JPH11298437A - 復調方法及び復調装置 - Google Patents

復調方法及び復調装置

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JPH11298437A
JPH11298437A JP10099636A JP9963698A JPH11298437A JP H11298437 A JPH11298437 A JP H11298437A JP 10099636 A JP10099636 A JP 10099636A JP 9963698 A JP9963698 A JP 9963698A JP H11298437 A JPH11298437 A JP H11298437A
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Takashi Usui
隆志 臼居
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Sony Corp
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    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
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  • Television Systems (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターリーブされると共にパンクチャー処
理されたOFDM変調信号の復調処理が、簡単な構成
で、かつ短い処理時間で実現できるようにする。 【解決手段】 フーリエ変換手段13が出力するNポイ
ントのデータと予め用意された0データから指定された
データを選択して2系列のデータとして出力する選択手
段15r,15iと、この選択手段で選択するデータを
指定する出力順序データ生成手段16,17と、選択手
段が出力する2系列のデータに基づいて復号する復号手
段20とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以
下OFDMと称する)変調された信号を復調する復調方
法及びこの復調方法を適用した復調装置に関し、特にイ
ンターリーブされたOFDM変調信号を復調してデパン
クチャー処理をするのに好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的大容量のデジタルデータを
無線などで伝送する場合の変調方式の一つとして、OF
DM変調が実用化されている。例えば、図8に示すよう
に、家庭内,オフィス内などの比較的狭い範囲内におい
て、テレビジョン放送を受信するチューナや記録媒体に
記録された映像プログラムを再生する再生装置などで構
成される映像信号源1が出力する映像信号(デジタル映
像データ)を、無線送信装置2に供給し、この無線送信
装置2で映像信号をOFDM変調された信号に変調処理
して、その変調された信号をアンテナ3から所定の周波
数帯で無線送信させる。そして、この無線送信された信
号を、アンテナ4に接続された無線受信装置5で受信処
理し、その受信した周波数帯のOFDM波を復調処理し
て映像信号を得、その受信された映像信号をビデオ記録
・再生装置6に供給してビデオテープなどの所定の記録
媒体に記録させたり、或いは受像機7に供給して受像処
理させる。この場合、ビデオ記録・再生装置6で記録さ
れた映像信号を再生して、その再生信号を受像機7に供
給して受像させることもできる。
【0003】このようなシステム構成とする場合に、無
線送信装置2に接続されたアンテナ3と、無線受信装置
5に接続されたアンテナ4との間の無線伝送を、OFD
M変調された信号で行うことで、大容量のデジタルデー
タを良好に効率良く無線伝送することができる。
【0004】ここで、無線送信装置2で送信用にOFD
M変調を行う構成の一例を図9に示すと、入力端子2a
に得られる送信信号(デジタルデータ)を、シリアル/
パラレル変換器2bに供給して、所定単位毎にパラレル
データに変換する。シリアル/パラレル変換器2bで変
換されたパラレルデータは、インターリーブ用メモリ2
cに供給して、そのメモリ2cへの書込み順序と読出し
順序を変更して、データ配列を変えるインターリーブ処
理を行い、そのインターリーブ処理されたパラレルデー
タを、逆フーリエ変換回路(IFFT回路)2dに供給
し、逆高速フーリエ変換による演算処理で、時間軸を周
波数軸に変換する直交変換処理を行う。そして、直交変
換されたパラレルデータを、パラレル/シリアル変換器
2eに供給してシリアルデータに変換し、そのシリアル
データを出力端子2fに供給する。出力端子2fに得ら
れるデータは、送信処理系に供給して所定の送信周波数
帯に周波数変換して、無線送信させる。
【0005】次に、このように無線送信される信号を無
線受信装置5で受信して復調する構成の一例を図10に
示すと、所定の周波数帯の信号を受信して中間周波信号
などに周波数変換された信号が入力端子5aに得られ、
その入力端子5aに得られるデータをシリアル/パラレ
ル変換器5bに供給して、所定単位毎にパラレルデータ
に変換し、その変換出力をフーリエ変換回路(FFT回
路)5cに供給し、高速フーリエ変換による演算処理
で、周波数軸を時間軸に変換する直交変換処理を行う。
そして、直交変換されたパラレルデータを、デインター
リーブ用メモリ5dに供給して、そのメモリ5dへの書
込み順序と読出し順序を変更して、データ配列を変えて
元に戻すデインターリーブ処理を行い、そのデインター
リーブ処理されたパラレルデータを、パラレル/シリア
ル変換器5eに供給してシリアルデータに変換し、その
シリアルデータを出力端子5fに供給する。
【0006】この図10の構成にて行われるOFDM変
調信号の復調処理は、図11に示すタイミングにて実行
される。即ち、最初にフーリエ変換回路5cへのデータ
の入力期間Taがあり、次にそのフーリエ変換回路5c
で高速フーリエ変換処理を行うフーリエ変換処理期間T
bがあり、次にそのフーリエ変換されたデータの出力期
間Tcがある。この出力期間Tcに出力されるデータ
は、その出力と同時にデインターリーブ用メモリ5dに
書込まれ、このメモリ5dに書込まれたデータが読出さ
れる読出し期間Tdがある。
【0007】ここで、図9,図10の伝送処理でインタ
ーリーブ処理して伝送することについて、図12,図1
3を参照して説明すると、例えば図12のAに示すよう
に、データ番号k=0〜49の50単位のデータを、サ
ブキャリアx0 〜x50に分散して伝送させるOFDM変
調を行った場合、この信号が受信側で正しく受信できれ
ば問題がないが、例えば図12のBに示すように、マル
チパスフェージングなどによりデータ番号k=5,6,
7のサブキャリアの受信が正しく出来なくなって、この
データ番号k=5,6,7のデータが消失したとする。
【0008】このとき、インターリーブ処理しないで伝
送した場合には、図13のAに示すように、1スロット
内の連続した3単位のデータk=5,6,7が消失し
て、バーストエラーを生じてしまう。このようなバース
トエラーは、エラー訂正符号などで完全に復元すること
は困難である。これに対し、インターリーブ処理して伝
送した場合には、例えば図13のBに示すように、1ス
ロット内に3単位のデータk=5,6,7が分散して配
置されることになり(分散状態はインターリーブ状態に
より異なる)、ランダムエラーとなり、それぞれのエラ
ーがエラー訂正符号などで完全に復元できる。
【0009】このようにインターリーブ処理を行って伝
送することで、受信側でのデータ消失を最小限に抑える
ことができ、良好な伝送状態が確保される。
【0010】ところで、図10に示した構成では、メモ
リを使用してデインターリーブ処理を行う構成とした
が、メモリを使用しないでデインターリーブ処理を行う
構成もある。図14は、この場合の一例を示したもの
で、入力端子5aに得られるデータをシリアル/パラレ
ル変換器5bに供給して、所定単位毎にパラレルデータ
に変換し、その変換出力をフーリエ変換回路5cに供給
し、高速フーリエ変換による演算処理で、周波数軸を時
間軸に変換する直交変換処理を行うまでは、図10に示
した構成と同じである。そして、直交変換されたパラレ
ルデータを、インターリーブパターンに対応した配線変
更処理5gで、データ配列を変える処理を行い、そのデ
ータ配列が変えられたパラレルデータを、パラレル/シ
リアル変換器5eに供給してシリアルデータに変換し、
そのシリアルデータを出力端子5fに供給する。
【0011】この図14の構成にて行われるOFDM変
調信号の復調処理は、図15に示すタイミングにて実行
される。即ち、最初にフーリエ変換回路5cへのデータ
の入力期間Teがあり、次にそのフーリエ変換回路5c
で高速フーリエ変換処理を行うフーリエ変換処理期間T
fがあり、次にそのフーリエ変換されたデータが出力さ
れる出力期間Tgがある。ここで、この構成ではフーリ
エ変換回路5cから出力されてパラレル/シリアル変換
器5eに供給されると同時に、配線変更処理でデインタ
ーリーブされる。
【0012】一方、OFDM変調信号として、畳み込み
符号化された信号を変調する場合には、パンクチャー処
理と称される間引き処理が行われる場合がある。図16
は、このパンクチャー処理が行われる従来の構成の一例
を示す図で、入力端子8aに得られる送信データa
i を、畳み込み符号化器8bにより畳み込み符号化し
て、2系列のデータG1 ,G2 を生成させ、この2系列
のデータG1 ,G2 を間引き処理回路8cに供給し、間
引き処理を行って、パンクチャー処理された符号化デー
タbi を得る。ここで、例えば畳み込み符号化器8bで
の符号化率r=1/2としたとき、パンクチャー処理さ
れたデータbi の符号化率r=3/4とする。
【0013】符号化率r=1/2の畳み込み符号化器の
構成の例を図17に示すと、入力端子9aに得られる送
信データai を、シフトレジスタ9bに供給する。この
シフトレジスタ9bは、3段で構成されるレジスタで、
1段目の記憶データと3段目の記憶データとを加算器9
cに供給して加算処理し、データG1 を得る。また、シ
フトレジスタ9bの1段目の記憶データと2段目の記憶
データとを加算器9dに供給して加算処理し、データG
2 を得る。
【0014】このようにして畳み込み符号化された2系
列のデータG1 ,G2 の間引き処理状態を図18に示す
と、例えば図18のAに示すデータ列a0 ,a1 ,a2
‥‥が入力データai としてあるとき、畳み込み符号化
された2系列のデータG1 ,G2 は、図18のB及びC
に示すように、データg10,g11,g12‥‥及びデータ
20,g21,g22‥‥となる。ここで、間引き処理回路
8cでは、例えばデータg10,g11,g12,g20
21,g22を使用して、図18のDに示すように、デー
タg10,g20,g21,g12の順序で出力させる処理が行
われる。即ち、図18のB,Cに×を付けて示すよう
に、データg11,g22が間引かれた状態となる。このよ
うに間引かれたデータbi が、結果的に符号化率r=3
/4の符号化率で畳み込み符号化されたデータとなる。
【0015】なお、このようにパンクチャー処理された
データを受信して復調処理する場合には、この間引かれ
たデータを復元するデパンクチャー処理が必要である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】OFDM変調信号を復
調処理する際に、図10に示すようにメモリを使用して
デインターリーブ処理を行う場合には、そのメモリを必
要とする分だけ、復調処理構成が複雑になる問題があ
る。また、復調処理に要する時間についても、図11に
示す処理時間T1 は、インターリーブされてないデータ
を扱う場合に比べて、デインターリーブ用メモリからの
読出しに要する時間だけ、復調処理時間が長くかかるこ
とになり、復調処理に時間がかかる問題がある。
【0017】図14に示すように、フーリエ変換回路が
出力するパラレルデータの配線変更処理で、デインター
リーブ処理を行う際には、図15に示す処理時間T2
ついては、インターリーブされてないデータを扱う場合
と同じであり、処理時間が長くなる問題はないが、依然
として出力部にパラレル/シリアル変換器5eを設ける
必要があるため、OFDM変調信号の復調回路が組まれ
た回路基板が大型化してしまう問題があった。
【0018】また、変調処理時に、図16に示すような
畳み込み符号化器を使用したパンクチャー処理が行われ
ている場合には、復調処理時には間引かれたデータを復
元するデパンクチャー処理が必要であるが、そのデパン
クチャー処理のための構成や処理は複雑である問題があ
った。即ち、図18に示すように、間引かれる前のデー
タ(図18のA)と、間引かれた後のデータ(図18の
D)とのクロックレートは整数倍の関係になり、例えば
データクロックfjの3/4のクロックが処理に必要で
あり、そのようなクロックの生成処理は複雑になる問題
があった。さらに、間引き処理されたデータをリタイミ
ングするための処理が必要で、回路規模が大きくなると
共に、消費電力が大きく、また周波数の異なるクロック
を使用するために、スプリアス発生による変調信号の無
線送信や受信処理を行う高周波系の回路ブロックへの悪
影響があった。この悪影響としては、例えば受信性能の
劣化や、帯域外スプリアス電波の発射妨害の発生などが
ある。
【0019】本発明の目的は、インターリーブされると
共にパンクチャー処理されたOFDM変調信号の復調処
理が、簡単な構成で、かつ短い処理時間で実現できるよ
うにすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、所定の周波数間隔で周波数軸上に分散配置
されたデータを、所定単位毎にNポイント(Nは任意の
整数)のデータに変換し、この変換されたNポイントの
データと、予め用意された0データから、所定の出力順
序データに基づいて指定されたデータを選択して2系列
のデータとし、この2系列のデータに基づいて復号処理
を行うようにしたものである。
【0021】本発明によると、出力させるポイントを選
択する順序により、インターリーブされたデータのデイ
ンターリーブ処理が行われると共に、0データの挿入に
より、デパンクチャー処理に必要なデータ処理が行わ
れ、復号処理されたデータとして、パンクチャー処理で
間引かれたデータを復元することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図3を参照して説明する。
【0023】本例においては、無線伝送されたOFDM
変調信号を受信する受信装置内の復調部に適用したもの
で、受信するOFDM変調信号にはインターリーブ処理
とパンクチャー処理が施してある。図1は、本例の復調
部の構成を示す図で、入力端子11には、受信して中間
周波信号(又はベースバンド信号)としたOFDM変調
信号が供給され、この入力端子11に得られるOFDM
変調信号を、シリアル/パラレル変換器12r,12i
に供給して、Nビット(ここでは64ビット)のパラレ
ルデータに変換する。ここで、入力端子11に得られる
OFDM変調信号は、複素信号であり、実数部と虚数部
とがあり、変換器12rで実数部のデータが処理され、
変換器12iで虚数部のデータが処理される。以下の説
明においても、符号にrを付加したものは実数部のデー
タを処理する回路であり、符号にiを付加したものは虚
数部のデータを処理する回路である。
【0024】シリアル/パラレル変換器12r,12i
が出力する64ビットのパラレルデータは、フーリエ変
換回路13に供給し、高速フーリエ変換による演算処理
で、周波数軸を時間軸に変換して復調する直交変換処理
を行い、MビットのデータをNポイント生成させ、フー
リエ変換回路13の出力部が備える実数部と虚数部のそ
れぞれがN個の出力レジスタ14r,14iに1ポイン
トずつMビットのデータをセットさせる。MビットのN
ポイントデータの一例を示すと、例えば入力されるパラ
レルデータが64ビットであるとき、1ポイントは12
ビットで生成され、その12ビットのデータが64ポイ
ント生成される。即ち、フーリエ変換回路13に供給さ
れる64ビットのデータを{Xk }としたとき、k=0
〜63となり、このデータ{Xk }が64ポイントの1
2ビットデータ{Yn }(n=0〜63)に変換され
る。以下の説明では、1ポイント12ビットのデータが
64ポイント生成処理されるものとして説明する。
【0025】フーリエ変換回路13の出力レジスタ14
r,14iが出力する64ポイントの12ビットデータ
{Yn }は、セレクタ15r,15iに同時に供給す
る。このセレクタ15r,15iでは、出力順序データ
生成手段としてのカウンタ16が出力するポイントを指
定するデータにより、出力させるポイントを順次選択す
る処理が行わる。ここで本例においては、セレクタ15
r,15iには、出力レジスタ14r,14iの出力の
他に、0データレジスタ18r,18iに予め用意され
た0データ(ここでは例えば12ビット全てが0のデー
タ)を供給するようにしてあり、カウンタ16の出力に
より、出力レジスタ14r,14iの出力ポイントを所
定の順序で選択すると共に、所定の位置にはレジスタ1
4r,14iの出力データの代わりに、レジスタ18
r,18iから供給される0データを選択する構成とし
てある。カウンタ16のカウントアドレスにより出力ポ
イントを選択する順序は、受信したOFDM変調信号に
施されたインターリーブパターンに対応した順序として
ある。また、カウンタ16のカウントアドレスにより0
データを選択する位置は、受信したOFDM変調信号に
施されたパンクチャー処理でデータが間引かれた位置に
対応する。
【0026】そして、セレクタ15rで選択されたデー
タZ1 を、ビタビ復号器20のC1入力に供給し、セレ
クタ15iで選択されたデータZ2 を、遅延回路19に
より1クロック期間遅延させた後、ビタビ復号器20の
2 入力に供給する。そして、ビタビ復号器20で、2
系統の入力データC1 ,C2 に基づいて、ビタビ復号処
理を行い、ビタビ復号されたデータを出力端子21に得
る。
【0027】また、アドレスカウンタ16のカウント出
力は、フーリエ変換回路13が出力するスタートパルス
Ysにより開始されると共に、ホールドコントローラ1
7により、そのカウント状態が制御される。ホールドコ
ントローラ17についても、フーリエ変換回路13が出
力するスタートパルスYsにより処理タイミングが設定
される。ホールドコントローラ17の制御によるカウン
タ16のカウント状態は、例えば2クロック期間の連続
したカウント動作と、1クロック期間のカウント値のホ
ールド処理とを繰り返し行う制御である。
【0028】ここで、アドレスカウンタ16がカウント
するデータについて説明すると、0から63までの値の
データを、6ビットで生成させるカウンタが使用され、
例えば0,5,10,15‥‥となるようにカウント処
理が行われる。なお、ここでは、アドレスカウンタ16
が、2クロック期間同じアドレスデータをセレクタ15
r,15iに供給したとき、セレクタ15r,15iが
0データを選択する構成としてある。
【0029】図2は、本例の回路での復調処理状態を示
すタイミング図で、以下その処理状態を説明すると、入
力端子11に得られる受信データに同期したクロック信
号(図2のA)が各回路に供給されて、このクロック信
号に同期して各回路で処理が行われる。まず、1単位の
変換出力がフーリエ変換回路13が出力されるときに
は、図2のBに示すスタートパルスYsが出力され、こ
のスタートパルスに基づいて、図2のDに示すカウンタ
16のカウントアドレスがリセットされると共に、図2
のCに示すホールドコントローラ17のホールドコント
ロールパルスH1がリセットされる。
【0030】ここで、ホールドコントロールパルスH1
は、クロック信号の3周期に1回ホールドさせるパルス
であり、カウンタ16がカウントするアドレスは、図2
のDに示すように、3周期に1回同じアドレス値が繰り
返される。このアドレス順がデインターリーブ処理する
順序に相当する。
【0031】このように生成されるアドレスデータに基
づいて、セレクタ15rで選択されたデータZ1 と、セ
レクタ15iで選択されたデータZ2 とが、図2のE及
びFに示すように出力される。ここで、それぞれのセレ
クタ15r,15iで、同じアドレス値が繰り返された
次のクロック周期に選択されるデータは、“0”データ
となる。この“0”データの挿入が、デパンクチャーの
ための処理に相当する。
【0032】そして、ビタビ復号器20へのC1 入力
は、図2のGに示すように、データZ1 がそのままのタ
イミングで供給され、ビタビ復号器20へのC2 入力
は、図2のHに示すように、データZ2 が1クロック周
期遅れて供給され、パンクチャー処理されたデータをビ
タビ復号するタイミングのデータとして供給され、パン
クチャー処理により間引かれたデータを正しく復号する
ことができる。
【0033】このように変換処理を行った場合には、図
3のAに示す周波数スペクトルのOFDM変調信号を、
直交変換して復調したことになる。即ち、フーリエ変換
回路13への入力データ{Xk }としては、周波数軸上
に一定の間隔で配されたn=0〜24のデータとn=3
9〜63のデータであり、この周波数軸上に配されたデ
ータが直交変換されたデータ{Yn }となって、フーリ
エ変換回路13から出力され、そのデータ{Yn }のポ
イントのセレクタ15r,15iでの選択処理で、デイ
ンターリーブされた配列のデータになると共に、ビタビ
復号時にデパンクチャー処理についても行われ、ビタビ
復号されたデータが出力端子21に得られる。フーリエ
変換回路13での変換処理は、次の〔数1〕式で示され
る。
【0034】
【数1】
【0035】この図3のAに示した周波数スペクトルで
は、データは2つの群に分かれているが、この周波数ス
ペクトルは、図3のBに示すように、k=0を中心とし
た1つの連続したスペクトルと等価である。この図3の
Bに示すように連続したスペクトルで表した場合には、
フーリエ変換回路13での変換式は、次の〔数2〕式の
ようになる。
【0036】
【数2】
【0037】以上説明したように処理される本実施の形
態の構成としたことで、インターリーブ処理されたOF
DM変調信号を受信して直交変換処理する際に、フーリ
エ変換回路13の変換出力をセレクタ15r,15iで
選択するだけで、そのインターリーブされたデータを元
の配列に戻すデインターリーブ処理が行われる。従っ
て、従来のようにデインターリーブ処理を行うメモリ
や、デインターリーブ用の配線変更処理を必要としない
簡単な構成で、OFDM変調信号のデインターリーブ処
理ができ、インターリーブ処理されたOFDM変調信号
の復調構成を簡単にすることができる。例えば、デイン
ターリーブ用の配線変更処理(図14参照)を行う場合
に比べて、パラレル/シリアル変換器が必要なく、入力
端子11から出力端子21までの回路規模を大幅に小さ
くでき、この部分に相当する回路が組まれた基板の面積
を、デインターリーブ用の配線変更処理を行う場合に比
べて、約1/3にすることができる。メモリを使用して
デインターリーブ処理を行う場合に比べても、同様に基
板の面積を小さくすることができる。また、復調処理に
要する時間についても、セレクタ15r,15iでの選
択処理は、フーリエ変換回路13で出力されると同時に
行われるので、その選択処理のために時間が余計にかか
ることはなく、メモリなどを使用してデインターリーブ
処理を行う場合のように、デインターリーブ処理のため
に処理時間が長くなることはない。
【0038】さらに本実施の形態の構成の場合には、セ
レクタでの選択時に、所定の周期で0データを挿入する
ことで、デインターリーブ処理と同時にデパンクチャー
処理が行われることになり、後段に接続されたビタビ復
号器20での復号時に、パンクチャー処理で間引かれた
データを復元するデパンクチャー処理が正しく行われ
る。従って、デパンクチャー処理のために特別な処理回
路が必要なく、この点からも回路規模を従来よりも削減
することが可能になると共に、デパンクチャー処理に要
する消費電力を削減することができる。また、デパンク
チャー処理に使用するクロックレートとしては、受信し
たデータのクロックレートだけで良く、異なるレートの
クロックを用意する必要がなく、それだけクロック発生
回路の構成が簡単になると共に、従来のようにデパンク
チャー処理時に異なるレートのクロックを使用すること
に起因するスプリアス妨害が発生しない。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
を参照して説明する。この図4において、上述した第1
の実施の形態で説明した図1に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0040】本例においても、上述した第1の実施の形
態と同様に、無線伝送されたOFDM変調信号を受信す
る受信装置内の復調部に適用したもので、受信するOF
DM変調信号にはインターリーブ処理とパンクチャー処
理が施してある。図4は、本例の復調部の構成を示す図
で、入力端子11には、受信して中間周波信号(又はベ
ースバンド信号)としたOFDM変調信号が供給され、
この入力端子11に得られるOFDM変調信号を、シリ
アル/パラレル変換器12r,12iに供給して、所定
ビットのパラレルデータに変換する。
【0041】シリアル/パラレル変換器12r,12i
が出力するパラレルデータは、フーリエ変換回路13に
供給し、高速フーリエ変換による演算処理で、周波数軸
を時間軸に変換して復調する直交変換処理を行い、Mビ
ットのデータをNポイント生成させ、フーリエ変換回路
13の出力部が備えるN個の出力レジスタ14r,14
iに1ポイントずつMビットのデータをセットさせる。
【0042】フーリエ変換回路13が出力するNポイン
トのデータは、セレクタ15r′,15i′に同時に供
給する。このセレクタ15r′,15i′では、出力順
序データ生成手段としてのカウンタ16が出力するポイ
ントを指定するデータにより、出力させるポイントを順
次選択する処理が行わる。ここで本例においては、セレ
クタ15r′,15i′には、出力レジスタ14r,1
4iの出力の他に、0データレジスタ18r,18iに
予め用意された0データ(ここでは例えば12ビット全
てが0のデータ)を供給するようにしてあり、カウンタ
16の出力により、出力レジスタ14r,14iの出力
ポイントを所定の順序で選択すると共に、ホールドコン
トローラ17が出力するホールドパルスH1 を遅延回路
22で1クロック期間遅延させたパルスが供給されるタ
イミングには、レジスタ14r,14iの出力データの
代わりに、レジスタ18r,18iから供給される0デ
ータを選択する構成としてある。カウンタ16のカウン
トアドレスにより出力ポイントを選択する順序は、受信
したOFDM変調信号に施されたインターリーブパター
ンに対応した順序としてある。また、ホールドコントロ
ーラ17からのパルスにより0データを選択する位置
は、受信したOFDM変調信号に施されたパンクチャー
処理でデータが間引かれた位置に対応する。
【0043】そして、セレクタ15r′で選択されたデ
ータZ1 を、ビタビ復号器20のC1 入力に供給し、セ
レクタ15i′で選択されたデータZ2 を、遅延回路1
9により1クロック期間遅延させた後、ビタビ復号器2
0のC2 入力に供給する。そして、ビタビ復号器20
で、2系統の入力データC1 ,C2 に基づいて、ビタビ
復号処理を行い、ビタビ復号されたデータを出力端子2
1に得る。
【0044】また、アドレスカウンタ16のカウント出
力は、フーリエ変換回路13が出力するスタートパルス
Ysにより開始されると共に、ホールドコントローラ1
7により、そのカウント状態が制御される。ホールドコ
ントローラ17についても、フーリエ変換回路13が出
力するスタートパルスYsにより処理タイミングが設定
される。ホールドコントローラ17の制御によるカウン
タ16のカウント状態は、例えば2クロック期間の連続
したカウント動作と、1クロック期間のカウント値のホ
ールド処理とを繰り返し行う制御であり、ホールドコン
トローラ17からホールドパルスH1 が供給されると
き、カウント値のホールド処理を行う。
【0045】その他の部分は、上述した第1の実施の形
態で説明した構成と同様に構成する。
【0046】この第2の実施の形態の構成としたこと
で、上述した第1の実施の形態と同様の処理が行われ、
同様の効果が得られる。即ち、データの処理タイミング
については、第1の実施の形態で図2に示したタイミン
グ図と全く同じであり、セレクタで0データを挿入する
処理が、第1の実施の形態の場合にはアドレスデータの
状態から判断して行う構成としてあったのが、本例の場
合にはホールドコントローラ17から直接供給されるデ
ータ(但しタイミングを合わせるために1クロック遅延
させてある)で制御される構成としてある。従って、ホ
ールドコントローラ17の出力パルスに基づいて、セレ
クタで0データを挿入するタイミングの判断が簡単に行
え、簡単な構成で、デインターリーブ処理とデパンクチ
ャー処理とが行えるようになる。
【0047】次に、本発明の第3の実施の形態を、図5
を参照して説明する。この図5において、上述した第1
の実施の形態で説明した図1に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0048】本例においても、上述した第1,第2の実
施の形態と同様に、無線伝送されたOFDM変調信号を
受信する受信装置内の復調部に適用したもので、受信す
るOFDM変調信号にはインターリーブ処理とパンクチ
ャー処理が施してある。図5は、本例の復調部の構成を
示す図で、入力端子11には、受信して中間周波信号
(又はベースバンド信号)としたOFDM変調信号が供
給され、この入力端子11に得られるOFDM変調信号
を、シリアル/パラレル変換器12r,12iに供給し
て、所定ビットのパラレルデータに変換する。
【0049】シリアル/パラレル変換器12r,12i
が出力するパラレルデータは、フーリエ変換回路13に
供給し、高速フーリエ変換による演算処理で、周波数軸
を時間軸に変換して復調する直交変換処理を行い、Mビ
ットのデータをNポイント生成させ、フーリエ変換回路
13の出力部が備えるN個の出力レジスタ14r,14
iに1ポイントずつMビットのデータをセットさせる。
【0050】フーリエ変換回路13が出力するNポイン
トのデータは、セレクタ15r,15iに同時に供給す
る。このセレクタ15r,15iでは、出力順序データ
生成手段としてのシフトレジスタ23が出力するポイン
トを指定するデータにより、出力させるポイントを順次
選択する処理が行わる。ここで本例においては、セレク
タ15r,15iには、出力レジスタ14r,14iの
出力の他に、0データレジスタ18r,18iに予め用
意された0データ(ここでは例えば12ビット全てが0
のデータ)を供給するようにしてあり、シフトレジスタ
23の出力により、出力レジスタ14r,14iの出力
ポイントを所定の順序で選択すると共に、シフトレジス
タ23から供給されるデータが所定のデータのときに
は、レジスタ14r,14iの出力データの代わりに、
レジスタ18r,18iから供給される0データを選択
する構成としてある。シフトレジスタ23の出力により
出力ポイントを選択する順序は、受信したOFDM変調
信号に施されたインターリーブパターンに対応した順序
としてある。また、0データを選択する位置は、受信し
たOFDM変調信号に施されたパンクチャー処理でデー
タが間引かれた位置に対応する。
【0051】そして、セレクタ15rで選択されたデー
タZ1 を、ビタビ復号器20のC1入力に供給し、セレ
クタ15iで選択されたデータZ2 を、遅延回路19に
より1クロック期間遅延させた後、ビタビ復号器20の
2 入力に供給する。そして、ビタビ復号器20で、2
系統の入力データC1 ,C2 に基づいて、ビタビ復号処
理を行い、ビタビ復号されたデータを出力端子21に得
る。
【0052】また、シフトレジスタ23は、予め所定の
順序でアドレスデータがセットされていて、そのアドレ
スデータの出力タイミングは、フーリエ変換回路13が
出力するスタートパルスYsによりリセットされる。
【0053】その他の部分は、上述した第1の実施の形
態で説明した構成と同様に構成する。
【0054】この第3の実施の形態の構成としたこと
で、上述した第1の実施の形態と同様の処理が行われ、
同様の効果が得られる。即ち、セレクタ15r,15i
から出力されるデータの状態については、第1の実施の
形態で図2に示したタイミング図と全く同じである。従
って、本実施の形態の場合には、シフトレジスタ23に
予め用意したデータに基づいて、セレクタでのデインタ
ーリーブ処理と、デパンクチャー処理のための0データ
の挿入処理とが行われ、シフトレジスタを出力順序デー
タ生成手段として使用した簡単な構成及び処理で、デイ
ンターリーブ処理とデパンクチャー処理とが行えるよう
になる。
【0055】次に、本発明の第4の実施の形態を、図6
及び図7を参照して説明する。この図6及び図7におい
て、上述した第1の実施の形態で説明した図1及び図2
に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
【0056】本例においても、上述した第1,第2,第
3の実施の形態と同様に、無線伝送されたOFDM変調
信号を受信する受信装置内の復調部に適用したもので、
受信するOFDM変調信号にはインターリーブ処理とパ
ンクチャー処理が施してある。図5は、本例の復調部の
構成を示す図で、入力端子11には、受信して中間周波
信号(又はベースバンド信号)としたOFDM変調信号
が供給され、この入力端子11に得られるOFDM変調
信号を、シリアル/パラレル変換器12r,12iに供
給して、所定ビットのパラレルデータに変換する。
【0057】シリアル/パラレル変換器12r,12i
が出力するパラレルデータは、フーリエ変換回路13に
供給し、高速フーリエ変換による演算処理で、周波数軸
を時間軸に変換して復調する直交変換処理を行い、Mビ
ットのデータをNポイント生成させ、フーリエ変換回路
13の出力部が備えるN個の出力レジスタ14r,14
iに1ポイントずつMビットのデータをセットさせる。
【0058】フーリエ変換回路13が出力するNポイン
トのデータは、セレクタ31r,31iに同時に供給す
る。このセレクタ31r,31iでは、出力順序データ
生成手段としてのアドレスカウント16が出力するポイ
ントを指定するアドレスデータにより、出力させるポイ
ントを順次選択する処理が行わる。アドレスカウント1
6の出力により出力ポイントを選択する順序は、受信し
たOFDM変調信号に施されたインターリーブパターン
に対応した順序としてある。
【0059】そして、このセレクタ31r,31iで選
択された2系列のデータを、セレクタ32r,32iに
同時に供給する。このセレクタ32r,32iには、セ
レクタ31r,31iの出力の他に、0データレジスタ
33r,33iに予め用意された0データ(ここでは例
えば12ビット全てが0のデータ)が供給され、ホール
ドコントローラ30から供給されるセレクトコントロー
ルパルスH2 の制御により、セレクタ31r,31iの
出力データと0データとの選択処理が行われる。ここ
で、セレクトコントロールパルスH2 に基づいてセレク
タ32r,32iで0データを選択する位置は、受信し
たOFDM変調信号に施されたパンクチャー処理でデー
タが間引かれた位置に対応する。
【0060】そして、セレクタ32rで選択されたデー
タZ1 を、ビタビ復号器20のC1入力に供給し、セレ
クタ32iで選択されたデータZ2 を、遅延回路19に
より1クロック期間遅延させた後、ビタビ復号器20の
2 入力に供給する。そして、ビタビ復号器20で、2
系統の入力データC1 ,C2 に基づいて、ビタビ復号処
理を行い、ビタビ復号されたデータを出力端子21に得
る。
【0061】なお、アドレスカウンタ16とホールドコ
ントローラ30には、フーリエ変換回路13が出力する
スタートパルスYsが供給され、そのスタートパルスY
sにより処理タイミングがリセットされる。
【0062】その他の部分は、上述した第1の実施の形
態で説明した構成と同様に構成する。
【0063】図7は、本例の回路での復調処理状態を示
すタイミング図で、以下その処理状態を説明すると、入
力端子11に得られる受信データに同期したクロック信
号(図7のA)が各回路に供給されて、このクロック信
号に同期して各回路で処理が行われる。まず、1単位の
変換出力がフーリエ変換回路13が出力されるときに
は、図7のBに示すスタートパルスYsが出力され、こ
のスタートパルスに基づいて、図7のDに示すカウンタ
16のカウントアドレスがリセットされると共に、図7
のCに示すホールドコントローラ17のホールドコント
ロールパルスH1と、図7のGに示すセレクトコントロ
ールパルスH2 がリセットされる。
【0064】ここで、ホールドコントロールパルスH1
は、クロック信号の3周期に1回ホールドさせるパルス
であり、カウンタ16がカウントするアドレスは、図7
のDに示すように、3周期に1回同じアドレス値が繰り
返される。このアドレス順がデインターリーブ処理する
順序に相当する。
【0065】このように生成されるアドレスデータに基
づいて、セレクタ31rで選択されたデータZ1 と、セ
レクタ31iで選択されたデータZ2 とが、図7のE及
びFに示すように出力される。ここで、それぞれのセレ
クタ31r,31iで、同じアドレス値が繰り返された
タイミングで、同じデータが繰り返し選択される。
【0066】そして、セレクタ31r,31iで選択さ
れたデータが、次の段のセレクタ32r,32iに供給
されて、図7のH及びIに示すように、1クロックタイ
ミング遅れたデータになるが、図7のGに示すセレクト
コントロールパルスH2 により、同じデータが繰り返さ
れる位置のデータが、“0”データに置き換えられる。
この“0”データへの置き換え処理が、デパンクチャー
のための処理に相当する。
【0067】そして、ビタビ復号器20へのC1 入力
は、図7のJに示すように、データZ1 がそのままのタ
イミングで供給され、ビタビ復号器20へのC2 入力
は、図7のKに示すように、データZ2 が1クロック周
期遅れて供給され、パンクチャー処理されたデータをビ
タビ復号するタイミングのデータとして供給され、パン
クチャー処理により間引かれたデータを正しく復号する
ことができる。
【0068】この第4の実施の形態の構成及び処理が行
われることで、上述した第1の実施の形態と同様の処理
が行われ、同様の効果が得られる。即ち、第1の実施の
形態で1組のセレクタ15r,15iで、デインターリ
ーブのための選択と、デパンクチャーのための0データ
の挿入とを行っていたのを、本実施の形態の場合には、
第1の組のセレクタ31r,31iでデインターリーブ
のための選択処理を行い、第2の組のセレクタ32r,
32iでデパンクチャーのための選択処理を行うように
2段構成で選択処理を行うようにした点が異なる。この
ようにそれぞれのセレクタで選択する処理を分けたこと
で、それぞれのセレクタでの負担が少なくなり、簡単な
構成のセレクタを組み合わせて、本発明の処理が実現で
きるようになる。
【0069】なお、この第4の実施の形態の場合には、
デインターリーブ処理のための選択を、アドレスカウン
タの出力に基づいて選択するようにしたが、第3の実施
の形態で説明したようにシフトレジスタに予め用意され
たデータの出力に基づいて選択するようにしても良い。
また、図6の構成では、ホールドコントロールパルスH
1 とセレクトコントロールパルスH2 とを別々に生成さ
せるようにしたが、例えばホールドコントロールパルス
1 を2クロック期間遅延させてセレクトコントロール
パルスH2 を生成させるようにしても良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載した復調方法によると、
出力させるポイントを選択する順序により、インターリ
ーブされたデータのデインターリーブ処理が行われると
共に、その選択されるデータの所定位置に0データを挿
入することにより、デパンクチャー処理に必要なデータ
処理が行われ、その0データが挿入されたデータを復号
することで、変調時のパンクチャー処理で間引かれたデ
ータを復元することができ、OFDM変調信号の復調処
理と、デインターリーブ処理と、デパンクチャー処理と
が、簡単な処理で短時間に良好に行える。
【0071】請求項2に記載した復調方法によると、請
求項1に記載した発明において、出力順序データとし
て、カウント処理により出力順序に対応したデータを順
次生成させ、所定の周期でカウンタのカウント処理を一
時的に停止させると共に、所定の周期で0データを選択
させる制御データを生成させることで、カウント処理と
そのカウント処理の制御による簡単な処理で、適切なデ
インターリーブ処理とデパンクチャー処理とが行える。
【0072】請求項3に記載した復調方法によると、請
求項1に記載した発明において、カウント処理を一時的
に停止させる制御データを、所定期間遅延させて、0デ
ータを選択させる制御データとしたことで、遅延処理に
より1つの制御データを使用してカウント処理の制御
と、0データの選択処理の制御とが可能になり、制御処
理が簡単になる。
【0073】請求項4に記載した復調方法によると、請
求項1に記載した発明において、出力順序データは、予
め用意されたデータを順次出力させるようにしたこと
で、その用意されたデータを出力させるだけの簡単な処
理で、適切な選択処理が行える。
【0074】請求項5に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、選択する処理は、フーリエ
変換されたNポイントのデータから出力ポイントを選択
する第1の選択処理と、この第1の選択処理で選択され
た出力データに0データを挿入する位置を選択する第2
の選択処理とを行うことで、2つの選択処理の組み合わ
せで、デインターリーブ処理とデパンクチャー処理とが
良好に行える。
【0075】請求項6に記載した復調装置によると、選
択手段で出力させるポイントを選択する順序により、イ
ンターリーブされたデータのデインターリーブ処理が行
われると共に、その選択手段で選択する際に、所定位置
に0データを挿入することにより、デパンクチャー処理
に必要なデータ処理が行われ、復号手段で復号されたデ
ータとして、変調時のパンクチャー処理で間引かれたデ
ータを復元することができ、OFDM変調信号の復調処
理と、デインターリーブ処理と、デパンクチャー処理と
が、簡単な構成で短時間に良好に行える。
【0076】請求項7に記載した復調装置によると、請
求項6に記載した発明において、出力順序データ生成手
段として、カウント処理により出力順序に対応したデー
タを順次生成させるカウンタと、所定の周期でカウンタ
のカウント処理を一時的に停止させると共に、所定の周
期で選択手段で0データを選択させる制御手段とを使用
したことで、カウンタとそのカウンタの制御手段との組
み合わせで、適切な処理が行える。
【0077】請求項8に記載した復調装置によると、請
求項7に記載した発明において、制御手段が出力するカ
ウント処理を一時的に停止させる制御信号を、所定期間
遅延させて、選択手段で0データを選択させる制御信号
としたことで、遅延手段を使用するだけの簡単な構成
で、それぞれの制御を1つの制御信号で良好に処理で
き、より構成が簡単になる。
【0078】請求項9に記載した復調装置によると、請
求項6に記載した発明において、出力順序データ生成手
段として、予め用意されたデータを順次出力させるシフ
トレジスタを使用したことで、シフトレジスタを使用し
た簡単な構成で、適切な処理が行える。
【0079】請求項10に記載した復調装置によると、
請求項6に記載した発明において、選択手段として、フ
ーリエ変換手段が出力するNポイントのデータから出力
ポイントを選択する第1の選択手段と、この第1の選択
手段の出力に0データを挿入する位置を選択する第2の
選択手段とを備えたことで、2つの選択手段を使用した
処理で、良好にデインターリーブとデパンクチャーとが
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による構成例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による処理状態を示
すタイミング図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による周波数スペク
トルの例を示す周波数スペクトル図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による構成例を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による構成例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態による構成例を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態による処理例を示す
タイミング図である。
【図8】無線伝送システムの一例を示すブロック図であ
る。
【図9】インターリーブされたOFDM波の変調構成例
を示すブロック図である。
【図10】インターリーブされたOFDM波の従来の復
調構成の一例を示すブロック図である。
【図11】図10の例による復調処理状態を示すタイミ
ング図である。
【図12】OFDM波のバーストエラーの発生状態の例
を示す説明図である。
【図13】インターリーブの有無によるエラーの発生状
態を比較する説明図である。
【図14】インターリーブされたOFDM波の従来の復
調構成の他の例を示すブロック図である。
【図15】図14の例による復調処理状態を示すタイミ
ング図である。
【図16】パンクチャー処理の一例を示すブロック図で
ある。
【図17】畳み込み符号化器の一例を示すブロック図で
ある。
【図18】パンクチャー処理状態の一例を示すタイミン
グ図である。
【符号の説明】
11…受信信号入力端子、12r,12i…シリアル/
パラレル変換器、13…フーリエ変換回路(FFT回
路)、14r,14i…出力レジスタ、15r,15
i,15r′,15i′31r,31i,32r,32
i…セレクタ、16…アドレスカウンタ、17,30…
ホールドコントローラ、18r,18i,33r,33
i…0データレジスタ、19,22…遅延回路、20…
ビタビ復号器、23…シフトレジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数間隔で周波数軸上に分散配
    置されたデータを、所定単位毎にNポイント(Nは任意
    の整数)のデータに変換し、 この変換されたNポイントのデータと、予め用意された
    0データから、所定の出力順序データに基づいて指定さ
    れたデータを選択して2系列のデータとし、 この2系列のデータに基づいて復号処理を行う復調方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の復調方法において、 上記出力順序データは、カウント処理により順次生成さ
    せると共に、所定の制御データにより、このカウント処
    理を一時的に停止させる制御と、上記0データを選択す
    る位置を制御する復調方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の復調方法において、 上記カウント処理を一時的に停止させる制御データを、
    所定期間遅延させて、上記0データを選択させる制御デ
    ータとした復調方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の復調方法において、 上記出力順序データは、予め用意されたデータを順次出
    力させるようにした復調方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の復調方法において、 上記選択する処理は、フーリエ変換されたNポイントの
    データから出力ポイントを選択する第1の選択処理と、
    この第1の選択処理で選択された出力データに0データ
    を挿入する位置を選択する第2の選択処理とを行う復調
    方法。
  6. 【請求項6】 所定の周波数間隔で周波数軸上に分散配
    置されたデータを、所定単位毎にNポイント(Nは任意
    の整数)のデータに変換するフーリエ変換手段と、 該フーリエ変換手段が出力するNポイントのデータと、
    予め用意された0データから、指定されたデータを選択
    して2系列のデータとして出力する選択手段と、 該選択手段で選択するデータを指定する出力順序データ
    生成手段と、 上記選択手段が出力する2系列のデータに基づいて復号
    する復号手段とを備えた復調装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の復調装置において、 上記出力順序データ生成手段として、カウント処理によ
    り出力順序に対応したデータを順次生成させるカウンタ
    と、所定の周期で上記カウンタのカウント処理を一時的
    に停止させると共に、所定の周期で上記選択手段で0デ
    ータを選択させる制御手段とを使用した復調装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の復調装置において、 上記制御手段が出力するカウント処理を一時的に停止さ
    せる制御信号を、所定期間遅延させて、上記選択手段で
    0データを選択させる制御信号とした復調装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の復調装置において、 上記出力順序データ生成手段として、予め用意されたデ
    ータを順次出力させるシフトレジスタを使用した復調装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の復調装置において、 上記選択手段として、フーリエ変換手段が出力するNポ
    イントのデータから出力ポイントを選択する第1の選択
    手段と、この第1の選択手段の出力に0データを挿入す
    る位置を選択する第2の選択手段とを備えた復調装置。
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