JP3631058B2 - 誤り訂正回路および誤り訂正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、誤り訂正回路および誤り訂正方法に関し、より特定的には、地上デジタル放送などで用いられる巡回符号を用いた1ビット単位で誤り訂正を行なう誤り訂正回路および誤り訂正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、符号化されたデータに対して誤り訂正を行なう誤り訂正回路がある。巡回符号を用いた誤り訂正符号では、符号長n、データ長1の場合、符号長nのデータが図示しないシフトレジスタに入力されてから、シフトレジスタに貯えられたn個のデータを1回以上シフトを行ない誤り訂正結果を得ている。また、差集合巡回符号においては、訂正を複数回数行なった場合、1回の複数倍以上のデータをシフトした後に誤り訂正結果を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の誤り訂正回路によれば、データが入力されてから誤り訂正データを得るまでに時間を要するという問題があった。
【0004】
そこで、この発明は係る問題を解決するためになされたものであり、その目的は、高速に誤り訂正結果を出力することができる誤り訂正回路を提供することにある。
【0005】
この発明のさらなる目的は、データが入力されてから誤り訂正結果を得るまでの時間を短縮することができる誤り訂正方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る誤り訂正回路は、巡回符号を用いて誤り訂正を行なう誤り訂正回路であって、nビット(nは、2より大きい自然数)の入力データを受け、第1ビット目から第(n−m)ビット目(mは、nより小さい自然数)までの(n−m)ビットの入力データを2 m 個出力するとともに、nビットの入力データのうちの第(n−m)ビット目の入力データを受けた時点で、第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータとして予め規定された互いに異なる2 m 個のmビットの規定データを出力する訂正処理回路と、それぞれ、対応する(n−m)ビットの入力データとmビットの規定データとで構成される符号長nのデータに対して1ビット単位で1回以上の誤り訂正処理を行なって訂正データを出力する2 m 個の誤り訂正ブロックと、2 m 個の誤り訂正ブロックのうちのいずれか1つの誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する選択回路とを備えたものである。
【0007】
好ましくは、2 m 個の誤り訂正ブロックの各々は、さらに、誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す訂正フラグを出力する。選択回路は、訂正フラグに応じて、2 m 個の誤り訂正ブロックのうち誤り訂正処理が正常に終了した誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する。
【0008】
また好ましくは、選択回路は、nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと2 m 個のmビットの規定データとに基づいて、2 m 個の誤り訂正ブロックのうちのいずれか1つの誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する。
【0009】
また好ましくは、2 m 個の誤り訂正ブロックの各々は、さらに、誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す訂正フラグを出力する。選択回路は、誤り訂正処理が正常に終了した誤り訂正ブロックがある場合は、訂正フラグに応じて、2 m 個の誤り訂正ブロックのうち誤り訂正処理が正常に終了した誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択し、2 m 個の誤り訂正ブロックにおける誤り訂正処理がすべて異常に終了した場合は、nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータとmビットの規定データとに基づいて、2 m 個の誤り訂正ブロックのうちのいずれか1つの誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する。
【0010】
また、この発明に係る誤り訂正方法は、巡回符号を用いて誤り訂正を行なう誤り訂正方法であって、nビット(nは、2より大きい自然数)の入力データを受け、第1ビット目から第(n−m)ビット目(mは、nより小さい自然数)までの(n−m)ビットの入力データを2 m 個出力するとともに、nビットの入力データのうちの第(n−m)ビット目の入力データを受けた時点で、第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータとして予め規定された互いに異なる2 m 個のmビットの規定データを出力する処理ステップと、各々が対応する(n−m)ビットの入力データとmビットの規定データとで構成される2 m 個の符号長nのデータに対して、1ビット単位で1回以上の誤り訂正処理を同時に行なって2 m 個の訂正データを出力する誤り訂正ステップと、誤り訂正ステップによって出力された2 m 個の訂正データのうちのいずれか1つの訂正データを選択する選択ステップとを含む。
【0011】
好ましくは、誤り訂正ステップは、さらに、2 m 個の訂正データの各々に対応する誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す2 m 個の訂正フラグを出力する。選択ステップは、2 m 個の訂正フラグに応じて、誤り訂正ステップによって出力された2 m 個の訂正データのうち誤り訂正処理が正常に終了した訂正データを選択する。
【0012】
また好ましくは、選択ステップは、nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと2 m 個のmビットの規定データとに基づいて、誤り訂正ステップによって出力された2 m 個の訂正データのうちのいずれか1つの訂正データを選択する。
【0013】
また好ましくは、誤り訂正ステップは、さらに、2 m 個の訂正データの各々に対応する誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す2 m 個の訂正フラグを出力する。選択ステップは、2 m 個の訂正データのうち誤り訂正処理が正常に終了した訂正データがある場合は、訂正フラグに応じて、誤り訂正ステップによって出力された2 m 個の訂正データのうち誤り訂正処理が正常に終了した訂正データを選択し、2 m 個の訂正データにおける誤り訂正処理がすべて異常に終了した場合は、nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと2 m 個のmビットの規定データとに基づいて、誤り訂正ステップによって出力された2 m 個の訂正データのうちのいずれか1つの訂正データを選択する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る誤り訂正回路および誤り訂正方法について図を用いて説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号または同じ記号を付し、その説明は省略する。
【0016】
本発明の実施の形態は、不定期に入力されるデータに対して誤り訂正処理を行う符号長nの誤り訂正回路に関し、第1番目のデータが入力されてから誤り訂正の結果が得られるまでの時間を短縮することを可能とするものである。
【0017】
一例として、地上デジタル放送に使用されるTMCC(伝送多重制御信号)に対する誤り訂正について説明する。1998年9月に郵政省から発表された地上デジタル放送暫定方式では、変調方式として直交周波数分割多重(OFDM)方式、情報源符号化方式および多重化方式にMPEG2(MPEG:Moving Picture Experts Group Phase2)を採用している。また、地上デジタル放送暫定方式では、現在伝送されているキャリア変調方式、畳み符号化率、時間インタリーブ長等のパラメータを指定するための信号として、伝送多重制御信号(TMCC)を用いている。誤り訂正方式としては、TMCCに対しては、比較的回路規模が小さい差集合巡回符号が用いられている。なお、TMCC以外の信号(以下情報信号と呼ぶ)は、畳み込み符号とリードソロモン符号RSが用いられている。
【0018】
図1(a)、(b)は、地上デジタル放送で受信される信号の配列を説明するための図であり、図1(a)は、デジタル放送で受信される信号に対するFFT(高速フーリエ変換)後に得られる信号を、図1(b)は、シンボルSNi(i=1〜204)を構成するデータの内容をそれぞれ示している。
【0019】
図1(a)に示されるように、地上デジタル放送暫定方式では、204シンボル(SN1〜SN204)を1フレームとして伝送する。シンボル間に配置されるガードバンドは、マルチパスなど電波の反射等の影響を回避するために設けられる部分であり、FFT後のデータとしては無効データとなっている。
【0020】
図1(b)に示されるように、1シンボルには、複数の情報信号に加え、1ビットのTMCCデータがj(jは、自然数)ビット分含まれている(TMCC1〜TMCCj)。TMCCデータは、1シンボルの中に点在して存在する。
【0021】
同一シンボル中のj個のTMCCデータは、すべて同じ値である。1シンボル中に同じ値を複数多重している理由は、多数決判別して誤り訂正能力を高めるためである。後述する多数決判別により、1のシンボルについて、1のTMCCデータが決定される。以下、第iシンボルのTMCCデータ(多数決判別後)をTiと記す。
【0022】
204シンボルに含まれるTMCCデータT1〜T204により、図2に示されるTMCCデータ列が構成される。TMCCデータ列を構成する第1ビット目〜第20ビット目のTMCCデータ(T1〜T20)は、同期信号等を含んだ部分であり、誤り訂正範囲に含まれていない。残り184ビットのTMCCデータ(T21〜T240)は、冗長部分を含んだ制御信号で構成されていて、誤り訂正の対象となる。
【0023】
TMCCには、伝送路のパラメータであるキャリア変調方式、畳み符号化率、時間インタリーブ長等が含まれているため、次のフレームが始まる前にデータの復号を行なう必要がある。
【0024】
このようなTMCCデータに対応する、本発明の実施の形態による誤り訂正回路100について、図3を用いて説明する。図3を参照して、誤り訂正回路100は、多数決判別回路7、訂正前データ入力処理回路8、ならびに誤り訂正ブロック10♯1および10♯2を備える。
【0025】
1シンボル内のTMCCデータは、まず多数決判別回路7に入力される。多数決判別回路7は、1シンボル毎にTMCCデータの多数決判別を行なう。1シンボル内のTMCCデータとして、値“1”の数が多い場合には、“1”を、値“0”の数が多ければ、“0”を出力する。多数決判別により、1シンボルにおける1ビットのTMCCデータが決定される。これにより、1つのみのデータを用いる場合に比べて、データの精度が向上する。
【0026】
多数決判別回路7の出力は、訂正前データ入力処理回路8に入力される。訂正前データ入力処理回路8は、誤り訂正に関連する184ビットのTMCCデータを誤り訂正ブロックに出力する。訂正前データ入力処理回路8の出力するデータは、図4(a)(b)に示されるように、第1〜第183ビット目までは、多数決判別回路7の出力するTMCCデータT21〜T203である。そして、最終ビットは、誤り訂正ブロック10♯1に対しては、図4(a)に示されるように“1”であり、誤り訂正ブロック10♯2に対しては、図4(b)に示されるように“0”である。
【0027】
訂正前データ入力処理回路8は、誤り訂正範囲の183ビット目のTMCCデータを誤り訂正ブロック10♯1および10♯2に出力した直後に、誤り訂正範囲の最後ビット(184ビット目)のTMCCデータとして、予め規定した値“1”(図4(a)参照)を誤り訂正ブロック10♯1に、予め規定した値“0”(図4(b)参照)を誤り訂正ブロック10♯2にそれぞれ出力する。
【0028】
誤り訂正ブロック10♯1および10♯2は、訂正前データ入力処理回路8から184ビットのデータを受けて、誤り訂正処理を開始する。
【0029】
誤り訂正ブロック10♯1および10♯2のそれぞれの構成について、図5を用いて説明する。誤り訂正ブロック10♯1および10♯2のそれぞれは、図5に示す構成を有する。図5に示される誤り訂正ブロック10は、差集合巡回符号の復号方式として、誤り訂正能力を向上させるため誤りを判定する閾値を変化させながら複数回誤り訂正を行なう。
【0030】
誤り訂正ブロック10は、シフトレジスタ14、シンドロームレジスタ15、閾値設定回路16、多数決判別回路17、エラー訂正判別回路18、ならびに演算回路(EXOR回路)19および20を含む。
【0031】
入力される184ビットのデータは、まずシフトレジスタ14およびシンドロームレジスタ15に入力される。入力が終了すると、シフトレジスタ14およびシンドロームレジスタ15を1ビットづつシフトする。そして、閾値設定回路16で設定された閾値に対して、シンドロームレジスタ15のデータから得られるシンドローム情報に基づき、多数決判別回路17でエラーの有無を判別する。多数決判別回路17は、エラーが検出された場合には“1”を、エラーが検出されない場合には“0”を出力する。
【0032】
差集合巡回符号はビット誤り訂正符号であるため、演算回路(EXOR回路)の出力が“1”の場合には、シフトレジスタ14の出力が反転され、データが訂正されることになる。これを184ビット繰返し、すべてのデータの訂正処理を行なう。
【0033】
1回目の訂正処理が終了すると、閾値設定回路16の設定値を変化させ、再び訂正処理を行なう。このように閾値を変更して複数回誤り訂正を行なうことにより、訂正能力が向上される。たとえば、6回、閾値を変化させて訂正を行なう。
【0034】
訂正が終了すると、誤り訂正ブロック10から訂正データが出力される。さらに、エラー訂正判別回路18からは、シンドロームレジスタ15の結果から得られる、誤り訂正が正常に終了したか否かを示す誤り訂正フラグOK/NGが出力される。
【0035】
図3を参照して、誤り訂正回路100はさらに、誤り訂正ブロック10♯1または10♯2のいずれか一方の出力を選択して出力する出力データ選択回路12、出力データ選択回路12の選択動作を制御する出力データ制御回路11、および誤り訂正制御回路13を備える。誤り訂正制御回路13は、内部回路の制御を行う。一例として、閾値設定回路16の閾値の設定を制御する。
【0036】
誤り訂正処理を終えた誤り訂正ブロック10♯1および10♯2のそれぞれの出力は、出力データ選択回路12に入力される。出力データ選択回路12は、出力データ制御回路11の出力に基づき、誤り訂正ブロック10♯1の訂正データまたは誤り訂正ブロック10♯2の訂正データのいずれか一方を選択的に出力する。
【0037】
出力データ制御回路11は、各誤り訂正ブロックにおける訂正フラグOK/NGと、多数決判別後のTMCCデータとを受けて、出力データ選択回路12の選択動作を制御する。より具体的には、出力データ制御回路11は、誤り訂正に関連する184ビット目(最終ビット)のTMCCデータが入力されるまで、制御動作を停止状態としている。そして、出力データ制御回路11に、多数決判別回路7から最終ビットのTMCCデータが入力されると、出力データ選択回路12を制御するための選択制御動作を実行する。
【0038】
ここで、出力データ制御回路11における選択制御動作について、図6を用いて説明する。図6は、出力データ制御回路11における選択制御動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS1において、出力データ制御回路11は、最終ビットのTMCCデータが、“1”であるか否かを判別する。最終ビットのTMCCデータが“1”の場合には、ステップS2に移り、誤り訂正ブロック10♯1の出力する誤り訂正フラグOK/NGにより、誤り訂正が正常終了したか否かを判断する。ステップS2において、誤り訂正ブロック10♯1での誤り訂正が正常終了した(OK)と判断された場合には、ステップS3に移り、誤り訂正ブロック10♯1の出力する訂正データを選択する選択信号を出力する。
【0039】
ステップS2において、誤り訂正ブロック10♯1での誤り訂正が正常に終了しなかった(NG)と判断された場合には、ステップS4に移る。
【0040】
ステップS4では、誤り訂正ブロック10♯2の出力する誤り訂正フラグOK/NGにより、誤り訂正が正常終了したか否かを判断する。ステップS4において、誤り訂正ブロック10♯2での誤り訂正が正常終了した(OK)と判断された場合には、ステップS6に移り、誤り訂正ブロック10♯2の出力する訂正データを選択する選択信号を出力する。ステップS4において、誤り訂正が正常に終了しなかった(NG)と判断された場合には、ステップS3に移り、誤り訂正ブロック10♯1の出力する訂正データを選択する選択信号を出力する。
【0041】
ステップS1において、最終ビットのTMCCデータが“0”である場合には、ステップS5に移り、誤り訂正ブロック10♯2の出力する誤り訂正フラグOK/NGにより、誤り訂正が正常終了しかた否かを判断する。ステップS5において、誤り訂正ブロック10♯2での誤り訂正が正常終了した(OK)と判断された場合には、ステップS6に移り、誤り訂正ブロック10♯2の出力する訂正データを選択する選択信号を出力する。
【0042】
ステップS5において、誤り訂正ブロック10♯2での誤り訂正が正常に終了しなかった(NG)と判断された場合には、ステップS7に移る。
【0043】
ステップS7では、誤り訂正ブロック10♯1の出力する誤り訂正フラグOK/NGにより、誤り訂正が正常終了したか否かを判断する。ステップS7において、誤り訂正ブロック10♯1での誤り訂正が正常終了した(OK)と判断された場合には、ステップS3に移り、誤り訂正ブロック10♯1の出力する訂正データを選択する選択信号を出力する。ステップS7において、誤り訂正が正常に終了しなかった(NG)と判断された場合には、ステップS6に移り、誤り訂正ブロック10♯2の出力する訂正データを選択する選択信号を出力する。
【0044】
出力データ選択回路12は、出力データ制御回路11から受ける選択信号に応じて、誤り訂正ブロック10♯1または10♯2のいずれか一方の訂正データを選択的に出力する。
【0045】
このような処理によれば、誤り訂正ブロック10♯1および10♯2の出力データ選択は、実際に入力されたデータに基づき行なわれる。したがって、誤り訂正が誤り訂正ブロック10♯1および10♯2のどちらにおいても正常に行なわれた場合には、誤訂正の少ないデータを選択することが可能である。また、誤り訂正が異常に終了した場合には、より誤りの少ないデータを選択して出力することが可能となる。
【0046】
ここで、誤り訂正範囲の184ビットのTMCCデータが決定された後に誤り訂正を行う誤り訂正回路900と本発明の実施の形態による誤り訂正回路100との処理速度を対比する。図7は、多数決判別により全てのデータが決定された後に誤り訂正を行う誤り訂正回路900の構成を示す図であり、図8は、誤り訂正回路100と誤り訂正回路900との動作タイミングの違いを説明するためのタイミングチャートである。なお、図8において、FFT後のシンボル中に示される黒太線は、TMCCデータを表している。
【0047】
図7に示される誤り訂正回路900は、多数決判別回路7、誤り訂正ブロック10、および誤り訂正制御回路13を備える。誤り訂正ブロック10は、多数決判別回路7から出力される誤り訂正に関連する184ビットのTMCCデータを受けて、誤り訂正処理を実行する。
【0048】
図8を参照して、時刻t0で、1番目のTMCCデータが入力され、時刻t1でシンボルSN1のTMCCデータT1が決定される。時刻t2でシンボルSN203のTMCCデータT203が決定され、時刻t3でシンボルSN204のTMCCデータT204が決定される。時刻t4以降は、次のフレームのデータが入力される。
【0049】
フレームの最初のTMCCデータが入力されてから、最終シンボルSN204における最終のTMCCデータが入力されるまでの期間をデータ入力期間とする。
【0050】
誤り訂正回路900では、最終シンボルSN204のTMCCデータT204が決定される時刻t3の直後に、誤り訂正処理を開始する。訂正回数は、6回とする。
【0051】
上述したように、TMCCデータは、1シンボルの中に点在して存在し、すべてのTMCCデータが入力されてから次のフレームの先頭までの期間は短い。また、閾値を変化させて複数回誤り訂正を行なう方法では、1回の誤り訂正を行なう場合に比べて処理時間がかかる。したがって、誤り訂正回路900によると、6回の誤り訂正を終了し、訂正データの出力が開始される時刻t5には、すでに次のフレームのデータが到達している(t5>t4)。
【0052】
このように、閾値を変化させて複数回誤り訂正を行なう方法は、処理時間がかかる。このため、通常のシステムクロックでは、次のフレームまでに処理を行なうことは不可能である。また、高速のクロックを用いて処理するならば、かなり高速のクロックスピードが要求される。
【0053】
一方、誤り訂正回路100は、TMCCデータT203が決定される時刻t2の直後に、誤り訂正処理を開始する。訂正回数は、6回とする。誤り訂正回路100は、最終シンボルSN204のデータを待たずに誤り訂正を開始する。これにより、誤り訂正範囲の最終ビットのTMCCデータが決定される前に誤り訂正処理を終了させることができる。誤り訂正回路100は、最終ビットのTMCCデータT204の決定を受けて、訂正データを出力する(時刻t3)。
【0054】
したがって、誤り訂正回路100によると、通常のシステムクロックを用いても、最初のデータが入力されてから、訂正データが出力されるまでの時間を短縮することができる。
【0055】
このように、本発明の実施の形態による誤り訂正回路100は、不定期に入力されるデータに対して高速に誤り訂正データを出力することができる。なお、最終ビットのデータを1または0と仮定して誤り訂正を行うために誤り訂正ブロックを2つ設けているが、差集合誤り訂正回路の回路規模は比較的小さいため、従来の回路を高速で動作させる方法に比べて有効である。
【0056】
ここで、本発明の実施の形態による誤り訂正回路の他の一例について、図9を用いて説明する。図9に示される誤り訂正回路200は、不定期に到来するnビットのデータのうち、予め用意したmビットのデータを用いて高速に誤り訂正結果を出力するものである。
【0057】
図9に示される誤り訂正回路200は、訂正前データ入力処理回路1、2m個の誤り訂正ブロック10♯1、10♯2、…、10♯2m、出力データ制御回路5、および出力データ選択回路6を備える。簡単のため、誤り訂正回路200に入力されるデータを、データD1〜Dn(n>1)と記す。
【0058】
2m個の誤り訂正ブロック10♯1、10♯2、…、10♯2mのそれぞれの構成は、図5で説明したとおりである。訂正前データ入力処理回路1は、nビットのデータを誤り訂正ブロックに出力する。訂正前データ入力処理回路1の出力するnビットのデータは、図10に示されるように、前半の(n−m)ビットが、実際に入力されるデータD1〜D(n−m)で構成され、残りのmビットが、誤り訂正ブロックごとに予め規定したデータで構成される。訂正前データ入力処理回路1は、データD(n−m)を各誤り訂正ブロックに出力した直後に、誤り訂正範囲の残りの部分を構成するmビットのデータを各誤り訂正ブロックに出力する。
【0059】
当該mビットのデータは、誤り訂正ブロック10♯1、10♯2、…、10♯2mのそれぞれで互いに異なっている。たとえば、誤り訂正ブロック10♯1には、mビットがすべて“1”のデータが、誤り訂正ブロック10♯2には、mビットのうち第1ビットが“1”のデータが、誤り訂正ブロック10♯2mには、mビットがすべて“0”のデータが入力される。
【0060】
誤り訂正ブロックのそれぞれは、nビットのデータに対し誤り訂正処理を行なう。この場合、誤り訂正回路200に第(n−m)ビット目のデータD(n−m)が入力された直後に、誤り訂正処理が開始されることになる。
【0061】
誤り訂正処理を終えた誤り訂正ブロックのそれぞれの出力は、出力データ選択回路6に入力される。出力データ選択回路6は、出力データ制御回路5の制御により、誤り訂正の結果を選択する。
【0062】
出力データ制御回路5は、各誤り訂正ブロックにおける訂正フラグOK/NGと、入力される訂正前のデータとを受けて、出力データ選択回路6の選択動作を制御する。
【0063】
一例としては、出力データ制御回路5は、各誤り訂正ブロックから出力される誤り訂正フラグOK/NGに応じて、いずれか1つの誤り訂正ブロックの出力を選択するための選択信号を出力する。または、出力データ制御回路5は、第(n−m+1)ビット目〜第nビット目までのデータD(n−m+1)〜データDnに応じて、いずれか1つの誤り訂正ブロックの出力を選択するための選択信号を出力する。または、出力データ制御回路5は、各誤り訂正ブロックから出力される誤り訂正フラグOK/NGと第(n−m+1)ビット目〜第nビット目までのデータD(n−m+1)〜データDnとに応じて、いずれか1つの誤り訂正ブロックの出力を選択するための選択信号を出力する
出力データ選択回路6は、出力データ制御回路5の出力する選択信号に基づき、誤り訂正ブロック10♯1〜誤り訂正ブロック10♯2mのそれぞれが出力する訂正データのうちいずれか一つを選択的に出力する。
【0064】
この結果、nビットのデータが到達してから誤り訂正を行う場合と比べて、高速に誤り訂正結果を出力することが可能となる。
【0065】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0066】
【発明の効果】
本発明に係る誤り訂正回路および誤り訂正方法によれば、誤り訂正対象となるデータが不定期に入力される場合において、すべてのデータが入力される前に誤り訂正を開始することができる。
【0067】
このため、本発明に係る誤り訂正回路および誤り訂正方法によれば、高速に誤り訂正結果を得ることが可能となる。したがって、データが入力されてから誤り訂正データを得るまでの時間を短縮化することが可能となる。
【0068】
また、誤り訂正結果の出力においては、実際に入力されたデータに基づき、同時に実行させる複数の誤り訂正処理の結果のうちの一つを選択して出力する。したがって、誤訂正の少ないデータを選択することが可能である。
【0069】
特に、差集合巡回符号など誤り訂正回路の規模が比較的小さい回路に適している。また、特に、地上デジタル放送のTMCCの誤り訂正に対し、高速処理が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、地上デジタル放送で受信される信号について説明するための概念図である。
【図2】TMMCデータ列のデータ構造について説明するための概念図である。
【図3】本発明の実施の形態による誤り訂正回路100の構成の概要を示すブロック図である。
【図4】(a)、(b)は、図3に示す各誤り訂正ブロックへ入力されるデータの構造について説明するための概念図である。
【図5】誤り訂正ブロックの構成を示すブロック図である。
【図6】出力データ制御回路11における選択制御動作について説明するためのフローチャートである。
【図7】多数決判別により全てのデータが決定された後に誤り訂正を行う誤り訂正回路900の構成を示す図である。
【図8】誤り訂正回路100と誤り訂正回路900との動作タイミングの違いを説明するためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の形態による誤り訂正回路の他の主要部の構成例を示すブロック図である。
【図10】図9に示す各誤り訂正ブロックへ入力されるデータの構造について説明するための概念図である。
【符号の説明】
1,8 訂正前データ処理回路、7,17 多数決判別回路、10,10♯1〜10♯2m 誤り訂正ブロック、5,11 出力データ制御回路、6,12 出力データ選択回路、13 誤り訂正制御回路、14 シフトレジスタ、15 シンドロームレジスタ、16 しきい値設定回路、18 エラー訂正判別回路、19,20 演算回路、100,200 誤り訂正回路。
Claims (8)
- 巡回符号を用いて誤り訂正を行なう誤り訂正回路であって、
nビット(nは、2より大きい自然数)の入力データを受け、第1ビット目から第(n−m)ビット目(mは、前記nより小さい自然数)までの(n−m)ビットの入力データを2 m 個出力するとともに、前記nビットの入力データのうちの第(n−m)ビット目の入力データを受けた時点で、第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータとして予め規定された互いに異なる2 m 個のmビットの規定データを出力する訂正処理回路、
それぞれ、対応する前記(n−m)ビットの入力データと前記mビットの規定データとで構成される符号長nのデータに対して1ビット単位で1回以上の誤り訂正処理を行なって訂正データを出力する2 m 個の誤り訂正ブロック、および
前記2 m 個の誤り訂正ブロックのうちのいずれか1つの誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する選択回路を備える、誤り訂正回路。 - 前記2 m 個の誤り訂正ブロックの各々は、さらに、前記誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す訂正フラグを出力し、
前記選択回路は、前記訂正フラグに応じて、前記2 m 個の誤り訂正ブロックのうち前記誤り訂正処理が正常に終了した誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する、請求項1に記載の誤り訂正回路。 - 前記選択回路は、前記nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと前記2 m 個のmビットの規定データとに基づいて、前記2 m 個の誤り訂正ブロックのうちのいずれか1つの誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する、請求項1に記載の誤り訂正回路。
- 前記2 m 個の誤り訂正ブロックの各々は、さらに、前記誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す訂正フラグを出力し、
前記選択回路は、前記誤り訂正処理が正常に終了した誤り訂正ブロックがある場合は、前記訂正フラグに応じて、前記2 m 個の誤り訂正ブロックのうち前記誤り訂正処理が正常に終了した誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択し、前記2 m 個の誤り訂正ブロックにおける前記誤り訂正処理がすべて異常に終了した場合は、前記nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと前記mビットの規定データとに基づいて、前記2 m 個の誤り訂正ブロックのうちのいずれか1つの誤り訂正ブロックから出力された訂正データを選択する、請求項1に記載の誤り訂正回路。 - 巡回符号を用いて誤り訂正を行なう誤り訂正方法であって、
nビット(nは、2より大きい自然数)の入力データを受け、第1ビット目から第(n−m)ビット目(mは、前記nより小さい自然数)までの(n−m)ビットの入力データを2 m 個出力するとともに、前記nビットの入力データのうちの第(n−m)ビット目の入力データを受けた時点で、第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータとして予め規定された互いに異なる2 m 個のmビットの規定データを出力する処理ステップ、
各々が対応する前記(n−m)ビットの入力データと前記mビットの規定データとで構成される2 m 個の符号長nのデータに対して、1ビット単位で1回以上の誤り訂正処理を同時に行なって2 m 個の訂正データを出力する誤り訂正ステップ、および
前記誤り訂正ステップによって出力された前記2 m 個の訂正データのうちのいずれか1つの訂正データを選択する選択ステップを備える、誤り訂正方法。 - 前記誤り訂正ステップは、さらに、前記2 m 個の訂正データの各々に対応する前記誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す2 m 個の訂正フラグを出力し、
前記選択ステップは、前記2 m 個の訂正フラグに応じて、前記誤り訂正ステップによって出力された前記2 m 個の訂正データのうち前記誤り訂正処理が正常に終了した訂正データを選択する、請求項5に記載の誤り訂正方法。 - 前記選択ステップは、前記nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと前記2 m 個のmビットの規定データとに 基づいて、前記誤り訂正ステップによって出力された前記2 m 個の訂正データのうちのいずれか1つの訂正データを選択する、請求項5に記載の誤り訂正方法。
- 前記誤り訂正ステップは、さらに、前記2 m 個の訂正データの各々に対応する前記誤り訂正処理が正常に終了したか否かを示す2 m 個の訂正フラグを出力し、
前記選択ステップは、前記2 m 個の訂正データのうち前記誤り訂正処理が正常に終了した訂正データがある場合は、前記訂正フラグに応じて、前記誤り訂正ステップによって出力された前記2 m 個の訂正データのうち前記誤り訂正処理が正常に終了した訂正データを選択し、前記2 m 個の訂正データにおける前記誤り訂正処理がすべて異常に終了した場合は、前記nビットの入力データのうちの第(n−m+1)ビット目から第nビット目までのデータと前記2 m 個のmビットの規定データとに基づいて、前記誤り訂正ステップによって出力された前記2 m 個の訂正データのうちのいずれか1つの訂正データを選択する、請求項5に記載の誤り訂正方法。
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