JP4055381B2 - ヘッドランプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プロジェクト型の2灯式のヘッドランプに係るものである。特に、この発明は、製作コストが安価であり、また、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができるヘッドランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、従来のヘッドランプの構成について説明する。従来のヘッドランプは、一般に、放電灯やハロゲンランプなどの光源と、前記光源からの光を反射させるリフレクタと、前記リフレクタからの反射光を前方に照射する集光レンズと、前記集光レンズからの照射光をロービームとハイビームとに切り替えるシェードと、前記シェードをロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替える駆動手段としてのソレノイドと、前記ソレノイドと前記シェードとの間に設けた駆動力伝達手段と、を備えるものである。
【0003】
つぎに、従来のヘッドランプの作用について説明する。光源を点灯する。すると、光源からの光がリフレクタで反射される。その反射光が集光レンズを経て前方に照射される。
【0004】
ここで、ソレノイドを作動させて駆動力伝達手段を介してシェードを、ロービーム姿勢またはハイビーム姿勢に切り替える。すると、照射光がロービームまたはハイビームとに切り替わる。この結果、ロービームにより所定のすれ違い用の配光パターン、または、ハイビームにより所定の走行用の配光パターンがそれぞれ切り替わって得られる。
【0005】
この種のヘッドランプとして、特開平4−184801号公報に記載のものがある。そして、この種のヘッドランプとしては、以下の事項が重要事項である。すなわち、製作コストが安価であること。また、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができること。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のヘッドランプにおいては、前記重要事項について何ら考慮されていない。
【0007】
この発明は、製作コストが安価であり、また、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができるヘッドランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、可動側のシェードが薄板構造からなり、切り替え手段が可動側のシェードに取り付けたソレノイドとバネ部材とから構成されている、ことを特徴とする。
【0009】
この結果、請求項1にかかる発明は、可動側のシェードが薄板構造からなるので、可動側のシェードの重量を軽くすることができる。これにより、可動側のシェードをロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替える手段(以下、単に、切り替え手段と称する)のソレノイドの駆動力およびバネ部材のバネ力を小さくすることができる。このために、駆動力が小さい安価なソレノイドおよびバネ力が小さい安価なバネ部材を使用することができ、製作コストを安価にすることができる。また、可動側のシェードの重量が軽量であるから、可動側のシェードの切り替え動作をソレノイドおよびバネ部材により簡単にかつ正確に行うことができる。このために、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0010】
また、請求項1にかかる発明は、ソレノイドが可動側のシェードの下方に配置され、そのソレノイドの進退ロッドが可動側のシェードに直接取り付けられ、ソレノイドに通電するとバネ部材のバネ力に抗して進退ロッドが後退して可動側のシェードを直線的に下げてロービーム姿勢からハイビーム姿勢に切り替える手段としてのソレノイドと、板構造からなり、かつ、互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている構造からなるバネ部材が可動側のシェードに直接取り付けられ、通常時にはバネ部材が可動側のシェードをロービーム姿勢に保持し、また、ソレノイドへの通電時にはバネ部材の2個の半円形部分が撓み、ソレノイドへの通電遮断時にはバネ部材の2個の半円形部分が弾性復帰して可動側のシェードを直線的に上げてハイビーム姿勢からロービーム姿勢に切り替える手段としてのバネ部材とを備える、ことを特徴とする。
【0011】
この結果、請求項1にかかる発明は、切り替え手段のソレノイドおよびバネ部材が可動側のシェードに直接取り付けられていることにより、切り替え手段のソレノイドおよびバネ部材の構成が簡単である。このために、製作コストが安価である。また、切り替え手段のソレノイドおよびバネ部材の構成が簡単であるから、可動側のシェードの切り替え動作を簡単にかつ正確に行うことができ、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0012】
また、請求項1にかかる発明は、ソレノイドが可動側のシェードの下方に配置されているので、通電時に可動側のシェードをバネ部材のバネ力に抗して下げる際に、可動側のシェードの重量が作用する。このために、ソレノイドの駆動力は、バネ部材のバネ力より若干大きい力であればよい。したがって、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用することができる。一方、バネ部材のバネ力は、通常時には可動側のシェードの重量とソレノイドの進退ロッドの重量とを支える力、また、通電遮断時には可動側のシェードと進退ロッドとを元の位置に復帰させるために上げる力があればよい。したがって、バネ力が小さい安価なバネ部材を使用することができる。これにより、製作コストを安価にすることができる。
【0013】
さらに、請求項1にかかる発明は、可動側のシェードにソレノイドの進退ロッドとバネ部材とをそれぞれ直接取り付けて、可動側のシェードをソレノイドの駆動力とバネ部材のバネ力とにより直線的に上下移動させるものである。このために、可動側のシェードの切り替え動作を簡単にかつ正確に行うことができ、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0014】
さらにまた、請求項1にかかる発明は、通常時にはバネ部材のバネ力により可動側のシェードがロービーム姿勢にあり、ソレノイドの通電時にはソレノイドの駆動力により可動側のシェードがハイビーム姿勢にある。このために、可動側のシェードがハイビーム姿勢にあるときに、ソレノイドおよびその電気系統などに故障などが発生した場合には、ソレノイドの駆動力が0となり、バネ部材のバネ復帰力により、可動側のシェードがハイビーム姿勢からロービーム姿勢に自動復帰する。したがって、フェイルセイフ機能が装備されることとなる。
【0015】
さらにまた、請求項1にかかる発明は、互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている構造からなるバネ部材を使用することにより、耐振性能が向上される。
【0016】
さらにまた、請求項1にかかる発明は、バネ部材が、互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている。このために、バネ部材がバネ復帰して上死点に達すると、2個の半円形部分が互いに引っ張り合うので、バネ部材は、その上死点において、確実にかつ短時間に停止する。したがって、バネ作用方向の振動が極めて小さいので、可動側のシェードを所定の位置に確実にかつ短時間に停止位置させることができる。
【0017】
また、請求項2にかかる発明は、薄板構造の可動側のシェードと板構造のバネ部材とが一体構造をなす、ことを特徴とする。
【0018】
この結果、請求項2にかかる発明は、可動側のシェードとバネ部材とが一体構造となることにより、部品点数が軽減することができ、さらに、製作コストを安価にすることができる。
【0019】
また、請求項2にかかる発明は、可動側のシェードとバネ部材とが薄鋼板の一体構造となることにより、リフレクタからの反射光の熱を効率よく放射することができる。すなわち、リフレクタからの反射光を遮蔽する可動側のシェードにおいて、反射光の熱が集中しても、その熱は、可動側のシェードを経てバネ部材に伝導され、そのバネ部材において放熱作用により効率よく放射される。これにより、リフレクタからの反射光の熱からソレノイドを保護することができるので、熱によるソレノイドの駆動力の低下を防止することができる。このために、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用することができ、製作コストを安価にすることができる。
【0020】
また、請求項3にかかる発明は、可動側のシェードの大きさが可動側のシェードをソレノイドおよびバネ部材により移動させるストロークとほぼ同じ大きさを有する、ことを特徴とする。
【0021】
この結果、請求項3にかかる発明は、可動側のシェードの大きさがソレノイドおよびバネ部材により移動させるストロークとほぼ同じ大きさである。このために、可動側のシェードを移動させる部分が小型軽量化することができるので、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドおよびバネ力が小さい安価なバネ部材を使用することができ、製作コストを安価にすることができる。しかも、可動側のシェードの大きさを可動側のシェードの移動ストロークと同じ大きさにすることにより、所定のすれ違い用の配光パターンと所定の走行用の配光パターンとに対して影響はない。
【0022】
また、請求項4にかかる発明は、可動側のシェードと別個であり、ソレノイドに対して光源からの熱を遮蔽する熱遮蔽板としての機能を兼用する固定側のシェードが設けられている、ことを特徴とする。
【0023】
この結果、請求項4にかかる発明は、固定側のシェードがソレノイドに対して光源からの熱を遮蔽する熱遮蔽板としての機能をも兼用することができる。これにより、ソレノイドを光源の熱から遮蔽することができるので、熱によるソレノイドの駆動力の低下を防止することができる。このために、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用することができ、製作コストを安価にすることができる。
【0024】
また、請求項5にかかる発明は、可動側のシェードのうち、ロービームとハイビームとに切り替える部分の形状が、上から見て、中央部が放電灯側に凸となる湾曲形状をなし、可動側のシェードのうち、すれ違い用の配光パターンのカットラインを形成するエッジ部が、2枚の薄板から構成されている、ことを特徴とする。
【0025】
この結果、請求項5にかかる発明は、薄板構造の可動側のシェードにより、2枚の薄板から構成されているエッジ部を簡単に製造することができる。しかも、この2枚の薄板から構成されているエッジ部と、プロジェクト型ヘッドランプの第2焦点との位置関係を適正に制御構成することにより、分光色を消すことができる。このために、日本の法規に適合することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるヘッドランプの実施形態の1例を添付図面を参照して説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0027】
(実施の形態の構成の説明)
図において、1はヘッドランプである。このヘッドランプ1には、光源としての放電灯2と、リフレクタ3と、集光レンズ4と、シェード5と、切り替え手段としてのソレノイド6およびバネ部材7とを備える。
【0028】
前記放電灯2は、いわゆる、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などである。前記放電灯2は、前記リフレクタ3にソケット機構8を介して着脱可能に取り付けられている。前記放電灯2の発光部分は、前記リフレクタ3の第1焦点F1近傍に位置する。
【0029】
前記リフレクタ3の内凹面は、アルミ蒸着もしくは銀塗装などにより、たとえば、図2の垂直断面が楕円面をなし、かつ、図3の水平断面が放物面ないし変形放物面をなす反射面からなる。このために、前記リフレクタ3の反射面は、第1焦点F1と、第2焦点F2(水平断面上の焦線)とを有する。
【0030】
前記集光レンズ4は、図示されていないが、前記リフレクタ3の第2焦点F2近傍に、かつ、第2焦点F2よりも前方側(放電灯2に対して集光レンズ4側)に、物空間側の焦点面(メリジオナル像面)を有する。前記集光レンズ4は、前記放電灯2と共に、ホルダ9に固定保持されている。
【0031】
前記シェード5は、この例では、SUS(バネ鋼板)などの弾性を有する薄板構造からなる。前記シェード5は、前記ロービームと前記ハイビームとに切り替える切り替え部分(可動側のシェード)10、11(図5〜図9参照)と、その他の部分(固定側のシェード)12(図10〜図12参照)とにそれぞれ別個に分割されている。前記シェード5の前記切り替え部分10、11は、前記集光レンズ4からの照射光を、図13(A)に示す所定のすれ違い用の配光パターンLPが得られるロービームと、図13(B)に示す所定の走行用の配光パターンHPが得られるハイビームとに、切り替えるものである。
【0032】
一方、前記切り替え手段としてのソレノイド6およびバネ部材7は、前記シェード5の前記切り替え部分10、11を、前記ロービームが得られるロービーム姿勢(図6および図8中の実線にて示す姿勢)と、前記ハイビームが得られるハイビーム姿勢(図6および図8中の二点鎖線にて示す姿勢)とに、切り替えるものである。
【0033】
前記切り替え部分10、11は、前記ソレノイド6および前記バネ部材7によってロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替えられる可動側の部分である。前記可動側部分10、11の大きさは、前記可動側部分10、11を前記ソレノイド6および前記バネ部材7により移動させるストロークと同じ大きさを有する。この例では、前記可動側部分10、11は、図6および図8に示すように、上下に移動するので、前記可動側部分10、11の上下の大きさは、前記可動側部分10、11の上下移動のストロークとほぼ同じ大きさである。
【0034】
前記可動側部分10、11の形状は、図5および図7および図9に示すように、上から見て、中央部が前記放電灯2側に凸となる湾曲形状をなす。
【0035】
前記シェード5の前記可動側部分10、11のうち、前記すれ違い用の配光パターンLPのカットラインCLを形成するエッジ部13は、2枚の薄板から構成されている。すなわち、前記可動側部分10、11は、図5および図7および図9に示すように、前方側(集光レンズ4側)の薄板と後方側(放電灯2側)の薄板とをリベット止めもしくはスポット溶接などにより固定された2枚の薄板から構成されている。前記2枚の可動側部分10、11の上縁に前記エッジ部13がそれぞれ形成されている。
【0036】
前記エッジ部13は、図6および図9に示すように、中央部において約45°の斜めの段差がある。この段差により、図13(A)に示すように、すれ違い用の配光パターンLPにおいて、走行車線側と対向車線側との間に約45°の斜めのカットラインが形成される。
【0037】
一方、前記シェード5の前記その他の部分12は、前記ホルダ9に固定された固定側の部分である。前記固定側部分12は、前記ソレノイド6に対して前記放電灯2からの熱を遮蔽する熱遮蔽板としての機能をも兼用するものである。
【0038】
前記ソレノイド6は、進退ロッド14を有する。前記ソレノイド6は、前記バネ部材7に固定されていて、前記シェード5の可動側部分10、11の下方に配置されている。前記ソレノイド6の進退ロッド14の先端(上端)は、前記シェード5の可動側部分10、11と一体構造の前記バネ部材7に直接取り付けられている。
【0039】
前記ソレノイド6は、通電時には前記バネ部材7のバネ力に抗して前記進退ロッド14が後退して前記シェード5の可動側部分10、11を直線的に下げて前記ロービーム姿勢から前記ハイビーム姿勢に切り替える手段である。このように、前記ソレノイド6は、安価であり、かつ、効率がよい引っ張りタイプのソレノイドを使用することができる。
【0040】
前記バネ部材7は、この例では、前記シェード5と同様に、SUS(バネ鋼板)などの弾性を有する薄板構造からなる。前記バネ部材7は、図6および図9に示すように、互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている構造からなる。前記バネ部材7の上側中央部と、前記シェード5の前方側の可動側部分10の下縁中央部とが一体に連結されている。すなわち、薄板構造の前記シェード5の前方側の可動側部分10と同じく薄板構造の前記バネ部材7とは、プレス加工などにより、一体構造をなす。これにより、前記バネ部材7は、前記シェード5の前記可動側部分10、11に直接取り付けられることとなる。
【0041】
前記バネ部材7は、通常時には前記シェード5の可動側部分10、11を前記ロービーム姿勢に保持し、また、前記ソレノイド6への通電時には撓み、前記ソレノイド6への通電遮断時には弾性復帰して前記シェード5の可動側部分10、11を直線的に上げて前記ハイビーム姿勢から前記ロービーム姿勢に切り替える手段である。
【0042】
前記バネ部材7の下側中央部には、取付部15が一体にかつ直交するように設けられている。前記取付部15がスクリュー16によりホルダ9に取り付けられている。また、前記取付部15には、前記ソレノイド6が取り付けられている。
【0043】
前記ヘッドランプ1の構成部品の放電灯2、リフレクタ3、集光レンズ4、シェード5、ソレノイド6、バネ部材7、ソケット機構8およびホルダ9などがアウターレンズもしくはアウターカバー(図示せず)とランプハウジング(図示せず)とに区画された灯室(図示せず)内に配置されることにより、前記ヘッドランプ1が構成される。
【0044】
(実施の形態の作用の説明)
この実施の形態におけるヘッドランプ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
【0045】
まず、放電灯2を点灯する。すると、放電灯2からの光は、リフレクタ3で反射される。その反射光は、リフレクタ3の第2焦点F2に集光され、かつ、その第2焦点F2を通って拡散され、さらに、集光レンズ4を経て前方に照射される。その照射光は、図13(A)に示す所定のすれ違い用の配光パターンLPが得られるロービームとして、または、図13(B)に示す所定の走行用の配光パターンHPが得られるハイビームとして、それぞれ前方に照射される。
【0046】
ここで、シェード5の可動側部分10、11がロービーム姿勢にあるものとする。すると、バネ部材7のバネ力により、ソレノイド6の進退ロッド14が上死点に位置し、かつ、シェード5の可動側部分10、11が図6および図8中の実線に示す姿勢にあり、シェード5の可動側部分10、11のロービーム姿勢が保持されている。
【0047】
この結果、反射光のうち、集光レンズ4のほぼ上半部に進む反射光は、シェード5の可動側部分10、11により遮断されて、ロービームとして前方に照射される。このために、図13(A)に示すように、所定のすれ違い用の配光パターンLPが得られる。
【0048】
つぎに、ソレノイド6に通電する。すると、ソレノイド6の進退ロッド14がバネ部材7のバネ力に抗して後退する。それに伴なって、シェード5の可動側部分10、11が直線的に下がって、図6および図8中の実線にて示すロービーム姿勢から図6および図8中の二点鎖線にて示すハイビーム姿勢に切り替わる。
【0049】
この結果、反射光が集光レンズ4の全面に亘って進むので、ハイビームとして前方に照射される。このために、図13(B)に示すように、所定の走行用の配光パターンHPが得られる。
【0050】
そして、ソレノイド6への通電を遮断する。すると、図6および図8中の二点鎖線にて示す撓んだ状態にあるバネ部材7は、図6および図8中の実線にて示す元の状態に弾性復帰する。これに伴なって、ソレノイド6の進退ロッド14が前進する。それと共に、シェード5の可動側部分10、11が直線的に上がって、図6および図8中の二点鎖線にて示すハイビーム姿勢から図6および図8中の実線にて示すロービーム姿勢に切り替わる。この結果、図13(A)に示すように、所定のすれ違い用の配光パターンLPが得られる。
【0051】
(実施の形態の効果の説明)
特に、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、ヘッドランプ1の構成部品のリフレクタ3、シェード5、ソレノイド6、バネ部材7、ソケット機構8およびホルダ9などに、アルミ蒸着もしくは銀塗装などを施すことにより、放電灯2点灯時におけるノイズのシール効果がある。
【0052】
また、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、シェード5が可動側部分10、11と固定側部分12とから構成されている。このために、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、可動側部分10、11が上下に移動しても、固定側部分12により、放電灯2からの直射光やリフレクタ3からの反射光を確実に遮光することができる。
【0053】
さらに、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、ソレノイド6を小型化することができる。このために、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、ソレノイド6の大部分を配光のデットスペース(すなわち、ヘッドランプ1を取り付ける車体フレーム(図示せず)のうち、最下位の車体フレームのラインULより上方のスペースであって、配光パターンの形成に対して何ら寄与しないスペース)内に収納することができ、前記最下位の車体フレームのラインULから、ソレノイド6の下部OLが突出する量を小さくすることができる。これにより、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、多種多様の車両に取り付けることが可能である。いわゆる、マイナーチェンジが可能である。
【0054】
(実施の形態以外の例の説明)
なお、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、エッジ部13が2枚の薄板構造からなるものである。しかしながら、この発明においては、エッジ部が1枚の薄板構造のものであっても良い。
【0055】
また、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、可動側部分10、11の形状が、上から見て、中央部が放電灯2側に凸となる湾曲形状をなすものである。ところが、この発明においては、可動側部分の形状が上から見て平らな形状であっても良い。
【0056】
さらに、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、光源として、放電灯2を使用している。ところが、この発明においては、放電灯2のほかに、ハロゲンランプなどを使用しても良い。
【0057】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、可動側のシェードが薄板構造からなるので、可動側のシェードの重量を軽くすることができる。これにより、可動側のシェードをロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替える手段としてのソレノイドの駆動力およびバネ部材のバネ力を小さくすることができる。このために、駆動力が小さい安価なソレノイドおよびバネ力が小さい安価なバネ部材を使用することができ、製作コストを安価にすることができる。また、可動側のシェードの重量が軽量であるから、可動側のシェードの切り替え動作をソレノイドおよびバネ部材により簡単にかつ正確に行うことができる。このために、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0058】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、切り替え手段のソレノイドおよびバネ部材が可動側のシェードに直接取り付けられていることにより、切り替え手段のソレノイドおよびバネ部材の構成が簡単である。このために、製作コストが安価である。また、切り替え手段のソレノイドおよびバネ部材の構成が簡単であるから、可動側のシェードの切り替え動作を簡単にかつ正確に行うことができ、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0059】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、ソレノイドが可動側のシェードの下方に配置されているので、通電時に可動側のシェードをバネ部材のバネ力に抗して下げる際に、可動側のシェードの重量が作用する。このために、ソレノイドの駆動力は、バネ部材のバネ力より若干大きい力であればよい。したがって、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用することができる。一方、バネ部材のバネ力は、通常時には可動側のシェードの重量とソレノイドの進退ロッドの重量とを支える力、また、通電遮断時には可動側のシェードと進退ロッドとを元の位置に復帰させるために上げる力があればよい。したがって、バネ力が小さい安価なバネ部材を使用することができる。これにより、製作コストを安価にすることができる。
【0060】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、可動側のシェードにソレノイドの進退ロッドとバネ部材とをそれぞれ直接取り付けて、可動側のシェードをソレノイドの駆動力とバネ部材のバネ力とにより直線的に上下移動させるものである。このために、可動側のシェードの切り替え動作を簡単にかつ正確に行うことができ、ロービームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0061】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、通常時にはバネ部材のバネ力により可動側のシェードがロービーム姿勢にあり、ソレノイドの通電時にはソレノイドの駆動力により可動側のシェードがハイビーム姿勢にある。このために、可動側のシェードがハイビーム姿勢にあるときに、ソレノイドおよびその電気系統などに故障などが発生した場合には、ソレノイドの駆動力が0となり、バネ部材のバネ復帰力により、可動側のシェードがハイビーム姿勢からロービーム姿勢に自動復帰する。したがって、フェイルセイフ機能が装備されることとなる。
【0062】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項2)は、可動側のシェードとバネ部材とが一体構造となるので、部品点数が軽減することができ、さらに、製作コストを安価にすることができる。
【0063】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項2)は、可動側のシェードとバネ部材とが薄鋼板の一体構造となることにより、リフレクタからの反射光の熱を効率よく放射することができる。すなわち、リフレクタからの反射光を遮蔽する可動側のシェードにおいて、反射光の熱が集中しても、その熱は、可動側のシェードを経てバネ部材に伝導され、そのバネ部材において放熱作用により効率よく放射される。これにより、リフレクタからの反射光の熱からソレノイドを保護することができるので、熱によるソレノイドの駆動力の低下を防止することができる。このために、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用することができ、製作コストを安価にすることができる。
【0064】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、バネ部材として互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている構造からなるバネ部材を使用するので、耐振性能が向上される。
【0065】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、バネ部材は、互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている。このために、バネ部材がバネ復帰して上死点に達すると、2個の半円形部分が互いに引っ張り合うので、バネ部材は、その上死点において、確実にかつ短時間に停止する。したがって、バネ作用方向の振動が極めて小さいので、可動側のシェードを所定の位置に確実にかつ短時間に停止位置させることができる。
【0066】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項3)は、可動側のシェードの大きさがソレノイドおよびバネ部材により移動させるストロークとほぼ同じ大きさである。このために、可動側のシェードを移動させる部分が小型軽量化することができるので、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドおよびバネ力が小さい安価なバネ部材を使用することができ、製作コストを安価にすることができる。しかも、可動側のシェードの大きさを可動側のシェードの移動ストロークと同じ大きさにすることにより、所定のすれ違い用の配光パターンと所定の走行用の配光パターンとに対して影響はない。
【0067】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項4)は、固定側のシェードがソレノイドに対して放電灯からの熱を遮蔽する熱遮蔽板としての機能をも兼用することができる。これにより、ソレノイドを放電灯の熱から遮蔽することができるので、熱によるソレノイドの駆動力の低下を防止することができる。このために、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用することができ、製作コストを安価にすることができる。
【0068】
また、この発明にかかるヘッドランプ(請求項5)は、可動側のシェードのうち、ロービームとハイビームとに切り替える部分の形状が、上から見て、中央部が放電灯側に凸となる湾曲形状をなし、可動側のシェードのうち、すれ違い用の配光パターンのカットラインを形成するエッジ部が、2枚の薄板から構成されている。この結果、薄板構造の可動側のシェードにより、2枚の薄板から構成されているエッジ部を簡単に製造することができる。しかも、この2枚の薄板から構成されているエッジ部と、プロジェクト型ヘッドランプの第2焦点との位置関係を適正に制御構成することにより、分光色を消すことができる。このために、日本の法規に適合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のヘッドランプの実施の形態を示す正面図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】 図1におけるIV矢視図である。
【図5】 一体構造の可動側のシェードとバネ部材とを示す平面図である。
【図6】 図5におけるVI矢視図である。
【図7】 図6におけるVII矢視図である。
【図8】 図5におけるVIII矢視図である。
【図9】 一体構造の可動側のシェードとバネ部材とを示す斜視図である。
【図10】 固定側のシェードを示す平面図である。
【図11】 図10におけるXI線断面図である。
【図12】 図10におけるXII矢視図である。
【図13】 (A)はすれ違い用の配光パターンを示す説明図、(B)は走行用の配光パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ
2 放電灯
3 リフレクタ
4 集光レンズ
5 シェード
6 ソレノイド
7 バネ部材
8 ソケット機構
9 ホルダ
10、11 可動側部分(可動側のシェード、切り替え部分)
12 固定側部分(固定側のシェード、その他の部分)
13 エッジ部
14 進退ロッド
15 取付部
16 スクリュー
F1 第1焦点
F2 第2焦点
LP すれ違い用の配光パターン
HP 走行用の配光パターン
CL カットライン
UL 最下位の車体フレームのライン
OL ソレノイドの下部
Claims (5)
- プロジェクト型の2灯式のヘッドランプにおいて、
前記光源と、
前記光源からの光を反射させるリフレクタと、
前記リフレクタからの反射光を前方に照射する集光レンズと、
前記集光レンズからの照射光を、所定のすれ違い用の配光パターンが得られるロービームと、所定の走行用の配光パターンが得られるハイビームとに、切り替える可動側のシェードと、
前記可動側のシェードを、前記ロービームが得られるロービーム姿勢と、前記ハイビームが得られるハイビーム姿勢とに、切り替える切り替え手段と、
を備え、
前記可動側のシェードは、薄板構造からなり、
前記切り替え手段は、前記可動側のシェードに取り付けたソレノイドとバネ部材とから構成されていて、
前記ソレノイドは、進退ロッドを有し、前記可動側のシェードの下方に配置され、前記進退ロッドが前記可動側のシェードに直接取り付けられ、通電時には前記バネ部材のバネ力に抗して前記進退ロッドが後退して前記可動側のシェードを直線的に下げて前記ロービーム姿勢から前記ハイビーム姿勢に切り替える手段であり、
前記バネ部材は、板構造からなり、かつ、互いに向き合った2個の半円形部分が相互に連結されている構造からなり、前記可動側のシェードに直接取り付けられ、通常時には前記可動側のシェードを前記ロービーム姿勢に保持し、また、前記ソレノイドへの通電時には前記2個の半円形部分が撓み、前記ソレノイドへの通電遮断時には前記2個の半円形部分が弾性復帰して前記可動側のシェードを直線的に上げて前記ハイビーム姿勢から前記ロービーム姿勢に切り替える手段である、
ことを特徴とするヘッドランプ。 - 薄板構造の前記可動側のシェードと板構造の前記バネ部材とは、一体構造をなす、ことを特徴とする請求項1に記載されたヘッドランプ。
- 前記可動側のシェードの大きさは、前記可動側のシェードを前記ソレノイドおよび前記バネ部材により移動させるストロークとほぼ同じ大きさを有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載されたヘッドランプ。
- 前記可動側のシェードと別個であり、前記ソレノイドに対して前記光源からの熱を遮蔽する熱遮蔽板としての機能をも兼用する固定側のシェードが設けられている、ことを特徴とする請求項1または2または3に記載されたヘッドランプ。
- 前記可動側のシェードのうち、前記ロービームと前記ハイビームとに切り替える部分の形状は、上から見て、中央部が前記放電灯側に凸となる湾曲形状をなし、前記可動側のシェードのうち、前記すれ違い用の配光パターンのカットラインを形成するエッジ部は、2枚の薄板から構成されている、ことを特徴とする請求項1または2または3または4に記載されたヘッドランプ。
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