JP3628567B2 - 車両用補機の固定構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、サンバイザやルームランプ等の車両用補機を、車室内に取り付ける際に適用される車両用補機の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車の運転席または助手席に対応するルーフ部分には、サンバイザが取り付けられている。サンバイザの種類によっては、例えばバイザにバニティミラーが設けられたものがあり、夜間でも使用できるようにランプを備えたものがある。
【0003】
このようなランプを備えたサンバイザ1は、図5に示すように、サンバイザ1を車体100に固定するためのブラケット2を固定シャフト3の先端に有し、このブラケット2を車体100に固定することで取り付けられている。このとき、固定シャフト3内を通してシャフト先端部3aより導出される電線4の先端に、車体100内に配策されたワイヤハーネス5の相手コネクタ6と接続されるコネクタ7が取り付けられている。
【0004】
また、車体100は、ボディ101と、このボディ101の内側に設けられたパネル102とから構成されており、ワイヤハーネス5は、ボディ101とパネル102との間に配策されると共に、その先端に接続したコネクタ6を、パネル102に穿設したブラケット取付孔102aから車室内へ導出してセッティングされている。パネル102は、金属プレート103と、この金属プレート103の車室側に積層したトリム104とから構成されている(図5(a)参照)。
【0005】
そして、ブラケット2には、グロメットスクリュ8と、係合片9とが一体形成されており、コネクタ6,7同士を連結した後、係合片9をブラケット取付孔102aの縁部に係合させると共に、この係合部位を支点として、グロメットスクリュ8をブラケット取付孔102aに押し込む(図5(b)参照)ことによって、グロメットスクリュ8をブラケット取付孔102aの縁部に係合させることができ、これによりブラケット2を、パネル102に固定することができ、このブラケット2の固定によりサンバイザ1を車体100に取り付けることができる(図5(c)参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用補機の固定構造では、サンバイザ1を車体100に取り付ける際に、図5(a)に示すように、片手で、コネクタ6,7同士の連結体をブラケット取付孔102aに押し込む作業をしながら、もう一方の片手で、サンバイザ1を組み付けなければならず、このため作業性が劣るばかりでなく、生産性の低下およびコスト高をも招き、かつコネクタ6,7の連結体は、何等支持されることなくブラケット取付孔102aに押し込まれるので、異音発生の原因にもなるという課題を有している。
【0007】
また、サンバイザ1を組み付けるために、グロメットスクリュ8をブラケット取付孔102aに押し込む必要があるが、この押し込み力が大きくなって作業がしづらいばかりでなく、押し込みの際、グロメットスクリュ8が、ブラケット取付孔102aを構成する金属プレート103のエッジ部で削られ、破損や変形する恐れがあり、ひいてはサンバイザ1に対する保持力の低下を招く、という課題をも有している。
【0008】
さらには、ブラケット2は、係合片9を設けた分、構造が複雑になっており、その分金型費も嵩み、前記した生産性の低下と相俟ってコスト高の拡大を招く、という課題をも有している。
【0009】
そこで、この発明は、良好な作業性により生産性の向上およびコストの低減化が期待でき、かつ補機に対して信頼性のある保持力が得られる車両用補機の固定構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、車両用補機を、ボディとこのボディの内側に設けられたパネルとの間に配策されたワイヤハーネスに電気的に接続させると共に、前記パネルにブラケットを介して固定する車両用補機の固定構造であって、
絶縁樹脂材で拡径可能な筒状に形成されワイヤハーネス側接続端子を、周壁内に埋設すると共にその一部を前記周壁の内周面に露出させたハーネス側接続端部と、
前記パネルに形成され前記ハーネス側接続端部が挿入されて仮止めされる固定孔と、
前記ブラケットに一体形成され、仮止めされた前記ハーネス側接続端部に挿入されるグロメットスクリュと、
前記車両用補機から導出された電線に接続されると共に、前記グロメットスクリュの外表面に露出させて設けられ、前記ハーネス側接続端部への前記グロメットスクリュの挿入により、前記ワイヤハーネス側接続端子の露出部分に当接する補機側接続端子と、
仮止めされた前記ハーネス側接続端部に前記グロメットスクリュを挿入した状態で、前記グロメットスクリュに挿入されて、前記ハーネス側接続端部および前記グロメットスクリュを拡径して、前記ブラケットおよび前記ハーネス側接続端部を前記固定孔に本固定する固定手段とを備えて構成されており、
前記グロメットスクリュは、その中央部に外方へ膨出する中央環状膨出部を有して形成されると共に、前記ハーネス側接続端部は、その内周面に、前記中央環状膨出部を嵌入させる中央環状凹部を有し、その外周面の前記中央環状凹部よりも下方位置に前記固定孔に嵌入する環状凹部を有して形成されており、かつ
前記補機側接続端子は、前記中央環状膨出部に対応して外方へ突出する端子屈曲部を有して前記グロメットスクリュの高さ方向に縦長に形成されると共に、前記ワイヤハーネス側接続端子は、前記端子屈曲部を嵌入させる端子凹部を有して前記ハーネス側接続端部の内側部分と略同等の拡径可能な筒状に形成され、本固定時に前記補機側接続端子と前記ワイヤハーネス側接続端子とを圧接させて電気的接続させることを特徴とする。
【0011】
このため、請求項1の発明では、パネルの固定孔にハーネス側接続端部を仮止めし、このハーネス側接続端部にグロメットスクリュを挿入してブラケットを仮止めし、しかる後、前記グロメットスクリュに固定手段を挿入して、前記ブラケットおよび前記ハーネス側接続端部を前記パネルに本固定することができ、この本固定により車両用補機を、補機側接続端子とワイヤハーネス側接続端子との電気的な接続を伴って車体に取り付けることができる。
【0012】
このとき、ワイヤハーネス側接続端子は、絶縁樹脂材に埋設されてパネルとの絶縁が図られている。ハーネス側接続端部は、パネルの固定孔に仮止めされるだけなので、固定孔に無理入れされることもなく、仮止めの際に損傷や変形を伴うことがない。
【0013】
また、ブラケットは、そのグロメットスクリュを、パネルの固定孔に直接挿入するのではなく、固定孔に仮止めされたハーネス側接続端部に挿入して仮止めされるので、固定孔のエッジ部による損傷や変形を避けることができると共に、グロメットスクリュの外表面に露出させて設けられた補機側接続端子およびハーネス側接続端部の周壁の内周面に露出させて設けたワイヤハーネス側接続端子により、グロメットスクリュの挿入力の軽減を図ることができる。グロメットスクリュのハーネス側接続端部への挿入時には、ワイヤハーネス側接続端子および補機側接続端子の表面が擦れるため、該表面に形成された酸化皮膜を除去することができ、これにより以後に形成される良好な電気的接続状態を確保することができる。
【0014】
また、補機側接続端子とワイヤハーネス側接続端子は、固定手段の挿入によるハーネス側接続端部およびグロメットスクリュの拡径により圧接し、前記した酸化皮膜の除去と合わせて、一層良好な電気的接続状態を確保することができる。
【0015】
さらに、パネルへのブラケットの本固定後は、グロメットスクリュが、補機側接続端子により保護されて剛性が高められており、これにより車両用補機の保持力が向上する。
【0021】
また、請求項1の発明では、パネルへのブラケットの本固定は、グロメットスクリュおよびハーネス側接続端部の拡径により、グロメットスクリュの中央環状膨出部を、ハーネス側接続端部の中央環状凹部に嵌入させるようにして行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。本実施形態では、車両用補機がサンバイザである場合を示す。
【0023】
図1は、この発明の第1実施形態としてのサンバイザの固定構造を示す。この固定構造は、サンバイザ1を、ボディとこのボディの内側に設けられたパネル102との間に配策されたワイヤハーネス5に電気的に接続させると共に、パネル102にブラケット2を介して固定するようになっている。このとき、ボディは、図示していないが、図5に示すようにパネル102と共に車体100を構成している。また、ブラケット2は、サンバイザ1が軸回りに回転可能に取り付けられる固定シャフト3の先端に取り付けられている。
【0024】
そして、この固定構造は、絶縁樹脂材で拡径可能な筒状に形成されワイヤハーネス側接続端子10を、周壁11a内に埋設すると共にその一部を周壁11aの内周面に露出させたハーネス側接続端部11と、パネル102に形成されハーネス側接続端部11が挿入されて仮止めされる固定孔12と、ブラケット2に一体形成され、仮止めされたハーネス側接続端部11に挿入されるグロメットスクリュ13と、サンバイザ1から導出された電線4に接続されると共に、グロメットスクリュ13の外表面に露出させて設けられ、ハーネス側接続端部11へのグロメットスクリュ13の挿入により、ワイヤハーネス側接続端子10の露出部分に当接するバイザ側接続端子(補機側接続端子)14と、仮止めされたハーネス側接続端部11にグロメットスクリュ13を挿入した状態で、グロメットスクリュ13に挿入されて、ハーネス側接続端部11およびグロメットスクリュ13を拡径して、ブラケット2およびハーネス側接続端部11を固定孔12に本固定する固定手段としてのねじ部材15とを備えて構成されている。
【0025】
具体的には、ハーネス側接続端部11は、断面C字形状のワイヤハーネス側接続端子10を、絶縁樹脂材でインサート成形して形成される。ワイヤハーネス側接続端子10は、その断面C字形部分の内面10aを周壁11aの内周面に露出させると共に、その連結部10bを周壁11aの外側方へ突出させて、ハーネス側接続端部11に埋設されている。連結部10bには、ワイヤハーネス5が連結されている。このように、ワイヤハーネス側接続端子10は、絶縁樹脂材に埋設されてパネル102との絶縁が図られている。このハーネス側接続端部11には、周壁11aに、縦方向にスリット11bが設けられて拡径可能となっており、かつ内周面の中央部に中央環状凹部11dを有し、その外周面の中央環状凹部11dよりも下方位置に環状凹部11cが設けられて固定孔12に仮止め可能となっている。ワイヤハーネス側接続端子10は、中央環状凹部11dに対応する部位に端子凹部10cを有してハーネス側接続端部11の内側部分と略同等の拡径可能な筒状に形成されている。
【0026】
また、固定孔12は、ハーネス側接続端部11の環状凹部11cが嵌入可能な孔径を有して、パネル102に2個穿設されている。このパネル102には、固定孔12の他に、固定孔12に近接させて、ブラケット取付孔16が穿設されている。このブラケット取付孔16は、ブラケット2の組み付け時に、ブラケット2の一側面に突出した固定シャフト3のシャフト先端部3aの挿入を許容し、かつワイヤハーネス5の導出をも許容するように、固定孔12よりも大きい孔として穿設されている。
【0027】
また、グロメットスクリュ13は、シャフト先端部3aの突出するブラケット2の一側面2aに、2個の固定孔12の離間距離に対応する距離だけ離間させて2個設けられている。このグロメットスクリュ13は、縦方向に設けられたスリット13aにより拡径可能となっており、かつその中央部に外方へ膨出する中央環状膨出部13bを有して形成されている。中央環状膨出部13bは、ハーネス側接続端部11の中央環状凹部11dに嵌入するように形成されている(図3(a)参照)。
【0028】
また、バイザ側接続端子14は、一端側に固着爪14aを、他端側に電線圧着部14bをそれぞれ設けた、略L字形に折曲された金属片で構成されている。固着爪14aを有する縦片は、中央環状膨出部13bに対応して外方へ突出する端子屈曲部14cを有してグロメットスクリュ13の高さ方向に縦長に形成されている(図2参照)。電線圧着部14bには、シャフト先端部3aから導出された電線4が接続している。そしてバイザ側接続端子14は、電線圧着部14bの形成されている一辺をブラケット2の一側面2aに沿わせると共に、固着爪14aをグロメットスクリュ13に突き刺すようにして、固着爪14aの形成されている他辺をグロメットスクリュ13の外側面に沿わせて取り付けられている。このときの電線4は、その他端がサンバイザ1内のランプ(図示せず)に接続されており、固定シャフト3内を挿通させて配策されている。なお、グロメットスクリュ13には、固着爪14aの突き刺しを容易にするため、固着爪14aが無理入れされる固着孔を予め設けても良い。
【0029】
そして、このようなサンバイザの固定構造では、パネル102の固定孔12にハーネス側接続端部11を仮止めし、このハーネス側接続端部11にグロメットスクリュ13を挿入してブラケット2を仮止めし(図3(a)参照)、しかる後、グロメットスクリュ13にねじ部材15をねじ込んで、ブラケット2およびハーネス側接続端部11をパネル102に本固定することができ(図3(b)参照)、この本固定によりサンバイザ1を、バイザ側接続端子14とワイヤハーネス側接続端子10との電気的な接続を伴って車体に取り付けることができる。
【0030】
このとき、ハーネス側接続端部11は、パネル102の固定孔12に仮止めされるだけなので、固定孔12に無理入れされることもなく、仮止めの際に損傷や変形を伴うことがない。
【0031】
また、ブラケット2は、そのグロメットスクリュ13を、パネル102の固定孔12に直接挿入するのではなく、固定孔12に仮止めされたハーネス側接続端部11に挿入して仮止めされるので(図3(a)参照)、固定孔12のエッジ部による損傷や変形を避けることができると共に、グロメットスクリュ13の外表面に露出させて設けられたバイザ側接続端子14およびハーネス側接続端部11の周壁11aの内周面に露出させて設けたワイヤハーネス側接続端子10により、グロメットスクリュ13の挿入力の軽減を図ることができる。すなわち、グロメットスクリュ13の挿入時は、バイザ側接続端子14とワイヤハーネス側接続端子10との金属同士の摺接部分により摩擦力を小さくでき、これによりグロメットスクリュ13の挿入力の軽減を図ることができる。
【0032】
また、グロメットスクリュ13のハーネス側接続端部11への挿入時には、ワイヤハーネス側接続端子10およびバイザ側接続端子14の表面が擦れるため、該表面に形成された酸化皮膜を除去することができ、これにより以後に形成される良好な電気的接続状態を確保することができる。
【0033】
また、バイザ側接続端子14とワイヤハーネス側接続端子10は、ねじ部材15のねじ込みによるハーネス側接続端部11およびグロメットスクリュ13の拡径により圧接し(図3(b)参照)、前記した酸化皮膜の除去と合わせて、一層良好な電気的接続状態を確保することができる。
【0034】
さらに、パネル102へのブラケット2の本固定後は、グロメットスクリュ13が、バイザ側接続端子14により保護されて剛性が高められており、これによりサンバイザ1の保持力が向上する。
【0035】
またさらに、本実施形態では、パネル102へのブラケット2の本固定後は、図1に示すように、ねじ部材15の頭部を隠すために、カバー体17をブラケット2に被せる。
【0037】
また、パネル102へのブラケット2の本固定は、グロメットスクリュ13およびハーネス側接続端部11の拡径により、グロメットスクリュ13の中央環状膨出部13bを、ハーネス側接続端部11の中央環状凹部11dに嵌入させるようにして行われるので、サンバイザ1の保持力が向上する。
【0038】
図4は、この発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、固定手段が異なるだけで、他の構成は、前述した第1実施形態と同様に構成されている。
【0039】
すなわち、本実施形態の固定手段は、ブラケット2を覆うカバー体20に一体形成され、カバー体20のブラケット2への被覆時にグロメットスクリュ13に挿入される棒状突起21で構成されている。
【0040】
この第2実施形態によれば、第1実施形態では2部品で構成していた固定手段とカバー体とを一部品で構成することができると共に、グロメットスクリュ13の拡径と、カバー体20の被覆とを一作業により同時に行うことができる。
【0041】
また、第1および第2実施形態によれば、揺動可能な不支持部品を構成要素として取り込むことがないので、本固定後の異音発生の恐れがない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、パネルの固定孔にハーネス側接続端部を仮止めし、このハーネス側接続端部にグロメットスクリュを挿入してブラケットを仮止めし、しかる後、グロメットスクリュに固定手段を挿入して、ブラケットおよびハーネス側接続端部をパネルに本固定することができ、この本固定により車両用補機を、補機側接続端子とワイヤハーネス側接続端子との電気的な接続を伴って車体に取り付けることができるので、コネクタ嵌合作業が不要で取付作業の簡略化を図ることができると共に、組み付け時に、ハーネス側接続端部およびグロメットスクリュの損傷や変形を伴うことが無く、ひいては良好な作業性により生産性の向上およびコストの低減化が期待でき、かつ補機に対して信頼性のある保持力が得られる。
【0045】
さらに、請求項1の発明によれば、パネルへのブラケットの本固定は、グロメットスクリュおよびハーネス側接続端部の拡径により、グロメットスクリュの中央環状膨出部を、ハーネス側接続端部の中央環状凹部に嵌入させるようにして行われ、本固定後は、グロメットスクリュが補機側接続端子により保護されて剛性が高められており、これにより車両用補機の保持力が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての車両用補機の固定構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1の固定構造に適用される補機側接続端子の斜視図である。
【図3】図1の固定構造の作業手順を示す断面図で、(a)は仮止め状態を、(b)は本固定状態をそれぞれ示す。
【図4】本発明の第2実施形態としての車両用補機の固定構造の要部を示す分解斜視図である。
【図5】従来の車両用補機の固定構造の作業手順を示す断面図で、(a)は初期状態を、(b)は中間状態を、(c)は組み付け完了状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 サンバイザ(車両用補機)
2 ブラケット
4 電線
5 ワイヤハーネス
10 ワイヤハーネス側接続端子
10c 端子凹部
11 ハーネス側接続端部
11a 周壁(ハーネス側接続端部の)
11c 環状凹部
11d 中央環状凹部
12 固定孔
13 グロメットスクリュ
13b 中央環状膨出部
14 バイザ側接続端子(補機側接続端子)
14c 端子屈曲部
15 ねじ部材(固定手段)
20 カバー体
21 棒状突起(固定手段)
102 パネル
Claims (1)
- 車両用補機を、ボディとこのボディの内側に設けられたパネルとの間に配策されたワイヤハーネスに電気的に接続させると共に、前記パネルにブラケットを介して固定する車両用補機の固定構造であって、
絶縁樹脂材で拡径可能な筒状に形成されワイヤハーネス側接続端子を、周壁内に埋設すると共にその一部を前記周壁の内周面に露出させたハーネス側接続端部と、
前記パネルに形成され前記ハーネス側接続端部が挿入されて仮止めされる固定孔と、
前記ブラケットに一体形成され、仮止めされた前記ハーネス側接続端部に挿入されるグロメットスクリュと、
前記車両用補機から導出された電線に接続されると共に、前記グロメットスクリュの外表面に露出させて設けられ、前記ハーネス側接続端部への前記グロメットスクリュの挿入により、前記ワイヤハーネス側接続端子の露出部分に当接する補機側接続端子と、
仮止めされた前記ハーネス側接続端部に前記グロメットスクリュを挿入した状態で、前記グロメットスクリュに挿入されて、前記ハーネス側接続端部および前記グロメットスクリュを拡径して、前記ブラケットおよび前記ハーネス側接続端部を前記固定孔に本固定する固定手段とを備えて構成されており、
前記グロメットスクリュは、その中央部に外方へ膨出させた中央環状膨出部を有して形成されると共に、前記ハーネス側接続端部は、その内周面に、前記中央環状膨出部を嵌入させる中央環状凹部を有し、その外周面の前記中央環状凹部よりも下方位置に前記固定孔に嵌入する環状凹部を有して形成されており、かつ
前記補機側接続端子は、前記中央環状膨出部に対応して外方へ突出する端子屈曲部を有して前記グロメットスクリュの高さ方向に縦長に形成されると共に、前記ワイヤハーネス側接続端子は、前記端子屈曲部を嵌入させる端子凹部を有して前記ハーネス側接続端部の内側部分と略同等の拡径可能な筒状に形成され、本固定時に前記補機側接続端子と前記ワイヤハーネス側接続端子とを当接させて電気的接続させることを特徴とする車両用補機の固定構造。
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