JP2000153398A - 自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置 - Google Patents
自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置Info
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- JP2000153398A JP2000153398A JP10329383A JP32938398A JP2000153398A JP 2000153398 A JP2000153398 A JP 2000153398A JP 10329383 A JP10329383 A JP 10329383A JP 32938398 A JP32938398 A JP 32938398A JP 2000153398 A JP2000153398 A JP 2000153398A
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動溶接を中断することなく確実に、溶接ビ
ードの表面に付着したスラグを除去し得、作業効率の向
上を図り得る自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置
を提供する。 【解決手段】 自動溶接によって形成された溶接ビード
７上のスラグを除去可能なスラグ除去部材８を溶接トー
チ２に取り付ける。
ードの表面に付着したスラグを除去し得、作業効率の向
上を図り得る自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置
を提供する。 【解決手段】 自動溶接によって形成された溶接ビード
７上のスラグを除去可能なスラグ除去部材８を溶接トー
チ２に取り付ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動溶接における
スラグ除去方法及び装置に関するものである。
スラグ除去方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＭＡＧ溶接やＭＩＧ溶接等の自
動溶接装置は、図３及び図４に示される如く、溶接トー
チホルダ１に溶接トーチ２を装着し、該溶接トーチ２の
先端側に、不活性ガス等のシールドガスを吹き出すガス
ノズル３を取り付けると共に、溶接ワイヤ４を繰り出す
コンタクトチップ５を配設してなる構成を有している。
動溶接装置は、図３及び図４に示される如く、溶接トー
チホルダ１に溶接トーチ２を装着し、該溶接トーチ２の
先端側に、不活性ガス等のシールドガスを吹き出すガス
ノズル３を取り付けると共に、溶接ワイヤ４を繰り出す
コンタクトチップ５を配設してなる構成を有している。
【０００３】尚、図３中、６は溶接される母材、７は母
材６の継手部表面に形成される溶接ビードを表わしてい
る。
材６の継手部表面に形成される溶接ビードを表わしてい
る。
【０００４】図３及び図４に示される如き自動溶接装置
においては、ガスノズル３から不活性ガス等のシールド
ガスを母材６の継手部表面に吹き付けた状態で、コンタ
クトチップ５先端から溶接ワイヤ４を繰り出しつつアー
クを発生させると共に、溶接トーチ２を、図３中、矢印
方向へ移動させることにより、母材６の継手部表面に溶
接ビード７を形成し、自動溶接を行うようになってい
る。
においては、ガスノズル３から不活性ガス等のシールド
ガスを母材６の継手部表面に吹き付けた状態で、コンタ
クトチップ５先端から溶接ワイヤ４を繰り出しつつアー
クを発生させると共に、溶接トーチ２を、図３中、矢印
方向へ移動させることにより、母材６の継手部表面に溶
接ビード７を形成し、自動溶接を行うようになってい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如き
自動溶接装置によって自動溶接を行う際に、溶接ビード
７を複数層積層させる場合には、溶接トーチ２をスター
ト地点から終点まで移動させることにより初層の自動溶
接を行った後、終点位置から再度アークを点弧させ、溶
接トーチ２をスタート地点まで戻すことにより、次層の
溶接ビード７を形成し、以下、同様の操作を繰り返す
か、或いは、溶接トーチ２をスタート地点から終点まで
移動させることにより初層の自動溶接を行った後、一
旦、溶接トーチ２をスタート地点まで戻し、スタート地
点で再度アークを点弧させ、初層の場合と同じ方向へ溶
接トーチ２を移動させることにより、次層の溶接ビード
７を形成し、以下、同様の操作を繰り返すことが行われ
る。
自動溶接装置によって自動溶接を行う際に、溶接ビード
７を複数層積層させる場合には、溶接トーチ２をスター
ト地点から終点まで移動させることにより初層の自動溶
接を行った後、終点位置から再度アークを点弧させ、溶
接トーチ２をスタート地点まで戻すことにより、次層の
溶接ビード７を形成し、以下、同様の操作を繰り返す
か、或いは、溶接トーチ２をスタート地点から終点まで
移動させることにより初層の自動溶接を行った後、一
旦、溶接トーチ２をスタート地点まで戻し、スタート地
点で再度アークを点弧させ、初層の場合と同じ方向へ溶
接トーチ２を移動させることにより、次層の溶接ビード
７を形成し、以下、同様の操作を繰り返すことが行われ
る。
【０００６】しかしながら、溶接ビード７の表面には非
金属物質であるスラグが付着しているため、次層の自動
溶接の際に、前述の如く、終点位置或いは最初のスター
ト地点で再度アークを点弧させようとしても、スラグに
よって電流が流れず、アークが発生しなくなってしまう
ことがあった。
金属物質であるスラグが付着しているため、次層の自動
溶接の際に、前述の如く、終点位置或いは最初のスター
ト地点で再度アークを点弧させようとしても、スラグに
よって電流が流れず、アークが発生しなくなってしまう
ことがあった。
【０００７】このため、従来においては、自動溶接中に
アークが再点弧できなかった場合、作業員がワイヤブラ
シ等を使って溶接ビード７の表面に付着したスラグを除
去していたが、このように、作業員がワイヤブラシ等を
使って溶接ビード７の表面に付着したスラグを除去する
のでは、自動溶接が中断され、作業効率の低下につなが
ると共に、自動溶接装置の稼動領域内に人が入ることは
好ましくなかった。
アークが再点弧できなかった場合、作業員がワイヤブラ
シ等を使って溶接ビード７の表面に付着したスラグを除
去していたが、このように、作業員がワイヤブラシ等を
使って溶接ビード７の表面に付着したスラグを除去する
のでは、自動溶接が中断され、作業効率の低下につなが
ると共に、自動溶接装置の稼動領域内に人が入ることは
好ましくなかった。
【０００８】本発明は、斯かる実情に鑑み、自動溶接を
中断することなく確実に、溶接ビードの表面に付着した
スラグを除去し得、作業効率の向上を図り得る自動溶接
におけるスラグ除去方法及び装置を提供しようとするも
のである。
中断することなく確実に、溶接ビードの表面に付着した
スラグを除去し得、作業効率の向上を図り得る自動溶接
におけるスラグ除去方法及び装置を提供しようとするも
のである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、溶接ビー
ドを複数層積層させるようにした自動溶接におけるスラ
グ除去方法であって、溶接トーチによる自動溶接を行う
のと同時に、溶接トーチの進行方向後側に配設したスラ
グ除去部材を駆動し、前記自動溶接によって形成された
溶接ビード上のスラグを除去することを特徴とする自動
溶接におけるスラグ除去方法にかかるものである。
ドを複数層積層させるようにした自動溶接におけるスラ
グ除去方法であって、溶接トーチによる自動溶接を行う
のと同時に、溶接トーチの進行方向後側に配設したスラ
グ除去部材を駆動し、前記自動溶接によって形成された
溶接ビード上のスラグを除去することを特徴とする自動
溶接におけるスラグ除去方法にかかるものである。
【００１０】第二の発明は、溶接ビードを複数層積層さ
せるようにした自動溶接におけるスラグ除去方法であっ
て、溶接トーチにより初層の自動溶接を行った後、溶接
トーチをスタート地点へ戻す際に、溶接トーチに取り付
けたスラグ除去部材を駆動し、前記自動溶接によって形
成された初層の溶接ビード上のスラグを除去し、スター
ト地点から溶接トーチにより次層の自動溶接を行い、以
下、同様の操作を繰り返すことを特徴とする自動溶接に
おけるスラグ除去方法にかかるものである。
せるようにした自動溶接におけるスラグ除去方法であっ
て、溶接トーチにより初層の自動溶接を行った後、溶接
トーチをスタート地点へ戻す際に、溶接トーチに取り付
けたスラグ除去部材を駆動し、前記自動溶接によって形
成された初層の溶接ビード上のスラグを除去し、スター
ト地点から溶接トーチにより次層の自動溶接を行い、以
下、同様の操作を繰り返すことを特徴とする自動溶接に
おけるスラグ除去方法にかかるものである。
【００１１】第三の発明は、溶接ビードを複数層積層さ
せるようにした自動溶接におけるスラグ除去装置であっ
て、自動溶接によって形成された溶接ビード上のスラグ
を除去可能なスラグ除去部材を溶接トーチに取り付けた
ことを特徴とする自動溶接におけるスラグ除去装置にか
かるものである。
せるようにした自動溶接におけるスラグ除去装置であっ
て、自動溶接によって形成された溶接ビード上のスラグ
を除去可能なスラグ除去部材を溶接トーチに取り付けた
ことを特徴とする自動溶接におけるスラグ除去装置にか
かるものである。
【００１２】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【００１３】第一の発明においては、溶接トーチによる
自動溶接を行うのと同時に、溶接トーチの進行方向後側
に配設したスラグ除去部材を駆動すると、前記自動溶接
によって形成された溶接ビード上のスラグが除去され、
これにより、次層の自動溶接の際に、終点位置で再度ア
ークを点弧させようとした場合には、スラグによって電
流の流れが阻害されることなく、アークが確実に発生
し、次層の自動溶接にスムーズに移行することが可能と
なる。
自動溶接を行うのと同時に、溶接トーチの進行方向後側
に配設したスラグ除去部材を駆動すると、前記自動溶接
によって形成された溶接ビード上のスラグが除去され、
これにより、次層の自動溶接の際に、終点位置で再度ア
ークを点弧させようとした場合には、スラグによって電
流の流れが阻害されることなく、アークが確実に発生
し、次層の自動溶接にスムーズに移行することが可能と
なる。
【００１４】第二の発明においては、溶接トーチにより
初層の自動溶接を行った後、溶接トーチをスタート地点
へ戻す際に、溶接トーチに取り付けたスラグ除去部材を
駆動すると、前記自動溶接によって形成された初層の溶
接ビード上のスラグが除去され、これにより、次層の自
動溶接の際に、スタート地点で再度アークを点弧させよ
うとした場合には、スラグによって電流の流れが阻害さ
れることなく、アークが確実に発生し、次層の自動溶接
にスムーズに移行することが可能となる。
初層の自動溶接を行った後、溶接トーチをスタート地点
へ戻す際に、溶接トーチに取り付けたスラグ除去部材を
駆動すると、前記自動溶接によって形成された初層の溶
接ビード上のスラグが除去され、これにより、次層の自
動溶接の際に、スタート地点で再度アークを点弧させよ
うとした場合には、スラグによって電流の流れが阻害さ
れることなく、アークが確実に発生し、次層の自動溶接
にスムーズに移行することが可能となる。
【００１５】第三の発明においては、溶接ビード上の所
要位置でスラグ除去部材を駆動すると、自動溶接によっ
て形成された溶接ビード上のスラグが除去され、これに
より、次層の自動溶接の際に、所要位置で再度アークを
点弧させようとした場合には、スラグによって電流の流
れが阻害されることなく、アークが確実に発生し、次層
の自動溶接にスムーズに移行することが可能となる。
要位置でスラグ除去部材を駆動すると、自動溶接によっ
て形成された溶接ビード上のスラグが除去され、これに
より、次層の自動溶接の際に、所要位置で再度アークを
点弧させようとした場合には、スラグによって電流の流
れが阻害されることなく、アークが確実に発生し、次層
の自動溶接にスムーズに移行することが可能となる。
【００１６】この結果、本発明においては、従来のよう
に作業員がワイヤブラシ等を使って溶接ビードの表面に
付着したスラグを除去するために自動溶接装置の稼動領
域内に入る必要もなくなり、自動溶接が中断されず、作
業効率も向上することとなる。
に作業員がワイヤブラシ等を使って溶接ビードの表面に
付着したスラグを除去するために自動溶接装置の稼動領
域内に入る必要もなくなり、自動溶接が中断されず、作
業効率も向上することとなる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【００１８】図１及び図２は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図３及び図４と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図３及び
図４に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴
とするところは、図１及び図２に示す如く、自動溶接に
よって形成された溶接ビード７上のスラグを除去可能な
スラグ除去部材８を溶接トーチ２に取り付けた点にあ
る。
例であって、図中、図３及び図４と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図３及び
図４に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴
とするところは、図１及び図２に示す如く、自動溶接に
よって形成された溶接ビード７上のスラグを除去可能な
スラグ除去部材８を溶接トーチ２に取り付けた点にあ
る。
【００１９】前記スラグ除去部材８としては、ワイヤブ
ラシ等を用い、溶接トーチホルダ１に防振ゴム９を介し
てスラグ除去部材用ホルダ１０を装着し、該スラグ除去
部材用ホルダ１０に、エア駆動モータ或いは電動モータ
等の回転駆動装置１１を上下方向へスライド自在に配設
し、該回転駆動装置１１に前記スラグ除去部材８を取り
付け、該スラグ除去部材８の上下方向への位置の変動を
吸収するためのスプリング１２を、前記スラグ除去部材
用ホルダ１０と回転駆動装置１１のストッパ部１３との
間に介装してある。
ラシ等を用い、溶接トーチホルダ１に防振ゴム９を介し
てスラグ除去部材用ホルダ１０を装着し、該スラグ除去
部材用ホルダ１０に、エア駆動モータ或いは電動モータ
等の回転駆動装置１１を上下方向へスライド自在に配設
し、該回転駆動装置１１に前記スラグ除去部材８を取り
付け、該スラグ除去部材８の上下方向への位置の変動を
吸収するためのスプリング１２を、前記スラグ除去部材
用ホルダ１０と回転駆動装置１１のストッパ部１３との
間に介装してある。
【００２０】次に、上記図示例の作動を説明する。
【００２１】溶接トーチ２をスタート地点から終点まで
移動させることにより初層の自動溶接を行った後、終点
位置から再度アークを点弧させ、溶接トーチ２をスター
ト地点まで戻すことにより、次層の溶接ビード７を形成
し、以下、同様の操作を繰り返す場合には、溶接トーチ
２による自動溶接を行うのと同時に、溶接トーチ２の進
行方向後側に配設したスラグ除去部材８を回転駆動装置
１１によって駆動すると、前記自動溶接によって形成さ
れた溶接ビード７上のスラグが除去され、これにより、
次層の自動溶接の際に、終点位置で再度アークを点弧さ
せようとした場合には、スラグによって電流の流れが阻
害されることなく、アークが確実に発生し、次層の自動
溶接にスムーズに移行することが可能となる。
移動させることにより初層の自動溶接を行った後、終点
位置から再度アークを点弧させ、溶接トーチ２をスター
ト地点まで戻すことにより、次層の溶接ビード７を形成
し、以下、同様の操作を繰り返す場合には、溶接トーチ
２による自動溶接を行うのと同時に、溶接トーチ２の進
行方向後側に配設したスラグ除去部材８を回転駆動装置
１１によって駆動すると、前記自動溶接によって形成さ
れた溶接ビード７上のスラグが除去され、これにより、
次層の自動溶接の際に、終点位置で再度アークを点弧さ
せようとした場合には、スラグによって電流の流れが阻
害されることなく、アークが確実に発生し、次層の自動
溶接にスムーズに移行することが可能となる。
【００２２】尚、溶接トーチ２をスタート地点まで戻し
つつ次層の自動溶接を行う際には、溶接トーチホルダ１
を溶接トーチ２の上下方向へ延びる軸線を中心として１
８０度回転させ、溶接トーチ２の進行方向後側にスラグ
除去部材８が配設されるようにすればよい。
つつ次層の自動溶接を行う際には、溶接トーチホルダ１
を溶接トーチ２の上下方向へ延びる軸線を中心として１
８０度回転させ、溶接トーチ２の進行方向後側にスラグ
除去部材８が配設されるようにすればよい。
【００２３】一方、溶接トーチ２をスタート地点から終
点まで移動させることにより初層の自動溶接を行った
後、一旦、溶接トーチ２をスタート地点まで戻し、スタ
ート地点で再度アークを点弧させ、初層の場合と同じ方
向へ溶接トーチ２を移動させることにより、次層の溶接
ビード７を形成し、以下、同様の操作を繰り返す場合に
は、溶接トーチ２をスタート地点まで戻す際に、溶接ト
ーチ２に取り付けたスラグ除去部材８を回転駆動装置１
１によって駆動すると、前記自動溶接によって形成され
た初層の溶接ビード７上のスラグが除去され、これによ
り、次層の自動溶接の際に、スタート地点で再度アーク
を点弧させようとした場合には、スラグによって電流の
流れが阻害されることなく、アークが確実に発生し、次
層の自動溶接にスムーズに移行することが可能となる。
点まで移動させることにより初層の自動溶接を行った
後、一旦、溶接トーチ２をスタート地点まで戻し、スタ
ート地点で再度アークを点弧させ、初層の場合と同じ方
向へ溶接トーチ２を移動させることにより、次層の溶接
ビード７を形成し、以下、同様の操作を繰り返す場合に
は、溶接トーチ２をスタート地点まで戻す際に、溶接ト
ーチ２に取り付けたスラグ除去部材８を回転駆動装置１
１によって駆動すると、前記自動溶接によって形成され
た初層の溶接ビード７上のスラグが除去され、これによ
り、次層の自動溶接の際に、スタート地点で再度アーク
を点弧させようとした場合には、スラグによって電流の
流れが阻害されることなく、アークが確実に発生し、次
層の自動溶接にスムーズに移行することが可能となる。
【００２４】尚、この場合、スラグ除去部材８は、必ず
しも溶接トーチ２の進行方向後側に配設する必要はな
い。
しも溶接トーチ２の進行方向後側に配設する必要はな
い。
【００２５】この結果、従来のように作業員がワイヤブ
ラシ等を使って溶接ビード７の表面に付着したスラグを
除去するために自動溶接装置の稼動領域内に入る必要も
なくなり、自動溶接が中断されず、作業効率も向上する
こととなる。
ラシ等を使って溶接ビード７の表面に付着したスラグを
除去するために自動溶接装置の稼動領域内に入る必要も
なくなり、自動溶接が中断されず、作業効率も向上する
こととなる。
【００２６】こうして、自動溶接を中断することなく確
実に、溶接ビード７の表面に付着したスラグを除去し
得、作業効率の向上を図り得る。
実に、溶接ビード７の表面に付着したスラグを除去し
得、作業効率の向上を図り得る。
【００２７】尚、本発明の自動溶接におけるスラグ除去
方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【００２８】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の自動溶接
におけるスラグ除去方法及び装置によれば、自動溶接を
中断することなく確実に、溶接ビードの表面に付着した
スラグを除去し得、作業効率の向上を図り得るという優
れた効果を奏し得る。
におけるスラグ除去方法及び装置によれば、自動溶接を
中断することなく確実に、溶接ビードの表面に付着した
スラグを除去し得、作業効率の向上を図り得るという優
れた効果を奏し得る。
【図１】本発明を実施する形態の一例の側面図である。
【図２】本発明を実施する形態の一例の平面図であっ
て、図１のＩＩ−ＩＩ矢視相当図である。
て、図１のＩＩ−ＩＩ矢視相当図である。
【図３】従来例の側面図である。
【図４】従来例の平面図であって、図３のＩＶ−ＩＶ矢
視相当図である。
視相当図である。
２ 溶接トーチ ７ 溶接ビード ８ スラグ除去部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 隆 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内 (72)発明者 金治 政彦 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内 (72)発明者 嶋田 善行 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内 Ｆターム(参考） 3B116 AA46 AB51 BA02 BA13
Claims (3)
- 【請求項１】 溶接ビードを複数層積層させるようにし
た自動溶接におけるスラグ除去方法であって、溶接トー
チによる自動溶接を行うのと同時に、溶接トーチの進行
方向後側に配設したスラグ除去部材を駆動し、前記自動
溶接によって形成された溶接ビード上のスラグを除去す
ることを特徴とする自動溶接におけるスラグ除去方法。 - 【請求項２】 溶接ビードを複数層積層させるようにし
た自動溶接におけるスラグ除去方法であって、溶接トー
チにより初層の自動溶接を行った後、溶接トーチをスタ
ート地点へ戻す際に、溶接トーチに取り付けたスラグ除
去部材を駆動し、前記自動溶接によって形成された初層
の溶接ビード上のスラグを除去し、スタート地点から溶
接トーチにより次層の自動溶接を行い、以下、同様の操
作を繰り返すことを特徴とする自動溶接におけるスラグ
除去方法。 - 【請求項３】 溶接ビードを複数層積層させるようにし
た自動溶接におけるスラグ除去装置であって、自動溶接
によって形成された溶接ビード上のスラグを除去可能な
スラグ除去部材を溶接トーチに取り付けたことを特徴と
する自動溶接におけるスラグ除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10329383A JP2000153398A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10329383A JP2000153398A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000153398A true JP2000153398A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18220836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10329383A Pending JP2000153398A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 自動溶接におけるスラグ除去方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000153398A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN103402687A (zh) * | 2011-03-02 | 2013-11-20 | 西门子能量股份有限公司 | 使用涂剂焊条的钨电极惰性气体保护焊 |
| CN105170500A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-23 | 湖南创元铝业有限公司 | 辊面清扫装置及辊 |
| CN105386587A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-03-09 | 黄斌 | 一种水泥渣除渣机 |
| CN108555488A (zh) * | 2018-06-12 | 2018-09-21 | 重庆金茂联合电子有限公司 | 手机模块的焊接装置 |
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