JP3620221B2 - ホモシスチンの製造法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホモシスチンの製造方法に関する。ホモシスチンあるいはこれを還元・環化させたホモシステインチオラクトンは、医薬、農薬をはじめとする各種有機化合物の合成中間体として有用な物質である。
【0002】
【従来の技術】
DL−ホモシスチンを製造する方法としては、汎用工業製品であるアクロレインを原料として工業的に合成され、安価で入手容易なDL−メチオニンを原料とする方法が知られている。例えばJ.Biol.Chem.,99,135(1932−33)には、DL−メチオニンを大過剰の濃硫酸中で加熱する方法が報告されている。しかしながら、この方法では大量のジメチルスルホニウム塩(メチオニン−S−メチルスルホニウム硫酸塩)が副生し、DL−ホモシスチンの収率は50%が限界であること、反応後の硫酸中和に大量の塩基を必要とすること、D−メチオニンまたはL−メチオニンを原料とした場合には、反応速度が低い為に高温を必要とすることから光学純度の低下を伴う、などの理由から工業的な製法として望ましいものではない。
【0003】
また、DL−メチオニンを液体アンモニア中で、金属ナトリウムにより還元してDL−ホモシステインとした後、これを酸化してDL−ホモシスチンを製造する方法が報告されている(西ドイツ特許3309761号、同2547672号)。しかしながら、この方法は扱いが容易でない液体アンモニアや金属ナトリウムを使用すること、多段階の反応工程を必要とすることなどから、工業的な製造法としては望ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、メチオニンを原料として、安全かつ安価に、高品質なホモシスチンを製造する工業的有利な製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、メチオニンと硫酸との反応を加速し、副生するジメチルスルホニウム塩を、メチオニンへ分解する方法につき、鋭意検討した。その結果、反応系にハロゲン化水素を共存させることにより、ジメチルスルホニウム塩のメチオニンへの変換が効率よく進行し、生成したメチオニンが再び硫酸と反応することを繰り返すことにより、目的とするホモシスチンが高収率で得られるだけでなく、反応速度向上効果が得られ、DまたはL−メチオニンを原料とした場合に、光学純度を損なうことなくDまたはL−ホモシスチンが得られることを見い出し、本発明に達成した。
即ち、本発明は、メチオニンを、硫酸及びハロゲン化水素の存在下、加熱することを特徴とするホモシスチンの製造法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明方法を詳細に説明する。
メチオニン:
原料のメチオニンはラセミ体、光学活性体いずれもどのような入手経路のものでも使用可能であるが、ラセミ体は工業的には、例えばアクロレインを原料としてメタンチオールを付加させた後、ストレッカー反応を行い、次いで加水分解することにより製造される。
【0007】
製造法:
ホモシスチンを製造する反応は、DL−もしくはD−又はL−メチオニンを硫酸及びハロゲン化水素と共に加熱することにより行なう。この際溶媒は使用しても、使用しなくてもよい。硫酸は、純硫酸乃至濃度10重量%以上の濃硫酸が使用され、その使用量は、硫酸として、メチオニンに対して0.5モル倍以上、好ましくは1〜10モル倍である。
【0008】
ハロゲン化水素としては、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素などが用いられ、好ましくは臭化水素である。これらハロゲン化水素は、ガス状で用いても、水に吸収させて濃度20重量%以上のハロゲン化水素酸として使用してもよい。使用量は、メチオニンに対し、等モル以上である。
加熱温度は、60〜150℃、好ましくは80〜140℃の範囲である。反応時間は、加熱温度、硫酸やハロゲン化水素の使用量により異なるが、通常、1〜30時間で実質的に反応が終了する。反応は好ましくは、生成する二酸化硫黄、ハロゲン化メチルを除去するため、窒素等の不活性ガス流通下、撹拌しながら行われる。反応終了後生成したホモシスチンは、硫酸塩となって反応液に溶解しているので、苛性ソーダ水溶液などの塩基で中和し、析出する結晶を濾取、水洗することにより容易に得られる。
本発明方法を反応式で示すと下記の通りと考えられる。
【0009】
【化1】
Figure 0003620221
【0010】
(式中、Xはハロゲン原子を示す。)
本発明方法はハロゲン化水素を使用することにより、高収率でホモシスチンを得ることができるが、ハロゲン水素は下式に示す様にメチオニンと硫酸の反応で生成するジメチルスルホニウム塩と反応してこれをメチオニンへ変換するものと考えられる。
【0011】
【化2】
Figure 0003620221
【0012】
(式中、Meはメチル基を、Xはハロゲン原子を示す。)
【0013】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、生成物は液体クロマトグラフィーを用い、内部標準法によって定量分析し、下式により、転化率及び選択率を求めた。
【0014】
【数1】
転化率(%)=100×(反応した原料のモル数)/(仕込んだ原料のモル数)
選択率(%)=100×(目的物(注1)のモル数×2)/{目的物(注1)のモル数×2+副生物(注2)のモル数}
注1;ホモシスチン硫酸塩
注2;メチオニン−S−メチルスルホニウム硫酸塩及びホモシステイン硫酸塩
【0015】
実施例1
内容積50mlのガラス製反応フラスコ内に、DL−メチオニン5g(33.56mmol)、47%HBr水溶液17.35g(100.68mmol)を撹拌子とともに仕込み、氷冷下に濃硫酸6.71g(67.12mmol)を加えた後、窒素気流下、撹拌しながら120℃で6時間加熱還流させた。
反応液を液体クロマトグラフィーにより分析した結果、DL−ホモシスチン硫酸塩5.65g(15.44mmol)、DL−ホモシステイン硫酸塩0.49g(2.68mmol)が生成していた。転化率は100%、選択率は92%であった。
次に、反応液を冷却しながら、10%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、生成する沈澱を濾取し、水洗、乾燥して4.05gのDL−ホモシスチンを得た。DL−メチオニンに対する収率は90%であった。
【0016】
比較例1
内容積50mlのガラス製反応フラスコ内に、DL−メチオニン5g(33.56mmol)、濃硫酸30.20g(302.04mmol)、水16.4mmolを仕込み、窒素気流下、135℃で3.5時間加熱還流させた。反応液を液体クロマトグラフィーで分析した結果、DL−ホモシスチン硫酸塩2.92g(7.97mmol)、DL−メチオニン−S−メチルスルホニウム硫酸塩4.96g(16.00mmol)が生成していた。転化率100%、選択率48%であった。
次に、反応液を冷却しながら、10%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、生成する沈澱を濾取し、水洗、乾燥して1.93gのDL−ホモシスチンを得た。収率は43%であった。
【0017】
実施例2
内容積50mlのガラス製反応フラスコ内に、L−メチオニン5g(33.56mmol)、47%HBr水溶液5.78g(33.56mmol)を撹拌子とともに仕込み、氷冷下に濃硫酸6.71g(67.12mmol)を加えた後、窒素気流下、撹拌しながら100℃で9時間加熱した。
反応液を液体クロマトグラフィーにより分析した結果、L−メチオニン硫酸塩0.13g(0.67mmol)、L−ホモシスチン硫酸塩2.64g(7.22mmol)、L−メチオニン−S−メチルスルホニウム硫酸塩4.25g(13.72mmol)が生成していた。転化率は98%、選択率は43%であった。
次に、反応液を冷却しながら、10%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、生成する沈澱を濾取し、水洗、乾燥して1.84gのL−ホモシスチンを得た。L−メチオニンに対する収率は41%、光学純度は99.7%以上であった。
【0018】
比較例2
内容積100mlのガラス製反応フラスコ内に、L−メチオニン10g(67.11mmol)、濃硫酸13.42g(134.22mmol)、水7.76gを仕込み、窒素気流下、100℃で9時間加熱した。
反応液を液体クロマトグラフィーにより分析した結果、L−メチオニン硫酸塩3.59g(18.12mmol)、L−ホモシスチン硫酸塩1.06g(2.9mmol)、L−メチオニン−S−メチルスルホニウム硫酸塩1.86g(6mmol)が生成していた。転化率16.6%、選択率49%であった。
【0019】
【発明の効果】
本発明方法によれば、工業的に入手容易なメチオニンを原料として、高収率でホモシスチンを得ることができる。本発明方法は、取り扱い困難な液体アンモニアなどを使用することなく、比較的穏和な条件で反応を行うことができ、工業的実施に極めて有用である。

Claims (3)

  1. メチオニンを、硫酸及びハロゲン化水素の存在下、加熱することを特徴とするホモシスチンの製造方法。
  2. ハロゲン化水素が臭化水素であることを特徴とする請求項1記載のホモシスチンの製造法。
  3. DL−メチオニンからDL−ホモシスチン、D−メチオニンまたはL−メチオニンからD−ホモシスチンまたはL−ホモシスチンを製造することを特徴とする請求項1記載のホモシスチンの製造法。
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