JP2006122919A - スパッタ除去装置とスパッタ除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロボット側溶接トーチの位置決めや保持が容易で、刃具の噛み込みもなく、円滑にスパッタの除去ができ、除去したスパッタも円滑に排出できる、作業性のよいスパッタ除去装置とスパッタ除去方法を提供する。
【解決手段】 先端が矢尻状に削落された2枚の弾性ブレードが相互に所定間隔をもって対設された刃具43をノズルN内で往復回転させ、ノズルN内面などに付着したスパッタSを除去することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、消耗電極式アーク溶接の溶接トーチに付着したスパッタを除去するスパッタ除去装置とスパッタ除去方法に関する。
一般に、消耗電極式のアーク溶接は、先端の円筒状ノズル内に電極を保持する溶接チップが設けられた溶接トーチを使用し、ノズルからシールドガスを流しつつ電極と被溶接物との間でアーク放電し溶接を行なう。
しかし、溶接を行なっているときに、溶接トーチのノズルの内面や溶接チップ外面には、溶融スラグや溶融金属からなるスパッタが付着し、スパッタによりシールドガスの流れが乱され、溶接品質が低下する虞がある。
このため、定期的にノズル内面や溶接チップ外面をスパッタ除去装置により清掃しスパッタを除去する必要があるが、使用されるスパッタ除去装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されているものがある。この装置は、ロボット側に設けられた溶接トーチのノズルをクランパーによりクランプし、ノズルと同一軸線上にスパッタ除去用の刃具を配置し、刃具をノズル内で回転させることによってノズル内面や溶接チップ外面のスパッタを取り除くものである。
ところが、このスパッタ除去装置は、溶接トーチのノズルをクランパーによりクランプする場合、装置自体が固定されているため、溶接トーチをクランパーに対して高精度に位置決めしなければならない。特に、ロボットを高精度に位置決めするには高精度なロボット制御用のプログラムが必要となるのみでなく、仮に位置決め中に何らかの原因でズレが生じた場合、クランプ時に溶接トーチに負荷がかかる虞もある。
また、刃具は、上端に刃部が形成された円筒状をしたものであるため、ノズルに付着したスパッタが固く多量であれば、除去したスパッタがノズル内面と刃具との間に噛み込み、刃具を回転不能とし、しかも、除去したスパッタが刃具内に入り蓄積し、刃具の噛み込みを一層生じやすくし、スパッタ除去作業の迅速性が損なわれるという問題もある。
特開2003−326366号公報(図1〜図4参照)
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、ロボット側溶接トーチの位置決めや保持が容易で、円滑にスパッタの除去ができ、刃具の噛み込みも少なく、仮に噛み込みが生じても自動復帰でき、除去したスパッタも円滑に排出できる、作業性のよいスパッタ除去装置とスパッタ除去方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明装置は、消耗電極式アーク溶接装置の溶接トーチに付着したスパッタを除去するスパッタ除去装置であって、前記溶接トーチのノズルと電極を保持する溶接チップとの間に挿入し得るように先端が斜めに削落されかつ少なくとも1枚のブレードからなる刃具を有し、当該刃具を前記ノズル内で回転駆動手段により回転させることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明方法は、消耗電極式アーク溶接装置の溶接トーチに付着したスパッタを除去するスパッタ除去方法であって、前記溶接トーチを溶接トーチ把持手段が把持することにより当該溶接トーチのノズルの下部位置にスパッタ除去用の刃具を移動させた後、前記刃具を往復回転させつつ上昇し、前記ノズルと溶接チップとの間に挿入し、スパッタを除去することを特徴とする。
本発明装置は、先端が斜めに削落された少なくとも1枚のブレードからなる刃具をノズル内で回転させることによりスパッタを除去するので、刃具がノズル内に入り易く、刃具への噛み込みも少なく、円滑にスパッタの除去ができ、除去したスパッタも円滑に排出でき、スパッタ除去作業の作業性が向上する。
本発明方法は、溶接トーチを溶接トーチ把持手段が把持することによりノズルの下部位置に刃具を移動させた後、刃具を往復回転させつつ上昇し、ノズルと溶接チップとの間に挿入し、スパッタを除去するので、ロボット側溶接トーチの位置決めや保持が容易となり、スパッタの除去も刃具の噛み込みもなく、仮に噛み込みが生じても自動復帰でき、スパッタ除去作業が円滑で、作業性も向上する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1はスパッタ除去装置の概略斜視図、図2はノズルと刃具の先端部分を示す側面図、図3はノズルと刃具との関係を示す概略断面図、図4は図1の概略平面図である。なお、図1において、刃具の水平面での所定の移動方向を「X」、X方向に直交する方向を「Y」、X,Yに直交する鉛直方向(図1で上下方向)を「Z」とする。
図1において、本実施形態のスパッタ除去装置は、概して、基台10上に載置され水平面内で直交するX,Yの2方向に移動するスライド機構20と、スライド機構20上に載置された本体30と、本体30の前面部に設けられた刃部40と、本体30の上部に設けられた溶接トーチ把持手段50とを有し、溶接トーチ把持手段50により把持したアーク溶接装置の溶接トーチ1内に刃部40を挿入し回転させることによりスパッタSを除去する構成となっている。
さらに詳述する。基台10は、図外のアーク溶接装置近傍にボルトなどを用いて位置固定的に設置される平板である。なお、このアーク溶接装置は、ロボットに溶接トーチ1が取付けられ、当該ロボットの作動により、例えば、ラインに沿って流れている部品に溶接を施す位置と、前記スパッタ除去装置との間を移動する構成となっている。
スライド機構20は、基台10に固定された第1固定プレート21に対しY方向にスライド可能に載置された第1移動プレート22を有する第1移動手段23と、第1移動プレート22に固定された第2固定プレート24に対しX方向にスライド可能に載置された第2移動プレート25を有する第2移動手段26とから構成され、基台10に対して縦横にスライド可能とされている。
本体30は、第2移動プレート25上に設けられた底板31と、底板31の前面に立設された前面板32と、前面板32の頂部に設けられた頂板33と、これらを外側から覆うケーシング34とを有し、内部に制御部60や後述の各種シリンダに対するエアーの供給や停止を制御するソレノイドバルブ(不図示)が設置されている。
本体30の前面板32には、エアシリンダ35によって複数本のロッドRを同時に上下にスライドさせる上下スライド手段36が固定されている。なお、上下スライド手段36は、ロッドRの下端に連結された昇降プレート37を確実に上下にスライドさせるガイド機構(不図示)付きである。
昇降プレート37には、刃部40が取付けられる刃部受け板41が取付けられ、刃部受け板41の上面には刃部40が載置され、下面には刃部40を回転させるエアシリンダなどからなる回転駆動手段42が設けられている。
刃部40は、一対のブレードからなる刃具43と、各刃具43の下端部を保持する取付けブロック44とから構成されている。
刃具43のブレードは、図2,3に示すように、弾性を有する比較的薄肉の板材であり、先端部43aが矢尻状に削落されている。各斜面の傾斜角αとしては、スパッタSを有するノズルN内への挿入容易性やスパッタSを除去するための強度などを考慮すれば、約45度程度が好ましいことが実験により判明している。なお、この刃具43の先端部43aは、矢尻状のみでなく、ノズルN内への挿入が容易であれば、単に斜に削落したものであってもよい。
両刃具43相互間の間隔Mは、図3に示すように、溶接トーチ1の溶接チップ2の外径Dと同等程度であることが好ましく、各刃具43の側端部43bは、スパッタSの除去性を高めるためには、ノズルNの内周面に当接した状態であることが望ましいが、円滑な回転を考慮すれば、当接せずノズルNの内周面に可及的に近接していることが好ましい。
取付けブロック44は、図1に示すように、側面に各刃具43の下端部が嵌合される挿入ガイド溝44aが形成されている。これにより薄肉のブレードであっても、取付けが容易で確実となり、支持も強固で、スパッタSを除去するに十分な強度を発揮できる。また、挿入ガイド溝44a内に嵌合した状態の各刃具43をビスなどにより着脱自在に取付けているが、これは、刃具43が消耗品だからである。取付けブロック44の上面44bは、除去されたスパッタが円滑に外部に排出されるように、矢尻状に略45度の角度をもって削落されている。
取付けブロック44の下部は、回転駆動手段42と連結されているが、回転駆動手段42は、刃具43をノズルN内で所定の回転角度(例えば、135度)で往復回転させるエアシリンダなどにより構成されている。刃具43を所定角度だけ回転して反転させる往復回転動させると、スパッタSによる刃具43の噛み込みあるいは停止を防止でき、円滑にスパッタSを除去できることになる。
なお、回転駆動手段42は常時往復回転してもよいが、本実施形態では、刃具43が所定位置まで上昇した時点で回転を開始するようになっている。つまり、回転駆動手段42の回転開始時点を、刃具43上昇時に、刃具43の先端位置とノズルN下端との間の距離L(図2参照)が所定長になった時点としている。なお、刃具43の先端位置は、エアシリンダ33に設けられたセンサー45により検知する。
溶接トーチ把持手段50は、図4に示すように、頂板33に固定されたクランプ用エアシリンダ51と、エアシリンダ51にある程度位置調整可能に取付けられた2枚の当り板52と、エアシリンダ51により往復動される移動板53と、移動板53に取付けられた押えブロック54とを有している。なお、押えブロック54には、当り板52と対向する面にV字状の切欠55が形成され、この切欠55に溶接トーチ1のノズルNが当接するようになっている。
溶接トーチ把持手段50では、溶接トーチ1が当りブロック52と押え板54との間に設置されると、溶接トーチ1を基準として本体30側がスライド機構20により移動し、当り板52と押えブロック54との間で溶接トーチ1を挟持することになる。つまり、円筒状のノズルNであっても押えブロック54のV字状切欠55で確実に保持し、溶接トーチ1を基準として本体側の刃具43が溶接トーチ1のノズルNの下部位置に位置するように本体30をX,Y方向にスライドさせ、回転駆動手段42の軸心とノズルNの中心とを自動調心している。
次に、作用を説明する。なお、図5は本実施形態の作動を示すフローチャートである。
まず、スパッタ除去装置の本体30を設置する。この設置は、基台10をアーク溶接装置近傍にボルトなどを用いて位置固定的に取付ける(S1)。そして、溶接トーチ1が本体30の当り板52と押えブロック54との間に位置するようにティーチングする(S2)。ティーチングは、予め溶接ロボットの溶接トーチ1をスパッタSの除去作業を行う位置にセットした状態の位置を溶接ロボットの制御部に記憶させることにより行なう。つまり、回転駆動手段42の軸心の位置とノズルNの中心位置が一致するように溶接ロボットにティーチングする。
ティーチング後、スパッタ除去装置の溶接トーチ把持手段50である当りブロック52と押え板54との間を開いた状態とし、溶接作業によりスパッタSが付着した溶接トーチ1をティーチング位置に移動すると、溶接トーチ1は当りブロック52と押え板54との間に搬入される(S3)。
この搬入後、溶接トーチ1の溶接ロボット側からのアプローチ信号が制御部60に入力される(S4)。このときの停止位置の精度は、ティーチング位置に対し±3mm程度であれば、許容範囲内である。したがって、多少の位置ズレは十分吸収できる。
アプローチ信号が入力されると、溶接トーチ把持手段50のクランプ用エアシリンダ51が作動し、当りブロック52と押え板54とによりノズルNをクランプする(S5)。このクランプは、位置固定的なノズルNに対し本体30側がスライド機構20によりスライドするので、ノズルNの位置に回転駆動手段42の軸心が一致するように自動調心されることになり、刃具43がノズルNの下部位置に位置する。また、このクランプ時に、溶接トーチ1に負荷が掛かることもないため、後の溶接作業に悪影響を及ぼすこともない。
当り板52と押え板54とによるノズルNのクランプが制御部60において確認されると(S6)、上下スライド手段36のエアシリンダ35と、刃具43を往復回転させる回転駆動手段42が作動を開始する(S7)。この結果、刃具43は、往復回転しつつノズルNに向って上昇しノズルN内に入り、スパッタSの除去を開始する。
ノズルN内への刃具43の進入が困難なほどスパッタSが多量に蓄積していたとしても、刃具43は往復回転しつつスパッタS内に入るので、入り込みが不可能となることはない。仮に入り込み不可能な状態が生じたとしても、刃具43自体が弾性を有する一対のブレードから構成されているので、2枚の刃具43は、自動的に間隔が狭まるように適宜変形するので、ノズルN内に進入できる。
また、ノズルN内に入り込んだ後においても、刃具43は往復回転しているので、噛み込みが生じることは少ない。つまり、ノズルN内で噛み込みがあっても、刃具43の回転方向は、一定周期で切り替わるため、噛み込み状態は自動的に解消されることになり、いわば、自動復帰することになる。
さらに、ノズルN内にスパッタSが多量に蓄積していたとしても、最終的にはノズル内のスパッタを取り除くことができる。つまり、ノズルN内への刃具43の進入が困難な場合には、2枚の刃具43の間隔が狭まった状態でノズルN内に進入でき、しかも、溶接チップ2の外周面の形状は、図6,7に示すように、刃具43がノズルN内へ進入する方向に向って拡径されるテーパ面とされているので、最終的には2枚の刃具43は、このテーパ面によって押し拡げられ、ノズルN内のスパッタSを確実に取り除くことができる。
しかし、上記動作によっても刃具43がスパッタSに邪魔されノズルN内に進入できない場合には、上下スライド上昇命令から指定時間内に上昇確認が取れなかったと判断し(S8)、装置は上下スライド手段36のエアシリンダ35により昇降プレート37を一旦下降し(S9)、再度昇降プレート37を上昇させ、刃具43の上昇確認が確認されるまで動作を続ける。
刃具43の上昇端が所定値に到達したことがセンサー45により確認されると、スパッタSの除去作業は終了する。
このようにしてスパッタSを除去する一連の作業が終了すると、制御部60は、上下スライド手段36のエアシリンダ35により昇降プレート37を下降し、刃具43をノズルN内から抜き出した後、クランプ解除信号を出力し、当りブロック52と押え板54とによるノズルNのクランプを解除する(S10)。そして、作業完了信号を出力し(S11)、溶接トーチ1が元の溶接作業位置に戻る信号を出力する(S12)。
上述したように本実施形態では、先端が矢尻状に削落された2枚の弾性ブレードが相互に所定間隔をもって対設された刃具43を往復回転させ、スパッタSを除去するが、除去されたスパッタSは、図6,7に矢印で示すように、刃具43間より外部に排出され、また、取付けブロック44の上面44bも矢尻状に削落されているので、刃具43内に蓄積することはなく、円滑に外部に排出され、スパッタ除去作業の作業性も向上する。しかも、2枚の刃具が消耗すると、簡単に交換できるので、コスト的にも有利となる。
刃具43は、弾性板材により形成しているので、ノズルNに付着したスパッタSが固く多量であっても、刃具43が変形してノズル内に入り、刃具43の噛み込みも少なく、円滑にスパッタSを除去できる。
刃具43は、相互に対設された一対のブレードからなる刃具の先端を矢尻状に削落し、相互の間隔が溶接チップ2の外径と同等で、各ブレードの側端部がノズル内周面に可及的に近接するようにしたので、刃具43のノズルNへの挿入性がよく、また、スパッタSに押されて刃具43の間隔が狭くなった場合にも、通常ノズルNの挿入方向に次第に拡径された溶接チップ2のテーパ面を利用し刃具43が元の状態に戻され、スパッタSの除去を円滑かつ確実に行なうことができ、除去されたスパッタSも蓄積せず排出できる。しかも、消耗品である2枚のブレードの構造が簡単なため、ランニングコストを抑えることができ、コスト的にも有利となる。
取付けブロック44は、上面を矢尻状に削落したので、除去したスパッタSを刃具43間から外部に円滑に排出でき、スパッタ除去作業の作業性も向上する。
刃具43は、ノズルN内で所定の回転角度で往復回転させるので、スパッタSによる刃具43の噛み込みあるいは停止を防止でき、円滑にスパッタSを除去できる。
刃具43は、水平面内で2方向に移動するスライド機構20上に立設され、ここに設けられた溶接トーチ把持手段50が溶接トーチ1を把持するので、刃具43を高い位置決め精度を要することなくノズルNの下部位置に位置させることができ、また、溶接トーチ1の位置ズレが多少あっても、クランプ時に溶接トーチ1に装置全体が追従して位置ズレを吸収できるので、装置が円滑に作動することになり、停止する確率が低くなり、装置の稼働率も向上する。
また、刃具43をノズルNと溶接チップ2との間に挿入するとき、刃具43の先端が溶接トーチ1内に入らなければ、刃具43を一旦下降させた後再度刃具43を挿入し、刃具43の先端を溶接トーチ1内に入り込ませるので、刃具43をノズルNと溶接チップ2との間に挿入し易く、装置が異常停止する確率が低く、装置の稼働率が向上し、スパッタSを除去することができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々変更使用することができる。例えば、前述した一連の制御動作は、プログラムによって構成されているため、必要に応じて適宜変更することができる。また、刃具43の肉厚あるいは取付けブロック44からの突出長などは、スパッタSの状況などを考慮して適宜選択することができる。さらに、刃具43のブレードは、1枚あるいは対をなすもののみでなく、複数枚をブロック44に間歇的に配置されるように取付けてもよい。
本発明は、消耗電極式アーク溶接の溶接トーチに付着するスパッタの除去作業に適している。
スパッタ除去装置の概略斜視図である。 刃具の先端を示す側面図である。 ノズルと刃具との関係を示す概略断面図である。 図1の概略平面図である。 本実施形態の作動を示すフローチャートである。 刃具によりノズルのスパッタを除去する直前の状態を示す概略側面断面図である。 図6の概略正面断面図である。
符号の説明
1…溶接トーチ、
2…溶接チップ、
20…スライド機構、
42…回転駆動手段、
43…刃具、
44…取付けブロック、
44b…取付けブロックの上面、
50…溶接トーチ把持手段、
60…制御部、
N…ノズル、
S…スパッタ。

Claims (8)

  1. 消耗電極式アーク溶接装置の溶接トーチに付着したスパッタを除去するスパッタ除去装置であって、
    前記溶接トーチのノズルと電極を保持する溶接チップとの間に挿入し得るように、先端が斜めに削落されかつ少なくとも1枚のブレードからなる刃具を有し、当該刃具を前記ノズル内で回転駆動手段により回転させることを特徴とするスパッタ除去装置。
  2. 前記刃具は、弾性を有する板材により形成したことを特徴とする請求項1に記載のスパッタ除去装置。
  3. 前記刃具は、先端が矢尻状に削落されかつ相互に対設された一対のブレードからなり、相互の間隔が前記溶接チップの外径と同等で、各ブレードの側端部がノズル内周面に可及的に近接する構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載のスパッタ除去装置。
  4. 前記刃具は、上面を矢尻状に削落した取付けブロックに着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスパッタ除去装置。
  5. 前記回転駆動手段は、前記刃具を前記ノズル内で所定の回転角度で往復回転させることを特徴とする請求項1に記載のスパッタ除去装置。
  6. 前記刃具は、水平面内で2方向に移動するスライド機構上に立設され、当該スライド機構上に設けられた前記溶接トーチを把持する溶接トーチ把持手段が前記溶接トーチを把持することにより前記溶接トーチのノズルの下部位置にスライド移動するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスパッタ除去装置。
  7. 消耗電極式アーク溶接装置の溶接トーチに付着したスパッタを除去するスパッタ除去方法であって、
    前記溶接トーチを溶接トーチ把持手段が把持することにより当該溶接トーチのノズルの下部位置にスパッタ除去用の刃具を移動させた後、前記刃具を往復回転させつつ上昇し、前記ノズルと溶接チップとの間に挿入し、スパッタを除去することを特徴とするスパッタ除去方法。
  8. 前記刃具の先端が前記溶接トーチ内に入らないとき、当該刃具を一旦下降させた後再度刃具を挿入するようにしたことを特徴とする請求項7に記載のスパッタ除去方法。
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