JPH06101143A - 土木・建築用メツシユシ−ト - Google Patents
土木・建築用メツシユシ−トInfo
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- JPH06101143A JPH06101143A JP26938892A JP26938892A JPH06101143A JP H06101143 A JPH06101143 A JP H06101143A JP 26938892 A JP26938892 A JP 26938892A JP 26938892 A JP26938892 A JP 26938892A JP H06101143 A JPH06101143 A JP H06101143A
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
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Abstract
なストランドにして経繊維集束列の伸度を抑え強力を大
にして、かつ該経繊維集束列の幅を広くなし得られるよ
うにする。 【構成】 土木・建築用メツシユシ−トにしてフイラメ
ント糸又はスパン糸の複数列の鎖糸と相隣なれる鎖糸列
間にあつて経繊維集束列が鎖糸によつて編込まれること
なく、各鎖糸間に1〜複数本配列され、かつ経繊維集束
列と緯繊維集束列の交点は該鎖糸によつて緯繊維集束列
のみが編込まれて止着され、更に鎖糸と経繊維集束列と
を支持するしぼり糸が配され扁平状態の経と緯の繊維集
束列となる。 【効果】 (イ) 経、緯のストランドが共に扁平なシ−トを与える。 (ロ) 経繊維集束列がメツシユシ−トの中で真直に挿入さ
れているためメツシユシ−トが堅牢である。
Description
土壌の補強及び建築用資材として使用される土木・建築
用メツシユシ−トに関し、特に土木分野における埋立や
盛土を施工する際の土壌補強用資材や建築用遮蔽シ−ト
として有用である。
おける土壌補強材としては樹脂ネツトや合成繊維を使用
したものがある。これらはその使用目的に合致した性能
を有するものが使用されているが、それらの中で樹脂ネ
ツトを除くとすべてが織編製品である。従来から土木用
織編製品で経ストランドのみ又は経ストランドと緯スト
ランドの両方を扁平にしたメツシユシ−トが業界から要
望されている。織編物においては緯ストランドの1〜複
数本を2〜3本の経ストランドを用いてからみ織り方式
で挟み、支持する方法が採用されている。これは確かに
織編物製品は扁平にはなるが、経糸を交互にねじること
による屈曲(緯糸がその間を貫通している)のため引張
り強度は直線の場合よりも低くなる。また交互にねじる
ため、扁平とはいえ、ねじれの凹凸が生ずる。一方編物
においては、本発明者が同目的のメツシユシ−トを発明
して特許出願(特願平3−124993号)したが、この場合
も経ストランドが円柱状となり、偏平の織編物は得られ
なかつた。
においては〔図3〕に示すように扁平ストランドが得ら
れている。〔図3〕においては経糸群の1本は地編糸
(本発明の鎖糸に相当する)1本の中に編込まれる形で
経糸群として挿入されている。その経糸群の挿入された
構成のものが複数本の同等の太さの綴れ糸でしぼり集め
られて、〔図3〕に示すように寄せられて扁平な1本の
ストランドとなつている。しかしながら実公平2−1703
0 号の場合においても経糸群が地編糸(A′) に編込まれ
る経挿入方式であるため、〔図3〕に示すように経糸が
蛇行する形態をなしている。そのため破断伸度において
は、経糸群に使用されている原糸の保有する伸度よりも
蛇行分だけ大となり、土木・建築用としての使用目的か
らすると望ましからぬ結果を招来することになる。扁平
となる経ストランドの幅は綴れ糸と称せられる地編糸
(A′) で相互に寄せられた複数の地編糸本数の分しか得
られず、そのため幅を大きくしようとすれ綴れ糸(A′)
をゆるめることによつて達せられるが地編列間に隙間が
できることになる。そのため予め得ようとする幅を推定
して、経糸群を幾らのしぼり糸即ち地編糸の本数に入れ
るかを確立しておく必要がある。
土木・建築用として好適な経、緯共に扁平なストランド
にして、しかも経繊維集束列の伸度を抑え、強力を最大
にして、かつ該経繊維集束列の幅が隙間をあけることな
く広くなし得られことを目的としたものである。
2〕に示すように、太さがが80d 〜800dのフイラメント
糸又はスパン糸よりなる複数列の鎖糸(A) と相隣なれる
鎖糸(A) 列間にあつて太さが1000d 〜150000d の経繊維
集束列(B) が鎖糸によつて編込まれることなく1〜複数
本真直に配列され、それに対して編幅全体に緯挿入糸と
して1000d 〜150000d の太さの緯繊維集束列が1〜複数
本配されてなり、かつ経繊維集束列と緯繊維集束列の交
点は上記1〜複数本列の鎖糸によつて緯繊維収束列のみ
が編込まれて止着され、更に相隣なれる鎖糸(A) と経繊
維集束列(B) を取り囲んでそれぞれの表側と裏側にわた
つて経繊維集束列を支持するしぼり糸(C) が配され、扁
平状態の経と緯との集束列が構成されてなる経編構造の
土木・建築用メツシユシ−トを提供するものである。
れるものではなく合成繊維、再生繊維、天然繊維のほか
金属繊維や炭素繊維、アラミド繊維など何れでも差し支
えないが、特にポリエステル繊維が好適である。また本
発明のメツシユシ−トは樹脂を被覆含浸して使用に供さ
れるが、使用される樹脂は特に限定されるものではな
く、素材及び使用目的に悪影響を与えない限り、如何な
る天然又は合成樹脂でも使用可能である。
状の交点のスリツプを防止するために、〔図1〕に示す
ように1目合〜複数目合間を単位として鎖糸間の中間に
経繊維集束列を真直に配設し、太さが80d 〜800dのフイ
ラメント糸又はスパン糸が使用され、任意の太さのしぼ
り糸によつて纏められて構成されている。
は細すぎ、経繊維集束列に編込まれることなく真直に支
持することが困難であり、本発明を断面が平面状のスリ
ツトヤ−ンにするのに困難であり、800d以上では太すぎ
るため扁平なメツシユシ−トが得難いため共に本発明に
は好適に使用することができない。また経繊維集束列が
1000d 未満では扁平なメツシユシ−トのためには細すぎ
るし、また150000d を超過すると同様に扁平なメツシユ
シ−トを得ることが困難である。
〜800dのフイラメント糸又はスパン糸からなるそれぞれ
の鎖糸列間に編込まれることなく配された太さが1000d
〜150000d に経繊維集束列が上記のフイラメント糸又は
スパン糸の鎖糸によつて相隣なれるか若しくは複数列間
の鎖糸間を表と裏より経繊維集束列を包み込むように緊
密に支持するようになした支持糸で構成された耳組織を
持っている。この耳組織を利用して本発明のメツシユシ
−トを連結又は切断することができる。
機(9ゲ−ジ)を使用し、経ストランドとしてポリエス
テルヤ−ンの1500d ×2本を1組とし、これを3組/ス
トランドになるようにビ−ムより供給した。また250dの
ポリエステル糸を4本/ストランドになるようにビ−ム
より供給用意し、この250dポリエステル糸を鎖糸として
鎖編糸を4本作成した。これら4本の鎖編糸の各間隙3
ケ所に〔図1〕に示すように1500d ×2本を1組とする
経繊維集束列を1組づつ入れ、〔図2〕に示すように25
0d鎖糸−1500d ×2本−250d鎖糸−1500d ×2本−250d
鎖糸−1500d×2本−250d鎖糸の順の並びになるように
配列した。また緯ストランドとしてポリエステル1500d
×3本を1組として2組を用意し、これの1組が4本の
鎖編糸の同位置に並ぶ4ケの鎖編糸内を緯方向に全幅に
わたり挿入された形とし、更に次の1組もその次に位置
する4ケの鎖編糸内を緯方向に全幅にわたり挿入される
形とした。かつこれらの経ストランド及び緯ストランド
は一定の目合(メツシユ状=格子状)になるようにスト
ランドの中心から中心までの距離で測定して20mmとなし
た。
ルヤ−ンによる鎖編糸4列とその間に配した1500d ×2
/組のポリエステルヤ−ン3組を1本化し、かつ絞り込
むためのしぼり糸として250dポリエステルヤ−ンを用い
て地編糸の4列の鎖編糸に対して第1列と第2列、第2
列と第3列、第3列と第4列の組合わせで3本のしぼり
糸を使用して表側より、また裏側も同様にして3本のし
ぼり糸で表同様に挿入し絞り上げて幅が約3mmになるよ
うにした。緯ストランドも幅約2.5mm になるようにし
た。また耳組織としてはメツシユ部と似ているが経スト
ランドとして1500d ポリエステルヤ−ンの1本を250dポ
リエステルヤ−ンの鎖糸列間に配した形とし、同様に25
0dポリエステルヤ−ンで鎖糸列の2列をダブルデンビ−
方式で絞ることなく表と裏から経ストランドを閉じ込め
る方法で作成した。このようにして得られたメツシユシ
−トは経ストランドが扁平であり、しかも挿入された経
繊維集束列は全く蛇行せず、また緯ストランドも扁平で
直線状となつた。このようにして作成されたメツシユシ
−トにアクリル系樹脂エマルジヨン溶液を含浸させ乾燥
固化させることにより堅牢な樹脂含浸メツシユシ−トを
得た。
方向の破断強伸度の測定結果を〔表1〕に示した。
し、 試験長 200mm 引張速度 50mm/分 試料として、1ストランドを使用した。
る。 (1) 本発明のメツシユシ−トは経、緯のストランドが共
に扁平なシ−トである。 (2) 本発明のメツシユシ−トの破断伸度は従来品より小
さく、即ち伸びにくく、これは経繊維集束列がメツシユ
シ−トの中で真直に挿入され、蛇行しないためで、土木
・建築用に使用する上で有効である。 (3) 本発明のメツシユシ−トは繊維集束列が何等蛇行す
ることなく真直に経方向に延び、かつ鎖糸の間に経繊維
集束列を中心として鎖糸をしぼり糸で表面から裏面にか
けて絞つて纏められているためメツシユシ−トが堅牢で
あるほか、従来のメツシユシ−トと異なりストランドの
幅を間隙をあけることなく広くできることも可能であ
る。従つて予め使用目的に応じたメツシユシ−トの幅を
推定して実際使用の場合の経繊維集束列の使用本数を定
めておく必要がない。しかも土木・建築用メツシユシ−
トとして不都合の起こることがなく、使用して著しく便
利である。
の一実施例。
Claims (1)
- 【請求項1】 太さが80デニ−ル〜800 デニ−ル(d) の
フイラメント糸又はスパン糸よりなる複数列の鎖糸(A)
と相隣なれる鎖糸(A) 列間にあつて太さが1000d 〜1500
00d の経繊維集束列(B) が鎖糸(A) によつて編込まれる
ことなく各鎖糸(A) 間に1〜複数本配列され、それに対
して編幅全体に緯挿入糸として1000d〜150000d の太さ
の緯繊維集束列が1〜複数本配列されてなり、かつ経繊
維集収束列と緯繊維集束列の交点は上記1〜複数本列の
鎖糸によつて緯繊維集束列のみが編込まれて止着され、
更に相隣なれる鎖糸(A) と経繊維集束列(B) とを取り囲
んでそれぞれの表側と裏側とにわたつて鎖糸と共に経繊
維集束列を支持するしぼり糸(C) が配され、扁平状態の
経と緯との繊維集束列が構成されてなることを特徴とす
る経編構造の土木・建築メツシユシ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26938892A JP3486910B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 土木・建築用メツシユシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26938892A JP3486910B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 土木・建築用メツシユシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101143A true JPH06101143A (ja) | 1994-04-12 |
JP3486910B2 JP3486910B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17471716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26938892A Expired - Fee Related JP3486910B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 土木・建築用メツシユシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3486910B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100793183B1 (ko) * | 2007-06-13 | 2008-01-10 | 주식회사에이스인텍 | 경위사 방향의 저신도시 강도가 우수한 토목용 직포 |
JP2009162018A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Nippon Oil Corp | コンクリート補修・補強用炭素繊維テープ材 |
WO2012067063A1 (ja) | 2010-11-16 | 2012-05-24 | 東レ株式会社 | 構造用経編シートおよびその積層体 |
WO2024045913A1 (zh) * | 2022-08-30 | 2024-03-07 | 常州市鑫辉网具有限公司 | 一种编织网 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP26938892A patent/JP3486910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009162018A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Nippon Oil Corp | コンクリート補修・補強用炭素繊維テープ材 |
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WO2024045913A1 (zh) * | 2022-08-30 | 2024-03-07 | 常州市鑫辉网具有限公司 | 一种编织网 |
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JP3486910B2 (ja) | 2004-01-13 |
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