JP3637454B2 - 画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子写真方式の作像法における現像剤及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真法等静電荷像現像法においては、通常、潜像担持体を帯電後、露光により静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像して得られたトナー像を転写紙などの支持体に転写する。これを定着して定着可視画像を得て画像形成を完了する。
【0003】
これら各工程における技術課題に対し、かねてより多くの検討が成されてきた。最近における技術課題の一つは、画質の向上のために要請される微粉末トナーの定着性向上があげられる。さらに高速定着性、長時間連続コピーにおける熱ローラーの温度保持、支持体用紙のカール現象、紙詰まり防止、ウォームアップタイムの短縮が要求されている。
【0004】
しかし、高画質対応の微粉末トナーは従来トナーに比較して定着性が充分でないため、高速複写機には採用を見送られてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、高速複写機においても充分な画像品質と定着性を得るための画像形成方法を提供することにある。また、良好な画像品質と定着性を有し、カール、オフセット発生の無い画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記〔1〕〜〔5〕のいずれかの構成を採ることによって達成される。
【0007】
〔1〕 少なくとも結着樹脂、着色剤、及び離型剤から構成され、体積平均粒径が6.0〜9.0μmであり、5μm以下の粒子が10〜40個数%、4μm以下の粒子が0〜20個数%のトナーを、ゴム硬度95〜100°の(a)ローラー、及びゴム硬度60〜80°の(b)ローラーの2本の定着ローラーをそれぞれ独立に温度制御する手段を有し、定着荷重2.7〜5.4kg/cm2、定着ラインスピード310〜550mm/秒で定着する手段において、(a)ローラーの温度Ta、(b)ローラーの温度Tb、及びトナー軟化点Tspが、下記範囲を満たす条件で定着することを特徴とする画像形成方法。
【0008】
260℃≦Ta+Tb,|Ta−Tb|≦100℃, Ta≧Tsp
〔2〕 (a)ローラー表面の臨界表面張力γca、(b)ローラー表面の臨界表面張力γcb、(a)ローラー又は(b)ローラーに塗布するオイルの表面張力γoが、下記範囲を満たす条件で定着することを特徴とする〔1〕記載の画像形成方法。
【0009】
0≦γo−γca≦16 0≦γo−γcb≦16
〔3〕 (a)ローラー又は(b)ローラーに芯金上に、発泡シリコーンゴム層を形成し、発泡シリコーンゴム層上にポリエステル層を形成させたローラーを接触させクリーニングすることを特徴とする〔1〕記載の画像形成方法。
【0010】
〔4 ナーの結着樹脂が酸価28〜56、クロロホルム不溶分3〜22重量%のポリエステルであることを特徴とする〔1〕〜〔3〕のいずれか1項記載の画像形成方法。
【0011】
〔5 ナーに含有される離型剤の融点が60〜150℃、溶融粘度が15〜120csであることを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載の画像形成方法。
【0012】
【作用】
以下、本発明をより具体的に説明する。
【0013】
〈定着方式〉
本発明に於ける熱ローラー方式は、アルミの素管表面にフッ素樹脂すなわちポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリテトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、及びそれらに抵抗調整剤、摩耗防止剤等を分散させ被覆したものが好適である。また、アルミ素管と表面フッ素樹脂層のあいだにシリコーンゴム弾性体、フッ素ゴムラテックス層を設けたソフトローラーが好適である。
【0014】
一般に、ソフトローラーのみの組み合わせでは、充分な定着性が得られないため、転写紙の転写面に接触するローラーはゴム硬度95〜100°であることが好ましい。
【0015】
また、これらのローラーは一定の圧力で押圧されており、その荷重は端部よりバネで荷重が加えられているものが良い。この場合の荷重は転写紙にかかる面圧が2.7〜5.4kg/cm2の荷重が加えられているものが好適である。この荷重が低い場合には定着時に十分な熱を加えることが出来なくなる。また、定着の荷重が高い場合には紙に大きな荷重が加えられ、紙が平滑化され、光沢が多い画像となり品質の低下を招いてしまう。定着に於ける上下ローラー間のニップ幅は8〜14mmが好適であり、転写紙がニップ部を通過する速度(定着ローラーのラインスピード)は、310〜550mm/秒が好適である。定着ローラーの径は特に限定されないが、高速定着性を確保するためには直径50〜70mmの範囲が好適である。
【0016】
〈定着ローラーの温度〉
定着ローラーの温度は(a)ローラーの温度Ta、(b)ローラーの温度Tb及びトナー軟化点Tspが下記条件を満たすのが良い。
【0017】
260℃≦Ta+Tb,|Ta−Tb|≦100℃, Ta≧Tsp
260℃>Ta+TbあるいはT<Tspでは、定着率が不十分であり、コールドオフセットが急増する。|Ta−Tb|>100℃では、転写紙の裏表で水分量の差が生じカールが発生する。カールは、紙詰まりの原因になる。また、Taは離型剤の融点より高いことが好ましい。
【0018】
〈定着ローラーの臨界表面張力〉
定着ローラーの臨界表面張力は、離型性より23dyne/cm以下が好ましく、18dyne/cm以下がさらにに好ましい。
【0019】
ここでいう定着ローラーの臨界表面張力は、n-アルカンとの接触角を測定し、接触角が0になる表面張力を外挿して求めた値をいう。
【0020】
〈定着ローラーのオイル塗布〉
定着ローラーには離型性を高めるため、オイルを塗布することが好ましい。
【0021】
さらに離型性を高めるため(a)ローラー表面の臨界表面張力γca、(b)ローラー表面の臨界表面張力γcb、としたとき(a)ローラーまたは(b)ローラーに塗布するオイルの表面張力γoの間に
0≦γo−γca≦16 0≦γo−γcb≦16
を満たす条件で定着することが好ましい。
【0022】
塗布するオイルは特に限定されないが、ジメチルシリコーンオイル、メチル-フェニルシリコーンオイル、フェニルシリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、フルオロシリコーンオイルなどが好ましく用いられる。
【0023】
又、塗布方法は特に限定されないが、微小穴を多数個あけたアルミ管の表面にオイル規制部材を設け、このアルミ管のなかにシリコーンオイルを充填した形状の塗布装置を(a)ローラー、または(b)ローラーに接触させ従動または送動で回転させることによりローラー表面に微量のオイル塗布をおこなうものが特に好ましく用いられる。
【0024】
さらには、芯金表面に巻かれたオイル保持層にシリコーンオイルを含浸させて毛管現象により(a)ローラー、または(b)ローラーに接触させ従動または送動で回転させることによりローラー表面に微量のオイル塗布をおこなうもの、あるいは耐熱不織紙にシリコーンオイルを含浸させたウェブを(a)ローラー、または(b)ローラーに接触させローラー表面に微量のオイル塗布をおこなうもの、耐熱不織布、または耐熱ブラシにシリコーンオイルを含浸させ(a)ローラー、または(b)ローラーに接触させ従動または送動で回転させることによりローラー表面に微量のオイル塗布をおこなうものが好ましく用いられる。塗布量は、一回の定着にA4紙一枚当たり0.04〜2.0mgが好ましく、さらに好ましくは0.1〜0.8mgである。
【0025】
オイルを塗布手段に充分に保持するために、オイル粘度は20℃で1,000〜50,000cs、好ましくは5,000〜30,000csである。オイル粘度がこの範囲より低いと転写紙にオイルによるシミを形成するなど画像不良が発生する。オイル粘度がこの範囲より高いと充分な離型性を発揮できない。
【0026】
〈定着ローラーのクリーニング方式〉
定着ローラーにはクリーニング手段を有することが好ましい。
【0027】
好ましい形態は、芯金表面に発泡シリコーン樹脂層を設け、シリコーン樹脂層の上にポリエステル樹脂層を設け、(a)ローラー、または(b)ローラーに接触させ従動または送動で回転させることによりローラー表面をクリーニングを行うものである。クリーニング性を高めるためにポリエステル樹脂は、トナーの結着樹脂と同組成のものが、特に好ましく用いられる。
【0028】
〈静電荷現像用トナー〉
トナーは結着樹脂、着色剤、離型剤と必要に応じて使用されるその他の添加剤とを含有してなり、本発明においては画像品質向上の観点から、その平均粒径は体積平均粒径で6〜9μm、好ましくは7.5〜8.5μmである。また、現像剤の寿命を確保するために5μm以下の粒子が10〜40個数%、4μm以下の粒子が0〜20個数%のトナーが用いられる。
【0029】
本発明の結着樹脂としては、通常トナー結着樹脂として用いられる樹脂でよく、スチレン/アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポアリミド樹脂、エポキシ樹脂などが使用される。低温での定着性等から、ポリエステル樹脂が好ましく用いられる。特に好ましくは下記成分T1,T2,T3を含む単量体組成物を縮重合させて得られるポリエステルが用いられる。
【0030】
成分T1;3価以上の多価単量体
成分T2;芳香族ジカルボン酸
成分T3;脂肪族ジアルコール
前記成分T1である3価以上の多価単量体としては、例えば1,2,4-ベンゼントリカルボン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7-ナフタレントリカルボン酸、1,2,4-ナフタレントリカルボン酸、1,2,4,-ブタントリカルボン酸、1,2,5-ヘキサントリカルボン酸、1,3-ジカルボキシル-2-メチル-2-メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシ)メタン、1,2,7,8-オクタンテトラカルボン酸、エンポール三量体酸、及びこれらの酸の無水物またはエステル等を挙げることができる。
【0031】
これらの3価以上の多価単量体のうち、本発明に係る脂肪族ジアルコールを用いたポリエステルにおいて、特に芳香族多価カルボン酸類が好ましく、更にベンゼントリカルボン酸、これらの酸の無水物またはエステル等のベンゼントリカルボン酸類が安定した摩擦帯電性を付与することができる。
【0032】
即ち、脂肪族ジアルコールを用いたポリエステルは従来のビスフェノール系アルコールを用いたポリエステルにくらべてπ電子が圧倒的に少くなるため、帯電の立上り速度の低下がおこり易くなるが、3価以上の多価単量体として、ベンゼントリカルボン酸、これらの酸の無水物またはエステル等のベンゼントリカルボン酸類を選定するとそれが防止されると考えられる。
【0033】
3価以上の多価単量体の配合割合は、単量体組成物全体の1〜30モル%が好ましい。この範囲のポリエステルを用いると離型剤の離脱が更に防止できる。その理由は、この範囲のポリエステルは分子量が低い離型剤との相溶性が良好で、それ故、離型剤の樹脂中への分散が微細かつ均一となり、樹脂との接着強度がアップするからである。更に好ましくは単量体組成物全体の1〜15モル%である。
【0034】
前記成分T2の芳香族ジカルボン酸としては、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、これらの酸の無水物またはエステル等を挙げることができる。
【0035】
以上の芳香族ジカルボン酸と共にその他のジカルボン酸を併用してもよい。かかるその他のジカルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、琥珀酸、アジビン酸、セバチン酸、マロン酸、またはこれらの酸の無水物もしくは低級アルキルエステル、リノレイン酸の二量体、その他の2官能の有機酸単量体を挙げることができる。かかるその他のジカルボン酸の配合割合は、ジカルボン酸全体の30モル%以下が好ましい。前記その他のジカルボン酸の配合割合が過大のときには前記特定のポリエステルのガラス転移点Tgが低下してソリッド部分の白ぬけが生じ易い。
【0036】
前記成分T3の脂肪族ジアルコールとして、より一層離型剤の分散を良好とするためには炭素数が2〜10の脂肪族ジアルコールが好ましい。
【0037】
脂肪族ジアルコールの具体例としては、例えば
1)分岐鎖をもつ脂肪族ジアルコールとしては、
プロピレングリコール(1,2-プロパンジオール)
1,2-ブタンジオール
1,3-ブタンジオール
2,3-ブタンジオール
ネオペンチルグリコール
3-メチルペンタン-1,3,5-トリオール
1,2-ヘキサンジオール
2,5-ヘキサンジオール
2-メチル-2,4-ペンタンジオール
3-メチル-1,5-ペンタンジオール
2-エチル-1,3-ヘキサンジオール
2)分岐鎖をもたない脂肪族ジアルコールとしては、
エチレングリコール
1,3-プロパンジオール
1,4-ブタンジオール
ジエチレングリコール
2-ブテン-1,4-ジオール
1,5-ペンタンジオール
1,6-ヘキサンジオール
ジプロピレングリコール
トリエチレングリコール
テトラエチレングリコール
トリプロピレングリコール
等を挙げることができる。
【0038】
以上の脂肪族ジアルコールと共にその他のジアルコールを併用してもよい。かかるその他のジアルコールとしては、例えば1,4-ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレンビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール等、その他の2官能のアルコール単量体を挙げることができる。かかるその他のジアルコールの配合割合は、ジアルコール全体の30モル%以下が好ましい。
【0039】
〈酸価〉
結着樹脂の酸価は28〜56が好ましい。酸価が低下すると、転写紙とトナーの接着性が低下し、その結果定着率の低下につながる。酸価が高すぎると、トナーの吸湿性が増し、高温高湿環境で帯電量が低下する傾向がある。ここで酸価(AV)とは、試料1g中に含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数をいう。又、水酸基価(OHV)とは、基準油脂分析試験法(日本油脂化学協会編)に従って試料1gをアセチル化するときに水酸基と結合した酢酸を中和するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数をいう。
【0040】
ポリエステルにおいて、AVとOHVの和は、ポリマー分子鎖の末端基の数を意味し、この値は離型剤の脱落に大きな影響を及ぼす。
【0041】
〈クロロホルム不溶分〉
クロロホルム不溶分は3〜22重量%がオフセット防止のために好ましい。
【0042】
ここにクロロホルム不溶分とは、試料をクロロホルムに溶解したときの濾紙不透過分をいい、次のようにして求められる。
【0043】
樹脂試料を微粉砕し、40メッシュの篩を通過した試料粉体5.00gを採取し、濾過助剤ラジオライト(+700)5.00gと共に容量150mlの容器に入れ、この容器内にクロロホルム100gを注入し、ボールミル架台に載せ5時間以上に亘って回転せしめて充分に試料をクロロホルムに溶解せしめる。一方加圧濾過器内に直径7cmの濾紙(No.2のもの)を置き、その上に5.00gのラジオライトを均一にプレコートし、少量のクロロホルムを加えて濾紙を濾過器に密着させた後、前記容器の内容物を濾過器内に流込む。更に容器を100mlのクロロホルムにより充分に洗浄して濾過器に流込み、容器の器壁に付着物が残留しないようにする。その後濾過器の上蓋を閉じ、濾過を行う。濾過は4kg/cm2以下の加圧下にて行い、クロロホルムの流出が止まった後に新たにクロロホルム100mlを加えて濾紙上の残留物を洗浄し、再び加圧濾過を行う。
【0044】
以上の操作が完了した後、濾紙及びその上の残渣並びにラジオライトのすべてをアルミホイル上に載せて真空乾燥器内に入れ、温度80〜100℃、圧力100mmHgの条件下で10時間乾燥せしめ、かくして得られた乾固物の総重量a(g)を測定し、クロロホルム不溶分x(重量%)を求める。
【0045】
このようにして求められるクロロホルム不溶分は、ポリエステル樹脂においては、高分子量の重合体成分若しくは架橋された重合体成分である。以上の如きクロロホルム不溶分は、アルコールとカルボン酸との重合反応において、反応条件を適当に選ぶことにより、或いは適当な架橋剤を反応系に存在せしめることにより、相当程度制御された割合で形成することができる。
【0046】
〈離型剤〉
離型剤の融点は60〜150℃、溶融粘度が15〜120csのものがオフセットを防止するために好ましく用いられる。
【0047】
かかる離型剤としては例えば、パラフィンワックス、サゾールワックス、脂肪酸エステル、部分鹸化脂肪酸エステル、多価アルコールエステル、これらの混合物等のワックスを用いることができる。尚アミド系ワックスを併用してもよい。この中でも、エステル基を含有するエステルワックスはポリエステル樹脂との相溶性が良好である点で好ましい。
【0048】
前記脂肪酸エステルとしては、例えばマレイン酸エチルエステル、マレイン酸ブチルエステル、ステアリン酸メチルエステル、ステアリン酸ブチルエステル、パルミチン酸セチルエステル、モンタン酸エチレングリコールエステル等を用いることができる。
【0049】
前記部分鹸化脂肪酸エステルとしては、例えばモンタン酸エステルのカルシウム部分鹸化物等を用いることができる。これら脂肪酸エステル中、カルナウバワックスが特に好ましい。
【0050】
前記多価アルコールエステルとしては、例えばグリセリンステアレート、グリセリンリシノレート、グリセリンモノベヘネート、ソルビタンモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、ソルビタントリオレート等を用いることができる。
【0051】
上記低融点のエステルワックスの分散を良好とするためにはアミド系ワックスを併用するのが好ましい。
【0052】
前記アミド系ワックスとしては、例えばステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ラウリル酸アミド、ベヘニン酸アミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド等を用いることができる。
【0053】
融点の測定は、微量の試料をガラス細管につめて硫酸浴に入れ、それを加熱してゆき、透明に融解する点を目視によって判定し、その時の浴温度を融点とした。
【0054】
かかる離型剤の配合割合は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部、更に0.5〜3重量部が好ましい。離型剤の配合割合が過小のときにはトナーの耐オフセット性、耐巻付き性が悪化し、一方過大のときにはすじ状の分散をしやすくなる。
【0055】
〈トナー軟化点〉
トナー軟化点Tspの好ましい範囲は115〜140℃、さらに好ましくは120〜135℃である。
【0056】
ここで軟化点Tspは、トナーまたは結着樹脂を20℃相対湿度50%に2時間放置した後、高化式フローテスタ「CFT−500型」(島津製作所製)を用いて、測定条件を、荷重20kg/cm2、ノズルの直径1mm、ノズルの長さ1mm、予備加熱80℃で10分間、昇温速度6℃/分とし、サンプル量1cm3(真比重×1cm3で表される重量)として測定記録したとき、フローテスタのプランジャ降下量-温度曲線(軟化流動曲線)におけるS字曲線の高さをhとするとき、h/2の高さをいう。
【0057】
〈着色剤〉
着色粒子(トナー)を構成する着色剤としては特に限定されず、従来公知の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラック・ニグロシン染料・アニリンブルー・カルコイルブルー・クロムイエロー・ウルトラマリンブルー・デュポンオイルレッド・キノリンイエロー・メチレンブルークロライド・フタロシアニンブルー・マラカイトグリーンオクサレート・ローズベンガル等が挙げられる。
【0058】
〈その他の添加剤〉
その他の添加剤としては例えばサリチル酸誘導体・アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、また、磁性トナーを得る場合には着色粒子に添加剤として磁性体粒子が含有される。磁性体粒子としては平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのフェライト・マグネタイト等の粒子が用いられる。磁性体粒子の添加量は着色粒子中の20〜70重量%である。
【0059】
また、流動性付与の観点から、無機微粒子を着色粒子に添加してもよい。無機微粒子としてはシリカ・チタニア・アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましく、さらに、これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤等によって疎水化処理されていることが好ましい。
【0060】
〈キャリア〉
本発明に係わる2成分現像剤は本発明のトナーと公知のキャリアと混合して用いられる。
【0061】
キャリアは、体積平均粒径5〜200μmの磁性粒子、または前記磁性粒子を芯材として、樹脂を被覆した樹脂被覆キャリア、あるいは体積平均粒径0.1〜1μmの磁性粒子を結着樹脂に分散した樹脂分散型キャリアが用いられる。
【0062】
【実施例】
つぎに本発明を実施例及び比較例によりさらに具体的に説明する。以下の記載に於いて、「部」は「重量部」を表す。
【0063】
Figure 0003637454
上記の試料を温度計、ステンレススチール製撹拌棒、ガラス製窒素導入管、及び流下式コンデンサをそなえた容器に入れ、マントルヒータ中で窒素雰囲気下中において常圧下170℃ ASTM E28−51Tに準ずる軟化点の値に変化が認められなくなった時点で、1,2,4-ベンゼントリカルボン酸無水物108gを添加し、210℃にて反応を続行させ、ASTM E28−51Tに準ずる軟化点より反応の進行を追跡し軟化点が所定の温度に達した時点で反応を停止し、室温まで冷却し結着樹脂「R−1」を得た。結着樹脂「R−1」の酸価は51、クロロホルム不溶分は15重量%であった。
【0064】
Figure 0003637454
上記のようにして体積平均粒径8.0μmの着色粒子を得た。この着色粒子100重量部と疎水性シリカ1.0重量部をヘンシェルミキサで混合し、トナー「T−1」を得た。
【0065】
トナー「T−1」の軟化点Tspは122℃であった。
【0066】
Figure 0003637454
以上のキャリア原料を水平回転翼型混合機に投入し、混合しながら90℃迄加熱し40分間混合しキャリア「C−1」を得た。
【0067】
キャリアC−1とトナーT−1をトナー濃度5重量%となるよう混合し現像剤を調製した。
【0068】
定着(a)ローラー
外径60mm、内径50mmのアルミニウム管に、酸化鉄を主成分としたプライマー処理を施し、厚さ0.1mmのシリコーンゴム層を形成させた上に、厚さ0.03mmのパーフルオロアルキルビニルエーテル層を形成させた。ローラーのゴム硬度は99度、n-アルカンの接触角より外挿して求めた臨界表面エネルギーγcaは、8dyne/cmであった。
【0069】
定着(b)ローラー
シリコーンゴム層の厚みを5mmとした以外は(a)ローラーと同様にして(b)ローラーを得た。
【0070】
ローラーのゴム硬度は65度。n-アルカンの接触角より外挿して求めた臨界表面エネルギーγcaは、8dyne/cm であった。
【0071】
市販の電子写真式複写機 Konica U-BIX-5082(コニカ(株)社製)に負帯電の有機感光体を搭載した改造機の定着ユニット部に(a),(b)ローラーを(a)ローラーが転写シートの転写面に接触するよう、それぞれ取付けた。転写シートと定着ローラーが接触する幅を12mm、転写シートにかかる定着荷重が2.9kg/cm2となるよう、定着バネで調整した。(a)、及び(b)ローラーのラインスピードは410mm/秒に改造した。(a)、及び(b)ローラーの中心部には、それぞれ定着ヒーターとして可変抵抗機をつないだハロゲンランプヒーターを設置し、2本の定着ローラーの温度を独立に制御した。
【0072】
現像剤は、トナーT−1、キャリアC−1をトナー濃度5重量%となるよう混合して使用した。
【0073】
〈実施例1〉
斤量70kgのA3サイズの紙を白地に対する相対濃度1.0、1.5cm×1.5cmのソリッド画像を形成しながら連続複写し、定着ヒーターの電力調整により連続複写中の定着(a)ローラーの温度Taが130℃、定着(b)ローラーの温度Tbが130℃となるよう制御した。
【0074】
〈実施例2〉
定着(a)ローラーの温度Taが180℃、定着(b)ローラーの温度Tbが80℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0075】
〈実施例3〉
定着(a)ローラーの温度Taが200℃、定着(b)ローラーの温度Tbが150℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0076】
〈実施例4〉
定着(a)ローラーの温度Taが200℃、定着(b)ローラーの温度Tbが100℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0077】
〈実施例5〉
定着(a)ローラーに表面張力20dyne/cmのメチルシリコーンオイル(20℃における粘度30000cs)を1枚当たり0.4mg/A4塗布した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0078】
〈実施例6〉
定着(a)ローラーに芯金上に発泡シリコーンゴム層を形成し、その外層にポリエステル層を形成させたローラーを接触させた以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0079】
〈比較例1〉
定着(a)ローラーの温度Taが129℃、定着(b)ローラーの温度Tb129℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0080】
〈比較例2〉
定着(a)ローラーの温度Taが181℃、定着(b)ローラーの温度Tbが79℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0081】
〈比較例3〉
定着(a)ローラーの温度Taが120℃、定着(b)ローラーの温度Tbが140℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。尚、この例は、Ta≧Tspを満たしていない。
【0082】
〈比較例4〉
定着(a)ローラーの温度Taが180℃、定着(b)ローラーの温度Tbが78℃となるよう制御した以外は、実施例1と同様に連続複写した。
【0083】
〈定着率の測定〉
白地に対する相対濃度1.0、1.5cm×1.5cmのソリッド画像を形成し、荷重2115g、接触面積6.5cm×100cmの金属板の表面にサラシを巻き付けた重りで15回擦った後、サクラデンシトメーター(コニカ(株)社製)で白地に対する相対濃度を測定し、下式のとおり定着率を測定した。
【0084】
〈定着率(%)〉={〈擦った後の画像濃度〉/〈擦る前の画像濃度〉}×100
定着率が70%以上であれば実用上問題ない定着強度である。
【0085】
〈転写シートカール量〉
斤量70kgのA3サイズの紙を複写した直後に水平な台上に置き、紙端部が水平面から湾曲した長さで表した。カール量20mm以上でソーター部紙詰まりなどの不良が発生する。
【0086】
〈オフセット量の測定〉
画像先端部に白地に対する相対濃度1.3、7.5cm×22.5cmのソリッド画像を形成し、このソリッド画像がオフセットして形成された部分の相対濃度で測定した。オフセット量0.01以下は、実用上問題ないレベルである。
【0087】
以上の評価結果を表1に示す。
【0088】
【表1】
Figure 0003637454
【0089】
以上、本発明によれば定着率に優れ、カール及びオフセット発生が無い良好な画像が得られる。
【0090】
【発明の効果】
本発明により、高速機においても充分な画像品質と定着性を得ることができ、良好な画質と定着性を有し、オフセット、転写紙カールの無い画像形成方法を得られる。

Claims (5)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤、及び離型剤から構成され、体積平均粒径が6.0〜9.0μmであり、5μm以下の粒子が10〜40個数%、4μm以下の粒子が0〜20個数%のトナーを、ゴム硬度95〜100°の(a)ローラー、及びゴム硬度60〜80°の(b)ローラーの2本の定着ローラーをそれぞれ独立に温度制御する手段を有し、定着荷重2.7〜5.4kg/cm2、定着ラインスピード310〜550mm/秒で定着する手段において、(a)ローラーの温度Ta、(b)ローラーの温度Tb、及びトナー軟化点Tspが、下記範囲を満たす条件で定着することを特徴とする画像形成方法。
    260℃≦Ta+Tb,|Ta−Tb|≦100℃, Ta≧Tsp
  2. (a)ローラー表面の臨界表面張力γca、(b)ローラー表面の臨界表面張力γcb、(a)ローラー又は(b)ローラーに塗布するオイルの表面張力γoが、下記範囲を満たす条件で定着することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
    0≦γo−γca≦16 0≦γo−γcb≦16
  3. (a)ローラー又は(b)ローラーに、芯金上に発泡シリコーンゴム層を形成し、発泡シリコーンゴム層上にポリエステル層を形成させたローラーを接触させクリーニングすることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  4. トナーの結着樹脂が、酸価28〜56、クロロホルム不溶分3〜22重量%のポリエステルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成方法。
  5. トナーに含有される離型剤の融点が60〜150℃、溶融粘度が15〜120csであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成方法。
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