JP2781636B2 - 折り戸装置 - Google Patents

折り戸装置

Info

Publication number
JP2781636B2
JP2781636B2 JP6346890A JP6346890A JP2781636B2 JP 2781636 B2 JP2781636 B2 JP 2781636B2 JP 6346890 A JP6346890 A JP 6346890A JP 6346890 A JP6346890 A JP 6346890A JP 2781636 B2 JP2781636 B2 JP 2781636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
doors
door
pair
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6346890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03262887A (ja
Inventor
善行 真崎
Original Assignee
株式会社ムラコシ精工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ムラコシ精工 filed Critical 株式会社ムラコシ精工
Priority to JP6346890A priority Critical patent/JP2781636B2/ja
Publication of JPH03262887A publication Critical patent/JPH03262887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781636B2 publication Critical patent/JP2781636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は折り戸装置に係り、一対の扉体の相対する内
端側を回動自在に連繋して折り畳み自在とした折り戸に
よって例えば、洋服だんすやクローゼット等の家具の収
納空間の前面部を開閉するものに関する。
(従来の技術) この種の折り戸装置としては、たとえば、一対の扉体
を回動自在に連結して折り畳み自在とした折り戸の上下
部にガイドヒンジ体をそれぞれ設けるとともに、この上
下のガイドヒンジ体のガイドローラをそれぞれ左右方向
の上下のガイドレールに移動自在に係合し、前記上下の
ガイドヒンジ体は、前記各扉体の外端側に固定されたベ
ースにヒンジ機構を介して支持部材を水平方向に回動自
在に取付け、この支持部材の両側に前記ガイドレールに
係合したガイドローラをそれぞれ回転自在に軸架した構
成のものが先に提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記先に提案された構成では、折り戸の両扉体の一方
を手前に引寄せることにより、両扉体は上下のガイドヒ
ンジ体のヒンジ機構が回動されて折畳まれるとともに、
手前側に平面視V字状に突出され、この両扉体をそれぞ
れの裏面を近接した状態で上下のガイドレールに沿って
上下のガイドローラを介して左右方向に移動することに
より、この両扉体を設けた収納空間の前面部が開放され
るものであるが、この際、両扉体の開放移動散に扉体が
外方すなわち左右方向に傾くと、ガイドローラ、特に上
部のガイドローラが上部のガイドレールに対して必要以
上に圧接され、このガイドローラの移動が不円滑にな
り、したがって、両扉体の開放移動をスムーズに行なう
ことができなくなる、という問題がある。
すなわち、両扉体の開放移動散はこの両扉体の中の一
方の扉体を他方の扉体に向かって押動して両扉体を移動
するが、この際、一方の扉体の押動部は、通常は扉体の
上下方向の中間部より下部に設けられている摘み体を押
動部として一方の扉体が押動されるので、これら扉体は
下端部が上端部より先行する傾斜状態で外側方向に向か
って移動されると、この先行する他方の扉体の上端部の
ガイドローラが持ち上げられる傾向になる反面、一方の
扉体の上端部のガイドローラが上部のガイドレールに対
して必要以上に圧接され、この一方の扉体のガイドロー
ラの移動が不円滑になり、したがって、両扉体の開放移
動をスムーズに行なうことができなくなる、という問題
がある。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたも
ので、上部のガイドヒンジ体の上部のガイドレールに係
合する上部のガイドローラを有するローラ支持体を常時
下方に向かって付勢し、両扉体の開放移動時に扉体が傾
してこの扉体の上部のガイドローラが上部のガイドレー
ルに必要以上に圧接することを防止でき、この上部のガ
イドローラの円滑な移動によって両扉体の開放移動をス
ムーズに行なうことができる安定性及び信頼性の高い折
り戸装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の折り戸装置は、上下に相対して固定された左
右方向のガイドレール8,9と、この上下のガイドレール
8,9間に配設され相対する内端側を折畳み自在に連繋し
た一対の扉体11を有する折り戸10と、この折り戸10の一
対の扉体11の外端上部及び外端下部にそれぞれ取着され
前記上下のガイドレール8,9に沿って移動するガイドロ
ーラ17,48をそれぞれ有するとともに一対の扉体11を折
畳み自在とした上下のガイドヒンジ体13,44と、を備
え、前記上部のガイドヒンジ体13は、前記一対の扉体11
の外端上部に固着された連結体14と、この連結体14にヒ
ンジ機構15を介して水平方向に回動自在に支持された支
持プレート25と、この支持プレート25に上下動自在に設
けられ前記上部のガイドレール8に係合した前記ガイド
ローラ17を回転自在に軸架したローラ支持体33と、前記
支持プレート25に設けられたこの支持プレート25に一端
部が係止されるとともに前記ローラ支持体33に他端部が
係止され前記支持プレート25に対して前記ローラ支持体
33を常時下方に向かって付勢するスプリング39と、を有
するものである。
(作用) 本発明の折り戸装置は、折り戸10の一対の扉体11を上
下のガイドレール8,9に沿って回動移動して、収納空間
6の右側または左側を開放移動する場合及び収納空間6
の前面部を大きく開放移動する場合において、一対の扉
体11の中で一方の扉体11が押動されると、この一方の扉
体11にて他方の扉体11が押動され、これら一対の扉体11
は収納空間6の右側または左側に向かって円滑に開放移
動される。
この際、一対の扉体11の外端上部に連結体14を固着し
たそれぞれの上部のガイドヒンジ体13の支持プレート25
に対して上部のガイドレール8に係合したガイドローラ
17を有するローラ支持体33がそれぞれスプリング39にて
常時下方に向かって付勢されていることにより、一方の
扉体11が他方の扉体11に向かって押動されても、これら
扉体11は下端部が上端部より先行する傾斜状態で開放移
動されることがなく、この先行する他方の扉体11の上端
部のガイドローラ17が持ち上げられたり、一方の扉体11
の上端部のガイドローラ17が上部のガイドレール8に必
要以上に圧接されることがなく、したがって、スプリン
グ39にて常時下方に向かって付勢されているローラ支持
体33のガイドローラ17にて一対の扉体11は収納空間6の
右側または左側に向かって円滑に開放移動される。
すなわち、一対の扉体11の開放移動時にこの扉体11が
外方すなわちこの扉体11の移動方向に傾くと、上部のガ
イドレール8にガイドローラ17を係合したローラ支持体
33に対して支持プレート25がスプリング39に抗して一時
的に傾き下降され、このスプリング39の圧縮で上部のガ
イドレール8にガイドローラ17が必要以上の圧力で圧接
されるが、このスプリング39の瞬間的な復元力によって
ローラ支持体33に対して支持プレート25が引き戻され、
この支持プレート25により傾いた扉体11が瞬間的に元に
戻される。
したがって、一対の扉体11の開放移動時に一対の扉体
11は下端部が上端部より先行する傾斜状態で開放移動さ
れることがなく、この先行する他方の扉体11の上端部の
ガイドローラ17が持ち上げられたり、一方の扉体11の上
端部のガイドローラ17が上部のガイドレール8に必要以
上に圧接されることがなく、全体的には一対の扉体11は
収納空間6の右側または左側に向かって引き続き円滑に
開放移動される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面に基づいて説明
する。
1は家具で、この家具1は、天板2、底板3、左右の
側板4及び裏板5によって前面部を開口した収納空間6
を有して形成している。また、前記天板2の前端部に一
体のレール取付枠7の前面部に左右方向の断面C字形状
の上部のガイドレール8が一体に固着されている。ま
た、前記底板3の前端上部に前記上部のガイドレール8
に相対して左右方向の上面を開口した下部のガイドレー
ル9が一体に埋設固定されている。
また、10は折り戸で、この折り戸10は前記家具1の収
納空間6の前面部を開閉するもので、一対を1組とする
3組の扉体11によって構成されている。そして、各組一
対の扉体11は、縦長に形成され、その相対する内端側を
上下方向に間隔をおいて配置した複数のヒンジ12によっ
て回動自在に連結され、かつ、その各後端面側を合せる
ように折り畳み自在に連結されている。なお、前記各ヒ
ンジ12は、一対の扉体11が左右に展開された状態を弾性
的に保持する構造のものが用いられている。
また、前記折り戸10の各組における一対の扉体11のそ
れぞれの外端側の内側上端部に上部のガイドヒンジ体13
がそれぞれ取付けられている。この上部の各ガイドヒン
ジ体13は、前記扉体11の外端側の内側上端部に固定され
る連結体14と、この連結体14にヒンジ機構15を介して水
平方向に回動自在に連設された支持体16と、この支持体
16の上部に設けられ前記上部のガイドレール8に移動自
在に係合するガイドローラ17を回転自在に軸架したロー
ラ支持体33と、前記上部のガイドレール8に前記ローラ
支持体33のガイドローラ17を係合した状態で前記ローラ
支持体33に対して前記支持体16を常時下方に向かって付
勢するスプリング39と、を有して構成されている。
前記連結体14は、扉体11の外端側の内側上端部に形成
された埋込凹部18内に埋込まれたベースカップ19を有
し、このベースカップ19の上下の縁部から扉体11の内側
面に結合したベース20が突設されている。そして、前記
埋込凹部18内にベースカップ19を埋設した状態において
前記上下のベース20から扉体11に複数の固定ねじ21を螺
着することにより、扉体11に連結体14が固定されてい
る。
また、前記ベースカップ19の内側部に前記ヒンジ機構
15を介して断面略コ字状の連結枠22の一端部が回動自在
に取着され、この連結枠22の一端部分な前記ヒンジ機構
15の回動により、前記ベースカップ19の内側に対して挿
脱可能になっており、かつベースカップ19への挿入状態
ではベースカップ19の底面部によって位置決め保持され
るようになっている。しかして、前記ベースカップ19と
前記連結枠22とを回動自在に連結した前記ヒンジ機構15
は、4本のヒンジ軸23と2枚のヒンジ片24とにより構成
されている。
また、前記支持体16は、略矩形状の支持プレート25を
有し、この支持プレート25の一側下部に連結片26が直角
状に折曲形成され、この連結片26に前記連結枠22の他端
部がビス27によって固着されている。また、前記支持プ
レート25の他側下部にスリット28を介して3片の係合片
29が上下部においてそれぞれ下方に向かって突出して形
成され、この各係合片29の中の上部および下部の2つの
係合片29と中間部の係合片29とは支持プレート25を中心
として前後面方向に交互に略その板厚分だけ突出されて
いるとともに、この各係合片29の先端部には導入部30が
拡開形成されている。
そして、上部のガイドヒンジ体13を一対の各扉体11に
装着した状態ではそれぞれの各支持プレート25の各係合
片29は、左右方向から互いに噛合するように前後方向の
突出方向が交互に異なるようになっている。
また、前記支持プレート25の上部両側縁部に上下方向
の案内片31がそれぞれ平行に形成され、この両側部の案
内片31に上下方向の案内長溝32がそれぞれ形成され、こ
の両側部の案内長溝32内にローラ支持体33の両側端部に
突設された挿入突片34がそれぞれ上下動自在に挿入され
ている。
前記ローラ支持体33は、板状に形成されその両側端部
に前記挿入突片34がそれぞれ突設され、この両側端部の
挿入突片34間の中間部の上下部に上下方向の案内長溝35
がそれぞれ形成され、この上下の案内長溝35内に前記支
持プレート25から突出されたねじからなる上下のガイド
36がそれぞれ上下動自在に挿通され、この上下部の案内
長溝35と前記両側部の挿入突片34との間には上下方向の
収容長孔37がそれぞれ形成され、この両側の収容長孔37
は前記支持プレート25に形成された両側の上下方向の収
容長孔38に連通して形成されている。
また、前記両側部の収容長孔37,38内にコイルスプリ
ング39がそれぞれ収容され、この両側部のコイルスプリ
ング39の上端部が支持プレート25の収容長孔38内に突出
された上部の係止片40にそれぞれ係止され、両側のコイ
ルスプリング39の下端部がローラ支持体33の収容長孔37
内に突出された下部の係止片41にそれぞれ係止されてい
る。
そして、第2図に示すように、前記両側部のコイルス
プリング39にて前記上部のガイドレール8に前記ローラ
支持体33のガイドローラ17を係合した状態で前記支持プ
レート25に対して前記ローラ支持体33が常時下方に向か
って付勢されている。すなわち、前記上部のガイドレー
ル8に前記ローラ支持体33のガイドローラ17を係合しな
い状態では、両側のコイルスプリング39にて支持プレー
ト25に対してローラ支持体33が常時下方に向かって付勢
され、このローラ支持体33の両側端部の挿入突片34の下
端部が支持プレート25の両側部の案内長溝32の下端部に
係合されるようになっている。
しかし、前記上部のガイドレール8に前記ローラ支持
体33のガイドローラ17を係合することにより、第2図に
示すように、このローラ支持体33の両側端部の挿入突片
34の下端部が支持プレート25の両側部の案内長溝32の下
端部より上方に離間した状態で前記両側部のコイルスプ
リング39にて前記支持プレート25に対して前記ローラ支
持体33が常時下方に向かって付勢されている。
さらに、前記ローラ支持体33の上端両側部にローラ軸
42が同一レベルでそれぞれ水平状に突出され、この両側
のローラ軸42に前記ガイドローラ17がそれぞれ回転自在
に軸架されている。なお、図中43は前記連結体14の連結
枠22内に収容されたゴムなどの弾性材からなる緩衝体で
ある。
そして、前記上部のガイドヒンジ体13は、このガイド
ヒンジ体13の支持プレート25に突出された各係合片29を
内側に向けて配設した状態で、前記折り戸10の各組にお
ける一対の扉体11の外端側の内側上端部にそれぞれ一体
に固着されている。
つぎに、前記折り戸10の各組における一対の扉体11の
それぞれの外端側の内側下端部に下部のガイドヒンジ体
44がそれぞれ取付けられ、この各ガイドヒンジ体44は、
前記扉体11の外端側の内側下端部に固定される連結体45
と、この連結体45にヒンジ機構46を介して水平方向に回
動自在に連接された支持体47と、前記下部のガイドレー
ル9上に移動自在に係合されたガイドローラ48を回転自
在に軸架した支持体47と、を有して構成されている。
そして、前記連結体45は、前記上部のガイドヒンジ体
13の連結体14と同一構造で構成され、前記ヒンジ機構46
は、前記上部のガイドヒンジ体13のヒンジ機構15と同一
構造で構成され、さらに前記支持体47は、前記上部のガ
イドヒンジ体13の支持プレート25の略同形状で上下反転
して形状の支持プレート49を有し、この支持プレート49
の両側下部にローラ軸50を介して前記ガイドローラ48が
回転自在に軸架されている。
したがって、下部のガイドヒンジ体44は、前記上部の
ガイドヒンジ体13とはその構成においてローラ支持体33
に関する構成を除き殆んど共通に構成されているので、
この下部のガイドヒンジ体44の具体的構成については、
上部のガイドヒンジ体13に用い符号を加入してその説明
を省略する。なお、図中51は各扉体11の前面略中間部に
取付けられた把手である。
そして、前記下部のガイドヒンジ体44は、その支持体
47の各係合片29の内側に向けて配設した状態で、前記折
り戸10の各組における一対の扉体11の外端側の内側下端
部に一体に固着されている。
また、上部のガイドヒンジ体13の各ヒンジ軸23と下部
のガイドヒンジ体44の各ヒンジ軸23とはそれぞれ垂直方
向において同一軸線上に設けられ、各組における一対の
扉体11が平行に開閉回動されるようになっている。
そして、折り戸10の各組における一対の扉体11の上部
の各ガイドローラ17を家具1の上部ガイドレール8に係
合した状態で、このガイドローラ17を有するローラ支持
体33はそれぞれのコイルスプリング39にて前記支持プレ
ート25に対して常時下方に向かって付勢され、また、各
組における一対の扉体11の下部のガイドローラ48は、家
具1の下部ガイドレール9上に係合して支持され、扉体
11の重量を支持している。
つぎに、前記実施例の構成の作用を説明する。
折り戸10の展開状態では、各組における一対の扉体11
は左右方向に水平に伸ばされた状態でそれぞれ各ヒンジ
12によって保持され、かつ、この全ての扉体11によって
家具1の収納空間6の前面が完全に閉塞される。そし
て、この際の上部のガイドヒンジ体13は、第4図に示す
ように、扉体11の埋設凹部18内に埋設固定された連結体
14のベース20と支持プレート25とは平行状態でヒンジ機
構15を介して折畳まれているとともに、下部のガイドヒ
ンジ体44についても同様の状態に折畳まれている。
つぎに、折り戸10を折畳んで収納空間6の前面部を開
放する場合には、例えば第1図において、その左側の扉
体11の把手51をもって把手51を手前側に引出すように操
作するとともに、その左側の扉体11の外端縁部を隣接し
た右側の扉体11に寄せるように操作することにより、左
側の扉体11の上部のガイドヒンジ体13における両側のガ
イドローラ17が上部のガイドレール8に沿って移動され
るとともに、下部のガイドヒンジ体44における両側のガ
イドローラ48が下部のガイドレール9に沿って移動され
る。
そして、第5図に示すように(上部のガイドヒンジ体
13を示す)、各扉体11の上下のヒンジ機構15のヒンジ軸
23を中心としてそれぞれの各ヒンジ片24の回動により両
扉体11がそれぞれ一体的に開放回動される。また、この
各扉体11の回動により中央のヒンジ12を介して両扉体11
がそれぞれ後面を合わせるように右側に寄せられながら
折り畳まれ、したがって、折り戸10の左側には収納空間
6の前面部が円滑に開放される。
また、この折り戸10により収納空間6の前面部を開放
する場合において、各扉体11はそれぞれ上下のガイドヒ
ンジ体13,44によって回動移動できるため、前記とは逆
に、第1図において右側の扉体11を左側の扉体11に寄せ
て折り畳むことにより、この左側に寄せた折り戸10の右
側に収納空間6の前面部が円滑に開放される。さらに、
左右端部の扉体11を前記の場合と同様に左右方向から中
央に寄せて折り畳むことにより、折り戸10の両側に収納
空間6の前面部が円滑に開放される。
そして、このように折り畳んだ折り戸10の各扉体11
を、その折り畳んだ状態のままで上下の各ガイドローラ
17,48により上部のガイドレール8及び下部のガイドレ
ール9に沿って左右方向の一方側に移動させることによ
り、全ての扉体11が折り畳まれて収納空間6の一端側に
円滑に開放移動されて寄せられ、収納空間6の前面部が
大きく開放される。
前記各扉体11を回動移動して収納空間6の右側または
左側を開放する場合及び収納空間6の前面部を大きく開
放する際において、一対の扉体11の外端上部に連結体14
を固着したそれぞれの上部のガイドヒンジ体13の支持プ
レート25に対して上部のガイドレール8に係合したガイ
ドローラ17を有するローラ支持体33がそれぞれコイルス
プリング39にて常時下方に向かって付勢されていること
により、一方の扉体11が他方の扉体11に向かって押動さ
れても、これら扉体11は下端部が上端部より先行する傾
斜状態で開放移動されることがなく、この先行する他方
の扉体11の上端部のガイドローラ17が持ち上げられた
り、一方の扉体11の上端部のガイドローラ17が上部のガ
イドレール8に必要以上に圧接されることがなく、した
がって、コイルスプリング39にて常時下方に向かって付
勢されているローラ支持体33のガイドローラ17にて一対
の扉体11は収納空間6の右側または左側に向かって円滑
に開放移動される。
すなわち、一対の扉体11の開放移動時にこの扉体11が
外方すなわちこの扉体11の移動方向に傾くと、上部のガ
イドレール8にガイドローラ17を係合したローラ支持体
33に対して支持プレート25がコイルスプリング39に抗し
て一時的に傾き下降され、このコイルスプリング39の圧
縮で上部のガイドレール8にガイドローラ17が必要以上
の圧力で圧接されるが、このコイルスプリング39の瞬間
的な復元力によってローラ支持体33に対して支持プレー
ト25が引き戻され、この支持プレート25により傾いた扉
体11が瞬間的に元に戻される。
したがって、一対の扉体11の開放移動時に一対の扉体
11は下端部が上端部より先行する傾斜状態で開放移動さ
れることがなく、この先行する他方の扉体11の上端部の
ガイドローラ17が持ち上げられたり、一方の扉体11の上
端部のガイドローラ17が上部のガイドレール8に必要以
上に圧接されることがなく、全体的には一対の扉体11は
収納空間6の右側または左側に向かって引き続き円滑に
開放移動される。
また、一対の扉体11の移動時に支持プレート25が多少
上下動した際は、ローラ支持体33の両側端部の挿入突片
34と支持プレート25の両側部の案内長溝32及びローラ支
持体33の中間上下の案内長溝35と支持プレート25の中間
上下のガイド36とのガイド作用によって、ローラ支持体
33に対して支持プレート25が上下動されて側方に傾くこ
とを防止される。
そして、折り戸10の一対の扉体11を最も折り畳んだ状
態の移動時及び最開放状態では、第5図に示すように
(上部のガイドヒンジ体13を示す)、一対の各扉体11の
上下部の各ガイドヒンジ体13,44が近接され、この各ガ
イドヒンジ体13,44の各係合片29がそれぞれ左右方向か
ら噛合連結される。すなわち、上部のガイドヒンジ体13
で説明すると、第5図に示すように、支持プレート25の
各係合片29が近接する相手方の各係合片29の前後に交互
に擦れ違ってその前後両側面に交互に嵌合して噛合し合
い、両扉体11の外端側が一体的に連結される。
このように、両扉体11の各ガイドヒンジ体13,44が一
体的に連結されるため、折り戸10を開放した状態すなわ
ち一対の扉体11を一体的に折り畳んだ状態のまま上下の
ガイドレール8,9に沿って移動させる際に折り戸10が振
れながら移動することを防止され、折り戸10をスムーズ
に移動させることができる。
(発明の効果) 本発明によれば、折り戸の一対の扉体を上下のガイド
レールに沿って回動移動して収納空間の右側または左側
を開放移動する場合及び収納空間の前面部を大きく開放
移動する場合に一対の扉体の中で一方の扉体を押動する
ことにより、この一方の扉体にて他方の扉体が押動さ
れ、これら一対の扉体を収納空間の右側または左側に向
かって円滑に開放移動することができる。
この際、、一対の扉体の外端上部に連結体を固着した
それぞれの上部のガイドヒンジ体の支持プレートに対し
て上部のガイドレールに係合したガイドローラを有する
ローラ支持体をそれぞれスプリングにて常時下方に向か
って付勢したので、一方の扉体が他方の扉体に向かって
押動されても、これらの扉体は下端部が上端部より先行
する傾斜状態で開放移動されることがなく、この先行す
る他方の扉体の上端部のガイドローラが持ち上げられた
り、一方の扉体の上端部のガイドローラが上部のガイド
レールに必要以上に圧接されることがなく、したがっ
て、スプリングに常時下方に向かって付勢されているロ
ーラ支持体のガイドローラにて一対の扉体を収納空間の
右側または左側に向かって円滑に開放移動することがで
きる。
したがって、折り戸の一対の扉体をこれら扉体の外端
上部に取着した上部のガイドヒンジ体のガイド作用によ
って円滑に開閉移動でき、安定性及び信頼性の高い折り
戸装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は折り戸装
置の正面図、第2図は同上上下のガイドヒンジ体を示す
その一部を切欠した拡大正面図、第3図は同上一部を切
欠した拡大側面図、第4図は同上扉体展開状態の上部の
ガイドヒンジ体を示すその一部を切欠した平面図、第5
図は同上扉体の折畳み状態の上部のガイドヒンジ体を示
す平面図である。 8,9……ガイドレール、10……折り戸、11……扉体、13
……上部のガイドヒンジ体、14……連結体、15……ヒン
ジ機構、17……ガイドローラ、25……支持プレート、33
……ローラ支持体、39……スプリング、44……下部のガ
イドヒンジ体、48……ガイドローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に相対して固定された左右方向のガイ
    ドレールと、この上下のガイドレール間に配設され相対
    する内端側を折畳み自在に連繋した一対の扉体を有する
    折り戸と、この折り戸の一対の扉体の外端上部及び外端
    下部にそれぞれ取着され前記上下のガイドレールに沿っ
    て移動するガイドローラをそれぞれ有するとともに一対
    の扉体を折畳み自在とした上下のガイドヒンジ体と、を
    備え、 前記上部のガイドヒンジ体は、 前記一対の扉体の外端上部に固着された連結体と、 この連結体にヒンジ機構を介して水平方向に回動自在に
    支持された支持プレートと、 この支持プレートに上下動自在に設けられ前記上部のガ
    イドレールに係合した前記ガイドローラを回転自在に軸
    架したローラ支持体と、 前記支持プレートに設けられこの支持プレートに一端部
    が係止されるとともに前記ローラ支持体に他端部が係止
    され前記支持プレートに対して前記ローラ支持体を常時
    下方に向かって付勢するスプリングと、を有する ことを特徴とする折り戸装置。
JP6346890A 1990-03-14 1990-03-14 折り戸装置 Expired - Fee Related JP2781636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6346890A JP2781636B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 折り戸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6346890A JP2781636B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 折り戸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03262887A JPH03262887A (ja) 1991-11-22
JP2781636B2 true JP2781636B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=13230100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6346890A Expired - Fee Related JP2781636B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 折り戸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2781636B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2630745B2 (ja) * 1994-09-20 1997-07-16 株式会社ムラコシ精工 折り戸装置
JP3657871B2 (ja) * 2000-10-26 2005-06-08 株式会社ムラコシ精工 折戸装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03262887A (ja) 1991-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0377918B2 (ja)
EP0390997B1 (en) Folding door apparatus
US8870309B2 (en) Combination cabinet with foldable door
EP0346050A1 (en) Folding door structure
JP2781636B2 (ja) 折り戸装置
GB2182846A (en) Extensible table
EP0200542A2 (en) Door support devices for cupboards
EP0209386A2 (en) Wardrobe or other container with folding doors
JP2754041B2 (ja) 家具等の開閉扉
EP0557629A1 (en) Apparatus for opening and closing folding bed
KR20180015074A (ko) 접이식 침대
JP2871138B2 (ja) 扉開閉装置
JP2004180855A (ja) キャビネットにおける扉装置
JP2569281B2 (ja) 開閉体取付装置
JP3017587U (ja) 折れ戸の振れ止め装置
JPH0378470B2 (ja)
CN110398124B (zh) 啮合组件及具有其的滑轨机构、抽屉及冰箱
KR102053747B1 (ko) 학교 교실용 책상
JPH0534471B2 (ja)
JP2533761Y2 (ja) スライド扉装置
JP2569283B2 (ja) 開閉体取付装置
JP3186782B2 (ja) 扉開閉装置
JPH0743392Y2 (ja) 間仕切り装置のロック構造
JP2547762Y2 (ja) スライド折れ戸
JPH0636767Y2 (ja) 収納家具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees