JP3627686B2 - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットファクシミリ装置に関し、より詳しくはインターネットファクシミリ装置における添付ファイルの分割方法に特徴を有するインターネットファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネットファクシミリ装置においては、読取部で読み取った原稿の画データを電子メールの添付ファイルとして、メールサーバに送信すると、メールサーバは、その電子メール(添付ファイルを含む。以下、同じ)を相手先に送信する。しかし、メールサーバには、取り扱うことが可能な電子メールの上限サイズが制限値として設定されている場合がある。また、直接、相手先のインターネットファクシミリ装置に対して送信することもあり、相手先に制限値が設定されている場合もある。すなわち、メールサーバ等に制限値が設定されている場合には、拡張SMTPの「SIZEコマンド」で送信できる電子メールのサイズの制限値が通知される。このため、電子メールのサイズが制限値を越えている場合には、通常MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)の分割機能(Partial )を用いて複数の電子メールに分割してメールサーバに送信する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このMIMEの分割機能は、電子メールの内容を一切考慮せず、単にデータ量に基づいて、単純に分割する方法である。すなわち、図10に示すように読み取った原稿の頁の切れ目に関係なく、データ量に基づいて分割して相手先に送信すると、相手先である受信側では、分割された電子メールをすべて受信してから結合して、デコードする必要があった。その結果、受信側では、分割されたすべての電子メールを受信しなければ、次の処理、例えばプリントアウト等をすることができなかった。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、適切に電子メールを分割することが可能なインターネットファクシミリ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、読み取った原稿を電子メールの添付ファイルとして送信するインターネットファクシミリ装置において、電子メールの送信相手先となるメールサーバやインターネットファクシミリ装置に受信可能な電子メールのサイズの制限値が設定されている場合は、それらの制限値に基づいて、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割する制御手段を備え、該制御手段は、電子メールの送信相手先におけるアカウント単位の制限値に基づいて、電子メールを分割するか否かを判断し、分割する場合は、アカウント単位の制限値を超えないようになるまで分割するための制御を繰り返す
【0007】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、読み取った原稿の画データが所定量を越える場合には、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、相手先のメールアドレスと、そのメールアドレスとの過去の通信履歴とに基づいて、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割する。
【0008】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを最小の分割単位である1頁に分割しても、制限値を越える場合には、該当する頁或いは全頁に対して、解像度変換処理や縮小処理を行う。
【0009】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを分割した場合には、分割した電子メールのそれぞれに少なくとも配達確認要求又は開封確認要求を付与する。
【0010】
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、少なくとも分割した電子メールに対するすべての配達確認又は開封確認の電子メールが返信されてきた場合は、分割したすべての電子メールが相手先に届いたと判断する。
【0011】
請求項7に記載の発明では、請求項5または請求項6に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを送信してから所定時間が経過しても配達確認や開封確認の電子メールが返信されてこない場合、又はエラー通知が返信されてきた場合は、それらに該当する電子メールを再送する。
【0012】
請求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを分割した場合であっても、通信管理レポートは、1通信として取り扱う。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るインターネットファクシミリ装置を具体化した一実施形態について図面を用いて説明する。
【0014】
図1に示すように、通信ネットワークシステムは、電話回線L1を有するインターネットファクシミリ装置(以下、I−FAXという)1、専用回線L2を介してインターネットに接続されたゲートウェイ2、メールサーバ3、複数のパソコン4及び各装置1〜4間を相互に接続するハブ(HUB)5、トランシーバ6、イーサネットケーブル7、AUIケーブル8、ツイストペアケーブル9から構成されている。
【0015】
I−FAX1、ゲートウェイ2、メールサーバ3及びパソコン4は、ツイストペアケーブル9を介してハブ5に接続されている。ハブ5は、AUIケーブル8を介してトランシーバ6に接続されている。トランシーバ6は、イーサネットケーブル7を介して他のトランシーバ6と接続されている。I−FAX1、ゲートウェイ2、メールサーバ3及びパソコン4は、ツイストペアケーブル9に接続するためのインターフェースを内蔵している。ハブ5は、ツイストペアケーブル9とAUIケーブル8とを接続するために設けられるとともに、通信ネットワークTの接続において集線装置として機能する。トランシーバ6は、AUIケーブル8とイーサネットケーブル7とを接続するために設けられている。
【0016】
I−FAX1は、メールサーバ3のクライアントとして、メールアドレスを有している。
ゲートウェイ2は、通信ネットワークT上以外の他の装置との間の通信を制御する通信プロトコルを備えている。また、ゲートウェイ2は、通信ネットワークTへの不正侵入を防止するためのファイアウォール機能も備えている。
【0017】
メールサーバ3は、電子メールで使用する通信プロトコル(拡張SMTP、POP3等)を備えている。この電子メールに画データを添付して送信すると、インターネットFAXを実現することができる。また、メールサーバ3は、各クライアント毎のメールボックスを備えている。
【0018】
複数のパソコン4は、パソコン4全体を制御するための制御部、各種情報を表示するためのLCD等からなる表示部、その表示部に表示された各種情報に対して指示をするとともに、所定の文字等を入力するためのキーボード及びマウス、ハードディスク等からなる記憶部等を備えている。また、複数のパソコン4は、I−FAX1、ゲートウェイ2、メールサーバ3及び他のパソコン4との間、並びにI−FAX1またはメールサーバ3及びゲートウェイ2を介して外部の装置(例えばパソコン)との間で、送受信を行うための通信プロトコルを備えている。また、複数のパソコン4は、メールサーバ3のクライアントとして、メールアドレスを有している。
【0019】
図2に示すように、I−FAX1は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデック19、モデム20、NCU21、データ変換部22、通信プロトコル制御部23、及びネットワークインターフェース24から構成されるとともに、各部11〜23がバス25を介してそれぞれ接続されている。
【0020】
MPU11は、I−FAX1を構成する各部を制御する。ROM12は、I−FAX1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13は、I−FAX1に関する各種情報を一時的に記憶する。具体的には、I−FAX1の設定情報(ワンタッチダイヤルに関する設定情報や短縮ダイヤルに関する設定情報)等を記憶する。
【0021】
読取部14は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画データの記録動作やコピー動作において、受信された画データ或いは読取部14にて読み取られた原稿の画データを記録紙上に記録する。
【0022】
操作部16は、電話番号やメールアドレスを入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号やメールアドレスの登録又は短縮番号から発信するための短縮キー16b、メールアドレスのアルファベットを入力するとともに、予め登録した電話番号、FAX番号又はメールアドレスをワンタッチで指定するためのワンタッチキー16c、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー16d、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキー16e等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる表示部17は、I−FAX1の動作状態等の各種情報の表示を行う。
【0023】
画像メモリ18は、受信画データや読取部14で読み取られて2値化され、コーデック19でMMR方式に従って符号化された画データを一時的に記憶する。また、画像メモリ18は、パソコン4から通信プロトコル制御部23を介して送出されてきた画データを一時的に記憶する。
【0024】
コーデック19は、読取部14にて読み取られた画データを送信のためにMH,MR,MMR方式等に従って符号化(エンコード)する。また、コーデック19は、受信画データを復号(デコード)する。
【0025】
モデム20は、ファクシミリ伝送制御手順信号及び画データの変調及び復調を行う。NCU21は、電話回線L1の閉結及び開放を行うとともに、相手先のFAX番号に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出する機能等を備えている。
【0026】
データ変換部22は、メールサーバ3やパソコン4から通信ネットワークTを介して送出されてくるTIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等の画データを、MH、MR、MMR方式やTIFF−MH,TIFF−MR,TIFF−MMR方式等の画データに変換する。また、これとは逆に電話回線L1を介して受信したMH、MR、MMR方式等の画データを、メールサーバ3や複数のパソコン4にとって扱い易い形式にするために、TIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等の画データに変換する。
【0027】
通信プロトコル制御部23は、ネットワークインターフェース24を介して通信ネットワークT上の他の装置との間の通信を制御する通信プロトコルを備えている。具体的には、例えば拡張SMTP(拡張メール送信プロトコル)、POP3(メール受信プロトコル)、サリュテーション(Salutation)・コンソーシアムで規定されたサリュテーション用通信プロトコル等を備えている。
【0028】
次に、I−FAX1からメールサーバ3を介して相手先に電子メールを送信するときの動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。なお、I−FAX1の動作は、ROM12に記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御により実行される(以下、I−FAX1の動作について同じ)。
【0029】
さて、相手先のメールアドレスが操作部16から入力されて、読取部14で原稿の画データが読み取られ、データ変換部22でTIFFの画データに変換されると、I−FAX1は、メールサーバ3の25番ポートにTCP接続要求を行う(S1)。その接続要求に応答して、I−FAX1とメールサーバ3とが接続されるとメールサーバ3からサービスを開始する旨を示すメッセージとして、SMTP応答コード「220」がI−FAX1に通知される(S2)。このSMTP応答コード「220」に基づいて、I−FAX1は、EHLOコマンドでドメイン名(tmA.NET)をメールサーバ3に通知する(S3)。
【0030】
その結果、メールサーバ3が拡張SMTPをサポートしている場合は、SMTP応答コード「250」とメールサーバ3のドメイン名(mail.NET)とがI−FAX1に通知される(S4)。このとき、メールサーバ3に電子メールのサイズの制限値が設定されている場合は、SMTP応答コード「250」とSIZEコマンドとでメールサーバ3が取り扱うことができる電子メールのサイズの制限値(例えば、10000000=10〔MB〕)がI−FAX1に通知される(S5)。すなわち、ここでは、メールサーバ3全体の制限値がI−FAX1に通知される。
【0031】
この通知に基づいて、I−FAX1は、送信する電子メールがメールサーバ3全体の制限値を越えているか否かを判断する(S6)。そして、送信する電子メールがメールサーバ3全体の制限値を越えている場合は、電子メールを頁単位で分割する(S7)。なお、このように分割した場合には、分割した電子メールそれぞれに対して配達確認要求(DSN:Delivery Status Notification)や開封確認要求(MDN:Message Disposition Notification)を付与する。
【0032】
具体的には、配達確認要求(DSN)の場合は、RCPT TOコマンド(例えば、「RCPT TO:<メールアドレス>NOTIFY=FAILURE」)で付与する。一方、開封確認要求(MDN)の場合には、分割した電子メールのヘッダ部分に「Disposition−Notification−To:”差出人名”<メールアドレス>」を書き込む。また、最小の分割単位である1頁に分割しても、制限値を越える場合には、該当する頁或いは全頁に対して、解像度変換処理や縮小処理を行って、制限値を越えないようにする。さらに、解像度変換処理や縮小処理を行っても、制限値を越える場合は、符号化方式をMHからMRやMMR等の高圧縮の符号化方式に変更する。
【0033】
続いて、I−FAX1は、MAIL FROMコマンドで送信元のメールアドレス(ME@tmA.NET)をメールサーバ3に通知する。また、I−FAX1は、送信する電子メールのデータ量(例えば、500000=500〔KB〕)をSIZEコマンドでメールサーバ3に通知する(S8)。その結果、メールサーバ3全体の制限値を越えていない場合は、SMTP応答コード「250」がI−FAX1に通知される(S9)。
【0034】
このSMTP応答コード「250」に基づいて、I−FAX1は、RCPT TOコマンドで相手先(YOU@tmB.NET)をメールサーバ3に通知する(S10)。その結果、メールサーバ3からSMTP応答コード「250」がI−FAX1に通知される(S11)。
【0035】
続いて、I−FAX1は、前記S7で分割した電子メール或いは前記S6で制限値を越えず分割しなかった電子メールを、メールサーバ3に送信する(S12)。そして、電子メールの送信が終了すると、I−FAX1は、QUITコマンドをメールサーバ3に通知する(S13)。その結果、SMTP応答コード「250」がI−FAX1に通知されると(S14)、I−FAX1は、TCP接続の切断を行う(S15)。その後、I−FAX1は、図4に示すような通信管理レポートを作成する(S16)。
【0036】
次に、I−FAX1から直接他のI−FAX1aに電子メールを送信するときの動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、相手先である他のI−FAX1aにグローバルアドレスが付与されている場合には、操作部16から入力されたメールアドレスのドメイン名をDNS(Domain Name System)サーバに問い合わせて、相手先である他のI−FAX1aのIPアドレスを入手すると、I−FAX1は、他のI−FAX1aの25番ポートにTCP接続要求を行う(S21)。
【0037】
S22〜S29においては、図3に示すS2〜S9と同様な処理を実行する。すなわち、相手先がメールサーバ3から他のI−FAX1aに代わっただけである。
【0038】
そして、S29のSMTP応答コード「250」に基づいて、I−FAX1は、RCPT TOコマンドで相手先(YOU@tmB.NET)を他のI−FAX1aに通知する(S30)。すなわち、RCPT TOコマンドで他のI−FAX1aのアカウントを指定する。
【0039】
このため、相手先である他のI−FAX1aにおけるアカウント単位の制限値を越えている場合は、相手先である他のI−FAX1aからI−FAX1にその旨が通知される。具体的には、ディスクの容量を越えたため、処理が中断された旨を示すSMTP応答コード「552」がI−FAX1に通知される(S31)。
【0040】
そこで、このSMTP応答コードに基づいて、相手先である他のI−FAX1aにおけるアカウント単位の制限値を越えているか否かを判断する(S32)。そして、アカウント単位の制限値を越えている場合は、電子メールを頁単位で分割する(S33)。その後、I−FAX1は、RSETコマンドにより処理を一度中断し、前記S28に戻って、前回SIZEコマンドで通知したデータ量を減算した後(例えば、前回の500〔KB〕から250〔KB〕に減算)、SIZEコマンドで再度相手先である他のI−FAX1aに通知する(S28a)。そして、前記S29,S30の処理を行った後、SMTP応答コード「250」がI−FAX1に通知されるまで(S31a)、つまりS32において相手先である他のI−FAX1aにおけるアカウント単位の制限値以下になるまで、S28〜S33の処理が繰り返し実行される。
【0041】
そして、制限値以下になると、I−FAX1は、分割された電子メールを相手先である他のI−FAX1aに送信する(S34)。ここで、1頁単位で2つに分割した電子メールを図6に示す。なお、同図に示すように、電子メールを分割した場合には、その旨として、自動的に頁番号が「Subject」の項目の末文に追記される。また、このように添付ファイルを頁単位で分割した場合であっても、発信元情報(TTI)の頁番号は、変更しない。つまり、新たな頁番号を付与しないで、全頁が連続番号となるように頁番号を付与する。一方、前記S32において、送信する電子メールのサイズが制限値を越えていない場合は、分割することなくそのまま電子メールを相手先である他のI−FAX1aに送信する(S34)。
【0042】
そして、電子メールの送信が終了すると、I−FAX1は、QUITコマンドを相手先である他のI−FAX1aに通知する(S35)。このコマンドに応答して、相手先である他のI−FAX1aからSMTP応答コード「250」が通知されると、I−FAX1は、TCP接続の切断を行う(S37)。その後、I−FAX1は、図4に示すような通信管理レポートを作成する(S38)。
【0043】
次に、I−FAX1において、配達確認(DSN)や開封確認(MDN)が返信されてきたときの動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0044】
さて、I−FAX1は、所定時間毎にPOP3を用いてメールサーバ3に新着メールがあるか否かを問い合わせ、新着メールがある場合には、その新着メールを受信すると、I−FAX1は、送信元から送信した電子メールに応答して、最終サーバが返信する配達確認の電子メールが受信されたか否かを判断する(S41)。具体的には、図8(a)に示すように、「From」の項目や受信した電子メールのヘッダ部分における「Content−Type」の中に「report−type=delivery−status 」が記載されているか否かに基づいて、配達確認の電子メールが受信されたか否かを判断する。なお、分割したすべての電子メールに対して配達確認要求を付与して送信した場合には、分割したすべての電子メールに対するすべての配達確認の電子メールが受信されたか否かを判断する。
【0045】
そして、配達確認の電子メールが受信された場合は、図9に示すように、通信管理レポートにおける配達確認の項目に「良好」を書き込む(S42)。一方、配達確認の電子メールが受信されていない場合は、相手先の端末装置(I−FAXやパソコン等)が返信するすべての開封確認の電子メールが受信されたか否かを判断する(S43)。具体的には、図8(b)に示すように、「From」の項目や受信した電子メールのヘッダ部分における「Content−Type」の中に「report−type=disposition−notification」が記載されているか否かに基づいて、開封確認の電子メールが受信されたか否かを判断する。なお、分割したすべての電子メールに対して開封確認要求を付与して送信した場合には、分割したすべての電子メールに対するすべての開封確認の電子メールが受信されたか否かを判断する。
【0046】
そして、開封確認の電子メールが受信された場合は、図9に示すように、通信管理レポートにおける開封確認の項目に「良好」を書き込む(S44)。一方、開封確認の電子メールが受信されていない場合は、電子メールを送信してから所定時間が経過したか否かが判断される(S45)。また、所定時間が経過していない場合でも、エラー通知が受信されていないか否かが判断される(S46)。すなわち、電子メールを送信してから所定時間が経過しても配達確認や開封確認の電子メールが返信されてこない場合や、例えばメールアドレスの入力ミスに基づいてエラー通知が返信されてくる場合がある。そこで、S45及びS46では、それらに該当していないか否かを判断しているのである。そして、それらに該当している場合は、該当する電子メールを再送する(S47)。ここで、送信時に電子メールを分割している場合には、それらに該当する分割した電子メールのみを再送する。一方、S45及びS46に該当しない場合は、前記S41に戻る。
【0047】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)I−FAX1は、送信する電子メールのサイズがメールサーバ3の制限値を越えている場合は、読取部14で読み取った原稿の添付ファイルを頁単位で分割して、その頁単位に分割された電子メールを相手先に送信している。このため、従来のように、電子メールの内容を一切考慮せず、単にデータ量に基づいて単純に分割する場合のように、分割された電子メールをすべて受信してから結合して、デコードする必要はない。従って、相手先である受信側では、すべての電子メールを受信した後でなくても、受信した電子メールを順次デコードして閲覧することができる。よって、I−FAX1は、適切に電子メールを分割することができる。
【0048】
(2)相手先との間の拡張SMTPに基づいて、分割の判断が行われている。すなわち、相手先である他のI−FAX1aからのSIZEコマンドの通知に基づいて(S25)、送信する電子メールのサイズが制限値を越えている場合は(S26)、電子メールを頁単位で分割している(S27)。また、相手先である他のI−FAX1aからのSMTP応答コードに基づき(S31)、他のI−FAX1aにおけるアカウント単位の制限値を越えている場合も(S32)、電子メールを頁単位で分割している(S33)。そして、アカウント単位の制限値を越えないように、電子メールを頁単位で分割することを繰り返している(S28〜S33)。このため、アカウント単位の制限値が設定されていても、確実に電子メールを頁単位で分割して送信することができる。従って、制限値の有無に拘わらず、確実に電子メールを相手先に送信することができる。
【0049】
(3)加えて、送信する電子メールを最小の分割単位である1頁に分割しても、制限値を越える場合には、該当する頁或いは全頁に対して、解像度変換処理や縮小処理を行って、制限値を越えないようにしている。その結果、確実に電子メールを相手先に送信することができる。さらに、解像度変換処理や縮小処理を行っても、制限値を越える場合は、符号化方式をMHからMRやMMR等の高圧縮の符号化方式に変更している。その結果、送信する電子メールの1頁単位当たりの画データ量が大きい場合であっても、確実に電子メールを相手先に送信することができる。
【0050】
(4)送信する電子メールを頁単位に分割した場合には、分割した電子メールそれぞれに対して配達確認要求(DSN)や開封確認要求(MDN)を付与している(S7)。このため、最終サーバからは配達確認の電子メールが、相手先の端末装置(I−FAXやパソコン等)からは開封確認の電子メールが返信されてくる。従って、それらの電子メールの返信に基づいて、相手先に電子メールが確実に届いたか否かを判断することができる。
【0051】
(5)すべての配達確認(DSN)及び開封確認(MDN)の電子メールが返信された場合には、相手先に電子メールが届いたと判断して、通信管理レポートにおける配達確認の項目及び開封確認の項目に「良好」を書き込んでいる(S42,S44)。このため、この通信管理レポートを一瞥するだけで、電子メールが相手先に届いたか否かを判断できる。その結果、相手先に電話等を用いて電子メールが届いたか否かを確認する必要がない。また、通信管理レポートを1通信として取り扱っているため、送信する電子メールを頁単位で分割しても、通信管理レポートが増加することはない。
【0052】
(6)電子メールを送信してから所定時間が経過しても配達確認(DSN)や開封確認(MDN)の電子メールが返信されてこない場合や、例えばメールアドレスの入力ミスに基づいてエラー通知が返信されてくる場合等を考慮して、それらに該当している場合は、該当する電子メールを再送している。従って、不必要な電子メールまでも送信することを防止できる。しかも、相手先においても、不必要な電子メールを受信することもない。
【0053】
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・I−FAX1から相手先のメールサーバに電子メールを送信する場合にも、前記実施形態を適用しても良い。
【0054】
・電子メールのデータ量が所定量(例えば、1〔MB〕)を越える場合には、添付ファイルを予め頁単位に分割した電子メールを送信する構成にしても良い。
・電子メールを所定のデータ量で分割したことをも記憶する通信履歴に基づいて、相手先に応じて、添付ファイルを予め頁単位に分割してから電子メールを送信する構成にしても良い。具体的には、操作部16から入力された相手先のメールアドレスと、そのメールアドレスと過去の通信履歴とに基づいて、送信する電子メールを予め頁単位に分割して送信する構成にしても良い。
【0055】
・前記実施形態では、添付ファイルを1頁単位で分割したが、これに代えて、添付ファイルを2頁単位や3頁単位で分割しても良い。つまり、制限値以下になるように頁単位で分割する構成であれば良い。
【0056】
さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する
【0057】
〕請求項4に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、該当する頁或いは全頁に対して、解像度変換処理や縮小処理を行っても、制限値を越える場合には、高圧縮の符号化方式を行うインターネットファクシミリ装置。このように構成すれば、送信する電子メールの1頁単位当たりの画データ量が大きい場合であっても、確実に電子メールを相手先に送信することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明によれば、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割するため、適切に電子メールを分割することができる。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、解像度変換処理や縮小処理を行うため、確実に電子メールを相手先に送信することができる。
請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の発明によれば、配達確認や開封確認の電子メールの返信に基づいて、相手先に電子メールが確実に届いたか否かを判断することができる。
【0060】
請求項8に記載の発明によれば、送信する電子メールを頁単位で分割しても、通信管理レポートが増加することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信ネットワークシステムの構成を示すブロック図。
【図2】FAXサーバの構成を示すブロック図。
【図3】メールサーバを介して相手先に電子メールを送信するときの動作を示すフローチャート。
【図4】通信管理レポートを示す説明図。
【図5】I−FAXから直接他のI−FAXに電子メールを送信するときの動作を示すフローチャート。
【図6】1頁単位で2つに分割した電子メールを示す説明図。
【図7】配達確認(DSN)や開封確認(MDN)が返信されてきたときの動作を示すフローチャート。
【図8】(a)相手先のサーバから返信された配達確認(DSN)の電子メールを示す説明図。
(b)相手先から返信された開封確認(MDN)の電子メールを示す説明図。
【図9】通信管理レポートにおける配達確認の項目及び開封確認の項目にを示す説明図。
【図10】従来の構成において、MINEの分割機能を用いて分割した電子メールを示す説明図。
【符号の説明】
1…インターネットファクシミリ装置(I−FAX)、1a…相手先のインターネットファクシミリ装置としての他のI−FAX、3…メールサーバ、11…制御手段を構成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13…制御手段を構成するRAM、T…通信ネットワーク。

Claims (8)

  1. 読み取った原稿を電子メールの添付ファイルとして送信するインターネットファクシミリ装置において、電子メールの送信相手先となるメールサーバやインターネットファクシミリ装置に受信可能な電子メールのサイズの制限値が設定されている場合は、それらの制限値に基づいて、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割する制御手段を備え、該制御手段は、電子メールの送信相手先におけるアカウント単位の制限値に基づいて、電子メールを分割するか否かを判断し、分割する場合は、アカウント単位の制限値を超えないようになるまで分割するための制御を繰り返すことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、読み取った原稿の画データが所定量を越える場合には、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割するインターネットファクシミリ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、相手先のメールアドレスと、そのメールアドレスとの過去の通信履歴とに基づいて、電子メールを読み取った原稿の頁単位で分割するインターネットファクシミリ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを最小の分割単位である1頁に分割しても、制限値を越える場合には、該当する頁或いは全頁に対して、解像度変換処理や縮小処理を行うインターネットファクシミリ装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを分割した場合には、分割した電子メールのそれぞれに少なくとも配達確認要求又は開封確認要求を付与するインターネットファクシミリ装置。
  6. 請求項5に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、少なくとも分割した電子メールに対するすべての配達確認又は開封確認の電子メールが返信されてきた場合は、分割したすべての電子メールが相手先に届いたと判断するインターネットファクシミリ装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを送信してから所定時間が経過しても配達確認や開封確認の電子メールが返信されてこない場合、又はエラー通知が返信されてきた場合は、それらに該当する電子メールを再送するインターネットファクシミリ装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、制御手段は、電子メールを分割した場合であっても、通信管理レポートは、1通信として取り扱うインターネットファクシミリ装置。
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