JP3614538B2 - 駐車装置のパレット判別機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車高の低い車両と車高の高い車両とを、それぞれパレットに積載し、それぞれ異なる駐車位置に格納する駐車装置において、車高の高い車両の運転者が、誤って車高の低いの車両を積載するためのパレットに乗り入れたとき、パレットの誤りを判別できるようにする駐車装置のパレット判別機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
多段多列の横行昇降式の駐車装置には、車高の低い車両と車高の高い車両とを、それぞれパレットに積載し、それぞれ異なる駐車位置に格納するものがある。
例えば、図1に示す3段3列の横行昇降式の駐車装置1では、中段の駐車空間2Mを高くしてハイルーフの車両(車高の高い車両)3H用とし、上段の駐車空間2Tと下段の駐車空間2Bとを低くして小型の車両(車高の低い車両)3S専用にしている。
【0003】
この駐車装置1では、ハイルーフの車両3Hを駐車させる場合、中段に格納されるハイルーフ車両積載用パレット4Hを入庫口5へ呼び出し、このハイルーフ車両積載用パレット4H上にハイルーフの車両3Hを乗り入れる必要がある。
ところが、上段又は下段に格納される空の小型車両積載用パレット4Sがたまたま入庫口5に出ていたような場合、運転者が誤ってハイルーフの車両3Hをそのまま小型車両積載用パレット4S上に乗り入れてしまうことがある。このハイルーフの車両3Hを積載した小型車両積載用パレット4Sが、入庫操作により低い上段の駐車空間2T又は下段の駐車空間2Bに格納されると、ハイルーフの車両3Hが駐車装置1の梁や天井等と衝突して損傷を生ずるおそれがある。
【0004】
そこで、従来、駐車装置1では、ハイルーフ車両積載用パレット4Hに判別用のシールを貼付していた。しかし、駐車装置1の使用開始直後は運転者がシールに注意して入庫を行うものの、慣れてくると運転者が次第に乗り入れ前にシールに注意を払わなくなり、見落し易くなる。そして、一旦乗り入れるとシールが車両の下にはいってしまうので、判別が困難になるという問題があった。
【0005】
車両の高さとパレットの種別を検知器で検出して判別することも可能ではあるが、このような判別手段はきわめて高価となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、駐車装置における上記課題を解決するものであって、車高の高い車両の運転者が、誤って車高の低い車両を積載するためのパレットに乗り入れたとき、下車前にパレットの誤りを判別できるようにする駐車装置のパレット判別機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のパレット判別機構では、上記課題を解決するため、車高の低い車両と車高の高い車両とを、それぞれパレットに積載し、それぞれ異なる駐車位置に格納する駐車装置において、
車高の低い車両を積載するパレットには、車輪が通過する位置に車輪が通過する際に車両に振動を生じさせる凹凸部を設け、車高の高い車両を積載するパレットには、車輪が通過する位置に車輪が通過する際に車両に振動を生じさせる凹凸部を設けず、
凹凸部で生じる乗り入れ時の車両振動の有無により、乗り入れ中のパレットが車高の低い車両を積載するパレットであるか、車高の高い車両を積載するパレットであるか、を運転者が判別可能に構成している。
【0008】
運転者が誤って車高の高い車両を車高の低い車両を積載するパレット上に乗り入れると、車輪が凹凸部を通過する際に車両ががたがたと振動する。車高の高い車両を積載するパレットには凹凸部がなく、正常に車高の高い車両を積載するためのパレットに乗り入れたときには振動がないので、運転者は振動を感じることにより通常の入庫時の乗り入れ状態と異なることが分かる。従って、運転者は、下車前にパレットの誤りが判別できるので、車両をパレットから乗り出し、改めて車高の高い車両を積載するパレットを呼び出して入庫を行うことにより、誤格納による車両の損傷を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、駐車装置の全体的な構成を示す正面図、図2はこの発明の実施の一形態を示す小型車両積載用パレットの斜視図、図3はハイルーフ車両積載用パレットの斜視図、図4は小型車両積載用パレットの凹凸部の拡大斜視図、図5は車両を乗り入れる状態の説明図である。
【0010】
ここで、駐車装置は、従来の駐車装置と基本的に同様の構成であり、図1に示すように3段3列の横行昇降式の駐車装置1の中段の駐車空間2Mを高くしてハイルーフの車両(車高の高い車両)3H駐車用とし、上段の駐車空間2Tと下段の駐車空間2Bとを低くして小型の車両(車高の低い車両)3S専用にしている。中段の駐車空間2Mには、ハイルーフ車両積載用パレット4Hが格納され、上段の駐車空間2Tと下段の駐車空間2Bには、それぞれ小型車両積載用パレット4Sが格納される。
【0011】
駐車装置1の中段では、駐車空間2Mに格納されるハイルーフ車両積載用パレット4Hを他の段より少なくして、入庫口5を形成しており、ハイルーフ車両積載用パレット4Hと小型車両積載用パレット4Sとは公知の横行昇降手段により入庫口5から所定の駐車位置へ移動し格納される。
小型車両積載用パレット4Sには、図2に示すように、車両3H、3Sの車輪6が通過する位置に凹凸部7が設けられている。この凹凸部7は、図4に示すように、丸棒8を所定間隔で固定して形成されている。丸棒8の代わりにパイプや形鋼材を用いることもでき、パレット4Sの床板9自体を変形させてもよい。ハイルーフの車両積載用のパレット4Hは、図3に示すように凹凸部は設けない。
【0012】
図5に示すように、入庫口5に小型車両積載用パレット4Sがあるとき、運転者Dが誤ってハイルーフの車両3Hを小型車両積載用パレット4S上に乗り入れると、車輪6が凹凸部7を通過する際に車両3Hはがたがたと振動する。ハイルーフ車両積載用パレット4Hには凹凸部7がなく、正常にハイルーフ車両積載用パレット4Hに乗り入れたときには振動がないので、運転者Dは振動を感じることにより通常の入庫時の乗り入れ状態と異なることが分かる。従って、運転者Dは、下車前にパレットの誤りが判別できるので、ハイルーフの車両3Hを小型車両積載用パレット4Sから乗り出し、改めてハイルーフ車両積載用パレット4Hを呼び出して入庫を行うことにより、誤格納によるハイルーフの車両3Hの損傷を防止することができる。
【0013】
小型の車両3Sは小型車両積載用パレット4Sに積載するので、入庫時に振動があるのが正常状態であり、従って、小型の車両3Sの運転者Dは、入庫時に振動を感じることにより正しく小型車両積載用パレット4Sに乗り入れたことを確認できる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の駐車装置のパレット判別機構は、車高の高い車両の運転者が、誤って車高の低い車両を積載するためのパレットに乗り入れたとき、下車前にパレットの誤りを容易に判別できるので、誤格納による車両の損傷を防止することができる。また、構造が簡単で安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】駐車装置の全体的な構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す小型車両積載用パレットの斜視図である。
【図3】ハイルーフ車両積載用パレットの斜視図である。
【図4】小型車両積載用パレットの凹凸部の拡大斜視図である。
【図5】小型車両積載用パレットに車両を乗り入れる状態の説明図である。
【符号の説明】
1 駐車装置
2B 駐車空間
2M 駐車空間
2T 駐車空間
3H ハイルーフの車両
3S 小型の車両
4H ハイルーフ車両積載用パレット
4S 小型車両積載用パレット
5 入庫口
6 車輪
7 凹凸部
8 丸棒
9 床板
D 運転者
Claims (1)
- 車高の低い車両と車高の高い車両とを、それぞれパレットに積載し、それぞれ異なる駐車位置に格納する駐車装置において、
車高の低い車両を積載するパレットには、車輪が通過する位置に車輪が通過する際に車両に振動を生じさせる凹凸部を設け、車高の高い車両を積載するパレットには、車輪が通過する位置に車輪が通過する際に車両に振動を生じさせる凹凸部を設けず、
凹凸部で生じる乗り入れ時の車両振動の有無により、乗り入れ中のパレットが車高の低い車両を積載するパレットであるか、車高の高い車両を積載するパレットであるか、を運転者が判別可能に構成したことを特徴とする駐車装置のパレット判別機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29705495A JP3614538B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 駐車装置のパレット判別機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29705495A JP3614538B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 駐車装置のパレット判別機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137622A JPH09137622A (ja) | 1997-05-27 |
JP3614538B2 true JP3614538B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=17841624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29705495A Expired - Fee Related JP3614538B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 駐車装置のパレット判別機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3614538B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07247716A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 車両積載用パレット |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP29705495A patent/JP3614538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09137622A (ja) | 1997-05-27 |
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