JP7267219B2 - 狭開先サブマージアーク溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は板厚60mm以上の極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接において、高温割れや溶接欠陥が無い健全な溶接部が得られ、かつ、ビード外観及びスラグ剥離性に優れるなど溶接作業性が良好な狭開先サブマージアーク溶接方法に関する。
従来、厚鋼板の溶接には高能率なサブマージアーク溶接が多く使用されているが、構造物の大型化に伴い、鋼板の板厚が極厚化する傾向があり、サブマージアーク溶接でさらなる高能率化の要望がある。
サブマージアーク溶接の高能率化については種々検討されており、特許文献1及び特許文献2には、従来の単電極法から多電極法へと変更するとともに、溶接入熱を上昇させて溶着量を増加させることで必要な溶接パス数を少なくさせて溶接能率を向上させる多層盛サブマージアーク溶接方法が開示されている。しかし、特許文献1及び特許文献2に記載されている大入熱での多層盛サブマージアーク溶接では、溶接能率は向上するものの、スラグ剥離やビード形状が不良になるなど溶接作業性が悪くなるとともに、スラグ巻き込みなどの溶接欠陥が発生しやすくなるという問題点があった。
一方、開先角度の小さい狭開先サブマージアーク溶接は、開先断面積が小さいため、低入熱条件での多層溶接においてもパス数を減らすことができるので高能率な溶接施工が可能である。しかし、開先が狭いためにスラグ除去などに非常に手間が掛かり、ビード形状も悪くなりやすく、高温割れやスラグ巻き込みなどの溶接欠陥が発生しやすいという問題点があった。
このような問題点を改善する手法については、様々な方法が検討されており、特許文献3には、高融点の溶融型フラックスを使用することでスラグ剥離性が改善されるなど溶接作業性が良好な狭開先サブマージアーク溶接方法が開示されている。しかし、特許文献3に記載の狭開先サブマージアーク溶接方法は、狭い開先内での溶接であるため、開先の裏側であるフィニッシングパス側(以下、FP側という。)の溶け込みが浅く、裏はつりを行う必要がある場合が多い。裏はつりの作業は機械による切削やアークエアーガウジングといった方法で行われるが、構造物が長尺である場合には加工時間が長くなって作業能率が非常に悪くなる。さらに、アークガウジングやその後のグラインダー作業では、騒音や粉塵が多く発生するため、環境に対する問題もあり、裏はつりを必要としない狭開先サブマージアーク溶接方法が要望されている。
特許文献4には、X開先又はY開先において、開先の表側であるバッキングパス側(以下、BP側という。)からサブマージアーク溶接でのFP側に未溶融部を残存させ、裏はつりを行うことなく、FP側からのサブマージ溶接の溶け込みで未溶融部を溶融除去する狭開先サブマージアーク溶接方法が開示されている。しかし、開先形状がX開先又はY開先であるので、厚板鋼板の溶接においてはBP側が広くなり、溶接能率が悪くなる。
また、特許文献5には、X開先においてFP側の初層の溶接条件を規定することで、裏はつりを行うことなく、FP側からサブマージアーク溶接することができる狭開先サブマージアーク溶接方法が開示されている。特許文献5に狭開先サブマージアーク溶接方法によれば、板厚50mm程度までは高能率に溶接することができるが、それ以上の厚板鋼板の溶接になると、BP側が広くなり、溶接能率が悪くなるという問題点があった。
特開平4-210874号公報 特開平11-239879号公報 特開昭55-84280号公報 特開昭57-58982号公報 特開昭61-232066号公報
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、板厚60mm以上の極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接において、高温割れやスラグ巻き込み及び融合不良などの溶接欠陥のない健全な溶接部が得られ、スラグ剥離性及びビード形状が良好など溶接作業性に優れ、裏はつりを行うことなくサブマージアーク溶接することができる高能率な狭開先サブマージアーク溶接方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、以下の構成からなる狭開先サブマージアーク溶接方法である。
(1)極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接法において、開先角度:1~5°、ルートギャップ:10~14mmの狭開先の裏面に裏当材を当接し、開先内に鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布した後、フラックス全質量に対する質量%でAl、TiO及びCaFの合計:50~70%、SiO:10~20%を含有すると共にその他はCaO、MnO、BaO、KO、NaO及び不可避不純物よりなる溶融型フラックスを用いて1層1パスの多層盛溶接することを特徴とする狭開先サブマージアーク溶接方法。
(2)極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接方法において、開先角度:1~5°、ルートギャップ:10~14mmの狭開先の裏面に溝付きの裏当材を当接し、開先内に鋼粒を開先裏面から5~10mm高さまで散布した後、フラックス全質量に対する質量%でAl、TiO及びCaFの合計:50~70%、SiO:10~20%を含有すると共にその他はCaO、MnO、BaO、KO、NaO及び不可避不純物よりなる溶融型フラックスを用いて片面から1層1パスの多層盛溶接することを特徴とする狭開先サブマージアーク溶接方法。
(3)極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接方法において、開先角度:1~5°、ルートギャップ:14~18mmの狭開先の裏面に裏当材を当接し、開先内に鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布した後、1層2パスの多層盛溶接することを特徴とする狭開先サブマージアーク溶接方法。
本発明を適用した狭開先サブマージアーク溶接方法によれば、極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接において、スラグ剥離性及びビード形状が良好など優れた溶接作業性が得られ、かつ、裏はつりを行うことなく狭開先サブマージアーク溶接することができ、高温割れやスラグ巻き込み及び融合不良などの溶接欠陥がない健全な溶接部が高能率に得られる。
図1は、1層1パス及び1層2パスの多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接に用いる被溶接部材の開先形状を示す図である。 図2は、1層1パスの多層盛溶接した狭開先サブマージアーク溶接後の断面形状を示す図である。 図3は、片面から1層1パスの多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接に用いる被溶接部材の開先形状を示す図である。 図4は、片面から1層1パスの多層盛溶接した狭開先サブマージアーク溶接後の断面形状を示す図である。 図5は、1層2パスの多層盛溶接した狭開先サブマージアーク溶接後の断面形状を示す図である。
本発明者らは、上述した課題を解決するために、極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接において、溶接能率の向上を目的に、裏はつりを行うことなくFP側からサブマージアーク溶接することができ、スラグ剥離性及びビード形状が良好など優れた溶接作業性が得られ、かつ、高温割れやスラグ巻き込み及び融合不良などの溶接欠陥が発生しない健全な溶接部を高能率に得るべく種々検討した。
まず、1層1パスで多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接について種々検討した。図1は、本発明を適用した狭開先サブマージアーク溶接方法において、1層1パスで多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接方法に用いる被溶接部材の開先部を示し、図2は、1層1パスで多層盛溶接した狭開先サブマージアーク溶接後の断面形状を示す。被溶接部材1の裏面1b(以下、開先裏面1bともいう。)に裏当材2を当接し、被溶接部材1に図示しない開先角度θの開先を取り、鋼粒3を開先裏面1bから高さHまで充填する。なお、図中のGはルートギャップを示す。また図示しない開先角度θは、被溶接部材1における開先を構成する互いに対向する面1c、1d間の角度を示す。
被溶接部材1を用いて種々検討した結果、開先角度θ及びルートギャップGを規定し、開先裏面1bに裏当材2を当接し、開先内に鋼粒3を開先裏面1bから高さHまで散布した後、該鋼粒3上から1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接を行う。これにより、図2に示すように、FP側まで溶接部4が溶け込まなくなり、溶接部4と裏当材2との間で溶融していない鋼粒3が介在することになることから、裏当材2を容易に取り外すことが可能となる。また、裏当材2を取り外した後、溶融していない鋼粒3を除去し、アークエアーガウジングなどによる裏はつりを行うことなく、FP側のサブマージアーク溶接を1パスで行うことができるので、溶接能率を大幅に向上させることが可能となるとともに、高温割れやスラグ巻き込み及び融合不良などの溶接欠陥がなく健全な溶接部を得られることを見出した。さらに、Al、TiO及びCaFの合計量が適量で、かつ、SiOの含有量が適量な溶融型フラックスを使用することで、良好なスラグ剥離性及びビード形状を得られるなど優れた溶接作業性が得られることを見出した。
次に、片面で1層1パスで多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接について種々検討した。図3は、本発明の片面から1層1パスで多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接方法に用いる被溶接部材の開先部を示し、図4は、本発明の片面から1層1パスで多層盛溶接した狭開先サブマージアーク溶接後の断面形状を示す。
上記被溶接部材1を用いて種々検討した結果、開先角度θ及びルートギャップGを規定し、開先裏面1bに、裏ビード形成用の溝6を有する裏当材2を当接し、開先内に鋼粒3を開先裏面1bから高さHまで散布した後、該鋼粒3上から片面から1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接を行うことで、図4に示すように、開先裏面1bに溶接部4からなる裏ビードを形成することができるので、開先裏面1bの処理を行わずに溶接継手を作製することが可能となり、溶接能率が大幅に向上するとともに、高温割れやスラグ巻き込み及び融合不良などの溶接欠陥が無く健全な溶接部を得られることを見出した。さらに、Al、TiO及びCaFの合計量が適量で、かつ、SiOの含有量が適正な溶融型フラックスを使用することで、良好なスラグ剥離性及びビード形状を得られるなど優れた溶接作業性を得られることを見出した。なお、裏当材2の溝6の形状は、裏ビード形状の観点から、半円状にすることが好ましい。
さらに、1層2パスで多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接について種々検討した。図1は、本発明の1層2パスで多層盛溶接する狭開先サブマージアーク溶接方法に用いる被溶接部材の開先部を示し、図5は、本発明の1層2パスで多層盛溶接した狭開先サブマージアーク溶接後の断面形状を示す。被溶接部材1の開先裏面1bに裏当材2を当接し、溶接部材1に開先角度θの開先を取り、鋼粒3を開先底部から高さHまで充填する。なお、Gはルートギャップを示す。
上述した被溶接部材1を用いて種々検討した結果、開先角度θ及びルートギャップGを規定し、開先裏面1bに裏当材2を当接し、開先内に鋼粒3を高さHまで散布した後、該鋼粒3上から1層2パスの狭開先サブマージアーク溶接を行うことで、図5に示すように、FP側まで溶接部4が溶け込まなくなり、溶接部4と裏当材2との間で溶融していない鋼粒3が介在することになることから、裏当材2を容易に取り外すことが可能となる。また、裏当材2を取り外した後、溶融していない鋼粒3を除去し、アークエアーガウジングなどによる裏はつりを行うことなく、FP側のサブマージアーク溶接を1パスで行うことができるので、溶接能率を大幅に向上させることが可能となるともに、高温割れやスラグ巻き込み及び溶融不良などの溶接欠陥がなく健全な溶接部を得られることを見出した。
以下に本発明の狭開先サブマージアーク溶接方法の各限定理由について詳細に説明する。
第1実施形態
第1実施形態として1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接を行う形態について説明をする。
[開先角度:1~5°]
1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、溶接ワイヤの狙い位置を開先中央に配置し、被溶接部材の開先角度を1~5°とすることで、溶接能率を向上させるとともに、スラグ巻き込み及び融合不良などの溶接欠陥を防止することができる。1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接で開先角度が1°未満では、スラグ自体が開先内のビード表面端部にかみ込み、スラグ除去に時間を要するため、溶接能率が低下し、また、スラグ巻き込みなどの溶接欠陥が発生しやすくなる。一方、開先角度が5°を超えると、BP側の開先幅が広くなるので、必要な溶接パス数が増加し、溶接能率が低下し、また、融合不良などの溶接欠陥が発生しやすくなる。したがって、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接での開先角度は1~5°とする。
[ルートギャップ:10~14mm]
1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、ルートギャップを10~14mmとすることで、溶接チップ先端がFP側まで移動可能となり、高能率で安定したサブマージアーク溶接が可能となる。1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接でルートギャップが10mm未満では、溶接チップが開先内まで侵入できず、サブマージアーク溶接を実施できない。一方、ルートギャップが14mmを超えると、開先断面積が大きくなり、溶接能率が低下する。したがって、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接でのルートギャップは10~14mmとする。
なお、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアークを行うと、徐々にBP側の開先幅が広くなるが、開先幅が20mmを超えると、溶接入熱量が高くなって溶接部の機械性能が低下するので、開先幅が20mmを超える場合は、ワイヤの狙いを開先中央から2~3mmずらして1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接を行うことが好ましい。
[鋼粒を開先裏面から10~15mm高さに散布]
1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布することで、FP側まで溶け込ませることなくサブマージアーク溶接を行うことが可能となり、裏当材を容易に取り外すことができるとともに、裏はつりを行うことなくFP側から1パスでサブマージ溶接を行うことができるので、溶接能率を向上させることができる。また、融合不良などの溶接欠陥や高温割れを防止することができる。これに対して、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接で鋼粒の散布高さが開先裏面から10mm未満では、高温割れが発生しやすくなり、また、溶接時の溶け込みが裏当材まで達してしまい、裏当材の除去に時間を要し、溶接能率が低下する。一方、鋼粒の散布高さが開先裏面から15mmを超えると、FP側からのサブマージアーク溶接が1パスでできなくなり、融合不良などの溶接欠陥が発生しやすくなる。したがって、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接での鋼粒の散布高さは開先裏面から10~15mmとする。
なお、鋼粒の粒径は、粒径1.5mm以下であればアークが安定してビード形状が良好になる。また、鋼粒の成分は、主にFeからなるが、耐割れ性の観点から、鋼粒全質量に対する質量%でCは0.10%以下、S及びPは0.020%以下が好ましく、他の成分は溶接金属の強度及び靱性の観点から、Si、Mn、Moその他脱酸剤や合金剤を含有させることもできる。以上の粒度と成分を満足すれば、各種サイズの鋼ワイヤをカットした粒状体でもよい。
次に溶融型フラックスを使用する場合におけるその成分組成の限定理由を述べる。なお、各成分組成の含有率は、フラックス全質量に対する質量%で表すものとし、その質量%に関する記載を単に%と記載して表すこととする。
[溶融型フラックス中のAl、TiO及びCaFの合計:50~70%]
1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、溶融型フラックス中のAl、TiO及びCaFは、スラグの収縮率に大きく影響し、スラグ剥離性やビード形状を良好にする効果がある。1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接で溶融型フラックス中のAl、TiO及びCaFの合計が50%未満では、スラグ収縮率が低くなるので、スラグ剥離性が不良となる。一方、溶融型フラックス中のAl、TiO及びCaFの合計が70%を超えると、ビード形状が不良となる。したがって、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接での溶融型フラックス中のAl、TiO及びCaFの合計は50~70%とする。
[溶融型フラックス中のSiO:10~20%]
1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、溶融型フラックス中のSiOは、スラグの粘性に大きく影響し、スラグ剥離性やビード形状を良好にする効果がある。1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接で溶融型フラックス中のSiOが10%未満では、スラグの粘性が高くなってビード形状が不良となる。一方、溶融型フラックス中のSiOが20%を超えると、スラグの収縮率が低くなるのでスラグ剥離性が不良となる。したがって、1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接での溶融型フラックス中のSiOは10~20%とする。
なお、本発明の溶融型スラックスのその他の成分としては、適正な溶接金属の機械性能確保や溶接作業性の観点から、CaO、MnO、BaO、NaO、KOなどを添加できる。P及びSなどの不可避不純物は、低融点の化合物を生成して溶接金属の靭性を低下させるので、できるだけ低いことが好ましい。
また、開先裏面に当接する裏当材については特に限定はしないが、耐熱性に優れるセラミックス製の裏当材を適用することが好ましい。また、裏当材の開先裏面への当接方法は、粘着性が高く取り外しが容易なアルミテープによる当接(接着)が好ましい。
また、サブマージアーク用ソリッドワイヤの成分は、フラックス全質量に対する質量%で、Cを0.05~0.14質量%、Siを0.05%質量以下、Mnを1.8~2.5質量%、Pを0.02%質量以下、Sを0.01%質量以下とすることが好ましい。
第2実施形態
第2実施形態として、片面から1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接を行う形態について説明をする。この第2実施形態において、開先角度、ルートギャップ、溶融型フラックスの範囲及び限定理由は、第1実施形態と同一であるから、当該事項については第1実施形態の説明を引用することにより、以下での説明を省略する。
[溝を有する裏当材を開先の裏面に当接]
片面から1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、片面にスラグポケットとなる溝を有する裏当材を用い、該裏当材の溝を有する面を開先裏面に当接し、初層溶接で開先裏面に裏波ビードを成形させることにより、FP側からのサブマージアーク溶接が不要となるので、高能率に溶接することが可能となる。当接した裏当材に溝が無い場合、良好な裏波ビードを形成することができないので、ビード形状が不良となる。したがって、片面から1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では溝を有する裏当材を使用する。
また、裏当材は、耐熱性に優れるセラミックス製の溝付きの裏当材を適用することが好ましい。また、裏当材の当接方法は、粘着性が高く取り外しが容易なアルミテープによる当接(接着)が好ましい。
[鋼粒を開先裏面から5~10mm高さに散布]
片面1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、鋼粒を開先裏面から5~10mm高さまで散布することで、開先裏面に溝付きの裏当材の表面に良好な裏ビードを形成することができるので、FP側からのサブマージアーク溶接が不要となり、高能率に溶接することができる。また鋼粒を開先裏面から5~10mm高さまで散布することで、高温割れを防止することができる。鋼粒の散布高さが開先裏面から5mm未満では、高温割れが発生しやすくなり、また、溶接時の溶け込みが溝付きの裏当材を完全に溶融して溶け落ちてしまい、裏ビードを形成できず、裏当材の除去に時間を要し、溶接能率が低下する。一方、鋼粒の散布高さが開先裏面から10mmを超えると、溶接時の溶け込みが裏当材の溝まで達せず、開先裏面に良好な裏ビードを形成することができない。したがって、片面から1層1パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では鋼粒の散布高さは開先裏面から5~10mmとする。
なお、鋼粒のCは、高温割れ防止の観点から、鋼粒全質量に対する質量%で0.08%以下とすることが好ましい。
また、サブマージアーク用ソリッドワイヤの成分は、第1実施形態と同一が好ましい。
第3実施形態
第3実施形態として、1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接について説明をする。
[開先角度を1~5°]
1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、溶接ワイヤの狙いを開先中央から2~3mmずらして配置し、被溶接部材の開先角度を1~5°にすることで、溶接能率を向上させるとともに、スラグ巻き込みや融合不良などの溶接欠陥を防止することができる。1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接で開先角度が1°未満では、スラグ自体が開先内のビード表面端部にかみ込んでしまい、スラグ除去が時間を要するため、溶接能率が低下し、またスラグ巻き込みなどの溶接欠陥が発生しやすくなる。一方、開先角度が5°を超えると、BP側の開先幅が広くなるので、溶接パス数が増加し、溶接能率が低下し、また融合不良などの溶接欠陥が発生しやすくなる。したがって、1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接での開先角度は1~5°とする。
[ルートギャップを14~18mm]
1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、ルートギャップを14~18mmにすることで、溶接チップ先端がFP側まで移動可能となり、安定したサブマージアーク溶接が可能となる。また、ルートギャップを14~18mmにすることで、融合不良などの溶接欠陥を防止し、溶接能率を向上させるとともに、良好なビード形状を得ることができる。1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接でルートギャップが14mm未満では、溶接チップが開先に触れて短絡し、溶接が不可能となる。一方、ルートギャップが18mmを超えると、開先断面積が広くなり、溶接能率が低下し、また、融合不良などの溶接欠陥が発生しやすくなる。したがって、1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接でのルートギャップは14~18mmとする。
[鋼粒を開先裏面から10~15mm高さに散布]
1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接では、鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布することで、FP側まで溶け込ませることなくサブマージアーク溶接を行うことが可能となり、裏当材を容易に取り外すことができるとともに、裏はつりを行うことなくFP側から1パスでサブマージ溶接を行うことができるので、溶接能率を向上させることができる。また、鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布することで、融合不良などの溶接欠陥や高温割れを防止できる。鋼粒の散布高さが開先裏面から10mm未満では、高温割れが発生しやすくなり、また、溶接時の溶け込みが裏当材まで達してしまい、裏当材の除去に時間を要し、溶接能率が低下する。一方、鋼粒の散布高さが開先裏面から15mmを超えると、溶接時の溶け込みが浅くなり、FP側からのサブマージアーク溶接が1パスでできなくなり、融合不良などの溶接欠陥が発生しやすくなる。したがって、1層2パスの多層盛溶接での狭開先サブマージアーク溶接での鋼粒の散布高さは開先裏面からは10~15mmとする。
なお、鋼粒のCは、高温割れ防止の観点から、鋼粒全質量に対する質量%で0.10%以下とすることが好ましい。
また、使用するフラックスは、市販のフラックスでよく、溶融型又は焼成型フラックスのどちらを使用してもよい。
さらに、サブマージアーク用ソリッドワイヤの成分は、第1実施形態であることが好ましい。
また、開先裏面に当接する裏当材については特に限定はしないが、耐熱性に優れるセラミックス製の裏当材を適用することが好ましい。また、裏当材の当接方法は、粘着性が高く、取り外しが容易なアルミテープによる当接(接着)するのが好ましい。
以下、実施例により本発明の第1実施形態における効果を具体的に説明する。
表1に示す成分の鋼板を用い、I開先に加工し、FP側にセラミック製の裏当材をアルミテープで当接した後、表2に示す成分の鋼粒を散布し、表3に示すサブマージアーク溶接用ワイヤ、表4に示す溶融型フラックスを用い、表5に示す鋼板の板厚及び各種溶接条件で狭開先サブマージアーク溶接し、セラミックス製の裏当材を取り外した後、FP側から表6に示す溶接条件でサブマージアーク溶接を実施した。なお、試験体の長さは500mmとした。
Figure 0007267219000001
Figure 0007267219000002
Figure 0007267219000003
Figure 0007267219000004
Figure 0007267219000005
Figure 0007267219000006
調査項目は、溶接状態、スラグ剥離性、表ビード及び裏ビードのビード形状を目視で調査した。また、溶接後のビード表面から割れの有無を目視にて、超音波探傷試験を実施して溶接欠陥の有無を調査した。それら結果を表7にまとめて示す。
Figure 0007267219000007
表7中試験No.A1~No.A8は本発明例、試験No.A9~No.A14は比較例である。本発明例である試験No.A1~No.A8は、開先裏面に裏当材が当接され、開先角度、ルートギャップ、鋼粒の散布高さが適正で、溶融型フラックスのAl、TiO及びCaFの合計及びSiOの合計が適量なので、FP側からBP側まで安定した溶接を行うことができ、裏当材の取り外しが容易であるなど溶接能率が高く、FP側から1パスで溶接が可能であった。また試験No.A1~No.A8は、溶接部に溶接欠陥は無く、スラグ剥離性が良好で、表ビード及び裏ビードの形状も良好であるなど極めて満足な結果であった。
比較例中試験No.A9は、開先角度が狭いので、開先内でスラグがかみ込み、スラグ除去に時間を要し、溶接能率が低く、また、溶接部にスラグ巻き込みが発生した。さらに、溶融型フラックスのAl、TiO及びCaFの合計が少ないので、スラグ剥離性が不良であった。
試験No.A10は、鋼粒の散布高さが低いので、裏当材が溶け落ち、裏はつりに時間を要し、溶接能率が低く、また、初層ビードに高温割れが発生した。さらに、溶融型フラックスのAl、TiO及びCaFの合計が多いので、表ビード及び裏ビードのビード形状が不良であった。
試験No.A11は、ルートギャップが小さいので、溶接チップが開先に接触して短絡し、溶接が不可能であった。
試験No.A12は、鋼粒の散布高さが高いので、溶接部に融合不良が発生した。また、溶融型フラックスのSiOが多いので、スラグ剥離性が不良であった。
試験No.A13は、ルートギャップが大きいので、溶接パス数が増加し、溶接能率が低かった。また、溶融型フラックスのSiOが少ないので、表ビード及び裏ビードのビード形状が不良であった。
試験No.A14は、開先角度が広いので、溶接パス数が多くなり、溶接効率が低く、また、溶接部に融合不良が発生した。
以下、実施例により本発明の第2実施形態における効果を具体的に説明する。
表1に示す成分の鋼板を用い、I開先に加工し、開先裏面に半円状の溝が付いたセラミック製の裏当材をアルミテープで当接した後、表2に示す成分の鋼粒を散布し、表3に示すサブマージアーク溶接用ワイヤ、表4に示す溶融型フラックスを用い、表8に示す各種溶接条件で片面から狭開先サブマージアーク溶接を実施した。なお、試験体の長さは500mmとした。
Figure 0007267219000008
調査項目は、溶接状態、スラグ剥離性、表ビード及び裏ビードのビード形状を目視で調査した。また、溶接後のビード表面から割れの有無を目視にて、超音波探傷試験を実施して溶接欠陥の有無を調査した。それら結果を表9にまとめて示す。
Figure 0007267219000009
表9中試験No.B1~No.B6は本発明例、試験No.B7~No.B12は比較例である。本発明例である試験No.B1~No.B6は、開先裏面に裏当材が当接され、開先角度、ルートギャップ、鋼粒の散布高さが適正であり、溶融型フラックスのAl、TiO及びCaFの合計及びSiOの合計が適量なので、FP側からBP側まで安定した溶接を行うことが可能であった。また試験No.B1~No.B6は、溶接部に溶接欠陥は無く、溶接時のスラグ剥離性が良好であった。また試験No.B1~No.B6は、溝付きの裏当材の取り外しも容易で、裏ビード及び表ビードのビード形状も良好であるなど極めて満足な結果であった。
比較例中試験No.B7は、開先角度が狭いので、開先内でスラグがかみ込み、スラグ除去に時間を要し、溶接能率が低く、また、溶接部にスラグ巻き込みが発生した。さらに、溶融型フラックスのSiOが多いので、スラグ剥離性が不良であった。
試験No.B8は、鋼粒の散布高さが低いので、裏当材が溶け落ち、裏はつりに時間を要し、溶接能率が低く、また、初層ビードに高温割れが発生した。また、溶融型フラックスのSiOが少ないので、表ビード及び裏ビードのビード形状が不良であった。
試験No.B9は、ルートギャップが小さいので、溶接チップが開先に接触して短絡し、溶接が不可能となった。
比較例中試験No.B10は、鋼粒の散布高さが高いので、表ビード及び裏ビードのビード形状が不良であった。また、溶融型フラックスのAl、TiO及びCaFの合計が少ないので、スラグ剥離性が不良であった。
試験No.B11は、ルートギャップが大きいので、溶接パス数が増加し、溶接能率が低かった。また、溶融型フラックスのAl、TiO及びCaFの合計が多いので、表ビード及び裏ビードのビード形状が不良であった。
試験No.B12は、開先角度が広いので、溶接パス数が多くなり、溶接効率が低く、また、溶接部に融合不良が発生した。
以下、実施例により本発明の第3実施形態における効果を具体的に説明する。
表1に示す成分の鋼板を用い、I開先に加工し、開先裏面にセラミック製の裏当材を当接した後、表2に示す成分の鋼粒を散布し、表3に示すサブマージアーク溶接用ワイヤ、表4に示す溶融型フラックスを用い、表10に示す各種溶接条件で狭開先サブマージアーク溶接し、セラミックス製の裏当材を取り外した後、FP側からサブマージアーク溶接を実施した。なお、試験体の長さは500mmとした。
Figure 0007267219000010
調査項目は、溶接状態、スラグ剥離性、表ビード及び裏ビードのビード形状を目視で調査した。また、溶接後のビード表面から割れの有無を目視にて、超音波探傷試験を実施して溶接欠陥の有無を調査した。それら結果を表11にまとめて示す。
Figure 0007267219000011
表11中試験No.C1~No.C6は本発明例、試験No.C7~No.C12は比較例である。本発明例である試験No.C1~No.C6は、開先裏面に裏当材が当接され、開先角度、ルートギャップ、鋼粒の散布高さが適正であるので、FP側からBP側まで安定した溶接を行うことができ、裏当材の取り外しが容易であるなど溶接能率が高く、FP側から1パスで溶接が可能であった。また試験No.C1~No.C6は、溶接部に溶接欠陥は無く、溶接時のスラグ剥離性が良好で、表ビード及び裏ビードのビード形状が良好であるなど極めて満足な結果であった。
比較例中試験No.C7は、開先角度が狭いので、開先内でスラグが噛み込み、スラグ除去に時間を要し、溶接能率が低く、また、溶接部にスラグ巻き込みが発生した。
試験No.C8は、鋼粒の散布高さが低いので、裏当材が溶け落ち、裏はつりに時間を要し、溶接能率が低く、また、初層ビードに高温割れが発生した。
試験No.C9は、ルートギャップが小さいので、溶接チップが開先に接触して短絡し、溶接が不可能であった。
試験No.C10は、鋼粒の散布高さが高いので、溶接部に融合不良が発生した。
試験No.C11は、ルートギャップが大きいので、溶接パス数が増加し、溶接能率が低く、また、溶接部に融合不良が発生した。
試験No.C12は開先角度が広いので、溶接パス数が多くなり、溶接能率が低く、また、溶接部に融合不良が発生した。

Claims (3)

  1. 極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接方法において、開先角度:1~5°、ルートギャップ:10~14mmの狭開先の裏面に裏当材を当接し、開先内に鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布した後、フラックス全質量に対する質量%でAl、TiO及びCaFの合計:50~70%、SiO:10~20%を含有すると共にその他はCaO、MnO、BaO、KO、NaO及び不可避不純物よりなる溶融型フラックスを用いて1層1パスの多層盛溶接することを特徴とする狭開先サブマージアーク溶接方法。
  2. 極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接方法において、開先角度:1~5°、ルートギャップ:10~14mmの狭開先の裏面に溝付きの裏当材を当接し、開先内に鋼粒を開先裏面から5~10mm高さまで散布した後、フラックス全質量に対する質量%でAl、TiO及びCaFの合計:50~70%、SiO:10~20%を含有すると共にその他はCaO、MnO、BaO、KO、Na2O及び不可避不純物よりなる溶融型フラックスを用いて片面から1層1パスの多層盛溶接することを特徴とする狭開先サブマージアーク溶接方法。
  3. 極厚鋼板の狭開先サブマージアーク溶接方法において、開先角度:1~5°、ルートギャップ:14~18mmの狭開先の裏面に裏当材を当接し、開先内に鋼粒を開先裏面から10~15mm高さまで散布した後、1層2パスの多層盛溶接することを特徴とする狭開先サブマージアーク溶接方法。
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