JPH07247716A - 車両積載用パレット - Google Patents

車両積載用パレット

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Publication number
JPH07247716A
JPH07247716A JP6038464A JP3846494A JPH07247716A JP H07247716 A JPH07247716 A JP H07247716A JP 6038464 A JP6038464 A JP 6038464A JP 3846494 A JP3846494 A JP 3846494A JP H07247716 A JPH07247716 A JP H07247716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
pallet
flange
box body
projections
Prior art date
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Pending
Application number
JP6038464A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kono
信哉 河野
Koji Ohata
耕治 大畠
Yasuhiko Watarai
靖彦 渡会
Masaru Komoriya
勝 小森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP6038464A priority Critical patent/JPH07247716A/ja
Publication of JPH07247716A publication Critical patent/JPH07247716A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両載板の左右端部および中央部の凸部の高
さを高くすることなく十分な剛性を発揮できる車両積載
用パレットを提供する。 【構成】 車両載板の左右端部および中央部にそれぞれ
長さ方向に沿って凸部を設け、各凸部間を左右の車輪の
車路とした車両積載用パレット1において、2枚の板材
をそれぞれロール成形して一端に閉断面のボックス体4
を他端に水平な縁部5を有するフランジ6を一体的に形
成し、これら板材をそのフランジ6の縁部5同志で接続
して双方のボックス体4を左右端部の凸部、フランジ6
を中央部の凸部とし、これらの間をそれぞれ左右の車路
(車載部11)としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車場や車両用倉
庫に用いられる車両積載用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】立体駐車場や車両用倉庫等の分野におい
ては、収納すべき車両を車両積載用パレット上に載置
し、これをスタッカクレーンやエレベータ等を用いて適
宜搬送し、車両をパレットごと建屋内の所望の収納スペ
ースに嵌め込むようにしたものが知られている。
【0003】上記車両積載用パレットとして図2に示す
ものが知られている。この車両積載用パレットaは、2
枚の鋼板b(車両載板)をプレス加工してその一端に高
さの高い開放断面のフランジcを、他端に高さの低い開
放断面のフランジdをそれぞれ一体成形し、これら鋼板
bをその高さの低い開放断面のフランジd同志でボルト
eや溶接等により止着して製造される。
【0004】製造された車両積載用パレットaは、その
左右端部および中央部にそれぞれ長さ方向に沿った凸部
(フランジcおよびd)が形成されることになるが、こ
れら凸部間が左右の車輪の車路となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる車両積
載用パレットaは、その左右端部の凸部が開放断面のフ
ランジcおよびdであるため、剛性が低い。剛性を高め
るためには鋼板bの板厚を厚くすればよいが、プレス加
工によりフランジc,dを成形しているため、プレス圧
力上の制限から闇雲に板厚を厚くできない。従って、耐
久性・信頼性の点で十分とはいえない。
【0006】また、剛性を稼ぐために、左右端部のフラ
ンジcおよび中央部のフランジdの高さを高くすること
も考えられるが、この場合、中央部のフランジdが低床
車の床下を擦らないように、且つ左右端部のフランジc
が車両のドアの開閉と干渉しないようにする必要がある
ため、実際上十分な剛性を発揮できる程度にまで各フラ
ンジc,dの高さを高くすることは困難である。
【0007】また、かかる車両積載用パレットaを図4
に示すように段積保管する場合、各パレットaの嵌り込
みを防止するために中央部フランジdの内側に板状のブ
ラケットfを溶接し、このブラケットfに荷重支持させ
ていた。しかし、これではブラケットfに荷重が集中す
るため、その破損を考慮すると段積枚数が制限される。
よって、パレットaのプールスペースが大きくなってし
まう。
【0008】以上の課題を解決すべく創案された本発明
の目的は、車両載板の左右端部および中央部の凸部の高
さを高くすることなく十分な剛性を発揮できる車両積載
用パレットを提供すること、および段積枚数を増やすこ
とができる車両積載用パレットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、車両載板の左右端部および中央部にそれぞれ長
さ方向に沿って凸部を設け、各凸部間を左右の車輪の車
路とした車両積載用パレットにおいて、2枚の板材をそ
れぞれロール成形して一端に閉断面のボックス体を他端
に水平な縁部を有するフランジを一体的に形成し、これ
ら板材をそのフランジの縁部同志で接続して双方のボッ
クス体を左右端部の凸部、フランジを中央部の凸部と
し、これらの間をそれぞれ左右の車路としたことを特徴
とする車両積載用パレットである。
【0010】また、上記車両積載用パレットを段積する
ときの係合部として、上記ボックス体の上面に突起部を
形成すると共に下面に窪み部を形成してもよい。
【0011】
【作用】上記構成によれば、パレットの左右端部の凸部
を閉断面のボックス体としているので、開放断面のもの
に比べて剛性が向上する。また、ボックス体は、ロール
成形により製造されるので、プレス成形に比べて板厚の
厚い板材を用いることができ、剛性が向上する。
【0012】このように、構造および板厚の点で剛性が
向上するので、左右端部のボックス体の高さおよび中央
部のフランジの高さを従来のものより低くしても、パレ
ットの耐久性・信頼性を十分高めることができる。よっ
て、左右端部のボックス体が車両のドアと干渉すること
はなく、中央部のフランジが低床車の床下に擦ることは
ない。
【0013】また、ボックス体の上面に突起部を形成す
ると共に下面に窪み部を形成し、これらをパレットを段
積するときの係合部とすれば、積み上げられたパレット
の荷重を剛性の高い閉断面のボックス体で荷重を受ける
こととなるため、段積枚数を増やすことができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
【0015】図1に車両積載用パレット1の概要を示
す。図示するようにこのパレット1は、左右の車路部2
と、これら車路部2を接続する連結部3とから主に構成
されている。
【0016】各車路部2は、車両の全長に合わせて所定
長さに切断された板材をロール成形することにより、一
端に閉断面のボックス体4を他端に水平な縁部5を有す
るフランジ6を一体的に形成して製造される。ロール成
形とは、板材の送り方向に沿って複数組の成形ロールを
配置し、各組のロールの間に板材を挟み込んだ状態で板
送りし、板材の各折曲部を各段のローラにより徐々に連
続的に変形させるものである。このように、徐々に連続
的に変形させるロール成形を採用しているため、プレス
成形では不可能な厚い板厚の板材であっても、健全に精
度よく所定の閉断面のボックス体4を成形できる。
【0017】上記ボックス体4は、立上部7と水平部8
と下降部9と折返部10とから構成されている。折返部
10は、実質的に車輪が載せられる車載部11と重合さ
れている。折返部10と車載部11とは、リベット12
や溶接等により固定されている。立上部7および下降部
9の高さは、車両が左右のドアを開閉したときに干渉し
ない高さになっている。他方、フランジ6は、垂直な立
上部13と水平な縁部5とから構成されている。立上部
13の高さは、ボックス体4の高さより低く成形されて
いる。低床車両の床下との干渉を避けるためである。
【0018】ボックス体4とフランジ6との間は、実質
的に車両の車輪が載せられる車載部11となる。車載部
11には、幅方向に沿って形成されたスリップ止用凸部
14が、長手方向に所定の間隔を隔てて複数設けられて
いる。これら凸部14は、板材がロール成形される前の
工程で、高圧プレス等によって成形される。この際、全
ての凸部14を一度にプレスするのではなく、数個ずつ
プレスする様にすれば、厚い板材であっても容易にプレ
ス成形できる。これら凸部14は、車両のスリップ止と
して機能すると共に、パレット1の剛性向上に寄与する
補強リブとしても機能する。
【0019】また、車載部11には、車止用凸部15が
設けられている。車止用凸部15は、上記スリップ止用
凸部14より高く形成されており、車両を乗り入れたと
きその乗り上げた感覚を運転者に知らせるものであり、
車両の位置決部材として機能する。また、乗り入れ後、
車両のストッパとしても機能する。図例では、パレット
1の一端側だけに車止用凸部15を設けたものを示した
が、その反対側にも設けてもよい。その場合、車両のホ
イールベースの差を考慮する必要がある。
【0020】以上の構成からなる左右の車路部2は、そ
のフランジ6の縁部5同志が連結部3を介して接続され
ている。連結部3は、長方形状の板材16からなってお
り、上記縁部5をそれぞれリベット17で固定するもの
である。なお、リベット17の代わりにボルトナットや
溶接等を用いてもよい。連結部3を構成する板材16に
は、前記車載部11と同様に補強リブとしての凸部18
が設けられている。
【0021】このようにして左右の車路部2を連結部3
を介して一体化した後に、各車路部2のフランジ6の下
面に補強用のリブ19が溶接される。または、補強材、
補強板22が固設される。リブ19は、1個でもよいし
所定間隔を隔てて複数個設けてもよい。
【0022】本実施例の作用について述べる。
【0023】上記構成によれば、パレット1の左右端部
の凸部を閉断面のボックス体4としているので、開放断
面のものに比べて剛性が向上する。また、ボックス体4
は、ロール成形により製造されるので、プレス成形に比
べて板厚の厚い板材を用いることができ、この点でも剛
性が向上する。
【0024】このように、パレット1は、構造および板
厚の点で剛性が向上するので、左右端部のボックス体4
の高さおよび中央部のフランジ6の高さを従来のものよ
り低くしても、パレット1の実用上の剛性は十分確保で
きる。よって、左右端部のボックス体4が車両のドアと
干渉することはなく、中央部のフランジ6が低床車の床
下に擦ることはない。
【0025】また、ボックス体4による剛性向上効果と
厚板による剛性向上効果が相俟って、パレット1の耐久
性・信頼性が大幅に向上する。また、上記ボックス体4
は、プレス成形では実現困難であり、ロール成形だから
こそ得られる形状である。ロール成形であれば板材に徐
々に変形を加えることができるからである。
【0026】また、ロール成形しているため、各成形ロ
ールの形状を変更することにより、パレットの形状を容
易に変更できる。よって、パレット1の幅・長さ・重量
等の適用範囲が広がる。従来のプレス成形では、プレス
型を交換する必要があるため、パレットの形状の変更に
は多大なコストがかかっていた。
【0027】なお、図3に示すように、上記ボックス体
4の上面に突起部20を形成すると共に下面に窪み部2
1を形成し、これらをパレット1を段積するときの係合
部とすれば、パレット1を複数枚段積したときの荷重が
剛性の高い閉断面のボックス体4で受けることとなるた
め、段積枚数を増やすことができる。よって、パレット
1のプールスペースが小さくなる。また、搬送時の荷崩
れ防止ともなる。上記突起部20および窪み部21は、
パレット1の四隅または対角線上の二箇所に設けられ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両積
載用パレットによれば、車両載板の左右端部および中央
部の凸部の高さを高くすることなく十分な剛性を発揮で
きる。よって、耐久性・信頼性が向上すると共に、低床
車への対応が可能になる。また、ボックス体の上下面に
突起部、窪み部を設けてこれらを係合部とすれば、パレ
ットの段積枚数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両積載用パレットの
説明図であり、(a) は断面図、(b) は平面図である。
【図2】従来例を示す車両積載用パレットの説明図であ
り、(a) は断面図、(b) は平面図である。
【図3】本実施例にかかる車両積載用パレットを段積み
した様子を示す図である。
【図4】従来例にかかる車両積載用パレットを段積みし
た様子を示す図である。
【符号の説明】 1 車両積載用パレット 2 車路部 3 連結部 4 ボックス体 5 縁部 6 フランジ 11 車載部 20 突起部 21 窪み部 22 補強板(補強材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森谷 勝 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両載板の左右端部および中央部にそれ
    ぞれ長さ方向に沿って凸部を設け、各凸部間を左右の車
    輪の車路とした車両積載用パレットにおいて、2枚の板
    材をそれぞれロール成形して一端に閉断面のボックス体
    を他端に水平な縁部を有するフランジを一体的に形成
    し、これら板材をそのフランジの縁部同志で接続して双
    方のボックス体を左右端部の凸部、フランジを中央部の
    凸部とし、これらの間をそれぞれ左右の車路としたこと
    を特徴とする車両積載用パレット。
  2. 【請求項2】 上記車両積載用パレットを段積するとき
    の係合部として、上記ボックス体の上面に突起部を形成
    すると共に下面に窪み部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の車両積載用パレット。
JP6038464A 1994-03-09 1994-03-09 車両積載用パレット Pending JPH07247716A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6038464A JPH07247716A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 車両積載用パレット

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JP6038464A JPH07247716A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 車両積載用パレット

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JP6038464A Pending JPH07247716A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 車両積載用パレット

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JP (1) JPH07247716A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09137622A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Furukawa Co Ltd 駐車装置のパレット判別機構
KR100455406B1 (ko) * 1997-12-24 2005-04-06 오티스엘지엘리베이터 유한회사 차량주차설비의팰릿구조
JP2017020330A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 日本発條株式会社 車両載置装置
KR20180009455A (ko) * 2016-07-19 2018-01-29 김기영 조립식 경량화 차량용 주차 팔레트
JP2020063563A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 日本発條株式会社 車両載置用パレット及びそれを有する駐車装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09137622A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Furukawa Co Ltd 駐車装置のパレット判別機構
KR100455406B1 (ko) * 1997-12-24 2005-04-06 오티스엘지엘리베이터 유한회사 차량주차설비의팰릿구조
JP2017020330A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 日本発條株式会社 車両載置装置
KR20180009455A (ko) * 2016-07-19 2018-01-29 김기영 조립식 경량화 차량용 주차 팔레트
JP2020063563A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 日本発條株式会社 車両載置用パレット及びそれを有する駐車装置

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