JP3610754B2 - 分岐した小室を設けた多室パウチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、側壁に1または2以上の分岐した小室を配設し、粉体や液体を分離して収納することのできる多室パウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
多室を有するパウチは、医療用輸液・溶解液、調味料、混合型接着剤等、各成分を予め混合した状態で保存すると反応を起こしてしまうような内容物に対し、任意の成分ごとに分離収容でき、使用時に外部からの異物の混入を防止して、混合比の調整することなく容易に混合できることから、その需要は増大している。従来の多室パウチは、例えば実開昭60−57561号公報等に記載されているように平パウチの中心部近傍を、クランプ等で押さえる方法、弱ヒートシールする方法、易剥離性フイルムをヒートシールする方法等によって仕切部を形成した構造となっている。しかし、クランプ等で押さえる方法の場合は容器本体とは別の部材を必要とするばかりでなく、仕切部の気密性が問題となる。また、弱ヒートシールあるいは易剥離性フイルムのヒートシールによる方法では、気密性に対する問題は解消されるものの、コの字型にパウチを折り曲げたり、あるいは、その状態で段ボール等に保管すると仕切部が使用前に開封してしまう。
【0003】
さらに、仕切部がパウチの中心部付近であると、落下強度が弱いという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 単層または積層フイルムで形成したパウチの頂部より下方の位置に側壁の少なくとも1個所を外側に伸張させて分岐した小室を形成し、分岐部よりやや小室側には小室とパウチ本体とを隔離するパウチの開口方向に対し垂直な位置関係にある仕切部を配置した多室パウチ。
2. 小室とパウチ本体を隔離する仕切部が、少なくとも1部に易剥離性シール部を設けた仕切部である、1項に記載された多室パウチ。
3. 小室とパウチ本体を隔離する仕切部が、小室の壁をヒートシールした仕切部であり、タイトに結合する仕切部である、1項に記載された多室パウチ。」
に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 単層または積層フイルムで形成したパウチの頂部より下方の位置に、側壁の少なくとも1個所を外側に伸張させて分岐した小室を形成し、分岐部よりやや小室側には小室とパウチ本体とを隔離する仕切部を配置した多室パウチ。
2. 小室とパウチ本体を隔離する仕切部が、少なくとも1部に易剥離性シール部を設けた仕切部である、1項に記載された多室パウチ。
3. 小室とパウチ本体を隔離する仕切部が、小室の壁をヒートシールした仕切部であり、タイトに結合する仕切部である、1項に記載された多室パウチ。」に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において、パウチの側壁を外側に伸張させて分岐した小室を形成したのは、パウチ本体を仕切って多室に分割したのとは異なり、分岐した小室はパウチ本体内に内容物を充填すると、これに伴う容器変形により、分岐部を支点としてパウチの側壁に折り曲がって沿うので、落下等によりパウチ本体内に生じた衝撃力が、分岐部に形成する折り曲げにより綬和ないしは分断され、小室に作用する破壊力を効果的に減少させることができる。
【0007】
何故分岐部よりやや小室側に仕切部を設けた小室をパウチ本体に沿って分岐部で折り曲げると不用意に加えられたパウチの落下等の外圧による仕切部の易剥離性シール部の開封が防止できるのかその学問的解明は必ずしも充分でないが仕切部の開封の防止は反復再現性があるので、本発明者は、平パウチを仕切って折り曲げた場合と異なり、本発明の分岐した室は、分岐部がパウチ本体の巾方向両端でパウチ本体と結合し固定されているので圧力が加えられても折り曲げ部がずれないこと、パウチに圧力が加えられると平パウチの場合の仕切部は折り曲げられた仕切部の外側には仕切部を側壁に沿って伸ばそうとする張力が加えられ、一方内側では仕切部を側壁に沿って押し縮めようとする圧縮力が加えられ、この2つに相反する力により仕切部は破壊される。ところが本発明の仕切部は折り曲げ部にはないので、折り曲げ部に加えられる張力と圧縮力は折り曲げられた側壁のシートに加えられ仕切部には加えられないこと、折り曲げ部を通過した内容物により圧力が仕切部に加えられると折り曲げ部が起立するように動き分岐小室が立ち上がったり、立ち上がろうとするのでこの際の仕事により仕切部にかかる開封エネルギーが消費されること等が仕切部の開封を防止していると考えている。
【0008】
小室とパウチ本体との分岐部よりやや小室側に両者を隔離する仕切部を設置することにより、両者は夫々独立した室となり、別の物を収納することができる。これは単にパウチを仕切って連結した状態にしたものと異なり、陳列時のパウチ面積を縮小させる効果を持つとともに、パウチ本体が自立性パウチならばパウチの高さがむやみに高くなることもないので、自立性を損なうこともない。
【0009】
仕切部を易剥離性シールとすれば予め混合しておくことのできないものを夫々分離して収納し、使用時に外圧を加えてシールを剥離することにより混合して使用することができる。これは前記した本発明の効果を活用するものであり、単に平パウチ本体を易剥離性シールにより仕切って多室に分割し、折り曲げが正しい位置に確実に形成し、しかも折り曲げ位置ががずれ難く、仕切部の保護性に優れる多室パウチとすることができる。
【0010】
仕切部をタイトなヒートシール部とすれば、パウチ本体と分岐した小室は完全に分離した二つのパウチとして使用することができる。この場合は、個々の小室に形成されたパウチ部分は、その端部または分岐部近傍を切り開くことにより、内容物を個別に取り出すこともできる。
【0011】
分岐した小室には注出口を設置することにより小室内の物やパウチの内容物を取り出すことが容易となるが、小室の端部を長さを5mm〜300mmの先細の注出口とすると内容物の取り出し時に、受ける容器に注出口を挿入したり、注ぐ物に適切に注出口を向けて取り出すことができ、コボレ等を防止するためにも好ましく、内容物が液体の場合には特に好ましい。
注出口は分岐した小室の端部を先細とすると他の容器等に注出する場合便利であるが、小室端部の中央部を先細にするほか、巾方向の端部を先細にすることもできる。分岐小室のパウチの穿端部をヒートシールして先細の注出口を形成するのが注出口の形成が容易である利点であるが、この際ヒートシール部を切断して先細注出口としてもよく、ヒートシール部をそのまま残して注出口はヒートシールされた巾の広い壁材の中に形成された通路としてもよい。
また分岐小室の端部を先細とせずパウチの巾全体をそのまま注出口としてもよい。
注出する容器が大きな開口を有する場合は先細である必要がないからである。
【0012】
分岐小室の注出口は注出時までは封鎖されていなければならないが、本発明の注出口は、注出口を封止するタイトシール部や易剥離性シール部の他、押し込む栓やゴム栓をアルミ板で固定した栓やスクリューキャップ、クラウンキャップで封鎮される。スクリューキャップやクラウンキャップの場合は注出口に螺旋等噛合い部を設けておく必要がある。
このように分岐小室に直接注出口を形成する他、別に成形した栓体を分岐小室に接合して注出口とすることもできる。内容物を最後まで注出し易くするため栓体までヒートシールにより先細形状とすることもできる。このような栓体も注出口は蓋により封止されていなければならない。
【0013】
パウチと分岐小室の仕切部や小室の注出口の易剥離性シールは、合成樹脂フイルムが異種のフイルムとは熱接着強度が小さい性質を有するのを利用して仕切部や注出部の基材フイルムの間に基材フイルムの最内面層と異種の合成樹脂フイルムを挾んでヒートシールすることにより形成することができる。
また基材フイルムの最内面層と非相溶性の樹脂を加えたブレンド物の層も基材フイルムとは熱接着強度が小さいのでこのような層をフイルムまたは塗膜の形で基材フイルム間に形成して基材フイルムをヒートシールしてもよい。
このようなシール層を基材のフイルム間に配置すると外圧が加えられこの層に開封力が加えられると、異質の樹脂が加えられているので接着力が小さいので基材フイルムの最内面層とシール層との接着面が剥離して開封されるが、また異質の樹脂が加えられるためシール層の凝集力が基材フイルムとの接着力より小さくなる場合があり、この場合はシール層が内部破壊して開封する。
易剥離性シール層は該シール層をサポート層に貼合して使用することもできる。この場合はサポート層は基材フイルムとタイトに結合するので、剥離は易剥離性シール層と基材フイルムとの剥離の他、易剥離性シール層とサポート層との剥離も生ずる。
【0014】
分岐小室を2以上設置した場合分岐部の仕切部を強固なタイトヒートシールと易剥離性シールやクランプによるシール等を用いてシール強度を変え、独立した小室や仕切部を開通させる小室を併存させることもできる。
【0015】
本発明のパウチは内容物に応じて単層ないし積層とした、可撓性を有するフイルムまたはシートを使用する。単層または積層を構成する材料としては、例えば以下のような材料が使用される。
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネイト系樹脂、フッ素系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等。
特に、内容物によってガスバリヤー性が必要とされる場合には、ポリ塩化ビニリデンの層、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の層、アルミニウムの蒸着層、酸化ケイ素等の蒸着層、アルミニウム箔、スチール箔等を積層させることができる。これ等の金属箔の外面には、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等の塗膜層を設けることもできる。
剛性、断熱性を付与するために、これら合成樹脂の発泡体が積層に導入されてもよい。また、これら樹脂に、酸化チタン、カーボン、炭酸カルシウム等の無機物が充填された層を導入してもよい。さらに、紙や段ボールの層が導入されてもよい。
【0016】
これらの材料を、内容物種類や使用目的等に応じて適宜選択して、単独もしくは積層体としてフイルムまたはシートとして利用する。これらのフイルム等は、キャスト法、カレンダー法、Tダイ法またはインフレーション法等の溶融押出しまたは溶融共押出し法、ドライラミネーション法等により製造される。また、これらのフイルム等は未延伸、一軸または二軸延伸であってもよい。
単層または積層のフイルム等の膜厚は、袋の内容物種類や使用目的によって異なるが、圧潰可能な可撓性を有するような膜厚である必要がある。
本発明による袋は、ヒートシール部を持つため、フイルム等の片面はヒートシール性を有する樹脂であることが必要である。また、もう片方の面は、分岐部分を設けるに当り、製造工程を簡素にするために内面より融点が高い樹脂、あるいは非ヒートシール性である樹脂であることが望ましい。
【0017】
本発明の分岐した小室を有するパウチは種々の方法で製造されるが、単層フイルムを用いた場合の1例を示す。
小室を形成する側を便宜上表側とし、反対側を裏側という。
表側フイルムを長さ方向にたるませて裏側フイルムと重ね、たるませた部分は、パウチ本体となる壁部とはヒートシールせずに、たるませた部分の巾方向両端をヒートシールして小室を形成し、表側フイルムと裏側フイルムは頂部を除いて、三方をシールしパウチ本体を形成する。こうして簡単に分岐した小室を有するパウチが製造される。
次に積層フイルムを用いた場合の製造方法の1例を示す。
一枚の積層フイルムをヒートシール性のない面を内側にし、ヒートシール性を有する面を外側として折る。一方表側フイルムと裏側フイルムをヒートシール性を有する面を合わせて重ね、両シールの間に前記した折ったフイルムを挾み込み、折ったフイルムの開口側端部を表裏両フイルムの端部と位置合わせし、この重ね合わせたフイルムの頂部を除いて三方シールすると、折ったフイルムの内面側はヒートシールされないので分岐した小室を形成し、分岐した小室を有するパウチが製造される。
【0018】
本発明の多室パウチの用途について説明する。
仕切部が易剥離性シール部の小室の場合は例えば医療用の2剤混合型輸液や注射剤に用いられる。液剤と液剤、液剤と粉剤また固形剤を組み合わせ、夫々別室に充填し使用時にシール部を開封して両剤を混合する。このような例としてはアミノ酸溶液と糖や電解質の溶液や粉末剤の組み合わせや生理食塩水等の溶解液と抗生物質製剤の組み合わせ等がある。
また2剤混合型接着剤やシーリング剤例えばエポキシ樹脂とポリアミド等の硬化剤の組み合わせにも好適である。
さらに混合により反応を生ずる物質例えば固形発泡清涼飲料と溶解液等や予め混合しておくことができない物質の組み合わせに好適に使用される。
一方仕切部がヒートシール等タイトなシール部である場合は小室に収納するものは混合使用する必要のないもので独立的に使用するものに多く使用されるが、勿論小室から取り出してパウチ本体に添加して使用することもできる。
2つ以上の多室の場合はさらに多くの物を配合することもでき、シール部を易開封性シールとタイトシールを内容物に適合させて多くの用途に用いることができる。
また用途に応じて吊り下げ具をつけたり吊り下げ具と見合わせる孔を設置することができる。
【0019】
【実施例】
次に図面について本発明を具体的に説明する。
【0020】
図1は、本発明の1つの分岐した小室を有する多室パウチを示し、図2は断面図を示す。1はパウチ本体である。その一方の側壁を外側に伸張させて分岐した小室2が形成されている。分岐した小室2の分岐部12よりやや小室側には小室2とパウチ本体1を隔離する易剥離性仕切部3が設置されている。分岐小室の大きさは用途に応じて適宜決めることができ、パウチ本体1の大きさにより制限されるものではない。
小室2の端部とパウチ本体1の端部は内容物を収納後ヒートシールして密封される。この例では小室2の端部はタイトシールとなっており、分岐した小室2は、分岐部12で折り曲げられてパウチ本体側壁に沿わせてある。この例では分岐部は1つであるがこのような分岐部分12は、パウチの片側側面に複数あってもよく、両面にあってもよい。
沿わせた小室2を確実にパウチ本体側壁に沿わせておくために、テープ等で小室端部をパウチ本体側壁に止めてもよい。または、両面テープ、粘着剤、接着剤等によりパウチ本体側壁と小室側壁を部分的に貼着してもよい。特に、沿わせた小室2の長さが短く、小室2の大きさがパウチ本体側壁に比べ小さい場合は、パウチにかかる圧力で分岐部分12を支点として、小室2がパウチ本体側壁から離れやすくなるので、このような仮止め方法が好ましい。
【0021】
図3は、分岐した小室を3個有する多室パウチを示し、図4は断面図を示す。パウチ本体1の一方の面に2個の小室2が設けられ、分岐部12の小室側に仕切部3、4が設けられている。パウチ本体1の上方部に設けられた小室2の仕切部3は易剥離性シール仕切部であり、下方の小室2の仕切部はタイトシール仕切部4である。パウチ本体1の反対面には1個の小室2が設けられており、仕切部3は易剥離性シール仕切部である。
このようにパウチ本体の両面に所望の数の分岐した小室を形成することができ、収納する内容物によって小室2の仕切部3、4を易剥離性シール部としたり、タイトシール部としたりすることにより、用途に応じた使用ができる。
パウチ本体1に圧力をかけて易剥離性シール部を開封すれば、小室2の収納物をパウチ本体1の収納物と混合することができ、一方、タイトシールした場合は、小室2の収納物は小室2を切り開くことにより取り出すことができる。
【0022】
図5は分岐した小室の易剥離性シール仕切部を説明するもので、矢印の先端側が分岐部側である。3は易剥離性シール仕切部であって、この例では易剥離性シールがパウチ周縁のタイトシール部5に及んでいる。このように易剥離性シール仕切部3が周縁シール5のシール部の間にあるとこの周縁シール5が小室2の開封時に同時に開封する危険があるが通常は易剥離性シール仕切部3の両側の周縁シール5が保護するので開封は防止される。
【0023】
図6は易剥離性シール仕切部3がパウチ周縁シール部5の一部に及んでおり易剥離性シール仕切部3のない周縁シール部5を形成した例である。易剥離性シール仕切部3を周縁シール部5より内方にのみ存在させ易剥離性シール仕切部3のない部分6を形成しこの部分をヒートシールすることもできる。このように易剥離性シール仕切部のない周縁シール部5が1部分でも存在すると加圧によるパウチ周縁シール部5の開封は有効に防止できる。
【0024】
図7は易剥離性シール部3を周縁シール部5まで伸ばし、易剥離性シール仕切部3の分岐側上辺に接して周縁シール部5を小室内方側に向かって先細状に突出部7を形成した実施例である。小室内方側に突出した突出部7が先細状であり周縁シール部5と易剥離性シール仕切部3の分岐側交点が直角でないことにより小室巾方向端部の易剥離性シール仕切部3に加えられる剥離力の集中が緩和でき剥離の起点となりにくくし、パウチ周縁シール部5の開封を防止する。
【0025】
図8は分岐した小室2の先端部の中央をヒートシールして先細状の注出口8とした実施例であり、ヒートシール部の外側は切除されて注出口が先細状で剥き出しとなっているが、ヒートシール部の外側も全部ヒートシールしてそのまま残してもよい。分岐部12のやや下方に易剥離性シール仕切部3が設置されている。注出口8の先端はこの実施例ではヒートシールしたタイトなシール部となっているが、易剥離性シールとしてもよい。
図9は注出口8を分岐した小室2の側部に配置した実施例である。注出口8が、ヒートシールにより先細状に形成されていること、注出口8を形成したヒートシール部の外側を切除しても残してもよいこと、注出口先端のシール方法等は図8の実施例と同じである。
【0026】
図10は分岐した小室2の先端部に別に成形した栓体9を配設した例である。この栓体9は注出口とこれに嵌合した挿入栓からなっているが、この他注出口に螺旋状を設けてスクリューキャップを用いて蓋をしてもよく、クラウンキャップや押し込むゴム栓をアルミニウム板で固定した栓でもよい。栓体はヒートシールにより小室先端部に固定される。
【0027】
図11は分岐小室2を1個設けたスタンディングパウチの実施例であり、3は易剥離性シール仕切部である。この例ではパウチ本体1の下部に広げたとき所定の広さの底部を形成する底用マチ部10を設置し内容物を充填すると広い底部が形成され、自立することができるスタンディングパウチである。このスタンディングパウチ本体はマチ部10をパウチ本体1の側壁下部にヒートシールして形成する通常のスタンディングパウチの製造法により製造することができる。
【0028】
図12は図11のパウチの縦断面を示し、パウチ本体1の下部にマチ10がヒートシールされ、広い底部が形成され自立性があることがわかる。小室2等は図11と同じである。
図13は図11のスタンディングパウチにおいて注出口を別に成形した栓体9を分岐した小室2の先端部にヒートシールにより取り付けた実施例である。
図14は図13のパウチの縦断面を示す。底部はマチ部10が配置され、自立性が与えられている。栓体9は分岐小室の先端に配置され、小室2はパウチ本体1に沿って折り曲げられている。
【0029】
図15はパウチ本体1の頂部11に栓体9を設置して注出口をパウチ本体1に形成した例で、分岐部12の下方の小室2に易剥離性シール仕切部3が配置され、小室2の先端部はタイトシールである。このスタンディングパウチは小室2の内容物とパウチ本体1の内容物を混合した後パウチ本体1の注出口である栓体9から取り出すことができる。
図16は図15のパウチの縦断面を示し、底部はマチ部10により自立性が付与されている。
図17はパウチ本体1の上下両端部にマチ部10を配置してどちらを下にしても自立できるようにした例である。このように形成したスタンディングパウチはパウチの容量を大きくする効果を有する。
図18は図17のパウチの縦断面を示し、上下両端にマチ部10が配置されている。
【0030】
図19はパウチ本体1の巾方向両端部にマチ部10を配置した例である。
図20は図19のパウチの縦断面を示す。上下両端にマチ部10が配置され、横にした状態で自立性を有する。
このスタンディングパウチはパウチの容量を大きくする効果を有する。
【0031】
図21と図22は図13のパウチを例としてその開封を説明する。
図21において、小室2は折り曲げ部すなわち分岐部12を伸してパウチ本体1と直線状となっており、パウチ本体1の分岐部12より上方の部分は折り曲げられている。開封のためパウチ本体1を押圧する。
図22は押圧により易剥離性シール仕切部3が開封され、パウチ本体1の内容物と小室2の内容物が混合する。
図23はパウチ頂部11と小室2の先端部を形成する壁部13をパウチ本体1の壁部より剛性の大きい壁部とした例である。易剥離性シール仕切部3は分岐した側壁13と剛性の大きい壁部とを接着している。
【0032】
実施例1
パウチ本体材料には、外層より厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフイルムと厚さ150μmの直鎖状低密度ポリエチレンフイルムをウレタン系接着剤でラミネートした積層体を用い、図1の分岐した小室を設けた巾90mm、高さ200mm、周縁ヒートシール部の巾が5mmのパウチを製造した。仕切部は分岐部より10mm小室側である。分岐部は頂部より35mmであるパウチの本体側に水150ccをパウチ頂部から充填し、小室側には塩化カルシウム5gを小室の端部から充填しそれぞれの充填口をヒートシールした。
また、易剥離性シール材に、厚さ20μmの低密度ポリエチレン層と低密度ポリエチレンとポリブテン−1が重量比で80:20である厚さ15μmのブレンド層とからなる巾13mm共押出フイルムを用いて該易剥離性シール材を仕切部に挿入してヒートシールし、仕切部が易剥離性シールとした。
この易剥離性シール部分のTピール強度はJIS Z 0238に従い測定したところ平均で170gf/15mmであった。
このパウチを図21に示すように、本体側壁に折り曲げ沿っていた分岐部分をパウチ頂部側に開き、逆にパウチ頂部を本体側壁に折り曲げ沿わせた状態にして、手で実際に圧縮したところ、容易に仕切部が破壊し連通することができた。この圧縮連通強度を雰囲気温度23℃において、パウチより十分に大きい加圧盤に挾み、圧縮速度50mm/分で測定したところ、24kgfであった。
【0033】
実施例2
仕切部の位置を分岐から5mmとした他は実施例1と同様にした。Tピール強度はJIS Z 0238に従い測定したところ平均で170gf/15mmであった。このパウチに実施例1と同じ物を充填した。
このパウチを図21に示すように、本体側壁に折り曲げ沿っていた分岐部分をパウチ頂部側に開き、逆にパウチ頂部を本体側壁に折り曲げ沿わせた状態にして、手で実際に圧縮したところ、容易に仕切部が破壊し連通することができた。この圧縮連通強度を実施例2と同様の方法により測定したところ、24kgfであった。
【0034】
実施例3
分岐部の位置を頂部から0mmとした他は実施例1と同様にした。
【0035】
実施例4
小室端部を住友スリーM株式会社製の巾18mmのメンディングテープでパウチ本体に固定した他は実施例3と同様とした。
【0036】
実施例5
実施例1と同じ材料を使用し、仕切部をパウチ内面どうしをヒートシール形成してタイトシールとし、このパウチに実施例1と同じ物を充填した。
【0037】
実施例6
実施例5と同じ材料を使用し、それぞれの仕切部分をタイトシールにより仕切って越した3個の小室を有する図4に示すパウチを作成した。パウチ本体にはパウチ頂部より水を、残りの小室には、それぞれインスタントコーヒー、砂糖、クリーミングを小室端部より充填した。
【0038】
比較例1
実施例1と同じパウチ本体材料を用いパウチ本体を易剥離性シール部で2室に仕切ったパウチを用いた。パウチの寸法は巾90mm、高さ245mm、易剥離性シール部の巾10mm、頂部から易剥離性シール部迄を35mm、周縁ヒートシール部は巾5mmである。内容物の充填シールは、パウチ頂部から易剥離性シール仕切部を形成する前に水150mlを充填し、次に易剥離性シール材を仕切位置に挿入しヒートシールした後、小室側に塩化カルシウム5gを充填し、パウチ頂部をヒートシールして行った。
【0039】
比較例2
仕切部の下方10mmの位置で折り曲げた他は、比較例1と同様とした。
【0040】
比較例3
折り曲げた小室の端部をメンディングテープでパウチ本体に固定した他は、比較例2と同様とした。
【0041】
比較試験
落下試験は、雰囲気温度23℃において、高さ120cmの位置から、パウチの側壁が床面に当たるように100回落下させ、目視により仕切部の破壊及びパウチ本体の破壊を評価した。なお、サンプル数は各50個とした。評価結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
圧縮試験は、雰囲気温度23℃において、パウチより十分に大きい加圧盤に挾み込み、圧縮速度50mm/minの速度で破袋するまで圧縮した。その後、加圧盤よりパウチを取り出し、目視により仕切部の破壊状態を観察した。サンプル数は各10個とした。評価結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】
評価
落下試験において実施例1〜6のパウチは、落下試験により、仕切部が連通したものはなく、比較例1〜3に比べ、落下衝撃に対する仕切部の保護性が非常に優れていた。
実施例1は、仕切部が易剥離性シールの場合であるが、仕切部が易剥離性シールとなっても、仕切部の連通はなく、また、仕切部の剥離も生じてなかった。実施例2では、分岐部分における仕切部の位置が異なるが、仕切部の位置が分岐部に5mm程度まで近づいても、仕切部の剥離は生じていなかった。実施例3は、パウチ本体側において分岐部より上部に空間がないものであるが、この場合も、仕切部の連通はなく仕切部の剥離は1mm以内であった。小室端部をパウチ本体の側壁にテープで固定した実施例4も、仕切部の剥離は1mm以内であった。実施例5と実施例6では、仕切部をタイトシールとしても同様に仕切部の連通はなく、また、仕切部の破断も生じてなかった。
【0046】
比較例2および3では、仕切部を保護できるように、仕切部より下側でパウチを折り曲げ、小室をパウチ本体側の側壁に沿わせたものであるが、比較例2では折り曲げが拘束されてないため、落下中に折り曲げが伸びてしまい、折り曲げなかっな比較例1とほぼ同様の連通個数となった。一方、比較例3では、折り曲げが伸びないように小室の端部をパウチ本体側の側壁にテープで固定したが、仕切部が連通したものが5つあった。また、連通しなかったものの仕切部を観察すると、2mm以上の剥離が生じており、実施例1〜6と比較して仕切部の保護性に劣っていた。
【0047】
圧縮試験において、実施例1〜6では、パウチ本体が破壊する350〜400kgfの荷重に至っても仕切部が破壊したものはなく、非常に強い圧縮荷重に対しても仕切部は保護されていた。一方、比較例2および3では、折り曲げにより、全て24kgf程度で仕切部が破壊した比較例1よりも仕切部の保護性が向上していたが、全て300kgf以下で仕切部が破壊しており、実施例に比べ、仕切部の保護性に劣っていた。
【0048】
【発明の効果】
本発明は複数の内容物を別々にし一体に包装する際に、折り曲げ、外圧等が加えられても、仕切部が破壊ないし仕切部の保護性に優れ、また落下強度、保管性に優れた多室パウチとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1個の分岐した小室を配置した実施例を示す説明図である。
【図2】図1の実施例のパウチの断面図である。
【図3】3個の分岐した小室を配置した他の実施例を示す説明図である。
【図4】図2の実施例のパウチの断面図である。
【図5】易剥離性シール部の設置状態を示す説明図である。
【図6】他の実施例の易剥離性シール部の設置状態を示す説明図である。
【図7】他の実施例の易剥離性シール部の設置状態を示す説明図である。
【図8】分岐した小室の先端に先細の注出口を設けた実施例の説明図である。
【図9】分岐した小室の先端に設けた先細の注出口を小室の巾方向端部に設けた実施例の説明図である。
【図10】分岐した小室の先端に別に成形した栓体を配設した実施例の説明図である。
【図11】分岐した小室を1個配置したスタンディングパウチの実施例の説明図である。
【図12】図11の実施例のスタンディングパウチの断面図である。
【図13】分岐した1個の小室を先端に栓体を設置したスタンディングパウチの説明図である。
【図14】図3の実施例のスタンディングパウチの説明図である。
【図15】分岐した小室を1個設け、パウチ本体の頂部に栓体を設置した実施例の説明図である。
【図16】図15の実施例のスタンディングパウチの断面図である。
【図17】分岐した小室を1個設け、パウチ本体の頂部にもマチ部を配置したスタンディングパウチの説明図である。
【図18】図17の実施例のスタンディングパウチの断面図である。
【図19】分岐した小室を1個設け、パウチ本体の両側端部にマチ部を配置した実施例のパウチの説明図である。
【図20】図19の実施例のパウチの断面図である。
【図21】本発明のパウチの開封の説明図である。
【図22】本発明のパウチの開封したところを示す説明図である。
【図23】本発明のパウチの他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 パウチ本体
2 分岐した小室
3 易剥離性シール仕切部
4 タイトシール仕切部
5 パウチ周縁のシール部
6 易剥離性シールの除去部分
7 周縁シール部突出部
8 注出口
9 栓体
10 マチ部
11 頂部
12 分岐部
13 剛性の大きい壁部
Claims (3)
- 単層または積層フイルムで形成したパウチの頂部より下方の位置に側壁の少なくとも1個所を外側に伸張させて分岐した小室を形成し、分岐部よりやや小室側には小室とパウチ本体とを隔離するパウチの開口方向に対し垂直な位置関係にある仕切部を配置した多室パウチ。
- 小室とパウチ本体を隔離する仕切部が、少なくとも1部に易剥離性シール部を設けた仕切部である、請求項1に記載された多室パウチ。
- 小室とパウチ本体を隔離する仕切部が、小室の壁をヒートシールした仕切部であり、タイトに結合する仕切部である、請求項1に記載された多室パウチ。
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