JP2003092012A - ヘッドランプ - Google Patents

ヘッドランプ

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JP2003092012A
JP2003092012A JP2001280331A JP2001280331A JP2003092012A JP 2003092012 A JP2003092012 A JP 2003092012A JP 2001280331 A JP2001280331 A JP 2001280331A JP 2001280331 A JP2001280331 A JP 2001280331A JP 2003092012 A JP2003092012 A JP 2003092012A
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headlamp
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JP2001280331A
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Eiji Suzuki
英治 鈴木
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作コストが安価であり、ロービームとハイ
ビームとの切り替えが正確であることを目的とする。 【解決手段】 シェード5を片持ちバネ部材7に片持ち
式に支持する。この結果、シェード5が斜めに移動する
ので、シェード5の移動量が小さく、ソレノイド6の作
動量が小さくて済み、ソレノイド6を小型化でき、製作
コストを安価にできる。シェード5が薄板構造からなる
ので、シェード5の重量を軽くできる。この結果、シェ
ード5の切り替え手段としてのソレノイド6の駆動力お
よび片持ちバネ部材7のバネ力を小さくでき、駆動力が
小さい安価なソレノイド6およびバネ力が小さい安価な
片持ちバネ部材7を使用でき、製作コストを安価にでき
る。また、シェード5の切り替え動作をソレノイド6お
よび片持ちバネ部材7により簡単にかつ正確に行うこと
ができ、ロービームとハイビームとを正確に切り替える
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロジェクト型
の2灯式のヘッドランプに係るものである。特に、この
発明は、製作コストが安価であり、また、ロービームと
ハイビームとを正確に切り替えることができるヘッドラ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のヘッドランプの構成につい
て説明する。従来のヘッドランプは、一般に、放電灯や
ハロゲンランプなどの光源と、前記光源からの光を反射
させるリフレクタと、前記リフレクタからの反射光を前
方に照射する集光レンズと、前記集光レンズからの照射
光をロービームとハイビームとに切り替えるシェード
と、前記シェードをロービーム姿勢とハイビーム姿勢と
に切り替える駆動手段としてのソレノイドと、前記ソレ
ノイドと前記シェードとの間に設けた駆動力伝達手段
と、を備えるものである。
【0003】つぎに、従来のヘッドランプの作用につい
て説明する。光源を点灯する。すると、光源からの光が
リフレクタで反射される。その反射光が集光レンズを経
て前方に照射される。
【0004】ここで、ソレノイドを作動させて駆動力伝
達手段を介してシェードを、ロービーム姿勢またはハイ
ビーム姿勢に切り替える。すると、照射光がロービーム
またはハイビームとに切り替わる。この結果、ロービー
ムにより所定のすれ違い用の配光パターン、または、ハ
イビームにより所定の走行用の配光パターンがそれぞれ
切り替わって得られる。
【0005】この種のヘッドランプとして、特開平4−
184801号公報に記載のものがある。そして、この
種のヘッドランプとしては、以下の事項が重要事項であ
る。すなわち、製作コストが安価であること。また、ロ
ービームとハイビームとを正確に切り替えることができ
ること。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のヘッ
ドランプにおいては、前記重要事項について何ら考慮さ
れていない。
【0007】この発明は、製作コストが安価であり、ま
た、ロービームとハイビームとを正確に切り替えること
ができるヘッドランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、シェードが薄板構造か
らなり、切り替え手段がシェードに取り付けたソレノイ
ドとシェードを片持ち式に支持する片持ちバネ部材とか
ら構成されている、ことを特徴とする。
【0009】この結果、請求項1にかかる発明は、シェ
ードを片持ちバネ部材に片持ち式に支持するものであ
る。このために、請求項1にかかる発明は、シェードが
ロービーム姿勢とハイビーム姿勢との間を斜めに移動す
ることとなる。これにより、シェードの移動量が小さく
とも、ロービームとハイビームとの切り替え量が大きく
することができる。しかも、シェードの移動量に比較し
て、ソレノイドの作動量が小さくて済む。したがって、
請求項1にかかる発明は、ソレノイドを小型のものを使
用することができ、その分、製作コストを安価にするこ
とができる。
【0010】また、請求項1にかかる発明は、シェード
が薄板構造からなるので、シェードの重量を軽くするこ
とができる。これにより、シェードをロービーム姿勢と
ハイビーム姿勢とに切り替える手段(以下、単に、切り
替え手段と称する)のソレノイドの駆動力および片持ち
バネ部材のバネ力を小さくすることができる。このため
に、駆動力が小さい安価なソレノイドおよびバネ力が小
さい安価な片持ちバネ部材を使用することができ、製作
コストを安価にすることができる。また、シェードの重
量が軽量であるから、シェードの切り替え動作をソレノ
イドおよび片持ちバネ部材により簡単にかつ正確に行う
ことができる。このために、ロービームとハイビームと
を正確に切り替えることができる。
【0011】また、請求項2にかかる発明は、ソレノイ
ドがシェードの下方に配置され、そのソレノイドの進退
ロッドがシェードに直接取り付けられ、ソレノイドに通
電すると片持ちバネ部材のバネ力に抗して進退ロッドが
後退してシェードを斜めに移動させてロービーム姿勢か
らハイビーム姿勢に切り替える手段としてのソレノイド
と、板構造からなる片持ちバネ部材がシェードに直接取
り付けられ、通常時には片持ちバネ部材がシェードをロ
ービーム姿勢に保持し、また、ソレノイドへの通電時に
は片持ちバネ部材が撓み、ソレノイドへの通電遮断時に
は片持ちバネ部材が弾性復帰してシェードを斜めに移動
させてハイビーム姿勢からロービーム姿勢に切り替える
手段としての片持ちバネ部材とを備える、ことを特徴と
する。
【0012】この結果、請求項2にかかる発明は、切り
替え手段のソレノイドおよび片持ちバネ部材がシェード
に直接取り付けられていることにより、切り替え手段の
ソレノイドおよび片持ちバネ部材の構成が簡単である。
このために、製作コストが安価である。また、切り替え
手段のソレノイドおよび片持ちバネ部材の構成が簡単で
あるから、シェードの切り替え動作を簡単にかつ正確に
行うことができ、ロービームとハイビームとを正確に切
り替えることができる。
【0013】また、請求項2にかかる発明は、ソレノイ
ドがシェードの下方に配置されているので、通電時にシ
ェードを片持ちバネ部材のバネ力に抗して斜めに移動さ
せる際に、シェードの重量が作用する。このために、ソ
レノイドの駆動力は、片持ちバネ部材のバネ力より若干
大きい力であればよい。したがって、駆動力が小さい安
価なソレノイドを使用することができる。一方、片持ち
バネ部材のバネ力は、通常時にはシェードの重量とソレ
ノイドの進退ロッドの重量とを支える力、また、通電遮
断時にはシェードと進退ロッドとを元の位置に復帰させ
るために斜めに移動させる力があればよい。したがっ
て、バネ力が小さい安価な片持ちバネ部材を使用するこ
とができる。これにより、製作コストを安価にすること
ができる。
【0014】さらに、請求項2にかかる発明は、シェー
ドにソレノイドの進退ロッドと片持ちバネ部材とをそれ
ぞれ直接取り付けて、シェードをソレノイドの駆動力と
片持ちバネ部材のバネ力とにより斜めに移動させるもの
である。このために、シェードの切り替え動作を簡単に
かつ正確に行うことができ、ロービームとハイビームと
を正確に切り替えることができる。
【0015】さらにまた、請求項2にかかる発明は、通
常時には片持ちバネ部材のバネ力によりシェードがロー
ビーム姿勢にあり、ソレノイドの通電時にはソレノイド
の駆動力によりシェードがハイビーム姿勢にある。この
ために、シェードがハイビーム姿勢にあるときに、ソレ
ノイドおよびその電気系統などに故障などが発生した場
合には、ソレノイドの駆動力が0となり、片持ちバネ部
材のバネ復帰力により、シェードがハイビーム姿勢から
ロービーム姿勢に自動復帰する。したがって、フェイル
セイフ機能が装備されることとなる。
【0016】また、請求項3にかかる発明は、薄板構造
のシェードと板構造の片持ちバネ部材とが一体構造をな
す、ことを特徴とする。
【0017】この結果、請求項3にかかる発明は、シェ
ードと片持ちバネ部材とが一体構造となることにより、
部品点数が軽減することができ、さらに、製作コストを
安価にすることができる。
【0018】また、請求項3にかかる発明は、シェード
と片持ちバネ部材とが薄鋼板の一体構造となることによ
り、リフレクタからの反射光の熱を効率よく放射するこ
とができる。すなわち、リフレクタからの反射光を遮蔽
するシェードにおいて、反射光の熱が集中しても、その
熱は、シェードを経て片持ちバネ部材に伝導され、その
片持ちバネ部材において放熱作用により効率よく放射さ
れる。これにより、リフレクタからの反射光の熱からソ
レノイドを保護することができるので、熱によるソレノ
イドの駆動力の低下を防止することができる。このため
に、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドを使用す
ることができ、製作コストを安価にすることができる。
【0019】また、請求項4にかかる発明は、片持ちバ
ネ部材にシェードと別個に錘部材が配置されていて、片
持ちバネ部材の共振点が2個ある、ことを特徴とする。
【0020】この結果、請求項4にかかる発明は、片持
ちバネ部材において、シェード(バネ作用をする)と錘
部材(ダンパー作用をする)とにそれぞれ振動点があ
り、前記シェードの振動と前記錘部材の振動とが相互に
打ち消し合うので、前記片持ちバネ部材が耐振動構造と
なる。このために、請求項4にかかる発明は、シェード
がロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替わった際
に、シェードの振動が小さく、かつ、その振動が短時間
で停止するので、シェードを所定の位置に確実にかつ短
時間に停止位置させることができる。これにより、ロー
ビームとハイビームとを正確に切り替えることができ
る。
【0021】また、請求項5にかかる発明は、シェード
がロービームとハイビームとに切り替える部分の可動側
部分と、その他の部分の固定側部分とに分割されてお
り、可動側部分の大きさが可動側部分をソレノイドおよ
び片持ちバネ部材により移動させるストロークとほぼ同
じ大きさを有する、ことを特徴とする。
【0022】この結果、請求項5にかかる発明は、シェ
ードを可動側部分と固定側部分とに分割することによ
り、ソレノイドおよび片持ちバネ部材によりシェードを
移動させる部分が可動側部分のみとなる。このために、
シェードを移動させる部分が小型軽量化することができ
るので、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドおよ
びバネ力が小さい安価な片持ちバネ部材を使用すること
ができ、製作コストを安価にすることができる。しか
も、可動側部分の大きさを可動側部分の移動ストローク
と同じ大きさにすることにより、所定のすれ違い用の配
光パターンと所定の走行用の配光パターンとに対して影
響はない。
【0023】また、請求項5にかかる発明は、薄板構造
からなるシェードのうち、特に固定側部分がソレノイド
に対して放電灯からの熱を遮蔽する熱遮蔽板としての機
能をも兼用することができる。これにより、ソレノイド
を放電灯の熱から遮蔽することができるので、熱による
ソレノイドの駆動力の低下を防止することができる。こ
のために、さらに、駆動力が小さい安価なソレノイドを
使用することができ、製作コストを安価にすることがで
きる。
【0024】また、請求項6にかかる発明は、シェード
のうち、ロービームとハイビームとに切り替える部分の
形状が、上から見て、中央部が放電灯側に凸となる湾曲
形状をなし、シェードのうち、すれ違い用の配光パター
ンのカットラインを形成するエッジ部が、2枚の薄板か
ら構成されている、ことを特徴とする。
【0025】この結果、請求項6にかかる発明は、薄板
構造のシェードにより、2枚の薄板から構成されている
エッジ部を簡単に製造することができる。しかも、この
2枚の薄板から構成されているエッジ部と、プロジェク
ト型ヘッドランプの第2焦点との位置関係を適正に制御
構成することにより、分光色を消すことができる。この
ために、日本の法規に適合することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるヘッドラ
ンプの実施の形態の1例を添付図面を参照して説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0027】(実施の形態の構成の説明)図において、
1はヘッドランプである。このヘッドランプ1には、光
源としての放電灯2と、リフレクタ3と、集光レンズ4
と、シェード5と、切り替え手段としてのソレノイド6
および片持ちバネ部材7とを備える。
【0028】前記放電灯2は、いわゆる、メタルハライ
ドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(H
ID)などである。前記放電灯2は、前記リフレクタ3
にソケット機構8を介して着脱可能に取り付けられてい
る。前記放電灯2の発光部分は、前記リフレクタ3の第
1焦点F1近傍に位置する。
【0029】前記リフレクタ3の内凹面は、アルミ蒸着
もしくは銀塗装などにより、たとえば、図2の垂直断面
が楕円面をなし、かつ、図3の水平断面が放物面ないし
変形放物面をなす反射面からなる。このために、前記リ
フレクタ3の反射面は、第1焦点F1と、第2焦点(水
平断面上の焦線)F2とを有する。
【0030】前記集光レンズ4は、図示されていない
が、前記リフレクタ3の第2焦点F2近傍に、かつ、第
2焦点F2よりも前方側(放電灯2に対して集光レンズ
4側)に、物空間側の焦点面(メリジオナル像面)を有
する。前記集光レンズ4は、前記放電灯2と共に、ホル
ダ9に固定保持されている。
【0031】前記シェード5は、前記集光レンズ4から
の照射光を、図8(A)に示す所定のすれ違い用の配光
パターンLPが得られるロービームと、図8(B)に示
す所定の走行用の配光パターンHPが得られるハイビー
ムとに、切り替えるものである。
【0032】一方、前記切り替え手段としてのソレノイ
ド6および片持ちバネ部材7は、前記シェード5を、前
記ロービームが得られるロービーム姿勢(図中の実線に
て示す姿勢)と、前記ハイビームが得られるハイビーム
姿勢(図6中の二点鎖線にて示す姿勢)とに、切り替え
るものである。
【0033】前記シェード5は、この例では、SUS
(バネ鋼板)などの弾性を有する薄板構造からなる。前
記シェード5は、前記ロービームと前記ハイビームとに
切り替える切り替え部分10、11と、その他の部分1
2とに分割されている。
【0034】前記切り替え部分10、11は、前記ソレ
ノイド6および前記片持ちバネ部材7によってロービー
ム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替えられる可動側の部
分である。前記可動側部分10、11の大きさは、前記
可動側部分10、11を前記ソレノイド6および前記片
持ちバネ部材7により移動させるストロークよりも大き
い。ここで、前記可動側部分10、11は、図6に示す
ように、片持ちバネ部材7の片持ち支点Cに対して円弧
の軌跡移動、すなわち、斜めに移動する。
【0035】前記可動側部分10、11の形状は、図3
および図4に示すように、上から見て、中央部が前記放
電灯2側に凸となる湾曲形状をなす。
【0036】前記シェード5のうち、前記すれ違い用の
配光パターンLPのカットラインCLを形成するエッジ
部13は、2枚の薄板から構成されている。すなわち、
前記可動側部分10、11は、図3および図4に示すよ
うに、前方側(集光レンズ4側)の薄板と後方側(放電
灯2側)の薄板とをスポット溶接もしくはリベット止め
などにより固定された2枚の薄板から構成されている。
前記2枚の可動側部分10、11の上縁に前記エッジ部
13がそれぞれ形成されている。
【0037】前記エッジ部13は、図1および図5に示
すように、中央部において約45°の斜めの段差があ
る。この段差により、図8(A)に示すように、すれ違
い用の配光パターンLPにおいて、走行車線側と対向車
線側との間に約45°の斜めのカットラインが形成され
る。
【0038】一方、前記その他の部分12は、前記片持
ちバネ部材7の片持ち支点C近傍の固定部分70に一体
に設けられた固定側の部分である。前記固定側部分12
は、前記ソレノイド6に対して前記放電灯2からの熱を
遮蔽する熱遮蔽板としての機能をも兼用するものであ
る。
【0039】前記ソレノイド6は、進退ロッド14を有
する。前記ソレノイド6は、前記片持ちバネ部材7の固
定部分70の取付部15に固定されていて、前記シェー
ド5の可動側部分10、11の下方に配置されている。
前記ソレノイド6の進退ロッド14の先端(上端)は、
前記シェード5の可動側部分10、11と一体構造の前
記片持ちバネ部材7の可動部分71に直接取り付けられ
ている。前記可動部分71には、長溝72が設けられて
いる。また、前記可動部分71には、半円形の小凸条7
3が設けられている。
【0040】前記ソレノイド6は、通電時には前記片持
ちバネ部材7のバネ力に抗して前記進退ロッド14が後
退して前記シェード5の可動側部分10、11を斜めに
移動させて前記ロービーム姿勢から前記ハイビーム姿勢
に切り替える手段である。このように、前記ソレノイド
6は、安価であり、かつ、効率がよい引っ張りタイプの
ソレノイドを使用することができる。
【0041】前記片持ちバネ部材7は、この例では、前
記シェード5と同様に、SUS(バネ鋼板)などの弾性
を有する薄板構造からなる。前記片持ちバネ部材7は、
図6に示すように、一体構造をなす固定部分70(実線
にて示す部分)と、可動部分71(二点鎖線にて示す部
分)とから構成されている。前記片持ちバネ部材7の可
動部分71の上側中央部と、前記シェード5の後方側の
可動側部分10の下縁中央部とが一体に連結されてい
る。すなわち、薄板構造の前記シェード5と同じく薄板
構造の前記片持ちバネ部材7とは、プレス加工などによ
り、一体構造をなす。これにより、前記片持ちバネ部材
7は、前記シェード5に直接取り付けられることとな
る。前記片持ちバネ部材7と前記シェード5との境界に
は、補強リブ74が設けられている。
【0042】前記片持ちバネ部材7は、通常時には前記
シェード5の可動側部分10、11を前記ロービーム姿
勢に保持し、また、前記ソレノイド6への通電時には撓
み、前記ソレノイド6への通電遮断時には弾性復帰して
前記シェード5の可動側部分10、11を斜めに移動さ
せて前記ハイビーム姿勢から前記ロービーム姿勢に切り
替える手段である。
【0043】前記片持ちバネ部材7の固定部分70の下
側中央部には、取付部15が一体に設けられている。前
記取付部15には、スクリュー16が挿通する小円形の
透孔75が設けられている。前記取付部15がスクリュ
ー16によりホルダ9に取り付けられている。また、前
記取付部15には、前記スクリュー16により前記ソレ
ノイド6が取り付けられている。
【0044】前記ヘッドランプ1の構成部品の放電灯
2、リフレクタ3、集光レンズ4、シェード5、ソレノ
イド6、片持ちバネ部材7、ソケット機構8およびホル
ダ9などがアウターレンズもしくはアウターカバー(図
示せず)とランプハウジング(図示せず)とに区画され
た灯室(図示せず)内に配置されることにより、前記ヘ
ッドランプ1が構成される。
【0045】(実施の形態の作用の説明)この実施の形
態におけるヘッドランプ1は、以上のごとき構成からな
り、以下、その作用について説明する。
【0046】まず、放電灯2を点灯する。すると、放電
灯2からの光は、リフレクタ3で反射される。その反射
光は、リフレクタ3の第2焦点F2に集光され、かつ、
その第2焦点F2を通って拡散され、さらに、集光レン
ズ4を経て前方に照射される。その照射光は、図8
(A)に示す所定のすれ違い用の配光パターンLPが得
られるロービームとして、または、図8(B)に示す所
定の走行用の配光パターンHPが得られるハイビームと
して、それぞれ前方に照射される。
【0047】ここで、シェード5がロービーム姿勢にあ
るものとする。すると、片持ちバネ部材7のバネ力によ
り、ソレノイド6の進退ロッド14が上死点に位置し、
かつ、シェード5の可動側部分10、11が図8中の実
線に示す姿勢にあり、シェード5のロービーム姿勢が保
持されている。
【0048】この結果、反射光のうち、集光レンズ4の
ほぼ上半部に進む反射光は、シェード5により遮断され
て、ロービームとして前方に照射される。このために、
図8(A)に示すように、所定のすれ違い用の配光パタ
ーンLPが得られる。
【0049】つぎに、ソレノイド6に通電する。する
と、ソレノイド6の進退ロッド14が片持ちバネ部材7
のバネ力に抗して後退する。それに伴なって、シェード
5の可動側部分10、11が斜めに移動して、図中の実
線にて示すロービーム姿勢から図6中の二点鎖線にて示
すハイビーム姿勢に切り替わる。
【0050】この結果、反射光が集光レンズ4の全面に
亘って進むので、ハイビームとして前方に照射される。
このために、図8(B)に示すように、所定の走行用の
配光パターンHPが得られる。このとき、シェード5の
可動側部分10、11が斜めに移動するので、シェード
5の左右両端のB点の垂直方向への沈み寸法は、シェー
ド5の中央のA点の垂直方向への沈み寸法に対して、大
きい。このために、この実施の形態1におけるヘッドラ
ンプ1においては、図8(B)に示すように、左右両端
部が上方にせりあがった走行用の配光パターンHPが得
られる。この左右両端部が上方にせりあがった走行用の
配光パターンHPは、走行車線の左右に配置されている
道路標識や歩行者などをよく視認することができるの
で、市街地走行に最適である。また、この走行用の配光
パターンHPの上方にせりあがった左右両端部が走行車
線の左右の建物に反射するので、すれ違い用の配光パタ
ーンLPと走行用の配光パターンHPとの切り替えにお
いて、明確な切り替え感が得られる。
【0051】そして、ソレノイド6への通電を遮断す
る。すると、図6中の二点鎖線にて示す撓んだ状態にあ
る片持ちバネ部材7は、図中の実線にて示す元の状態に
弾性復帰する。これに伴なって、ソレノイド6の進退ロ
ッド14が前進する。それと共に、シェード5の可動側
部分10、11が斜めに移動して、図6中の二点鎖線に
て示すハイビーム姿勢から図中の実線にて示すロービー
ム姿勢に切り替わる。この結果、図8(A)に示すよう
に、所定のすれ違い用の配光パターンLPが得られる。
【0052】(実施の形態の効果の説明)特に、この実
施の形態におけるヘッドランプ1は、ヘッドランプ1の
構成部品のリフレクタ3、シェード5、ソレノイド6、
片持ちバネ部材7、ソケット機構8およびホルダ9など
に、アルミ蒸着もしくは銀塗装などを施すことにより、
放電灯2点灯時におけるノイズのシール効果がある。
【0053】また、この実施の形態におけるヘッドラン
プ1は、シェード5が可動側部分10、11と固定側部
分12とから構成されている。このために、この実施の
形態におけるヘッドランプ1は、可動側部分10、11
が斜めに移動しても、固定側部分12により、放電灯2
からの直射光やリフレクタ3からの反射光を確実に遮光
することができる。
【0054】さらに、この実施の形態におけるヘッドラ
ンプ1は、ソレノイド6を小型化することができる。こ
のために、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、
ソレノイド6の大部分を配光のデットスペース(すなわ
ち、ヘッドランプ1を取り付ける車体フレーム(図示せ
ず)のうち、最下位の車体フレームのラインULより上
方のスペースであって、配光パターンの形成に対して何
ら寄与しないスペース)内に収納することができ、前記
最下位の車体フレームのラインULから、ソレノイド6
の下部OLが突出する量を小さくすることができる。こ
れにより、この実施の形態におけるヘッドランプ1は、
多種多様の車両に取り付けることが可能である。いわゆ
る、マイナーチェンジが可能である。
【0055】(変形例1、2の説明)図9は、この発明
にかかるヘッドランプの変形例1を示す。この変形例1
は、片持ちバネ部材の構造により、シェード5を、図9
(A)に示すように、斜めに移動させて、実線にて示す
ロービーム姿勢から二点鎖線にて示すハイビーム姿勢に
切り替えることができる。この場合は、シェード5の中
央のA点が沈み、これに対して、シェード5の左右両端
のB点が若干浮上する。このために、この変形例1にお
いては、図9(C)に示すように、中央部が上方にせり
あがった走行用の配光パターンHP´が得られる。この
中央部が上方にせりあがった走行用の配光パターンHP
´は、走行車線の中央をよく視認することができるの
で、高速走行に最適である。なお、シェード5が、図9
(A)に示すように、実線にて示すロービーム姿勢にあ
る場合には、図9(B)に示すように、所定のすれ違い
用の配光パターンLPが得られる。
【0056】図10〜図12は、この発明にかかるヘッ
ドランプの変形例2を示す。この変形例2は、シェード
500の可動側部分10、11の形状が、上から見て、
中央部が放電灯2側に凸となる直線状の富士山形形状を
なすものである。また、この変形例2は、固定側部分1
20の形状が、前記シェード500と同様に、上から見
て、中央部が放電灯2側に凸となる直線状の富士山形形
状をなすものである。
【0057】この変形例2のヘッドランプは、前記実施
の形態1のヘッドランプ1および前記変形例1のヘッド
ランプと同様の作用効果を達成することができる。特
に、この変形例2のヘッドランプは、固定側部分120
を大型とすることにより、片持ちバネ部材7にシェード
500と別個に錘部材(大型の固定側部分120)が配
置されていて、片持ちバネ部材7の共振点が2個あるこ
ととなる。
【0058】この結果、この変形例2のヘッドランプ
は、片持ちバネ部材7において、シェード500(バネ
作用をする)と錘部材としての固定側部分120(ダン
パー作用をする)とにそれぞれ振動点があり、前記シェ
ード500の振動と前記錘部材としての固定側部分12
0の振動とが相互に打ち消し合うので、前記片持ちバネ
部材7が耐振動構造となる。このために、この変形例2
のヘッドランプは、片持ちバネ部材7が耐振動構造とな
り、シェード500がロービーム姿勢とハイビーム姿勢
とに切り替わった際に、シェード500の振動が小さ
く、かつ、その振動が短時間で停止するので、シェード
500を所定の位置に確実にかつ短時間に停止位置させ
ることができる。これにより、ロービームとハイビーム
とを正確に切り替えることができる。
【0059】(実施の形態以外の例の説明)なお、この
実施の形態におけるヘッドランプ1は、エッジ部13が
2枚の薄板構造からなるものである。しかしながら、こ
の発明においては、エッジ部が1枚の薄板構造のもので
あっても良い。
【0060】さらに、この実施の形態におけるヘッドラ
ンプ1は、光源として、放電灯2を使用している。とこ
ろが、この発明においては、放電灯2のほかに、ハロゲ
ンランプなどを使用しても良い。
【0061】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かるヘッドランプ(請求項1)は、シェードを片持ちバ
ネ部材に片持ち式に支持するものである。このために、
この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、シェー
ドがロービーム姿勢とハイビーム姿勢との間を斜めに移
動することとなる。これにより、シェードの移動量が小
さくとも、ロービームとハイビームとの切り替え量が大
きくすることができる。しかも、シェードの移動量に比
較して、ソレノイドの作動量が小さくて済む。したがっ
て、この発明にかかるヘッドランプ(請求項1)は、ソ
レノイドを小型のものを使用することができ、その分、
製作コストを安価にすることができる。
【0062】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項1)は、シェードが薄板構造からなるので、シェー
ドの重量を軽くすることができる。これにより、シェー
ドをロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替える手
段としてのソレノイドの駆動力および片持ちバネ部材の
バネ力を小さくすることができる。このために、駆動力
が小さい安価なソレノイドおよびバネ力が小さい安価な
片持ちバネ部材を使用することができ、製作コストを安
価にすることができる。また、シェードの重量が軽量で
あるから、シェードの切り替え動作をソレノイドおよび
片持ちバネ部材により簡単にかつ正確に行うことができ
る。このために、ロービームとハイビームとを正確に切
り替えることができる。
【0063】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項2)は、切り替え手段のソレノイドおよび片持ちバ
ネ部材がシェードに直接取り付けられていることによ
り、切り替え手段のソレノイドおよび片持ちバネ部材の
構成が簡単である。このために、製作コストが安価であ
る。また、切り替え手段のソレノイドおよび片持ちバネ
部材の構成が簡単であるから、シェードの切り替え動作
を簡単にかつ正確に行うことができ、ロービームとハイ
ビームとを正確に切り替えることができる。
【0064】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項2)は、ソレノイドがシェードの下方に配置されて
いるので、通電時にシェードを片持ちバネ部材のバネ力
に抗して下げる際に、シェードの重量が作用する。この
ために、ソレノイドの駆動力は、片持ちバネ部材のバネ
力より若干大きい力であればよい。したがって、駆動力
が小さい安価なソレノイドを使用することができる。一
方、片持ちバネ部材のバネ力は、通常時にはシェードの
重量とソレノイドの進退ロッドの重量とを支える力、ま
た、通電遮断時にはシェードと進退ロッドとを元の位置
に復帰させるために上げる力があればよい。したがっ
て、バネ力が小さい安価な片持ちバネ部材を使用するこ
とができる。これにより、製作コストを安価にすること
ができる。
【0065】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項2)は、シェードにソレノイドの進退ロッドと片持
ちバネ部材とをそれぞれ直接取り付けて、シェードをソ
レノイドの駆動力と片持ちバネ部材のバネ力とにより斜
めに移動させるものである。このために、シェードの切
り替え動作を簡単にかつ正確に行うことができ、ロービ
ームとハイビームとを正確に切り替えることができる。
【0066】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項2)は、通常時には片持ちバネ部材のバネ力により
シェードがロービーム姿勢にあり、ソレノイドの通電時
にはソレノイドの駆動力によりシェードがハイビーム姿
勢にある。このために、シェードがハイビーム姿勢にあ
るときに、ソレノイドおよびその電気系統などに故障な
どが発生した場合には、ソレノイドの駆動力が0とな
り、片持ちバネ部材のバネ復帰力により、シェードがハ
イビーム姿勢からロービーム姿勢に自動復帰する。した
がって、フェイルセイフ機能が装備されることとなる。
【0067】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項3)は、シェードと片持ちバネ部材とが一体構造と
なるので、部品点数が軽減することができ、さらに、製
作コストを安価にすることができる。
【0068】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項3)は、シェードと片持ちバネ部材とが薄鋼板の一
体構造となることにより、リフレクタからの反射光の熱
を効率よく放射することができる。すなわち、リフレク
タからの反射光を遮蔽するシェードにおいて、反射光の
熱が集中しても、その熱は、シェードを経て片持ちバネ
部材に伝導され、その片持ちバネ部材において放熱作用
により効率よく放射される。これにより、リフレクタか
らの反射光の熱からソレノイドを保護することができる
ので、熱によるソレノイドの駆動力の低下を防止するこ
とができる。このために、さらに、駆動力が小さい安価
なソレノイドを使用することができ、製作コストを安価
にすることができる。
【0069】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項4)は、片持ちバネ部材にシェードと別個に錘部材
が配置されていて、片持ちバネ部材の共振点が2個あ
る。この結果、この発明にかかるヘッドランプ(請求項
4)は、片持ちバネ部材において、シェード(バネ作用
をする)と錘部材(ダンパー作用をする)とにそれぞれ
振動点があり、前記シェードの振動と前記錘部材の振動
とが相互に打ち消し合うので、前記片持ちバネ部材が耐
振動構造となる。このために、この発明にかかるヘッド
ランプ(請求項4)は、片持ちバネ部材が耐振動構造と
なり、シェードがロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに
切り替わった際に、シェードの振動が小さく、かつ、そ
の振動が短時間で停止するので、シェードを所定の位置
に確実にかつ短時間に停止位置させることができる。こ
れにより、ロービームとハイビームとを正確に切り替え
ることができる。
【0070】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項5)は、シェードを可動側部分と固定側部分とに分
割することにより、ソレノイドおよび片持ちバネ部材に
よりシェードを移動させる部分が可動側部分のみとな
る。このために、シェードを移動させる部分が小型軽量
化することができるので、さらに、駆動力が小さい安価
なソレノイドおよびバネ力が小さい安価な片持ちバネ部
材を使用することができ、製作コストを安価にすること
ができる。しかも、可動側部分の大きさを可動側部分の
移動ストロークと同じ大きさにすることにより、所定の
すれ違い用の配光パターンと所定の走行用の配光パター
ンとに対して影響はない。
【0071】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項5)は、薄板構造からなるシェードのうち、特に固
定側部分がソレノイドに対して放電灯からの熱を遮蔽す
る熱遮蔽板としての機能をも兼用することができる。こ
れにより、ソレノイドを放電灯の熱から遮蔽することが
できるので、熱によるソレノイドの駆動力の低下を防止
することができる。このために、さらに、駆動力が小さ
い安価なソレノイドを使用することができ、製作コスト
を安価にすることができる。
【0072】また、この発明にかかるヘッドランプ(請
求項6)は、シェードのうち、ロービームとハイビーム
とに切り替える部分の形状が、上から見て、中央部が放
電灯側に凸となる湾曲形状をなし、シェードのうち、す
れ違い用の配光パターンのカットラインを形成するエッ
ジ部が、2枚の薄板から構成されている。この結果、薄
板構造のシェードにより、2枚の薄板から構成されてい
るエッジ部を簡単に製造することができる。しかも、こ
の2枚の薄板から構成されているエッジ部と、プロジェ
クト型ヘッドランプの第2焦点との位置関係を適正に制
御構成することにより、分光色を消すことができる。こ
のために、日本の法規に適合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヘッドランプの実施の形態を示す正
面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】一体構造のシェードと片持ちバネ部材とを示す
平面図である。
【図5】図4におけるV矢視図である。
【図6】図4におけるVI矢視図である。
【図7】一体構造のシェードと片持ちバネ部材とを示す
斜視図である。
【図8】(A)はすれ違い用の配光パターンを示す説明
図、(B)は走行用の配光パターンを示す説明図であ
る。
【図9】(A)は変形例1を示すシェードの切り替え移
動状態の説明図、(B)はすれ違い用の配光パターンを
示す説明図、(C)は走行用の配光パターンを示す説明
図である。
【図10】変形例2のシェードの固定側部分を示す平面
図である。
【図11】図10におけるXI線断面図である。
【図12】図10におけるXII矢視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ 2 放電灯 3 リフレクタ 4 集光レンズ 5、500 シェード 6 ソレノイド 7 片持ちバネ部材 8 ソケット機構 9 ホルダ 10、11 可動側部分(切り替え部分) 12、120 固定側部分(その他の部分) 13 エッジ部 14 進退ロッド 15 取付部 16 スクリュー 70 固定部分 71 可動部分 72 長溝 73 小凸条 74 補強リブ 75 小円形の透孔 F1 第1焦点 F2 第2焦点 LP すれ違い用の配光パターン HP、HP´ 走行用の配光パターン CL カットライン UL 最下位の車体フレームのライン OL ソレノイドの下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロジェクト型の2灯式のヘッドランプ
    において、 前記光源と、 前記光源からの光を反射させるリフレクタと、 前記リフレクタからの反射光を前方に照射する集光レン
    ズと、 前記集光レンズからの照射光を、所定のすれ違い用の配
    光パターンが得られるロービームと、所定の走行用の配
    光パターンが得られるハイビームとに、切り替えるシェ
    ードと、 前記シェードを、前記ロービームが得られるロービーム
    姿勢と、前記ハイビームが得られるハイビーム姿勢と
    に、切り替える切り替え手段と、 を備え、 前記シェードは、薄板構造からなり、 前記切り替え手段は、前記シェードに取り付けたソレノ
    イドと、前記シェードを片持ち式に支持する片持ちバネ
    部材とから構成されている、 ことを特徴とするヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 前記ソレノイドは、進退ロッドを有し、
    前記シェードの下方に配置され、前記進退ロッドが前記
    シェードに直接取り付けられ、通電時には前記片持ちバ
    ネ部材のバネ力に抗して前記進退ロッドが後退して前記
    シェードを斜めに移動させて前記ロービーム姿勢から前
    記ハイビーム姿勢に切り替える手段であり、 前記片持ちバネ部材は、板構造からなり、前記シェード
    に直接取り付けられ、通常時には前記シェードを前記ロ
    ービーム姿勢に保持し、また、前記ソレノイドへの通電
    時には撓み、前記ソレノイドへの通電遮断時には弾性復
    帰して前記シェードを斜めに移動させて前記ハイビーム
    姿勢から前記ロービーム姿勢に切り替える手段である、 ことを特徴とする請求項1に記載されたヘッドランプ。
  3. 【請求項3】 薄板構造の前記シェードと板構造の前記
    片持ちバネ部材とは、一体構造をなす、ことを特徴とす
    る請求項2に記載されたヘッドランプ。
  4. 【請求項4】 前記片持ちバネ部材には、前記シェード
    と別個に錘部材が配置されていて、前記片持ちバネ部材
    の共振点が2個ある、ことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1つに記載されたヘッドランプ。
  5. 【請求項5】 前記シェードは、前記ロービームと前記
    ハイビームとに切り替える部分の可動側部分と、その他
    の部分の固定側部分とに分割されており、前記可動側部
    分の大きさは、前記可動側部分を前記ソレノイドおよび
    前記片持ちバネ部材により移動させるストロークとほぼ
    同じ大きさを有する、ことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1つに記載されたヘッドランプ。
  6. 【請求項6】 前記シェードのうち、前記ロービームと
    前記ハイビームとに切り替える部分の形状は、上から見
    て、中央部が前記放電灯側に凸となる湾曲形状をなし、
    前記シェードのうち、前記すれ違い用の配光パターンの
    カットラインを形成するエッジ部は、2枚の薄板から構
    成されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1つに記載されたヘッドランプ。
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EP02017925A EP1283390B1 (en) 2001-08-10 2002-08-09 Two-light headlamp
DE60229475T DE60229475D1 (de) 2001-08-10 2002-08-09 Scheinwerfer mit zwei Funktionen
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005353596A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Valeo Vision 多機能照光デバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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