JP2004015338A - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な電子メール送信操作によって、インターネットファクシミリ装置に各種処理を遠隔指示により実行させること、及び、インターネットファクシミリ装置に各種処理を指示するための電子メールと通常の電子メールとを容易に識別管理することを可能とするインターネットファクシミリ装置を提供すること。
【解決手段】複数のコマンド用メールアドレス16の各々に関連付けて自装置1が実行する処理を記憶する処理記憶テーブル15と、受信した電子メールの送信宛先20がコマンド用メールアドレス16の何れかと一致する場合に、処理記憶テーブル15が当該コマンド用メールアドレス16に関連付けて記憶した処理を実行するインターネットファクシミリ装置1。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールにより画データその他の情報の送受信を行うインターネットファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットファクシミリ通信機能、G3ファクシミリ通信機能、Fコード通信機能など多種多様な通信機能を有するインターネットファクシミリ装置が普及している。かかるインターネットファクシミリ装置は、多くの場合、1の通信プロトコルにより受信した画データを同一又は他の通信プロトコルによって転送したり、Fコード通信による様々な通信処理を行ったりすることができる。
【0003】
そして更に、かかる多種多様な機能を備えるインターネットファクシミリ装置においては、予めコマンドと実行すべき処理を相互に関連付けて記憶部に記憶し、外出先のユーザ等から前記コマンドが記載された電子メールを受信したときに、そのコマンドに関連付けて記憶した前記処理を実行するインターネットファクシミリ装置が提案されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザが外出先からインターネットファクシミリ装置に対して所定の処理を実行させるには、インターネットファクシミリ装置に対して送信する電子メールに、その都度キーボードないし入力キーによりコマンドを入力する必要があり、かかるコマンドの入力操作の簡略化が望まれていた。
【0005】
また、本文等にコマンドが記載された電子メールとその他の電子メールとが相互に区別されることなく記憶部に蓄積されるので、ユーザが電子メール受信履歴リストを表示部等に表示させると、双方の電子メールが混在して表示される。このため、通常の電子メール、つまり、コマンドが記載されていない電子メールの履歴等を管理するために、ユーザは、全ての電子メールを展開し、本文にコマンドが記載されているかどうかを確認しなければならなかった。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、簡単な電子メール送信操作によって、インターネットファクシミリ装置に各種処理を遠隔指示により実行させること、及び、インターネットファクシミリ装置に各種処理を指示するための電子メールと通常の電子メールとを容易に識別管理することを可能とするインターネットファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載インターネットファクシミリ装置は、複数のコマンド用メールアドレスの各々に関連付けて自装置が実行する処理を記憶する処理記憶手段と、受信した電子メールの送信宛先が前記コマンド用メールアドレスの何れかと一致する場合に、前記記憶手段が当該コマンド用メールアドレスに関連付けて記憶した処理を実行する処理実行手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載インターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、前記処理実行手段が処理を実行する際に、当該コマンド用メールアドレスを送信宛先とする前記電子メール内に記載されたパスワードに基づき、利用者の認証を行う手段を更に備えることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置について、図面に基づき説明する。図1にこのインターネットファクシミリ装置1の具体的な構成例を示す。前記インターネットファクシミリ装置1は、CPU(中央処理装置)2、RAM(ランダムアクセスメモリー)3、ROM(リードオンリーメモリー)4、コーデック5、モデム6、NCU(ネットワークコントロールユニット)7、読取部8、記録部9、操作部10及びLANI/F11を備えたものであって、各装置2乃至11は、通信可能にバス12によって接続されている。
【0010】
前記CPU2は、所定のプログラムに従って、このインターネットファクシミリ装置1を構成する各部を制御する。
【0011】
前記RAM3は、画データ、FAX番号、メールアドレス、後述するデータ・テーブル等を記憶する記憶部として、また、一時的に蓄積される諸データ等の記憶部として機能する。
【0012】
前記ROM4は、前記CPU2によりこのインターネットファクシミリ装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを記憶している。
【0013】
前記コーデック5は、画データを送信のためにMH、MR、MMR方式等により符号化し、受信した画データを復号する。また、コンピュータで使用される一般的に使われている画像フォーマットであるTIFF(Tagged  Image  File  Format)形式にも対応して画データを符号化、復号する。
【0014】
前記モデム6は、例えばITU−T(国際電気通信連合)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行う。
【0015】
前記NCU7は、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(公衆交換電話網)13に接続されている。
【0016】
前記読取部8は、原稿の画像データを読み取って、白黒2値化した画データ等を出力する。
【0017】
前記記録部9は、例えば電子写真方式のものからなり、受信した画データを記録紙上に記録する。例えば、前記読取部8で読み取られた原稿の画データやファクシミリ受信した画データを、前記CPU2の指示により、印刷する。
【0018】
前記操作部10は、このインターネットファクシミリ装置1の状態に関する情報、各種操作指示画面等を表示するディスプレイ10a、ファクシミリ番号等を入力するためのテンキー、原稿の読取り動作の開始を行うためのスタートキーディスプレイ10a内の反転表示の移動などをするためのカーソルキー等を含む操作キー10bを備えており、オペレータによる各種操作はこの操作部10により行われる。
【0019】
前記LANI/F11は、LAN(ローカルエリアネットワーク)14とのインターフェイスを備えており、このLAN14とインターネットファクシミリ装置1とを通信可能に接続している。
【0020】
上記構成を備えるインターネットファクシミリ装置1は、さらに、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバとしての機能を有し、自装置1のドメイン名に宛てられた電子メールをメール・アドレスの区切り記号「@」の前に記述された情報に関係なく全て受信する。
【0021】
そして、前記インターネットファクシミリ装置1は、受信した電子メールのうち、その送信宛先が該インターネットファクシミリ装置に所定の処理を指示するコマンド用メールアドレスである場合に、これに関連付けて記憶した処理を実行する。以下、このように、コマンド用メールアドレスに従って所定の処理を実行するときの動作について詳細に説明する。
【0022】
前記インターネットファクシミリ装置1は、前記コマンド用メールアドレスに前記処理を関連付けて記憶する手段として、図2に示すような処理記憶テーブル15をRAM3に形成している。該処理記憶テーブル15は、コマンド用メールアドレス16を格納する「メールアドレス」欄、自装置1が実行する処理17を格納する「処理」欄、及び後述するパスワード18を格納する「パスワード」欄から構成され、前記コマンド用メールアドレス16、前記処理17及び前記パスワード18は互いに同一レコードに配されることによりに関連付けられる。また、該処理記憶テーブル15は、その内容がオペレータの操作部10等からの所定操作により編集できるようになっており、「処理」欄には、インターネットファクシミリ装置1において予め設定された一定種類の処理17が、「メールアドレス」欄及び「パスワード」欄には任意の情報が入力される。
【0023】
受信した電子メールの送信宛先は、インターネットファクシミリ装置1が電子メールを受信する際にSMTP上の情報のやり取りの中で取得される。すなわち、図3に示すように、インターネットファクシミリ装置1が電子メールを受信するときに確立されるTCPコネクション上で、送信側SMTPサーバ19から受信する、受信者を指定するSMTPコマンド「RCPT TO:」の後部に記述された情報を送信宛先(メールアドレス)20として取得する。例えば、このSMTPコマンドが、「RCPT TO:mail002@ifax.xxxx」であるときは、「RCPT TO:」の後の「mail002@ifax.xxxx」を前記送信宛先20として取得する。
【0024】
以下、前記インターネットファクシミリ装置1が、例えば図4に示すようなネットワーク環境Aに設置されて、電子メールを受信したときに実行する動作について図5に示すフローチャートに基づき説明する。なお、このフローチャートに基づき説明するインターネットファクシミリ装置1の動作は、ROM4に記憶されている制御プログラムに基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。また、前記ネットワーク環境Aでは、LAN14に、インターネットファクシミリ装置1、メールサーバ21、ルータ22及び電子メールの受信が可能な管理者端末23が設置されており、インターネットファクシミリ装置1は、ルータ22、インターネットを通じて他のインターネットファクシミリ装置24と電子メールの送受信を行うことができ、また、PSTN13を通じて他のG3ファクシミリ装置25とファクシミリの送受信を行うことができる。
【0025】
まず最初に、インターネットファクシミリ装置1が電子メールを受信すると共に、その受信処理中にSMTPコマンド「RCPT TO:」により指定された送信宛先(メールアドレス)20を取得すると(S1)、取得した送信宛先20と、前記処理記憶テーブル15において、「処理」欄の「通常受信」が関連付けられた「メールアドレス」欄のコマンド用メールアドレス16aとが一致するか否かを判断し(S2)、一致する場合は、受信した電子メールに添付された画データの印刷、受信した電子メールの転送など、通常の受信処理を行う(S3)。
【0026】
一方、前記S2で一致しないと判断したときは、前記送信宛先20と一致するコマンド用メールアドレス16が前記処理記憶テーブル15の「メールアドレス」欄に格納されている何れかと一致するか否かを判断し(S4)、一致するものが格納されている場合には、当該コマンド用メールアドレス16に関連付けて「パスワード」欄に記憶されているパスワード18と受信した前記電子メールの本文に所定形式にて記載されるパスワードと一致するか否かによりパスワードが正しいものか否かを判断し(S5)、パスワードが正しい場合にのみ、当該コマンド用メールアドレスに関連付けて「処理」欄に記憶している処理を実行する(S6)。なお、所定形式にて記載されるパスワードは、例えば図6の電子メール16の本文16aのように「PASSWORD=456789」のようなものであり、インターネットファクシミリ装置1は、「PASSWORD=」の後に記述されている情報「456789」をパスワードとみなす。
【0027】
なお、前記S4で、処理記憶テーブル15の「メールアドレス」欄に前記送信宛先20と一致するコマンド用メールアドレス16が格納されていないと判断した場合は、LAN14に設置された管理者端末23へ受信した電子メールを転送する(S7)。
【0028】
つぎに、図2に示したような処理記憶テーブル15がRAM3に形成されている場合に、前記S6で実行される処理について更に説明する。
【0029】
受信した電子メールの前記送信宛先20が「mail002@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail002@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「設定情報返信」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、RAM3に記憶する各種設定情報、例えば、電話通信回線種類(プッシュ、10PPS、20PPS等)、印刷原稿濃度(こい、普通、うすい等)、呼び出しベル回数(2回、3回等)、配信設定情報など、を表示するための画データを生成し、新規電子メールに添付して前記S1で受信した電子メールの送信元に対して返信する。
【0030】
前記送信宛先20が「mail003@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail003@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「機器設定データ受信」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、前記S1で受信した電子メールの本文に所定形式により記載される情報に基づきRAM3に記憶する各種設定情報を変更する。例えばインターネットファクシミリ装置1内部の設定情報の「呼び出しベル回数」の設定が2回となっており、電子メール本文に「呼び出しベル回数:4」と記載されていた場合に、インターネットファクシミリ装置1は、所定形式記載「呼び出しベル回数:」から呼び出しベル回数についての情報を変更するものとみなし、その後に続けて記載された回数情報に従って、既に設定されている呼び出しベル回数を「2回」から「4回」へ変更する。
【0031】
前記送信宛先20が「mail004@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail004@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「FAX転送 123−4567」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、前記S1で受信した電子メールに添付された画データをファクシミリ用画データに変換し、ファクシミリ番号「123−4567」に対してファクシミリ転送する。
【0032】
前記送信宛先20が「mail005@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail005@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「Fコード中継」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、前記S1で受信した電子メールの所定場所(本文、サブジェクト欄等)に所定形式にて記載されたサブアドレス、パスワードからRAM3に記憶するFコードボックス(Fコード通信において指定されるサブアドレス及びパスワードに関連付けて転送先のファクシミリ番号等を記憶しているもの)に基づき転送先を決定し、電子メールに添付された画データを転送する。なお、Fコード通信とは、ITU−T(国際電気通信連合)の規格に従ったサブアドレスやパスワードを利用して通信する機能である。
【0033】
前記送信宛先20が「mail006@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail006@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「Fコード掲示板の提供」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、前記S1で受信した電子メールの所定場所(本文、サブジェクト欄等)に所定形式にて記載されたサブアドレスからRAM3に記憶するFコードボックス(所定のサブアドレスに関連付けて提供すべき画データを記憶しているもの)に基づき提供(ポーリング送信)すべき掲示板の画データを前記S1で受信した電子メールの送信元に対して返信する。
【0034】
前記送信宛先20が「mail007@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail007@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「Fコード親展」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、前記S1で受信した電子メールの所定場所(本文、サブジェクト欄等)に所定形式にて記載されたサブアドレスがRAM3に記憶するFコードボックス(親展受信用サブアドレスに関連付けて親展受信した画データを格納するもの)の親展受信用サブアドレスに該当する場合に、親展受信(印刷等の受信処理を行わずに画データの蓄積のみを行う)を実行し、操作部10から所定のパスワードが入力された場合にのみ、受信した画データの印刷を行う。
【0035】
前記送信宛先20が「mail008@ifax.xxxx」である場合には、処理記憶テーブル15において「mail008@ifax.xxxx」に関連付けて「処理」欄に記憶された「通信履歴返信」が実行される。すなわち、該処理としてインターネットファクシミリ装置1は、自装置1が有する通信履歴を表示するための画データを生成し、これを添付した電子メールを前記S1で受信した電子メールの送信元に対して返信する。
【0036】
つぎに、第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1Aについて説明する。このインターネットファクシミリ装置1Aは、メールサーバ機能を有していない点において、前述した第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1と相違するものの、同じLAN14に設置されたメールサーバ21に自装置1に対して割り当てられたメールボックスからPOP(Post Office Protocol)により蓄積電子メールの受信を行い、受信した電子メールの「To:」、「Cc:」、「Bcc:」等の欄から送信宛先20を取得することによって、第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1と同様の処理を実行する。
【0037】
前記メールサーバ21においては、図7に示すように、処理記憶テーブル15のメールアドレス欄に格納されたコマンド用メールアドレス「mail001@ifax.xxxx」乃至「mail008@ifax.xxxx」と同じ送信宛先20が指定された電子メールを1のメールボックス21aに格納するように設定されている。この結果、インターネットファクシミリ装置1Aがメールサーバ21に対してIDおよびパスワードを指定して蓄積された電子メールを要求すると、「mail001@ifax.xxxx」乃至「mail008@ifax.xxxx」を送信宛先20とする電子メール16が前記メールボックス21aから一斉にダウンロードされる。
【0038】
図8のフローチャートに示すように、前記インターネットファクシミリ装置1Aがメールサーバ21から電子メール16を受信(ダウンロード)すると(S51)、例えば図6に示すように、受信した各電子メールの「To:」欄16bに指定される送信宛先20を検出し(S52)、各電子メール別に、第1の実施の形態において説明したS2乃至S7の一連の動作を実行する。
【0039】
以上説明から明らかなように、インターネットファクシミリ装置1Aは、メールサーバ機能を有しないが、メールサーバ21において、コマンド用メールアドレス16を送信宛先20とする電子メールを1のメールボックス21aに蓄積するように設定しておくことで、第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1と同様に、電子メール通信可能な端末装置を使用して、ユーザの外出先等からインターネットファクシミリ装置1Aに対して各種処理の実行を遠隔操作で行わせることができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載のインターネットファクシミリ装置によれば、電子メールの送信が可能な端末装置から該インターネットファクシミリ装置に対して遠隔指示により各種処理を実行させることが可能である。また、インターネットファクシミリ装置においてはコマンド用メールアドレス毎に実行する処理を記憶していることから、このコマンド用メールアドレス自体がインターネットファクシミリ装置に実行すべき処理を指示することとなるので、遠隔指示を行う端末装置側において、予めコマンド用メールアドレスがアドレス帳等に登録されていれば、電子メール内にコマンド(パスワード等のコマンド以外のものは除く)を記入などの煩わしい操作が省かれ、ユーザが行う操作の簡略化が図られる。
【0041】
更にまた、インターネットファクシミリ装置には、コマンド用メールアドレスと一致する送信宛先を有する電子メール、つまり、インターネットファクシミリ装置に対して遠隔指示により所定の処理を実行させるための電子メールと、それ以外の電子メールが区別されることなく蓄積されることとなるが、これらは、相異なる送信宛先を有するので、その送信宛先の違いを利用して識別管理することが可能である。例えば、これらの履歴を表示するメーラ等により送信宛先欄についてソートを実行することにより、簡単に識別して管理することが可能である。
【0042】
請求項2記載のインターネットファクシミリ装置によれば、インターネットファクシミリ装置が処理を実行する際に、その処理の実行を指示する電子メールの認証を行うので、第三者等の使用を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置の構成例を示したブロック図である。
【図2】処理記憶テーブルの一例を示した図である。
【図3】SMTPセッション上で取得する送信宛先の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が設置されるネットワーク環境の一例を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が電子メールを受信した場合に行う動作を示したフローチャートである。
【図6】インターネットファクシミリ装置が受信する電子メールの一例を示した図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態において、インターネットファクシミリ装置がメールサーバから電子メールをダウンロードするときの通信状態を示した説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が電子メールを受信した場合に行う動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 インターネットファクシミリ装置
2 CPU
3 RAM
4 ROM
15 処理記憶テーブル
16 コマンド用メールアドレス
17 処理
18 パスワード
20 送信宛先
26 電子メール

Claims (2)

  1. 複数のコマンド用メールアドレスの各々に関連付けて自装置が実行する処理を記憶する処理記憶手段と、受信した電子メールの送信宛先が前記コマンド用メールアドレスの何れかと一致する場合に、前記記憶手段が当該コマンド用メールアドレスに関連付けて記憶した処理を実行する処理実行手段と、を備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、前記処理実行手段が処理を実行する際に、当該コマンド用メールアドレスを送信宛先とする前記電子メール内に記載されたパスワードに基づき、利用者の認証を行う手段を更に備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
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