JP4248432B2 - 誤り訂正回路 - Google Patents

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Description

本発明は、誤り訂正回路に関し、より特定的には、地上デジタル放送などで用いられる巡回符号を用いたビット単位で誤り訂正を行なう誤り訂正回路に関する。
近年、映像信号または音声信号を伝送するシステムにおいて、高品質な伝送や周波数利用効率の向上に優れた方式として、OFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が提案されている。OFDM方式は、1チャンネルの帯域内に多数のサブキャリアを立てる変調方式である。例えば、アナログTV信号をデジタル信号に変換した後、MPEG(Moving Picture Experts Group)でデータ圧縮を施す。このデータ信号にノイズなど伝送路におけるエラー発生原因を分散させるなどのためにバイトインタリーブ、ビットインタリーブを行ない、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの変調方式に応じたマッピングを行なう。マッピングが行なわれたデータは、フェージングなど伝送路におけるエラー発生原因を分散させるための時間インタリーブ、周波数インタリーブを行なった後、IFFT(逆フーリエ変換)を行ない、直交変調後、RF周波数に周波数変換して、伝送される。
図8は、デジタルテレビ受信機の構成図である。
図8を参照して、デジタルテレビ受信機では、送信側と全く逆の操作を行なってTV信号を復調する。アンテナから入力されるRF入力は、周波数変換回路31に入力される。周波数変換回路31はRF入力信号をIF周波数にダウンコンバートしてIFフィルタ32に出力する。IFフィルタ32は周波数変換回路31から送られてきた信号から、所望の周波数の信号を抜き出して、ダウンコンバータ33に出力する。ダウンコンバータ33は、IFフィルタ32から送られてきた信号をダウンコンバートすることによってLow IF信号とし、アナログ/デジタル変換回路34に出力する。アナログ/デジタル変換回路34は、アナログ信号をデジタル信号に変換するとともにヒルベルト変換等を用いて、実数(I軸)、虚数(Q軸)を生成して、FFT回路35に出力する。FFT回路35は入力信号に対して高速フーリエ変換を行ない、時間軸データを周波数軸データに変換して、周波数デインタリーブ回路37に出力する。
周波数デインタリーブ回路37は、電波の反射などによる特定周波数信号の欠落を補うために行なわれた周波数インタリーブを元に戻す。周波数デインタリーブ回路37の出力は時間デインタリーブ回路38に送られる。時間デインタリーブ回路38は、耐フェージングなどのために施された時間インタリーブを元に戻す。時間デインタリーブが行なわれたI軸およびQ軸信号はデマッピング回路39に送られ、2ビット(QPSK)、4ビット(16QAM)または6ビット(64QAM)に変換される。デマッピングが行なわれた信号はビットデインタリーブ回路40に送られる。ビットデインタリーブ回路40は、誤り耐性を増す目的で行なわれたビットインタリーブを解除する。ビットデインタリーブ回路40の出力はビタビ復号回路41に送られる。ビタビ復号回路41は、送信側で行なわれた畳み込み符号を用いて誤り訂正を行なう。ビタビ復号が行なわれた信号は、バイトデインタリーブ回路42に送られる。
バイトデインタリーブ回路42は、ビットインタリーブ同様誤り耐性を増す目的で行なわれたバイトインタリーブを解除する。バイトデインタリーブ回路42の出力は、RS復号回路43に送られる。RS復号回路43は、RS(リードソロモン)復号を行なって誤り訂正を行なう。誤り訂正された信号は、MPEGデコード回路44に送られる。MPEGデコード回路44は、誤り訂正された信号(圧縮信号)を伸長し、デジタル/アナログ変換回路45に出力する。デジタル/アナログ変換回路45は、MPEGデコード回路44から送られてきた信号を、アナログ映像及びアナログ音声信号に変換して出力する。
地上デジタル放送においては、伝送方式がTMCC(伝送多重制御信号)に記述され、TMCC(伝送多重制御信号)の復号はTMCC復号回路36で行なわれる。
図9は、従来のTMCC復号回路36の構成図である。
図9に示されるように、多数決判別回路51は、1シンボルに含まれている複数のTMCCデータ(ビットデータ)のうち、最も多いデータを当該TMCCデータとして選択する。多数決判別回路51の出力は誤り訂正前処理回路52に送られる。誤り訂正前処理回路52は、多数決判別回路51から送られてきたTMCCデータを蓄積する。誤り訂正前処理回路52によって蓄積されたTMCCデータは、差集合巡回符号を用いた誤り訂正ブロック53に送られる。誤り訂正ブロック53は、誤り訂正を行ない、TMCCデータとして出力する。
地上デジタル放送用受信機では、チャンネル選択や電源投入時に素早い動作が求められる。TMCC信号には、変調方式など伝送信号を復調するのに必要な情報が含まれているためTMCC信号を迅速に取得し、復号する必要がある。
しかしながら、TMCC信号は1フレーム単位で送信され、1フレームは地上デジタル放送伝送方式の伝送モードによっては、250msec以上の期間が必要になるため、あるフレームにおいてTMCC信号を取得することができなかった場合に次のTMCC信号を得て復号処理するまでに相当の時間を要するという問題が発生する。
また、あるフレーム内のすべてのTMCCデータが誤り訂正回路に入力されてから次のフレームの先頭が到来するまでの時間間隔は非常に短いためにTMCC信号の処理時間も迅速に行なう必要があるが特に、差集合巡回符号を用いた誤り訂正回路は、一般的に誤り訂正能力を増大させるために閾値を順次変化させて誤り訂正を複数回行なうことにより誤り訂正能力の向上を行なっているため誤り訂正処理を複数回行なうための相応の処理時間の確保が必要となってくる。
特開2001−94439号公報においては、2つの誤り訂正ブロックを並列に動作させ、全てのデータが揃う前から復号処理を実行することによりTMCCの誤り訂正を迅速に行なう誤り訂正回路が開示されている。また、特開2003−264534号公報においては、複数の誤り訂正ブロックを設け、データが確定した場合にその複数の回路のうちの1つを選択動作させることにより省電力化を図る方式が示されている。
特開2001−94439号公報 特開2003−264534号公報
一方、地上デジタル放送では、携帯受信を考慮した部分受信(1セグメント受信)が伝送規格として制定されている。携帯受信で最も有望な受信装置は携帯電話であるが、携帯電話は、電池駆動のため消費電力は極限まで切り詰められ、小型・薄型を目指して部品サイズは極限まで小型化されている。このような携帯電話に地上デジタル放送部分受信機能を設ける場合、部分受信回路にも極限まで切り詰められた低消費電力と小型化部品サイズが要求される。一方で、ユーザインタフェースとしてはチャンネル選択や電源投入時に素早い動作も求められる。
このような観点から、上記公報に示されるように複数の誤り訂正ブロックを搭載することは回路規模縮小の観点から好ましくない。また、複数の誤り訂正ブロックを設けることには省電力という観点からも好ましくない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、特に、地上デジタル放送受信装置、その中でも部分受信装置において、TMCC信号の誤り訂正を迅速に実行するとともに、誤り訂正回路の低消費電力化および回路規模縮小が可能な誤り訂正回路を提供することを目的とする。
本発明に係る誤り訂正回路は、巡回符号を用いてビット単位で復号するための誤り訂正回路であって、符号長n(nは、2以上の自然数)のデータに対して、ビット単位で1回以上誤り訂正を実行する誤り訂正ブロックと、入力されるnビットのデータのうち、第1ビット目のデータから数えて第mビット目のデータが入力された時点で、誤り訂正ブロックに対して誤り訂正を実行させる訂正処理回路とを備える。訂正処理回路は、前回に入力されたnビットのデータのうちの第(m+1)ビット目のデータから第nビット目のデータを保持し、出力する保持回路を含む。
好ましくは、nビットのデータは、地上デジタル放送および音声放送に用いられる伝送多重制御信号(TMCC)に相当する。
好ましくは、誤り訂正は、複数のシンボルを有する1フレーム毎に実行され、各シンボルは、nビットのデータのうちの1ビットのデータを有し、保持回路は、シンボル同期の検知により入力されるデータを1ビットずつ保持し、フレーム同期の検知に基づいて保持したデータを誤り訂正ブロックに出力する。
特に、保持回路は、kビット(k≧n−m)を保持可能なレジスタを有する。
特に、各シンボルは、nビットのデータのうちの同値の1ビットのデータを複数有し、誤り訂正回路は、入力される各シンボル中に含まれる同値の1ビットの2値データのうちの多い方をnビットのデータのうちの1ビットのデータとして設定し、訂正処理回路に出力する、多数決判別回路をさらに備える。
本発明に係る誤り訂正回路は、入力されるnビットのデータのうち、第1ビット目のデータから数えて第mビット目のデータが入力された時点で、誤り訂正ブロックに対して誤り訂正を実行する。したがって、迅速な誤り訂正を実行することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
まず、図1を用いて電波産業界地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式ARIBSTD−B31のTMCC信号について説明する。
図1(a)に示されるようにTMCC信号は、差動復調の基準データB0と、同期データB1〜B16と、セグメント形式識別データB17〜B19と、TMCC情報データB20〜B121と、冗長ビットデータB122〜B203とで構成されている。
図1(b)に示されるようにTMCC情報データは、システム識別データB20,B21と、伝送パラメータ切換仕様データB22〜B25と、緊急警報放送用起動フラグデータB26と、カレント情報B27〜B66およびネクスト情報B67〜B106のうちの部分受信フラグデータ・伝送パラメータ情報データと、連結送信位相補正量データB107〜B109と、リザーブデータB110〜B121とで構成されている。
システム識別データB20,B21は、テレビ放送や音声放送を識別するための信号である。伝送パラメータ切換指標データB22〜B25は、変調方式など伝送パラメータ情報が変化するときにタイミングを合せるための信号である。緊急警報放送用起動フラグデータB26は、緊急放送の有無を知らせる信号である。連結送信位相補正量データは、音声放送用の補助信号である。カレント情報B27〜B66およびネクスト情報B67〜B106は、現在の変調方式などの情報と次に変更される情報を示しており、部分受信フラグデータは、1セグメント放送である部分受信放送の有無を知らせる信号である。伝送パラメータ情報データは、変調方式や誤り訂正方式を知らせる信号である。リザーブデータB110〜B121は、将来の使用を考慮して予め設けられた予備のデータである。なお、地上デジタルテレビジョン放送においては、TMCC情報の内容が変わることは殆どない。
図2は、地上デジタル放送で受信される信号の配列を説明する図である。
図2(a)は、デジタル放送で受信される信号に対してFFT(高速フーリエ変換)後のデータ列を説明する図である。図2(b)は、シンボルSNi(i=1〜204)を構成するデータを説明する図である。
図2(a)に示されるように204シンボルを1フレームとして構成され、さらに1シンボルには、多数の情報信号とTMCC信号とで構成されている。
図2(a)に示されるように、地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式では、204シンボル(SN1〜SN204)を1フレームとして伝送する。シンボル間に配置されるガードバンドは、マルチパスなど電波の反射等の影響を回避するために設けられる部分であり、FFT後のデータとしては無効データとなっている。
また、図2(b)に示されるように、1シンボルには、複数の情報信号に加え、1ビットのTMCCデータがj(jは、自然数)ビット分含まれている(TMCC1〜TMCCj)。TMCCデータは、1シンボルの中に点在して存在する。同一シンボル中のj個のTMCCデータは、すべて同じ値である。1シンボル中に同じ値を複数多重している理由は、多数決判別して誤り訂正能力を高めるためである。後述する多数決判別回路により、1のシンボルについて、1のTMCCデータが決定される。以下、第iシンボルのTMCCデータ(多数決判別後)をTiと記す。
204シンボルに含まれるTMCCデータT1〜T204により、図3に示されるTMCCデータ列が構成される。TMCCデータ列を構成する第1ビット目〜第20ビット目のTMCCデータ(T1〜T20)は、同期信号等を含んだ部分であり、誤り訂正範囲に含まれていない。残り184ビットのTMCCデータ(T21〜T240)は、冗長部分を含んだ制御信号で構成されていて、誤り訂正の対象となる。
図4は、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路群を説明する概念図である。
図4を参照して、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路1は、多数決判別を実行する多数決判別回路3と、多数決判別回路3からの出力データの一部を保持するデータ保持回路4と、多数決判別回路3からの出力データおよびデータ保持回路4が保持した出力データを受けて誤り訂正ブロックに対して誤り訂正処理を実行するデータを出力する訂正前データ入力処理回路5と、訂正前データ入力処理回路5から受けたデータに基づいて差集合巡回符号に基づく誤り訂正を実行する誤り訂正ブロック6とを備える。さらに、誤り訂正回路1を制御する誤り訂正制御回路7が設けられる。誤り訂正制御回路7は、シンボル同期およびフレーム同期から誤り訂正回路1を順序だてて動作させるための制御パルス信号を生成し、誤り訂正回路1に出力する。
1シンボル内のTMCCデータは、まず多数決判別回路3に入力される。上述したように多数決判別回路3は、1シンボル毎すなわち誤り訂正制御回路7からのシンボル同期パルス信号に応答してTMCCデータの多数決判別を行なう。1シンボル内のTMCCデータとして値「1」の数が多い場合には「1」を、値「0」の数が多ければ「0」を出力する。これにより、多数決判別回路3によりシンボル内における1ビットのTMCCデータが決定され、1つのみのデータを用いる場合に比べてデータの精度が向上する。
多数決判別回路3は、訂正前データ入力処理回路5およびデータ保持回路4に上記TMCCデータを出力する。訂正前データ入力処理回路5およびデータ保持回路4は、誤り訂正に関連する184ビットのTMCCデータT21〜T203の信号の入力を受ける。
図5は、本発明の実施の形態に従うデータ保持回路4を説明する概念図である。
図5を参照して、データ保持回路4は、多数決判別回路3からの出力データを受けて順次保持するシフトレジスタ10と、誤り訂正制御回路7からのフレーム同期パルス信号FPの入力に応答してシフトレジスタ10で保持したデータを伝達するスイッチ素子11と、スイッチ素子11を介してシフトレジスタ10から出力された保持データを所定ビット保持し、訂正前データ入力処理回路5に対して出力する保持レジスタ12とを含む。
一般的に地上デジタルテレビジョン放送では、シンボル同期の確定後、フレーム同期の検出が行なわれる。シフトレジスタ10は、シンボル同期毎に多数決判別回路3で出力されたTMCCデータを所定個(p個)蓄積する。p個を越えるデータに関しては、古いデータから切捨てられる。次に、フレーム同期検出後のフレーム同期パルス信号FPを指示信号として、スイッチ素子11がオンする。これに伴いシフトレジスタ10に蓄積されたTMCCデータが保持レジスタ12に伝達されたp個のうちq(≦p)個蓄積される。この蓄積されたTMCCデータは、訂正前データ入力処理回路5に前フレームのTMCCデータとして出力される。
図6は、誤り訂正ブロック6の概念図である。
図6を参照して、誤り訂正ブロック6は、シフトレジスタ14と、シンドローム情報を生成するシンドロームレジスタ15と、閾値設定回路16と、多数決判別を実行する多数決判別回路17と、演算回路(排他的論理和(EXOR)回路)19,20とを含む。
入力される184ビットのデータは、まずシフトレジスタ14およびシンドロームレジスタ15に入力される。入力が終了すると、シフトレジスタ14およびシンドロームレジスタ15の内容を1ビットづつシフトする。そして、閾値設定回路16で設定された閾値に対して、シンドロームレジスタ15のデータから得られるシンドローム情報に基づき、多数決判別回路17でエラーの有無を判別する。多数決判別回路17は、エラーが検出された場合には“1”を、エラーが検出されない場合には“0”を出力する。差集合巡回符号はビット誤り訂正符号であるため、演算回路(EXOR回路)の出力が“1”の場合には、シフトレジスタ14の出力が反転され、データが訂正されることになる。これを184ビット繰返し、すべてのデータの訂正処理を行なう。
1回目の訂正処理が終了すると、閾値設定回路16の設定値を変化させ、再び訂正処理を行なう。このように閾値を変更して複数回誤り訂正を行なうことにより、訂正能力が向上される。たとえば、6回、閾値を変化させて訂正を行なう。訂正が終了すると、誤り訂正ブロック10から訂正データが出力される。
本発明の実施の形態においては、すべてのTMCCデータが集まる前に前のフレームのTMCC信号の一部のTMCCデータをそのまま用いることによって誤り訂正にかかる時間を短縮する。
具体的には、データ保持回路4は、前のフレームのTMCCデータを保持し、訂正前データ入力処理回路5は、現在のフレームにおいて、入力されるTMCCデータの残りのデータを補充する。すなわち、訂正前データ入力処理回路5は、データ保持回路4により入力された前のフレームのTMCCデータの一部ビットの入力を受けるとともに、現在のフレームのTMCCデータの入力を受けて、184ビットのTMCCデータが揃った時点直後から誤り訂正処理を開始するように誤り訂正ブロック6に対してTMCCデータを出力する。
図7のタイミングチャート図を用いて本発明の実施の形態に従う誤り訂正方式について説明する。なお、本例においては、一例として前のフレームのTMCCデータである1ビットのTMCCデータをデータ保持回路4で保持しているものとする。
図7を参照して、時刻t0で、1番目のTMCCデータが入力され、時刻t1でシンボルSN1のTMCCデータT1が決定される。時刻t2でシンボルSN203のTMCCデータT203が決定され、時刻t3でシンボルSN204のTMCCデータT204が決定される。時刻t4以降は、次のフレームのデータが入力される。
フレームの最初のTMCCデータが入力されてから、最終シンボルSN204における最終のTMCCデータが入力されるまでの期間をデータ入力期間とする。
上述したようにTMCCデータには、伝送路のパラメータであるキャリア変調方式、畳込み符号化率、時間インタリーブ長等が含まれているため、あるフレーム内に含まれているTMCCデータの復号は、次のフレームの開始前に完了しておく必要がある。
しかしながら、TMCCデータは、1シンボルの中に点在して存在し、すべてのTMCCデータが入力されてから次のフレームの先頭までの期間は短い。また、閾値を変化させて複数回誤り訂正を行なう方式では、1回の誤り訂正を行なう場合に比べて処理時間がかかる。したがって、従来の誤り訂正回路によるとデータ入力期間後に誤り訂正を開始し、6回の誤り訂正を終了し、訂正データの出力が開始される時刻t5(>t4)には、既に次のフレームのデータが到達していることとなり、復号処理に支障を来たすことにもなりかねない。
一方、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路は、最終シンボルSN204のTMCCデータT204が決定される前のTMCCデータ203が決定される時刻t2の直後に、誤り訂正処理を開始する。具体的には、TMCCデータ204は、本発明の実施の形態に従うデータ保持回路4で保持される前のフレームの最終シンボルSN204のTMCCデータを用いる。なお、訂正回数は6回とする。すなわち、誤り訂正回路1は、最終シンボルSN204のデータを待たずに誤り訂正を開始する。これにより、誤り訂正範囲の最終ビットのTMCCデータが決定される前に誤り訂正処理を終了させることができる。すなわち、次のフレームの開始前にTMCCデータの復号を完了することができる。なお、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路は、前のフレームのTMCC信号の一部のTMCCデータを用いて誤り訂正を実行する方式について説明しているが、上述したようにTMCC情報を構成するTMCCデータは殆ど変化するものではなく、訂正能力に支障をきたすことは少ないと考えられる。
また、フレーム同期がとれている定常状態では、TMCCデータのうち先頭のTMCCデータから204個のTMCCデータを順次取得することは容易であるが、チャンネル切換や電源投入時等などフレーム同期がとれていない調整状態では、どの時点のTMCCデータを取得しているのか判別が困難である。したがって、シンボル同期が取れた場合であってもフレーム同期が取れるまでTMCCデータを有効に取得することができず、チャンネル切換時等において一定の遅延時間を引き起こす原因となっていた。
しかしながら、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路は、TMCC情報の一部のTMCCデータを蓄積し、それを用いて誤り訂正を実行することにより、フレーム同期が取れる前からTMCCデータを有効に取得し、所得したTMCCデータを次のフレームのTMCCデータが入力された際に有効に用いることができるため、高速に誤り訂正を実行することができる。すなわち、チャンネル切換時等においても一定の遅延時間を短縮することが可能である。したがって、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路は、不定期に入力されるデータに対して高速に誤り訂正データを出力することができる。
そして、本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路は1つの誤り訂正ブロックを用いる構成であり、回路規模は縮小され、また消費電力も低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
電波産業界地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式ARIBSTD−B31のTMCC信号について説明する図である。 地上デジタル放送で受信される信号の配列を説明する図である。 TMCCデータ列の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う誤り訂正回路群を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に従うデータ保持回路4を説明する概念図である。 誤り訂正ブロック6の概念図である。 本発明の実施の形態に従う誤り訂正方式について説明するタイミングチャート図である。 デジタルテレビ受信機の構成図である。 従来のTMCC復号回路36の構成図である。
符号の説明
1 誤り訂正回路、3,17,51 多数決判別回路、4 データ保持回路、5 訂正前データ入力処理回路、6,53 誤り訂正ブロック、7 誤り訂正制御回路、10,14 シフトレジスタ、11 スイッチ素子、12 保持レジスタ、15 シンドロームレジスタ、16 閾値設定回路、19,20 排他的論理和回路、31 周波数変換回路、32 IFフィルタ、33 ダウンコンバータ、34 アナログ/デジタル変換回路、35 FFT回路、36 TMCC復号回路、37 周波数デインタリーブ回路、38 時間デインタリーブ回路、39 デマッピング回路、40 ビットデインタリーブ回路、41 ビタビ復号回路、42 バイトデインタリーブ回路、43 RS復号回路、44 MPEGでコード回路、45 デジタル/アナログ回路、52 誤り訂正前処理回路。

Claims (5)

  1. 巡回符号を用いてビット単位で複合するための誤り訂正回路であって、
    符号長n(nは、2以上の自然数)のデータに対して、前記ビット単位で1回以上誤り訂正を実行する誤り訂正ブロックと、
    入力されるnビットのデータのうち、第1ビット目のデータから数えて第mビット目のデータが入力された時点で、前記誤り訂正ブロックに対して前記誤り訂正を実行させる訂正処理回路とを備え、
    前記訂正処理回路は、前回に入力されたnビットのデータのうちの第(m+1)ビット目のデータから第nビット目のデータを保持し、出力する保持回路を含み、入力されたnビットデータのうちの第1ビット目から第mビット目のデータと保持回路に入力された前回のデータのうちの第(m+1)ビット目から第nビット目の符号長nのデータとして前記誤り符号を実行する誤り訂正回路。
  2. 前記nビットのデータは、地上デジタル放送および音声放送に用いられる伝送多重制御信号(TMCC)に相当する、請求項1記載の誤り訂正回路。
  3. 前記誤り訂正は、複数のシンボルを有する1フレーム毎に実行され、
    各前記シンボルは、前記nビットのデータのうちの1ビットのデータを有し、
    前記保持回路は、シンボル同期の検知により入力されるデータを1ビットずつ保持し、
    フレーム同期の検知に基づいて保持したデータを前記誤り訂正ブロックに出力する、請求項1記載の誤り訂正回路。
  4. 前記保持回路は、kビット(k≧n−m)を保持可能なレジスタを有す、請求項3記載の誤り訂正回路。
  5. 各前記シンボルは、前記nビットのデータのうちの同値の1ビットのデータを複数有し、
    前記誤り訂正回路は、入力される各前記シンボル中に含まれる同値の1ビットの2値データのうちの多い方を前記n ビットのデータのうちの1ビットのデータとして設定し、前記訂正処理回路に出力する、多数決判別回路をさらに備える、請求項3記載の誤り訂正回路。
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