化材
としてその強度を十分発揮できるガラスファイバーの出
現が要望されている。

そこで本発明は、このような要望を満たすことのできる
ガラスファイバーを提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するための本発明のガラスファイバー
は、横断面を楕円形、三角形、矩形、８の字形、丁字形
、７字形、十字形、星形等の異形になしたことを特徴と
するものである。

（作用） 上記横面異形のガラスファイバーは、従来の断面円形の
ガラスファイバーよりも周方向の長さが長く、単位長さ
当りの外周面の面積も著しく大きいので、紡糸直後の冷
却効率が高くなり、引っ張りによるガラスファイバーの
伸びが防止される。

また光ファイバーとして外周面の周方向位置によって光
の入射角が異なり、光の反射、屈折が大きいものである
。さらにこの断面異形のガラスファイバーは撚糸加工し
た場合、相互にからみ合って断面円形のガラスファイバ
ーの場合のような滑りが無いので、締り具合が良好とな
って編組した際剛固なものとなって撓むことが無い。さ
らにまた被強化材との絡み付きがよいので、複合材の強
化に対する効果が大きい。

（実施例） 本発明のガラスファイバーの各種の実施例を図によって
説明する。

第１図は断面楕円形のガラスファイバー１であり、第２
図は断面三角形のガラスファイバー２であり、第３図は
断面方形のガラスファイバー３であり、第４図は断面８
の字形のガラスファイバー４であり、第５図は断面丁字
形のガラスファイバー５であり、第６図は断面Ｙ字形の
ガラスファイバー６であり、第７図は断面十字形のガラ
スファイバー７であり、第８図は断面星形のガラスファ
イバー８である。

これら断面異形のガラスファイバーは、夫々の断面形状
と同じ形状の、凸型ノズルを多数有するブッシングによ
り紡糸されるものであり、上記以外の断面異形のガラス
ファイバーの場合はそれと同じ形状の凸型ノズルを多数
有するブッシングにより紡糸すると良い。

（発明の効果） 上記の実施例で明らかなように本発明のガラスファイバ
ーは、断面が楕円形、三角形、８の字形、丁字形、７字
形、十字形、星形等の異形になしたものであるから、単
位長さ当りの外周面積が大きくて紡糸直後の冷却効率が
高い。従って引っ張りによる伸びが防止され、太さのば
らつきがない。

また光ファイバーとして光の反射、屈折が大きいので、
光信号の伝送速度が速くなる。さらに本発明のガラスフ
ァイバーは撚糸加工し、編組すると剛固なものとなって
撓むことが無い。さらにまた被強化材の絡み付きがよい
ので、複合材の強化材として十分な強度を発揮できると
いう優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明のガラスファイバーの各種の
実施例を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 断面を楕円形、三角形、矩形、８の字形、Ｔ字形、Ｙ字
   形、十字形、星形等の異形になしたことを特長とするガ
   ラスファイバー。