JP2564302Y2 - 車両用キースイッチ - Google Patents
車両用キースイッチInfo
- Publication number
- JP2564302Y2 JP2564302Y2 JP3062193U JP3062193U JP2564302Y2 JP 2564302 Y2 JP2564302 Y2 JP 2564302Y2 JP 3062193 U JP3062193 U JP 3062193U JP 3062193 U JP3062193 U JP 3062193U JP 2564302 Y2 JP2564302 Y2 JP 2564302Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- vehicle
- terminal plate
- switch
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両電源の断続及びス
タータモータの起動を行うための車両用キースイッチに
関するものである。
タータモータの起動を行うための車両用キースイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車には、車載電装品に供給する電源
の断続、およびスタータモータの起動を行うためのキー
スイッチがステアリングコラムの近傍に設けられてい
る。このキースイッチは、シリンダ錠部、ステアリング
ロック装置部、及びロータリースイッチ部が、キーの挿
入方向に沿って一列に並んだ状態で一体的に構成されて
おり、ロータリースイッチ部がキーの挿入孔の反対側の
端部に位置している。
の断続、およびスタータモータの起動を行うためのキー
スイッチがステアリングコラムの近傍に設けられてい
る。このキースイッチは、シリンダ錠部、ステアリング
ロック装置部、及びロータリースイッチ部が、キーの挿
入方向に沿って一列に並んだ状態で一体的に構成されて
おり、ロータリースイッチ部がキーの挿入孔の反対側の
端部に位置している。
【0003】ロータリースイッチの接点や端子部分は、
防塵、防滴、及び絶縁のためにカバーにて覆われるが、
このカバーは、車両の振動等で簡単に脱落したりするこ
とのないようにビス止めされることが一般的である。
防塵、防滴、及び絶縁のためにカバーにて覆われるが、
このカバーは、車両の振動等で簡単に脱落したりするこ
とのないようにビス止めされることが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、ビス止め構
造は、固定強度上の信頼性は比較的高いものの、ねじ孔
加工やビスのねじ込み作業などが必要なために製造工程
が煩雑になりがちな上、部品点数も増大するといった好
ましくない面がある。
造は、固定強度上の信頼性は比較的高いものの、ねじ孔
加工やビスのねじ込み作業などが必要なために製造工程
が煩雑になりがちな上、部品点数も増大するといった好
ましくない面がある。
【0005】本考案は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、接
点或いは端子部分を覆うカバーが、簡単に取付けること
ができ、しかも取付けた後の脱落が防止し得るように改
良された車両用キースイッチを提供することにある。
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、接
点或いは端子部分を覆うカバーが、簡単に取付けること
ができ、しかも取付けた後の脱落が防止し得るように改
良された車両用キースイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、回動不能な固定部材13、回動可能な可動
部材10、および両部材に設けられた複数の接点手段1
1・12を有し、車載バッテリーと車載電装品負荷との
接続をキー8の挿入、回動に応じて断続するためのロー
タリースイッチ2の少なくとも一部を、本体の端部に形
成された凹部14に収容してなる車両用キー装置の構成
を、ロータリースイッチが、弾性変形可能な係合爪19
aを介して固定部材に止着されるカバー16にて覆わ
れ、係合爪の変形を防止するための押さえ部20が、凹
部の開口部に形成されるものとすることによって達成さ
れる。
案によれば、回動不能な固定部材13、回動可能な可動
部材10、および両部材に設けられた複数の接点手段1
1・12を有し、車載バッテリーと車載電装品負荷との
接続をキー8の挿入、回動に応じて断続するためのロー
タリースイッチ2の少なくとも一部を、本体の端部に形
成された凹部14に収容してなる車両用キー装置の構成
を、ロータリースイッチが、弾性変形可能な係合爪19
aを介して固定部材に止着されるカバー16にて覆わ
れ、係合爪の変形を防止するための押さえ部20が、凹
部の開口部に形成されるものとすることによって達成さ
れる。
【0007】
【作用】このような構成によれば、係合爪の弾発係合力
をもってカバーを取付けることができ、取付け後は押さ
え部によって係合爪が変形し得なくなるため、カバーの
脱落防止ができる。
をもってカバーを取付けることができ、取付け後は押さ
え部によって係合爪が変形し得なくなるため、カバーの
脱落防止ができる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本考案の構成を詳細に説明する。
に基づいて本考案の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本考案に基づき構成されたキー装
置の概略構造を示している。このキー装置1は、自動車
のステアリングシャフト回りのステアリングコラムに取
付けられるものであり、ロータリースイッチ部2と、ス
テアリングロック装置部3と、シリンダ錠部4とからな
り、車両の電源及びスタータモータの断続機能と、ステ
アリングロック機能とを備えている。そしてこのキー装
置1は、シリンダ錠部4のロータ5とロータリースイッ
チ部2との間がジョイント軸6にて連結されると共に、
ジョイント軸6の中間部に設けられた偏心軸がロックピ
ン7に係合しており、シリンダ錠部4のロータ5にキー
8を挿入して回動することにより、ロータリースイッチ
部2に設けられた接点を断続させると共に、ステアリン
グシャフトに対する係合位置と係合解除位置との間でロ
ックピン7を移動させることができるようになってい
る。
置の概略構造を示している。このキー装置1は、自動車
のステアリングシャフト回りのステアリングコラムに取
付けられるものであり、ロータリースイッチ部2と、ス
テアリングロック装置部3と、シリンダ錠部4とからな
り、車両の電源及びスタータモータの断続機能と、ステ
アリングロック機能とを備えている。そしてこのキー装
置1は、シリンダ錠部4のロータ5とロータリースイッ
チ部2との間がジョイント軸6にて連結されると共に、
ジョイント軸6の中間部に設けられた偏心軸がロックピ
ン7に係合しており、シリンダ錠部4のロータ5にキー
8を挿入して回動することにより、ロータリースイッチ
部2に設けられた接点を断続させると共に、ステアリン
グシャフトに対する係合位置と係合解除位置との間でロ
ックピン7を移動させることができるようになってい
る。
【0010】ロータリースイッチ部2は、キー8の回動
に連動して回動するスイッチロータ10と、スイッチロ
ータ10に設けられた可動接点群11に接離可能な固定
接点群12が設けられたターミナルプレート13と、ス
イッチロータ10を収容するべくキー装置1の本体ケー
シング9の後端部に凹設されたスイッチケース14と、
固定接点群12にはんだ付けされた接続端子板15を覆
う端子板カバー16と、接続端子板15の遊端部に固定
されたカプラの一方の半体17とから構成されている。
に連動して回動するスイッチロータ10と、スイッチロ
ータ10に設けられた可動接点群11に接離可能な固定
接点群12が設けられたターミナルプレート13と、ス
イッチロータ10を収容するべくキー装置1の本体ケー
シング9の後端部に凹設されたスイッチケース14と、
固定接点群12にはんだ付けされた接続端子板15を覆
う端子板カバー16と、接続端子板15の遊端部に固定
されたカプラの一方の半体17とから構成されている。
【0011】固定接点群12にはんだ付けされ、かつカ
プラの一方の半体17に挿入固定された接続端子板15
は、車載電装品および車載バッテリーから導出されたリ
ード線を束ねたワイヤーハーネスに接続されているカプ
ラの他方の半体(図示せず)をカプラの一方の半体17
に連結することにより、各電装品および電源に接続され
る。そしてスイッチロータ10の回動位置に応じて可動
接点群11と固定接点群12との間の断続状態が変化
し、周知の車両用キースイッチと同様に、LOCK、A
CC、ON、STARTの各位置に対応して選択された
機器に対する電流が供給される。
プラの一方の半体17に挿入固定された接続端子板15
は、車載電装品および車載バッテリーから導出されたリ
ード線を束ねたワイヤーハーネスに接続されているカプ
ラの他方の半体(図示せず)をカプラの一方の半体17
に連結することにより、各電装品および電源に接続され
る。そしてスイッチロータ10の回動位置に応じて可動
接点群11と固定接点群12との間の断続状態が変化
し、周知の車両用キースイッチと同様に、LOCK、A
CC、ON、STARTの各位置に対応して選択された
機器に対する電流が供給される。
【0012】固定接点群12の内のバッテリー電源に接
続される接点には、電源供給用の端子板と共に遊び端子
板18がはんだ付けされている。これにより、電源が供
給される端子板の実質的な面積が増大し、車載負荷が接
続された時の接点の発熱が効率的に放熱される。この遊
び端子板18は、電流が流れる実端子板を設けた上で余
剰となった部分に設けることができるので、カプラ(1
7)を必要以上に大型化せずに済む。
続される接点には、電源供給用の端子板と共に遊び端子
板18がはんだ付けされている。これにより、電源が供
給される端子板の実質的な面積が増大し、車載負荷が接
続された時の接点の発熱が効率的に放熱される。この遊
び端子板18は、電流が流れる実端子板を設けた上で余
剰となった部分に設けることができるので、カプラ(1
7)を必要以上に大型化せずに済む。
【0013】接続端子板15を覆う端子板カバー16に
は、複数の(例えば4ヶ所)係合爪19a・19bが形
成されており、その内の3つ(19a)はターミナルプ
レート13の外周縁部の適宜な位置に係合し、残りの1
つ(19b)はカプラの一方の半体17の側面に係合し
ている。
は、複数の(例えば4ヶ所)係合爪19a・19bが形
成されており、その内の3つ(19a)はターミナルプ
レート13の外周縁部の適宜な位置に係合し、残りの1
つ(19b)はカプラの一方の半体17の側面に係合し
ている。
【0014】ロータリースイッチ部2は、端子板カバー
16を取り付けた状態でターミナルプレート13をスイ
ッチケース14の端面にビス止めすることでキー装置1
の本体ケーシング9の後端部に固定される。
16を取り付けた状態でターミナルプレート13をスイ
ッチケース14の端面にビス止めすることでキー装置1
の本体ケーシング9の後端部に固定される。
【0015】スイッチケース14の開口端部分には、タ
ーミナルプレート13に係合した係合爪19aの1つの
外面に重なり合う位置に壁20が形成されている。これ
により、キー装置1の本体ケーシング9にロータリース
イッチ部2を固定した状態では、端子板カバー16の係
合爪19aが外れる向きに変形し得なくなるので、端子
板カバー16が不用意に脱落するなどして端子部分が露
出する虞れをなくすることができる。
ーミナルプレート13に係合した係合爪19aの1つの
外面に重なり合う位置に壁20が形成されている。これ
により、キー装置1の本体ケーシング9にロータリース
イッチ部2を固定した状態では、端子板カバー16の係
合爪19aが外れる向きに変形し得なくなるので、端子
板カバー16が不用意に脱落するなどして端子部分が露
出する虞れをなくすることができる。
【0016】
【考案の効果】このように本考案によれば、係合爪の弾
発係合力をもって、ロータリースイッチ部の固定部材で
あるターミナルプレートに端子板カバーを取付けること
ができ、しかもカバーの取付け後は、係合解除方向へ係
合爪が変形し得なくなる。従って、カバーの組付け性を
向上し、かつ脱落防止信頼性を高める上に多大な効果が
得られる。
発係合力をもって、ロータリースイッチ部の固定部材で
あるターミナルプレートに端子板カバーを取付けること
ができ、しかもカバーの取付け後は、係合解除方向へ係
合爪が変形し得なくなる。従って、カバーの組付け性を
向上し、かつ脱落防止信頼性を高める上に多大な効果が
得られる。
【図1】本考案が適用されたキー装置の側断面図。
1 キー装置 2 ロータリースイッチ 3 ステアリングロック装置 4 シリンダ錠部 5 ロータ 6 ジョイント軸 7 ロックピン 8 キー 9 本体ケーシング 10 スイッチロータ 11 可動接点群 12 固定接点群 13 ターミナルプレート 14 スイッチケース 15 接続端子板 16 端子板カバー 17 カプラの一方の半体 18 遊び端子板 19a・19b 係合爪 20 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−295749(JP,A) 実開 平4−108468(JP,U) 実開 平5−24833(JP,U) 実開 平4−123972(JP,U) 実開 平1−99751(JP,U) 実開 平2−69437(JP,U) 実開 平2−67529(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 回動不能な固定部材、回動可能な可動部
材、および両部材に設けられた複数の接点手段を有し、
車載バッテリーと車載電装品負荷との接続をキーの挿
入、回動に応じて断続するためのロータリースイッチの
少なくとも一部を、本体の端部に形成された凹部に収容
してなる車両用キー装置であって、前記ロータリースイッチが、弾性変形可能な係合爪を介
して前記固定部材に止着されるカバーにて覆われ、 前記係合爪の変形を防止するための押さえ部が、前記凹
部の開口部に形成される ことを特徴とする車両用キース
イッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062193U JP2564302Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 車両用キースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062193U JP2564302Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 車両用キースイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684655U JPH0684655U (ja) | 1994-12-02 |
JP2564302Y2 true JP2564302Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=12308936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062193U Expired - Lifetime JP2564302Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 車両用キースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564302Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4589414B2 (ja) * | 2008-01-30 | 2010-12-01 | 株式会社東海理化クリエイト | 産業車両用ディスコネクトスイッチ装置 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP3062193U patent/JP2564302Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684655U (ja) | 1994-12-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323532 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
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