JP3637243B2 - 溶接トーチノズルのクリーニング方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットによるガスシールドアーク溶接に関し、特に、溶接トーチノズルに付着する溶接金属スパッタ及び溶接ワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜の除去を行う技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
ガスシールドアーク溶接における連続溶接を阻害する問題として、溶接トーチノズルヘの溶接金属スパッタの付着によるシールドガス流のアンバランスが発生することがあげられる。
【0003】
図9に、ノズルヘの溶融金属スパッタの付着状態を表す溶接トーチノズル先端の側断面図を示す。
【0004】
図中、1はノズル先端部、2は溶接ワイヤ、3はコンタクトチップ、4はシールドガスの流路、10は付着スパッタを各々示す。
【0005】
アーク点で発生したスパッタは、ノズル先端1近傍に飛翔し、図示するように、ノズル先端の前縁部付近に先ず付着して、付着スパッタ10となる。この付着スパッタ10は、ここを根がかりとして成長し、その大部分は、ノズルの先端1近傍でノズル壁の内外にリング状に成長する。この成長に従って、シールドガスの出口4が次第に塞がれ、シールドガスの流れをアンバランスにし、場合によっては、ガス量を低減する原因となって連続溶接を阻害する。
【0006】
このような場合には、適宜、溶接を中断してクリーニングを行い、ノズルの溶接金属の付着スパッタを除去する必要がある。また、クリーニング後の再スタートにおいて、ワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜がアークミスの原因になることから、この溶滴固化物を切断除去する必要がある。
【0007】
ロボット溶接をある程度連続的に行うためには、この2点の対策が必要であり、軸数が多く、可動範囲の大きい多関節ロボットでは、ノズルクリーナやワイヤカッターの設置場所に溶接トーチを容易に接近できるので、これら装置のコンパクト化は必要ない。例えばノズルクリーナの例ではエアモータによる回転リーマー、あるいは回転ブラシ方式が使われており、比較的大型の装置で価格高となっている。
【0008】
他方、軸数が少なく可動範囲の小さい直交型ロボットではトーチの移動範囲が小さいために、これら機械式の大型の装置が使用不可能で、これまで連続溶接の行なわれたことはなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、溶接トーチノズルに付着する溶接金属の付着スパッタまたはワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜のうち少なくとも一方を、装置を大型化することなく、低コストでかつ容易に除去する方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1に、一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、該溝側表面を該開口端の一部に接触させ、かつ該第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置すると共に、一主面に凹凸を有する第3の板を、該凹凸側表面を該溶接ワイヤ先端に接触させ、かつ該第1及び第2の板に平行に配置し、該溶接トーチノズルを該第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動することを特徴とする溶接トーチノズルのクリーニング方法を提供する。
【0011】
本発明は、第2に、一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、該溝側表面を該開口端の一部に接触させ、かつ該第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置し、該溶接トーチノズルを該第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動する工程、及び一主面に凹凸を有する第3の板を、該凹凸側表面を該溶接ワイヤ先端に接触させて、該第2の板表面に沿って平行に移動する工程のうち少なくとも一方の工程を行うことを特徴とする溶接トーチノズルのクリーニング方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、リング状に成長してシールドガスの出口を塞ぐ可能性のあるノズル開口端の付着スパッタを集中的にアタックすれば、連続溶接の阻害を防ぎ、大部分のスパッタを容易に除去できることに着目した。
【0013】
本発明のクリーニング方法は、開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溶接金属スパッタを除去するための溝を有する第1及び第2の板を用意し、該溝側表面を開口端に接触させ、かつ第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて平行に配置し、
さらに、一主面に溶接ワイヤ表面の酸化膜を除去するための凹凸を有する第3の板を用意し、溶接ワイヤ先端にその凹凸側表面を接触させ、かつ第1及び第2の板に平行に配置し、
開口端を溝側表面に、及び溶接ワイヤ先端を凹凸側表面に各々接触させた状態で、溶接トーチノズルを第1及び第2の板間の間隙に沿って移動する工程を有する。
【0014】
ノズル先端の縁部を集中的にアタックする簡単で有効な方法は、表面に小さな段差のある板を利用する方法である。本発明では、一主面に、溶接金属スパッタを除去するための溝を設けることにより、このような段差を形成している。
【0015】
溝の形状は溶接金属スパッタを除去することができれば、どのような形状でもよく、その数は1つまたはそれ以上でも良いが、溝を有する表面は、好ましくは、溶接トーチノズルの移動中に、ノズル端部に局部的な衝撃ならびに振動を与え得る形状及び粗度を有する。
【0016】
このような段差を設けた第1及び第2の板の表面でノズルを接触させながら移動させると、段差による微小な衝撃、振動と直接的なスクレープ作用により効果的にスパッタを除去できる。
【0017】
また、第1及び第2の板と、第3の板とは、分離されていても、一体化されていても良い。例えば第1及び第2の板と第3の板とを板バネにより支承させると、段差による微小な衝撃、振動が互いに増幅され、より効果的にスパッタ除去が可能となる。
【0018】
さらに、本発明によれば、第3の板の凹凸により、ワイヤ下端部で極微小な面積、点程度の面積で酸化皮膜を除去し、金属面を露出するだけで、確実に再アークスタートが可能である。このため、本発明の方法では、従来のように再アークスタートに際して、ワイヤ先端部の溶滴固化物を切断、除去する必要はない。
【0019】
上述のように、本発明によれば、第1ないし第3の板を、各々、ノズルの開口端あるいはワイヤ先端に接触させながら、溶接トーチノズルを単に平行移動するだけで、開口端に付着した溶接金属スパッタ及びワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜を容易に削り取ることができる。
【0020】
接触移動の距離は、好ましくは100mm以下である。
【0021】
この方法によれば、従来のノズルクリーナ及びワイヤカッタの代替として、第1ないし第3の板を使用しており、機械的に特別な装置を装備することなく、溶接に必要な設備をコンパクト化することができる。また、機械的に特別な装置を装備する場合と比較して、コストを大幅に低減し得る。
【0022】
以上のように、シールドガス流のアンバランスの主因であるノズル先端部のスパッタが除去でき、しかもアークスタートが確実に行えるので溶接ロボットに適用可能である。
【0023】
また、従来これらの溶接トーチノズルの付着スパッタの除去とワイヤ先端部の酸化皮膜の局部的な除去の自動化処理が困難であった小型・直交型のロボットにも容易に適用し得、連続溶接に必要な範囲内で溶接金属の付着スパッタを削り取って除去し得る。
【0024】
ノズルの上方、先端から離れた高い部分に点在して付着する小さなスパッタについては、当発明で除去する機能はないが、これらの微細かつ少量のスパッタは、シールドガス量のアンバランス、あるいは流量低下の原因とはならないので、一つのワークの溶接終了後にノズルを交換するか、或いはノズル全体を別途クリーニングすればよい。
【0025】
通常、25mm以下の板厚では溶接部のスラグ除去の必要はなく、ノズルクリーニングを行なうことで一つのワークの連続溶接が可能となる。
【0026】
25mm以上の厚板では、一般に、スラグ除去のために停止させるので、この時にノズルを交換するか、或いは適当な方法できちんとノズルをクリーニングすればよい。
【0027】
また、本発明によれば、必要に応じて、溶接トーチノズルの付着スパッタの除去とワイヤ先端部の酸化皮膜の除去を別々に行うことができる。
【0028】
すなわち、一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法において、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、溝側表面を開口端の一部に接触させ、かつ第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置し、溶接トーチノズルを第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動する工程と、一主面に凹凸を有する第3の板を、凹凸側表面を溶接ワイヤ先端に接触させて、第2の板表面に沿って平行に移動する工程とのうち、少なくとも一方の工程を行うことができる。
【0029】
【実施例】
以下図面を参照し、本発明を具体的に説明する。
【0030】
実施例1
図1は、本発明の方法の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図、図2は、図1のA−A矢視図、図3は、図1のB−B矢視図、図4は、本発明の方法の一例を適用した溶接方法における溶接対象物の側断面図、図5は、図4のC−C矢視図を各々示す。
【0031】
図1ないし図3において、1は溶接トーチノズル、2は溶接ワイヤ、3は溶接ワイヤ2に給電するためのコンタクトチップ、4はシールドガスの流路、5はスパッタ除去器、6は溶接ワイヤの先端(溶滴固化物)の酸化皮膜を局部的に除去するワイヤシャープナーを、各々表す。
【0032】
図1に示すように、この溶接トーチノズルは、その開口端12より延出された溶接ワイヤ2を有し、開口端12には、スパッタ除去器5の多数の溝のある面が接触され、溶接ワイヤ2先端には微少な凹凸を有するワイヤシャープナー6の凹凸面が接触されている。
【0033】
図2及び図3に示すように、スパッタ除去器5は、溶接ワイヤ2を挟んで所定の幅の間隙を持つように平行に並べて配置された、多数の溝を有する2枚の板を持つ。
【0034】
また、図1ないし図3から明らかなように、スパッタ除去器5の2枚の板とワイヤシャープナー6は、互いに平行に配置されている。
【0035】
各部材の概要は下記の通りである。
【0036】
スパッタ除去器5は、長さ(L)が80mm、幅(WS)が8mm、ワイヤシャープナー6は、長さ(L)が80mm、幅(WR)が15mm、二つのワイヤシャープナーの内側距離は4mm、溶接トーチノズル1の先端とワイヤシャープナーの距離Hは、溶接ロボットで通常使用されるワイヤエクステンション長さと同等の25mmであるものを用いた。なお、溶接ワイヤは下向、横向溶接等で通常使用される直径1.4mmのものを対象とした。溶接トーチノズル1の内径は14mm、外径は18mmである。
【0037】
スパッタ除去器5は平行な溝により段差をつけた鉄製のもので溝の深さが1.5mm、ピッチは2.5mm、山の平坦部は幅1mm程度とした。ワイヤシャープナー6は市販の平ヤスリの細目で溝の深さは0.1mm程度であった。
【0038】
溶接中断後、溶接トーチノズル1をロボット(直交型)により、すみやかに図1のスパッタ除去器5の右端部に初期状態でセットした。このとき、溶接トーチノズル1の開口端12とスパッタ除去器5の表面とを、また、溶接ワイヤ1の先端とワイヤシャープナー6の表面とを互いに接触させた。
【0039】
次に、スパッタ除去器の間隙に沿って、右端から左端に向けて溶接トーチノズル1を20mm/秒の速度、所要時間3.5秒で、ロボットにより移動させた。この一回の移動処理により、スパッタが脱落し、また、溶接ワイヤ2の先端の溶滴固化物に局部的な直径0.5mm程度の金属面が露出した。
【0040】
溶接中断後からこの処理を終了させるまでの時間は20秒程度であった。この処理が終わり、溶接中断後から約1分後に、被溶接物上に溶接トーチを戻して再び溶接を行なった。
【0041】
溶接確認に使用した被溶接物は、図4及び図5に示すように、建築鉄骨のワークの一種であるコラムコアで、その外径Dは400mm(角型、コーナは丸)、長さ1000mm、板厚Tは12mmであった。図4のY部(開先部、左右2箇所)が溶接部を表し、コアを回転しながら下向溶接で開先内を多層盛溶接した。板厚12mmの場合、4層の多層盛溶接となった。前述のスパッタ除去に使用した溶接トーチノズルは開先の第1層目を溶接(溶接長約1600mm、溶接時問20分)した後のもので、各層の溶接後に前述処理をしながらコラムコアワーク1体分、左右両開先の溶接をおこなったが、ガスシールドに関する問題も、また、アークスタートミスの問題も全くなく、直交型ロボットでも十分に使用可能なことを確認した。
【0042】
実施例2
図6は、本発明の方法の他の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図、図7図は図6のE−E矢視図、図8は図6のF−F矢視図である。
【0043】
図6及び図8に示す溶接トーチ先端部とスパッタ除去器及びワイヤシャープなーの構成は、1枚の板をL型に曲げたばね板7に、スパッタ除去器5の2枚の板とワイヤシャープナー6とが支承されている以外は、各々図1及び図3と同様の構成を有する。
【0044】
図6ないし図8に示す構成によりスパッタ除去器5及びワイヤシャープナー6は、ばね板7によって一体となって懸架された状態なので、溶接トーチノズル1の下端が表面段差のあるスパッタ除去器5と接触しながら移動する際に衝撃、振動を加速する効果が発生して、より効果的にスパッタを除去できる。
【0045】
なお、溶接トーチノズル1の下端面とワイヤシャープナー6との距離は固定されているので、溶接ワイヤ2の先端部の酸化皮膜を局部除去する効果をそこなうことはない。
【0046】
以上の実施例で、スパッタ除去器として平行溝を有する板を使用したが、本発明におけるスパッタ除去の基本的な機能は、溶接トーチノズルが当スパッタ除去器の段差のある表面と接触しながら移動する際にノズル端面に生じる衝撃と振動によるものである。従って、同じような現象(衝撃、振動)を惹起できるものであれば実施例の形状に限定する必要はなく、多少の角ばった凹凸面を有する表面形状のものでも、他の形状でも充分有効である。
【0047】
また、溶接ワイヤ先端部の酸化皮膜の除去用としてヤスリを使用したが、酸化皮膜といっても溶接中断直後の短時間に生成する皮膜は極薄で、それを局部的な面積(直径0.5mm程度)で除去すれば良いので、これもある程度角部を有する凹凸物であれば充分有効である。
【0048】
処理の手順について実施例では同時処理としたが、スパッタ除去とワイヤの酸化皮膜の局部除去は、本質的には同時処理する必然性はなく、個々に処理してもなんら支障となるものはない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、溶接トーチノズルに付着する溶接金属の付着スパッタまたはワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜のうち少なくとも一方を、装置を大型化することなく、低コストでかつ容易に除去することができる。
【0050】
本発明の方法は、シールドガス流のアンバランスの主因であるノズル先端部のスパッタが除去でき、しかもアークスタートが確実に行えるので、小型・直交型のロボットにも容易に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図
【図2】図1のA−A矢視図
【図3】図1のB−B矢視図
【図4】本発明の方法の一例を適用した溶接方法における溶接対象物の側断面図
【図5】図4のC−C矢視図
【図6】本発明の方法の他の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図
【図7】図6のE−E矢視図
【図8】図6のF−F矢視図
【図9】溶接トーチノズル先端の側断面図
【符号の説明】
1…溶接トーチノズル
2…溶接ワイヤ
3…コンタクトチップ
4…シールドガスの流路
5…スパッタ除去器
6…溶接ワイヤシャープナー
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットによるガスシールドアーク溶接に関し、特に、溶接トーチノズルに付着する溶接金属スパッタ及び溶接ワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜の除去を行う技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
ガスシールドアーク溶接における連続溶接を阻害する問題として、溶接トーチノズルヘの溶接金属スパッタの付着によるシールドガス流のアンバランスが発生することがあげられる。
【0003】
図9に、ノズルヘの溶融金属スパッタの付着状態を表す溶接トーチノズル先端の側断面図を示す。
【0004】
図中、1はノズル先端部、2は溶接ワイヤ、3はコンタクトチップ、4はシールドガスの流路、10は付着スパッタを各々示す。
【0005】
アーク点で発生したスパッタは、ノズル先端1近傍に飛翔し、図示するように、ノズル先端の前縁部付近に先ず付着して、付着スパッタ10となる。この付着スパッタ10は、ここを根がかりとして成長し、その大部分は、ノズルの先端1近傍でノズル壁の内外にリング状に成長する。この成長に従って、シールドガスの出口4が次第に塞がれ、シールドガスの流れをアンバランスにし、場合によっては、ガス量を低減する原因となって連続溶接を阻害する。
【0006】
このような場合には、適宜、溶接を中断してクリーニングを行い、ノズルの溶接金属の付着スパッタを除去する必要がある。また、クリーニング後の再スタートにおいて、ワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜がアークミスの原因になることから、この溶滴固化物を切断除去する必要がある。
【0007】
ロボット溶接をある程度連続的に行うためには、この2点の対策が必要であり、軸数が多く、可動範囲の大きい多関節ロボットでは、ノズルクリーナやワイヤカッターの設置場所に溶接トーチを容易に接近できるので、これら装置のコンパクト化は必要ない。例えばノズルクリーナの例ではエアモータによる回転リーマー、あるいは回転ブラシ方式が使われており、比較的大型の装置で価格高となっている。
【0008】
他方、軸数が少なく可動範囲の小さい直交型ロボットではトーチの移動範囲が小さいために、これら機械式の大型の装置が使用不可能で、これまで連続溶接の行なわれたことはなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、溶接トーチノズルに付着する溶接金属の付着スパッタまたはワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜のうち少なくとも一方を、装置を大型化することなく、低コストでかつ容易に除去する方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1に、一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、該溝側表面を該開口端の一部に接触させ、かつ該第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置すると共に、一主面に凹凸を有する第3の板を、該凹凸側表面を該溶接ワイヤ先端に接触させ、かつ該第1及び第2の板に平行に配置し、該溶接トーチノズルを該第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動することを特徴とする溶接トーチノズルのクリーニング方法を提供する。
【0011】
本発明は、第2に、一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、該溝側表面を該開口端の一部に接触させ、かつ該第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置し、該溶接トーチノズルを該第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動する工程、及び一主面に凹凸を有する第3の板を、該凹凸側表面を該溶接ワイヤ先端に接触させて、該第2の板表面に沿って平行に移動する工程のうち少なくとも一方の工程を行うことを特徴とする溶接トーチノズルのクリーニング方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、リング状に成長してシールドガスの出口を塞ぐ可能性のあるノズル開口端の付着スパッタを集中的にアタックすれば、連続溶接の阻害を防ぎ、大部分のスパッタを容易に除去できることに着目した。
【0013】
本発明のクリーニング方法は、開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溶接金属スパッタを除去するための溝を有する第1及び第2の板を用意し、該溝側表面を開口端に接触させ、かつ第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて平行に配置し、
さらに、一主面に溶接ワイヤ表面の酸化膜を除去するための凹凸を有する第3の板を用意し、溶接ワイヤ先端にその凹凸側表面を接触させ、かつ第1及び第2の板に平行に配置し、
開口端を溝側表面に、及び溶接ワイヤ先端を凹凸側表面に各々接触させた状態で、溶接トーチノズルを第1及び第2の板間の間隙に沿って移動する工程を有する。
【0014】
ノズル先端の縁部を集中的にアタックする簡単で有効な方法は、表面に小さな段差のある板を利用する方法である。本発明では、一主面に、溶接金属スパッタを除去するための溝を設けることにより、このような段差を形成している。
【0015】
溝の形状は溶接金属スパッタを除去することができれば、どのような形状でもよく、その数は1つまたはそれ以上でも良いが、溝を有する表面は、好ましくは、溶接トーチノズルの移動中に、ノズル端部に局部的な衝撃ならびに振動を与え得る形状及び粗度を有する。
【0016】
このような段差を設けた第1及び第2の板の表面でノズルを接触させながら移動させると、段差による微小な衝撃、振動と直接的なスクレープ作用により効果的にスパッタを除去できる。
【0017】
また、第1及び第2の板と、第3の板とは、分離されていても、一体化されていても良い。例えば第1及び第2の板と第3の板とを板バネにより支承させると、段差による微小な衝撃、振動が互いに増幅され、より効果的にスパッタ除去が可能となる。
【0018】
さらに、本発明によれば、第3の板の凹凸により、ワイヤ下端部で極微小な面積、点程度の面積で酸化皮膜を除去し、金属面を露出するだけで、確実に再アークスタートが可能である。このため、本発明の方法では、従来のように再アークスタートに際して、ワイヤ先端部の溶滴固化物を切断、除去する必要はない。
【0019】
上述のように、本発明によれば、第1ないし第3の板を、各々、ノズルの開口端あるいはワイヤ先端に接触させながら、溶接トーチノズルを単に平行移動するだけで、開口端に付着した溶接金属スパッタ及びワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜を容易に削り取ることができる。
【0020】
接触移動の距離は、好ましくは100mm以下である。
【0021】
この方法によれば、従来のノズルクリーナ及びワイヤカッタの代替として、第1ないし第3の板を使用しており、機械的に特別な装置を装備することなく、溶接に必要な設備をコンパクト化することができる。また、機械的に特別な装置を装備する場合と比較して、コストを大幅に低減し得る。
【0022】
以上のように、シールドガス流のアンバランスの主因であるノズル先端部のスパッタが除去でき、しかもアークスタートが確実に行えるので溶接ロボットに適用可能である。
【0023】
また、従来これらの溶接トーチノズルの付着スパッタの除去とワイヤ先端部の酸化皮膜の局部的な除去の自動化処理が困難であった小型・直交型のロボットにも容易に適用し得、連続溶接に必要な範囲内で溶接金属の付着スパッタを削り取って除去し得る。
【0024】
ノズルの上方、先端から離れた高い部分に点在して付着する小さなスパッタについては、当発明で除去する機能はないが、これらの微細かつ少量のスパッタは、シールドガス量のアンバランス、あるいは流量低下の原因とはならないので、一つのワークの溶接終了後にノズルを交換するか、或いはノズル全体を別途クリーニングすればよい。
【0025】
通常、25mm以下の板厚では溶接部のスラグ除去の必要はなく、ノズルクリーニングを行なうことで一つのワークの連続溶接が可能となる。
【0026】
25mm以上の厚板では、一般に、スラグ除去のために停止させるので、この時にノズルを交換するか、或いは適当な方法できちんとノズルをクリーニングすればよい。
【0027】
また、本発明によれば、必要に応じて、溶接トーチノズルの付着スパッタの除去とワイヤ先端部の酸化皮膜の除去を別々に行うことができる。
【0028】
すなわち、一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法において、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、溝側表面を開口端の一部に接触させ、かつ第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置し、溶接トーチノズルを第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動する工程と、一主面に凹凸を有する第3の板を、凹凸側表面を溶接ワイヤ先端に接触させて、第2の板表面に沿って平行に移動する工程とのうち、少なくとも一方の工程を行うことができる。
【0029】
【実施例】
以下図面を参照し、本発明を具体的に説明する。
【0030】
実施例1
図1は、本発明の方法の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図、図2は、図1のA−A矢視図、図3は、図1のB−B矢視図、図4は、本発明の方法の一例を適用した溶接方法における溶接対象物の側断面図、図5は、図4のC−C矢視図を各々示す。
【0031】
図1ないし図3において、1は溶接トーチノズル、2は溶接ワイヤ、3は溶接ワイヤ2に給電するためのコンタクトチップ、4はシールドガスの流路、5はスパッタ除去器、6は溶接ワイヤの先端(溶滴固化物)の酸化皮膜を局部的に除去するワイヤシャープナーを、各々表す。
【0032】
図1に示すように、この溶接トーチノズルは、その開口端12より延出された溶接ワイヤ2を有し、開口端12には、スパッタ除去器5の多数の溝のある面が接触され、溶接ワイヤ2先端には微少な凹凸を有するワイヤシャープナー6の凹凸面が接触されている。
【0033】
図2及び図3に示すように、スパッタ除去器5は、溶接ワイヤ2を挟んで所定の幅の間隙を持つように平行に並べて配置された、多数の溝を有する2枚の板を持つ。
【0034】
また、図1ないし図3から明らかなように、スパッタ除去器5の2枚の板とワイヤシャープナー6は、互いに平行に配置されている。
【0035】
各部材の概要は下記の通りである。
【0036】
スパッタ除去器5は、長さ(L)が80mm、幅(WS)が8mm、ワイヤシャープナー6は、長さ(L)が80mm、幅(WR)が15mm、二つのワイヤシャープナーの内側距離は4mm、溶接トーチノズル1の先端とワイヤシャープナーの距離Hは、溶接ロボットで通常使用されるワイヤエクステンション長さと同等の25mmであるものを用いた。なお、溶接ワイヤは下向、横向溶接等で通常使用される直径1.4mmのものを対象とした。溶接トーチノズル1の内径は14mm、外径は18mmである。
【0037】
スパッタ除去器5は平行な溝により段差をつけた鉄製のもので溝の深さが1.5mm、ピッチは2.5mm、山の平坦部は幅1mm程度とした。ワイヤシャープナー6は市販の平ヤスリの細目で溝の深さは0.1mm程度であった。
【0038】
溶接中断後、溶接トーチノズル1をロボット(直交型)により、すみやかに図1のスパッタ除去器5の右端部に初期状態でセットした。このとき、溶接トーチノズル1の開口端12とスパッタ除去器5の表面とを、また、溶接ワイヤ1の先端とワイヤシャープナー6の表面とを互いに接触させた。
【0039】
次に、スパッタ除去器の間隙に沿って、右端から左端に向けて溶接トーチノズル1を20mm/秒の速度、所要時間3.5秒で、ロボットにより移動させた。この一回の移動処理により、スパッタが脱落し、また、溶接ワイヤ2の先端の溶滴固化物に局部的な直径0.5mm程度の金属面が露出した。
【0040】
溶接中断後からこの処理を終了させるまでの時間は20秒程度であった。この処理が終わり、溶接中断後から約1分後に、被溶接物上に溶接トーチを戻して再び溶接を行なった。
【0041】
溶接確認に使用した被溶接物は、図4及び図5に示すように、建築鉄骨のワークの一種であるコラムコアで、その外径Dは400mm(角型、コーナは丸)、長さ1000mm、板厚Tは12mmであった。図4のY部(開先部、左右2箇所)が溶接部を表し、コアを回転しながら下向溶接で開先内を多層盛溶接した。板厚12mmの場合、4層の多層盛溶接となった。前述のスパッタ除去に使用した溶接トーチノズルは開先の第1層目を溶接(溶接長約1600mm、溶接時問20分)した後のもので、各層の溶接後に前述処理をしながらコラムコアワーク1体分、左右両開先の溶接をおこなったが、ガスシールドに関する問題も、また、アークスタートミスの問題も全くなく、直交型ロボットでも十分に使用可能なことを確認した。
【0042】
実施例2
図6は、本発明の方法の他の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図、図7図は図6のE−E矢視図、図8は図6のF−F矢視図である。
【0043】
図6及び図8に示す溶接トーチ先端部とスパッタ除去器及びワイヤシャープなーの構成は、1枚の板をL型に曲げたばね板7に、スパッタ除去器5の2枚の板とワイヤシャープナー6とが支承されている以外は、各々図1及び図3と同様の構成を有する。
【0044】
図6ないし図8に示す構成によりスパッタ除去器5及びワイヤシャープナー6は、ばね板7によって一体となって懸架された状態なので、溶接トーチノズル1の下端が表面段差のあるスパッタ除去器5と接触しながら移動する際に衝撃、振動を加速する効果が発生して、より効果的にスパッタを除去できる。
【0045】
なお、溶接トーチノズル1の下端面とワイヤシャープナー6との距離は固定されているので、溶接ワイヤ2の先端部の酸化皮膜を局部除去する効果をそこなうことはない。
【0046】
以上の実施例で、スパッタ除去器として平行溝を有する板を使用したが、本発明におけるスパッタ除去の基本的な機能は、溶接トーチノズルが当スパッタ除去器の段差のある表面と接触しながら移動する際にノズル端面に生じる衝撃と振動によるものである。従って、同じような現象(衝撃、振動)を惹起できるものであれば実施例の形状に限定する必要はなく、多少の角ばった凹凸面を有する表面形状のものでも、他の形状でも充分有効である。
【0047】
また、溶接ワイヤ先端部の酸化皮膜の除去用としてヤスリを使用したが、酸化皮膜といっても溶接中断直後の短時間に生成する皮膜は極薄で、それを局部的な面積(直径0.5mm程度)で除去すれば良いので、これもある程度角部を有する凹凸物であれば充分有効である。
【0048】
処理の手順について実施例では同時処理としたが、スパッタ除去とワイヤの酸化皮膜の局部除去は、本質的には同時処理する必然性はなく、個々に処理してもなんら支障となるものはない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、溶接トーチノズルに付着する溶接金属の付着スパッタまたはワイヤ先端の溶滴固化物の酸化皮膜のうち少なくとも一方を、装置を大型化することなく、低コストでかつ容易に除去することができる。
【0050】
本発明の方法は、シールドガス流のアンバランスの主因であるノズル先端部のスパッタが除去でき、しかもアークスタートが確実に行えるので、小型・直交型のロボットにも容易に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図
【図2】図1のA−A矢視図
【図3】図1のB−B矢視図
【図4】本発明の方法の一例を適用した溶接方法における溶接対象物の側断面図
【図5】図4のC−C矢視図
【図6】本発明の方法の他の一例に用いられる溶接トーチ先端部の側面図
【図7】図6のE−E矢視図
【図8】図6のF−F矢視図
【図9】溶接トーチノズル先端の側断面図
【符号の説明】
1…溶接トーチノズル
2…溶接ワイヤ
3…コンタクトチップ
4…シールドガスの流路
5…スパッタ除去器
6…溶接ワイヤシャープナー
Claims (4)
- 一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、該溝側表面を該開口端の一部に接触させ、かつ該第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置すると共に、一主面に凹凸を有する第3の板を、該凹凸側表面を該溶接ワイヤ先端に接触させ、かつ該第1及び第2の板に平行に配置し、該溶接トーチノズルを該第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動することを特徴とする溶接トーチノズルのクリーニング方法。 - 前記第1及び第2の板は、前記第3の板と、板バネにより支承されている請求項1に記載の方法。
- 一開口端を有し、該開口端より延出された溶接ワイヤが設けられた溶接トーチノズルをクリーニングするための方法であって、
一主面に溝を有する第1及び第2の板を、各々、該溝側表面を該開口端の一部に接触させ、かつ該第1及び第2の板間に溶接ワイヤが位置するために十分な間隙を設けて、平行に配置し、該溶接トーチノズルを該第1及び第2の板間の間隙に沿って平行に移動する工程、及び一主面に凹凸を有する第3の板を、該凹凸側表面を該溶接ワイヤ先端に接触させて、該第2の板表面に沿って平行に移動する工程のうち少なくとも一方の工程を行うことを特徴とする溶接トーチノズルのクリーニング方法。 - 前記第1及び第2の板は、前記溶接トーチノズルの移動中に、ノズル端部に局部的な衝撃ならびに振動を与え得る形状及び粗度を有することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
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