JP5295620B2 - マウントフランジ取り外し治具及びマウントフランジの取り外し方法 - Google Patents

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本発明は、切削装置のスピンドルに装着される切削ブレードを保持するためのマウントフランジをスピンドルから取り外すマウントフランジ取り外し治具及びマウントフランジの取り外し方法に関する。
半導体ウエーハを個々のデバイスに分割する切削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの分割予定ラインを切削する切削ブレードを回転可能に支持した切削手段とを具備しており、ウエーハを高精度に個々のデバイスに分割することができる。
切削手段は、スピンドルを回転駆動するスピンドルユニットと、スピンドルの先端に取り付けられたマウントフランジと、このマウントフランジに装着された薄い切刃を有する切削ブレードと、切削ブレードをマウントフランジに固定する固定ナットとから構成される。
マウントフランジを取り付けるスピンドルの先端はテーパ形状に形成されており、マウントフランジはスピンドルのテーパ形状に対応したテーパ形状の係合穴を有しており、この係合穴を介してマウントフランジはスピンドルに装着される。
特開2001−54805号公報
マウントフランジは切削ブレードと共に40,000rpm又は60,000rpm等で高速回転されるため、遠心力によってマウントフランジの内径が拡張し、テーパ形状のスピンドル先端の奥方向に移動し、スピンドルとの間で強い噛み付きが生じてスピンドルから取り外せなくなるという問題がある。
一方、切削ブレードは加工に伴い消耗するが、切削ブレードのマウントフランジからの突き出し量が被加工物厚みより小さくなると完全切断が出来なくなるため、切削ブレードを新品へ交換する。
切削ブレードのマウントフランジからの突き出し量が大きくなるように大径の切削ブレードを使用することで、切削ブレードの寿命を延ばすことが可能と考えられるが、実際には突き出し量が多量過ぎると、切削ブレードの剛性が落ちて加工中に切削ブレードが曲がり、切削ラインに蛇行等の切削不良が発生するため、通常は切削ブレードの種類によって所定の突き出し量となるようにマウントフランジと切削ブレードとを組み合わせている。
一方、これらの切削ブレードはダイヤモンド砥粒を含み、該して高額であるため、切削ブレードが消耗した後により小径のマウントフランジに取り替えることで、消耗した切削ブレードを再度使用したいという要望がある。
つまり、予め径の異なるマウントフランジを数個揃え、切削ブレードの消耗に応じてマウントフランジを取り替えて加工を行うことで、切削ブレードの使用量を減らすという考えである。このような場合においては、切削ブレードの消耗に伴って頻繁にマウントフランジをスピンドルから取り外す必要がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スピンドルとの間で強い噛み付きが生じたマウントフランジを容易に取り外すことの出来るマウントフランジ取り外し治具を提供することである。
請求項記載の発明によると、先端に中心盲穴及びテーパ部を有するスピンドルの該テーパー部に強固に装着されたマウントフランジを取り外すマウントフランジ取り外し治具であって、一端側に形成された中心穴と、該中心穴に連続して該中心穴と整列するように他端側に形成された第1のねじ穴と、該マウントフランジのボス部に形成された雄ねじに螺合可能な前記一端側に形成された第2のねじ穴とを有する筒状本体と、一端に取手部が形成され、他端に該取手部から伸長し該筒状本体の第1のねじ穴に螺合可能な該筒状本体より短尺のねじ棒が形成されたドライバと、該筒状本体の前記中心穴中に傾動可能に挿入された押し棒と、から構成されることを特徴とするマウントフランジ取り外し治具が提供される。
請求項記載の発明によると、請求項記載のマウントフランジ取り外し治具を使用して、先端に中心盲穴及びテーパ部を有するスピンドルの該テーパ部に強固に装着されたマウントフランジを取り外す方法であって、該筒状本体の前記第2のねじ穴を前記マウントフランジのボス部に形成された前記雄ねじに螺合させて、該筒状本体と該マウントフランジとを一体化させた後、該ドライバの前記取手部を回転させて前記ねじ棒を該筒状本体の前記第1のねじ穴に螺合させることで、該ねじ棒を前記押し棒に当接させ、該筒状本体から突き出た前記押し棒先端を該スピンドルの先端に形成された前記中心盲穴中に挿入してその底部に当接させ、該取手部を更に回転させて該押し棒をねじ送りすることにより該マウントフランジを該スピンドルから取り外すことを特徴とするマウントフランジの取り外し方法が提供される。
請求項1及び請求項3記載のマウントフランジ取り外し治具によると、スピンドルとの間で強い噛み付きが生じたマウントフランジでも容易にスピンドルから取り外すことができ、切削作業効率を向上することができる。
また、請求項3記載のマウントフランジ取り外し治具によると、スピンドルの中心盲穴に接触する押し棒が傾動可能となっているため、スピンドルの中心盲穴内を傷つける恐れがない。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は半導体ウエーハをダイシングして個々のチップ(デバイス)に分割することのできる本発明実施形態に係る切削装置2の外観を示している。
切削装置2の前面側には、オペレータが加工条件等の装置に対する指示を入力するための操作手段4が設けられている。装置上部には、オペレータに対する案内画面や後述する撮像手段によって撮像された画像が表示されるCRT等の表示手段6が設けられている。
図2に示すように、ダイシング対象のウエーハWの表面においては、第1のストリートS1と第2ストリートS2とが直交して形成されており、第1のストリートS1と第2のストリートS2とによって区画されて多数のデバイスDがウエーハW上に形成されている。
ウエーハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周縁部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウエーハWはダイシングテープTを介してフレームFに支持された状態となり、図1に示したウエーハカセット8中にウエーハが複数枚(例えば25枚)収容される。ウエーハカセット8は上下動可能なカセットエレベータ9上に載置される。
ウエーハカセット8の後方には、ウエーハカセット8から切削前のウエーハWを搬出するとともに、切削後のウエーハをウエーハカセット8に搬入する搬出入手段10が配設されている。ウエーハカセット8と搬出入手段10との間には、搬出入対象のウエーハが一時的に載置される領域である仮置き領域12が設けられており、仮置き領域12には、ウエーハWを一定の位置に位置合わせする位置合わせ手段14が配設されている。
仮置き領域12の近傍には、ウエーハWと一体となったフレームFを吸着して搬送する旋回アームを有する搬送手段16が配設されており、仮置き領域12に搬出されたウエーハWは、搬送手段16により吸着されてチャックテーブル18上に搬送され、このチャックテーブル18に吸引されるとともに、複数の固定手段19によりフレームFが固定されることでチャックテーブル18上に保持される。
チャックテーブル18は、回転可能且つX軸方向に往復動可能に構成されており、チャックテーブル18のX軸方向の移動経路の上方には、ウエーハWの切削すべきストリートを検出するアライメント手段20が配設されている。
アライメント手段20は、ウエーハWの表面を撮像する撮像手段22を備えており、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の処理によって切削すべきストリートを検出することができる。撮像手段22によって取得された画像は、表示手段6に表示される。
アライメント手段20の左側には、チャックテーブル18に保持されたウエーハWに対して切削加工を施す切削手段24が配設されている。切削手段24はアライメント手段20と一体的に構成されており、両者が連動してY軸方向及びZ軸方向に移動する。
切削手段24は、回転可能なスピンドル26の先端に切削ブレード28が装着されて構成され、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能となっている。切削ブレード28は撮像手段22のX軸方向の延長線上に位置している。
図3を参照すると、スピンドルに切削ブレードを装着する様子を示す分解斜視図が示されている。スピンドルユニット30のスピンドルハウジング32中には、図示しないサーボモータにより回転駆動されるスピンドル26が回転可能に収容されている。スピンドル26はテーパ部26a及び先端小径部26bを有しており、先端にはねじ穴34が形成されている。ねじ穴34は底部を有する盲状となっている。
36はボス部(凸部)38と、ボス部38と一体的に形成された固定フランジ40とから構成されるマウントフランジであり、ボス部38には雄ねじ42が形成されている。更に、ブレードマウント36は装着穴43を有している。
マウントフランジ36は、装着穴43をスピンドル26の先端小径部26bを介してテーパ部26aまで挿入し、ねじ44をねじ穴34に螺合して締め付けることにより、スピンドル26のテーパ部26aに取り付けられる。
切削ブレード28はハブブレードと呼ばれ、円形ハブ48を有する円形基台46の外周にニッケル母材中にダイヤモンド砥粒が分散された切刃50が電着されて構成されている。
切削ブレード28をスピンドル26に取り付けるには、切削ブレード28の装着穴52をマウントフランジ36のボス部38に挿入し、固定ナット54をボス部38の雄ねじ42に螺合して締め付けることにより、切削ブレード28がスピンドル26に取り付けられる。
図4を参照すると、マウントフランジ36の取付構造の他の実施形態が示されている。本実施形態では、スピンドル26の先端小径部26bに雄ねじ34´が形成されている。更に、スピンドル26の先端に中心盲穴33が形成されている。
マウントフランジ36をスピンドル26に装着するには、マウントフランジ36の装着穴43をスピンドル26の先端小径部26bを介してテーパ部26aまで挿入して、ナット44aを雄ねじ34´に螺合して締め付けることにより、マウントフランジ36はスピンドル26の先端部に取り付けられる。
このように構成された切削装置2において、ウエーハカセット8に収容されたウエーハWは、搬出入手段10によってフレームFが挟持され、搬出入手段10が装置後方(Y軸方向)に移動し、仮置き領域12においてその挟持が解除されることにより、仮置き領域12に載置される。そして、位置合わせ手段14が互いに接近する方向に移動することにより、ウエーハWが一定の位置に位置づけられる。
次いで、搬送手段16によってフレームFは吸着され、搬送手段16が旋回することによりフレームFと一体となったウエーハWがチャックテーブル18に搬送されてチャックテーブル18により保持される。そして、チャックテーブル18がX軸方向に移動してウエーハWはアライメント手段20の直下に位置づけられる。
アライメント手段20が切削すべきストリートを検出するアライメントの際のパターンマッチングに用いる画像は、切削前に予め取得しておく必要がある。そこで、ウエーハWがアライメント手段20の直下に位置づけられると、撮像手段22がウエーハWの表面を撮像し、撮像した画像を表示手段6に表示させる。
切削装置2のオペレータは、操作手段4を操作することにより、撮像手段22をゆっくりと移動させながら、必要に応じてチャックテーブル18も移動させて、パターンマッチングのターゲットとなるパターンを探索する。
オペレータがキーパターンを決定すると、そのキーパターンを含む画像が切削装置2のコントローラに備えたメモリに記憶される。また、そのキーパターンとストリートS1,S2の中心線との距離を座標値等によって求め、その値もメモリに記憶させておく。
更に、撮像手段22を移動させることにより、隣り合うストリートとストリートとの間隔(ストリートピッチ)を座標値等によって求め、ストリートピッチの値についてもコントローラのメモリに記憶させておく。
ウエーハWのストリートに沿った切断の際には、記憶させたキーパターンの画像と実際に撮像手段22により撮像されて取得した画像とのパターンマッチングをアライメント手段20にて行う。
そして、パターンがマッチングしたときは、キーパターンとストリートの中心線との距離分だけ切削手段24をY軸方向に移動させることにより、切削しようとするストリートと切削ブレード28との位置合わせを行う。
切削しようとするストリートと切削ブレード28との位置合わせが行われた状態で、チャックテーブル18をX軸方向に移動させるとともに、切削ブレード28を高速回転させながら切削手段24を下降させると、位置合わせされたストリートが切削される。
メモリに記憶されたストリートピッチずつ切削手段24をY軸方向にインデックス送りにしながら切削を行うことにより、同方向のストリートS1が全て切削される。更に、チャックテーブル18を90°回転させてから、上記と同様の切削を行うと、ストリートS2も全て切削され、個々のデバイスDに分割される。
切削が終了したウエーハWはチャックテーブル18をX軸方向に移動してから、Y軸方向に移動可能な搬送手段25により把持されて洗浄装置27まで搬送される。洗浄装置27では、洗浄ノズルから水を噴射しながらウエーハWを低速回転(例えば300rpm)させることによりウエーハを洗浄する。
洗浄後、ウエーハWを高速回転(例えば3000rpm)させながら、エアノズルからエアを噴出させてウエーハWを乾燥させた後、搬送手段16によりウエーハWを吸着して仮置き領域12に戻し、更に搬出入手段10によりウエーハカセット8の元の収納場所にウエーハWが戻される。
ウエーハWの切削を継続すると、マウントフランジ36は切削ブレード28と共に高速回転されるため、遠心力によってマウントフランジ36の内径が拡張し、スピンドル26のテーパ部26aの奥方向に移動し、スピンドル26との間で強い噛み付きが生じる。その結果、マウントフランジ36は通常手で持って取り外すことはできない。
以下、このように強い噛み付きが生じたマウントフランジ36をスピンドル26から取り外すための本発明実施形態に係るマウントフランジ取り外し治具について説明する。図5は本発明第1実施形態に係るマウントフランジ取り外し治具58の斜視図、図6はその縦断面図を示している。
マウントフランジ取り外し治具58は、筒状本体60とドライバ70とから構成される。筒状本体60の一端60aには、環状部材66が複数のねじ68により固定されている。
筒状本体60の中心を貫通して第1のねじ穴62が形成されており、筒状本体60の一端60aに取り付けられた環状部材66にはマウントフランジ36のボス部38に形成された雄ねじ42に螺合可能な第2のねじ穴64が形成されている。筒状本体60及び環状部材66は、例えばステンレス鋼等の金属から形成される。
ドライバ70は一端に取手部72を有しており、この取手部72に筒状本体60の第1のねじ穴62に螺合可能な筒状本体60より長尺のねじ棒74が取り付けられている。ねじ棒74は金属から形成され、取手部72は例えば樹脂のモールド成型体から形成される。図6の断面図は、図5に示したドライバ70のねじ棒74を筒状本体60の第1のねじ穴62中に螺合した状態を示している。
次に、図7及び図8を参照して、上述したマウントフランジ取り外し治具58を使用して、スピンドル26のテーパ部26aとの間で強い噛み付きが生じたマウントフランジ36の取り外し方法について説明する。
まず、筒状本体60の第2のねじ穴64をマウントフランジ36のボス部38に形成された雄ねじ42に螺合させて、筒状本体60とマウントフランジ36とを一体化する。次いで、ドライバ70の取手部72を回転させてねじ棒74を筒状本体60の第1のねじ穴62に螺合し、取手部72を更に回転することにより筒状本体60から突き出たねじ棒74の先端をマウントフランジ36の装着穴43を通してスピンドル26の中心ねじ穴34中に挿入し、図8に示すようにその底部に当接させる。
ドライバ70の取手部72を更に回転させてねじ棒74をねじ送りすることにより、その反力によりスピンドル26のテーパ部26aに強固に噛み付き固定されたマウントフランジ36をスピンドル26から取り外すことができる。
ところで、スピンドル26からフランジマウント36を取り外した際に、フランジマウント取り外し治具58とフランジマウント36とが外れなくなる不具合が発生することがある。その原因を究明したところ、フランジマウント36に治具58を取り付ける際、奥まで治具58を押し込んでしまうことが原因であることが判明した。
この不具合の発生を防止するためには、第2のねじ穴64の底部にゴムからなるO−リング75を装着するのが有効であることが判明した。フランジマウント36と治具58との間にO−リング75が入ることで治具58の押し込み過ぎを防止することができる。
マウントフランジ36に筒状本体60を装着する際、O−リング75に筒状本体60に取り付けた環状部材66が当たると筒状本体60を回す手に抵抗を感じるため、引っかかっているという確認をすることができ、筒状本体60のそれ以上の押し込みを防止することができる。筒状本体60を押し込み過ぎてO−リング75が切れても、O−リング75の交換は容易である。
次に、図10乃至図11を参照して、本発明第2実施形態のマウントフランジ取り外し治具58Aについて説明する。マウントフランジ取り外し治具58Aは、第1実施形態と同様に、筒状本体60Aとドライバ70Aとを含んでいる。
筒状本体60Aの一端側には中心穴63が形成されており、他端側には中心穴63に連続して中心穴と整列するように第1のねじ穴62aが形成されている。第1実施形態と同様に、筒状本体60Aの一端60aには複数のねじ68により環状部材66が固定されている。環状部材66には、マウントフランジ36のボス部38に形成された雄ねじ42に螺合可能な第2のねじ穴64が形成されている。
ドライバ70Aは、取手部72と、取手部72から伸長し筒状本体60Aの第1のねじ穴62aに螺合可能な筒状本体60Aより短尺のねじ棒74Aとから構成される。76は断面円形の押し棒であり、その一端側(図10では左側)には2個の環状溝78が切られており、この環状溝78中にO−リング80が挿入されている。
押し棒76を筒状本体60Aの一端60a側から中心穴63中に押し込むと、O−リング80が潰れて押し込まれるため、押し棒76は筒状本体60Aの中心穴63中に傾動可能に挿入されることになる。
マウントフランジ取り外し治具50Aを使用してスピンドル26のテーパ部26aに強く噛み付いて固定されたマウントフランジ36を取り外すには、まず、筒状本体60Aに固定した環状部材66の第2のねじ穴64をマウントフランジ36のボス部38に形成された雄ねじ42に螺合させて、筒状本体60Aとマウントフランジ36とを一体化させる。この時、マウントフランジ36のボス部38を第2のねじ穴64の奥まで押し込まないように注意する。
次いで、ドライバ70Aの取手部72を回転して、ねじ棒74Aを筒状本体60Aの第1のねじ穴62Aに螺合し、ねじ棒74Aを押し棒76に当接させる。取手部72を更に回転して、筒状本体60Aから突き出た押し棒76の先端をマウントフランジ36の装着穴43を通してスピンドル26の先端に形成された中心ねじ穴34中に挿入し、その底部に当接させる。取手部72を更に回転して押し棒76をねじ送りすることにより、その反力を利用してマウントフランジ36をスピンドル26のテーパ部26aから取り外すことができる。
本実施形態では、押し棒76が筒状本体60Aの中心穴63中に傾動可能に取り付けられているため、スピンドル26の中心ねじ穴34中に挿入された押し棒76が中心ねじ穴34を傷つける恐れがない。
切削装置の外観斜視図である。 フレームと一体化されたウエーハを示す斜視図である。 切削ブレードをスピンドルに装着する様子を示す分解斜視図である。 マウントフランジ取り付け構造の他の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明第1実施形態のマウントフランジ取り外し治具の斜視図である。 第1実施形態のマウントフランジ取り外し治具の縦断面図である。 マウントフランジ取り外し治具を使用して、マウントフランジを取り外す様子を示す分解斜視図である。 マウントフランジ取り外し治具を使用して、マウントフランジを取り外す様子を示す縦断面図である。 本発明第2実施形態のマウントフランジ取り外し治具の斜視図である。 第2実施形態のマウントフランジ取り外し治具の縦断面図である。 第2実施形態のマウントフランジ取り外し治具を使用して、マウントフランジを取り外す様子を示す縦断面図である。
符号の説明
2 切削装置
18 チャックテーブル
24 切削手段
26 スピンドル
26a テーパ部
30 スピンドルユニット
36 マウントフランジ
58,58A マウントフランジ取り外し治具
60,60A 筒状本体
62,62a 第1のねじ穴
64 第2のねじ穴
66 環状部材
70 ドライバ
72 取手部
74,74A ねじ棒
76 押し棒

Claims (2)

  1. 先端に中心盲穴及びテーパ部を有するスピンドルの該テーパ部に強固に装着されたマウントフランジを取り外すマウントフランジ取り外し治具であって、
    一端側に形成された中心穴と、該中心穴に連続して該中心穴と整列するように他端側に形成された第1のねじ穴と、該マウントフランジのボス部に形成された雄ねじに螺合可能な前記一端側に形成された第2のねじ穴とを有する筒状本体と、
    一端に取手部が形成され、他端に該取手部から伸長し該筒状本体の第1のねじ穴に螺合可能な該筒状本体より短尺のねじ棒が形成されたドライバと、
    該筒状本体の前記中心穴中に傾動可能に挿入された押し棒と、
    から構成されることを特徴とするマウントフランジ取り外し治具。
  2. 請求項記載のマウントフランジ取り外し治具を使用して、先端に中心盲穴及びテーパ部を有するスピンドルの該テーパ部に強固に装着されたマウントフランジを取り外す方法であって、
    該筒状本体の前記第2のねじ穴を前記マウントフランジのボス部に形成された前記雄ねじに螺合させて、該筒状本体と該マウントフランジとを一体化させた後、
    該ドライバの前記取手部を回転させて前記ねじ棒を該筒状本体の前記第1のねじ穴に螺合させることで、該ねじ棒を前記押し棒に当接させ、該筒状本体から突き出た前記押し棒先端を該スピンドルの先端に形成された前記中心盲穴中に挿入してその底部に当接させ、該取手部を更に回転させて該押し棒をねじ送りすることにより該マウントフランジを該スピンドルから取り外すことを特徴とするマウントフランジの取り外し方法。
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