JP2003104951A - ペルフルオロアルキルスルホニルハライドの製造法 - Google Patents

ペルフルオロアルキルスルホニルハライドの製造法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】大量の溶媒が不要で、ハロゲンシアニドの副生
がなく、安全性が高く、短時間で反応が終了し、単離操
作が容易で、収率の高いペルフルオロアルキルスルホニ
ルハライドの製造法を提供する。 【解決手段】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
ル、または2−ペルフルオロアルキルエタンチオールを
溶媒aに溶解してなる溶液を、塩素または臭素の存在下
で、反応に不活性で2−ペルフルオロアルキルエタンチ
オールの一部乃至全部および塩素または臭素の一部乃至
全部を溶解させることができる溶媒bと水との混合溶媒
中に、連続または断続的に添加して、2−ペルフルオロ
アルキルエタンチオールを順次クロロスルホニル化また
はブロモスルホニル化させることを特徴とする、ペルフ
ルオロアルキルスルホニルハライドの製造法。ここで溶
媒a,溶媒bはそれぞれカルボン酸および/またはカル
ボン酸エステルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素化表面処理
剤、レべリング剤、織物や皮革等の親水性及び親油性処
理用生成物の製造および医薬、農薬等に利用される有用
な合成中間体であるペルフルオロアルキルスルホニルハ
ライドの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ペルフルオロアルキルスルホニルハライ
ドは公知で、その製造法は、英国特許第125187
4号に記載されており、ヨウ化―2−ペルフルオロアル
キルエチルをチオシアン化ナトリウムと反応させ、2−
ペルフルオロアルキルエチルチオシアネートとした後、
塩素または臭素と反応させることにより製造されてい
る。また、ペルフルオロアルキル基を含まないスルホニ
ルハライドの製造法として、チオールと塩素を水中で
反応させる方法〔アイ ビイ ダグラス (I.B.Do
uglass)他、ジャーナル オブ アメリカン ケ
ミカル ソサエティー (J.Am.Chem.So
c.)、60号、1486貢、1938年〕や、チオ
ールあるいはチオールのアルカリ金属塩を、有機溶媒と
水の2相系で、触媒量の4級塩存在下で塩素により塩素
化させる方法(特開平6−306043号公報)があ
る。ただし、前記およびには、ペルフルオロ基を有
するスルホニルハライドの場合の製造法についての報告
がない。
【0003】しかしながら、前記の製造法には、1)
副生成物(塩化−2−ペルフルオロアルキルエチルまた
は臭化−2−ペルフルオロアルキルエチル)が生成し、
その除去が極めて困難であるため目的物の純度が低い、
2)青酸ガスに匹敵する毒性を有するハロゲンシアニド
が副生するため、製造上の安全面に問題がある、3)ハ
ロゲンを理論量の17倍以上過剰に使用するため、製造
上の安全面に問題がある等の課題があり、工業的見地か
ら好ましいものではなかった。また、前記の製造法で
は、アルキル鎖上の塩素化による副反応が数%程度以上
起こり、このため収率は78%以下と低くなる、さら
に、およびの製造法は、原料を一括して仕込む製造
法であり、中間体のジスルフィドの沈殿を抑えるために
大量の有機溶剤を使用する必要があり、工業的見地から
好ましい方法ではない等の課題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、大量
の溶媒が不要で、ハロゲンシアニドの副生がなく、安全
性が高く、短時間で反応が終了し、単離操作が容易で、
収率の高いペルフルオロアルキルスルホニルハライドの
製造法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討を行った結果、2−ペルフルオ
ロアルキルエタンチオールまたはその溶液を、塩素また
は臭素の存在下で、反応に不活性で2−ペルフルオロア
ルキルエタンチオールの一部乃至全部および塩素または
臭素の一部乃至全部を溶解させることができる溶媒bと
水との混合溶媒中に、連続または断続的に添加して、2
−ペルフルオロアルキルエタンチオールを順次クロロス
ルホニル化またはブロモスルホニル化させることによ
り、選択的に対応するペルフルオロアルキルスルホニル
ハライドが製造できること、溶媒量が低減され、ハロゲ
ンシアニドの副生がなく、塩素や臭素の使用量が少ない
ため製造上の操作の安全性が高いこと、短時間で反応が
終了すること、目的物の単離操作が容易であること等を
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、2−ペルフルオロアルキ
ルエタンチオール、または2−ペルフルオロアルキルエ
タンチオールを溶媒aに溶解してなる溶液を、塩素また
は臭素の存在下で、反応に不活性で2−ペルフルオロア
ルキルエタンチオールの一部乃至全部および塩素または
臭素の一部乃至全部を溶解させることができる溶媒bと
水との混合溶媒中に、連続または断続的に添加して、2
−ペルフルオロアルキルエタンチオールを順次クロロス
ルホニル化またはブロモスルホニル化させることを特徴
とする、ペルフルオロアルキルスルホニルハライドの製
造法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の製造法で用いる2−ペルフルオロアルキルエタ
ンチオールは、例えば、特開昭63−174966号公
報(特許第1712529号)に記載されているよう
に、ヨウ化―2−ペルフルオロアルキルエチルをチオ尿
素と反応させ、次いで得られたチオ尿素の塩(チウロニ
ウム塩)をアルカリ加水分解して製造される。
【0008】前記2−ペルフルオロアルキルエタンチオ
ールのなかでも、下記一般式(1) RfCHCHSH ……(1) (式中Rf は、炭素原子数2〜20個のペルフルオロア
ルキル基あるいは炭素原子数2〜20個のペルフルオロ
アルケニル基を示す。)で表される化合物が好ましく、
その具体例としては、2−ペルフルオロエチルエタンチ
オール、2−ペルフルオロプロピルエタンチオール、2
−ペルフルオロブチルエタンチオール、2−ペルフルオ
ロペンチルエタンチオール、2−ペルフルオロヘキシル
チオール、2−ペルフルオロヘプチルエタンチオール、
2−ペルフルオロオクチルエタンチオール、2−ペルフ
ルオロノニルエタンチオール、2−ペルフルオロエテン
エタンチオール、2−ペルフルオロプロペンエタンチオ
ール、2−ペルフルオロブテンエタンチオール、2−ペ
ルフルオロペンテンエタンチオール、2−ペルフルオロ
ヘキセンチオール、2−ペルフルオロヘプテンエタンチ
オール、2−ペルフルオロオクテンエタンチオール、2
−ペルフルオロノネンエタンチオール等が挙げられる。
【0009】本発明の製造法では塩素または臭素を使用
するが、塩素を用いる場合は、気体、液体のいずれの形
でも反応に使用することができる。塩素または臭素は、
そのまま、あるいは溶媒(a)に溶解させたものを滴下
させて使用しても、全量を溶媒(a)中に溶解させて使
用しても良い。塩素または臭素は、2−ペルフルオロア
ルキルエタンチオールに対して通常2〜20倍モル、好
ましくは3〜9倍モルを使用する。
【0010】また、本発明の製造法では、2−ペルフル
オロアルキルエタンチオールは、そのまま、あるいは溶
媒aに溶解させて溶液としたものを使用する。ここで用
いる溶媒aとしては、2−ペルフルオロアルキルエタン
チオールを溶解できるものであればよく、例えば、ジク
ロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素類、クロロベンゼン、オルトジク
ロロベンゼン、パラジクロロベンゼン等のハロゲン化芳
香族炭化水素類、ノルマルペンタン、ノルマルヘキサ
ン、ノルマルオクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化
水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステ
ル類、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸類等が挙げら
れ、なかでも、ノルマルペンタン、ノルマルヘキサン、
ノルマルオクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステル
類、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸類が好ましく、
カルボン酸類、カルボン酸エステル類が特に好ましい。
また、この溶媒aに加えて、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエ
ーテル等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、N―メチルピロリドン、ジメチルイミ
ダゾリジノン、アセトニトリル等の水に可溶性の溶媒も
併せて使用することができる。
【0011】更に、本発明の製造法で、水と混合して混
合溶媒として用いる溶媒bとしては、反応に不活性で、
2−ペルフルオロアルキルエタンチオールと、塩素また
は臭素とを、それぞれ一部乃至全部溶解できるものであ
ればよく、前記溶媒aで例示した溶媒がいずれも挙げら
れる。これら溶媒bのなかでも好ましいものや特に好ま
しいものとしても、前記溶媒aで好ましいものや特に好
ましいものとして例示した溶媒がいずれも挙げられる。
【0012】尚、前記溶媒aと溶媒bは、それぞれ単独
で用いることができるが、二種以上を併用することもで
きる。また、溶媒aと溶媒bは、同じものでも異なって
いても良い。溶媒a、溶媒b、および、水の使用量は、
生産性、操作性が良好となることから、溶媒a、溶媒
b、水ともに2−ペルフルオロアルキルエタンチオール
100重量部に対して、通常1〜10重量部であり、な
かでも1〜5重量部が好ましい。溶媒bと水との混合溶
媒中における水の割合は、通常10〜70重量%であ
り、なかでも30〜50重量%が好ましい。
【0013】2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
ル、または2−ペルフルオロアルキルエタンチオールを
溶媒aに溶解してなる溶液(以下、2−ペルフルオロア
ルキルエタンチオールまたはその溶液と略記する。)の
添加方法としては、連続または断続的添加が必須であ
り、なかでも連続添加、例えば2−ペルフルオロアルキ
ルエタンチオールまたはその溶液の滴下等が好ましい。
この連続または断続的添加により中間体のジスルフィド
の濃度を常に低く抑えることができ、沈殿を防止できる
し、塩素や臭素の使用量を少なくすることができ、反応
時間も短くなる。2−ペルフルオロアルキルエタンチオ
ールまたはその溶液の添加速度としては、溶媒bと水と
の混合溶媒1kgに対して2−ペルフルオロアルキルエ
タンチオールの添加量が20〜200ミリモル(mmo
l)/分となる範囲が好ましく、なかでも40〜150
ミリモル/分となる範囲が好ましい。また、2−ペルフ
ルオロアルキルエタンチオールまたはその溶液の断続的
添加の場合の添加間隔と添加回数としては、30秒〜1
0分間の間隔で3〜60回の添加が挙げられるが、なか
でも1〜5分間の間隔で5〜50回の添加が好ましい。
【0014】クロロスルホニル化またはブロモスルホニ
ル化反応の反応温度は、通常0〜100℃、好ましくは
10〜50℃であり、反応雰囲気は、空気雰囲気下また
は不活性ガス雰囲気下が挙げられ、いずれでも良い。2
−ペルフルオロアルキルエタンチオールまたはその溶液
を、前記混合溶媒中に、連続または断続的に添加する場
合の温度は、通常10〜60℃、好ましくは20〜40
℃であり、添加開始から終了までの時間は、通常10分
〜9.5時間、好ましくは10分〜5.5時間である。
2−ペルフルオロアルキルエタンチオールまたはその溶
液の添加により開始されるクロロスルホニル化またはブ
ロモスルホニル化反応は、2−ペルフルオロアルキルエ
タンチオールまたはその溶液の添加終了後、必要に応じ
て更に5分〜2時間、好ましくは5分〜1時間攪拌して
終了させることができる。反応時間は、用いられる2−
ペルフルオロアルキルエタンチオールの反応性に応じて
選ばれるが、2−ペルフルオロアルキルエタンチオール
またはその溶液の添加時間と、その後必要に応じて行う
攪拌時間との合計で、通常30分〜10時間、好ましく
は30分〜6時間、特に好ましくは30分〜4時間であ
る。
【0015】反応終了後の処理方法としては、例えば、
反応液に塩素または臭素を分解させることのできる処理
剤(亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム等の還元剤
あるいはそれらの水溶液)を加え、過剰なハロゲンを分
解した後、析出した固体をろ過し、洗浄液(上記還元剤
の水溶液、イオン交換水)で洗浄する方法が挙げられ
る。また、必要に応じて、溶媒を蒸留等で除去した後
に、生成したスルホニルハライドの物性に応じて、減圧
蒸留、再結晶、クロマトグラフィー精製等の手段により
単離する方法を採用することもできる。
【0016】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明を更に具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0017】実施例1 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、酢酸エチル27
gおよびイオン交換水20gを加えて混合溶媒とし、更
に滴下ロートに、2−ペルフルオロオクチルエタンチオ
ール19.2g(40mmol)を酢酸エチル9gに溶
解させた2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢
酸エチル溶液を加えた。20℃のウォーターバス中、撹
拌下で、前記2−ペルフルオロオクチルエタンチオール
の酢酸エチル溶液を滴下(滴下時間:20分間)と塩素
10.2g(144mmol)の吹き込み(吹き込み時
間:30分間)を行い、塩素の吹き込み終了後、更に2
0分間攪拌して反応を終了させた。この際の2−ペルフ
ルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチル溶液の滴下
速度は2mmol/分(酢酸エチルとイオン交換水との
混合溶媒1kgに対して43mmol/分)であった。
【0018】次いで、反応液に飽和亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液50mlを加えて過剰に吹き込んだ塩素を分解
させた後、生じた沈殿をろ過し、飽和亜硫酸水素ナトリ
ウム50mlおよびイオン交換水50mlで2回洗浄し
た。洗浄後、133Paの減圧下、室温で3時間乾燥し
て、目的のペルフルオロオクチルエチルスルホニルクロ
リド21.5g(収率:98%)を得た。
【0019】実施例2 ウォーターバスの温度を20℃から30℃に変更した以
外は実施例1と同様にして、目的のペルフルオロオクチ
ルエチルスルホニルクロリド21g(収率:96%)を
得た。
【0020】実施例3 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、酢酸ブチル27
gおよびイオン交換水20gを加えて混合溶媒とし、更
に滴下ロートに、2−ペルフルオロオクチルエタンチオ
ール19.2g(40mmol)を酢酸エチル9gに溶
解させた2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢
酸エチル溶液を加えた。20℃のウォーターバス中、撹
拌下で、前記2−ペルフルオロオクチルエタンチオール
の酢酸エチル溶液を滴下(滴下時間:20分間)と塩素
12.8g(180mmol)の吹き込み(吹き込み時
間:24分間)を行い、塩素の吹き込み終了後、更に2
0分間攪拌して反応を終了させた。この際の2−ペルフ
ルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチル溶液の滴下
速度は2mmol/分(酢酸エチルとイオン交換水との
混合溶媒1kgに対して43mmol/分)であった。
【0021】次いで、得られた反応液を用いた以外は実
施例1と同様にして、目的のペルフルオロオクチルエチ
ルスルホニルクロリド20.6g(収率:94%)を得
た。
【0022】実施例4 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、ノルマルヘキサ
ン27gおよびイオン交換水20gを加えて混合溶媒と
し、更に滴下ロートに、2−ペルフルオロオクチルエタ
ンチオール19.2g(40mmol)を酢酸エチル9
gに溶解させた2−ペルフルオロオクチルエタンチオー
ルの酢酸エチル溶液を加えた。20℃のウォーターバス
中、撹拌下で、前記2−ペルフルオロオクチルエタンチ
オールの酢酸エチル溶液を滴下(滴下時間:20分間)
と塩素17g(240mmol)の吹き込み(吹き込み
時間:32分間)を行い、塩素の吹き込み終了後、更に
20分間攪拌して反応を終了させた。この際の2−ペル
フルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチル溶液の滴
下速度は2mmol/分(酢酸エチルとイオン交換水と
の混合溶媒1kgに対して43mmol/分)であっ
た。
【0023】次いで、得られた反応液を用いた以外は実
施例1と同様にして、目的のペルフルオロオクチルエチ
ルスルホニルクロリド20.4g(収率:93%)を得
た。
【0024】実施例5 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、酢酸27gおよ
びイオン交換水20gを加えて混合溶媒とし、更に滴下
ロートに、2−ペルフルオロオクチルエタンチオール1
9.2g(40mmol)を酢酸エチル9gに溶解させ
た2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチ
ル溶液を加えた。20℃のウォーターバス中、撹拌下
で、前記2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢
酸エチル溶液を滴下(滴下時間:20分間)と塩素1
0.2g(144mmol)の吹き込み(吹き込み時
間:30分間)を行い、塩素の吹き込み終了後、更に2
0分間攪拌して反応を終了させた。この際の2−ペルフ
ルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチル溶液の滴下
速度は2mmol/分(酢酸エチルとイオン交換水との
混合溶媒1kgに対して43mmol/分)であった。
【0025】次いで、得られた反応液を用いた以外は実
施例1と同様にして、目的のペルフルオロオクチルエチ
ルスルホニルクロリド20.1g(収率:92%)を得
た。
【0026】実施例6 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、酢酸エチル27
g、イオン交換水20gおよび臭素23g(144mm
ol)を加えて臭素含有の混合溶媒とし、更に滴下ロー
トに、2−ペルフルオロオクチルエタンチオール19.
2g(40mmol)を酢酸エチル9gに溶解させた2
−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチル溶
液を加えた。20℃のウォーターバス中、撹拌下で、前
記2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢酸エチ
ル溶液の滴下を20分間かけて行い、更に20分間攪拌
して反応を終了させた。この際の2−ペルフルオロオク
チルエタンチオールの酢酸エチル溶液の滴下速度は2m
mol/分(酢酸エチルとイオン交換水との混合溶媒1
kgに対して43mmol/分)であった。
【0027】次いで、得られた反応液を用いた以外は実
施例1と同様にして、目的のペルフルオロオクチルエチ
ルスルホニルクブロミド22.7g(収率:96%)を
得た。
【0028】実施例7 2−ペルフルオロオクチルエタンチオール19.2g
(40mmol)の代わりに、2−ペルフルオロヘキシ
ルエタンチオール15.2g(40mmol)を用いた
以外は実施例1と同様にして、目的のペルフルオロヘキ
シルエチルスルホニルクロリド17.5g(収率:98
%)を得た。
【0029】実施例8 2−ペルフルオロオクチルエタンチオール19.2g
(40mmol)の代わりに、2−ペルフルオロアルキ
ルエタンチオール20g(アルキル基の炭素原子数が6
のもの:52.6モル%、アルキル基の炭素原子数が8
のもの:40.7モル%、アルキル基の炭素原子数が1
0のもの:6.7モル%の混合物)を用い、塩素の吹き
込み(吹き込み時間:30分間)終了後、反応終了まで
の撹拌時間を20分間から30分間に変更した以外は実
施例1と同様にして、目的のペルフルオロアルキルエチ
ルスルホニルクロリド(アルキル基の炭素原子数が6の
もの:52.6モル%、アルキル基の炭素原子数が8の
もの:40.7モル%、アルキル基の炭素原子数が10
のもの:6.7モル%の混合物)22.2g(収率:9
6%)を得た。
【0030】比較例1 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、イオン交換水2
0gを加え、更に滴下ロートに、2−ペルフルオロオク
チルエタンチオール19.2g(40mmol)を加え
た。20℃のウォーターバス中、撹拌下で、前記2−ペ
ルフルオロオクチルエタンチオールを滴下(滴下時間:
20分間)と塩素10.2g(144mmol)の吹き
込み(吹き込み時間:30分間)を行い、塩素の吹き込
み終了後、更に20分間攪拌して反応を終了させた。こ
の際の2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの酢酸
エチル溶液の滴下速度は2mmol/分(酢酸エチルと
イオン交換水との混合溶媒1kgに対して43mmol
/分)であった。
【0031】次いで、反応液に飽和亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液50mlを加えて過剰に吹き込んだ塩素を分解
させた後、ガスクロマトグラフィーで分析した。分析の
結果、2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの転化
率は57%であったが、目的のペルフルオロオクチルエ
チルスルホニルクロリドは全く生成せず、2−ペルフル
オロオクチルエタンチオールがカップリングしたペルフ
ルオロオクチルエチルジスルフィドが選択的に生成し
た。
【0032】比較例2 攪拌装置、ガス導入管、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した200mlの四ツ口フラスコに、酢酸エチル27
g、イオン交換水20gおよび2−ペルフルオロオクチ
ルエタンチオール19.2g(40mmol)を加え
た。20℃のウォーターバス中、撹拌下で、塩素10.
2g(144mmol)の吹き込み(吹き込み時間:3
0分間)を行い、塩素の吹き込み終了後、更に20分間
攪拌して反応を終了させた。
【0033】次いで、反応液に飽和亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液50mlを加えて過剰に吹き込んだ塩素を分解
させた後、ガスクロマトグラフィーで分析した。分析の
結果、2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの転化
率は90%であったが、目的のペルフルオロオクチルエ
チルスルホニルクロリドの収率はわずかに4%であっ
た。残りは2−ペルフルオロオクチルエタンチオールが
カップリングしたペルフルオロオクチルエチルジスルフ
ィドであった。
【0034】比較例3 酢酸エチルを使用しないようにした以外は比較例2と同
様にして反応を終了させた。
【0035】次いで、反応液に飽和亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液50mlを加えて過剰に吹き込んだ塩素を分解
させた後、ガスクロマトグラフィーで分析した。分析の
結果、2−ペルフルオロオクチルエタンチオールの転化
率は85%であったが、目的のペルフルオロオクチルエ
チルスルホニルクロリドの収率はわずかに3%であっ
た。残りは2−ペルフルオロオクチルエタンチオールが
カップリングしたペルフルオロオクチルエチルジスルフ
ィドであった。
【0036】
【発明の効果】本発明の製造法は、選択的に対応するペ
ルフルオロアルキルスルホニルハライドが製造でき、大
量の溶媒が不要で、ハロゲンシアニドの副生がなく、ハ
ロゲンの使用量が少ないため製造上の操作の安全性が高
く、目的物の単離操作が容易であるため、工業的見地か
ら極めて優れた製造方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC61 BB17 BB31 BC10 BC19 BC31 BE53

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
    ル、または2−ペルフルオロアルキルエタンチオールを
    溶媒aに溶解してなる溶液を、塩素または臭素の存在下
    で、反応に不活性で2−ペルフルオロアルキルエタンチ
    オールの一部乃至全部および塩素または臭素の一部乃至
    全部を溶解させることができる溶媒bと水との混合溶媒
    中に、連続または断続的に添加して、2−ペルフルオロ
    アルキルエタンチオールを順次クロロスルホニル化また
    はブロモスルホニル化させることを特徴とする、ペルフ
    ルオロアルキルスルホニルハライドの製造法。
  2. 【請求項2】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
    ル、または2−ペルフルオロアルキルエタンチオールを
    溶媒aに溶解してなる溶液の溶媒bと水との混合溶媒中
    への滴下と、塩素または臭素の導入とを行いながら、2
    −ペルフルオロアルキルエタンチオールを順次クロロス
    ルホニル化またはブロモスルホニル化させる、請求項1
    記載のペルフルオロアルキルスルホニルハライドの製造
    法。
  3. 【請求項3】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
    ルが、下記一般式(1) RfCH2CH2SH ……(1) (式中Rf は、炭素原子数2〜20個のペルフルオロア
    ルキル基あるいは炭素原子数2〜20個のペルフルオロ
    アルケニル基を示す。)で表される化合物である、請求
    項1記載のペルフルオロアルキルスルホニルハライドの
    製造法。
  4. 【請求項4】 溶媒aが、カルボン酸および/またはカ
    ルボン酸エステルであり、溶媒bがカルボン酸および/
    またはカルボン酸エステルである、請求項1記載のペル
    フルオロアルキルスルホニルハライドの製造法。
  5. 【請求項5】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
    ルに対して2〜20倍モルの塩素または臭素と、2−ペ
    ルフルオロアルキルエタンチオール1重量部に対して1
    〜10重量部の溶媒bと、1〜10重量部の水とを用
    い、反応温度0〜100℃、反応時間30分〜10時間
    の条件で、2−ペルフルオロアルキルエタンチオールを
    クロロスルホニル化またはブロモスルホニル化させる、
    請求項1記載のペルフルオロアルキルスルホニルハライ
    ドの製造法。
  6. 【請求項6】 溶媒aが、カルボン酸および/またはカ
    ルボン酸エステルであり、溶媒bがカルボン酸および/
    またはカルボン酸エステルである、請求項5記載のペル
    フルオロアルキルスルホニルハライドの製造法。
  7. 【請求項7】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
    ルに対して3〜9倍モルの塩素または臭素と、2−ペル
    フルオロアルキルエタンチオール1重量部に対して1〜
    5重量部の溶媒bと、1〜5重量部の水とを用い、反応
    温度10〜50℃、反応時間30分〜5時間、2−ペル
    フルオロアルキルエタンチオールまたはその溶液の添加
    時間10分〜5.5時間の条件で、2−ペルフルオロア
    ルキルエタンチオールをクロロスルホニル化またはブロ
    モスルホニル化させる、請求項1記載のペルフルオロア
    ルキルスルホニルハライドの製造法。
  8. 【請求項8】 2−ペルフルオロアルキルエタンチオー
    ル、または2−ペルフルオロアルキルエタンチオールを
    溶媒aに溶解してなる溶液の溶媒bと水との混合溶媒中
    への滴下と、塩素または臭素の導入とを行いながら、2
    −ペルフルオロアルキルエタンチオールを順次クロロス
    ルホニル化またはブロモスルホニル化させるペルフルオ
    ロアルキルスルホニルハライドの製造法であって、2−
    ペルフルオロアルキルエタンチオールが、下記一般式
    (1) RfCH2CH2SH ……(1) (式中Rf は、炭素原子数2〜20個のペルフルオロア
    ルキル基あるいは炭素原子数2〜20個のペルフルオロ
    アルケニル基を示す。)で表される化合物であり、溶媒
    aがカルボン酸および/またはカルボン酸エステルで、
    溶媒bがカルボン酸および/またはカルボン酸エステル
    である、請求項7記載のペルフルオロアルキルスルホニ
    ルハライドの製造法。
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