JP3621979B2 - ファクシミリサーバ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、LAN等のコンピュータ通信網に接続可能なファクシミリサーバに関し、特に、転送・配信機能を備えたファクシミリサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年におけるファクシミリサーバは、一般的なG3方式等のファクシミリ通信機能、電子メールにて原稿等の画データを送受信するインターネットFAX(ファクシミリ)としての機能、受信データを所定の宛先に転送又は配信する転送・配信機能等を備え、受信したG3FAX、インターネットFAX等を予めファクシミリサーバ自身に記憶された設定情報に従って、他のG3FAX、インターネットFAX、サリュテーションクライアント等への転送又は配信等を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記設定情報の変更は、前記ファクシミリサーバ自身に設けられた操作部、前記ファクシミリサーバ配下のクライアントなど特定の端末等からのみ行うことが可能である。したがって、例えば出張先など外部のPC(パーソナルコンピュータ)へ前記ファクシミリサーバの受信データを転送させるためには、出張前に前記設定情報を変更していなければならず、これを忘れたとき、或いは、日帰り出張が急に長期出張となってしまったときなどは、出張先から前記ファクシミリサーバのある会社に電話等で連絡をとり、出張先の前記PCへ転送するために前記設定情報を変更するよう依頼しなければならず、他人の助けを必要とした。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、外部の端末から設定情報の変更をすることができるファクシミリサーバを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のファクシミリサーバは、電子メールを受信する手段と、受信データに対する転送・配信情報を格納する転送・配信データテーブルを記憶する手段と、受信した電子メールが設定情報変更メールであることを検出する手段と、該手段により前記設定情報変更メールが検出された場合に、該設定情報変更メールに含まれる変更コマンドに従って、前記設定情報変更メールのFROMの項目の内容に示される発信元のメールアドレスを前記転送・配信データテーブルの転送先指定欄に追加する追加手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
請求項2記載のファクシミリサーバは、請求項1記載のファクシミリサーバにおいて、前記追加手段は、前記設定情報変更メールが検出された場合に、該設定情報変更メールに含まれる変更コマンドに従って、前記設定情報変更メールのFROMの項目の内容に示される発信元のメールアドレスを前記転送・配信データテーブルの転送先指定欄に追加するとともに、前記変更コマンドに指定されるファクシミリ番号を前記転送・配信データテーブルの、転送・配信先を決定するための条件を格納する受信FAX欄に追加するものであることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリサーバについて、図面に基づいて説明する。図1にこのファクシミリサーバ1の具体的な構成例を示す。前記ファクシミリサーバ1は、CPU(中央処理装置)2、RAM(ランダムアクセスメモリー)3、ROM(リードオンリーメモリー)4、コーデック5、モデム6、NCU(ネットワークコントロールユニット)7、読取部8、記録部9、操作部10及びLANI/F11を備えたものであって、各装置2乃至11は、通信可能にバス12によって接続されている。
【0010】
前記CPU2は、所定のプログラムに従って、このファクシミリサーバ1を構成する各装置を制御する。
【0011】
前記RAM3は、画データ、FAX番号、メールアドレス、後述する転送・配信情報など前記ファクシミリサーバ1の各種動作を設定するための設定情報等を記憶するための記憶部として、或いは一時的に蓄積される諸データ等の記憶部として機能する。
【0012】
前記ROM4は、前記CPU2によりこのファクシミリサーバ1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを記憶している。
【0013】
前記コーデック5は、複数のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号(デコード)するものである。すなわち、前記読取部8にて読み取られた画データを送信のためにMH、MR、MMR方式等により符号化し、受信した画データを復号する。また、コンピュータで使用される一般的に使われている画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式にも対応して符号化、復号することもできる。なお、TIFFの仕様は、米国Adobe System社によって公開されており、名称の通り、ファイル内のデータ・ブロックにタグを使用してデータを表現され、タグを使用することにより解像度や色数の異なる複数の画データを同時に格納することができる。
【0014】
前記モデム6は、例えばITU−Tの勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行う。
【0015】
前記NCU7は、電話回線を制御して電話をかけたり、電話を切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(公衆交換電話網)13に接続されている。
【0016】
前記読取部8は、原稿の画像データを読み取って、白黒2値に変換した画データを出力する。
【0017】
前記記録部9は、例えば電子写真方式のものからなり、受信した画データを記録紙上に記録する。例えば、前記読取部8で読み取られた原稿の画データやファクシミリ受信した画データを、前記CPU2の指示により、印字出力する。
【0018】
前記操作部10は、例えば、このファクシミリサーバ1の状態に関する情報及び各種操作指示画面を表示するディスプレイ10a、FAX番号等を入力するためのテンキー10b、短縮番号から発信するための短縮キー10c、原稿の読取り動作の開始等を行うためのスタートキー10d、前記ディスプレイ10a内のカーソルの移動などをするためのカーソルキー10e等を備えており、各種操作はこの操作部10により行われる。
【0019】
前記LANI/F11は、LAN(ローカルエリアネットワーク)14とのインターフェイスを備えており、このLAN14とファクシミリサーバ1とを通信可能に接続している。
【0020】
上記したハードウェア構成を有するファクシミリサーバ1は、例えば、図2に示すネットワーク環境Aに設置されて使用される。すなわち、前記ファクシミリサーバ1は、LAN14を通じて、メールサーバ15、ルータ16及びクライアントPC17と相互に通信可能に接続されている。したがって、前記ファクシミリサーバ1は、さらに、前記メールサーバ15等を通じ、インターネットを介して、メールクライアント18やインターネットFAX19と送受信可能である。また、PSTN(公衆交換電話網)13を通じてG3FAX20、サリュテーションFAX21及び該サリュテーションFAX21配下のサリュテーションクライアント22と送受信可能である。
【0021】
前記ファクシミリサーバ1は、一般的なG3方式等のファクシミリ通信機能、電子メールにて原稿等の画データを送受信するインターネットFAXとしての機能、受信データを所定の宛先に転送又は配信する転送・配信機能、Fコード通信機能、サリュテーションプロトコルに対処する機能等を備えている。なお、前記Fコード通信とは、ITU−T(国際電気通信連合)の規格にしたがって、サブアドレスやパスワードを利用して通信する機能であり、他のFコード通信機能を有するファクシミリ等から受信したサブアドレスやパスワードに従って、受信した画データ等を、予め設定された転送先又は配信先に自動的に転送又は配信することができる。また、前記サリュテーションプロトコルとは、インターネット、LAN等で、コンピュータ及びオフィス機器を特定、管理等するための通信プロトコルであり、サリュテーション・コンソーシアム(Salutation Consortium)によって公開されている。
【0022】
前記転送・配信機能によれば、転送又は配信される宛先は、前記RAM3に記憶された設定情報である受信データに対する転送・配信情報に従って決定される。前記転送・配信情報は、例えば、図3に示すような転送・配信データテーブル23、24に格納されたものであり、受信したファクシミリや電子メールの転送・配信先の決定は、この転送・配信データテーブル23、24に基づき行われる。
【0023】
図3(a)に示す前記転送・配信データテーブル23は、前記ファクシミリサーバ1がファクシミリ受信したときに参照されるものであり、前記ファクシミリサーバ1は、前記転送・配信データテーブル23に基づいて、全ての受信ファクシミリを予め指定された宛先23Aに対して転送又は配信を行う。また、受信ファクシミリのTSI信号(送信端末識別信号)から特定される発信元FAX番号23aや前記したFコード通信機能によって得られるサブアドレス23b、パスワード23c等から、前記転送・配信データテーブル23に基づいて、転送先23B又は23Cを決定し、これらに対して転送又は配信を行う。
【0024】
一方、図3(b)に示す前記転送・配信データテーブル24は、前記ファクシミリサーバ1が電子メールを受信したときに参照されるものであり、前記ファクシミリサーバ1は、前記転送・配信データテーブル24に基づいて、全ての受信電子メールを予め指定された宛先24Dに対して転送又は配信を行う。また、受信電子メールの送信元のメールアドレス24aから前記転送・配信データテーブル24に基づいて、宛先24Eを決定し、これに対して転送又は配信を行う。
【0025】
前記転送・配信データテーブル23、24の内容の変更は、ユーザ等により前記操作部10や前記クライアントPC17から行うことができる他、所定の変更コマンドを含む電子メール(以下、設定情報変更メールという。)を前記ファクシミリサーバ1に受信させることによっても行うことができるようになっている。
【0026】
前記設定情報変更メールは、例えば、図4の(a)に示すように、RFC(Request for Comments)に規定しているような‘Date:’,‘From:’,‘to:’,‘subject:’等の各項目からなるメールヘッダ25を含んでおり、これらのうち例えば‘subject:’の項目の内容として、発信元に対して受信データを転送させるための変更コマンド26として例えば‘subscribe fax’が設定されたものである。
【0027】
以下、前記設定情報変更メール又は通常の電子メールを受信したときの前記ファクシミリサーバ1の動作について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この動作は、ROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0028】
前記ファクシミリサーバ1が前記メールサーバ15から電子メールを受信すると(S1)、前記メールヘッダ25の‘subject:’の項目の内容として、前記変更コマンド26が設定されていることを確認すると、受信した電子メールが設定情報変更メールであることを検出する(S2)。
【0029】
設定情報変更メールであることを検出しなかった場合は、プリント、配信など、他の処理を行い(S3)、前記設定情報変更メールであることを検出した場合は、前記転送・配信データテーブル23の転送・配信情報のうち、前記設定情報変更メールの発信元に対するものが前記変更コマンド26にしたがって、変更される(S4)。例えば、図4(a)に示すように、前記変更コマンド26が‘subscribe fax’であるときは、図6(a)に示す前記転送・配信データテーブル23に、前記設定情報変更メールの‘from:’の項目の内容に示される発信元のメールアドレス23eが転送先指定欄に追加され、図6(b)に示す前記転送・配信データテーブル23のようになり、前記ファクシミリサーバ1において受信した受信データの全てが、前記メールアドレス23eにも転送されるようになる。さらに、図4(b)に示すように、前記変更コマンド26が‘subscribe fax tsi=075−111−2222’である設定情報変更メールを受信すると、図6(b)に示した転送・配信データテーブル23に、当該設定情報変更メールの発信元のメールアドレス23fが、図6(c)に示すように転送先指定欄に追加され、前記ファクシミリサーバ1において受信する受信データのうちFAX番号が‘075−111−2222’に該当するものが前記メールアドレス23fに転送されるようになる。さらに、図4(c)に示すように、前記変更コマンド26が ‘subscribe fax sub =23456 pwd =56789’である設定情報変更メールを受信すると、図6(c)に示した転送・配信データテーブル23に、当該設定情報変更メールの発信元のメールアドレス23gが、図6(d)に示すように転送先指定欄に追加され、前記ファクシミリサーバ1において受信する受信データのうちサブアドレスが‘23456’であって、パスワード‘pwd =56789’を指定しているものが前記メールアドレス23gに転送されるようになる。
【0030】
一方、前記変更コマンド26が、‘subscribe mail’(図外)であるときは、前記設定情報変更メールの‘from:’の項目の内容に示される発信元のメールアドレス(図外)が図3(b)に示すような転送・配信データテーブル24の転送先指定欄に追加され、前記ファクシミリサーバ1が電子メールを受信したとき、上記したファクシミリを受信したときの動作と同様の動作を行うようになっている。つまり、この場合、受信した電子メール全てを‘from:’の項目の内容に示された発信元のメールアドレス宛てに転送するようになる。
【0031】
本実施の形態においては、前記設定情報変更メールの発信元に対する転送・配信情報が変更されるが、前記ROM3に記憶されている制御プログラム等に修正を加えて、前記発信元と別のアドレス、例えば、‘aaa@bb.co.jp’を転送先として、前記転送・配信情報を変更するようにすることも可能である。例えば前記メールヘッダ25の‘subject:’の項目の内容として、‘subscribe fax to aaa@bb.co.jp ’が設定されている設定情報変更メールを前記ファクシミリサーバ1に受信させて、前記ファクシミリサーバ1が、‘to’以降のアドレス‘aaa@bb.co.jp ’を前記転送・配信データテーブル23の転送先指定欄に追加するように前記制御プログラム等に修正を加えればよい。
【0032】
上記のように転送・配信データテーブル23、24が図6(a)から図6(b)乃至(d)に示したように変更された後、前記ファクシミリサーバ1は、図7のフローチャートが示すように動作する。すなわち、G3FAX、電子メール等を受信すると(S11)、新たな設定、つまり、上記した変更後の転送・配信データテーブル23、24に従って転送又は配信が行われる(S12)。
【0033】
以上説明したように、前記設定情報変更メールを前記ファクシミリサーバ1に送信するだけで、前記転送・配信データテーブル23、24を変更することができるので、電子メールを送信することのできる端末が自分の近くにあれば、どこに居ても前記ファクシミリサーバ1の受信データを転送させて前記端末で受信することが可能である。
【0034】
なお、前記した変更コマンド26が設定される箇所は、前記メールヘッダ25の‘subject:’の項目に限定されず、例えば電子メールの本文に前記変更コマンド26を設定してもよい。例えば、図4(c)に示した変更コマンド26を図8に示すように本文27に設定した設定情報変更メールを前記ファクシミリサーバ1に送信すると、これを受信した前記ファクシミリサーバ1における図6(c)に示す転送・配信データテーブル23は、図6(d)に示す転送・配信データテーブル23へ変更される。
【0035】
以下、本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリサーバについて説明する。該ファクシミリサーバ1Aは、図1に示した第1の実施の形態に係るファクシミリサーバ1と同様のハードウエア構成、転送・配信機能その他の機能を備え、前記ネットワーク環境A(図2)等に設置されて使用されるが、設定情報変更メールを受信して転送・配信情報を変更する際の動作等において相違する。以下、相違点を中心に説明する。
【0036】
前記転送・配信機能により転送又は配信される宛先は、第1の実施の形態に係るファクシミリサーバ1と同様、図3に示す転送・配信データテーブル23、24に格納される転送・配信情報に従って決定され、該転送・配信データテーブル23、24の内容は、ユーザ等により前記操作部10や前記クライアントPC17から変更することができる。また、所定の変更コマンドを含む電子メール(設定情報変更メール)を前記ファクシミリサーバ1Aに受信させることによって、前記転送・配信データテーブル23、24の内容を指定した時刻に変更させることができるようになっている。
【0037】
前記設定情報変更メールは、例えば、図9(a)に示すように、RFC(Request for Comments)に規定しているような‘Date:’,‘From:’,‘to:’,‘subject:’等の各項目からなるメールヘッダ25を含んでおり、これらのうち例えば‘subject:’の項目の内容として、発信元に対して受信データを転送させるための変更コマンド26として例えば‘subscribe fax’が設定され、さらに、該コマンド26の実行時刻を指定する実行時刻指定コマンド28として、例えば‘time=’及び実行時刻情報‘12:00’が‘subscribe fax’の後に設定されたものである。例えば、実行時刻指定コマンド28が‘time=12:00’であるときは12時0分に、‘time=15:30’であるときは15時30分に変更コマンド26が実行される。
【0038】
以下、前記設定情報変更メール又は通常の電子メールを受信したときの前記ファクシミリサーバ1Aの動作について図10に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この動作は、ROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0039】
前記ファクシミリサーバ1Aが前記メールサーバ15から電子メールを受信し(S21)、前記メールヘッダ25の‘subject:’の項目の内容として前記変更コマンド26が設定されていることを確認すると、受信した電子メールが設定情報変更メールであることを検出し(S22)、さらに前記実行時刻指定コマンド28が前記‘subject:’の項目の内容として設定されているか否かを判断する(S23)。
【0040】
前記実行時刻指定コマンド28が設定されていると判断したときは、図11に示すような、「受信FAX(又は受信Eメール)」欄、「転送先」欄及び「設定時刻」欄とからなる設定変更待ちテーブル29又は30を生成する(S24)。すなわち、該設定変更待ちテーブル29は、「受信FAX(又は受信Eメール)」欄に、‘tsi=075−111−2222’、‘xyz@abc.co.jp’等の転送、配信対象とすべき受信FAX(電子メール)の発信元を示す情報又は「全て」等の前記発信元を限定しないことを示す情報を格納し、「転送先」欄に、設定情報変更メールの‘from:’の項目の内容に示される発信元のメールアドレスを格納し、前記設定時刻欄に‘12:00’、‘23:30’等の実行時刻情報を格納する。
【0041】
例えば、図9(a)に示す設定情報変更メールのように、前記変更コマンド26が‘subscribe fax’であって、実行時刻指定コマンド28が‘time=12:00’であるときは、前記設定変更待ちテーブル29(図11)の「転送先」欄に前記設定情報変更メールの‘from:’の項目の内容に示される発信元のメールアドレスを格納し、「設定時刻」欄に実行時刻情報‘12:00’を格納し、「受信FAX」欄に「全て」を格納する。
【0042】
また、図9(b)に示す設定情報変更メールのように、前記変更コマンド26が‘subscribe fax tsi=075−111−2222’であって、実行時刻指定コマンド28が‘time=12:00’であるときは、前記設定変更待ちテーブル29の「受信FAX」欄に‘subscribe fax’の後に続けて示された‘tsi=075−111−2222’を格納し、「転送先」欄に前記設定情報変更メールの‘from:’の項目の内容に示される発信元のメールアドレスを格納し、「設定時刻」欄に実行時刻情報‘12:00’を格納する。
【0043】
また、前記変更コマンド26が‘subscribe mail’(図外)であって、実行時刻指定コマンド28が設定されているときは、前記設定情報変更メールの‘from:’の項目の内容に示される発信元のメールアドレスを図11(b)に示す設定変更待ちテーブル30の「転送先」欄に格納し、「設定時刻」欄に‘time=’の後に示された実行時刻情報‘22:00’を格納する。
【0044】
一方、前記S23において、実行時刻指定コマンド28が設定されていないと判断したときは、第1の実施の形態に係るファクシミリサーバ1と同様に、前記変更コマンド26に従って、前記転送・配信データテーブル23の転送、配信情報を変更し(S25)、該転送・配信データテーブル23の更新結果として、その内容を前記ディスプレイ10aに表示し、又は所定のクライアントPC17へ送信することにより、オペレータ等に転送配信データテーブル23の更新結果を通知する(S26)。
【0045】
一方、前記S22において設定情報変更メールであることを検出しなかった場合はプリント、配信など、他の処理を行う(S27)。
【0046】
つぎに、前記S24において、設定変更待ちテーブル29が生成された後のファクシミリサーバ1Aの動作を図12に示すフローチャートに基づき説明する。なお、この動作もROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0047】
前記ファクシミリサーバ1Aは、前記設定変更待ちテーブル29の各「設定時刻」欄に指定された時刻になったかどうかを定期的(例えば、1分周期で)にチェックし(S31)、指定時刻になった場合は(S32)、「受信FAX」欄に指定された送信元情報及び「転送先」欄に指定された転送先情報に従って、前記転送・配信データテーブル23、24を変更する(S33)。つまり、これら送信元情報、転送先情報を前記転送・配信データテーブル23又は24に追加し、若しくは、既に同じ送信元情報が転送・配信データテーブル23等にある場合は、新たな情報として上書きを行う。そして、変更した転送・配信データテーブル23、24の内容を更新結果として、前記ディスプレイ10aに表示し、又は所定のクライアントPC17へ送信することにより、オペレータ等に更新結果を通知する(S34)。
【0048】
上記のように転送・配信データテーブル23、24が変更された後は、前記ファクシミリサーバ1Aは、第1の実施の形態に係るファクシミリサーバ1と同様に、図7に示したフローチャートに従って動作する。すなわち、G3FAX、電子メール等を受信すると(S11)、変更後の転送・配信データテーブル23、24に従って転送又は配信が行われる(S12)。
【0049】
なお、前記した変更コマンド26及び前記実行時刻指定コマンド28が設定される箇所は、前記メールヘッダ25の‘subject:’の項目に限定されず、メールヘッダ25の‘subject:’以外の項目や電子メール本文等に設定されるようにして、該設定変更メールを受信するファクシミリサーバ1Aが前記コマンド26、28に従って転送・配信データテーブル23、24を変更するようにしてもよい。
【0050】
また、前記実行時刻指定コマンド28による実行時の指定形式は、上記した‘12:00’など時分表記に限定されず、実行する時を特定できるものであればよい。例えば実行時刻情報を‘2001/10/11’と表記して「2001年10月11日」という「年月日」を実行時として指定したり、‘3day’と表記して「3日間」という、設定情報変更メール受信から実行時までの「期間」を指定するようにしてもよい。
【0051】
以上説明した内容から明らかなように、前記ファクシミリサーバ1Aによれば、前記設定情報変更メールを該ファクシミリサーバ1Aに送信するだけで、ファクシミリサーバ1A自信の転送・配信データテーブル23、24を変更することができ、加えて、該転送・配信データテーブル23、24を変更する時刻をコントロールすることもできる。
【0052】
また、上記説明においては、ファクシミリサーバ自信の転送、配信情報を変更する場合について説明したが、転送、配信情報は、変更すべき設定情報の一例として挙げたものであり、転送・配信データテーブル23、24の転送、配信情報を変更する場合と同様に、特定のコマンドを含む電子メールをファクシミリサーバに送信することにより、これを受信するファクシミリサーバが該コマンドに従って、転送、配信情報以外の設定情報を変更するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
請求項1又は2記載のファクシミリサーバは、電子メールを受信する手段と、受信データに対する転送・配信情報を格納する転送・配信データテーブルを記憶する手段と、受信した電子メールが設定情報変更メールであることを検出する手段と、該手段により前記設定情報変更メールが検出された場合に、該設定情報変更メールに含まれる変更コマンドに従って、前記設定情報変更メールのFROMの項目の内容に示される発信元のメールアドレスを前記転送・配信データテーブルの転送先指定欄に追加する追加手段とを備えたものであるので、電子メールを送受信することのできる端末が近くにあれば、前記設定情報変更メールを前記ファクシミリサーバに対して送信することで、どこに居てもファクシミリサーバの受信データを自分の端末へ転送させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の第1及び第2の実施の形態に係るファクシミリサーバの構成例を示したブロック図である。
【図2】本実施の第1及び第2の実施の形態に係るネットワーク環境を示したブロック図である。
【図3】受信データ(受信したファクシミリ又は電子メール)に対して適用される転送・配信データテーブルの例を示した説明図である。
【図4】設定情報変更メールのメールヘッダの例を示した説明図である。
【図5】ファクシミリサーバが電子メールを受信したときの動作を示すフローチャートである。
【図6】転送・配信データテーブルの変更を説明するための説明図である。
【図7】転送・配信データテーブルが書き換えられた後に、ファクシミリサーバが、受信したときの動作を示すフローチャートである。
【図8】電子メールの本文に変更コマンドが設定された場合の一例を示した説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る設定情報変更メールの例を示した説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリサーバが電子メールを受信したときの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る設定変更待ちテーブルの例を示した図である。
【図12】設定待ちリストが生成された後の第2の実施の形態に係るファクシミリサーバの動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリサーバ
2 CPU
3 RAM
4 ROM
23、24 転送・配信データテーブル
26 変更コマンド
28 実行時刻指定コマンド
29、30 設定変更待ちテーブル
Claims (2)
- 電子メールを受信する手段と、受信データに対する転送・配信情報を格納する転送・配信データテーブルを記憶する手段と、受信した電子メールが設定情報変更メールであることを検出する手段と、該手段により前記設定情報変更メールが検出された場合に、該設定情報変更メールに含まれる変更コマンドに従って、前記設定情報変更メールのFROMの項目の内容に示される発信元のメールアドレスを前記転送・配信データテーブルの転送先指定欄に追加する追加手段とを備えたことを特徴とするファクシミリサーバ。
- 請求項1記載のファクシミリサーバにおいて、前記追加手段は、前記設定情報変更メールが検出された場合に、該設定情報変更メールに含まれる変更コマンドに従って、前記設定情報変更メールのFROMの項目の内容に示される発信元のメールアドレスを前記転送・配信データテーブルの転送先指定欄に追加するとともに、前記変更コマンドに指定されるファクシミリ番号を前記転送・配信データテーブルの、転送・配信先を決定するための条件を格納する受信FAX欄に追加するものであることを特徴とするファクシミリサーバ。
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