JP3603809B2 - ファクシミリシステム及びファクシミリサーバ装置 - Google Patents

ファクシミリシステム及びファクシミリサーバ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステム、ファクシミリシステムのためのデータサーバ装置及びファクシミリサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、公衆電話回線などの通信回線に接続されファクシミリの送受信機能を有するファクシミリサーバ装置と、パーソナルコンピュータなどのクライアント装置とがローカルエリアネットワーク(以下、LANという。)を介して接続してなるファクシミリシステムが実用化されている。この従来技術のファクシミリシステムでは、クライアント装置からファクシミリサーバ装置に対して画像データ及び送信先情報を含む電子メールを送信することにより、ファクシミリサーバ装置は、画像データを通信回線を介して送信先に送信する一方、ファクシミリサーバ装置が画像データを受信したときは、画像データを所定のクライアント装置に送信することにより、クライアント装置は画像データを受信する。
【0003】
この従来技術のファクシミリサーバ装置においては、G3ファクシミリの画像データや、電子メールを用いたインターネットファクシミリの画像データを受信して、クライアント装置等に配信処理を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、複数のファクシミリサーバ装置を使用している場合、各ファクシミリサーバ装置毎に配信条件を登録設定する必要があり、登録設定の作業が極めて煩雑であるという問題点があった。また、複数のファクシミリサーバ装置を使用していて、しかも、各ファクシミリサーバ装置の能力に差がある場合などにおいては、配信条件の保守がきわめて面倒であった。
【0005】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、複数のファクシミリサーバ装置を使用していても、各ファクシミリサーバ装置毎に配信条件を登録設定する必要がなく、しかも配信条件の保守が従来技術に比較して簡単であるファクシミリシステム、ファクシミリシステムのためのデータサーバ装置及びファクシミリサーバ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るファクシミリシステムは、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムにおいて、
上記データサーバ装置は、画像データの配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを格納し、上記ファクシミリサーバ装置からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ上記配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いて上記ファクシミリサーバ装置に通知し、
上記各ファクシミリサーバ装置は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、配信を委託する旨の配信委託データを対応する画像データとともに送信することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るデータサーバ装置は、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムのためのデータサーバ装置において、
上記データサーバ装置は、画像データの配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを格納し、上記ファクシミリサーバ装置からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ上記配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いて上記ファクシミリサーバ装置に通知することを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明に係るファクシミリサーバ装置は、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムのためのファクシミリサーバ装置において、
上記ファクシミリサーバ装置は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、配信を委託する旨の配信委託データを対応する画像データとともに送信することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、公衆電話網に対する認証申請機能を有するファクシミリサーバ装置20を備えたファクシミリシステムの構成を示すブロック図である。この実施形態に係るファクシミリシステムは、複数N台のクライアントパーソナルコンピュータ(以下、クライアントPCと略す。)30−1乃至30−N(以下、総称して符号30を付す。)と、配信条件テーブル207aをRAM207に備えたデータサーバ装置40と、公衆電話回線L1,L2を介してそれぞれ公衆電話網80に接続された2個のファクシミリサーバ装置20−1,20−2(以下、総称して符号20を付す。)と、メールサーバ装置50と、インターネット90に接続されたルータ装置60とがLAN70を介して接続されて構成される。
【0011】
この実施形態に係るファクシミリシステムは、互いに例えばLAN70などの通信回線を介して接続されたファクシミリサーバ装置20−1,20−2とデータサーバ装置40とを備え、データサーバ装置40は、画像データの配信条件テーブル207aをRAM207に格納し、図9に示すように、ファクシミリサーバ装置20−1又は20−2からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先を上記配信条件テーブル207aを検索して決定し、決定された配信先を配信先通知データを用いてファクシミリサーバ装置20−1又は20−2に通知し、ファクシミリサーバ装置20−1又は20−2は、上記配信先通知データに応答して、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信することを特徴としている。
【0012】
図1において、メールサーバ装置50は、クライアントPCや相手先のメールサーバ装置(図示せず。)からインターネット90及びLAN70を介して受信し、受信した電子メールがMIME形式で符号化された画像データを含むときは画像データを含む電子メールを保持する。インターネット90経由で画像データを含む電子メールを送信するときは、クライアントPC30からメールサーバ装置50、ルータ装置60及びインターネット90を介して相手先のメールサーバ装置に送信される。
【0013】
図2は、図1のクライアントPC30の構成を示すブロック図である。図2において、クライアントPC30は、公知のパーソナルコンピュータであって、画像データや文字データの生成や記録などの処理を実行する。本実施形態においては、クライアントPC30は、一例として、ファクシミリの画像データを送信し又は受信する端末装置として用いられる。主制御部101は具体的にはCPUで構成されており、バス113を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。このクライアントPC30において、画像読取部102及び画像記録部103はオプションで設けられ、画像読取部102は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部103は例えば電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリサーバ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録したり、文字データを記録する。表示部104は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該クライアントPC30の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部105は、例えばキーボードであり、文字データや指示コマンドを入力するためのものである。
【0014】
ROM106は、当該クライアントPC30の動作に必要であって主制御部101によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM107は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部101のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクドライブ108は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムや画像メモリを格納する。LANインターフェース112は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0015】
図3は、図1のファクシミリサーバ装置20の構成を示すブロック図である。図3において、ファクシミリサーバ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリサーバ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部5は、当該ファクシミリサーバ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0016】
ROM6は、当該ファクシミリサーバ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM7は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。
【0017】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0018】
さらに、LANインターフェース12は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0019】
以上のように構成されたファクシミリサーバ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能を有している。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。また、ファクシミリサーバ装置20は、上記配信先通知データに応答して、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信し、ここで、配信方法は、公衆電話網L1,L2を介するITU−T勧告のT.30の通信手順に基づくファクシミリ送信と、インターネット90を介して電子メールを用いて画像データを送信するインターネットファクシミリ送信とを含む。さらに、ファクシミリサーバ装置20は、上述の配信の後、配信結果のデータを含む配信先結果通知データをデータサーバ装置40に出力することにより通知する。
【0020】
図4は、図1のデータサーバ装置40の構成を示すブロック図である。このデータサーバ装置40は、画像データの配信条件テーブル207aをRAM207に格納し、図6乃至図8のデータサーバ処理を実行することにより、ファクシミリサーバ装置20−1又は20−2からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先を上記配信条件テーブル207aを検索して決定し、決定された配信先を配信先通知データを用いてファクシミリサーバ装置20−1又は20−2に通知する。また、データサーバ装置40は、ファクシミリサーバ装置20−1又は20−2から送信されてくる配信結果のデータを含む配信先結果通知データを受信し、このデータをハードディスクドライブ208に格納して、ファクシミリサーバ装置20による配信処理結果の通信履歴の管理を一元的に行う。
【0021】
図4において、表示部204は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該データサーバ装置40の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部205は、当該データサーバ装置40を操作するために必要な文字キー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部204をタッチパネル方式とすることにより、この操作部205の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0022】
ROM206は、当該データサーバ装置40の動作に必要であって主制御部201によって実行される、図6乃至図8に図示されたデータサーバ処理を含む種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM207は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部201のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。ここで、RAM207は詳細後述する配信条件テーブル207aを含む。RAM207としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。さらに、LANインターフェース212は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0023】
図5は図4のRAM207内の配信条件テーブル207aの一例を示す図であり、受信又は走査された画像データをどのように配信するかを示す配信条件を示している。登録される配信条件としては、種々の条件や配信先を登録することができ、図5に示した例では、受信条件及び配信稼動日時を条件として、その条件を満足する場合の配信先、および、受信したファクシミリ画像データを画像記録部3で用紙に記録出力するか否かを示す情報を含んでいる。
【0024】
受信条件としては、ファクシミリ画像データの発信元装置(又は電気通信事業者の交換機)から送られてくるあらゆる情報に対して条件を設定することができる。例えば、着信時に交換機から送られてくる発信者番号通知やISDNサブアドレス、ファクシミリ手順の中でTSI信号として送られてくる発信元の番号やFコードサブアドレス及びパスワードに対して条件を設定することが可能である。また、複数の回線からの受信が可能な場合には、着信した回線番号等についても条件を設定することが可能である。図5に示した例では、TSI信号により送られてきた発信元番号が「03−4567−8901」であるという受信条件と、ISDNサブアドレスが「*2」であるという受信条件を示している。もちろん、例えば発信元の市外局番のみを条件とするなどといった、部分的な情報を条件としたり、除外する条件を設定するなど、各種の条件を設定することが可能である。
【0025】
また受信条件としては、このような個別の条件の他、ファクシミリ受信時には常時適合する(すべての受信を対象とする)条件を設定してもよい。図5においては、「常時適合」と記してこの条件を示している。さらに、配信条件格納部13に格納されている配信条件のうち、その配信条件を除く配信条件に適合しなかったという条件を設定することができる。図5においては、「上記条件以外」と記してこの条件を示している。
【0026】
配信稼動日時は、配信を行う時間帯を条件として設定することができる。例えば図5に示した例では、9時から17時までの勤務時間内での配信を指定する条件と、月曜日から金曜日のウィークデーを指定する条件、及びこれらを組み合わせた条件を示している。これらの条件は、例えば毎日、毎週、毎月、毎年と繰り返して有効とするのか、あるいはその時のみの指定なのかを指定することができる。図5に示した例では、「毎日」、「毎週」として、繰り返して有効にすることを示している。もちろん、このような時間と曜日や日付を組み合わせて指定してもよく、組み合わせた例も図5に示している。また、配信を行わない時間帯を指定してもよい。さらに、図5において「常時」と示しているように、時間帯の制限を行わないこともできる。
【0027】
配信先としては、配信先を特定する種々の情報を設定しておくことができる。例えばLAN等の他のネットワーク上のクライアントPC30に対して配信するのであれば、例えば電子メールアドレスを設定したり、SalutationユーザーIDを設定することもできる。あるいは、装置を特定するのであれば、IPアドレスを設定してもよい。また、公衆電話回線Lを介してファクシミリ配信する場合には、FAX番号を設定しておけばよい。もちろん、このほかにも配信先との通信プロトコルに応じた配信先を特定する情報を設定することができる。また、例えば電子メールアドレスを指定する際にドメインまでを設定するなど、配信先のグループを指定することも可能である。なお、配信先として複数の配信先を設定することができ、その場合に通信プロトコルが異なる配信先が混在していてもよい。
【0028】
用紙に記録出力するか否かを示す情報は、例えば画像記録部3や予め設定されているLAN70上のプリンタなどによって受信したファクシミリ画像データを記録出力するか否かを示すものである。適合した配信条件が複数存在するとき、そのうちの1つでも記録出力する指定が行われていれば、受信したファクシミリ画像データを記録出力する。あるいは、適合した配信条件のうち、記録出力が指定されている配信条件の数だけの部数を記録出力するなど、記録出力の条件を別途定めておいてもよい。なお、適合した配信条件において記録出力しない旨の指定が行われている場合でも、その配信条件で設定されている配信先に受信したファクシミリの画像データを配信できない場合には、この設定にかかわらず記録出力するように構成することができる。
【0029】
図6は、図4のファクシミリサーバ装置40の主制御部201によって実行されるデータサーバ処理を示すフローチャートである。
【0030】
図6において、まず、ステップS1では受信通知データを受信したか否かが判断され、YESとなるまでステップS1の処理を繰り返し、YESのときにステップS2に進む。ステップS2において受信通知データを解析した後、ステップS3において図7及び図8に図示された配信先決定処理を実行することにより、ファクシミリサーバ装置20からの受信通知データに対応する画像データの配信先を上記配信条件テーブル207aを検索して決定し、ステップS4に進む。さらに、ステップS4では、配信先のデータを含む配信先通知データを上記ファクシミリサーバ装置20に返信して当該データサーバ処理を終了する。
【0031】
図7及び図8は図6のサブルーチンである配信先決定処理(ステップS3)を示すフローチャートである。
【0032】
まず、図7のステップS52において、初期設定を行う。ここでは、配信条件を順次選択するための変数Nを1にセットし、記録出力を行うか否かを示す印刷フラグを0にセットし、宛先を格納する宛先リストD1,D2を空(Nu11)にセットする。各種の初期設定を行った後、配信条件テーブル7aに格納されている各配信条件についての処理を行う。ステップS53において、N番目の配信条件について、現在の日時が配信稼動日時の範囲内か否かを判定する。配信稼動日時の範囲該であれば、その配信条件は適合しないものとしてステップS59へ進む。
【0033】
現在の日時が配信稼動日時の範囲内の場合には、ステップS54及びステップS55において、配信条件中の受信条件を調べる。ステップS54で受信条件が常時適合する条件の場合には、ステップS56において、配信条件に設定されている配信先を宛先リストD1に追加する。このとき、既に宛先リストD1に含まれている配信先については、重複して追加することはしない。また、他のいずれの配信条件にも適合しないことを条件とする場合(ここでは「上記条件以外」として示している。)には、この時点ではそのままステップS59へ進む。
【0034】
さらに、これら以外の個別の条件が設定されている場合には、ファクシミリ受信時の発信元装置(又は交換機)からの種々の情報がその条件を満足するか否かをステップS55で判定する。個別の条件を満たしていなければ、ステップS59へ進む。個別の条件を満たしていれば、その配信条件に適合するものとして、ステップS56において対応する配信先を宛先リストD1に追加する。このとき、既に宛先リストD1に含まれている配信先については、重複して追加することはしない。
【0035】
ステップS56で配信先の宛先リストD1への追加を行った後、ステップS57において、記録出力を行うか否かの設定を参照する。記録出力を行う設定が行われている場合のみ、ステップS58において、印刷フラグを1にセットする。ステップS59において、変数Nと配信条件の登録数を比較し、変数Nの値が登録数より小さければ、ステップS60において変数Nの値を1だけ増加させ、次の配信条件についての処理を行うべく、ステップS53に戻る。尚、配信条件の登録数は、例えば実際に配信条件テーブル7aに格納されている配信条件の数とするほか、登録可能な配信条件の最大数に固定し、登録されていない部分では条件が適合しないように制御してもよい。
【0036】
変数Nの値が登録数以上となり、すべての配信条件について処理を行ったら、図8のステップS61において、宛先リストD1に配信先が格納されているか否か(Nu11か否か)を判定する。もし、宛先リストD1に配信先が格納されている場合には、ステップS62において宛先リストD1に格納されているそれぞれの配信先に対して、ステップS51で受信したファクシミリ画像データを配信する。ステップS61において宛先リストD1が空(Nu11)のままである場合には、他のいずれの配信条件にも適合しないことを条件とする配信条件があればその配信条件に適合するものとして、ステップS63乃至ステップS71の処理を行う。
【0037】
すなわち、ステップS63において、上述と同様の変数Nを1にリセットする。そして、変数Nの値を1ずつ増加させながら、N番目の配信条件について調べてゆく。ステップS64において、N番目の配信条件の配信稼動日時が現在の日時を含むか否かを判定し、含まない場合にはその配信条件に適合しないものとしてステップS69へ進む。N番目の配信条件の配信稼動日時が現在の日時を含む場合には、ステップS65において、その配信条件中の受信条件が、他のいずれの配信条件にも適合しないことを条件とするものであるか否かを判定する。なお、図5では他のいずれの配信条件にも適合しないことを条件とする場合として、「上記条件以外」として示している。受信条件がこの条件でない場合、すなわち常時適合する条件あるいは個別の条件の場合には、ステップS69に進む。
【0038】
このようにして、現在日時が配信稼動日時内であって、他のいずれの配信条件にも適合しないことを条件とする配信条件が見つかった場合には、ステップS66において、その配信条件に対応する配信先を宛先リストD2に追加する。このとき、既に宛先リストD2に含まれている配信先については、重複して追加することはしない。
【0039】
さらに見つかった配信条件について、ステップS67において記録出力を行うか否かの設定を参照する。そして記録出力を行う設定が行われている場合のみ、ステップS68において、印刷フラグを1にセットする。次いで、ステップS69において、変数Nと配信条件の登録数を比較し、変数Nの値が登録数より小さければ、ステップS70において変数Nの値を1だけ増加させ、次の配信条件についての処理を行うべく、ステップS64に戻る。なお、配信条件の登録数は、ステップS59の場合と同様である。
【0040】
変数Nの値が登録数以上となり、すべての配信条件について処理を行ったら、ステップS71において、宛先リストD2に格納されているそれぞれの配信先に対して、ステップS51で受信したファクシミリ画像データを配信する。この例では、ステップS63乃至ステップS70の処理によって、他のいずれの配信条件にも適合しないことを条件とする配信条件を改めて探す処理を行っているが、例えばステップS54においてこの条件の配信条件を見つけた際に、そのときの変数Nの値を待避させておき、待避させておいた値をもとに、配信先を取得してもよい。
【0041】
なお、ステップS62又はステップS71における配信先へのファクシミリ画像データの配信は、それぞれの配信先に応じたプロトコルによって行うことになる。例えばLAN70を介して公知のSalutationプロトコルで送信したり、電子メールとしてSMTPで送信することができる。あるいは、公衆電話回線Lを介してファクシミリ送信することができる。
【0042】
ステップS62又はステップS71における配信先へのファクシミリ画像データの配信処理を行った後、ステップS72において、印刷フラグを参照する。もし印刷フラグが1になっていれば、ステップS74において、受信したファクシミリ画像データを例えば記録部16などから記録出力する。また、印刷フラグが0のままの場合には、ステップS73において配信できなかった配信先が存在するか否かを判定し、配信できなかった配信先が存在する場合にもステップS74において受信したファクシミリ画像データを記録出力することを指定して元のメインルーチンに戻る。なお、配信先へファクシミリ画像データを配信できたか否かを判断する際には、例えば配信後、所定時間だけ待って配信先から受信の応答がなかった場合や、配信を所定回数だけリトライしても配信できなかった場合などのとき、配信できなかったと判断することができる。このようにして、予め登録されている配信条件に従って、受信したファクシミリ画像データを配信先へ配信することができる。
【0043】
以上説明したように、本実施形態に係るデータサーバ処理によれば、配信条件により配信先を決定するので、状況に応じた配信を行うことが可能になり、柔軟なシステム運用が可能になる。例えば配信条件として配信を行う時間帯を登録すれば、ファクシミリ受信した時間によって配信先を変更するといった設定も容易に行うことができる。また、配信先としてプロトコルの異なる複数の配信先を指定しても、それぞれの配信先に応じたプロトコルで配信を行うので、通信プロトコルなどを気にせずに配信先の設定を容易に行うことができる。もちろん、記録出力も指定することができる。さらに、配信できなかったファクシミリ画像データについては記録出力することによって、受信したファクシミリ画像データが装置内に格納されたまま忘れ去られるといった事態を回避することができる。
【0044】
図9は、第1の実施形態に係るデータサーバ処理を含む処理動作を示すタイミングチャートである。
【0045】
【表1】
Figure 0003603809
【0046】
次いで、データサーバ装置40は、受信通知データに応答して、図6乃至図8のデータサーバ処理を実行することにより、配信条件テーブル207aを参照して配信先を決定し、その情報を含む表2に示す配信先通知データをファクシミリサーバ装置20−1に返信する。表2から明らかなように、公衆電話網L1を介してファクシミリ送信するときは、ファクシミリ番号が指定される一方、例えば、SMTPの通信手順により電子メールを用いて画像データを送信するときは、電子メールが指定される。なお、表2における、最後の2行は、画像記録部3により印字は無く、画像データと受信情報などを指定された場所に格納するということを示している。
【0047】
【表2】
Figure 0003603809
【0048】
次いで、ファクシミリサーバ装置20−1は、受信した配信先通知データに基づいて、先にファクシミリ受信した画像データを、配信データとして、例えばクライアントPC30−1及び30−2に送信する。ここで、配信方法は、配信先通知データにより指定される、公衆電話網L1を介するT.30の通信手順、もしくは、電子メールを用いて画像データを送信する方法である。さらに、ファクシミリサーバ装置20−1は、これらの配信の結果(OK又はNGであるか)の情報を含む表3に示す配信先結果通知データをデータサーバ装置40に送信して当該一連のファクシミリ送信の処理を終了する。なお、表3の7行目において、”T.3.1”は途中中断の通信エラーを示している。
【0049】
【表3】
Figure 0003603809
【0050】
以上のように構成された第1の実施形態に係るファクシミリシステムにおいては、配信設定データを含む配信条件テーブル207aを保守し管理するデータサーバ装置40を設けることにより、各ファクシミリサーバ装置20内のリソースを節約するとともに、ファクシミリサーバ装置20の増設や撤去や配信条件の決定方法や配信条件の追加や削除などのファクシミリシステムの構築や変更作業を容易に行えることを特徴とした複数のファクシミリサーバ装置20による配信システムを提供することができる。
【0051】
図5に示すような、配信条件テーブル207aを格納して管理する、データサーバ装置40を設けることにより、配信設定はクライアントPC30からウエブブラウザ等を用いてデータサーバ装置40にアクセスし参照し編集することができる。また、ファクシミリサーバ装置20は、受信されたファクシミリの原稿の画像データや、受信した電子メール、画像読取部2から読み込んだ原稿の画像データなどを配信することができる。ここで、配信とは、電子メールによる配信、ファクシミリ通信による配信、Salutationなどによる配信、画像記録部3による印字あるいは、内部や外部のサーバ装置のディスクドライブへの蓄積などを意味する。
【0052】
図5に示すように、配信条件テーブル207aにおいて配信するための条件には、ファクシミリサーバ装置20体の識別子(ファクシミリサーバ装置の名前、番号、IPアドレスなど)や受信されたファクシミリの画像データの発信元番号、サブアドレス、発信者番号通知の番号、電子メールの送信者のアドレス、電子メールのフォーマット、添付ファイルのフォーマットなどを条件にすることができる。
【0053】
第1の実施形態では、ファクシミリサーバ装置20は、配信の対象になる文書の画像データを受信すると、データサーバ装置40に対して、配信条件を検索するための受信文書の諸情報を含む受信通知データをデータサーバに対して送信することにより通知する。データサーバ装置40への通知の方法は、SMTP、HTTPあるいは独自のプロトコルなどで行うことができる。これに応答して、データサーバ装置40はファクシミリサーバ装置20より通知された情報をもとに格納された配信条件テーブル207aを検索し、決定された配信先(配信しない場合を含む)を応答として配信先通知データを送信することによりファクシミリサーバ装置20に対して通知する。ここで、ファクシミリサーバ装置20は、通知された結果のとおりに配信を行い、その結果を含む配信先結果通知データをデータサーバ装置40に送信することにより通知する。
【0054】
以上説明したように、データサーバ装置40は通信の情報(ファクシミリサーバ装置のサーバ名や受信文書の諸情報、配信結果など)を、通信履歴として内部の通信管理データに記述することにより、通信を一元管理できる。また、通信履歴は配信設定データと同様にクライアントPC30などのウエブブラウザなどから参照し編集することができる。
【0055】
なお、各ファクシミリサーバ装置20には、データサーバ装置40とのインターフェース回路を実装するだけで、配信の設定・管理などを行う能力は実装しなくても、配信システムの端末装置として稼動できる。
【0056】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、データサーバ装置40は、画像データの配信条件テーブル207aをRAM207に格納し、図9に示すように、ファクシミリサーバ装置20−1又は20−2からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先を上記配信条件テーブル207aを検索して決定し、決定された配信先を配信先通知データを用いてファクシミリサーバ装置20−1又は20−2に通知し、ファクシミリサーバ装置20−1又は20−2は、上記配信先通知データに応答して、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する。従って、複数のファクシミリサーバ装置20を使用していても、各ファクシミリサーバ装置20毎に配信条件を登録設定する必要がなく、ファクシミリサーバ装置20を追加してもデータサーバ装置の配信条件を利用できる。また、データサーバ装置40に格納された配信条件テーブルを変更するだけで、変更された配信条件テーブルをすべてのファクシミリサーバ装置20で適用できる。これにより、当該ファクシミリシステムにおける操作性を大幅に向上させることができる。
【0057】
<第2の実施形態>
図10は、第2の実施形態に係るデータサーバ装置40の構成を示すブロック図である。この第2の実施形態は、第1の実施形態に比較して、図10に示すように、図4のデータサーバ装置40のRAM207にファクシミリサーバ装置能力テーブル207bをさらに備え、データサーバ装置40は、図12に示すように、ファクシミリサーバ装置20からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ配信条件テーブル207a及びファクシミリサーバ装置能力テーブル207bを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いてファクシミリサーバ装置20に通知し、ファクシミリサーバ装置20は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、配信を委託する旨の配信委託データを対応する画像データとともに送信することを特徴としている。以下、第1の実施形態との相違点について詳細に説明する。
【0058】
図4のデータサーバ装置40のRAM207は、上述のように、ファクシミリサーバ装置能力テーブル207bをさらに予め格納して備える。このファクシミリサーバ装置能力テーブル207bでは、データサーバ装置40において一元的に管理する複数のファクシミリサーバ装置20についての装置能力などのデータを格納している。当該装置能力等は、具体的には、ファクシミリサーバ装置20のサーバ名称、IPアドレス(又はMACアドレス)、サーバ番号、モデムの最高速度、電子メールによる画像データの送受信能力(SMTP/POP3など)、SALUTATION端末としての能力(FAXFU,PRTFUなど)、画像記録部3の印字速度、用紙の最大幅、非標準能力などを含む。
【0059】
図11は、第2の実施形態に係るデータサーバ処理を示すフローチャートである。この第2の実施形態に係るデータサーバ処理は、図6に図示された第1の実施形態に比較してステップS3とステップS4との間に、ステップS5乃至S8を追加挿入し、ステップS4の処理をステップS4Aに変更したことを特徴としている。
【0060】
図6において、まず、ステップS1では受信通知データを受信したか否かが判断され、YESとなるまでステップS1の処理を繰り返し、YESのときにステップS2に進む。ステップS2において受信通知データを解析した後、ステップS3において図7及び図8に図示された配信先決定処理を実行することにより、ファクシミリサーバ装置20からの受信通知データに対応する画像データの配信先を上記配信条件テーブル207aを検索して決定し、ステップS5に進む。
【0061】
ステップS5において、すべてのファクシミリサーバ装置20のチェックが終了したか否かが判断され、NOのときはステップS6に進む一方、YESのときはステップS4Aに進む。次いで、ステップS6では、ファクシミリサーバ装置能力テーブル207bを参照して当該ファクシミリサーバ装置20に配信能力があるか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS5に戻る。さらに、ステップS7においてファクシミリサーバ装置能力テーブル207bを参照して、先に決定したファクシミリサーバ装置20より配信効率がよいか否かが判断され、YESのときはステップS8に進む一方、NOのときはステップS5に戻る。そして、ステップS8では、配信元のファクシミリサーバ装置20としてRAM207に一時的に登録し、ステップS5に戻る。
【0062】
ステップS5でYESのとき、ステップS4Aにおいて、上記決定された配信先及び配信元のデータを含む配信先通知データを、受信通知データを送信してきた対応するファクシミリサーバ装置20に返信して当該データサーバ処理を終了する。
【0063】
図12は、第2の実施形態に係るデータサーバ処理を含む処理動作を示すタイミングチャートである。図12において、ファクシミリサーバ装置20−1は、例えば、ファクシミリ装置200から、公衆電話網L1を介してITU−T勧告のT.30の通信手順に基づいてファクシミリの画像データを受信する。これに応答して、ファクシミリサーバ装置20−1は、表4に示す受信通知データをデータサーバ装置40に送信する。この受信通知データでは、表4から明らかなように、元の配信元であるファクシミリ装置200の形式や電話番号とともに、ファクシミリサーバ装置20−1自身の装置能力のデータが含まれる。
【0064】
【表4】
Figure 0003603809
【0065】
次いで、データサーバ装置40は、受信通知データに応答して、図11のデータサーバ処理を実行することにより、配信条件テーブル207aを参照して配信先を決定するとともに、ファクシミリサーバ装置能力テーブル207bを参照して配信元を決定し、これらの情報を含む表5に示す配信先通知データをファクシミリサーバ装置20−1に返信する。表5から明らかなように、公衆電話網L1を介してファクシミリ送信するときは、ファクシミリ番号が指定される一方、例えば、SMTPの通信手順により電子メールを用いて画像データを送信するときは、電子メールが指定される。なお、表5における、最後の2行は、画像記録部3により印字は無く、画像データと受信情報などを指定された場所に格納するということを示している。
【0066】
【表5】
Figure 0003603809
【0067】
次いで、ファクシミリサーバ装置20−1は、配信先通知データに応答して、各クライアントPC30−1,30−2及びメールサーバ装置50に対して配信することをファクシミリサーバ装置20−2に対して委託することを表す、表6に示す配信委託データをファクシミリサーバ装置20−2に送信する。
【0068】
【表6】
Figure 0003603809
【0069】
さらに、ファクシミリサーバ装置20−2は、ファクシミリサーバ装置20−1からの配信委託データに基づいて、クライアントPC30−1及び30−2やメールサーバ装置50に対して配信すべき画像データを配信データとして送信した後、配信結果の情報を含む、表7に示す配信先結果通知データをデータサーバ装置40に返信する。
【0070】
【表7】
Figure 0003603809
【0071】
第2の実施形態においては、配信条件テーブル207aとファクシミリサーバ装置能力テーブル207bとをRAM207に格納し、配信条件の設定データと各ファクシミリサーバ装置20の配信能力を保守し管理するデータサーバ装置40を設けることにより、能力の異なる複数のファクシミリサーバ装置20によってファクシミリシステムを構築することができる。
【0072】
すなわち、ファクシミリサーバ装置20は、配信の対象になる文書である画像データを受信すると、データサーバ装置40に対して、配信条件を検索するための受信文書の諸情報を含む受信通知データをデータサーバ装置40に対して送信することにより通知する。データサーバ装置40への通知の方法は、SMTP、HTTPあるいは独自のプロトコルなどで行う。さらに、受信文書である画像データの通知には自身の配信能力も合わせて記述してもよい。
【0073】
データサーバ装置40は、ファクシミリサーバ装置20より通知された情報と、ファクシミリサーバ装置能力テーブル207bに格納されたそのファクシミリサーバ装置20の配信能力をもとに、配信条件テーブル207aにおいて内部の配信設定データを検索し、決定された配信先(配信しない場合を含む)と配信に適応したファクシミリサーバ装置20の端末情報を応答として配信先通知データを用いてファクシミリサーバ装置20に送信して通知する。そして、ファクシミリサーバ装置20は、配信先通知データに含まれる通知された結果から、自身が配信する場合には、通知された配信先に配信を行い、その結果を配信先通知データを用いてデータサーバ装置20に通知する。一方、他の端末装置であるファクシミリサーバ装置20に配信させる指示が与えられていた場合には、指定された端末装置であるファクシミリサーバ装置20に、データサーバ装置40から受信した配信先情報と、文書の画像データを送信する。さらに、配信を委託されたファクシミリサーバ装置20は配信終了後に配信結果通知データをデータサーバ装置40に通知する。
【0074】
なお、各ファクシミリサーバ装置20には、データサーバ装置40とのインターフェースと他のファクシミリサーバ装置20に画像データを転送するインターフェースとを実装するだけで、配信の設定や管理などを行う能力及び配信に必要なすべての通信能力を実装していなくても、配信システムの端末装置として稼動できるという特有の効果を有する。
【0075】
さらに、データサーバ装置40は、通信の情報(ファクシミリサーバ装置20のサーバ名や受信文書の諸情報、配信結果など)を、通信履歴として内部の通信管理データに記述することにより、通信を一元管理できるとともに、各ファクシミリサーバ装置20の情報も合わせて一元管理することができる。
【0076】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、データサーバ装置40は、ファクシミリサーバ装置20からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ配信条件テーブル207a及びファクシミリサーバ装置能力テーブル207bを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いてファクシミリサーバ装置20に通知し、ファクシミリサーバ装置20は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、配信を委託する旨の配信委託データを対応する画像データとともに送信する。従って、複数のファクシミリサーバ装置20を使用していても、各ファクシミリサーバ装置20毎に配信条件を登録設定する必要がなく、ファクシミリサーバ装置20を追加してもデータサーバ装置40の配信条件テーブル207aを利用できる。また、データサーバ装置40に格納された配信条件テーブル207aを変更するだけで、変更された配信条件テーブル207aをすべてのファクシミリサーバ装置20で適用できる。さらに、ファクシミリサーバ装置能力テーブル207bを参照して配信元を決定するので、最適な配信元を決定することができ、しかも配信条件と配信元の決定をデータサーバ装置40で一元化することができる。それ故、当該ファクシミリシステムにおける操作性を大幅に向上させることができる。
【0077】
<変形例>
以上の実施形態においては、ファクシミリサーバ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置、サーバ装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係るファクシミリシステムによれば、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムにおいて、
上記データサーバ装置は、画像データの配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを格納し、上記ファクシミリサーバ装置からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ上記配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いて上記ファクシミリサーバ装置に通知し、
上記各ファクシミリサーバ装置は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、配信を委託する旨の配信委託データを対応する画像データとともに送信する。
従って、本発明によれば、複数のファクシミリサーバ装置を使用していても、各ファクシミリサーバ装置毎に配信条件を登録設定する必要がなく、ファクシミリサーバ装置を追加してもデータサーバ装置の配信条件を利用できる。また、データサーバ装置に格納された配信条件テーブルを変更するだけで、変更された配信条件テーブルをすべてのファクシミリサーバ装置で適用できる。さらに、ファクシミリサーバ装置能力テーブルを参照して配信元を決定するので、最適な配信元を決定することができ、しかも配信条件と配信元の決定をデータサーバ装置で一元化することができる。それ故、当該ファクシミリシステムにおける操作性を大幅に向上させることができる。
【0079】
また、本発明に係るデータサーバ装置によれば、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムのためのデータサーバ装置において、
上記データサーバ装置は、画像データの配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを格納し、上記ファクシミリサーバ装置からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ上記配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いて上記ファクシミリサーバ装置に通知する。
従って、本発明によれば、複数のファクシミリサーバ装置を使用していても、各ファクシミリサーバ装置毎に配信条件を登録設定する必要がなく、ファクシミリサーバ装置を追加してもデータサーバ装置の配信条件を利用できる。また、データサーバ装置に格納された配信条件テーブルを変更するだけで、変更された配信条件テーブルをすべてのファクシミリサーバ装置で適用できる。さらに、ファクシミリサーバ装置能力テーブルを参照して配信元を決定するので、最適な配信元を決定することができ、しかも配信条件と配信元の決定をデータサーバ装置で一元化することができる。それ故、当該ファクシミリシステムにおける操作性を大幅に向上させることができる。
【0080】
さらに、本発明に係るファクシミリサーバ装置によれば、互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムのためのファクシミリサーバ装置において、
上記ファクシミリサーバ装置は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、配信を委託する旨の配信委託データを対応する画像データとともに送信する。
従って、本発明によれば、複数のファクシミリサーバ装置を使用していても、各ファクシミリサーバ装置毎に配信条件を登録設定する必要がなく、ファクシミリサーバ装置を追加してもデータサーバ装置の配信条件を利用できる。また、データサーバ装置に格納された配信条件テーブルを変更するだけで、変更された配信条件テーブルをすべてのファクシミリサーバ装置で適用できる。さらに、ファクシミリサーバ装置能力テーブルを参照して配信元を決定するので、最適な配信元を決定することができ、しかも配信条件と配信元の決定をデータサーバ装置で一元化することができる。それ故、当該ファクシミリシステムにおける操作性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態である、ファクシミリサーバ装置20及びデータサーバ装置50を備えたファクシミリシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のクライアントパーソナルコンピュータ30の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のファクシミリサーバ装置20(20−1,20−2)の構成を示すブロック図である。
【図4】図1のデータサーバ装置40の構成を示すブロック図である。
【図5】図4のRAM207内の配信条件テーブル207aの一例を示す図である。
【図6】図4のファクシミリサーバ装置40の主制御部201によって実行されるデータサーバ処理を示すフローチャートである。
【図7】図6のサブルーチンである配信先決定処理(ステップS3)の第1の部分を示すフローチャートである。
【図8】図6のサブルーチンである配信先決定処理(ステップS3)の第2の部分を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施形態に係るデータサーバ処理を含む処理動作を示すタイミングチャートである。
【図10】第2の実施形態に係るデータサーバ装置40の構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施形態に係るデータサーバ処理を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施形態に係るデータサーバ処理を含む処理動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
6…ROM、
7…RAM、
8…画像メモリ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…LANインターフェース、
13…バス、
20,20−1,20−2…ファクシミリサーバ装置、
30,30−1乃至30−N…クライアントパーソナルコンピュータ(クライアントPC)、
40…データサーバ装置、
50…メールサーバ装置、
60…ルータ装置、
70…ローカルエリアネットワーク(LAN)、
80…公衆電話網、
90…インターネット、
101…主制御部、
106…ROM、
107…RAM、
108…ハードディスクドライブ、
112…LANインターフェース、
113…バス、
201…主制御部、
206…ROM、
207…RAM、
207…配信条件テーブル、
208…ハードディスクドライブ、
212…LANインターフェース、
213…バス、
L1,L2…公衆電話回線。

Claims (2)

  1. 互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムにおいて、
    上記データサーバ装置は、画像データの配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを格納し、上記ファクシミリサーバ装置からの受信通知データに応答して、当該受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元をそれぞれ上記配信条件テーブル及びファクシミリサーバ装置能力テーブルを検索して決定し、決定された配信先及び配信元を配信先通知データを用いて上記ファクシミリサーバ装置に通知し、
    上記各ファクシミリサーバ装置は、上記配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるか否かを判断し、決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、上記配信先通知データに含まれる配信先に対して配信を委託する旨の配信委託データを、配信すべき対応する画像データとともに配信元へ送信することを特徴とするファクシミリシステム。
  2. 互いに通信回線を介して接続された複数のファクシミリサーバ装置とデータサーバ装置とを備えたファクシミリシステムのためのファクシミリサーバ装置において、
    ファクシミリサーバ装置からの受信通知データに対応する画像データの配信先及び配信元を含み上記データサーバ装置から通知される配信先通知データに応答して、決定された配信元が当該装置自身であるか否かを判断する手段と、
    決定された配信元が当該装置自身であるとき、対応する画像データを上記配信先通知データで指示された配信先に配信する一方、決定された配信元が当該装置自身以外のファクシミリサーバ装置であるとき、上記配信先通知データに含まれる配信先に対して配信を委託する旨の配信委託データを、配信すべき対応する画像データとともに配信元へ送信する手段とを備えたことを特徴とするファクシミリサーバ装置。
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