JP3627758B2 - 間仕切用折りたたみパネル装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は間仕切り、クローゼット等に使用する吊り下げ方式の折りたたみパネル装置の折りたたみ機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数枚のパネルを長蝶番を介して展開及び折りたたみ可能に連結し、複数枚のパネルを一枚おきにランナーを介してハンガーレールに水平回動可能にかつハンガーレール長手方向移動自在に吊るしてなる折りたたみパネル装置は、特開平4−368585号によって公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記折りたたみパネル装置は、展開したときに全パネルを一直線に整列させるために、パネルを連結する長蝶番の上端面に上蝶番を設け、上蝶番のカムとフォロワの摺接面同士をばねを介して密着させている。パネルを折りたたむとき、フォロワをカムに対して摺動させなければならないが、ばねの力が強いと、摺動初期にかなり強い力を必要とするため、折りたたみがしにくくなる。しかし、ばねの力を弛めると、折りたたみは楽になるが、展開したときにパネルが一直線に整列しないという問題が生ずる。
【0004】
本発明はこの問題を解決するためになされたものであり、パネルは楽に折りたたむことが可能であるが、展開したときはパネルを一直線に整列させることができる折りたたみパネル装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明が採用する手段は、長蝶番が連結するパネル左右方向と長蝶番左右方向が一致するパネル展開位置において、長蝶番の上端面に付設した上蝶番の中央からガイドピンを突出させてハンガーレールのレール溝に挿入したことにある。ガイドピンはばねの弾性反発力で上昇させ、手動で下降させる。必要に応じて、上蝶番にパネルを折りたたむ方向に付勢するばねを設けてもよい。
【0006】
【作用】
折たたみパネル装置を展開したとき、両側のパネルを連結する上蝶番の中央から突出するガイドピンはばねの弾性反発力で押し上げられてハンガーレールのレール溝にはまるから、その上蝶番と一体の長蝶番は必ずハンガーレールの中央に位置し、それらの蝶番によって連結された片側のパネルのランナーもハンガーレールのレール溝にはまるから、ガイドピンとランナーによってそのパネルの左右方向(幅方向)は必ずハンガーレールの長手方向と一致する。したがって、上蝶番のばねを強くしてパネルの左右方向を規制しなくても、パネルを一直線に整列させることができる。
【0007】
パネルを折りたたむとき、ガイドピンをハンガーレールのレール溝から手動で抜き下げるが、このとき、上蝶番のパネル左右方向を規制するばねの力が小さければ、折りたたみ操作は至極楽である。特に、上蝶番にパネルを折りたたむ方向に作用するねじりばねを設けた場合は、ガイドピンを抜き下げただけで、自動的にパネルはねじりばねにより折りたたまれる。
【0008】
【実施例】
本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、4枚のパネルをパネル幅方向側面全長にわたって装着した長蝶番20によって連結し、先頭パネル10a及びそれから末尾側へ一枚おいた中間パネル10cに取り付けたランナー12と末尾パネル10dに取り付けたスライダ11によってハンガーレール30に吊り下げる。先頭パネル10aの先頭側端面及び末尾パネル10dの末尾側端面には全長にわたってクッション29を装着する。各パネル10はそれぞれの長蝶番20の軸部と一体の縦枠21と、幅方向両側の縦枠21を連結する横枠13と、上下の横枠13の間に挿入したスペーサ14とから構成する。ランナー12はパネル10a、10cの幅方向の先頭側端部上面に、スライダ11は末尾パネル10dの幅方向末尾側端部上面にそれぞれ位置する。長蝶番20の上端面に上蝶番18を取り付け、その上蝶番を介して隣接するパネルの縦枠21の上端部を連結する。先頭パネル10aと次のパネル10bの間の上蝶番18の中央からガイドピン52を突出させてハンガーレール30のレール溝31に挿入する。
【0009】
図2及び図3に示すように、パネル10の縦枠21は長蝶番20のパネル連結部と共通であり、縦枠21の軸部25は長蝶番20の中間体24に90度回転可能に軸受けされる。上蝶番18のセンターケース32は長蝶番20の中間体24の上端面に取り付けられる。上蝶番18の左右のサイドケース37は、長蝶番20の軸部25に同軸にねじ止めした回転軸33を中心としてセンターケース32に相互回動自在に連結される。サイドケース37は止めねじ34によって縦枠21に固定される。
【0010】
左右の回転軸33を中心とする環状のばね溝47をセンターケース32に設け、そのばね溝の外側に中心角90度のカム面40を形成する。必要であれば、ばね溝47にはコイル状のねじりばね44をはめる。左右のサイドケース37にフォロワ42を左右に摺動自在に設け、そのフォロワ42の先端を図外のばねによりカム面40に当接させる。図示していないが、サイドケースの左右方向がセンターケースの左右方向に一致するとき、フォロワの先端はカム面の一方の凹部にはまり、サイドケースの左右方向がセンターケースの左右方向に直交するとき、フォロワの先端はカム面の他方の凹部にはまる。
【0011】
センターケース32の中央孔50から中間体24の内部にトップガイド51を固定し、そのトップガイド51にガイドピン52を挿入する。ガイドピン52の頭部53はセンターケース32の中央孔から出入可能であり、軸部54はトップガイド51の底孔を貫通する。長蝶番20の上下方向の中央近くにスライドノブ60を上下摺動自在に取り付け、そのスライドノブ60にボルト57を通す。ボルト57はガイドピン25の下端部を通るから、スライドノブ60を上下に摺動すると、ガイドピン52も一体となって上下に摺動する。
【0012】
ねじりばね44を上蝶番18のばね溝47に装着した場合、図3に示すように、ねじりばねの一端はセンターケース32に設けたばね取付孔45に係止し、他端はサイドケース37のばね取付孔46に係止する。ねじりばねは、実線で示すサイドケース37の左右方向がセンターケース32の左右方向に一致する位置から、鎖線で示す位置へ、すなわち展開したパネル10を折りたたむ方向に弾性反発力を作用する。
【0013】
図4(a)に示すように、ガイドピン52の軸部54は長蝶番20の中間体24の内部を延長し、その下端はエンドピース55にねじ込まれる。エンドピース55は筒状のエンドピースホルダ56に上下方向摺動可能に保持され、エンドピースホルダ56は中間体24に止めねじにより固定される。中間体24のエンドピースホルダ56を固定した位置の前後両面に上下方向のスライド孔61をあけ、その前後のスライド孔にスライドノブ60を上下摺動自在にはめる。ボルト57を介してエンドピース55と前後のスライドノブ60を一体に連結し、エンドピース55を押し上げるばね58をエンドピースホルダ56内に設ける。スライドノブ60を操作しないときは、ばね58がガイドピン52を押し上げ、上蝶番20から突出する頭部53をハンガーレール30のレール溝31に挿入するから、上蝶番20によって連結された両側のパネルは位置が規制され、ハンガーレール長手方向に一直線に整列する。
【0014】
図4(b)に矢印Aで示すように、スライドノブ60をばね58に抗して下げると、ガイドピン52の頭部53がレール溝31から抜ける。ガイドピン52がレール溝31から抜けると、手動又はねじりばねにより、両側のパネルは簡単に折れて連結部分はガイドレール30の長手方向に対して垂直に移動する。ついで、スライドノブを解放すると、ばね58の反発力で再びガイドピン52は図4(a)に示すようにスライドノブ60と共に押し上げられる。
【0015】
ハンガーレール30の底面は中央のレール溝31に対して下降する斜面59に形成したから、ガイドピン52の頭部53を斜面59に沿って押すと、ガイドピン52はばね58に抗して簡単に下降する。したがって、ハンガーレール30から外れたガイドピン52を再びハンガーレール30のレール溝31にはめるときは、スライドノブ60を下げなくても、ガイドピン52の頭部53をハンガーレール30の斜面59に交差するように押すだけでよい。
【0016】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明の装置は、従来の上蝶番の回転角度を規制するカムに作用するばねを強くして展開したパネルをハンガーレール長手方向に一直線に整列させていたものとは異なり、パネルを連結する上蝶番の中央から突出するガイドピンを上下操作可能に設け、そのガイドピンをハンガーレールのレール溝にはめて、展開したパネルをハンガーレール長手方向に一直線に整列させるから、上蝶番のカムに作用するばねを強くする必要はなく、ガイドピンをハンガーレールのレール溝から抜き下げると、両側のパネルは手動で楽に、又はねじりばねによって自動的に折りたたむことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例の装置を備えた間仕切を一部断面で示す正面図、
【図2】は図1の装置の要部の左右方向断面図、
【図3】は図1の装置の平面図、
【図4】は図2の前後方向断面図、
【符号の説明】
10:パネル、11:スライダ、12:ランナー、13:横枠、14:スペーサ、18:上蝶番、20:長蝶番、21:縦枠、24:中間体、25:軸部、29:クッション、31:レール溝、32:センターケース、33:回転軸、34:止めねじ、37:サイドケース、40:カム面、43:斜面、44:ねじりばね、45、46:ばね取付孔、47:ばね溝、50:中央孔、51:トップガイド、52:ガイドピン、53:頭部、54:軸部、55:エンドピース、56:ガイドピンホルダ、57:ボルト、58:ばね、59:斜面、60:スライドノブ
Claims (3)
- 複数のパネル(10)を長蝶番(20)を介して折りたたみ可能に連結し、1つおきのパネル上端面に設けたスライダ(11)又はランナー(12)によってハンガーレール(30)に水平回動自在に、かつハンガーレール長手方向移動可能に吊り、前記長蝶番の上端面に設けた上蝶番(18)により、前記長蝶番に対するパネルの展開及び折りたたみ位置を規制するようにした折りたたみパネル装置であって、前記上蝶番から前記長蝶番の中央を上下に貫通するガイドピン(52)を設け、前記長蝶番に前記ガイドピンを上下摺動自在に保持するホルダ(57)を設け、前記ホルダ(57)に前記ガイドピン(52)を上方へ押し上げるばね(58)を設けて前記上蝶番の中央から突出する前記ガイドピンの頭部(53)を前記ハンガーレールのレール溝(31)に挿入し、前記長蝶番に前記ガイドピンを操作するスライドノブ(60)を設けて前記ガイドピンを前記レール溝から抜き下げるようにしたことを特徴とする間仕切用折りたたみパネル装置。
- ハンガーレール(30)の底に中央のレール溝(31)に対して下降する傾斜面(59)を設けたことを特徴とする請求項1記載の間仕切用折りたたみパネル装置。
- 上蝶番(18)にパネルをパネル折りたたみ方向に回動させるねじりばね(44)を設けたことを特徴とする請求項1記載の間仕切用折りたたみパネル装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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1994
- 1994-09-28 JP JP23286194A patent/JP3627758B2/ja not_active Expired - Fee Related
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