JP2011258485A - 車両用灯具 - Google Patents

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    • F21W2102/00Exterior vehicle lighting devices for illuminating purposes
    • F21W2102/10Arrangement or contour of the emitted light
    • F21W2102/17Arrangement or contour of the emitted light for regions other than high beam or low beam
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Abstract

【課題】 配光パターンにおける眩惑光を防止する一方で製造が容易で低コストのシェードを備えた車両用灯具を提供する。
【解決手段】 光源から出射した光の一部を遮光して配光パターンのカットラインを形成する可動シェード5を備える車両用灯具であって、可動シェード5にはカットラインを形成するための上縁部53に沿ってスリット54が設けられ、このスリット54が形成された左右の水平縁部片53RH,53LHは投射レンズの収差を改善すべくランプ光軸Lxの方向に対し斜めに曲げ加工される。また、シェード5はスリット54を透過する洩光を遮光するための洩光遮光部57を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両用灯具に関し、特に光源から出射した光の一部を遮光して所望の配光パターンを得るようにした車両用灯具に関するものである。
自動車の前照灯、特にロービームヘッドランプのように自車の直進方向を明るく照明する一方で対向車に対する眩惑を防止するようにした配光パターンが要求されるヘッドランプでは、光源から出射される光のうち眩惑を生じる方向に向けて出射される光を遮光するためのシェード(遮光板)を備えている。例えば、特許文献1には車両用前照灯としていわゆるプロジェクタ型のヘッドランプが開示されており、このヘッドランプでは光源から出射される光をリフレクタで反射して一旦集光し、その上でこの集光した光を投射レンズにより自車の前方領域に向けて投射しているが、リフレクタで集光される位置にシェードを配設し、このシェードで集光された光の一部を遮光することにより投射する光の配光パターンを制御する構成とされている。
自動車のロービームヘッドランプによるロービーム配光は、図6(a)に示すように配光パターンのほぼ水平軸Hよりも上側の領域に向けて投射される光を遮光するために水平方向にカットラインを形成している。このカットラインとしては、ランプ光軸Lxよりも対向車線側に形成される右水平カットラインRLと、この右水平カットラインRLよりも低い高さ位置でランプ光軸Lxよりも自車線側に形成される左水平カットラインLLと、ほぼランプ光軸Lx近傍にあってこれら左右の水平カットラインを結ぶ中央斜めカットラインCLとで構成されたものが一般的である。このカットラインは前記したシェードの縁部の形状で形成しているが、シェードをランプ光軸Lxに垂直な方向に向けられた平面板で形成すると、投射レンズ2の球面収差によってロービーム配光PLのカットライン、特に左右の水平カットラインLL,RLが水平方向の直線形状にならず、図6(a)のようにこれら水平カットラインLL,RLの両端の領域が水平軸Hよりも上方に膨らんだ配光になり、この膨らんだ領域の光が先行車や対向車を眩惑する眩惑光GLとなるおそれが生じる。
特開2009−64713号公報 特開2007−294203号公報
このような球面収差による眩惑光の発生を防止するために、特許文献2ではシェードをランプ光軸に対して湾曲した曲面状に形成している。このようにシェードを湾曲させることで投射レンズにおける球面収差を解消し直線状の水平カットラインを有する配光パターンを得ることが可能になる。しかし、このようにシェードを投射レンズの収差に対応して湾曲形成すると、シェードの加工が困難なものになり、シェードないしランプの低コスト化の障害になる。すなわち、シェードを所定の形状に湾曲形成することはプレス加工では困難であるためダイキャスト鋳造で形成する必要があるが、この種のダイキャスト鋳造は製造工数がかかり、製造が困難になるとともにコスト高の要因になる。特に、投射レンズの規格が異なるヘッドランプを製造する際には、投射レンズの規格に合わせてシェードを鋳造するための鋳造型を設計、製造する必要があり、これらの製造工数を加えるとシェードの製造工数が大幅に増大するとともにコストが極めて高いものになる。
本発明の目的は眩惑光が生じることがない配光パターンを得る一方で製造が容易で低コストのシェードを備えた車両用灯具を提供するものである。
本発明は、光源と、光源から出射した光の一部を遮光して配光パターンのカットラインを形成するシェードと、シェードで遮光されない光を前方に向けて投射する投射レンズとを備える車両用灯具において、シェードはカットラインを形成するための縁部に沿ってスリットが設けられ、このスリットが形成された領域において当該縁部は投射レンズの収差を改善すべくランプ光軸方向に曲げ加工されており、さらにシェードは当該スリットを透過する洩光を遮光するための洩光遮光部を備えることを特徴とする。
ここで、シェードはカットラインを形成するためのメインシェードと、オーバヘッドサイン光を形成するためのサブシェードとで構成され、スリットはメインシェードに形成され、洩光遮光部はサブシェードに形成される。また、メインシェードとサブシェードはいずれも板状の光不透過部材を曲げ加工して形成される。
本発明によれば、シェードは配光パターンのカットラインを形成するための縁部にスリットを設け、このスリットを利用して当該縁部を投射レンズの球面収差を緩和する状態に曲げ形成しているので、投射レンズの球面収差が要因となる眩惑光を防止することができる。また、シェードはスリットを利用して曲げ加工により製造できるので、特許文献2のようなダイキャスト鋳造で製造する必要がなく、容易にかつ低コストに製造できる。さらに、シェードにはスリットを透過した洩光を遮光するための洩光遮光部を備えているので、スリットによって新たな眩惑光が生じることもない。
さらに、本発明によれば、カットラインを形成するためのメインシェードと、オーバヘッドサイン光を形成するためのサブシェードとで構成されるシェードに適用したときには、遮光部はサブシェードに形成することができるので、シェードの部品点数やコストを増大することもない。
本発明を適用した実施形態のヘッドランプの縦断面図。 可動シェードの外観斜視図。 可動シェードの部分分解斜視図。 可動シェードの平面図とB−B線拡大断面図。 可動シェードの作用を説明する側面図。 ロービーム配光の配光パターン図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。この実施形態は自動車のハイビーム配光とロービーム配光を切り替え可能なプロジェクタ型のヘッドランプとして構成したものである。図1はランプ光軸に沿った縦断面図であり、このヘッドランプHLは内面が光反射面11として構成されたリフレクタ1と、このリフレクタ1の前面開口にレンズホルダ3により取着された投射レンズ2と、前記リフレクタ1に内装支持された光源4と、当該光源4の前側位置に配置されて前記リフレクタで反射されて投射レンズに入射される光の一部を遮光するための可動シェード5を備えている。この可動シェード5は後述するようにランプ光軸Lxに対して前後方向に傾動可能であり、この傾動はヘッドランプHLの下側に配置された配光切替アクチュエータ6により行われるようになっている。
前記リフレクタ1は概ね自動車の前後方向に向けられたランプ光軸Lxを長軸とする回転楕円形状を当該長軸方向に二分した碗型に形成されており、その第1焦点F1に前記光源4を配置している。この光源4はここではメタルハライド等の放電バルブ41で構成されており、前記リフレクタ1の背面に開口されたバルブ取付穴11に内装され、バルブコネクタ42を介して所要の電力が供給されるようになっている。ここで、光源4はハロゲンバルブで構成されてもよい。前記したようにリフレクタ1の内面はアルミニウム蒸着等により光反射面11として構成されているが、この光反射面11のうち上側の一部領域11aは回転楕円面とは異なる形状とされ、後述するようにオーバヘッドサイン光を発生するためのオーバヘッドサイン反射部として構成されている。
前記投射レンズ2は片凸レンズで構成されており、略円筒構造をした前記レンズホルダ3によりレンズの中心(レンズ光軸)をランプ光軸Lxに一致させて前記リフレクタ1の前面側に固定支持されている。この投射レンズ2の後側焦点は前記リフレクタ1の第2焦点F2に略一致する位置とされている。また、前記レンズホルダ3は内部空間での光透過を制限するための固定シェード31が一体に形成されている。この固定シェード31は前記リフレクタ1の前面開口のほぼ下半分領域と上側の周囲領域を覆い隠した開口窓31aを構成するものであり、リフレクタ1で反射された光のうち開口窓31aに向けられた光のみを透過し、配光に寄与しない、いわゆる迷光を遮光して投射レンズ2に入射されないように構成されている。
前記可動シェード5は前記投射レンズ2の後側焦点の近傍位置に配置されており、前記固定シェード31で囲まれた開口窓31aを透過する光の一部を遮光するようにされている。図2は可動シェード5の外観斜視図、図3は部分分解斜視図であり、メインシェード板5Mとサブシェード板5Sの2枚のシェード板で構成している。メインシェード板はランプ光軸に垂直な面に沿った平面状の金属板をプレス加工して形成されており、左右の両端部には一対の支持片51が曲げ形成され、これらの支持片51に設けた軸穴51aには前記レンズホルダ3に設けた軸部材33が挿入され、この軸部材33を支点にして鉛直方向、すなわちランプ光軸Lxの前後方向に傾動可能とされている。また、メインシェード5Mの下縁の左右方向中央部には連結片52が曲げ形成されており、この連結片52に設けた連結穴52aには前記配光切替アクチュエータ6に連結されている連結ロッド62の一端が係合されている。
前記メインシェード5Mの上縁部53は、図6(a)に示したロービーム配光PLのカットライン、すなわち右水平カットラインRCL、中央斜めカットラインCCL、左カットラインLCLに対応してランプ前面側からみて左右方向に左水平縁部53L、左上がりの中央斜め縁部53C、左水平縁部53Lよりも高い右水平縁部53Rを連設した形状に構成されている。その上で、メインシェード5Mには上縁部53よりも所要寸法だけ下側の位置の左右縁部からそれぞれ中央に向けて水平直線状のスリット54が切込み形成されており、これらのスリット54によりメインシェード5Mの上縁部53の左右領域は所要の上下幅寸法の右水平縁部片53RHと左水平縁部片53LHとして形成されている。そして、図4(a)にも示すように、メインシェード5Mの上縁部53はランプ光軸Lxに対して垂直な方向に向けられているが、これら右水平縁部片53RHと左水平縁部片53LHはそれぞれランプ光軸Lxの前方向に向けて小角度θで斜めに曲げ形成されており、これによりメインシェード5Mを上方から見たときには上縁部53は中央領域が後方に後退し、左右領域が前方に傾斜した「ハ」字状に近い形状に曲げ加工されている。この形状は投射レンズ2の球面収差に対応したものである。
前記サブシェード5Sは同じく金属板をプレス加工して形成したものであり、メインシェード5Mの前面に沿うように配置されるとともに、メインシェード5Mとサブシェード5Sのそれぞれの左右の中間部位に設けたカシメ穴55を利用して両者はカシメにより一体化されている。サブシェード5Sは左右方向の中央領域に配設されたオーバヘッドサインパターン形成部56と、このオーバヘッドサインパターン形成部56の左右に設けられた洩光遮光部57とで構成されている。オーバヘッドサインパターン形成部57は、サブシェード5Sの中央領域を前方に向けて下方に傾斜させて曲げ加工した傾斜面からなる主反射面56mを有しており、この主反射面56mの表面形状を適切に設計することにより後述するように前記リフレクタ1のオーバヘッドサイン反射部11aから反射されてきた光の一部を投射レンズ2に向けて反射してオーバヘッドサイン光の配光パターンを形成する。また、この主反射面56mの後側縁には主反射面56mで反射する光の一部を減光する減光部56dや、当該反射する光の一部を強調する副反射面56sが設けられているが、ここではこれらについての詳細な説明は省略する。
一方、前記洩光遮光部57は、前記サブシェード5Sの左右領域を横断面がL字状となるように曲げ加工して形成している。すなわち、前方に向けて曲げ加工した平面形状が略三角形をした水平片部57hと、この水平片部57hの前端縁を上方に曲げ起こした鉛直片部57vを有する構成としている。そしてこれらの洩光遮光部57はサブシェード5Sをメインシェード5Mに一体化したときには、図4(b)に示すように、前記メインシェード5Mに設けた左右のスリット54に対向配置され、これらスリット54を覆うように構成されている。特に、洩光遮光部57の水平片部57hはメインシェード5Mの斜め前方に曲げ形成された左右の水平縁部片53RH,53LHの下側領域に進入配置され、これら水平縁部片53RH,53LHを斜め前方に曲げたときに生じた水平方向に広がる隙間を遮蔽する。また、鉛直片部57vは当該左右の水平縁部片53RH,53LHの下縁に沿って延びるスリット54に対向配置され、スリット54を前面側から遮蔽する。
前記配光切替アクチュエータ6は電磁ソレノイド等の駆動手段で構成されており、前記レンズホルダ3の下側に一体に設けたステム32に固定支持されている。この配光切替アクチュエータ6は通電制御によって駆動プランジャ61を前後方向に進退移動させることができ、この駆動プランジャ61に前記連結ロッド62の他端が係合されている。この連結ロッド62の一端は前記したようにメインシェード5Mの連結片52に係合されている。これにより、配光切替アクチュエータ6を駆動すると、駆動プランジャ61の進退動作が連結ロッド62を介して可動シェード5に伝達され、支持片51を支点にして可動シェード5を鉛直状態と後方に傾斜した状態との間で傾動させることが可能とされている。
このヘッドランプHLによれば、配光切替アクチュエータ6の通電を制御して駆動プランジャ61を後方に突出させ、連結ロッド62により図5(a)のように可動シェード5を鉛直状態に制御すると、可動シェード5は固定シェード31の開口窓31a内に移動位置される。そのため、光源4から出射してリフレクタ1で反射され、第2焦点F2に集光される光の一部は可動シェード5によって遮光され、可動シェード5により遮光されない光のみが投射レンズ2に入射される。このとき、可動シェード5の上縁部を構成している左右の水平縁部53R,53Lと中央斜め縁部53Cとによって投射レンズ2に入射される光がパターン形成されるため、投射レンズ2により前方に投射される光は図6(b)に示したように水平及び中央斜めカットラインRL,LL,CLのある配光となり、ロービーム配光PLが得られる。また、可動シェード5の上縁部の中央領域はランプ光軸Lxと垂直な方向に向けられているが左右領域の水平縁部片53RH,53LHは斜め前方に向けて曲げ形成されており、全体として「ハ」字状に形成されているので、可動シェード5の上縁部は全体として投射レンズ2の球面収差に対応して屈曲した形状となり、投射レンズ2による球面収差が緩和されることになる。そのため、特許文献2に示した湾曲形成したシェードにほぼ近い効果が得られることになり、図6(a)に示した眩惑光GLが解消されることになる。
また、このとき光源4から出射された光の一部はリフレクタ1の上部のオーバヘッドサイン反射部11aで反射されて可動シェード5のオーバヘッドサイン形成部56に投射される。ここで反射された光の殆どは主反射面56mに投射され、この主反射面56mの傾斜に従って上方に向けて反射されて投射レンズ2に入射される。そのため、ロービーム配光PLの配光パターンよりも上側の領域を照明することになり、いわゆるオーバヘッドサイン配光OHSが得られる。このとき、主反射面56mと共に設けられている副反射面56sや減光部56dによりオーバヘッドサイン配光OHSはその一部に減光部が形成され、あるいは配光のパターンが調整されることになり、法規に定められたオーバヘッドサイン配光を得ることが可能になる。
また、このロービーム配光PLを得るための可動シェード5においては、可動シェード5のメインシェード5Mに設けられているスリット54によって本来遮光すべき光の一部はこのスリット54を透過してしまう。このスリット54を透過した洩光は図6(b)のロービーム配光PKでは左右領域に輝線部GL1として生じ、これが新たな眩惑光になるおそれがあるが、この可動シェード5ではサブシェード5Sに設けた洩光遮光部57がスリット54を前面側から覆っており、この洩光遮光部57によってスリット54を透過した洩光が遮光されるため、ロービーム配光PLにこのような輝線部GL1が生じることはなく、眩惑が生じることはない。
なお、配光切替アクチュエータ6の通電を逆に制御して駆動プランジャ61を前方に後退させ、連結ロッド62により図5(b)のように可動シェード5を後方に傾動制御すると、光源4から出射してリフレクタ1で反射され、第2焦点F2に集光される光の殆どは可動シェード5によって遮光されることなく投射レンズ2に入射されることになり、レンズ光軸Lxを配光中心とした広い範囲を照明し、いわゆるハイビーム配光が得られる。このときリフレクタ1のオーバヘッドサイン反射部11aで反射された光は可動シェード5のオーバヘッドサイン形成部56の主反射面56mに投射されることはなく、ハイビーム配光以外の領域に光を投射することはない。
このように、実施形態では、可動シェード5はロービーム配光PLのカットラインを形成するためのメインシェード5Mと、オーバヘッドサイン配光OHSを得るためのサブシェード5Sとで構成されている。可動シェード5をメインシェード5Mとサブシェード5Sとで構成することは特許文献2でも行われているが、この実施形態ではロービーム配光PLのカットラインを構成するメインシェード5Mでは、上縁部53の中央領域はランプ光軸Lxに垂直な方向に向けられているが、左右領域は左右のスリット54により斜め前方に曲げ形成しているので、上縁部53の全体形状はランプ光軸Lxに対して湾曲した形状となり、投射レンズ2の球面収差が起因する配光パターン上での眩惑光の発生を防止することができる。また、このように左右領域を曲げ形成するための左右にスリット54を設けても、サブシェード5Sの一部にスリット54を覆うリーク遮光部57を設けているので、スリット54を透過した光による新たな眩惑光が生じることもない。そのため、眩惑光が生じないような可動シェードを構成する場合においても、可動シェード5を構成するメインシェード5Mとサブシェード5Sをいずれも金属板をプレス加工して形成することが可能になり、可動シェード5を容易に製造することができ、低コストのシェードを得ることができる。
実施形態では本発明をハイビーム配光とロービーム配光の切り替えが可能なヘッドランプの可動シェードに適用しているが、ロービーム配光の配光パターンのみを得るヘッドランプのシェードに適用してもよい。特に、オーバヘッドサイン光を得る配光パターンの場合には、オーバヘッドサイン光を得るためのサブシェードを利用してメインシェードに設けたスリットでのリーク光の遮光を行うことができるため、本発明を実現する上でシェードの部品点数を増大することはない。
実施形態ではメインシェードの上縁部のうちスリットを設けた左右の水平縁部片を直線状に斜めに曲げ形成しているが、投射レンズの球面収差に対応して曲面状に湾曲形成してもよく、球面収差が要因となる眩惑光をさらに有効に防止することができる。
本発明は配光パターンを制御するためのシェードを用いたランプに採用することが可能である。
1 リフレクタ
2 投射レンズ
3 レンズホルダ
4 光源
5 可動シェード
5M メインシェード
5S サブシェード
6 配光切替アクチュエータ
31 固定シェード
53 上縁部
53RH,53LL 左右水平縁部
54 スリット
56 オーバヘッドサイン形成部
57 洩光遮光部


Claims (3)

  1. 光源と、光源から出射した光の一部を遮光して配光パターンのカットラインを形成するシェードと、前記シェードで遮光されない光を前方に向けて投射する投射レンズとを備える車両用灯具において、前記シェードはカットラインを形成するための縁部に沿ってスリットが設けられ、このスリットが形成された領域において前記縁部は前記投射レンズの収差を改善すべくランプ光軸方向に曲げ加工されており、さらに前記シェードは前記スリットを透過する洩光を遮光するための洩光遮光部を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記シェードは前記カットラインを形成するためのメインシェードと、オーバヘッドサイン光を形成するためのサブシェードとで構成され、前記スリットは前記メインシェードに形成され、前記洩光遮光部は前記サブシェードに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記メインシェードとサブシェードはいずれも板状の光不透過部材を曲げ加工して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。


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