JP2677107B2 - スパッタ除去装置 - Google Patents

スパッタ除去装置

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JP2677107B2
JP2677107B2 JP7284692A JP7284692A JP2677107B2 JP 2677107 B2 JP2677107 B2 JP 2677107B2 JP 7284692 A JP7284692 A JP 7284692A JP 7284692 A JP7284692 A JP 7284692A JP 2677107 B2 JP2677107 B2 JP 2677107B2
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JP
Japan
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spatter
strip
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magnet
flash butt
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JP7284692A
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裕之 見崎
克彦 伊藤
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スパッタ除去装置、
特に、フラッシュバット溶接によって相互にストリップ
を溶接する際に、フラッシュバット溶接機の上部両電極
面および前記ストリップ面上に付着堆積したスパッタ
を、周辺環境を悪化させることなく容易且つ確実に除去
することができるスパッタ除去装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フラッシュバット溶接によって相互にス
トリップを溶接すると、溶接中に溶融金属が飛散し、こ
の溶融金属がフラッシュバット溶接機の上部両電極面お
よびストリップ面上に付着堆積する。フラッシュバット
溶接機の上部両電極面に付着堆積したスパッタは、溶接
品質の低下を招き、一方、ストリップ面上に付着堆積し
たスパッタは、ストリップ面に疵を発生させる原因とな
る。そこで、従来、吸引によりスパッタを除去したり、
あるいは、エアパージにより、即ち、空気を電極面およ
びストリップ面に吹き付けることによってスパッタを除
去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た吸引による方法は、吸引ダクトがスパッタにより詰ま
り易いために吸引装置のメンテナンスが面倒である。一
方、エアパージによる方法は、以下のような問題を有し
ていた。 スパッタが飛散するので周辺の環境が悪化する。 高圧空気を吹き付けるために大きな騒音が発生す
る。 空気噴射ノズルの角度が適切にスパッタの堆積部分
に向いていないと、溶接部が急冷されて、溶接部に割れ
等の欠陥が発生する虞れがある。 空気の噴射圧力が小さいとスパッタを完全に除去で
きない。
【0004】従って、この発明の目的は、フラッシュバ
ット溶接によって相互にストリップを溶接する際に、フ
ラッシュバット溶接機の上部両電極面および前記ストリ
ップ面上に付着堆積するスパッタを、周辺環境を悪化さ
せることなく容易且つ確実に除去することができるスパ
ッタ除去装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、フラッシュ
バット溶接によって相互にストリップを溶接する際に、
フラッシュバット溶接機の上部両電極面および前記スト
リップ面上に付着堆積するスパッタを除去するためのス
パッタ除去装置であって、溶接後、前記ストリップの溶
接ビードを切削除去するためのバイトを有する、前記電
極間を前記溶接ビード部に沿って移動するトリマー台車
の先端両側面に固定された第1磁石と、前記トリマー台
車の先端面に固定された第2磁石とからなり、前記第1
磁石によって前記電極面に付着堆積した前記スパッタを
吸着除去し、そして、前記第2磁石によって前記ストリ
ップ面上に付着堆積した前記スパッタを吸着除去するこ
とに特徴を有するものである。
【0006】次に、この発明のスパッタ除去装置の一実
施態様を、図面を参照しながら説明する。図1は、この
発明のスパッタ除去装置の一実施態様を示す正面図、図
2は、この発明のスパッタ除去装置の一実施態様を示す
平面図である。図1および図2において、1は、フラッ
シュバット溶接機によって相互に溶接されるストリップ
である。2は、フラッシュバット溶接機の一対の上部電
極2である。3Aは、溶接時に電極2面に付着堆積するス
パッタであり、3Bは、溶接時にストリップ1面上に付着
堆積するスパッタである。4は、溶接後、電極2間をス
トリップ1の溶接ビード1A部に沿って移動するトリマー
台車である。トリマー台車4は、溶接ビード1Aを切削除
去するための、トリマー台車4に沿って移動自在なバイ
ト5を有している。6は、トリマー台車4の先端両側面
に固定された第1磁石であり、7は、トリマー台車4の
先端面に固定された第2磁石である。第1磁石6は、電
極2面に付着堆積したスパッタ3Aを吸着除去し、一方、
第2磁石7は、ストリップ面上に付着堆積したスパッタ
3Aを吸着除去する。第1および第2磁石6および7は、
何れも電磁石であり、トリマー台車4が前進すると同時
に通電が開始され、トリマー台車4が溶接ビード1A部の
端部まで移動した時に通電が停止される。
【0007】このように構成されている、この発明のス
パッタ除去装置によれば、以下のようにしてスパッタが
除去される。図3に示すように、ストリップ1同士をフ
ラッシュバット溶接すると、図4に示すように、溶接中
に上部電極2面およびストリップ1面上には、スパッタ
3A、3Bが付着堆積する。次に、図5に示すように、電極
2のクランプを解除した後、図6に示すように、再びス
トリップ1をクランプする。次に、図1および図2に示
すように、トリマー台車4を電極2間をストリップ1の
溶接ビード1A部に沿って移動させる。この時、第1およ
び第2磁石6および7に通電が開始されるので、第1磁
石6によって電極2面に付着堆積したスパッタ3Aが吸引
除去され、そして、第2磁石7によってストリップ1面
上に付着堆積したスパッタ3Bが吸引除去される。図2に
示すように、トリマー台車4が溶接ビード1A部の端部ま
で移動すると、第1および第2磁石6および7への通電
が停止されて、第1および第2磁石6および7に吸着し
たスパッタ3A、3Bは周辺に飛散することなく一箇所に落
下する。次に、トリマー台車4に取り付けられたバイト
5が前進して溶接ビード1Aを切削除去する。このように
して、電極6および7面およびストリップ1面上に付着
堆積したスパッタ3A、3Bを、周辺環境を悪化させること
なく容易且つ確実に除去することができる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フラッシュバット溶接によって相互にストリップを
溶接する際に、フラッシュバット溶接機の上部両電極面
および前記ストリップ面上に付着堆積したスパッタを、
周辺環境を悪化させることなく容易且つ確実に除去する
ことができるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスパッタ除去装置の一実施態様を示
す正面図である。
【図2】この発明のスパッタ除去装置の一実施態様を示
す平面図である。
【図3】ストリップのフラッシュバット溶接状態を示す
正面図である。
【図4】電極およびストリップ面にスパッタが付着堆積
した状態を示す正面図である。
【図5】ストリップのクランプを解除した状態を示す正
面図である。
【図6】ストリップを再度クランプした状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
1:ストリップ、 1A:溶接ビード、 2:上部電極、 3A:電極面に堆積したスパッタ、 3B:ストリップ面に堆積したスパッタ、 4:トリマー台車、 5:バイト、 6:第1磁石、 7:第2磁石。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュバット溶接によって相互にス
    トリップを溶接する際に、フラッシュバット溶接機の上
    部両電極面および前記ストリップ面上に付着堆積するス
    パッタを除去するためのスパッタ除去装置であって、溶
    接後、前記ストリップの溶接ビードを切削除去するため
    のバイトを有する、前記電極間を前記溶接ビード部に沿
    って移動するトリマー台車の先端両側面に固定された第
    1磁石と、前記トリマー台車の先端面に固定された第2
    磁石とからなり、前記第1磁石によって前記電極面に付
    着堆積した前記スパッタを吸着除去し、そして、前記第
    2磁石によって前記ストリップ面上に付着堆積した前記
    スパッタを吸着除去することを特徴とするスパッタ除去
    装置。
JP7284692A 1992-02-24 1992-02-24 スパッタ除去装置 Expired - Lifetime JP2677107B2 (ja)

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JPH05228640A JPH05228640A (ja) 1993-09-07
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