JP3638868B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、可動シェードを移動させて灯具配光を変化させるように構成された車両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用前照灯は、光源からの光をリフレクタで前方へ反射させてロービーム用またはハイビーム用のビームを照射するようになっているが、ロービームとハイビームとでは要求される配光パターンが異なるので、2つの光源を有する光源バルブあるいは2つの光源バルブを用い、その点灯切換えを行うことによりロービームとハイビームとのビーム切換えを行うのが一般的である。
【0003】
しかしながら、単一の光源でビーム切換えを行うように構成された車両用前照灯も知られている。特に、光源バルブとして放電バルブを用いた2灯式前照灯においては、このような構成とせざるを得ない場合が多い。
【0004】
光源が単一である場合におけるビーム切換え方法の1つとして、従来より、例えば特開2000−207918号公報に開示されているように、可動シェードを移動させてビーム切換えを行う方法が知られている。この方法では、シェード駆動装置により可動シェードを、光源からリフレクタへの入射光に対する遮蔽量が異なった値となる2つの所定位置間において移動させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような車両用前照灯においては、ビーム切換えを短時間で行うことができるようにするとともに、ビーム切換え時に可動シェードがストッパに当接して発生する打音を低減する観点等から、可動シェードをできるだけ軽量化することが望ましい。
【0006】
ただし、可動シェードを軽量化したことにより、車両走行中の振動等により可動シェードがブレてしまい、その遮光機能が損なわれてしまうといった事態が発生しないようにすることも重要である。
【0007】
このような課題は、可動シェードを移動させてロービームとハイビームとのビーム切換えを行う場合だけでなく、可動シェードを移動させて灯具配光を変化させるようにした場合一般において要求される課題である。
【0008】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、可動シェードを移動させて灯具配光を変化させるように構成された車両用前照灯において、可動シェードの遮光機能を損なうことなくその軽量化を図ることができる車両用前照灯を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、可動シェードに所定のビードを形成することにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0010】
すなわち、本願発明に係る車両用前照灯は、
光源と、この光源からの光を前方へ反射させるリフレクタと、上記光源から上記リフレクタへ入射する光の一部を遮蔽可能な可動シェードと、この可動シェードを上記入射光に対する遮蔽量が異なった値となる2つの所定位置間において移動させるシェード駆動装置と、を備えてなる車両用前照灯において、
上記可動シェードの移動が、上記シェード脚部の所定部位を回動中心とする前後方向の回動運動として行われるように構成されており、
上記可動シェードが、略前後方向に延びる筒状のシェード本体と、このシェード本体から該シェード本体の略径方向外方へ延びるシェード脚部とからなり、
上記シェード本体の周面部における上記シェード脚部の延出位置と略対向する位置に、該シェード本体の周方向に延びる少なくとも1つのビードが形成されている、ことを特徴とするものである。
【0011】
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、放電バルブの放電発光部であってもよいし、ハロゲンバルブ等の白熱バルブのフィラメント等であってもよい。
【0012】
上記「可動シェード」は、光源バルブからリフレクタへの入射光の一部を遮蔽可能なものであれば、その具体的構成は特に限定されるものではなく、シェード本体とシェード脚部とが一体で形成されたものであってもよいし、別体で形成されたものであってもよい。
【0013】
上記「入射光に対する遮蔽量が異なった値となる2つの所定位置」は、該所定位置に可動シェードが位置することによりロービーム用配光パターンまたはハイビーム用配光パターンを形成する位置であってもよいし、それ以外の配光パターンを形成する位置であってもよい。
【0014】
上記「シェード駆動装置」は、可動シェードを上記2つの所定位置間において移動させるように構成されたものであれば、特定の駆動装置に限定されるものではなく、例えばソレノイドを用いたもの、パルスモータを用いたもの等が採用可能である。また、このシェード駆動装置による可動シェードの「移動」の態様についても特に限定されるものではなく、例えば、回動、直線往復動等が採用可能である。
【0015】
上記「ビード」は、シェード本体の周方向に延びるように形成されたものであれば、その具体的な形状や形成角度範囲等は特に限定されるものではなく、例えば、直線状のビード、曲線状のビード、主ビードとこの主ビードから枝分かれした副ビードとからなるビード等が採用可能である。
【0016】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯は、略前後方向に延びる筒状のシェード本体と、このシェード本体からその略径方向外方へ延びるシェード脚部とからなる可動シェードを備えているが、シェード本体の周面部には、その周方向に延びる少なくとも1つのビードが形成されているので、シェード本体の剛性を高めることができ、その分だけシェード本体の薄肉化を図ることができる。しかも上記ビードは、シェード本体の周面部におけるシェード脚部の延出位置と略対向する位置、すなわちシェード本体において最も大きな慣性荷重が作用する位置に形成されているので、車両走行中の振動等により可動シェードがブレてその遮光機能が損なわれてしまうのを効果的に抑制することができる。
【0017】
このように本願発明によれば、可動シェードを移動させて灯具配光を変化させるように構成された車両用前照灯において、可動シェードの遮光機能を損なうことなくその軽量化を図ることができる。
【0018】
しかも本願発明のように、可動シェードの移動がシェード脚部の所定部位を回動中心とする前後方向の回動運動として行われる構成となっている場合には、ビーム切換えの際に、シェード本体の周面部におけるシェード脚部の延出位置と略対向する位置に非常に大きな慣性荷重が作用するので、本願発明の構成を採用することが特に効果的である。
【0019】
上記「シェード脚部」は、シェード本体からその略径方向外方へ延びるものであれば、シェード本体に対していずれの方向へ延びるように形成されたものであってもよいが、シェード本体の下端部から下方へ延びる構成とすれば、シェード本体の上端部にビードが形成されることとなるので、シェード本体の剛性を左右バランスよく向上させることができ、これにより可動シェードのブレを一層効果的に抑制することができる。
【0020】
上記構成のように、可動シェードのシェード本体が略前後方向に延びる筒状の部材として形成されている場合には、その前方に固定シェードを設け、この固定シェードにより光源から前方へ向かう直射光を遮蔽する構成とすることが、光源の種類等によっては好ましい。ただしこのようにした場合、固定シェードが可動シェードと干渉してしまわないようにするため、固定シェードを可動シェードの回動軌跡から外れた位置に設ける必要があるので、固定シェードが大型化したりそのレイアウトが制約されたりしてしまうこととなる。
【0021】
そこで、可動シェードにおけるシェード脚部の延出位置の前方部位に、所定形状の切欠きを形成するようにすれば、可動シェードがその回動時に固定シェードと干渉しにくくなるので、固定シェードの小型化を図ることあるいは固定シェードを可動シェードに近接した位置に設けることが可能となる。しかも上記切欠きを形成することにより、可動シェードを一層軽量化することができる。この場合において「切欠き」の形状は、可動シェードの遮光機能を損なわない範囲であれば、灯具構造等に応じて適宜設定することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面図であり、図2は、図1のII部詳細図である。また、図3は、図1のIII 方向矢視図であり、図4は、図3の要部詳細図である。さらに、図5は、上記車両用前照灯の要部を詳細に示す断面斜視図である。
【0024】
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、透明カバー12とランプボディ14とで形成される灯室内に、リフレクタユニット16が図示しないエイミング機構を介して上下方向および左右方向に傾動可能に設けられてなっている。
【0025】
上記リフレクタユニット16は、放電バルブ(メタルハライドバルブ)18と、リフレクタ20と、可動シェード22と、シェード駆動装置24と、バルブ支持ベース26と、固定シェード28とを備えてなっている。
【0026】
上記透明カバー12は素通し状に形成されており、リフレクタユニット16に配光制御機能が付与されている。すなわち、このリフレクタユニット16のリフレクタ20は、放電バルブ18の放電発光部18a(光源)からの光を前方へ反射する反射面20aを有しており、該反射面20aの拡散あるいは偏向反射機能により、図6に示すような配光パターン(これについては後述する)を形成するビームを前方に照射するようになっている。
【0027】
上記放電バルブ18は、バルブ支持ベース26を介してリフレクタ20に固定支持されている。このバルブ支持ベース26は、ダイカスト成形品で構成されており、リフレクタ20の後頂開口部20bに後方から挿入された状態で、リフレクタ20の背面の複数箇所に設けられたボス20cにネジ締め固定されている。そして放電バルブ18は、このバルブ支持ベース26の環状支持部26aに線バネ30により固定支持されている。その際、放電バルブ18の放電発光部18aがリフレクタ20の光軸Ax上に位置決めされるようになっている。
【0028】
上記リフレクタ20の反射面20aにおける後頂開口部20bの下方部位には、該後頂開口部20bと連通するようにして矩形開口部20dが形成されており、この矩形開口部20d内にシェード駆動装置24のシェード移動機構が収容されるようになっている。また、リフレクタ20における反射面20aの下端部には下面壁20eが形成されており、この下面壁20eにおける矩形開口部20dの前端部には固定シェード取付用突起部20fが上方へ突出するように形成されている。そして、リフレクタ20の反射面20aにおける矩形開口部20dの左右両側部には、1対の立壁部20gが形成されている。これら各立壁部20gの上端縁の位置は、その前端部においては固定シェード取付用突起部20fの上面と略同じ高さに設定されるとともに、その後端部においては後頂開口部20bの下端部と略同じ高さに設定されており、途中部分は後方へ向けて徐々に高くなるように設定されている。
【0029】
上記可動シェード22は、前後方向に延びる筒状(円筒状)のシェード本体22Aと、このシェード本体22Aの下端部から下方へ向けてやや後方寄りに延びるシェード脚部22Bとからなっている。
【0030】
上記シェード本体22Aは、その後端縁22Aaが複雑な凹凸形状に形成されており、これにより放電バルブ18の放電発光部18aからリフレクタ20の反射面20aの周辺領域A(H)(これについては後述する)へ入射する光を遮蔽するようになっている。一方、シェード本体22Aの前端縁22Abは鉛直面状に形成されているが、その下部には切欠き22Ab1が形成されている。この切欠き22Ab1は、後方へ向けて斜め下がりとなる凹凸形状の輪郭で形成されている。この凹凸形状は、放電バルブ18の放電発光部18aから前方斜め下方へ向かう光が、固定シェード28(これについては後述する)に遮蔽される範囲内において、切欠き22Ab1ができるだけ大きく確保されるように形成されている。さらに、シェード本体22Aの周面部には、その頂点位置を跨ぐようにして周方向に所定角度範囲(例えば約120°の範囲)にわたって延びるビード22Acが形成されている。このビード22Acは、シェード本体22Aの外周面側へ突出するように形成されている。なお、このようにする代わりに、ビード22Acをシェード本体22Aの内周面側へ突出するように形成することも可能である。
【0031】
上記シェード本体22Aは、金属板を円筒状に曲げ加工することにより形成されており、その合わせ部22Adにおいてシェード脚部22Bにリベット固定されている。その際、上記曲げ加工に先立ち、プレス加工によりビード22Acが形成されるようになっている。
【0032】
上記可動シェード22は、シェード駆動装置24により、図2において実線で示すロービーム構成位置と、同図において2点鎖線で示すハイビーム構成位置とを取り得るようになっている。そして、この可動シェード22は、ロービーム構成位置では、放電バルブ18の放電発光部18aから反射面20aへの入射光を一部遮蔽し、ハイビーム構成位置ではこの遮蔽を解除するようになっている。すなわち、図3において、ロービーム構成位置では、放電発光部18aから反射面20aの周辺領域A(H)へ向かう光を遮蔽し中央領域A(L)への入射光のみを許容して、ロービーム照射に必要な光だけを反射面20aへ入射させる一方、ハイビーム構成位置では、反射面20aの全領域への入射光を許容して、ハイビーム照射に必要な光量を確保するようになっている。
図6は、上記車両用前照灯10から前方へ照射されるビームの配光パターンを示す図である。
【0033】
同図(a)は、ロービーム用の配光パターンP(L)であって、反射面20aの中央領域A(L)からの反射光により形成されるようになっている。一方、同図(b)は、ハイビーム用の配光パターンであって、上記ロービーム用の配光パターンP(L)と反射面20aの周辺領域A(H)からの反射光により形成される付加配光パターンP(H)との合成配光パターンとして形成されるようになっている。
【0034】
同図(a)に示すように、ロービーム用の配光パターンP(L)は、その上端部にカットオフライン(明暗境界線)CLを有しており、これにより対向車ドライバに対してグレアを与えないようになっている。しかしながら、車両走行中の振動等により可動シェード22がブレてしまうと、放電発光部18aから反射面20aの周辺領域A(H)へ向かう光を可動シェード22により完全には遮蔽することができなくなる。このため、同図(a)に2点鎖線で示すように、カットオフラインCLの上方空間に、反射面20aの周辺領域A(H)からの反射光によるグレア光Gが照射されてしまう。このようなグレア光Gを最小限に抑えるためには、可動シェード22のブレを小さくすることが肝要であるが、そのためには可動シェード22を軽量化して慣性荷重をできるだけ小さくすることが効果的である。
【0035】
上記シェード駆動装置24は、リフレクタ20の光軸Axの下方においてバルブ支持ベース26にネジ締め固定されたソレノイド34と、このソレノイド34の可動鉄芯36に装着され、該可動鉄芯36を非励磁位置へ向けて付勢するリターンスプリング38とを備えてなっている。
【0036】
上記可動鉄芯36は、バルブ支持ベース26の下端部に形成された逆U字溝26bを挿通するようにして前方へ延びており、その中間部にはリターンスプリング38の前端部に当接して該リターンスプリング38の弾性付勢力を受け止めるEリング40が装着されており、またその先端部は左右二又状に形成されている。
【0037】
上記可動シェード22は、そのシェード脚部22Bの中間部において、バルブ支持ベース26から前方へ突出するように形成された支持ブラケット部26cに軸部材42を介して、左右方向に延びる回動軸線A回りに回動可能に支持されている。なお、シェード脚部22Bと支持ブラケット部26aとの間には環状スペーサ48が装着されており、これによりシェード脚部22Bと軸部材42との連結部のガタ発生を最小限に抑えるようになっている。
【0038】
また、上記可動シェード22は、そのシェード脚部22Bの下端部において可動鉄芯36の先端部に係合連結されている。この係合連結は、可動鉄芯36の二又状に形成された先端部にピン44を左右方向に貫通させておく一方、シェード脚部22Bの下端部に上下方向に延びる長溝22Baを形成しておき、この長溝22Baにピン44を挿入させることにより行われている。可動シェード22が回動すると軸部材42およびピン44間の距離が変化するが、この距離変化はピン44が長溝22Ba内を摺動することにより吸収されるようになっている。
上記バルブ支持ベース26の支持ブラケット部26cにおける基端部近傍部位には、変位規制部材32が取り付けられている。
【0039】
この変位規制部材32は、金属板の曲げ加工品であって、上部弾性片32Aと1対の下部弾性片32Bとを備えてなり、バルブ支持ベース26の前面に形成されたボス26dと係合した状態で、支持ブラケット部26cの側面にネジ46により固定されている。上部弾性片32Aは、バルブ支持ベース26の前面位置から前方へ延びており、その先端部が下向き半円筒状に形成されている。一方、1対の下部弾性片32Bは、支持ブラケット部26cの側面位置からV字配置で側方へ延びている。
【0040】
上記可動シェード22のシェード脚部22Bにおける後端面下部には、変位規制部材32の弾性片32A、32Bの間に位置するようにして後方へ突出する第1突起部22Bbが形成されている。この第1突起部22Bbの上端面は斜め下がりで延びており、その下端面は、先端部が下向き台形状に突出するように形成されている。そして、この第1突起部22Bbは、可動シェード22がハイビーム構成位置へ回動したときには変位規制部材32の上部弾性片32Aと当接して該上部弾性片32Aを弾性変形させる一方、可動シェード22がロービーム構成位置へ回動したときには変位規制部材32の下部弾性片32Bと当接して該下部弾性片32Bを弾性変形させるようになっている。そしてこれにより、ビーム切換えの際に可動シェード22が発生する打音の低減を図るようになっている。
【0041】
また、上記シェード脚部22Bにおける後端面上部には、後方へ突出する第2突起部22Bcが形成されている。そして、バルブ支持ベース26の前面における環状支持部26aの下端部には、前方へ突出するストッパピン26eが形成されている。このストッパピン26eは、可動シェード22がロービーム構成位置にあるとき、該ストッパピン26eの前端面がシェード脚部22Bの第2突起部22Bcの後端面と僅かな間隔をおいて対向するよう、その前方突出量が設定されている。そして、この第2突起部22Bcとストッパピン26eとの当接作用により、可動シェード22がロービーム構成位置を越えて過剰に回動してしまうのを未然に防止するようになっている。
【0042】
上記可動シェード22の前方近傍には、該可動シェード22を覆う固定シェード28が設けられている。この固定シェード28は、キャップ状のシェード本体28Aと、このシェード本体28Aの下端部から下方へ向けて延びるとともその中間部分において後方へオフセットした断面コ字状のシェード脚部28Bとが一体形成されてなっている。そして、この固定シェード28は、そのシェード脚部28Bの下端部においてリフレクタ20の固定シェード取付用突起部20fの後面に後方からネジ50により締付け固定されている。この固定シェード28のシェード脚部28Bは、リフレクタ20の矩形開口部20dの幅と略同じ幅で形成されており、該シェード脚部28Bを矩形開口部20dに挿入することにより、その両側の立壁部20gに挟持されるようになっている。
【0043】
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、前後方向に延びる筒状のシェード本体22Aと、このシェード本体22Aの下端部から下方へ延びるシェード脚部22Bとからなる可動シェード22を備えているが、シェード本体22Aの周面上端部には、その周方向に延びるビード22Acが形成されているので、シェード本体22Aの剛性を高めることができ、その分だけシェード本体22Aの薄肉化を図ることができる。しかも、上記ビード22Acはシェード本体22Aにおいて最も大きな慣性荷重が作用する周面上端部に形成されているので、車両走行中の振動等により可動シェード22がブレて、図6(a)に2点鎖線で示すようにロービーム用の配光パターンP(L)におけるカットオフラインCLの上方空間にグレア光Gが照射されてしまうのを、効果的に抑制することができる。
【0044】
このように本実施形態によれば、可動シェードを移動させて灯具配光を変化させるように構成された車両用前照灯において、可動シェードの遮光機能を損なうことなくその軽量化を図ることができる。
【0045】
本実施形態においては、可動シェード22の移動がシェード脚部22Bの所定部位を回動中心とする前後方向の回動運動として行われるようになっているので、ビーム切換えの際にシェード本体22Aの周面上端部には非常に大きな慣性荷重が作用することとなる。したがってシェード本体22Aの周面上端部にビード22Acを形成することが特に効果的である。
【0046】
しかも本実施形態においては、シェード脚部22Bがシェード本体22Aの下端部から下方へ延びるとともに、ビード22Acがシェード本体22Aの周面上端部に形成されているので、シェード本体22Aの剛性を左右バランスよく向上させることができ、これにより可動シェード22のブレを一層効果的に抑制することができる。
【0047】
さらに本実施形態においては、可動シェード22の前方に固定シェード28が設けられているので、放電バルブ18の放電発光部18aから前方へ向かう直射光を固定シェード28により遮蔽することができる。また、このように固定シェード28を設けることにより、可動シェード22やシェード駆動装置24のシェード移動機構等を灯具前方から見えにくくすることができ、これにより灯具の見映え向上を図ることができる。
【0048】
ところで、この固定シェード28は、反射面20aからの反射光をできるだけ遮蔽しないよう小型化することが好ましいが、小型化した場合には、可動シェード22に近接した位置に設けるようにしないと、可動シェード22やシェード駆動装置24のシェード移動機構等が灯具前方から見えやすくなってしまう。しかしながら固定シェード28を可動シェード22に近接させると、可動シェード22がハイビーム構成位置へ向けて回動する際、固定シェード28が可動シェード22と干渉してしまうこととなる。
【0049】
この点、本実施形態においては、可動シェード22のシェード本体22Aにおける前端縁22Abの下部(シェード脚部22Bの延出位置の前方部位)に切欠き22Ab1が形成されているので、可動シェード22がその回動時に固定シェード28と干渉しにくくなる。すなわち、仮に前端縁22Abの下部に切欠き22Ab1が形成されていないとした場合には、図2に破線で示すように前端縁22Ab´が固定シェード28と干渉してしまうこととなるが、本実施形態においてはこのような干渉が生じることはない。したがって本実施形態によれば、固定シェード28を小型化するとともにこれを可動シェード22に近接した位置に設けることが可能となる。しかも上記切欠き22Ab1を形成することにより、可動シェード22を一層軽量化することができる。
図7および8は、上記実施形態の第1および第2変形例を示す、図5と同様の図である。
【0050】
図7に示すように、第1変形例においては、シェード本体22Aの周面上端部に、上記実施形態と同様の周方向に直線状に延びるビード22Acが、前後方向に所定間隔をおいて2本形成されている。このようにビード22Acの形成本数を増やすことにより、シェード本体22Aの剛性をさらに高めることができ、これにより可動シェード22のブレを一層効果的に抑制することができる。なお、ビード22Acを3本以上形成することももちろん可能である。
【0051】
一方、図8に示すように、第2変形例においては、シェード本体22Aの周面部上端部に1本のビード22Acが形成された構成となっているが、このビード22Acは、周方向に延びる主ビード22Ac1とこの主ビード22Ac1から枝分かれして前後方向に延びる複数の副ビード22Ac2とからなっている。このようにビード22Acを、単に周方向に直線状に延びるだけではなく、適宜枝分かれして形成された構成とすることにより、シェード本体22Aの剛性をさらに高めることができ、これにより可動シェード22のブレを一層効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面図
【図2】図1のII部詳細図
【図3】図1のIII 方向矢視図
【図4】図3の要部詳細図
【図5】上記車両用前照灯の要部を詳細に示す断面斜視図
【図6】上記車両用前照灯から前方へ照射されるビームの配光パターンを示す図であって、同図(a)がロービーム用の配光パターン、同図(b)がハイビーム用の配光パターンを示す図
【図7】上記実施形態の第1変形例を示す、図5と同様の図
【図8】上記実施形態の第2変形例を示す、図5と同様の図
【符号の説明】
10 車両用前照灯
16 リフレクタユニット
18 放電バルブ
18a 放電発光部(光源)
20 リフレクタ
20a 反射面
20f 固定シェード取付用突起部
22 可動シェード
22A シェード本体
22Aa 後端縁
22Ab 前端縁
22Ab1 切欠き
22Ac ビード
22Ad 合わせ部
22B シェード脚部
22Ba 長溝
22Bb 第1突起部(突起部)
22Bc 第2突起部
24 シェード駆動装置
26 バルブ支持ベース
26e ストッパピン
28 固定シェード
28A シェード本体
28B シェード脚部
32 変位規制部材
32A 上部弾性片
32B 下部弾性片
34 ソレノイド
36 可動鉄芯
38 リターンスプリング
42 軸部材
44 ピン
A 回転軸線
Ax 光軸
A(H) 周辺領域
A(L) 中央領域
CL カットオフライン
G グレア光
P(H) 付加配光パターン
P(L) ロービーム用の配光パターン

Claims (3)

  1. 光源と、この光源からの光を前方へ反射させるリフレクタと、上記光源から上記リフレクタへ入射する光の一部を遮蔽可能な可動シェードと、この可動シェードを上記入射光に対する遮蔽量が異なった値となる2つの所定位置間において移動させるシェード駆動装置と、を備えてなる車両用前照灯において、
    上記可動シェードの移動が、上記シェード脚部の所定部位を回動中心とする前後方向の回動運動として行われるように構成されており、
    上記可動シェードが、略前後方向に延びる筒状のシェード本体と、このシェード本体から該シェード本体の略径方向外方へ延びるシェード脚部とからなり、
    上記シェード本体の周面部における上記シェード脚部の延出位置と略対向する位置に、該シェード本体の周方向に延びる少なくとも1つのビードが形成されている、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 上記シェード脚部が、上記シェード本体の下端部から下方へ延びている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 上記可動シェードの前方に、上記光源から前方へ向かう直射光を遮蔽する固定シェードが設けられており、
    上記可動シェードにおける上記シェード脚部の延出位置の前方部位に、所定形状の切欠きが形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用前照灯。
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