JP3745791B2 - たわし - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、汚れた食器や鍋類等を洗ったり磨くのに使用される改良されたたわしに関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂のフイルムテープにアルミ等の金属蒸着を施したものを、繊維糸と一緒に織成してたわしとしたものは、実開昭55−58138号、実公昭57−45942号公報等に開示されているように本発明者らによって提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のたわしは、アルミ蒸着したフイルムテープ、謂ゆる金属平線を用いてたわし生地を形成するものであるが、フイルムテープが強度的に弱いので強度の高い糸を添えて一緒に織成するものである。しかしフイルムテープと添え糸は同じ長さのものを一つにするものであるから引張りの場合同時に引張りを生じるので、一方が切れると、もう一方が直ぐに切れ易いという問題がある。又、金属平線は水分を吸収しないので保水性がなく、従ってたわしとして使用する場合保水性を必要とするものには使用できず、用途が限定されるという問題があった。特にたわし生地にパイルを形成する場合はパイルの部分は全部が金属平線であるから保水性並びにソフト感に欠けるという問題点を有していた。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、金属平線(フイルムテープ)に引張りを生じた場合にはフイルムテープのみが延びてもそれに絡み付かせた繊維糸には引張りを生じないようにして引張り強度に対応せしめるとともに、金属平線に保水性とソフト感を附与することを可能とし、且つ金属平線のもつ研磨力を保ちながら繊維の柔らかさを附与する品質の優れたたわしを安価に提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるたわしは、天然又は化学繊維からなる1本又は複数本の繊維糸を経緯両糸2.3又は編糸4にしてベース生地10を形成し、このベース生地10の面に、金属平線1aと、これより長い繊維糸からなる丸線1bを絡むように巻付けて1本のパイル糸1となしたものを織込んでベース生地10の表面に丸線1bを巻付けた金属平線1aのパイル5を形成してなるものである。
【0006】
また、金属平線1aとこれより長い繊維糸1bを絡むように巻付けて1本の糸1となしたものを、ベース生地10の面に織込んで、該生地10の表面側に繊維糸1bを巻付けた金属平線1aのパイル5を形成し、このパイル5を有するベース生地10をパイルが外側になるように重ねて袋20となし、この袋20にスポンジの芯体21を封入してなるものである。
【0007】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。
【0008】
ベース生地10は化学繊維、例えばポリエステル樹脂やナイロン樹脂を繊維化したものを数本引き揃えて糸条に形成し、又は木綿、絹等の天然の繊維糸を用いて図3のA.Bのような生地となす。図3のAは上記の繊維糸を編糸4にしてメリヤス編となしたもので、図3のBは同様に繊維糸を経糸2と緯糸3にしてネット生地となしたものである。
【0009】
上記のベース生地10に織込むパイル糸1は、金属平線1aとそれに巻付けた繊維糸の丸線1bとよりなる。
【0010】
金属平線1aは、ナイロンのような軟質合成樹脂のフイルムテープにアルミ、銅、ニッケル等の金属を蒸着して表面に金属の薄い膜を形成してなるもの、又は上記の金属の微粒子をフイルムテープの面にスパッタリングにより吹付けてコーティング膜を形成したものが用いられる。
【0011】
このような金属平線1aに巻付けられる丸線1bは、天然又は化学繊維、例えばポリエステル樹脂を繊維化したものを数本引き揃えて糸条に形成し、又は木綿、絹等の極細の糸が用いられる。この繊維糸からなる丸線1bは非伸縮性のもので且つ赤、青等の着色を施したものが用いられる。一方、金属平線1aは強度的には弱く、特に引張りに対しては切断し易いが、限界点までは伸延するので、強力な引張り力が働いても伸延するだけで切断しないという性質がある。しかし、金属平線1aと丸線1bを同じ長さにして引き揃え、又は図6の如く撚回したものにして同時に引張り力を作用させると、金属平線1aは延びても切断しないが、丸線1bは非伸縮性で伸びないため直ぐに切断するという現象がみられる。従って図5の如く一定長さの真直ぐな金属平線1aに対してそれより長い繊維糸の丸線1bを金属平線に絡み付くように巻き付けると、一本の糸1が形成されるが、この糸1を同時に両端をもって限界点まで引張ると短い方の金属平線には張力が作用して延びるが切断には至らず、また丸線1bも金属平線が延びた分量引き伸ばされるが張力は全く掛らないので切断には至らない。
【0012】
上記のような金属平線1aに繊維糸の丸線1bを絡み付くように巻き付けたパイル糸1を図2又は図4の如くベース生地10に織り込むと、ベース生地10の表面に金属平線1aのパイル5が密集する如く又は間隔をおいて形成されるが、全てのパイル5には繊維の丸線1bが巻き付いている。パイル5は適宜の大きさに形成するが、用途によっては余り大きくせず、又場合によっては半パイル、或いは緩織(編)目程度に形成する。
【0013】
たわし生地10は折り重ねて使用する他、袋20に形成し一部に開放口を設けて手を差し入れようにする。又図1示すように袋の中にスポンジの芯21を封入することもできる。
【0014】
【作用】
ベース生地10にパイル糸1を織込むと、表面に金属平線1aのパイル5が形成されたものとなるからそれをそのまま、たわし面として使用すれば金属平線の屈曲したパイル5によって研磨力が有効に作用する。またこの金属平線1aにはパイル5の部分及びパイルでない部分においても繊維の丸線1bが巻き付いているために、水分の吸収、保水力が大きくなって、洗浄作用が高められる。また、パイル糸1に引張りを生じた場合は金属平線1aは限界点まで延びても切断せず、その際繊維の丸線1bは延ばされても張力は全く掛らないので引張りによる切断が防止される。
【0015】
【発明の効果】
本発明は上記のように、金属平線1aにこれより長い繊維の丸線1bを絡むように巻付けて1本のパイル糸1にしたものを、ベース生地10に織込んで、ベース生地10の表面に繊維の丸線1bを巻付けた金属平線1aのパイル5を形成したので、たわし生地を構成するパイル糸に過大な張力を生じた場合でも金属平線のみ引き伸ばされるが、それに巻付けた繊維の丸線には張力が全く掛らない為切断を防止できる上に、金属平線であっても保水性があり、たわしとしての研磨力とともに保水性並びにソフト感を高めることができる。また、金属平線に巻付けた丸線に着色をつけると、金属平線との色合いに変化をもたせることが可能となり、カラフルなたわしを簡単安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポンジたわしとした場合の全体斜視図である。
【図2】たわし生地の一部を拡大した断面図である。
【図3】ベース生地一例の拡大平面図で(A)はメリヤス編み(B)はネット生地である。
【図4】ベース生地にパイル糸を織込んだ一例の拡大平面図である。
【図5】パイル糸の拡大側面図である。
【図6】従来の撚糸の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 パイル糸
1a 金属平線
1b 丸線
2.3 経緯糸
4 編糸
5 パイル
10 ベース生地
20 袋
21 スポンジの芯体

Claims (2)

  1. 天然又は化学繊維からなる1本又は複数本の繊維糸を経緯両糸(2、3)又は編糸(4)にしてベース生地(10)を形成し、このベース生地(10)の面に、軟質合成樹脂のフイルムテープに薄い金属膜を形成してなる金属平線(1a)と、この金属平線に対して、これより長くて保水性のある繊維糸からなる丸線(1b)を絡むように巻付けて1本のパイル糸(1)となしたものを織込んでベース生地(10)の表面に丸線(1b)を巻付けた金属平線のパイル(5)を形成してなることを特徴とするたわし。
  2. 丸線(1b)を巻付けた金属平線のパイル(5)が外側になるようにベース生地(10)を重ねて袋(20)となし、この袋(20)にスポンジの芯体(21)を封入してなる請求項1記載のたわし。
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