JP3619650B2 - ピンチロールの昇降機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インクジェット方式を用いたプリンター等、駆動ロールとピンチロールでシート状のものを移動させる装置において使用されるピンチロールの昇降機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大型のプリンターにおいては、複数の駆動ロールとピンチロールの組み合わせがプラテン上に直線状に配設され、その駆動ロールとピンチロールでシートを挟持して駆動ロールを回転させることにより、シートを移動させるものがある。そして、このようなプリンターは、一般的に、ピンチロールが常時駆動ロールに弾接され、印刷されたシートは順次一方に送られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなプリンター等においては、シートをセットする際に、シートを進行方向に対して真っ直ぐにしなければ、シートにしわが入ったりジャミングが発生したりする。このためシートをセットする際、斜めになると、一旦、ピンチロールからシートを外して再度セットし直さなければならない。その結果、シートをセットする作業が煩雑になるという問題が生じている。
【0004】
また、プリンターの中には、ピンチロールの昇降機構を備えたものもあるが、このような昇降機構では、カムとレバーを組合わせてピンチロールを昇降させるようになっており、構造が複雑であるという問題がある。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ピンチロールを昇降可能にすることにより、シートを取り外すことなく簡単に取付位置の修正が行え、かつその構造が簡単であるピンチロールの昇降機構の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明にかかるピンチロールの昇降機構は、ピンチロールを支軸を中心に回動するピンチロールレバーの先端に設けている。そして、ピンチロールレバーの後部に、回転することによりピンチロールを昇降させるシャフトを設けて構成されている。
【0007】
すなわち、このピンチロールの昇降機構は、必要な時に適宜、シャフトを回転させることによりピンチロールを駆動ロールから上昇させて、駆動ロールとピンチロールによるシートの挟持を解放できるようになっている。したがって、その状態で、シートの方向を修正したのち、再度シャフトを回転して、ピンチロールを降下させることによりシートを適正な状態で挟持することができる。
【0008】
また、シャフトは、ピンチロールレバーに直接当接し、かつ、断面形状を四角形にすることができる。この場合、シャフトの角部がピンチロールレバーの後部に当接して押圧すると、ピンチロールが上昇し、シャフトの平面部がピンチロールレバーの後部に当接すると、ピンチロールが下降するようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は、この発明の一実施形態によるピンチロールの昇降機構を備えた大型のプリンター1の要部を示している。このプリンター1では、シート(図示せず)がセットされるプラテン2に所定間隔を保って、複数の駆動ロール3が一列に配設されている。
【0011】
そして、その駆動ロール3の上方に、ピンチロール4がばねによって駆動ロール3に弾接した状態で配設されている。このピンチロール4は、略L字状のピンチロールレバー5の先端に回動自在に取り付けられている。また、上記ピンチロールレバー5はL字状の角部近傍の略中央部が支軸6によって回動自在に支受され、これらすべてのピンチロールレバー5の後部5aに当接するようにしてシャフト7が配設されている。
【0012】
シャフト7は、両端部の円形部7aを除く部分の断面形状が図3および図4に示すように四角形になっている。そして、両端の円形部7aが軸受8を介して支持部9に支持されている。また、シャフト7の一端にはレバー10が連結されており、このレバー10を上下に回動させることにより、シャフト7を回動させることができるようになっている。
【0013】
さらに、支持部9は、シャフト7における両端部以外の部分にも、一定間隔を保って配設されており、この支持部9によってシャフト7は垂れることなく水平な状態に維持されている。上記シャフト7やピンチロールレバー5等は、ハウジング11内に収容されており、ハウジング11に設けられた複数の穴部12からピンチロール4が駆動ロール3に向かって突出している。
【0014】
この構成において、プリンター1を用いて印刷を行う際には、まず、印刷用のシートの先端部をプラテン2上に送り込み駆動ロール3とピンチロール4とで挟持させる。そして、その状態で駆動ロール3を回転駆動させることにより、シートを移動させながらその表面にインクジェット等の印刷手段を用いて印刷を行う。
【0015】
この際、シートがプラテン2上で斜めになり斜行する場合には、駆動ロール3の回転駆動を一旦停止させ、レバー10を回してシャフト7を回動させる。その結果、シャフト7は、図3の状態から図4の状態になって、角部でピンチロールレバー5の後部5aを後方に付勢するようになる。これによって、ピンチロール4は上昇し、シートの挟持が解除される。
【0016】
その状態で、シートをプラテン2上でスライドさせて真っ直ぐな適正位置に修正したのち、レバー5を元の状態に戻して、シャフト7を図3の状態にする。その結果、ピンチロールレバー5の後部5aはシャフト7の平面部に当接するようにばねによって付勢される。これによって、ピンチロール4は下降して駆動ロール3とでシートを挟持するようになる。
【0017】
その状態で、駆動ロール3を駆動させ印刷を行う。また、上記のような場合だけでなく、必要に応じて適宜ピンチロール4の昇降を行うことができる。
また、上記シャフトの断面形状は四角形だけでなく、楕円形にしてもよい。この場合、楕円形の長軸側の端部をピンチロールレバー5の後部5aに当接させるとピンチロール4が上昇し、楕円形の短軸側の端部をピンチロールレバー5の後部5aに当接させるとピンチロール4が下降するようになる。
【0018】
さらに、上記シャフトの断面形状は他の形状にすることもでき、要は、中心軸から近い部分に位置する端部と遠い部分に位置する端部を有し、回転することによって、ピンチロール4を昇降させることのできるものであれば何でもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、この発明にかかるピンチロールの昇降機構は、ピンチロールを、支軸を中心に回動するピンチロールレバーの先端に設け、ピンチロールレバーの後端側に、回転することによりピンチロールレバーの後部を押圧しピンチロールを昇降させるシャフトを設けている。
【0020】
したがって、シートが斜めにセットされた場合等、ピンチロールを上昇させる必要があるときには、適宜シャフトを回転させるという簡単な操作で、すべてのピンチロールを上昇させることができる。このため、シートの取り付け作業が容易になる。また、このシャフトが直接ピンチロールレバーの後部に当接するため部品点数が少なくなり構造も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるピンチロールの昇降機構を備えたプリンターの要部を示す正面図である。
【図2】シャフトの端部側を示す断面図である。
【図3】ピンチロールが下降した状態を示す断面図である。
【図4】ピンチロールが上昇した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 …プリンター
3 …駆動ロール
4 …ピンチロール
5 …ピンチロールレバー
5a…後部
6 …支軸
7 …シャフト

Claims (1)

  1. シートを挟んだ状態で複数の駆動ロールにそれぞれピンチロールを弾接させ、駆動ロールを回転させることによりシートを移動させる装置におけるピンチロールの昇降機構であって、上記ピンチロールを、支軸を中心に回動するピンチロールレバーの先端に設けるとともに、ピンチロールレバーの後部に、回転することにより弾性に抗してピンチロールレバーの後部を後方に押圧しピンチロールを上昇させたり、上記押圧を解除してピンチロールを下降させるシャフトを設け、
    前記シャフトは、前記ピンチロールレバーに直接当接し、かつ、前記シャフトの断面形状が四角形になっている、ピンチロールの昇降機構。
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