JP2001110211A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2001110211A
JP2001110211A JP28939999A JP28939999A JP2001110211A JP 2001110211 A JP2001110211 A JP 2001110211A JP 28939999 A JP28939999 A JP 28939999A JP 28939999 A JP28939999 A JP 28939999A JP 2001110211 A JP2001110211 A JP 2001110211A
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JP
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shade
light
reflector
light source
switching device
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Hirohiko Oshio
洋彦 大塩
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
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    • B60Q1/1415Dimming circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F21S41/10Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェードを回動させてビーム切換えを行うよ
うに構成された車両用前照灯において、灯具を不必要に
大型化することなくビーム切換装置を灯具へ組み込める
ようにする。 【解決手段】 放電発光部18aからリフレクタ20の
反射面20aへの入射光の一部を遮蔽可能なシェード2
2を、その遮蔽量が異なった値となる2位置間において
回動させることにより、ロービームとハイビームとのビ
ーム切換えを行うビーム切換装置24を備えた構成とす
る。このビーム切換装置24は、水平面に対して所定角
度θ傾斜した方向に延びる回動軸線A回りにシェード2
2を回動させるように構成する。これによりシェード2
2の回動軌跡を鉛直面に対して傾斜させ、これに伴いビ
ーム切換装置24も鉛直面に対して傾斜させ、これによ
り光軸Axからビーム切換装置24の下端位置までの上
下寸法hを短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、シェードを回動
させてビーム切換えを行うように構成された車両用前照
灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用前照灯は、光源からの光をリフレ
クタで前方へ反射させてロービーム用またはハイビーム
用のビームを照射するようになっているが、ロービーム
とハイビームとでは要求される配光パターンが異なるの
で、2つの光源を用いその点灯切換えを行うことにより
ロービームとハイビームとのビーム切換えを行うのが一
般的である。
【0003】しかしながら単一の光源でビーム切換えを
行うように構成された車両用前照灯も知られている。特
に、光源バルブとして放電バルブを用いた2灯式前照灯
においては、このような構成とせざるを得ない場合が多
い。
【0004】光源が単一の場合におけるビーム切換え方
法の1つとして、従来よりシェードを移動させてビーム
切換えを行う方法が知られている。この方法では、ソレ
ノイド等のアクチュエータを備えたビーム切換装置によ
り、シェードを光源からリフレクタへの入射光に対する
その遮蔽量が異なった値となる2位置間において移動さ
せるようになっている。
【0005】そして、このシェードの移動を回動運動に
より行う場合には、光源の下方に配置されたビーム切換
装置により、水平方向に延びる回動軸線回りにシェード
を回動させるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに水平方向に延びる回動軸線回りにシェードを回動さ
せるようにした場合には、光源からビーム切換装置の下
端位置までの上下寸法が長いものとなってしまう。この
ため、リフレクタの上下幅とりわけ光源よりも下側の上
下幅が小さい灯具では、リフレクタの下方へビーム切換
装置の下端部が突出してしまうので、その分だけ灯具が
大型化してしまうという問題がある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、シェードを回動させてビーム切換え
を行うように構成された車両用前照灯において、灯具を
不必要に大型化することなくビーム切換装置を灯具へ組
み込むことができる車両用前照灯を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、シェードの
回動軸線の向きを工夫することにより、上記目的達成を
図るようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明は、光源と、この光源
からの光を前方へ反射させるリフレクタと、上記光源か
ら上記リフレクタへ入射する光の一部を遮蔽可能なシェ
ードと、このシェードを上記入射光に対する該シェード
の遮蔽量が異なった値となる2位置間において回動させ
ることによりロービームとハイビームとのビーム切換え
を行うビーム切換装置と、を備えてなる車両用前照灯に
おいて、上記ビーム切換装置が、水平面に対して所定角
度傾斜した方向に延びる回動軸線回りに上記シェードを
回動させるように構成されている、ことを特徴とするも
のである。
【0010】上記「光源」の種類は特に限定されるもの
ではなく、例えば、放電バルブの放電発光部であっても
よいし、ハロゲンバルブ等の白熱バルブのフィラメント
等であってもよい。
【0011】上記「シェード」は、光源からリフレクタ
への入射光の一部を遮蔽可能なものであれば、その具体
的構成は特に限定されるものではない。
【0012】上記「所定角度」の大きさは特に限定され
るものではないが、これを大きい値に設定すれば、光源
からビーム切換装置の下端位置までの上下寸法をより短
くすることができる反面、あまり大きい値に設定する
と、シェードおよびビーム切換装置の回動機構部分がリ
フレクタにおいて灯具配光上重要な反射面領域に掛かっ
て灯具配光に悪影響を及ぼしてしまうこととなる。した
がって、両者のバランスを図るようにして上記「所定角
度」の値を適宜設定するようにすればよい。
【0013】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車両用前照灯は、光源からリフレクタへの入射光の
一部を遮蔽可能なシェードを、その遮蔽量が異なった値
となる2位置間において回動させることにより、ロービ
ームとハイビームとのビーム切換えを行うビーム切換装
置を備えているが、このビーム切換装置は、水平面に対
して所定角度傾斜した方向に延びる回動軸線回りにシェ
ードを回動させるように構成されているので、次のよう
な作用効果を得ることができる。
【0014】すなわち、シェードの回動軸線を水平面に
対して傾斜させることにより、シェードの回動軌跡を鉛
直面に対して傾斜させることができ、これに伴いビーム
切換装置も鉛直面に対して傾斜させることができるの
で、光源からビーム切換装置の下端位置までの上下寸法
を短くすることができる。
【0015】したがって本願発明によれば、シェードを
回動させてビーム切換えを行うように構成された車両用
前照灯において、灯具を不必要に大型化することなくビ
ーム切換装置を灯具へ組み込むことができる。
【0016】上記「所定角度」の大きさが特に限定され
るものでないことは上述したとおりであるが、これを3
0〜60°に設定するようにすれば、灯具配光に悪影響
を及ぼすことなく光源からビーム切換装置の下端位置ま
での上下寸法を短くすることができる。
【0017】ところで、リフレクタにおいて光源からの
光が入射しない光非入射領域はシェードの回動によって
変化するが、上記構成のようにシェードの回動軸線が水
平面に対して傾斜している場合には、光非入射領域の変
化量は光源の左右両側の反射面で異なったものとなり、
回動軸線が配置されている側の反射面よりも他方の反射
面の方が大きくなる。
【0018】そこで上記構成において、シェードがロー
ビーム構成位置にあるときの光非入射領域を、回動軸線
が配置されている側の反射面よりも他方の反射面の方が
大きくなるように設定すれば、この光非入射領域をシェ
ードがハイビーム構成位置にあるときに光入射領域とし
て活用できるようにした上で、ビーム切換えに必要なシ
ェードの回動角度を小さい値に設定することができ、こ
れによりビーム切換装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
【0019】ここで「ロービーム構成位置」とは上記2
位置のうち遮蔽量が大きい値となる方の位置をいい、
「ハイビーム構成位置」とは上記2位置のうち遮蔽量が
小さい値となる方の位置をいう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両
用前照灯を示す側断面図であり、図2は、そのII方向矢
視図であり、図3および4は、図2のIII 部詳細図およ
びIV-IV 線断面図である。
【0022】図1に示すように、本実施形態に係る車両
用前照灯10は、レンズ12とランプボディ14とで形
成される灯室内に、リフレクタユニット16が図示しな
いエイミング機構を介して上下方向および左右方向に傾
動可能に設けられてなっている。
【0023】リフレクタユニット16は、放電バルブ
(メタルハライドバルブ)18と、リフレクタ20と、
シェード22と、ビーム切換装置24とを備えてなって
いる。
【0024】レンズ12は素通しレンズであって、リフ
レクタユニット16に配光制御機能が付与されている。
すなわち、リフレクタ20は、放電バルブ18の放電発
光部18a(光源)からの光を前方へ反射する反射面2
0aを有しており、該反射面20aの拡散あるいは偏向
反射機能により、所定の配光パターンを形成するビーム
を前方に照射するようになっている。
【0025】放電バルブ18は、その放電発光部18a
をリフレクタ20の光軸Ax上に位置させるようにして
その後頂部に挿着され、線バネ30によりリフレクタ2
0に固定されている。
【0026】シェード22は、後端縁が複雑な凹凸形状
に形成された筒状のシェード本体22Aと、このシェー
ド本体22Aの斜め下端部から斜め下方へ向けてやや後
方寄りに延びる板状のステー22Bとがリベット固定さ
れてなっている。
【0027】後述するように、シェード22は、ビーム
切換装置24により、図4(a)に示すロービーム構成
位置と、同図(b)に示すハイビーム構成位置とを取り
得るようになっている。そして、このシェード22は、
ロービーム構成位置では、シェード本体22Aにより、
放電バルブ18の放電発光部18aからリフレクタ20
の反射面20aへ入射する光の一部を遮蔽して、ロービ
ームでの照射に必要な光だけを反射面20aへ入射させ
る一方、ハイビーム構成位置では、シェード本体22A
による反射面20aへの入射光の遮蔽量を減らして、ハ
イビームでの照射に必要な光量を確保するようになって
いる。
【0028】図1〜4に示すように、ビーム切換装置2
4は、リフレクタ20における光軸Axの斜め下方部位
に設けられている。このリフレクタ20における光軸A
xの斜め下方部位は反射面20aに対して後方へ膨出し
た膨出部20bとして形成されている。そして、ビーム
切換装置24は、この膨出部20bに後方からネジ32
により固定されたソレノイド34と、このソレノイド3
4の可動鉄芯36に装着され、該可動鉄芯36を非励磁
位置へ向けて付勢するリターンスプリング38とを備え
てなっている。
【0029】これら可動鉄芯36およびリターンスプリ
ング38は、リフレクタ20の膨出部20bに形成され
た挿通孔20cを挿通するようにして設けられている。
そして、可動鉄芯36は、その中間部にリターンスプリ
ング38の前端部に当接して該リターンスプリング38
の弾性付勢力を受け止めるEリング40が装着されてお
り、またその先端部は二又状に形成されている。
【0030】シェード22は、そのステー22Bの中間
部において、リフレクタ20の膨出部20bから前方へ
突出するように形成された1対のリブ20dに軸部材4
2を介して回動軸線A回りに回動可能に支持されてい
る。この回動軸線Aは、光軸Axと直交する鉛直面内に
おいて水平面に対して角度θ(θ=50°)傾斜した方
向に延びている。なお、ステー22Bと両リブ20dと
の間には環状スペーサ48が各々装着されており、これ
によりステー22Bと軸部材42との連結部のガタ発生
を最小限に抑えるようになっている。
【0031】また、シェード22は、そのステー22B
の先端部において、可動鉄芯36の先端部にピン44を
介して連結されている。この連結は、可動鉄芯36の二
又状に形成された先端部でステー22Bの先端部を両側
から挟んだ状態で、ピン44を回動軸線Aの方向に貫通
させて可動鉄芯36の先端部に固定することにより行わ
れている。ステー22Bの先端部には、ピン44を挿通
させる長孔22aが光軸Axに対して半径方向に延びる
ようにして形成されており、これによりシェード22の
回動に伴う軸部材42およびピン44間の距離変化を吸
収するようになっている。
【0032】リフレクタ20における膨出部20bの光
軸Ax寄りの位置には、両リブ20d間において前方へ
突出する突起部20eが形成されている。そして、この
突起部20eには、変位規制ブロック26が変位規制バ
ネ28を介して前方からネジ締め固定されている。この
変位規制ブロック26は、打音が発生しにくい樹脂製
(例えばフッ素系樹脂製)の部材からなり、その前端面
から下端面にかけてV字溝26aが形成されている。
【0033】ビーム切換装置24によるロービームとハ
イビームとのビーム切換えは、次のようにして行われる
ようになっている。
【0034】すなわち、ビーム切換装置24のビーム切
換えスイッチ(図示せず)がオフのときには、ソレノイ
ド34の可動鉄芯36が非励磁状態にあるため、リター
ンスプリング38の弾性付勢力により可動鉄芯36が前
方へ移動し、これによりシェード22のステー22Bが
変位規制ブロック26の前端面に当接する位置まで回動
軸線A回りに後方へ回動し、図4(a)に示すロービー
ム構成位置に固定される。一方、ビーム切換えスイッチ
のオンによりソレノイド34の可動鉄芯36が励磁され
ると、可動鉄芯36が後方へ移動するため、シェード2
2のステー22Bが変位規制ブロック26の下端面に当
接する位置まで回動軸線A回りに前方へ回動し、図4
(b)に示すハイビーム構成位置に固定される。
【0035】シェード22がロービーム構成位置あるい
はハイビーム構成位置へ回動したときには、そのステー
22Bの端面22bが該V字溝26aの底面に当接する
が、その際、該V字溝26aの両側壁面によりステー2
2Bの左右変位が規制され、これにより車両走行中の振
動等によりシェード22が前後方向あるいは左右方向に
ブレるのが防止される。また、リフレクタ20の突起部
20dの前端部に嵌着された変位規制バネ28は、該突
起部20dの下面に沿って略U字状に延びるように形成
されており、シェード22がハイビーム構成位置へ回動
したときにステー22Bの端面22bに当接して弾性変
形するようになっている。そしてこれにより、ビーム切
換え時の無用な打音発生を防止するとともに、ステー2
2Bと軸部材42との連結部や、ステー22Bとソレノ
イド34の可動鉄芯36との連結部のガタ、さらには可
動鉄芯36自体のガタを吸収するようになっている。
【0036】図2に示すように、放電バルブ18のシュ
ラウドチューブ18bの外周面には、光軸Ax方向に帯
状に延びる1対のブラックストライプ(遮光膜)18c
が形成されている。各ブラックストライプ18cは、そ
の周方向の幅が25°に設定されており、両ブラックス
トライプ18cの上端縁間の中心角は195°に設定さ
れている。そして、放電バルブ18は、両ブラックスト
ライプ18cの上端縁の一方が光軸Axを通る水平面上
に位置するようにしてリフレクタ20に取り付けられて
いる。
【0037】リフレクタ20の反射面20aにおいて、
図中右上がりの実線の斜線で示す領域D1は、放電バル
ブ18を点灯しても両ブラックストライプ18cの陰に
なって放電発光部18aからの光が入射しない領域(非
活用領域)である。また、反射面20aにおいて図中左
上がりの破線の斜線で示す領域Mは、シェード22がロ
ービーム構成位置にあるときにはシェード本体22Aの
陰になって放電発光部18aからの光が入射しないが、
シェード22がハイビーム構成位置にあるときにはシェ
ード本体22Aの陰にはならずに放電発光部18aから
の光が入射する領域(ハイビーム専用領域)である。さ
らに、反射面20aにおいて図中左上がりの実線の斜線
で示す領域D2は、シェード22がロービーム構成位置
にあるときだけでなくハイビーム構成位置にあるときに
もシェード本体22Aの陰になって放電発光部18aか
らの光が入射しない領域(非活用領域)である。そし
て、反射面20aにおいて斜線が施されていない領域B
は、シェード22がロービーム構成位置にあるときにも
ハイビーム構成位置にあるときにも放電発光部18aか
らの光が入射する領域(共用領域)である。
【0038】図5は、本実施形態に係る車両用前照灯1
0により照射される配光パターンを示す図であって、同
図(a)がロービーム用配光パターンであり、同図
(b)がハイビーム用配光パターンである。
【0039】ロービーム用配光パターンは、シェード2
2がロービーム構成位置にあるときに照射される配光パ
ターンであって、リフレクタ20の反射面20aにおけ
る共用領域Bからの反射光により形成される配光パター
ンP(B)で構成されている。一方、ハイビーム用配光
パターンは、シェード22がハイビーム構成位置にある
ときに照射される配光パターンであって、上記配光パタ
ーンP(B)と、リフレクタ20の反射面20aにおけ
るハイビーム専用領域Mからの反射光により形成される
配光パターンP(M)との重ね合わせで構成されてい
る。
【0040】同図(a)に示すように、ロービーム用配
光パターンは、斜めおよび水平カットオフライン(明暗
境界線)CL1、CL2を有しているが、これらカット
オフラインCL1、CL2は、図2に示すリフレクタ2
0の反射面20aにおける共用領域Bと非活用領域D1
との境界線L1、L2の反転像として形成される。
【0041】以上詳述したように、本実施形態に係る車
両用前照灯10は、放電発光部18aからリフレクタ2
0の反射面20aへの入射光の一部を遮蔽可能なシェー
ド22を、その遮蔽量が異なった値となる2位置間にお
いて回動させることにより、ロービームとハイビームと
のビーム切換えを行うビーム切換装置24を備えている
が、このビーム切換装置24は、水平面に対して所定角
度θ傾斜した方向に延びる回動軸線A回りにシェード2
2を回動させるように構成されているので、次のような
作用効果を得ることができる。
【0042】すなわち、シェード22の回動軸線Aを水
平面に対して傾斜させることにより、シェード22の回
動軌跡を鉛直面に対して傾斜させることができ、これに
伴いビーム切換装置24も鉛直面に対して傾斜させるこ
とができるので、図3に示すように、光軸Axからビー
ム切換装置24の下端位置までの上下寸法hを短くする
ことができる。
【0043】したがって本実施形態によれば、シェード
を回動させてビーム切換えを行うように構成された車両
用前照灯において、灯具を不必要に大型化することなく
ビーム切換装置を灯具へ組み込むことができる。
【0044】特に本実施形態においては、回動軸線Aの
水平面に対する傾斜角θが50°に設定されているの
で、図2に示すように、ビーム切換装置24が取り付け
られるリフレクタ20の膨出部20bを反射面20aの
境界線L1に掛からないように配置することができ、こ
れにより図5(a)に示すロービーム用配光パターンに
おける斜めカットオフラインCL1が不鮮明になってし
まうのを未然に防止することができる。ただし、本実施
形態のようにシェード22のステー22Bが光軸Axに
対して半径方向に延びている場合には、傾斜角θが50
°に設定されていなくても30〜60°の角度範囲内の
値に設定されていれば、灯具配光に悪影響を及ぼすこと
なく上下寸法hを短くすることができる。
【0045】また本実施形態においては、ビーム切換装
置24が、リフレクタ20において光軸Axよりも斜め
カットオフラインCL1形成用の境界線L1が存在する
側に配設されているので、水平カットオフラインCL2
形成用の境界線L2の下方のハイビーム専用領域Mを確
保することができ、その分だけ配光パターンP(M)ひ
いてはハイビーム用配光パターンを明るくすることがで
きる。もっとも、ビーム切換装置24をリフレクタ20
において光軸Axよりも水平カットオフラインCL2形
成用の境界線L2が存在する側に配設するようにしても
よい。このようにした場合には、ハイビーム用配光パタ
ーンを明るくする効果は犠牲になるが、境界線L2は境
界線L1よりも上方に位置しているので、灯具配光に悪
影響を及ぼすことなく傾斜角θをより大きい値に設定す
ることができ、これにより上下寸法hを一層短くするこ
とができる。
【0046】ところで本実施形態のようにシェード22
の回動軸線Aが水平面に対して傾斜している場合には、
リフレクタ20の反射面20aにおいて放電発光部18
からの光が入射しない光非入射領域はシェード22の回
動によって変化するが、本実施形態においては、図2に
示すように、ハイビーム専用領域M(すなわちシェード
22がロービーム構成位置にあるときの光非入射領域)
が、光軸Axに関して回動軸線Aが配置されている側の
反射面20a1よりも他方の反射面20a2の方が大き
くなるように設定されているので、このハイビーム専用
領域Mをシェード22がハイビーム構成位置にあるとき
に光入射領域として活用できるようにした上で、ビーム
切換えに必要なシェード22の回動角度を小さい値に設
定することができ、これによりビーム切換装置24のコ
ンパクト化を図ることができる。
【0047】上記実施形態においては、リフレクタ20
の反射面20aの外径寸法が左右の反射面20a1、2
0a2で等しく、共用領域Bの外径寸法が左右の反射面
20a1、20a2で異なった値に設定されている(す
なわち反射面20a1よりも反射面20a2の方が共用
領域Bの外径寸法が大きい)が、図6に示すように、リ
フレクタ20の反射面20aの外径寸法が左右で異なる
場合において、外径寸法が小さい側の反射面20a1に
ビーム切換装置24を配設し、共用領域Bの外径寸法に
関しては左右の反射面20a1、20a2で等しい値に
設定するようにしてもよい。このようにした場合におい
ても、ハイビーム専用領域Mを、回動軸線Aが配置され
ている側の反射面20a1よりも他方の反射面20a2
の方が大きくなるように設定することができる。
【0048】また上記実施形態においては、シェード2
2の回動軸線Aの水平面に対する傾斜角θが50°に設
定されており、シェード22のステー22Bは光軸Ax
に対して半径方向に直線状に延びているが、これ以外の
構成を採用することももちろん可能である。
【0049】例えば、図7に示すように、シェード22
の回動軸線Aの水平面に対する傾斜角θを90°に設定
し、シェード本体22Aにおけるステー22Bへの接続
部22AaをL字形に折れ曲がった構成としてもよい
(ステー22B自体をL字形に折れ曲がった構成として
もよい)。ただしこのとき、シェード本体22Aは、そ
の後端縁形状がリフレクタ20の反射面20aに対して
上記実施形態と同様の位置関係となるような姿勢で配置
されることが必要である。
【0050】このように構成した場合においても、上記
実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも
このような構成を採用した場合には、光軸Axからビー
ム切換装置24の下端位置までの上下寸法hを上記実施
形態の場合よりも一層短くすることができる。またこの
ような構成を採用した場合には、上下寸法hを一定に維
持したまま、シェード22の回動レバー長aをある程度
の範囲内で任意の長さに設定することができる。そして
これにより、回動軸線Aが配置されている側の反射面2
0a1と他方の反射面20a2との間におけるハイビー
ム専用領域Mの面積比率を適宜異なる値に設定すること
ができる。すなわち、回動レバー長aを短めに設定すれ
ば、反射面20a1に対する反射面20a2のハイビー
ム専用領域Mの面積比率を大きくすることができ、回動
レバー長aを長めに設定すれば上記面積比率を小さくす
ることができる。
【0051】なお、上記実施形態および各変形例におい
ては、シェード22のシェード本体22Aが筒状に形成
されており、その前端部は開放されているが、該前端部
を閉塞するように形成してもよく、このように構成する
ことにより放電発光部18aから前方へ向かう直射光を
確実に遮蔽することができる。あるいは、シェード22
の前方近傍に該シェード22を覆う別のシェードを設け
るようにした場合にも、放電発光部18aから前方へ向
かう直射光を確実に遮蔽することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示
す側断面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】図2のIII 部詳細図
【図4】図2のIV-IV 線断面図
【図5】上記実施形態に係る車両用前照灯により照射さ
れる配光パターンを示す図
【図6】上記実施形態の変形例を示す、図2と同様の図
【図7】上記実施形態の他の変形例を示す、図2と同様
の図
【符号の説明】
10 車両用前照灯 16 リフレクタユニット 18 放電バルブ 18a 放電発光部(光源) 18b シュラウドチューブ 18c ブラックストライプ 20 リフレクタ 20a 反射面 20b 膨出部 20c 挿通孔 20d リブ 20e 突起部 22 シェード 22A シェード本体 22Aa 接続部 22B ステー 22a 長孔 22b 端面 24 ビーム切換装置 26 変位規制ブロック 26a V字溝 28 変位規制バネ 32 ネジ 34 ソレノイド 36 可動鉄芯 38 リターンスプリング 40 Eリング 42 軸部材 44 ピン 48 環状スペーサ A 回転軸線 Ax 光軸 B 共用領域 CL1 斜めカットオフライン CL2 水平カットオフライン D1、D2 非活用領域 L1、L2 境界線 M ハイビーム専用領域 P(B)、P(M) 配光パターン a レバー長 h 上下寸法 θ 傾斜角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光を前方へ反射
    させるリフレクタと、上記光源から上記リフレクタへ入
    射する光の一部を遮蔽可能なシェードと、このシェード
    を上記入射光に対する該シェードの遮蔽量が異なった値
    となる2位置間において回動させることによりロービー
    ムとハイビームとのビーム切換えを行うビーム切換装置
    と、を備えてなる車両用前照灯において、 上記ビーム切換装置が、水平面に対して所定角度傾斜し
    た方向に延びる回動軸線回りに上記シェードを回動させ
    るように構成されている、ことを特徴とする車両用前照
    灯。
  2. 【請求項2】 上記所定角度が30〜60°に設定され
    ている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照
    灯。
  3. 【請求項3】 上記リフレクタにおける上記光源の左右
    両側の反射面において上記シェードがロービーム構成位
    置にあるときに上記光源からの光が入射しない光非入射
    領域が、上記回動軸線が配置されている側の反射面より
    も他方の反射面の方が大きくなるように設定されてい
    る、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用前
    照灯。
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