JPH10336158A - デジタル信号送信装置、およびデジタル信号受信装置 - Google Patents

デジタル信号送信装置、およびデジタル信号受信装置

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JPH10336158A
JPH10336158A JP14277297A JP14277297A JPH10336158A JP H10336158 A JPH10336158 A JP H10336158A JP 14277297 A JP14277297 A JP 14277297A JP 14277297 A JP14277297 A JP 14277297A JP H10336158 A JPH10336158 A JP H10336158A
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digital signal
bit
transport stream
signal
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Masayuki Takada
政幸 高田
Michihiro Uehara
道宏 上原
Toru Kuroda
徹 黒田
Shigeki Moriyama
繁樹 森山
Shunji Nakahara
俊二 中原
Kenichi Tsuchida
健一 土田
Masahiro Okano
正寛 岡野
Makoto Sasaki
誠 佐々木
Takeshi Kimura
武史 木村
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Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEG2のトランスポートストリームパケ
ットを階層伝送するとき、1つの誤り訂正符号化LSI
によって符号化部側を構成し得るようにし、これによっ
て送信装置側の回路を簡素化して、低コスト化を図る。 【解決手段】 送信装置1内に設けられる、遅延素子数
が“8”以下で構成される1/2畳み込み回路3によっ
て、MPEG2のトランスポートストリームパケットの
先頭にある同期バイトが固定値であることを利用した、
第1階層5a、第2階層5bに共通な、符号化率“1/
2”の畳み込み符号化を行った後、第1階層5a、第2
階層5b毎に異なる誤り訂正符号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG2のトラ
ンスポートストリームを階層伝送するデジタル信号送信
装置、およびデジタル信号受信装置に係わり、特に各階
層の誤り訂正符号の一部として、遅延素子数を8以下に
した畳み込み符号を用いるデジタル信号送信装置、およ
びデジタル信号受信装置に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は、MPEG2シス
テムズを採用しているデジタル無線通信やデジタル放送
などの誤り訂正符号として、遅延素子数が8以下の畳み
込み符号を用いて階層伝送(異なる符号化率、変調方式
などによる伝送)を行うときに使用されるMPEG2の
トランスポートストリームの誤り訂正符号化および復号
に関するもので、MPEG2のトランスポートストリー
ムパケットの同期バイト(8ビット)が固定値であるこ
とを利用して、階層毎に必要であった複数の畳み込み符
号の符号化部および復号部(ビタビ復号部)を、1つの
符号化部および復号部で処理できるようにしたものであ
る。
【0003】
【従来の技術】複数の映像、音声、データなどのデジタ
ル信号をパケット化して、多重伝送する方法として、国
際規格の1つであるMPEG2 Systems(IS
O/IEC 13818−1)のトランスポートストリ
ーム(通常、TSと略される)がある。このトランスポ
ートストリームは、図10に示すように、ヘッダー部
と、データを運ぶペイロード部とからなる188バイト
固定長のトランスポートストリームパケット(通常、T
SPと略される)により構成される。トランスポートス
トリームパケットを構成するヘッダー部の先頭の1バイ
トは同期バイトであり、予め設定されている固定値(1
6進表示ではOx47値、2進表示では0100011
1、または、これを反転した0×B8(16進)、10
111000(2進))が割り当てられている。
【0004】また、伝送信号を複数の系統に分けて伝送
する方式として、階層伝送がある。この階層伝送は、伝
送路符号化方式や変調方式が異なるいくつかの系統に、
デジタル信号を分けて伝送する方式であり、降雨など、
伝送路の妨害による急激な品質の劣化を緩和したり、移
動体受信、携帯受信、固定受信などのような異なる受信
形態に対し、それぞれの受信形態に適した誤り訂正方式
や変調方式を使用することにより、受信形態毎の伝送品
質を確保することができる。
【0005】図11はこのような階層伝送方式でデジタ
ル信号の伝送を行うデジタル伝送システムで使用される
送信装置の一例を示すブロック図である。
【0006】この図に示す送信装置101は、伝送対象
となるトランスポートストリームパケットを取り込ん
で、リードソロモン符号を付加するRS符号化回路10
2と、このRS符号化回路102から出力されるビット
列を階層別に分割する階層分割回路103と、この階層
分割回路103によって第1階層104a側に分割され
たビット列に対し、7/8畳み込み符号化を行う7/8
畳み込み符号化回路105aと、この7/8畳み込み符
号化回路105aから出力されるビット列を指定された
変調方式で変調する変調回路106aと、階層分割回路
103によって第2階層104b側に分割されたビット
列に対し、3/4畳み込み符号化を行う3/4畳み込み
符号化回路105bと、この3/4畳み込み符号化回路
105bから出力されるビット列を指定された変調方式
で変調する変調回路106bと、各変調回路106a、
106bから出力される各キャリアの信号を合成する伝
送合成回路107と、この伝送合成回路107から出力
される各キャリアの信号を逆FFT変換して変調信号
(OFDM信号)を生成するIFFT回路108とを備
えている。
【0007】そして、この送信装置101は、トランス
ポートストリームパケットを取り込んで、リードソロモ
ン符号を付加した後、各階層の対象となるパケットに対
し、7/8畳み込み符号化回路105a、変調回路10
6aによって構成される第1階層104a、または3/
4畳み込み符号化回路105b、変調回路106bによ
って構成される第2階層104bのいずれかの階層で処
理して各キャリアの信号に変換する。次いで、第1階層
104a側で得られた各キャリアの信号と、第2階層1
04b側で得られた各キャリアの信号とを合成した後、
逆FFT変換し、変調信号を生成する。
【0008】図12は上述した送信装置101から伝送
される変調信号を受信する受信装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【0009】この図に示す受信装置111は、受信信号
(OFDM信号)のフレーム同期信号を抽出するフレー
ム同期回路112と、このフレーム同期回路112から
出力される受信信号をFFT変換して各キャリアの信号
を再生するFFT回路113と、このFFT回路113
から出力される各キャリアの信号を各階層別に分割する
伝送分割回路114と、この伝送分割回路114によっ
て第1階層115a側に分割された各キャリアの信号を
復調する復調回路116aと、この復調回路116aか
ら出力されるビット列に対し、7/8ビタビ復号を行う
7/8ビタビ復号回路117aと、伝送分割回路114
によって第2階層115b側に分割された各キャリアの
信号を復調する復調回路116bと、この復調回路11
6bから出力されるビット列に対し、3/4ビタビ復号
を行う3/4ビタビ復号回路117bと、これら7/8
ビタビ復号回路117a、3/4ビタビ復号回路117
bから出力される各ビット列を階層合成する階層合成回
路118と、この階層合成回路118から出力されるビ
ット列をリードソロモン復号化して誤りを訂正するRS
復号回路119とを備えている。
【0010】そして、この受信装置111は、受信信号
のフレーム同期信号を抽出するとともに、FFT変換し
て各キャリアの信号にした後、各キャリアの信号を第1
階層115aと第2階層115bに分割し、復調回路1
16a、7/8ビタビ復号回路117aによって構成さ
れる第1階層115a、および復調回路116b、3/
4ビタビ復号回路117bによって構成される第2階層
115bのいずれかの階層で処理してビット列に変換す
る。次いで、これら第1階層115a側で得られたビッ
ト列と、第2階層115b側で得られたビット列とを階
層合成した後、リードソロモン復号化して誤り訂正を行
い、正しいトランスポートストリームパケットを再生す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
階層伝送方式を使用したデジタル伝送システムでは、次
に述べるような問題があった。
【0012】すなわち、図13に示す送信装置101、
および図14に示す受信装置111において、例えば第
1階層104a、115a側を符号化率の高い(誤り訂
正能力の低い)誤り訂正方式と、伝送速度の速い(ビッ
ト誤り率特性の悪い)変調方式とを組み合わせたものと
し、第2階層104b、115b側を符号化率の低い
(誤り訂正能力の高い)誤り訂正方式と、伝送速度の遅
い(ビット誤り率特性の良い)変調方式とを組み合わせ
たものとする。
【0013】この場合、第1階層104a、115aで
は、情報伝送容量が大きいので、高画質のテレビジョン
信号を伝送することができるが、伝送路での妨害(例え
ば、フェージングによる妨害やマルチパス妨害など)に
弱いため、固定受信で受信することができても、移動受
信では受信が困難になる。これに対し、第2階層104
b、115bでは、情報伝送容量が小さいので、低画質
のテレビジョン信号程度しか伝送することができない
が、伝送路での妨害に強いことから、移動受信でも受信
することができる。
【0014】また、誤り訂正方式として、畳み込み符号
を使用した送信装置101、受信装置111の場合、畳
み込み符号化された信号が過去の信号に依存するため、
途中で区切ることができず、複数の階層を使用する伝送
方式においては、送信装置101で、複数の畳み込み符
号化回路を必要とし、また受信装置111では、複数の
ビタビ復号回路を必要とし、その分だけ回路規模が大き
くなってしまうために、送信装置101、受信装置11
1のコストが高くなってしまうという問題があった。
【0015】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1、
2、3では、MPEG2のトランスポートストリームパ
ケットを階層伝送するとき、1つの誤り訂正符号化LS
Iによって符号化部側を構成することができ、これによ
って送信装置側の回路を簡素化して、低コスト化を図る
ことができるデジタル信号送信装置を提供することを目
的としている。
【0016】また、請求項4、5、6では、階層伝送さ
れてきたMPEG2のトランスポートストリームパケッ
トを再生するとき、1つの誤り訂正復号LSIによって
復号部側を構成することができ、これによって受信装置
側の回路を簡素化して、低コスト化を図ることができる
デジタル信号受信装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、MPEG2のトランスポ
ートストリームを複数の系統で送信するデジタル信号送
信装置において、各系統の誤り訂正符号の一部として遅
延素子数が“8”以下で構成される畳み込み符号を用い
る畳み込み符号化回路を配置し、この畳み込み符号化回
路によって、MPEG2のトランスポートストリームパ
ケットの先頭にある同期バイトが固定値であることを利
用した、各系統毎に共通な畳み込み符号化を行って各系
統毎の処理を行うことを特徴としている。
【0018】また、請求項2では、MPEG2のトラン
スポートストリームを複数の系統で伝送するデジタル信
号送信装置において、遅延素子数が“8”以下で構成さ
れ、各系統の誤り訂正符号の一部として使用される畳み
込み符号化回路と、各系統毎に配置され、前記畳み込み
符号化回路から出力されるビット列を指定された間引き
率で間引き処理する複数のビット間引き回路と、各系統
毎に得られたビット列に基づき、送信信号を生成する送
信信号生成回路とを備えたことを特徴としている。
【0019】また、請求項3では、請求項2に記載のデ
ジタル信号送信装置において、前記各ビット間引き回路
は、パンクチュアリング処理によって各系統毎に指定さ
れた間引き率でビットを間引くパンクチュアリング回路
であることを特徴としている。
【0020】また、請求項4では、複数の系統で伝送さ
れてきたMPEG2のトランスポートストリームを再生
するデジタル信号受信装置において、各系統の誤り訂正
符号の一部として遅延素子数が“8”以下で構成される
畳み込み符号を復号する復号回路を配置し、複数の系統
で伝送されてきたMPEG2のトランスポートストリー
ムを再生する際には、各系統毎に処理を行った後、当該
復号回路によって、MPEG2のトランスポートストリ
ームパケットの先頭にある同期バイトが固定値であり、
かつ既知であることを利用した、各系統毎に共通な畳み
込み符号の復号化を行うことを特徴としている。
【0021】また、請求項5では、複数の系統で伝送さ
れてきたMPEG2のトランスポートストリームを再生
するデジタル信号受信装置において、受信信号を受信処
理して得られたビット列を各系統に振り分ける受信回路
と、各系統毎に配置され、前記受信回路から出力される
ビット列に対し、各系統毎に指定された割合で、ビット
を挿入してビットの数を整える複数のビット挿入回路
と、遅延素子数が“8”以下で構成され、MPEG2の
トランスポートストリームパケットの先頭にある同期バ
イトが固定値であり、かつ既知であることを利用して各
系統毎に共通な畳み込み符号の復号化を行う復号回路と
を備えたことを特徴としている。
【0022】さらに、請求項6では、請求項5に記載の
デジタル信号受信装置において、前記各ビット挿入回路
は、デパンクチュアリング処理によって各系統毎に指定
された位置にヌルビットを挿入するヌルビット挿入回路
であることを特徴としている。
【0023】上記の構成において、請求項1では、各系
統の誤り訂正符号の一部として遅延素子数が“8”以下
で構成される畳み込み符号を用いる畳み込み符号化回路
を配置し、この畳み込み符号化回路によって、MPEG
2のトランスポートストリームパケットの先頭にある同
期バイトが固定値であることを利用した、各系統毎に共
通な畳み込み符号化を行って各系統毎の処理を行うこと
により、MPEG2のトランスポートストリームパケッ
トを階層伝送するとき、1つの誤り訂正符号化LSIに
よって符号化部側を構成し、これによって送信装置側の
回路を簡素化して、低コスト化を図る。
【0024】また、請求項2では、遅延素子数が“8”
以下で構成される畳み込み符号化回路によって、各系統
の誤り訂正処理の一部を行った後、各系統毎に配置され
た複数のビット間引き回路によって、前記畳み込み符号
化回路から出力されるビット列を指定された間引き率
で、間引き処理し、各系統毎に得られたビット列に基づ
き、送信信号生成回路によって、送信信号を生成するこ
とにより、MPEG2のトランスポートストリームパケ
ットを階層伝送するとき、1つの誤り訂正符号化LSI
によって符号化部側を構成し、これによって送信装置側
の回路を簡素化して、低コスト化を図る。
【0025】また、請求項3では、各ビット間引き回路
として、パンクチュアリング処理によって各系統毎に指
定された間引き率でビットを間引くパンクチュアリング
回路を使用することにより、MPEG2のトランスポー
トストリームパケットを階層伝送するとき、1つの誤り
訂正符号化LSIによって符号化部側を構成し、これに
よって送信装置側の回路を簡素化して、低コスト化を図
る。
【0026】また、請求項4では、複数の系統で伝送さ
れてきたMPEG2のトランスポートストリームを再生
するデジタル信号受信装置において、各系統の誤り訂正
符号の一部として、遅延素子数が“8”以下で構成され
る畳み込み符号を復号する復号回路を配置し、複数の系
統で伝送されてきたMPEG2のトランスポートストリ
ームを再生する際、各系統毎の処理を行った後、前記復
号回路によって、MPEG2のトランスポートストリー
ムパケットの先頭にある同期バイトが固定値であり、か
つ既知であることを利用した、各系統毎に共通な畳み込
み符号の復号化を行うことにより、階層伝送されてきた
MPEG2のトランスポートストリームパケットを再生
するとき、1つの誤り訂正復号LSIによって復号部側
を構成し、これによって受信装置側の回路を簡素化し
て、低コスト化を図る。
【0027】また、請求項5では、受信回路によって、
受信信号を受信処理して得られたビット列を各系統に振
り分けるとともに、各系統毎に配置された複数のビット
挿入回路によって、前記受信回路から出力されるビット
列に対し、各系統毎に指定された割合で、ビットを挿入
してビットの数を整えた後、遅延素子数が“8”以下で
構成された復号回路によって、MPEG2のトランスポ
ートストリームパケットの先頭にある同期バイトが固定
値であり、かつ既知であることを利用して、各系統毎に
共通な畳み込み符号の復号化を行うことにより、階層伝
送されてきたMPEG2のトランスポートストリームパ
ケットを再生するとき、1つの誤り訂正復号LSIによ
って復号部側を構成し、これによって受信装置側の回路
を簡素化して、低コスト化を図る。
【0028】また、請求項6では、各ビット挿入回路と
して、デパンクチュアリング処理によって各系統毎に指
定された位置にヌルビットを挿入するヌルビット挿入回
路を使用することにより、階層伝送されてきたMPEG
2のトランスポートストリームパケットを再生すると
き、1つの誤り訂正復号LSIによって復号部側を構成
し、これによって受信装置側の回路を簡素化して、低コ
スト化を図る。
【0029】
【発明の実施の形態】
《発明の前提説明》まず、本発明によるデジタル信号送
信装置、およびデジタル信号受信装置の具体的な説明に
先だち、本発明で使用される技術のうち、情報の畳み込
み符号化と、畳み込み符号の復号化と、既知の情報を使
用したビタビ復号と、MPEG2における情報の復号
と、パンクチュアード符号化とについて簡単に説明す
る。
【0030】<情報の畳み込み符号化>今、図5に示す
ように、2つの遅延素子121、122と、2つの排他
的論理加算器123、124と、1つの切替スイッチ1
25とを使用し、“1/2”の符号化率で畳み込み符号
化を行う符号化回路120を考える。
【0031】この符号化回路120では、1ビットのデ
ジタル信号が入力される毎に、一方の排他的論理加算器
123によって、“2”を法として、遅延素子122に
記憶されていた前々回のデジタル信号と、今回のデジタ
ル信号とを加算して、1つのデジタル信号を生成すると
ともに、他方の排他的論理加算器124によって、
“2”を法として、各遅延素子121、122に記憶さ
れていた前回のデジタル信号と、前々回のデジタル信号
と、今回のデジタル信号とを加算して、1つのデジタル
信号を生成する。そして、切替スイッチ125によっ
て、これらのデジタル信号を順次、選択して、2ビット
のデジタル信号を生成する。
【0032】この際、符号化回路120の状態は、図6
のトレリス線図に示すように、遅延素子121に記憶さ
れている前回入力されたデジタル信号の値a1、遅延素
子122に記憶されている前々回入力されたデジタル信
号の値a2に応じて、 “a1=0、a2=0”であるとき、状態“0” “a1=1、a2=0”であるとき、状態“1” “a1=0、a2=1”であるとき、状態“2” “a1=1、a2=1”であるとき、状態“3”のいずれ
かになる。
【0033】これにより、符号化回路120の状態が状
態“0”であるとき、符号化回路120に、符号化対象
となるデジタル信号の列、例えば“0”、“1”、
“1”、“0”、“0”で示されるデジタル信号の列が
入力されると、このデジタル信号の列に応じて、状態が
順次、切り替わって、“00”、“11”、“10”、
“10”、“11”で示される畳み込み符号が生成され
る。
【0034】<畳み込み符号の復号化>次に、図7のト
レリス線図を参照しながら、上述した符号化回路120
によって生成された畳み込み符号の復号法について述べ
る。
【0035】通常、上述した符号化手順で符号化された
畳み込み符号の復号には、ビタビ復号法が使用される。
【0036】このビタビ復号法は、トレリス線図におい
て、符号系列と、受信系列とのハミング距離が小さい方
を選択していき、最後に生き残ったパスを情報系列と判
定する復号法であり、2つのパスが1つの状態に行く場
合、それまで積算してきたパスの重みの小さい方を選択
した結果を、そのパスの重みにしていくという操作を繰
り返して、情報を復号する。
【0037】これにより、例えば受信系列として、図7
に示すように、各時刻“0”〜“8”において、“1
0”、“00”、“00”、“00”、“00”、“0
0”、“00”、“00”という情報を受信したとき、
状態“0”を通っているパスが最も重みが小さく、生き
残っているパスであることから、“00000000”
という情報系列が送られてきたと判定する。
【0038】<既知の情報を使用したビタビ復号>とこ
ろで、ある時刻において、既知の情報を送ったことが、
受信側で予め分かっていれば、そのことを利用してビタ
ビ復号の性能を上げることができるとともに、その時刻
を境にして、前後のパスを切り離すことができる。
【0039】例えば、送信側において、“XXX00X
XX”(但し、Xは“1”または“0”)という情報を
送ったとすると、前の3ビットに、どのような情報を送
ったとしても、時刻“5”において、状態“0”になる
ことから、この情報を復号する際には、時刻“5”にお
いて状態“0”になっているパスを情報系列と判定す
る。このとき、状態“1”、“2”、“3”に来るパス
については、誤りがあったときのパスであると判定する
ことができることから、これを考慮する必要は無い。
【0040】また、時刻“5”以降の情報系列も、時刻
“5”において、定まっている状態“0”から始まるパ
スのみを考えれば良く、状態“1”、“2”、“3”か
ら始まるパスを考える必要は無い。
【0041】このように、既知の情報を使って、送信側
から送られてきた情報を復号することにより、復号して
得られた情報の誤りを改善することができるとともに、
その時刻を境にして、前後の情報を分離することができ
る。
【0042】<MPEG2における情報の復号>一方、
MPEG2のトランスポートストリーム(TS)を送る
場合には、パケットの先頭に既知の値として、同期バイ
トが必ず送られて来ることから、本発明によるデジタル
信号送信装置、およびデジタル信号受信装置では、既知
の値として、トランスポートストリームの同期バイトを
利用する。
【0043】また、地上デジタル放送の誤り訂正符号と
して、図8に示すように、6つの遅延素子131〜13
6と、2つの排他的論理加算器137、138とによっ
て構成される1/2符号化回路130を使用した誤り訂
正符号が使用される。
【0044】この1/2符号化回路130では、6つの
遅延素子131〜136を使用していることから、畳み
込み符号の状態数が“64”(但し、64=26)にな
り、状態を1つに定めるためには、情報ビットとして、
最低でも6ビット、連続した情報が必要であるが、トラ
ンスポートストリームパケットでは、同期バイトのビッ
ト数が8ビットであることから、この条件を満たすこと
ができる。
【0045】そして、トランスポートストリームパケッ
トの同期バイトとして、通常、0x47値(16進表
示)(2進表示では、01000111)が固定的に割
り当てられていることから、この同期バイトがMSB
(最上位ビット)から順に、1/2符号化回路130に
入力されて符号化されると、6ビット目の情報が入力さ
れた時点で、状態“17”のパスを通り、7ビット目の
情報が入力された時点で、状態“35”のパスを通り、
8ビット目の情報が入力された時点で、状態“7”のパ
スを通る。
【0046】これによって、受信系列を復号する際、同
期バイトを復号する時点で、必ず状態“17”、状態
“35”、状態“7”というパスを通ることから、同期
部分の12ビット(同期バイトを構成する6ビット分の
符号系列を符号化率“1/2”で符号化して得られる1
2ビット)がビタビ復号回路に入力された時点で、状態
“17”となるパスを選択し、このパスを情報系列と判
定することができる。なお、同期バイトの位置について
は、フレーム同期信号から再生する。
【0047】<パンクチュアード符号化>また、階層伝
送を行う際には、階層毎に符号化率が異なることから、
畳み込み符号の復号を簡単にするために、パンクチュア
ード(符号化後に、ビットを間引く処理)することによ
って、符号化率を変える。
【0048】例えば、符号化率が“1/2”、“2/
3”、“3/4”、“5/6”、“7/8”であれば、
図9に示すように、X出力と、Y出力とが順次、選択さ
れて、パンクチュアードのパターンに応じた伝送信号系
列が作成される。なお、この図9では、間引くビットを
“0”で表わしている。
【0049】この図から分かるように、符号化率が“3
/4”、マザーコードが1/2の畳み込み符号であれ
ば、3ビットの情報が入力されたとき、これが符号化率
1/2の畳み込み符号で一旦、符号化されて、6ビット
の情報にされた後、2ビットだけ間引かれて、4ビット
の伝送信号系列(パンクチュアード畳み込み符号)にさ
れる。また、符号化率が“7/8”、マザーコードが1
/2の畳み込み符号であれば、7ビットの情報が入力さ
れたとき、これが符号化率1/2の畳み込み符号で一
旦、符号化されて、14ビットの情報にされた後、6ビ
ットだけ間引かれて、8ビットの伝送信号系列(パンク
チュアード畳み込み符号)にされる。
【0050】これによって、誤り訂正復号の際には、受
信信号に対し、フレーム同期を基準として、各階層の符
号化率に応じて、各ビットの間に、ヌルビットとして
0.5を挿入し、符号化率が“1/2”のマザーコード
に変換した後、ビタビ復号を行って、送信側から送られ
てきた情報を再生することができる。
【0051】《実施の形態の説明》以下、上述した前提
説明の内容を元にして、本発明によるデジタル信号送信
装置、およびデジタル信号受信装置を図面を参照しなが
ら、詳細に説明する。
【0052】<送信装置の実施の形態>図1は本発明に
よるデジタル信号送信装置、およびデジタル信号受信装
置を、OFDM(Orthogonal Frequency Division Mult
iplexing:直交周波数分割多重)を使用した地上デジタ
ル放送システムに適用したときの実施の形態で使用され
る送信装置の一例を示すブロック図である。なお、この
例では、説明を簡単にするために、階層数を“2”にし
ている。また、この図においては、説明を簡単にするた
めに、RS符号化回路2と1/2畳み込み符号化回路3
との間に入る回路、例えば、エネルギー拡散をするエネ
ルギーディスパーサル回路、バイト単位でデータを入れ
子にするバイトインターリーブ回路や、信号を並べ替え
るインターリーブ回路などを削除している。
【0053】この図に示す送信装置1は、伝送対象とな
るトランスポートストリームパケットを取り込んで、リ
ードソロモン符号により誤り保護するRS符号化回路2
と、このRS符号化回路2から出力されるパケットに対
し、1ビットずつ畳み込んで1ビットの入力に対し2ビ
ット出力する1/2畳み込み符号化回路3と、この1/
2畳み込み符号化回路3から出力されるビット列を階層
別に分割する階層分割回路4と、この階層分割回路4に
よって第1階層5a側に分割されたビット列に対し、パ
ンクチュアード処理を行って、14個のビットを8つの
ビットにする8/14パンクチュアリング回路6aと、
この8/14パンクチュアリング回路6aから出力され
るビット列を指定された変調方式(例えば、DQPS
K、16QAM、64QAMなどのいずれか)で変調す
る変調回路7aと、階層分割回路4によって第2階層5
b側に分割されたビット列に対し、パンクチュアード処
理を行って、6つのビットを4つのビットにする4/6
パンクチュアリング回路6bと、この4/6パンクチュ
アリング回路6bから出力されるビット列を指定された
変調方式(例えば、DQPSK、16QAM、64QA
Mなどのいずれか)で変調する変調回路7bと、各変調
回路7a、7bから出力される各キャリアの信号を合成
する伝送合成回路8と、この伝送合成回路8から出力さ
れる各キャリアの信号を逆FFT変換して変調信号(O
FDM信号)を生成するIFFT回路9とを備えてい
る。
【0054】そして、この送信装置1は、伝送対象とな
るトランスポートストリームパケットを取り込んで、リ
ードソロモン符号化し、1ビットずつ畳み込んで1ビッ
ト入力に対し2ビット出力する1/2畳み込みを行った
後、8/14パンクチュアリング回路6a、変調回路7
aによって構成される第1階層5a、または4/6パン
クチュアリング回路6b、変調回路7bによって構成さ
れる第2階層5bのいずれかの階層で処理して、各キャ
リアの信号に変換する。次いで、第1階層5aで得られ
た各キャリアの信号と、第2階層5bで得られた各キャ
リアの信号とを合成した後、逆FFT変換して、変調信
号を生成する。
【0055】次に、図1に示すブロック図を参照しなが
ら、この送信装置1の詳細な動作を説明する。
【0056】まず、188バイトの長さを持つ、MPE
G2のトランスポートストリームパケットが入力される
と、RS符号化回路2によって、前記トランスポートス
トリームパケットが所定のビット長毎、例えばリードソ
ロモン符号として、(204、188)のリードソロモ
ン符号が設定されていれば、188バイト毎に区切られ
て、リードソロモン符号化され、204バイトの長さを
持つデータが生成される。この後、1/2畳み込み符号
化回路3によって、拘束長“7”(遅延素子数6)で、
1ビットずつ畳み込まれて2ビットずつ出力され、これ
によって得られた3264ビット(204×8×2ビッ
ト)のビット列が階層分割回路4に供給される。
【0057】そして、畳み込み符号の入力データとし
て、204バイト毎に同期バイト(0×47)が入力さ
れるので、その出力ビット列では3264ビット周期
で、トレリス線図の状態“17”→状態“35”→状態
“7”を通ることから、階層分割回路4によって、前記
ビット列に対応した状態が、状態“7”になる毎に、す
なわち図2に示す切替タイミングになる毎に、このビッ
ト列が第1階層5a側と、第2階層5b側とに割り振ら
れる。
【0058】第1階層側5aでは、階層分割回路4から
ビット列が供給される毎に、8/14パンクチュアリン
グ回路6aによって、フレームの最初のパケットを構成
する同期信号の次のビットから、図9に示すパンクチュ
アリングのパターンで14ビット中の6ビットが間引か
れて、8ビットにされるというパンクチュアード処理が
繰り返し、行われるとともに、変調回路7aによって、
DQPSK変調方式、16QAM変調方式、64QAM
変調方式などのいずれかで、8/14パンクチュアリン
グ回路6aから出力されるビット列の各ビットがデジタ
ル変調のシンボル点にマッピングされて、各キャリアの
信号が生成される。
【0059】同様に、第2階層5b側では、階層分割回
路4からビット列が供給される毎に、4/6パンクチュ
アリング回路6bによって、フレームの最初のパケット
を構成する同期信号の次のビットから、図9に示すパン
クチュアリングのパターンで6ビット中の2ビットが間
引かれて、4ビットにされるというパンクチュアード処
理が繰り返し、行われるとともに、変調回路7bによっ
て、DQPSK変調方式、16QAM変調方式、64Q
AM変調方式などのいずれかで、4/6パンクチュアリ
ング回路6bから出力されるビット列の各ビットがデジ
タル変調のシンボル点にマッピングされて、各キャリア
の信号が生成される。
【0060】そして、伝送合成回路8によって、第1階
層5a側から出力される各キャリアの信号と、第2階層
5b側から出力される各キャリアの信号とが合成された
後、IFFT回路9によって各キャリアの信号が全て、
逆FFT変換され、変調信号が生成される。
【0061】このように、この実施の形態では、遅延素
子数が“8”以下で構成される1/2畳み込み回路3に
よって、MPEG2のトランスポートストリームパケッ
トの先頭にある同期バイトが固定値であることを利用し
た、第1階層5a、第2階層5bに共通な、符号化率
“1/2”の畳み込み符号化を行った後、第1階層5
a、第2階層5b毎に異なる符号化率のパンクチュアリ
ングを施すようにしているので、MPEG2のトランス
ポートストリームパケットを階層伝送するとき、1つの
誤り訂正符号化LSIによって符号化部側を構成するこ
とができ、これによって送信装置1の回路を簡素化し
て、低コスト化を図ることができる。
【0062】<受信装置の実施の形態>次に、階層毎
に、ヌルビットとして0.5を挿入し、符号化率“1/
2”のマザーコードに変換した後、階層合成を行い、符
号化率“1/2”のビタビ復号を行う場合を例にとっ
て、上述した送信装置1で生成された変調信号を受信し
て、復調する受信装置について説明する。
【0063】図3は本発明によるデジタル信号送信装
置、およびデジタル信号受信装置を、OFDMを使用し
た地上デジタル放送システムに適用したときの実施の形
態で使用される受信装置の一例を示すブロック図であ
る。なお、この図においては、説明を簡単にするため
に、1/2ビタビ復号回路20と、RS復号回路21と
の間に入る回路、例えばバイト単位でデータを入れ子に
するバイトインタリーブ回路、エネルギー拡散信号を除
去するエネルギーディスパーセル回路、信号を入れ子に
するインタリーブ回路などを削除してある。
【0064】この図に示す受信装置11は、受信したO
FDM信号中のフレーム同期信号を抽出するフレーム同
期回路12と、このフレーム同期回路12によって抽出
されたフレーム同期信号に基づき、シンボルタイミング
信号やクロック信号などを再生して、装置各部の動作タ
イミングを制御するタイミング制御回路13と、フレー
ム同期回路12から出力れさるOFDM信号をFFT変
換して、このOFDM信号を構成している数百本から数
千本のキャリア毎に、その振幅と位相とを検出して、周
波数軸上で階層伝送された各キャリアの信号を再生する
FFT回路14と、タイミング制御回路13から出力さ
れるタイミング信号に基づき、FFT回路14から出力
される各キャリアの信号を各階層別に分割する伝送分割
回路15と、この伝送分割回路15によって第1階層1
6a側に分割された各キャリアの信号を予め設定されて
いる復調方式(例えば、DQPSK復調方式、16QA
M復調方式、64QAM復調方式などのいずれか)で、
復調して“0”または“1”のビット列を生成する復調
回路17aと、タイミング制御回路13から出力される
タイミング信号に基づき、復調回路17aから出力され
るビット列に対し、ヌルビットとして0.5を挿入し
て、符号化率“7/8”を符号化率“1/2”のマザー
コード(ビット列)に変換する14/8デパンクチュア
リング回路(14/8ヌルビット挿入回路)18aとを
備えている。
【0065】さらに、この受信装置11は、伝送分割回
路15によって第2階層16b側に分割された各キャリ
アの信号を予め設定されている復調方式(例えば、DQ
PSK復調方式、16QAM復調方式、64QAM復調
方式などのいずれか)で、復調して“0”または“1”
のビット列を生成する復調回路17bと、タイミング制
御回路13から出力されるタイミング信号に基づき、復
調回路17bから出力されるビット列に対し、ヌルビッ
トとして0.5を挿入して、符号化率“3/4”を符号
化率“1/2”のマザーコード(ビット列)に変換する
6/4デパンクチュアリング回路(6/4ヌルビット挿
入回路)18bと、タイミング制御回路13から出力さ
れるタイミング信号に基づき、14/8デパンクチュア
リング回路18aから出力されるビット列、6/4デパ
ンクチュアリング回路18bから出力されるビット列を
階層合成して一連のビット列を生成する階層合成回路1
9と、タイミング制御回路13から出力されるタイミン
グ信号に基づき、階層合成回路19から出力されるビッ
ト列に対し、符号化率“1/2”の畳み込み符号の復号
化処理を行う1/2ビタビ復号回路20と、この1/2
ビタビ復号回路20から出力されるビット列に対し、リ
ードソロモン復号化を行って誤り訂正を行い、トランス
ポートストリームパケットを生成するRS復号回路21
とを備えている。
【0066】そして、この受信装置11は、受信信号が
入力されたとき、フレーム同期信号を抽出するととも
に、FFT変換して周波数軸上で階層伝送された各キャ
リアの信号を再生した後、各キャリアの信号を、復調回
路17a、14/8デパンクチュアリング回路18aに
よって構成される第1階層16a、または復調回路17
b、6/4パンクチュアリング回路18bによって構成
される第2階層16bのいずれかの階層に振り分けて、
復調処理、デパンクチュアード処理を行う。次いで、こ
れら第1階層16aで得られたビット列と、第2階層1
6bで得られたビット列とを階層合成した後、1/2ビ
タビ復号処理して、一連のビット列を復号するととも
に、リードソロモン復号化を行って、誤りを訂正し、正
しいトランスポートストリームパケットを再生する。
【0067】次に、図3に示すブロック図を参照しなが
ら、この受信装置11の詳細な動作を説明する。
【0068】まず、受信信号(OFDM信号)を受信す
る毎に、フレーム同期回路12によって、前記受信信号
中に含まれているフレーム同期信号が抽出されるととも
に、タイミング制御回路13によって、前記フレーム同
期信号に基づき、シンボルタイミング信号やクロック信
号などが再生され、これらがタイミング信号として、伝
送分割回路15、14/8デパンクチュアリング回路1
8a、6/4デパンクチュアリング回路18b、階層合
成回路19、1/2ビタビ復号回路20に供給される。
【0069】また、この動作と並行し、FFT回路14
によって、フレーム同期回路12から出力されるOFD
M信号がFFT変換されて、各キャリアの信号(I軸側
の振幅信号、Q軸側の振幅信号)が生成された後、伝送
分割回路15によって、図4に示すように、各キャリア
の信号が階層毎に、第1階層16a側または第2階層1
6b側に割り振られる。
【0070】そして、第1階層16a側では、伝達分割
回路15から出力される各キャリアの信号が予め設定さ
れている復調方式(例えば、DQPSK復調方式、16
QAM復調方式、64QAM復調方式のいずれか)で復
調されてビット列が生成されるとともに、タイミング制
御回路13から出力されるタイミング信号に基づき、1
4/8デパンクチュアリング回路18aによって、前記
ビット列中の抜けている部分に、ヌルビットとして0.
5が挿入されて、符号化率“7/8”となっていたビッ
ト列が符号化率“1/2”のマザーコード(ビット列)
に変換される。
【0071】同様に、第2階層16b側では、伝達分割
回路15から出力される各キャリアの信号が予め設定さ
れている復調方式(例えば、DQPSK復調方式、16
QAM復調方式、64QAM復調方式のいずれか)で復
調されてビット列が生成されるとともに、タイミング制
御回路13から出力されるタイミング信号に基づき、6
/4デパンクチュアリング回路18bによって、前記ビ
ット列中の抜けている部分に、ヌルビットとして0.5
が挿入されて、符号化率“3/4”となっていたビット
列が符号化率“1/2”のマザーコード(ビット列)に
変換される。
【0072】次いで、タイミング制御回路13から出力
されるタイミング信号で示されるフレームタイミングに
基づき、階層合成回路19によって、図4に示すよう
に、各切替点毎に、第1階層16a側で得られたビット
列と、第2階層16b側で得られたビット列とが選択さ
れて、1つのビット列(ビットストリーム)が合成され
る。
【0073】この場合、各階層のビット列のうち、同期
信号に相当するビット数は、送信装置1側で、同期信号
となっている8ビットが“1/2”の畳み込み符号で符
号化された後のビット数に相当することから、図4中
で、同期と表記されている部分が16ビットになる。ま
た、各階層のビット列のうち、TSデータ部に相当する
ビット数は送信装置1側で、外符号として、(204、
188)のリードソロモン符号を使用しているとき、2
04バイトから同期バイトとなる1バイトを除いた20
3バイトが“1/2”の畳み込み符号で符号化された後
のビット数に相当することから、TSデータ部と表記さ
れている部分が3248ビットになる。
【0074】そして、各階層のビット列は、204バイ
トのパケットが符号化率“1/2”で符号化された、3
264ビットの符号ビット列の繰り返しになり、326
4ビット周期で、トレリス線図の状態“17”→状態
“35”→状態“7”を通ることになることから、特定
の状態の時点、例えば状態“7”の時点で、第1階層1
6a側のビット列と、第2階層16b側のビット列とを
切り替えて、階層伝送された各ビット列を合成すると、
符号化率“1/2”の畳み込み符号で符号化された1つ
のビットストリームを得ることができる。
【0075】この後、タイミング制御回路13から出力
されるタイミング信号で示されるフレームタイミングに
基づき、3264ビット毎にトレリス線図で状態“7”
となるような時点で階層合成回路19により合成され、
1つのビットストリームになり、1/2ビタビ復号回路
20によってビタビ復号されて、復号後のビット列が再
生された後、RS復号回路21によってリードソロモン
復号化が行われて誤り訂正が行われ、188バイトのト
ランスポートストリームパケットが再生される。
【0076】この場合、階層合成回路19から出力され
るストリームが3264ビット周期で、トレリス線図の
状態“17”→状態“35”→状態“7”を通ることか
ら、状態“17”の時点を基準にして、情報系列の判定
を行うことにより、情報の再生性能を向上させることが
できる。
【0077】このように、この実施の形態では、複数の
系統で伝送されてきたMPEG2のトランスポートスト
リームを再生する際、第1階層16a、第2階層16b
毎に、前記トランスポートストリームを復調処理、デパ
ンクチュアード処理して、符号化率“1/2”のマザー
コードに変換した後、遅延素子数が“8”以下で構成さ
れる1/2ビタビ復号回路20を使用して、MPEG2
のトランスポートストリームパケットの先頭にある同期
バイトが固定値であり、かつ既知であることを利用し
て、第1階層16a、第2階層16b毎に共通な畳み込
み符号の復号化を行うようにしているので、階層伝送さ
れてきたMPEG2のトランスポートストリームパケッ
トを再生するとき、ビタビ復号用として1つの誤り訂正
復号LSIによって復号部側を構成することができ、こ
れによって受信装置11側の回路を簡素化して、低コス
ト化を図ることができる。
【0078】《他の実施の形態》また、上述した実施の
形態では、受信装置11側に設けられている階層合成回
路19において、状態が状態“7”となった時点で、第
1階層16a側のビット列と、第2階層16b側のビッ
ト列とを切り替えるようにしているが、状態“35”や
状態“17”になった時点で、第1階層16a側のビッ
ト列と、第2階層16b側のビット列とを切り替えるよ
うにしても良い。
【0079】また、上述した実施の形態では、送信装置
1側の階層の数と、受信装置11側の階層数とを、各々
2つにしているが、階層の数について、何の制限も無い
ことから、これら送信装置1側の階層の数と、受信装置
11側の階層数とを各々、3つにしても、また4つにし
ても良い。
【0080】また、上述した実施の形態では、受信装置
11側に設けられている各復調回路17a、17bにお
いて、受信データを“0”から“1”のアナログ値に判
定する軟判定を行うようにしているが、“0”、または
“1”のデジタル信号に判定する硬判定を行うようにし
ても良い。
【0081】また、受信装置において、復調回路17
a、17bからのデータが“0”から“1”のアナログ
値の場合は、デパンクチュアリング回路18a、18b
において、ヌルビットとして“0.5”を挿入している
が、例えば、3ビットのデジタル値で出力する場合は、
データを“0”から“7”までの整数で出力し、挿入す
るヌルビットとしては0.5に相当する“3”または
“4”を挿入するようにしてもよいし、データ“7”を
使用しない場合は、データを“0”から“6”までの整
数で出力し、挿入するヌルビットとしては中心の値とし
て“3”を挿入するようにしてもよい。4ビットのデジ
タル値で出力する場合も同様である。
【0082】また、デパンクチュアリング回路でヌルビ
ットとして“0”または適当な値を挿入し、ヌルビット
を挿入したことを示す制御信号を設け、デパンクチュア
リングしたデータ列と制御信号を1/2ビタビ復号回路
に送ることにより、ビタビ復号回路で誤り訂正する際
に、ヌルビットに相当するビットに対してはその値を無
効として扱うことによって誤り訂正処理を行ってもよ
い。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1、2、3では、MPEG2のトランスポートスト
リームパケットを階層伝送するとき、1つの誤り訂正符
号化LSIによって符号化部側を構成することができ、
これによって送信装置側の回路を簡素化して、低コスト
化を図ることができる。
【0084】また、請求項4、5、6では、階層伝送さ
れてきたMPEG2のトランスポートストリームパケッ
トを再生するとき、1つの誤り訂正復号LSIによって
復号部側を構成することができ、これによって受信装置
側の回路を簡素化して、低コスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル信号送信装置の実施の形
態を示す送信装置のブロック図である。
【図2】図1に示すの一例を示す送信装置の階層切替動
作例を示す模式図である。
【図3】本発明によるデジタル信号受信装置の実施の形
態を示す受信装置のブロック図である。
【図4】図3に示すの一例を示す受信装置の階層切替動
作例を示す模式図である。
【図5】本発明によるデジタル信号送信装置で使用され
る畳み込み符号の概要を説明するためのブロック図であ
る。
【図6】本発明によるデジタル信号送信装置で使用され
る畳み込み符号を説明するためのトレリス線図である。
【図7】本発明によるデジタル信号受信装置で使用され
るビタビ復号を説明するためのトレリス線図である。
【図8】本発明によるデジタル信号送信装置で使用され
る畳み込み符号回路を説明するためのブロック図であ
る。
【図9】本発明によるデジタル信号送信装置で使用され
るパンクチュアード処理例を説明するための表である。
【図10】階層伝送方式でデジタル信号を送信する従来
の送信装置の一例を示すブロック図である。
【図11】階層伝送方式で伝送されてきたデジタル信号
を受信する従来の受信装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図12】デジタル信号伝送システムで使用されるトラ
ンスポートストリームパケットの一例を示す模式図であ
る。
【図13】図10に示す送信装置の階層処理例を示す模
式図である。
【図14】図11に示す受信装置の階層処理例を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 送信装置(デジタル信号送信装置) 2 RS符号化回路 3 1/2畳み込み符号化回路 4 階層分割回路 5a 第1階層(系統) 5b 第2階層(系統) 6a 8/14パンクチュアリング回路(ビット間引き
回路) 6b 4/6パンクチュアリング回路(ビット間引き回
路) 7a、7b 変調回路 8 伝送合成回路 9 IFFT回路(送信信号生成回路) 11 受信装置(デジタル信号受信装置) 12 フレーム同期回路 13 タイミング制御回路 14 FFT回路 15 伝送分割回路 16a 第1階層(系統) 16b 第2階層(系統) 17a、17b 復調回路 18a 14/8デパンクチュアリング回路(ビット挿
入回路、ヌルビット挿入回路) 18b 6/4デパンクチュアリング回路(ビット挿入
回路、ヌルビット挿入回路) 19 階層合成回路 20 1/2ビタビ復号回路(復号回路、誤り訂正回
路) 21 RS復号回路(復号回路、誤り訂正回路)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 繁樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 中原 俊二 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 土田 健一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 岡野 正寛 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 佐々木 誠 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 木村 武史 東京都台東区西浅草一丁目1番1号 かん ぽ浅草ビル8F 株式会社次世代情報放送 システム研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEG2のトランスポートストリーム
    を複数の系統で送信するデジタル信号送信装置におい
    て、 各系統の誤り訂正符号の一部として遅延素子数が“8”
    以下で構成される畳み込み符号を用いる畳み込み符号化
    回路を配置し、この畳み込み符号化回路によって、MP
    EG2のトランスポートストリームパケットの先頭にあ
    る同期バイトが固定値であることを利用した、各系統毎
    に共通な畳み込み符号化を行って各系統毎の処理を行う
    ことを特徴とするデジタル信号送信装置。
  2. 【請求項2】 MPEG2のトランスポートストリーム
    を複数の系統で伝送するデジタル信号送信装置におい
    て、 遅延素子数が“8”以下で構成され、各系統の誤り訂正
    符号の一部として使用される畳み込み符号化回路と、 各系統毎に配置され、前記畳み込み符号化回路から出力
    されるビット列を指定された間引き率で間引き処理する
    複数のビット間引き回路と、 各系統毎に得られたビット列に基づき、送信信号を生成
    する送信信号生成回路と、 を備えたことを特徴とするデジタル信号送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタル信号送信装置
    において、 前記各ビット間引き回路は、パンクチュアリング処理に
    よって各系統毎に指定された間引き率でビットを間引く
    パンクチュアリング回路であることを特徴とするデジタ
    ル信号送信装置。
  4. 【請求項4】 複数の系統で伝送されてきたMPEG2
    のトランスポートストリームを再生するデジタル信号受
    信装置において、 各系統の誤り訂正符号の一部として遅延素子数が“8”
    以下で構成される畳み込み符号を復号する復号回路を配
    置し、複数の系統で伝送されてきたMPEG2のトラン
    スポートストリームを再生する際には、各系統毎に処理
    を行った後、当該復号回路によって、MPEG2のトラ
    ンスポートストリームパケットの先頭にある同期バイト
    が固定値であり、かつ既知であることを利用した、各系
    統毎に共通な畳み込み符号の復号化を行うことを特徴と
    するデジタル信号受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の系統で伝送されてきたMPEG2
    のトランスポートストリームを再生するデジタル信号受
    信装置において、 受信信号を受信処理して得られたビット列を各系統に振
    り分ける受信回路と、 各系統毎に配置され、前記受信回路から出力されるビッ
    ト列に対し、各系統毎に指定された割合で、ビットを挿
    入してビットの数を整える複数のビット挿入回路と、 遅延素子数が“8”以下で構成され、MPEG2のトラ
    ンスポートストリームパケットの先頭にある同期バイト
    が固定値であり、かつ既知であることを利用して各系統
    毎に共通な畳み込み符号の復号化を行う復号回路と、 を備えたことを特徴とするデジタル信号受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデジタル信号受信装置
    において、 前記各ビット挿入回路は、デパンクチュアリング処理に
    よって各系統毎に指定された位置にヌルビットを挿入す
    るヌルビット挿入回路であることを特徴とするデジタル
    信号受信装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003060615A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Fujitsu Ltd Ofdm受信装置
JP2003525537A (ja) * 1999-11-23 2003-08-26 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 階層qam伝送方式のための誤り検出/訂正符号化
ES2201868A1 (es) * 2001-08-14 2004-03-16 Jorge Parera Nuñez Dispositivo inalambrico de distribucion de servicios de datos, telefonia y television por cable.
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