JP3614083B2 - 電子棚札用取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子棚札用取付装置、詳しくはスーパーマーケット等の小売販売店において、商品陳列用の商品棚に商品の価格等を表示する棚札、特に電子棚札を装着するため使用される取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の商品棚は、一般に、その前面に溝状の凹嵌部が一体に形成され、該凹嵌部に嵌め込む棚札用取付装置又はカードホルダーにより値札を取り付けるようにしているが、商品棚の前記凹嵌部は、商品棚の種類やメーカー規格により大きさや形状を異にしているため、それら商品棚に適合する棚札用取付装置又はカードホルダーを用意する必要がある。
その不具合を解消せんとして従来、前記凹嵌部への取付部材(取付具)を、上下の掛止壁部を弾性変形により上下動可能に形成し、その上下掛止壁部を凹嵌部に内側から圧接して取り付けることによって、凹嵌部の大きさに対応可能な汎用性のあるカードホルダーが知られている(特開平8−335042号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記カードホルダーは、その取付部材(取付具)2に取り付けられたホルダー部材1には商品のプライスカード、すなわち通常の値札を取り付けるものである。また、上記カードホルダーは、その取付部材2が上下の嵌入部22で構成される横向U字型すなわち前方突出型である。そのため、図5から明らかなように、弾性変形する上下嵌入部22に所定のストロークを確保するためには、取付部材2の前方突出長さが大きくなり、それだけホルダー部材1つまり値札4が商品棚3から離れて顧客側に近づくことになる。
しかるに、上記カードホルダーにおいては、顧客が商品棚から商品を取り出す際に値札4又はホルダー部材1の邪魔になるばかりでなく、顧客の手が値札に当たり落下して値札が損傷する虞がある。
【0004】
特に、値札が電子値札である場合には、その厚みのために前記プライスカードの場合よりも前方突出長さが大きくなるので、前述した従来不具合は問題であり、顧客の不便および高価な電子値札の損傷を回避する必要性から、電子値札用取付装置として上記従来構造の採用は好ましくないものである。
本発明は、上記従来事情に鑑みその不具合を解消して、商品棚の種類に対応する汎用性を維持しながら、電子棚札の前方突出長さを最小にして顧客の利便性を確保するとともに高価な電子棚札を保護することを目的とする。
また、本発明は、取付部材を商品棚に堅固に取り付けるとともに、取付部材と棚札ホルダーが別体である場合でも、取付部材に棚札ホルダーを安定して取り付けることが可能な電子棚札用取付装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
斯る本発明は、商品棚の前面に配した凹嵌部に取付部材を介して電子棚札を装着するようにした電子棚札用取付装置において、前記取付部材は、前記凹嵌部の上係止縁に係合可能な上側掛止部を有する内部材と、凹嵌部の下係止縁に係合可能な下側掛止部を有する外部材により構成し、前記内部材の上側掛止部の下面には前記外部材の下側掛止部との間であって、該掛止部の略厚み幅内に、両掛止部を離間方向へ付勢する正面視左右方向に延びる板形状である弾性部を一体に形成し、前記内部材を前記外部材に対し嵌め合い固定して前記弾性部により上側掛止部と下側掛止部を弾性的に、且つ外部材にガイドされて上下動可能とし、さらに、前記外部材には前方部に棚札側を装着可能に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、取付部材は、上下の掛止部を別体の二部材により成形してそれらを組み付けるようにする。そして、上下の掛止部で弾性部を圧縮させることにより両掛止部の間隔が縮小し、弾性部を復元させることにより両掛止部の間隔が伸長するので、商品棚の凹嵌部の大きさが異なる場合でも該凹嵌部に内側から嵌め込み、弾性部が復元する付勢力により両掛止部を凹嵌部の上下係止縁に圧接して取付部材を凹嵌部に掛止させることができる。そして、前記弾性部を前記掛止部の略厚み幅内に配設したので、取付部材が凹嵌部から前方へ突出する長さを短縮させ、棚札ホルダーに装着される電子棚札の前方突出長さを短縮することができる。
【0006】
上記弾性部は、弾性力や成形性等を考慮すれば、板バネなどのように、前記掛止部の正面視左右方向に延びる弾性帯板形状であることが好ましい。そして、特に、取付部材をプラスチック製とする場合には、射出成形により一体成形が可能な形状、例えば、前記上側又は下側の掛止部の左右両側端からそれぞれ内方へ突出するV型板バネとする(請求項2)。
【0007】
上記取付部材の好ましい具体的構成は、上記取付部材が、外部材とそれに嵌め合い固定される内部材とにより構成され、内部材には、その上端に前記上側掛止部が形成されるとともに、前記弾性部を一体に形成してその下端に底板を形成し、該底板に下向きに突出する凸部を弾性的に上下動可能に形成し、外部材には、その下端に前記下側掛止部が形成されるとともに、それより前方部に前記ホルダーの下側レール部を嵌め合うレール下溝を幅方向に沿って形成し、該下溝内に前記内部材の凸部を嵌め合い突出させる開口部を形成するものである(請求項3)。
一方、上記ホルダーの上側レール部を嵌め合うレール上溝は、内部材の上部前面と外部材の上端縁との間に形成する(請求項4)。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明すれば、図1は商品棚1に本発明の取付装置Aを用いて電子棚札Bを装着した部分斜視図、図2は図1の断面側面図であって、取付装置Aは、商品棚100に嵌め込み状に取り付けられる取付部材1と、その複数個の取付部材1にわたり組み付けられるレール状の棚札ホルダー30とにより構成され、該棚札ホルダー30に電子棚札Bが装着される。
すなわち、商品棚100には、その前面に沿って凹嵌部102が一体に形成され、該凹嵌部102の上下の各端にそれぞれ内向きに突出した係止縁102a,102bを有して、その係止縁102a,102bに取付部材1の掛止部11,21を内側から圧接することにより取付装置Aが取り付けられる。
【0009】
取付部材1は、図6に示すように、前記上側掛止部11を有する内部材10と下側掛止部21を有する外部材20との二部材により構成され、その外部材20に内部材10を嵌め合って取付部材1が形成される。
なお、内部材10及び外部材20は、商品棚100の前記凹嵌部102に対面する側を後面とし、反対側を前面とする。
【0010】
内部材10は、成形性に優れたプラスチック材、例えばポリアセタールなどのプラスチックを射出成形して、上側掛止部11の左右両側に側壁を構成するガイド部12を下向き一体に形成するとともに、掛止部11の下面に弾性部14を介して底板13を一体に形成する。
【0011】
掛止部11は、前面を肉抜き状に開口させた横長の略矩形体であって、その前面部を所定厚さ後退させた形状にして下端に段差面15を形成している。
この掛止部11は、その上面の左右両側前縁にそれぞれ上向きに突出する掛止片111a,111bを設けるとともに、上面の後縁には前記掛止片111aと111bとの間の区間に掛止片111cを上向きに突出させる。それにより、掛止片111a及び111bと掛止片111cとの間に上側掛合部11aを形成する。
この上側掛合部11aは、前記商品棚100の係止縁102aに嵌め合って上側掛止部11を凹嵌部102に掛止するようにする。
なお、前側の掛止片111a及び111bは、後側の掛止片111cより若干高く配置して、上側掛止部11を前記凹嵌部102の前方より係止縁102aに嵌め合いしやすいようにする。
【0012】
ガイド部12は、前記掛止部11の左右側面に配置して該掛止部11より下方へ突設するが、その各後面と掛止部11の後面との間には段差12aを形成し、各下半部の前面は、掛止部11の前記段差面15前面から垂下した形状とする。
またガイド部12は、その各下端を前記底板13から適宜間隔をおいた上位に配置して、前記弾性部14の上下方向の伸縮動に支障がないようにする。
【0013】
底板13は、前記掛止部11の厚み幅すなわち前後幅と等しい前後幅、詳しくは掛止部11の後面から前記段差面15の前面、つまりガイド部12の前面までの前後幅を有し、この底板13と前記掛止部11下端との間であって前記左右のガイド部12の内側に弾性部14が配置される。したがって、弾性部14は、掛止部11の厚み幅内に配置される。
また、底板13は、その左右両側に、前記ガイド部12と等幅の補助ガイド部13aを一体に形成して配置し、底面の前縁中央部には、底面の一部を下方へ吊り桁状に僅か突出させたバネ片16を一体に形成し、該バネ片16の中央に凸部16aを下向きに突出する(図6(2)参照)。
【0014】
弾性部14は、前記掛止部11及び底板13の厚み幅(前後幅)と等しい板幅を有する板バネ形状に構成する。詳しくは、二つのV型板バネ14a,14bをそれぞれ開口側が外側に向くよう逆向きに並設し、それらの各上下端をそれぞれ掛止部11、底板13に連続するよう一体に形成したものである。
板バネ14a,14bは、そのV型の各頂部の前面にそれぞれ突起17を僅か前方へ突設する。
【0015】
外部材20もまた、前記内部材10と同一のプラスチック材で射出成形して形成され、前記内部材10を上方より嵌め合うケース部22の下端部に下側掛止部21を一体に配置した横長の略矩形箱体である。
ケース部22は、前板23の左右両側にそれぞれ前板と共に嵌入溝24aを形成する平面視コの字形のガイド部24を有し、後面を開口し、底面25は前記下側掛止部21の上面と共有する。
【0016】
下側掛止部21は、その前壁121aと後壁121bとにより、下面が開口する長溝を左右全長にわたり形成して下側掛合部21aを構成し、この掛合部21aを前記商品棚100の係止縁102bに嵌め合って下側掛止部21を凹嵌部102に掛止するようにする。
この下側掛止部21は、その後面を前壁121b側へ向く傾斜面にするとともに、後壁121aを前壁121bより若干短く配置し、それにより、掛止部21を前記凹嵌部102の前方より係止縁102bに嵌め合いしやすいようにする。
【0017】
また、下側掛止部21の前部位には、下側掛合部21aに平行なレール下溝26を形成する。すなわち、レール下溝26は、前記掛止部21の後壁121aと前記前板23との間に下面が開口する長溝状に形成される。
【0018】
上記ケース部22には、前記内部材10を挿入して嵌め合うが、前記前板23には、その中央部に係合孔27を開口して該係合孔27に前記内部材10の板バネ14a,14bに設けた突起17が嵌め合い係止されるようにし、上端部に前記突起17が前板23の後面に乗り上げしやすいように斜面28を設ける。
また、上記ケース部22の底面25には、前記レール下溝26に貫通する長孔29を設け、この長孔29に前記バネ片16が嵌め合い前記凸部16aがレール下溝26内に突出するようにする。
【0019】
上記外部材20に内部材10を組み付けるには、図6(1)に示すように、外部材20の嵌入溝24aに内部材10の左右補助ガイド部13aを一致させた状態に配置して、その補助ガイド部13aを嵌入溝24aに差込みながら底板13を嵌入溝24a内に差し込む。それに続いて、内部材10の前面側を外部材20の前板23に摺接させながら内部材10を押し下げて、左右の前記ガイド部12を嵌入溝24a内に挿入すると、内部材10側の前記突起17が外部材20の係合孔27に嵌め合い係合する。この突起17と係合孔27との係合により、内部材10が外部材20に嵌め合い状一体的に組み付けられ、取付部材1が構成される(図5参照)。
この取付部材1は、内部材10と外部材20との組み付けにより、取付部材1の前上部にレール上溝15aが形成される。詳しくは、内部材10の上側掛止部11の上部前面と外部材20の前板23上部との間、つまり上側掛止部11に形成した前記段差面15上方にレール上溝15aが形成される。
また、内部材10の掛止部11とガイド部12との間に形成した段差12aにより、掛止部11の後面は、両ガイド部12,24を嵌め合った状態で、外部材20のガイド部24後面と面一に配置される。
【0020】
次に、上記取付部材1を商品棚100の凹嵌部102に取り付ける操作について、図7により説明すれば、前記外部材20のケース部22の左右両側を指で摘み、前記内部材10の上側掛止部11aを凹嵌部102の係止縁102aに内側から嵌め合う(図7(1)参照)。
次いで、上記ケース部22を強く押し上げることにより、上側掛止部11が、弾性部14の板バネ14a,14bをその弾力に抗して圧縮させることにより下動し、下側掛止壁部21との間隔を縮小させる(同(2)参照)。すなわち、下側掛止部21の掛合部21aが凹嵌部102の下側係止縁102b内に位置させる。
この上下の掛止部11,21すなわち掛合部11a,21aの間隔が縮小した状態で、下側掛止部21を凹嵌部102側に押し込み、該掛止部21の前壁121aを係止縁102bに押し当てる(同(3)参照)。
【0021】
その後に、前記ケース部22の押し上げを止めると、外部材20が前記板バネ14a,14bの弾力により下動し、下側掛合部21aが係止縁102bに嵌め合う(同(3)二点破線参照)。取付部材1は凹嵌部102に取り付けられる。
したがって、上記取付部材1は、上下の掛止部11,21が板バネ14a,14bの弾力により付勢されてそれぞれ係止縁102a,102bに圧接した状態で取り付けられる。
【0022】
上記取付部材1は凹嵌部102に適宜間隔をおいて複数個が取り付けられ(図8参照)、それら取付部材1にわたり棚札ホルダー30が取り付けられる(同図参照)。
棚札ホルダー30は、図8及び図1,2に示すように、前面に電子棚札Bを装着するように断面コ型の長尺レール部材であり、その前面側の上下端には、棚札用レール部31a,31bを有し、後面側には、上下間隔をおいて取付用レール部32a,32bを配設したものである。
この棚札ホルダー30は、前記取付用レール部の上側レール部32aを、上記取付部材1のレール上溝15aに位置合わせし、下側レール部32bを前記レール下溝26に位置合わせしてスライドさせることにより取付部材1に取り付けられる。
【0023】
上記凹嵌部102と取付部材1との取付状態および取付部材1と棚札ホルダー30との取付状態を図2〜図4に示している。
その図2から知れるように、弾性部14、すなわち板バネ14a,14bの前後幅は、内部材10の掛止部11の厚み幅S(図8(3)も参照)に等しいので、取付部材1が凹嵌部102から突出する長さはきわめて小さくなり、電子棚札Bの厚みがプライスカードに比べて大きいとしても、電子棚札Bの前方突出長さLを最小に設定できる。なお、掛止壁部11の厚み幅S(弾性部の前後幅)は10mm以下、詳しくは7mm程度としている。
【0024】
そして、取付部材1は、その掛止部11,21が前記板バネ14a,14bの弾力によりそれぞれ凹嵌部102の係止縁102a,102bに圧接され、堅固に取り付けされている(図3参照)。
また、棚札ホルダー30は、前記取付部材1のレール下溝26に挿入された下側レール部32b上に、前記底板13に設けたバネ片16の凸部16aが弾性的に圧接される(図4参照)。したがって、棚札ホルダー30のレール部32a及び32bをレール上溝15a及びレール下溝26にスライドし停止したときに、該停止位置で棚札ホルダー30が固定されるとともに、上下のレール部32a及び32bがガタ付くことなく安定して取り付けられる。
【0025】
電子棚札Bは、棚札ホルダー30の棚札用レール部31a,31b間にスライドして挿入することにより装着される。
この電子棚札Bは、液晶などからなるデジタル表示器を備え、店内の管理室等に設置された棚札コントローラによる制御操作に基づいて該当商品の値段をリアルタイムに表示するものである。なお、電子棚札Bは、太陽電池により電力が得られ、またコントローラとは無線(赤外線)により交信制御されるので、商品棚100周りに配線は不要である。
【0026】
なお、上記実施の形態において、取付部材1を内部材10と外部材20との二部材からなる場合を説明したが、一又は三以上の部材で構成されることもよく、また射出成形品に限定されるものではない。
また、取付部材1と棚札ホルダー30が別部材である場合を説明したが、それらが一体構造であってもよく、その場合には、棚札ホルダーを持って取付部材を商品棚の凹嵌部に取り付け操作をする。
さらに、実施の形態における弾性部14は、二個のV型板バネ14a,14bからなる場合を説明したが、掛止部の略厚み幅内に配置されて所定の弾性機能を具備すれば、その個数や形状に限定されるものではない。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、取付部材の上下掛止部が弾性的に上下動可能であるので、商品棚の凹嵌部の大きさが異なってもそれに対応する汎用性を有し、また、弾性部を前記掛止部の略厚み幅内に配設したので、取付部材が凹嵌部から前方へ突出する長さを短縮させ、装着される電子棚札の前方突出長さを短縮することができる。
したがって、顧客側通路に大きく突出して、顧客の手が電子棚札に接触する従来不具合を解消して、商品棚から商品を取り出す顧客の利便性を確保するとともに、電子棚札を損傷や故障などから保護することができる。さらに、上下掛止部の上下動作を安定かつ円滑ならしめるので、取付部材の取り付け操作を簡便にし、しかも、上下の掛止部がガイドされることにより上下方向以外には曲がり難くなるので、弾性部により凹嵌部に確実に圧接して掛止され、取付部材の不用意な脱落を防止して、堅固に凹嵌部へ取り付け固定することができる。
【0028】
また、弾性部が商品棚に対して左右方向(奥行き方向に直交する方向)へ延びる形状であるので、弾性部の伸縮量を大きくする場合でも、弾性部の前後長さが増長することなく、取付部材の前後突出長さを最小に維持したまま伸縮ストロークを確保することができる。
特に、請求項2のように、弾性部をV型板バネ形状とすれば、弾力性を確保できるとともに射出成形による一体成形が可能であって製作上の利便性も向上する。
【0029】
そして、請求項3及び4によれば、取付部材を内部材と外部材との二部材により構成するので、比較的複雑な構造からなる内部材及び外部材をそれぞれ射出成形するなど容易かつ安価に製作することができる。
特に、棚札ホルダーの下側レール部を圧接固定する手段、すなわち、弾性的に上下動可能な凸部を内部材の底板に形成し、外部材のレール下溝に前記凸部を嵌め合い突出させる開口部を形成したので、前記手段を外部材側に構成する場合に比べて取付部材を著しく小型化することができる。そのため、取付部材を成形品とした場合でも、電子棚札と商品棚との距離の短縮化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子棚札用取付装置を示す斜視図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図4】図2のZ−Z線に沿う断面図である。
【図5】取付部材の前面側斜視図である。
【図6】取付部材の組み付けを説明するもので、その(1)は内部材と外部 材とを分離した後面側斜視図、同(2)は内部材の前面側斜視図であ る。
【図7】取付部材を凹嵌部に取り付けする操作を説明する断面図である。
【図8】取付部材を凹嵌部に取り付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
A:取付装置 B:電子棚札 1:取付部材
10:内部材 11:上側掛止部 11a:上側掛合部
12:ガイド部 13a:補助ガイド部 13:底板
14:弾性部 14a,14b:板バネ 15a:レール上溝
16:バネ片 16a:凸部
20:外部材 21:下側掛止部 21a:下側掛合部
24:ガイド部 24a:嵌入溝 26:レール下溝
29:長孔 30:棚札ホルダー
32a:上側レール部 32b:下側レール部 100:商品棚
102:凹嵌部 102a:上側係止縁 102b:下側係止縁
Claims (4)
- 商品棚の前面に配した凹嵌部に取付部材を介して電子棚札を装着するようにした電子棚札用取付装置において、
前記取付部材は、前記凹嵌部の上係止縁に係合可能な上側掛止部を有する内部材と、凹嵌部の下係止縁に係合可能な下側掛止部を有する外部材により構成し、前記内部材の上側掛止部の下面には前記外部材の下側掛止部との間であって、該掛止部の略厚み幅内に、両掛止部を離間方向へ付勢する正面視左右方向に延びる板形状である弾性部を一体に形成し、前記内部材を前記外部材に対し嵌め合い固定して前記弾性部により上側掛止部と下側掛止部を弾性的に、且つ、外部材にガイドされて上下動可能とし、さらに、前記外部材には前方部に棚札側を装着可能に形成したことを特徴とする電子棚札用取付装置。 - 上記弾性部が、前記掛止部の左右両側端からそれぞれ内方へ突出するV型板バネであることを特徴とする請求項1記載の電子棚札用取付装置。
- 上記内部材は、前記弾性部の下端に底板を形成し、該底板に下向きに突出する凸部を弾性的に上下動可能に形成し、前記外部材の前方部には、電子棚札を装着するホルダーの下側レール部を嵌め合うレール下溝を幅方向に沿って形成し、該下溝内に前記内部材の凸部を嵌め合い突出させる開口部を形成したことを特徴とする請求項1叉は2記載の電子棚札用取付装置。
- 上記ホルダーの上側レール部を嵌め合うレール上溝が、内部材の上部前面と外部材の上端縁との間に形成されている請求項3記載の電子棚札用取付装置。
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