JP3919416B2 - 車輌用前照灯及び車輌用前照灯の組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用前照灯及び車輌用前照灯の組立方法に関する。詳しくは、可動シェードの位置を切り換えることによって照射ビームを切り換えるようにした車輌用前照灯において可動シェードの軽量化を図り、また、可動シェードの他にリフレクタ下方への光を遮蔽する固定シェードを別個に設けたものにおいてその組立性を良好にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用前照灯において、光源をリフレクタに対して遮蔽するシェードの位置を切り換えることによって照射ビームを切り換えるようにする技術がある。また、リフレクタのほぼ下半部に行く光はこれを常に遮蔽する必要がある。
【0003】
従って、上記シェードは位置可変であると共にリフレクタのほぼ下半部へ行く光を常時遮蔽するための固定的な役割を果たす遮蔽部分をも備える必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように位置が可変なシェード、すなわち、可動シェードにリフレクタのほぼ下半部へ行く光を遮蔽する遮蔽部分を設けると、可動シェードの重量が重くなり、可動シェードを駆動する駆動部に負担がかかり、耐久性が低下するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、リフレクタのほぼ下半部へ行く光を遮蔽する固定シェードを別個に設けることによって、可動シェードの軽量化を図って、可動シェード駆動部の耐久性を向上させることを課題とする。
【0006】
上記したように、リフレクタのほぼ下半部へ行く光を遮蔽する固定シェードを別個に設けると、該固定シェードを取り付けるための構造及び取付工程が必要となり、車輌用前照灯の組立が複雑になるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、リフレクタ下方への光を遮蔽する固定シェードを別個に設けたものにおいてその組立性を良好にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、リフレクタ下方への光を遮蔽する固定シェードは、該固定シェードに形成された係合片が上記リフレクタのバルブ挿通孔の周縁部に位置するようにリフレクタに固定された板状部材に形成された係合凹部に係合すると共に、板状部材と上記光源バルブを保持するバルブソケットとの間で挟持されることによって、リフレクタに固定されるようにしたものである。
【0009】
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、リフレクタ下方への光を遮蔽する固定シェードは可動シェードとは別個に設けられるため、可動シェードの重量が軽量化され、よって、可動シェードを駆動するための駆動部の負担が軽減し、耐久性が向上する。
【0010】
また、固定シェードはその係合片がリフレクタに固定された板状部材に形成された係合凹部に係合すると共に、板状部材とバルブソケットとの間で挟持されることによってリフレクタに支持されるので、固定シェードのための特別の取付構造が必要でなく、バルブソケットを取り付ける過程で固定シェードの取付が為され、組立工程の単純化が図られる。
【0011】
本発明車輌用前照灯の組立方法は、上記した課題を解決するために、可動シェードを保持すると共にリフレクタのバルブ挿通孔と重なるバルブ挿通孔を有する板状部材を、リフレクタに設けられた開口部から可動シェードをリフレクタの内部に挿入した後リフレクタの後部に固定し、上記固定シェードを上記2つのバルブ挿通孔を通してリフレクタ内部に挿入すると共に固定シェードの後端に形成された係合片を上記リフレクタに固定された板状部材の挿通孔の開口縁部に形成された係合凹部に係合し、バルブソケットを上記板状部材に固定し、これによって板状部材とバルブソケットとの間で固定シェードの係合部を挟持して固定シェードをリフレクタに固定するものである。
【0012】
従って、本発明車輌用前照灯の組立方法にあっては、板状部材をリフレクタに固定し、続いて、バルブソケットを板状部材に固定するという工程の中で、固定シェードの係合片を板状部材とバルブソケットとの間に位置させるだけで、固定シェードのリフレクタへの取付が完了し、組立性がきわめて良好になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用前照灯及び車輌用前照灯の組立方法の実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、本実施の形態において示した車輌用前照灯は鉄道車輌用の前照灯である。
【0014】
車輌用前照灯1は金属製のリフレクタ2の前面開口にレンズ3が密閉状に封着され、リフレクタ2とレンズ3とによって画成された密閉空間である灯室4内に光源バルブ5が配設された、いわゆセミシールドビームランプの構造を有するものである。
【0015】
リフレクタ2は金属板をプレス加工する等により形成されたものであり、その内面が回転放物面状に形成され、該内面にアルミ蒸着等による反射処理が施されて反射面2aが形成されている。
【0016】
光源バルブ5には、例えば、メタルハライド放電バルブの如き放電バルブが使用され、その放電発光部5aが上記反射面2aのほぼ焦点位置に位置するように配置される。光源バルブ5は放電発光部を有するガラスチューブ5bの基部が埋込状に保持された絶縁材料から成る口金部5cを有し、該口金部5cの前端寄りの部分にフランジ部5dが突設されている。
【0017】
上記光源バルブ5の前方のレンズ3に近い位置には光源バルブ5からレンズ3に直射される光を遮るための前部固定シェード6が配置される。該前部固定シェード6はほぼ盥状をしており開口側が光源バルブ5の方を向く向きで配置され、該光源バルブ5に対向した内面は、2次反射を防止するため、黒色塗装等の手段により非反射面とされている。該前部固定シェード6は上下方向に延びる帯状のステー7、7を介してリフレクタ2の開口縁部の上下に支持されている。そして、該ステー7、7の反射面2aに対向した面は、2次反射を防止するため、黒色塗装等の手段により非反射面とされている。また、上記固定シェード6の外面及びステー7、7の前面、すなわち、レンズ3側を向いた面は、アルミ蒸着等の手段により反射処理が施されている。
【0018】
上記した前部固定シェード6の他に可動シェード8が設けられる。可動シェード8はほぼ円環状をした主部9と該主部9の下端面から下方へ突出した脚部10とが金属板を加工して一体的に形成されて成る。主部9は帯状の金属板を環状にカールさせてなり、前後方向にある程度の幅を有している。また、主部9の内径は光源バルブ5のガラスチューブ5bの外径よりかなり大きくされている。脚部10は2枚の板10a、10aが互いの面を対向させた状態で左右に間隔をおいて平行に並んで成る。なお、可動シェード8はその全面が黒色塗装等の手段により非反射処理を施されている。
【0019】
リフレクタ2の下端部にシェード駆動機構11が固定される。シェード駆動機構11は、板状部材である取付ベース12に一体に形成された保持部13と該保持部13に支持されたソレノイド14とから成る。
【0020】
リフレクタ2の後部にはブラケット15が固定される。該ブラケット15は金属板をプレス加工等して形成され、平板状をした主部16と該主部16の周縁部から間隔を置いて前方へ一体に突出した4個の脚部17、17、・・・を備え、該脚部17、17、・・・の先端がリフレクタ2の周縁部後面に溶接等により固定されている。そして、主部16には中央部から下縁にかけて逆U字状をした切欠16aが形成されている。該切欠16aの上端部にリフレクタ2の後部中央に形成されたバルブ挿通孔18が位置している。
【0021】
取付ベース12はほぼ板状をした部材であり、ブラケット15の主部16の後面にネジ19、19、・・・によって固定されている。該取付ベース12の上端部にはバルブ取付孔20が形成されており、該バルブ取付孔20の前側開口縁の下端部を除く部分に前方へ向けて突設された突縁20aがリフレクタ2のバルブ挿通孔18に内嵌状に位置する。また、バルブ取付孔20の後部開口縁の下半部には浅い係合凹部20b、20b、・・・が形成されている。
【0022】
上記保持部13は取付ベース12の下端部から前方へ一体に突出され、その前端面の左右方向における中央から支持突部13aが突設されている。そして、該支持突部13aが可動シェード8の2つの脚部10の2枚の板10a、10aの間に挿入され、その状態で、支持突部13aと板10a、10aとが軸21によって回動自在に連結され、これによって、可動シェード8は保持部13に回動自在に支持される。
【0023】
保持部13の後面にはソレノイド14が固定され、ソレノイド14の前方へ突出したプランジャー14aの先端が可動シェード8の脚部10の下端部において板10a、10aの間に位置され、該プランジャー14aの先端部と板10a、10aとが軸22によって回動自在に連結される。なお、ソレノイド14には図示しないスプリングが内装されており、該スプリングによってプランジャー14aは後方への移動力を付勢されている。
【0024】
そして、上記取付ベース12がブラケット15の主部16の後面に固定されるときに、可動シェード8及び保持部13の前半部はリフレクタ2の下端部に形成された挿通孔23を通して(図2の2点鎖線矢印で示した移動軌跡参照)灯室4内に位置される。
【0025】
ソレノイド14に通電されていないときは、プランジャー14aは内蔵スプリングの付勢力によって移動範囲の後端に位置し、従って、可動シェード8はやや前傾した状態となり、その主部9は光源バルブ5の放電発光部5aをリフレクタ2の反射面2aの全領域に対して開放した状態となる(図1の実線参照)。このときの可動シェード8の位置を「走行ビーム照射位置」という。
【0026】
ソレノイド14に通電されると、プランジャー14aが前進し、これによって、可動シェード8は上端が後方へ移動するように回動し、主部9が光源バルブ5の放電発光部5aの周囲をやや覆い、該放電発光部5aをリフレクタ2の反射面2aの中央部を除く部分に対して遮蔽した状態となる(図1の2点鎖線参照)。これによって、光源バルブ5の光はリフレクタ2の反射面2aの周辺部には到達しないことになる。このときの可動シェード8の位置を「すれ違いビーム照射位置」という。
【0027】
上記取付ベース12に光源バルブ5を保持したバルブソケット24が取り付けられる。
【0028】
バルブソケット24はほぼ正方形に近い板状をしており、円形のバルブ取付孔25を有している。該バルブ取付孔25の前側開口縁には前方へ突出した突出縁25aが形成されており、該突出縁25aの外径は上記取付ベース12のバルブ取付孔20の内径より僅かに小さくされている。該バルブソケット24は上記突出縁25aが取り付けベース12のバルブ取付孔20内に内嵌された状態でネジ26、26により取り付けベース12に固定される。
【0029】
そして、光源バルブ5は、ガラスチューブ5bがバルブソケット24のバルブ取付孔25(取付ベース12のバルブ取付孔20、リフレクタ2のバルブ挿通孔18)を挿通されて灯室4内に位置され、口金部5cの前端部がバルブ取付孔25に内嵌され、フランジ部5dがバルブ取付孔25の後側開口縁に当接される。その状態で、線バネ材料をほぼV字状に曲折して形成された押えバネ27によってフランジ部5dがバルブ取付孔25の後側開口縁に押し付けられるようにされ、これによって、バルブソケット24に着脱自在に取り付けられる。
【0030】
そして、上記したようにバルブソケット24が取付ベース12に取り付けられる際に下部固定シェード28がリフレクタ2に固定される。
【0031】
下部固定シェード28は金属板をほぼ弧状に湾曲させて形成され、前端縁に小さな切欠28aが形成され、後端の両側縁から突出部28b、28bが突設されると共に、該突出部28b、28bを含んで後端縁から外方へ折り曲げられた係合片28c、28c、・・・が形成されている。
【0032】
そして、上記下部固定シェード28は取付ベース12のバルブ取付孔20から灯室4内に挿入され、後端部の係合片28c、28c、・・・がバルブ取付孔20の後側開口縁に形成された係合凹部20b、20b、・・・に係合され、その状態で、バルブソケット24が上記したように取付ベース12に取り付けられると、上記係合片28c、28c、・・・が取付ベース12とバルブソケット24の前面との間で挟持され、これによって、下部固定シェード28はリフレクタ2に固定され、光源バルブ5の放電発光部5aをリフレクタ2の反射面2aのほぼ下半部に対して遮蔽するようになる。
【0033】
上記レンズ3の内面には複数のレンズステップが形成されている。
【0034】
可動シェード8がすれ違いビーム照射位置にあるときに放電バルブ5が点灯されると、反射面2aの限定された部分によって反射された光源バルブ5の光が主として上記レンズステップのうち中央領域にあるものによって制御されて、図9に示すような配光のすれ違いビーム29が照射される。なお、図9は配光を閉曲線である等照度曲線で示すものであり、中心部から周辺部に行くに従い照度が低くなるものである。また、V−Vは車輌の前後方向に沿う灯具光軸X−Xと交わる鉛直線、H−Hは灯具光軸と交わる水平線である。なお、配光のこのような表現方法は図10においても同様である。
【0035】
そして、可動シェード8が走行ビーム照射位置にある場合には、上記すれ違いビーム29に加えて、反射面2aの周辺領域に対応したレンズ3の周辺領域を透過し該周辺部分に形成されたレンズステップによって制御された光によって図10に示すような配光の走行ビーム30が照射される。
【0036】
上記した車輌用前照灯1にあっては、光源バルブ5の放電発光部5aをリフレクタ2の反射面2aのほぼ下半部に対して遮蔽する下部固定シェード28は可動シェード8とは別部材として構成されるので、可動シェード8の重量が軽量化され、その分、可動シェード8を駆動する可動シェード駆動機構11の負担が軽減し、その耐久性が向上する。
【0037】
また、下部固定シェード28はその係合片28c、28c、・・・が取付ベース12とバルブソケット24とによって挟持されることによってリフレクタ2に取着されるので、下部固定シェード28の固定のための特別な構造が必要でなく、下部固定シェード28を可動シェードと別個に設けても、構造が特に複雑になってしまうことがない。
【0038】
また、車輌用前照灯1の組立は、リフレクタ2に設けられた挿通孔23から可動シェード8をリフレクタ2の内部に挿入した後リフレクタ2の後部に取付ベース12を固定し、上記下部固定シェード28を上記バルブ取付孔20、25を通してリフレクタ2内部に挿入すると共に下部固定シェード28の後端に設けられた係合片28c、28c、・・・を取付ベース12のバルブ取付孔20の開口縁部に設けた係合凹部20b、20b、・・・に係合し、バルブソケット24を上記取付ベース12に固定すれば、これによって取付ベース12とバルブソケット24との間で下部固定シェード28の係合片28c、28c、・・・を挟持して下部固定シェード28をリフレクタ2に固定することができるので、下部固定シェード28の取付のための特別の工程が必要でなく、下部固定シェード28を可動シェード8と別個に設けながら、そのために組立工程が増えてしまうようなことがない。
【0039】
なお、上記した実施の形態においては、本発明を鉄道用車輌の前照灯に適用したものを示したが、本発明の適用範囲が鉄道用車輌の前照灯に限定されるものではなく、本発明は他の車輌、例えば、自動車用の前照灯にも適用することができるものである。
【0040】
また、上記した実施の形態において示した各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0041】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用前照灯は、光源バルブ、該光源バルブの光を前方へ反射させるリフレクタ、移動することによって上記光源バルブをリフレクタに対して遮蔽する割合が変化される可動シェードを備えた車輌用前照灯であって、上記光源バルブから下方へ向けて照射される光を遮る固定シェードを備え、上記固定シェードは、該固定シェードに形成された係合片が上記リフレクタのバルブ挿通孔の周縁部に位置するようにリフレクタに固定された板状部材に形成された係合凹部に係合すると共に、板状部材と上記光源バルブを保持するバルブソケットとの間で挟持されることによって、リフレクタに固定され、上記可動シェードを移動させるシェード駆動機構は、板状部材に形成された保持部と該保持部に支持されたソレノイドとから成ることを特徴とする。
【0042】
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、リフレクタ下方への光を遮蔽する固定シェードは可動シェードとは別個に設けられるため、可動シェードの重量が軽量化され、よって、可動シェードを駆動するための駆動部の負担が軽減し、耐久性が向上する。
【0043】
また、固定シェードはその係合片がリフレクタに固定された板状部材に形成された係合凹部に係合すると共に、板状部材とバルブソケットとの間で挟持されることによってリフレクタに支持されるので、固定シェードのための特別の取付構造が必要でなく、バルブソケットを取り付ける過程で固定シェードの取付が為され、組立工程の単純化が図られる。
【0044】
また、本発明車輌用前照灯の組立方法は、光源バルブ、該光源バルブの光を前方へ反射させるリフレクタ、移動することによって上記光源バルブをリフレクタに対して遮蔽する割合が変化される可動シェード及び光源バルブから下方へ向けて照射される光を遮る固定シェードを備え、上記可動シェードを移動させるシェード駆動機構が、可動シェードを保持すると共にリフレクタのバルブ挿通孔と重なるバルブ挿通孔を有する板状部材に形成された保持部と該保持部に支持されたソレノイドとから成る車輌用前照灯の組立方法であって、上記板状部材を、リフレクタに設けられた開口部から可動シェードをリフレクタの内部に挿入した後リフレクタの後部に固定し、上記固定シェードを上記2つのバルブ挿通孔を通してリフレクタ内部に挿入すると共に固定シェードの後端に形成された係合片を上記リフレクタに固定された板状部材の挿通孔の開口縁部に形成された係合凹部に係合し、バルブソケットを上記板状部材に固定し、これによって板状部材とバルブソケットとの間で固定シェードの係合部を挟持して固定シェードをリフレクタに固定することを特徴とする。
【0045】
従って、本発明車輌用前照灯の組立方法にあっては、板状部材をリフレクタに固定し、続いて、バルブソケットを板状部材に固定するという工程の中で、固定シェードの係合片を板状部材とバルブソケットとの間に位置させるだけで、固定シェードのリフレクタへの取付が完了し、組立性がきわめて良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明車輌用前照灯及び車輌用前照灯の組立方法の実施の形態を示すものであり、本図は車輌用前照灯の縦断面図である。
【図2】一部を切り欠いて示す分解側面図である。
【図3】リフレクタの背面図である。
【図4】取付ベースを取り付ける前の状態の背面図である。
【図5】取付ベースを取り付けた状態の背面図である。
【図6】取付ベースと下部固定シェードとを分離して示す斜視図である。
【図7】取付ベースに下部固定シェードを係合させた状態の斜視図である。
【図8】すれ違いビームの配光を等照度曲線図で示す図である。
【図9】走行ビームの配光を等照度曲線図で示す図である。
【符号の説明】
1…車輌用前照灯、2…リフレクタ、5…光源バルブ、8…可動シェード、11…シェード駆動機構、12…取付ベース(板状部材)、13…保持部、14…ソレノイド、18…バルブ挿通孔、20…バルブ取付孔(板状部材のバルブ挿通孔)、20b…係合凹部、23…挿通孔(開口部)、24…バルブソケット、28…下部固定シェード(固定シェード)、28c…係合片
Claims (2)
- 光源バルブ、該光源バルブの光を前方へ反射させるリフレクタ、移動することによって上記光源バルブをリフレクタに対して遮蔽する割合が変化される可動シェードを備えた車輌用前照灯であって、
上記光源バルブから下方へ向けて照射される光を遮る固定シェードを備え、
上記固定シェードは、該固定シェードに形成された係合片が上記リフレクタのバルブ挿通孔の周縁部に位置するようにリフレクタに固定された板状部材に形成された係合凹部に係合すると共に、板状部材と上記光源バルブを保持するバルブソケットとの間で挟持されることによって、リフレクタに固定され、
上記可動シェードを移動させるシェード駆動機構は、板状部材に形成された保持部と該保持部に支持されたソレノイドとから成る
ことを特徴とする車輌用前照灯。 - 光源バルブ、該光源バルブの光を前方へ反射させるリフレクタ、移動することによって上記光源バルブをリフレクタに対して遮蔽する割合が変化される可動シェード及び光源バルブから下方へ向けて照射される光を遮る固定シェードを備え、
上記可動シェードを移動させるシェード駆動機構が、可動シェードを保持すると共にリフレクタのバルブ挿通孔と重なるバルブ挿通孔を有する板状部材に形成された保持部と該保持部に支持されたソレノイドとから成る車輌用前照灯の組立方法であって、
上記板状部材を、リフレクタに設けられた開口部から可動シェードをリフレクタの内部に挿入した後リフレクタの後部に固定し、
上記固定シェードを上記2つのバルブ挿通孔を通してリフレクタ内部に挿入すると共に固定シェードの後端に形成された係合片を上記リフレクタに固定された板状部材の挿通孔の開口縁部に形成された係合凹部に係合し、
バルブソケットを上記板状部材に固定し、これによって板状部材とバルブソケットとの間で固定シェードの係合部を挟持して固定シェードをリフレクタに固定する
ことを特徴とする車輌用前照灯の組立方法。
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