JP4101427B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用前照灯に関する。詳しくは、プロジェクタ型の車輌用前照灯のうち遮光部材を移動させることによってハイビームとロービームを選択的に照射することができるようにしたものにおいて、遮光部材及び/又は遮光部材を駆動する機構の耐久性を向上させると共に、全体の小型化と可動遮光部材の停止位置の位置精度の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用前照灯に、いわゆるプロジェクタ型の前照灯がある。
【0003】
プロジェクタ型の車輌用前照灯aは、例えば、図10に示すように、灯具光軸x−x、すなわち、該前照灯aが搭載される車輌の前後方向に沿う軸を回転軸としたほぼ楕円球面状のリフレクタbを有し、上記リフレクタbのほぼ第1焦点F1位置に光源cが配置され、その前方に集光レンズdが配置されて構成され、光源cの光がリフレクタbによって反射されてリフレクタbのほぼ第2焦点F2位置に集光されてから集光レンズdに入射され、該集光レンズdによって上記光軸x−xにほぼ平行な光束とされて投射されるようになっている。
【0004】
そして、遮光部材eがその上縁fが上記第2焦点F2の近傍に位置するように配置され、該遮光部材eの上縁fによって灯具光軸x−xより上に照射される光の大部分(図10に斜線を付した部分)gが遮蔽され、それによって、図12に示すような配光の、すなわち、灯具光軸x−xに交わる水平線H−Hより上方へ照射される光がほとんどない配光のロービームhが照射される。
【0005】
そして、遮光部材eをその上縁fが下方へ退避するように移動させる(図10の2点鎖線参照)と、上記遮蔽されていた光gも前方へ投射されるようになり、図13に示すような配光の、すなわち、上記水平線H−Hより上方へ照射される光が多い配光のハイビームiが照射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の車輌用前照灯aにあっては、ロービームhとハイビームiの切換を行うとき、遮光部材eの全体を移動させるため、遮光部材eを駆動する機構(図示しない)の負担が大きく、耐久性に問題がある。特に鉄道車輌に使用する場合、駅のホームへの侵入、ホームからの出発、人家密集地への侵入、人家密集地からの離脱、他車輌とのすれ違い等の度にロービームhとハイビームiとの切換を行わなければならず、該切換が頻繁に行われるため、遮光部材eを駆動する機構の耐久性はきわめて重要である。
【0007】
また、遮光部材eの上縁fを上下に移動させる方式は、遮光部材eを単純に鉛直方向に移動させる方式の他遮光部材eを前後方向に回動させる方式も考えられるが、遮光部材eを回動させる方式を採る場合、遮光部材eはリフレクタbの前方のほぼ円筒状をした箇所に配置されるため、図11でよく分かるように、両側縁が円弧状に突出した扇形をしており、その上下方向における中間の部分に回動支点を置き、下端部を作用点として回動させる場合、重心位置が回動支点より上方に、それも上端近くに、位置することになり、これを駆動する機構の負荷が増大するばかりでなく、回動の度に遮光部材eの一定の個所にストレスが加わり、経年使用により遮光部材eが折損してしまう惧もある。
【0008】
さらに、上記ハイビームiにおいて、左右拡散部(図13に2点鎖線の丸で囲んで示す部分j、j)において水平線H−Hより上方へ照射される光が多いという問題がある。ハイビーム照射時といえども、人家等への幻惑光の減少という点では上記左右拡散部j、jにおいては上方照射光は存在しない方が好ましく、走行方向の前方を十分照射する中央部の照射光のみがあれば十分である。
【0009】
そこで、本発明は、上記した状況に鑑みて為されたものであり、遮光部材及び/又は遮光部材を駆動する機構の耐久性を向上させると共に、全体を小型にし、また、可動遮光部材の停止位置の位置精度を向上させることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、遮光部材は、上縁の位置が固定された固定遮光部材と上縁がほぼ上下方向に移動する可動遮光部材と該可動遮光部材を移動させるシェード駆動機構とから成り、固定遮光部材は、上方から見て後方へ開口したコ字状に形成された連結部と該連結部の左右両側端縁から側方及び上方へ張り出すように形成された遮光部とから成り、固定遮光部材の連結部の中央部が、レンズホルダの下端中央部から後方へ突出した取付部の後端に螺着されたボルトによりネジ止め固定され、ボルトの後端部が連結部の中央部を挿通して後方へ突出され、該突出部に弾性材料からなる第1のストッパーが冠着され、可動遮光部材は、ほぼ上下方向に長い長方形状をしており、上方から見て後方へ開口し前後方向長さの短いコ字状をした基部と該基部の中間部から上方へ突出した遮光部とが一体に形成されて成り、可動遮光部材の遮光部のほぼ中間の部分が固定遮光部材の連結部内に位置すると共に、可動遮光部材の遮光部が固定遮光部材の遮光部とほぼ同一平面内に位置した状態で、可動遮光部材の遮光部の上縁が固定遮光部材の遮光部の上縁とほぼ同じ高さに位置するようにされ、シェード駆動機構のプランジャーの先端部が可動遮光部材の基部の下端寄りの部分に取着された連結棒に回動自在に連結され、可動遮光部材は、シェード駆動機構によってほぼ前後方向に回動されることによりその上縁がほぼ上下方向に移動するようにされ、可動遮光部材は、その上縁の移動範囲の上端の位置においてはレンズホルダに取着された第2のストッパーに当接することによって移動を規制されるとともに、その上縁の移動範囲の下端の位置においては上記第1のストッパーに当接することによって移動を規制されるようにされたものである。
【0011】
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、照射ビームの切換時には、可動遮光部材のみを駆動すれば足りることになり、シェード駆動機構の負担が軽減し、耐久性が増大する。また、可動遮光部材は、上下方向における中間部が回動自在に支持され、シェード駆動機構によってほぼ前後方向に回動されることによってその上縁がほぼ上下方向に移動するようにされたので、可動遮光部材を上下方向に移動させる場合に比較して上下方向における省スペース化を図ることができる。また、可動遮光部材は、その上縁の移動範囲の上端の位置においてはレンズホルダに取着された第2のストッパーに当接することによって移動を規制されるとともに、その上縁の移動範囲の下端の位置においては固定遮光部材の固定ボルトの後端部に冠着された第1のストッパーに当接することによって移動を規制されるようにしたので、可動遮光部材の停止位置の位置精度を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用前照灯の実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は本発明を鉄道用の車輌用前照灯に適用したものである。
【0013】
車輌用前照灯1は、リフレクタ2が形成されたボディ3と、該ボディ3に取着された光源バルブ4と、上記ボディ3の前側に連結されたレンズホルダ5と、該レンズホルダ5の前端を覆うように取着された集光レンズ6と、同じくレンズホルダ5に支持された遮光部材7、8と、上記遮光部材7、8のうちの可動遮光部材8を駆動するシェード駆動機構9等を備える。
【0014】
ボディ3はアルミダイキャスト等で形成され、内面に前方を向いて開口したリフレクタ2を有する。該リフレクタ2は車輌用前照灯1が搭載される車輌の前後方向に延びる灯具光軸X−Xを中心軸とするほぼ楕円球面状をしており、アルミ蒸着等の反射処理手段により反射面とされている。このリフレクタ2は灯具光軸X−Xを含む断面形状が楕円で形成されており、その離心率が鉛直断面から水平断面に向けて徐々に大きくなるように設定されている。ただし、これら各断面を形成する楕円の後方頂点は同一位置に存するように設定されている。
【0015】
上記ボディ3に光源バルブ4が取着されている。該光源バルブ4としては、例えば、メタルハライド放電バルブのような放電バルブが使用され、その放電発光部4a(光源)は上記リフレクタ2の鉛直断面が形成する楕円の第1焦点F1に位置するように配置されている。従って、光源バルブ4から発せられリフレクタ2によって反射された光は灯具光軸X−X寄りに収束され、灯具光軸X−Xを含む鉛直断面内においては上記楕円の第2焦点F2にほぼ収束されるようになっている。
【0016】
レンズホルダ5もアルミダイキャスト等で形成され、その形状はほぼ円筒状をしており、その内面は2次反射を防止するために黒色塗装等により非反射処理が施されている。レンズホルダ5の後端部の下端には切欠が形成され、該切欠の前端から下方へ突出した支持片10が一体に形成されている。このようなレンズホルダ5の後端と上記ボディ3の前端とが突き合わされた状態で両者3、5がネジ止め等によって互いに固定される。
【0017】
上記レンズホルダ5の前端部に集光レンズ6が取着される。集光レンズ6は硬質ガラスで形成され、前側表面6aが凸面で後側表面6bが平面である平凸レンズとして構成され、その後端部にフランジ部6cが突設されている。該集光レンズ6はリテーナリング11によってレンズホルダ5に取着される。リテーナリング11は円環状を為すと共に前端に内方へ突出した押さえ縁11aを有し、左右両側部からは後方へ突出した連結片11b、11bが形成されている。そして、集光レンズ6はその後端面の周縁部がレンズホルダ5の前端に当接された状態でリテーナリング11が集光レンズ6の前方から被せられ、リテーナリング11の押さえ縁11aが集光レンズ6のフランジ部6cの前面に当接される。その状態で、リテーナリング11の連結片11b、11bの後端部11b′、11b′がネジ12a、12aによってレンズホルダ5の側面に突設された取付ボス12b、12bに固定され、これによって、集光レンズ6はレンズホルダ5の前端に固定される。そして、集光レンズ6はレンズホルダ5に固定された状態でその後方焦点が上記リフレクタ2の上記第2焦点F2にほぼ一致するように配置される。
【0018】
上記レンズホルダ5内においてリフレクタ2と集光レンズ6との間に遮光部材7、8が配設される。
【0019】
固定遮光部材7は金属板で形成され、上方から見て後方へ開口したコ字状に形成された連結部13と、該連結部13の左右両側端縁から側方及び上方へ張り出すように形成された遮光部14、14とが一体に形成されて成る。そして、遮光部14、14の上縁14a、14aは同じ高さに位置しており、中央側の側縁14b、14bは真っ直ぐ上下方向に延び、外側の側縁14c、14cはレンズホルダ5の内面に沿うように円弧状に形成されている。そして、該固定遮光部材7の表面には黒色塗装等により非反射処理が施されている。
【0020】
レンズホルダ5の前端部の下端中央部からは後方へ突出した取付部15が一体に形成されており、該取付部15の後端にボルト16が螺着されている。そして、固定遮光部材7の連結部13の中央部13aが上記取付部15の後端にネジ止め等の手段によって固定される。なお、上記ボルト16の後端部は連結部13の中央部13aを挿通して後方へ突出され、該突出部にゴム等の弾性材料からなるストッパー17が冠着される。
【0021】
上記レンズホルダ5の上記支持片10の後面には平面形状で前方へ開口したコ字状を為す取付ベース18の前端部が固定される。そして、該取付ベース18に可動遮光部材8が回動自在に支持される。
【0022】
可動遮光部材8は金属板で形成され、上方から見て後方へ開口し前後方向長さの短いコ字状をした基部19と該基部19の中間部から上方へ突出した遮光部20とが一体に形成されて成り、基部19の上端部分が軸21によって上記取付ベース18の前寄りの部分の上端部に回動自在に支持されている。そして、遮光部20のほぼ中間の部分は固定遮光部材7の連結部13内に位置している。そして、遮光部20が固定遮光部材7の遮光部14、14とほぼ同一平面内に位置した状態で遮光部20の上縁20aは遮光部14、14の上縁14a、14aとほぼ同じ高さに位置するようになっている。そして、該位置はほぼ上記第2焦点F2位置となっている。
【0023】
上記取付ベース18の後端部18aにはシェード駆動機構9が支持される。本実施の形態においてシェード駆動機構9はソレノイドとして構成され、該シェード駆動機構9のプランジャー22の先端部が上記可動遮光部材8の基部19の下端寄りの部分に取着された連結棒23に回動自在に連結されている。また、プランジャー22の後端と本体部24との間には圧縮コイルバネ25が介挿され、これによってプランジャー22は後方への移動力を付勢されている。
【0024】
なお、上記レンズホルダ5の支持片10の後面にはゴム等の弾性材料からなるストッパー26が取着されている。
【0025】
上記レンズホルダ5の外周面には3個の取付片27、27、27が突設されており、該取付片27、27、27が車輌と連結されることによって、車輌用前照灯1が車輌に取り付けられる。上記取付片27、27、27はアジャスティングスクリュー28、28、28を介して車輌に固定されるブラケット29、29、29と連結される。アジャスティングスクリュー28は先端に球体28aを有し他の部分が螺軸部28bとなっている。そして、先端の球体28aが上記取付片27に支持された、例えば、デルリン、ナイロン等の合成樹脂で形成された球受体30に球継手状に連結され、螺軸部28bがブラケット29に支持された、例えば、デルリン、ナイロン等の合成樹脂で形成されたナット体31に螺合される。そして、ナット体31から後方へ突出された部分に操作ノブ32が固着される。
【0026】
そこで、操作ノブ32を持ってアジャスティングスクリュー28を回転操作すると、その回転の方向に応じて螺軸部28bがナット体31に対してねじ込まれ又はネジ戻され、当該回転操作されたアジャスティングスクリュー28によって連結された箇所の取付片27とブラケット29との間の間隔が変化し、これによって、他の2カ所における球受体30、30と球体28a、28aとの間が回転して、車輌用前照灯1が傾動されることになる。従って、3個のアジャスティングスクリュー28、28、28を適宜に回転操作することによって、車輌用前照灯1を車体に対して所望の方向に所望の角度傾動させることができる。このアジャスティングスクリュー28、28、28の操作による車輌用前照灯1の姿勢制御は、車輌用前照灯1の車輌に対する基本姿勢の設定として、いわゆるエイミング調整として為される。
【0027】
上記した車輌用前照灯1において、人家密集地での走行時、他車輌とのすれ違い時、駅のホームへの進入時等、他者への幻惑光の発生を所望しないときに照射するロービームを照射するときは、上記ソレノイド(シェード駆動機構)9を励磁、すなわち、通電してプランジャー22を前方へ移動させる。これによって、可動遮光部材8の回動支点(軸21)より下の部分が前方へ移動されるので、該可動遮光部材8は上端が後方へ移動するように回動し、その上縁20aが固定遮光部材7の上縁14a、14aとほぼ一直線になるように位置する。これによって、図3で示すように、灯具光軸X−Xを含む水平線H−H又は該水平線H−Hよりやや上方の位置(これを太い一点鎖線33で示し、「水平カットライン」と称する。)より上方へ照射される光37(図3の2点鎖線参照)が2つの遮光部材7、8によって遮られ、図7に示すような配光のロービーム34が照射される。なお、図7は配光を閉曲線である等照度曲線を多重に描画して表示してあり、中心部の閉曲線によって囲まれた領域の照度がもっとも高く、周辺部へ行くに従って徐々に照度が低くなることを示すものである。これは他の配光図、すなわち、図8、図12及び図13においても同様である。この図7に示すロービーム34は従来の車輌用前照灯aにおけるロービームhとほぼ同様のものである。このように水平カットライン33より上方へ照射される光は存在しないので、図9で示すように、民家35の住民、駅のホーム上にいる人、対向車両36の運転者等にまぶしさを与えることが無い。なお、図9は後述するハイビームの路面への投影図を示すものであるが、ロービーム34においては、1点鎖線で示す水平カットライン33より前方への照射光が存在しないものとして考えればよい。
【0028】
なお、可動遮光部材8の上記回動は基部19の前端がストッパー26に当接したところで停止するようになっている。これによって、停止位置が正確に位置決めされる。また、上記ストッパー26はゴム等の弾性材料で形成されているので、当接時の衝撃が干渉され、可動遮光部材8へのストレスが軽減され、可動遮光部材8の長寿命化を図ることができる。
【0029】
通常走行時、すなわち、駅以外や人家が密集していない地域での走行、すれ違う他車輌がない状況での走行にはソレノイド(シェード駆動機構)9の励磁を解除、すなわち、ソレノイド9への通電を解除する。これによって、プランジャー22への前方への吸引が解除されるので、プランジャー22は圧縮コイルバネ25による付勢力によって後方へ移動する。プランジャー22の後方への移動によって、可動遮光部材8はプランジャー22の先端部を連結された連結棒23が取着された下端部が後方へ引っ張られ、これによって、可動遮光部材8はその上端が前下方へ移動するように、いわゆる前倒しに回動され、遮光部20の前面がストッパー17に当接したところで上記回動が停止する。これによって、可動遮光部材8の遮光部20の上縁20aが灯具光軸X−Xよりかなり下方へと移動するので、灯具光軸X−Xより上方へ照射される光37(図3参照)が遮られることがなく、図8で示す配光を有するハイビーム38が照射される。該ハイビーム38は灯具光軸X−Xと交わる鉛直線V−Vの近傍、すなわち、中央部において水平カットライン33より上方へ照射される配光部分39(太い2点鎖線で囲んで示す。)を有し、該配光部分39によって線路前方が遠くまで照射され、高速走行の安全性が確保される。さらに、該ハイビーム38にあっては、左右拡散部において水平カットライン33より上方へ照射される光は存在しない。これは、ハイビーム照射時に、中央の可動遮光部材8のみが移動し、固定遮光部材7は移動しないため、左右拡散部においての配光は固定遮蔽部材7の遮光部14、14によって規定され、水平カットライン33がその上縁14a、14aによって形作られるからである。このように、ハイビーム38にあっても左右拡散部ではロービーム34におけると変わらない水平カットライン33が存するため、走行方向前方の線路40近傍以外の部分への幻惑光はほとんど照射されることがなく、線路40に近接した民家35の住民や対向車両36の運転者等にまぶしさを与えることがない(図9参照)。
【0030】
なお、ハイビーム照射時にあっても、可動遮光部材8の回動は遮光部20の前面がストッパー17に当接したところで停止するようになっている。これによって、停止位置が正確に位置決めされる。また、上記ストッパー17はゴム等の弾性材料で形成されているので、当接時の衝撃が干渉され、可動遮光部材8へのストレスが軽減され、可動遮光部材8の長寿命化を図ることができる。
【0031】
上記した車輌用前照灯1にあっては、ロービーム34とハイビーム38の切換時に移動されるのは可動遮光部材8のみであるので、シェード駆動機構9が移動させる部材の重量が軽減され、その耐久性を向上させることができる。また、上記実施の形態では配光切換時に移動される部材である可動遮光部材8はほぼ上下方向に長い長方形状をしているので、重心位置の上方への極端な偏りが無く、回動時にかかるストレスが小さく、可動遮光部材8自体の耐久性も向上する。
【0032】
また、可動遮光部材の移動形態はその上縁が上下に移動すれば良く、例えば、垂直方向に移動させるようにしても、シェード駆動機構の負担が軽減するという点では十分であるが、上記実施の形態において示したように、可動遮光部材8を回動させることによって、車輌用前照灯1の上下方向における大きさを小さくすることができ、シェード駆動機構9として軸方向長さが比較的大きなソレノイドを使用したとしても、全機構を車輌用前照灯1の主要構成部の前後長さの範囲に収めることができ、全体の小型化を図ることができる。
【0033】
さらに、シェード駆動機構はソレノイドに限るものでは無く、モータ、エアシリンダ、油圧シリンダ等種々のもので構成可能であるが、ソレノイドは機構が単純で、且つ、動作が安定しており、しかも故障が少なく、鉄道用車輌の前照灯のように極めて高い耐久性を要求されるものの場合には好適である。
【0034】
さらにまた、シェード駆動機構の耐久性の向上を図るだけであれば、遮光部材のうちどの部分を可動部分とするかは任意であるが、上記実施の形態において示したように、中央部分を可動遮光部材8とすることによって、配光の左右拡散部においてハイビームにおいてもロービームと変わらない水平カットラインを持つことができ、ハイビーム照射時においても周辺部への幻惑光の発生を極小に抑えることが可能となる。
【0035】
また、上記実施の形態においては、本発明を鉄道車輌用前照灯に適用したものを示したが、本発明はその他の車輌、例えば、自動車の前照灯にも適用することができる。
【0036】
なお、上記した実施の形態において示した各部の形状乃至構造は何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【0037】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用前照灯は、車輌の前後方向に延びる灯具光軸上に設けられた光源と該光源の光を上記灯具光軸上にほぼ反射集光させるリフレクタと上記反射光を上記灯具光軸にほぼ並行に投射する集光レンズと上記集光点近傍に上縁が位置するように配置された遮光部材とを備えたプロジェクタ型の車輌用前照灯であって、遮光部材は、上縁の位置が固定された固定遮光部材と上縁がほぼ上下方向に移動する可動遮光部材と該可動遮光部材を移動させるシェード駆動機構とから成り、固定遮光部材は、上方から見て後方へ開口したコ字状に形成された連結部と該連結部の左右両側端縁から側方及び上方へ張り出すように形成された遮光部とから成り、固定遮光部材の連結部の中央部が、レンズホルダの下端中央部から後方へ突出した取付部の後端に螺着されたボルトによりネジ止め固定され、ボルトの後端部が連結部の中央部を挿通して後方へ突出され、該突出部に弾性材料からなる第1のストッパーが冠着され、可動遮光部材は、ほぼ上下方向に長い長方形状をしており、上方から見て後方へ開口し前後方向長さの短いコ字状をした基部と該基部の中間部から上方へ突出した遮光部とが一体に形成されて成り、可動遮光部材の遮光部のほぼ中間の部分が固定遮光部材の連結部内に位置すると共に、可動遮光部材の遮光部が固定遮光部材の遮光部とほぼ同一平面内に位置した状態で、可動遮光部材の遮光部の上縁が固定遮光部材の遮光部の上縁とほぼ同じ高さに位置するようにされ、シェード駆動機構のプランジャーの先端部が可動遮光部材の基部の下端寄りの部分に取着された連結棒に回動自在に連結され、可動遮光部材は、シェード駆動機構によってほぼ前後方向に回動されることによりその上縁がほぼ上下方向に移動するようにされ、可動遮光部材は、その上縁の移動範囲の上端の位置においてはレンズホルダに取着された第2のストッパーに当接することによって移動を規制されるとともに、その上縁の移動範囲の下端の位置においては上記第1のストッパーに当接することによって移動を規制されるようにされたことを特徴とする。
【0038】
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、照射ビームの切換時には、可動遮光部材のみを駆動すれば足りることになり、シェード駆動機構の負担が軽減し、耐久性が増大する。また、可動遮光部材は、上下方向における中間部が回動自在に支持され、シェード駆動機構によってほぼ前後方向に回動されることによってその上縁がほぼ上下方向に移動するようにされたので、可動遮光部材を上下方向に移動させる場合に比較して上下方向における省スペース化を図ることができる。また、可動遮光部材は、その上縁の移動範囲の上端の位置においてはレンズホルダに取着された第2のストッパーに当接することによって移動を規制されるとともに、その上縁の移動範囲の下端の位置においては固定遮光部材の固定ボルトの後端部に冠着された第1のストッパーに当接することによって移動を規制されるようにしたので、可動遮光部材の停止位置の位置精度を向上させることができる。
【0040】
請求項に記載した発明にあっては、上記シェード駆動機構がソレノイドを駆動源とするので、他の駆動源を使用する場合に比較して、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図9と共に本発明車輌用前照灯の実施の形態を示すものであり、本図は底面図である。
【図2】正面図である。
【図3】ロービーム照射時における縦断面図である。
【図4】ハイビーム照射時における縦断面図である。
【図5】ロービーム照射時における遮光部材の状態を示す斜視図である。
【図6】ハイビーム照射時における遮光部材の状態を示す斜視図である。
【図7】ロービームの配光を等照度曲線で示す図である。
【図8】ハイビームの配光を等照度曲線で示す図である。
【図9】ハイビームの路面への投影図である。
【図10】図11乃至図13と共に従来の車輌用前照灯の一例を示すものであり、本図は概略縦断面図である。
【図11】遮光部材の斜視図である。
【図12】ロービームの配光を等照度曲線で示す図である。
【図13】ハイビームの配光を等照度曲線で示す図である。
【符号の説明】
1…車輌用前照灯、2…リフレクタ、4a…放電発光部(光源)、5…レンズホルダ、6…集光レンズ、7…固定遮光部材、8…可動遮光部材、9…シェード駆動機構(ソレノイド)、13…連結部、13a…中央部、14…遮光部、14a…固定遮光部材の上縁、15…取付部、16…ボルト、17…ストッパー(第1のストッパー)、19…基部、20…遮光部、20a…可動遮光部材の上縁、22…プランジャー、23…連結棒、26…ストッパー(第2のストッパー)、X−X…灯具光軸、F1…第1焦点(集光点)

Claims (2)

  1. 車輌の前後方向に延びる灯具光軸上に設けられた光源と該光源の光を上記灯具光軸上にほぼ反射集光させるリフレクタと上記反射光を上記灯具光軸にほぼ並行に投射する集光レンズと上記集光点近傍に上縁が位置するように配置された遮光部材とを備えたプロジェクタ型の車輌用前照灯であって、
    上記遮光部材は、上縁の位置が固定された固定遮光部材と上縁がほぼ上下方向に移動する可動遮光部材と該可動遮光部材を移動させるシェード駆動機構とから成り、
    上記固定遮光部材は、上方から見て後方へ開口したコ字状に形成された連結部と該連結部の左右両側端縁から側方及び上方へ張り出すように形成された遮光部とから成り、
    上記固定遮光部材の連結部の中央部が、レンズホルダの下端中央部から後方へ突出した取付部の後端に螺着されたボルトによりネジ止め固定され、上記ボルトの後端部が上記連結部の中央部を挿通して後方へ突出され、該突出部に弾性材料からなる第1のストッパーが冠着され、
    上記可動遮光部材は、ほぼ上下方向に長い長方形状をしており、上方から見て後方へ開口し前後方向長さの短いコ字状をした基部と該基部の中間部から上方へ突出した遮光部とが一体に形成されて成り、
    上記可動遮光部材の遮光部のほぼ中間の部分が上記固定遮光部材の連結部内に位置すると共に、上記可動遮光部材の遮光部が上記固定遮光部材の遮光部とほぼ同一平面内に位置した状態で、上記可動遮光部材の遮光部の上縁が上記固定遮光部材の遮光部の上縁とほぼ同じ高さに位置するようにされ、
    上記シェード駆動機構のプランジャーの先端部が上記可動遮光部材の基部の下端寄りの部分に取着された連結棒に回動自在に連結され、上記可動遮光部材は、上記シェード駆動機構によってほぼ前後方向に回動されることによりその上縁がほぼ上下方向に移動するようにされ、
    上記可動遮光部材は、その上縁の移動範囲の上端の位置においては上記レンズホルダに取着された第2のストッパーに当接することによって移動を規制されるとともに、その上縁の移動範囲の下端の位置においては上記第1のストッパーに当接することによって移動を規制される
    ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. 上記シェード駆動機構がソレノイドを駆動源とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
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