JP2006123958A - 二重包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納物が収納されている内包装袋が外包装袋の内側面に密着し、固定され、運搬や荷扱い時に破袋することなく、使用時に押圧で容易に破袋し、収納物を外包装袋に移し替えたり、あるいは外包装袋に収納されている収納物と混合して使用する二重包装袋を提供する。
【解決手段】
収納物を収納し密封した、押圧することにより容易に破袋し得る程度に剥離容易な強度でシールされた内包装袋と、
少なくても前記の内包装袋を収納して密封した押圧などで破袋しにくい外包装袋とからなる二重包装袋であって、
前記、内包装袋の最外層の一部に、外包装袋の最内層と密着し、固定させる固定部を設け、固定部により、内包装袋が外包装袋の最内層に密着され、固定されていることを特徴とする二重包装袋である。
【選択図】図2
【解決手段】
収納物を収納し密封した、押圧することにより容易に破袋し得る程度に剥離容易な強度でシールされた内包装袋と、
少なくても前記の内包装袋を収納して密封した押圧などで破袋しにくい外包装袋とからなる二重包装袋であって、
前記、内包装袋の最外層の一部に、外包装袋の最内層と密着し、固定させる固定部を設け、固定部により、内包装袋が外包装袋の最内層に密着され、固定されていることを特徴とする二重包装袋である。
【選択図】図2
Description
本発明は、外包装袋内に少なくても収納物を収納した内包装袋を密着し、固定させて密封シールし、使用する直前に外包装袋の外側から押圧などで内包装袋を破袋して使用する二重包装袋に関する。
収納物としては、芳香剤、防虫剤、消臭剤等の日用生活品;二液性の接着剤あるいはコーキング剤等の工業製品;ウイスキーと水等のアルコール飲料;粉末果実と水等の清涼飲料;固形あるいは顆粒または粉体真空乾燥物等の食材と水等の食品加工品;アミノ酸とブドウ糖等の医薬・医療用輸液剤;粉と発酵品等の食品調理部材等が例示できる。
また、包装袋としては、二方シールまたは三方シール、四方シール、側面シールあるいは封筒貼りシール、合掌貼りシール、舟底シール等の形態の平袋、あるいは三方シールまたは四方シールなどの包装袋の下部を前後に広げて底部を形成し、さらに、底シールを施して矩形状の扁平な底面を形成した形態の自立包装袋(角底包装袋)、または袋の表側面と裏側面の底部の内側にガセット部を有する形態の自立包装袋(スタンディング包装袋)等が例示できる。
(1)先行技術
二液性の接着剤やコーキング剤等のように二液を混ぜることにより硬化する収納物、あるいは輸液剤として使用されているアミノ酸とブドウ糖のように二液を配合して保存すると、黄変するいわゆるメイラード反応を生じるなど、二種類の収納物を分離して包装袋や容器等に収納しなければならないものが多くある。そして、これらの収納物を分離して包装する包装方法あるいは包装技法等も多く提案されている。例えば一つの包装袋内に二種類の収納物を分離して収納する包装袋として輸液容器(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
二液性の接着剤やコーキング剤等のように二液を混ぜることにより硬化する収納物、あるいは輸液剤として使用されているアミノ酸とブドウ糖のように二液を配合して保存すると、黄変するいわゆるメイラード反応を生じるなど、二種類の収納物を分離して包装袋や容器等に収納しなければならないものが多くある。そして、これらの収納物を分離して包装する包装方法あるいは包装技法等も多く提案されている。例えば一つの包装袋内に二種類の収納物を分離して収納する包装袋として輸液容器(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
この輸液容器100は図7に示すようにミクロ層分離構造を有する可撓性合成樹脂からなる袋状容器本体102と該本体102の端部に装着される口部103とから構成されている。そして、該本体102内の横断方向に押圧により破断可能な隔壁104が加熱接着により形成されている。また、この輸液容器は二種類以上に分割して収納物が収納された後、オートクレープ滅菌を施し、収納している収納物の性状の変化を防止している。
(2)先行技術
また、二液を各々のパウチに分けて包装し、使用時にそれぞれの内容物を混合して、容易に開封、混合、注出ができる二液混合型パウチ(例えば、特許文献2参照。)も知られている。
また、二液を各々のパウチに分けて包装し、使用時にそれぞれの内容物を混合して、容易に開封、混合、注出ができる二液混合型パウチ(例えば、特許文献2参照。)も知られている。
この二液混合型パウチ200は図8に示すようにプラスチックフイルムで成形した注出口部106有し、折り曲げ部を介在して二つのパウチが一体化されている。そして、各々の包装袋107、108に分けて二種類の収納物が収納包装されている。
(3)先行技術
さらに、二重袋包装体として図9あるいは図10に示す二重袋包装体300(例えば、特許文献3参照。)も知られている。
さらに、二重袋包装体として図9あるいは図10に示す二重袋包装体300(例えば、特許文献3参照。)も知られている。
この、二重袋包装体300は、内側フイルムと外側フイルムを二枚重ねした二重フイル
ムを、筒状に湾曲させて重ね合わせ、図9に示すようにフイルムの両縁部同士が合掌貼りにより縦シール部109が施されている。さらに、縦シール部109に対して交差する方向の上方に上方横シール部110、下方に下方横シール部112が形成されている。そして、図10に示すような外袋114および内袋113が形成され、内袋113内には被収納物115が充填されている。
ムを、筒状に湾曲させて重ね合わせ、図9に示すようにフイルムの両縁部同士が合掌貼りにより縦シール部109が施されている。さらに、縦シール部109に対して交差する方向の上方に上方横シール部110、下方に下方横シール部112が形成されている。そして、図10に示すような外袋114および内袋113が形成され、内袋113内には被収納物115が充填されている。
(4)先行技術
また、医薬品や食品の包装に適した包装体として、図11に示すような二重構造の包装体400(例えば、特許文献4参照。)も知られている。
また、医薬品や食品の包装に適した包装体として、図11に示すような二重構造の包装体400(例えば、特許文献4参照。)も知られている。
この包装体400は図11に示すように小さな包装体116が無菌状態に処理された後、大きな包装体117の中に封入され、且つ大きな包装体117の開口部118で、小さな包装体116がヒートシールによって接着固定されている。
(5)先行技術
さらに、図12に示すような混合用二重袋500(例えば、特許文献5参照。)も知られている。
さらに、図12に示すような混合用二重袋500(例えば、特許文献5参照。)も知られている。
この、混合用二重袋500は図12に示すように外周端縁119がシールにより袋体が成形されている。そして、袋体を構成する前壁120と後壁120との内面に、開封用切れ目121を設けた隔壁122がヒートシールにより接着123され、二室に区画されている。
また、隔壁122で区画された二室のそれぞれに別種の収納物124、125が収納されている。そして、使用時に隔壁122に設けた開封切れ目121の部分を外圧で切断して、別種の収納物124、125を混合する。
(6)先行技術
また、使用時直前に外包装袋の中の内包装袋を破袋して使用する二重包装袋600(例えば、特許文献6参照。)も知られている。
また、使用時直前に外包装袋の中の内包装袋を破袋して使用する二重包装袋600(例えば、特許文献6参照。)も知られている。
この、二重包装袋600は図13に示すように外圧で破袋し易い内包装袋126と、少なくても前記内包装袋126を収納し、両端縁にシール部128が形成され、外圧などで破袋し難い外包装袋127から形成されている。そして使用時直前に外圧で内包装袋126を破袋して、内容物129を外包装袋127に混入させる。
以下に先行技術文献を示す。
特開平5−31153号公報(第1頁)
特開2003−160176号公報(第1頁)
特開2003−26234号公報(第1頁)
特開平11−240581号公報(第1頁)
特開平9−249266号公報(第9頁)
実開平5−62463号公報(第1頁)
(1)先行技術1について
先行技術1では、可撓性合成樹脂からかる袋状容器本体と該本体の一方の端部にプラスチック成形部材による口部が装着されている。このために、通常、収納物を収納する際には、口部が装着されている端部と反対方向の端辺開口部から二種類以上の異なる収容物が一種類ずつ口部方向に向けて収納される。そして、最初の収納物が収納された後、端辺開口部の下方の適宜の箇所に容易に剥離できるようなシールが施される。さらに、別の収納物が口部方向に向けて収納した後、端辺開口部が密封シールされる。
先行技術1では、可撓性合成樹脂からかる袋状容器本体と該本体の一方の端部にプラスチック成形部材による口部が装着されている。このために、通常、収納物を収納する際には、口部が装着されている端部と反対方向の端辺開口部から二種類以上の異なる収容物が一種類ずつ口部方向に向けて収納される。そして、最初の収納物が収納された後、端辺開口部の下方の適宜の箇所に容易に剥離できるようなシールが施される。さらに、別の収納物が口部方向に向けて収納した後、端辺開口部が密封シールされる。
しかし、最初の収納物が口部方向に向けて収納する際に、袋状容器本体の内側面のシールされる部分に収容物の一部が付着するために、シール不良やシールムラを生じる問題がある。
また、シール不良やシールムラを防止すめためには、通常、シール幅を広くしたり、またはシール温度を高くしたり、あるいはシール圧を強くしている。このために、収納物を混合して使用すめ際に、シール部が剥離し難いという問題がある。
また、二種類以上の収納物を収納する際には、最初の収納物を収納した後、適宜の箇所に隔壁となるシールが施され、さらに、別の収納物を収納し、開口部を密封シールするなど、収納物を収納する作業が煩雑であり、さらに、生産効率が悪いという問題がある。
さらに、輸液容器を作製する際には、口部にプラスチック成形部材が使用されているために袋状容器本体とプラスチック成形部材との境界部分に段差が生じ接着接合が難しく、且つ、生産効率が悪いという問題がある。
また、輸液容器を作製する際に、専用のシール機等を使用して接着接合するなど、作製作業が煩雑であるという問題がある。
さらに、プラスチック成形部材を使用したり、あるいは専用のシール機等を使用するなどにより輸液容器の価格が高くなるという問題がある。
(2)先行技術2について
先行技術2では、別々の収納物が収納されるパウチが合成樹脂フイルムで注出口部を設け一体成形されている。このためにパウチが大きくなり、合成樹脂フイルム等の使用量が多くなるために、材料コスト等が高くなるという問題がある。
先行技術2では、別々の収納物が収納されるパウチが合成樹脂フイルムで注出口部を設け一体成形されている。このためにパウチが大きくなり、合成樹脂フイルム等の使用量が多くなるために、材料コスト等が高くなるという問題がある。
また、収納物を収納したり、密封シールしたりする作業がし難く、且つ、生産効率が著しく悪いという問題がある。
また、二液混合型パウチは持ち難く、且つ二液を混合して、安定した状態で使用し難いという問題がある。さらに、集積包装などの作業性が悪い他、流通する際にかさばり、流通コストが高くなるという問題がある。
(3)先行技術3について
先行技術3では、内側フイルムと外側フイルムを二枚重ねした二重フイルムを、筒状に湾曲させて重ね合わせ、内袋と外袋が一体化して成形されている。そして、外袋の開口部分に内袋を挟んだ状態でシール法で接着接合されている。このために、最内面のシール面に加熱シール温度が伝わり難く、シール不良を生じる問題がある。さらに、完全に接着接合させるためには、加熱温度を高くしたり、加圧を強くしなければならないという問題が
ある。
先行技術3では、内側フイルムと外側フイルムを二枚重ねした二重フイルムを、筒状に湾曲させて重ね合わせ、内袋と外袋が一体化して成形されている。そして、外袋の開口部分に内袋を挟んだ状態でシール法で接着接合されている。このために、最内面のシール面に加熱シール温度が伝わり難く、シール不良を生じる問題がある。さらに、完全に接着接合させるためには、加熱温度を高くしたり、加圧を強くしなければならないという問題が
ある。
また、加熱温度を高くしたり、加圧を強くするために、シール部の内側端縁が損傷(エッジ切れ)するなどの問題が生じる。
さらに、収納物を収納する作業がし難く、且つ、開口部等を密封シールする作業もし難いという問題がある。
また、使用するフイルム等の厚さを制限したり、フイルムの材質あるいは材質構成等を限定しなければならないという問題がある。
また、高い温度でシールすることにより、シール部の外側フイルムが焦げたり、あるいは層間剥離等が生じ、且つ見栄えも悪くなるという問題ある。
さらに、内袋に収納物を収納して、外袋の内側開口部面で密封シールした際に、外袋の内側に残存空気が生じ、二重包装袋の外形がバラックという問題がある。
このために、二重包装袋を集積して外装箱等に収納する際に、外装箱等に均一に、且つ一定数量を安定して収納し難いという問題がある。
(4)先行技術4について
先行技術4では、小さな包装体は収納物が収納され、密封シールされた後、所定の処理加工が施される。また、大きな包装体は所定の収納物を収納し、開口部に前記小さい包装体を挟んで密封シールされる。このために、開口部を密封シールする作業がし難いという問題がある。
先行技術4では、小さな包装体は収納物が収納され、密封シールされた後、所定の処理加工が施される。また、大きな包装体は所定の収納物を収納し、開口部に前記小さい包装体を挟んで密封シールされる。このために、開口部を密封シールする作業がし難いという問題がある。
さらに、小さな包装体が挟まれてシールされた開口部は小さな包装体が挟まれていない部分との境界部分に段差が生じ、境界部分にシール不良等が生じる問題がある。
また、シール不良等を生じないためには、大きな包装体の最内面に使用するフイルムあるいは樹脂厚を厚くしなければならないという問題がある。さらに、使用するフイルムあるいは樹脂厚を厚くすることにより、包装体の価格が高くなるという問題がある。
また、使用しる時に小さな包装体を押圧で破袋する際に、大きな包装体の密封シール部が開口したり、あるいは小さな包装体が大きな包装体に挟まれている部分のシール部が開口する問題もある。このために、大きな包装体に収納されている収納物と小さな包装体に収納されている収納物が混合できないという問題がある。
さらに、二重構造の包装袋は集積して外装箱等に収納する際に、大きさがバラバラであるために、収納作業がし難い問題がある。また、外装箱等に均一に、且つ一定数量を安定して収納し難いという問題がある。
(5)先行技術5について
先行技術5では、袋体の前壁と後壁との内面に、開封用の切れ目を設けた隔壁を形成し、二室に区画されている使いやすい混合用二重袋である。また、この隔壁は二つに折り畳まれた状態で袋体の前壁と後壁の内面両端縁の適宜の箇所に挟まれてヒートシールされている。しかし、混合用二重袋は、袋体の内面両端縁に隔壁が挟まれている部分と挟まれていない部分との境界部分に段差が生じ、境界部分にシール不良等を生じる問題がある。
先行技術5では、袋体の前壁と後壁との内面に、開封用の切れ目を設けた隔壁を形成し、二室に区画されている使いやすい混合用二重袋である。また、この隔壁は二つに折り畳まれた状態で袋体の前壁と後壁の内面両端縁の適宜の箇所に挟まれてヒートシールされている。しかし、混合用二重袋は、袋体の内面両端縁に隔壁が挟まれている部分と挟まれていない部分との境界部分に段差が生じ、境界部分にシール不良等を生じる問題がある。
また、シール不良等を生じないために、袋体の最内面に施されるシール層のフイルムあ
るいは樹脂厚を厚くしなければならない問題がある。このために混合用二重袋の価格が高くなるという問題がある。
るいは樹脂厚を厚くしなければならない問題がある。このために混合用二重袋の価格が高くなるという問題がある。
さらに、隔壁が設けられている袋体に収納物を収納する際には、二室のどちらか一方の開口部から収納物を収納し、密封シールした後、袋体を反転して他方の開口部から別の収納物を収納し、さらに密封シールしなければならない。このように、収納作業が煩雑で、手間がかかり、作業性が悪いという問題がある。
また、隔壁に施されている開封用の切れ目の大きさが大き過ぎたり、あるいは切れ目の数が多い場合には、運搬あるいは荷扱中に隔壁が破れ収納物が混合してしまう問題がある。また逆に開封用の切れ目の大きさが小さく、さらに切れ目の数が少ない場合には押圧で破袋し難いという問題がある。
また、開封用の切れ目の大きさが小さく、さらに切れ目の数が少ない場合には、押圧で開封用の切れ目が開口せずに袋体の上方あるいは下方のシール部分が開口し、収納している収納物が混合しない問題がある。
(5)先行技術6について
先行技術6では、内包装袋に収納物を収納した後に、内包装袋を外包装袋に収納し、外包装袋の開口部が密封シールされる、作業性の良い二重包装袋である。しかし、二重包装袋は外包装袋の外側から内包装袋を押圧で破袋して使用する際に、内包装袋が外包装袋の内側で固定されていないために、動いて破袋し難い問題がある。
先行技術6では、内包装袋に収納物を収納した後に、内包装袋を外包装袋に収納し、外包装袋の開口部が密封シールされる、作業性の良い二重包装袋である。しかし、二重包装袋は外包装袋の外側から内包装袋を押圧で破袋して使用する際に、内包装袋が外包装袋の内側で固定されていないために、動いて破袋し難い問題がある。
さらに、二重包装袋は外包装袋に収納物が収納された場合、収納物によって内包装袋が見えなくなる問題がある。このために荷扱い中に誤って内包装袋を押圧してしまい、内包装袋が破袋し、収納物が混合してしまう問題もある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、次のような二重包装袋を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の第1の目的は、二方シールあるいは三方シールまたは四方シール、側面シールあるいは封筒貼りシール、合掌貼りシール、舟底シール等の平袋、あるいは三方シール袋または四方シール袋などの平袋の下部を前後に広げて、底部に矩形状の扁平な底面を形成した自立包装袋(角底包装袋)、または袋の底部にガセット部を有する自立包装袋(スタンディング包装袋)等に収納物を分離して収納し、使用する際に二種類の収納物が外包装袋の外側からの押圧で容易に混合できる二重包装袋を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、内包装袋に収納物を収容する収納作業が容易で、さらに外包装袋に収納物を収納する際に、予め、外包装袋の内側面の、適宜の箇所に内包装袋を密着し、固定する。そして、外包装袋に収納物を収納した後の、密封シール作業が容易な二重包装袋を提供することである。
また、本発明の第3の目的は、運搬や荷扱い時に内包装袋が破袋せず、さらに接着強度にバラツキがなく、均一に成形され、さらに、収納物を使用する際に、外包装袋の外側面からの押圧で容易に破袋できる二重包装袋を提供することである。
また、本発明の第4の目的は、公知の製袋包装機や充填機を使用して内包装袋と外包装袋に収納物を収納することができる。さらに、シール層のフイルムや樹脂厚を厚く施したり、特定な積層フイルムだけを用いることなく、収納物に適した安価な積層フイルムで、収納物を収納することができ、且つ、均一で安定して、収納物を混合することができる二
重包装袋を提供することである。
重包装袋を提供することである。
また、本発明の第5の目的は、内包装袋を破袋して、収納物を混合したりあるいは移し替えする際に、外側からの押圧で内包装袋が外包装袋の内側で動いたりすることなく、容易に破袋できる、二重包装袋を提供することである。
さらに、本発明の第6の目的は、内包装袋が外包装袋に収納されている収納物内を移動したり、見えなくなったりすることのない二重包装袋を提供することである。
また、本発明の第7の目的は、内包装袋を破袋して、外包装袋に収納されている収納物と混合する際に、破袋した内包装袋が混合物に混ざったり、さらに混合物を取り出す際に、内包装袋が邪魔にならない二重包装袋を提供することである。
上記問題点を解決するために、まず本発明の請求項1に係る発明は、
押圧することにより容易に破袋し得る程度に剥離容易な強度で、収納物を収納し密封シールされた内包装袋と、
少なくても前記の内包装袋を収納して密封し、押圧などで破袋しにくい外包装袋とからなる二重包装袋であって、
前記、内包装袋の最外層の一部に、外包装袋の最内層と密着し、固定させる固定部を設け、固定部により、内包装袋が外包装袋の最内層に密着され、固定されていることを特徴とする二重包装袋である。
押圧することにより容易に破袋し得る程度に剥離容易な強度で、収納物を収納し密封シールされた内包装袋と、
少なくても前記の内包装袋を収納して密封し、押圧などで破袋しにくい外包装袋とからなる二重包装袋であって、
前記、内包装袋の最外層の一部に、外包装袋の最内層と密着し、固定させる固定部を設け、固定部により、内包装袋が外包装袋の最内層に密着され、固定されていることを特徴とする二重包装袋である。
本発明の二重包装袋は、二方シールあるいは三方シールまたは四方シール、側面シールあるいは封筒貼りシール、合掌貼りシール、舟底シール等の形態の平袋が使用できる。また、三方シール袋または四方シール袋などの平袋の下部を前後に広げて、底部に矩形状の扁平な底面を形成した形態の自立包装袋(角底包装袋)も使用できる。さらに袋の底部にガセット部を有する形態の自立包装袋(スタンディング包装袋)等も使用することができる。そして内包装袋と外包装袋に別々に収納物を収納し、使用する際に、外包装袋の内側面に密着され、固定されている内包装袋を外包装袋の外側面からの押圧で容易に内包装袋が破袋し、且つ、内包装袋の収納物が円滑に混合あるいは外包装袋の内側に移し替えすることができる。
また、内包装袋の一部を外包装袋のシール部に挟んでシールすることがないために作業し易く、且つ、効率良く二重包装袋を作製することができる。
さらに、外包装袋の開口部を密封シールする際に、内包装袋を挟んシールすることがないために、シール不良やシール層のフイルムあるいは樹脂厚を厚くするなどの必要がない。このために、収納物等に適した、安価で、適宜のフイルムあるいは樹脂で二重包装袋を作製することができる。
また、前記各種の包装形態の外包装袋および内包装袋等が使用できる以外に、本発明に使用される二重包装袋は公知の製袋加工機あるいは充填包装機等により容易に、効率良く作製することができる。
また、内包装袋は外包装袋の内側面の、適宜の箇所に密着され、固定されているために、外包装袋に収納されている収納物で動いたりすることがない。また、内包装袋を破袋して使用する際に、外包装袋内で内包装袋が滑ったり、動いたりすることがなく、容易に内包装袋を破袋することができる。
さらに、内包装袋は外包装袋の内側面に密着され、固定されているために、収納物を混合して使用する際の作業性が良く、さらに使用した後の処理も容易である。
また、二重包装袋はプラスチックフイルムあるいはシートで作製されているために、ブロー容器、インジェクション成型容器あるいは真空・圧空成型容器、プラスチックチューブ成型容器またはアルミニウムチューブ容器、紙管容器等に比べて嵩張らず流通コストが削減できる。
さらに、二重包装袋は収納する収納物あるいは流通条件または保存条件等によって、全く廃棄処理に問題のない使い捨てフイルムあるいは樹脂等を用いて、容易に作製することができる。
本発明の二重包装袋を実施の形態に沿って以下に図面を参照にしながら詳細に説明する。図1〜図6は本発明の一実施例を示す。
本発明の二重包装袋に収納する収容物としては、例えば、芳香剤、防虫剤、消臭剤等の日用生活品;二液性の接着剤あるいはコーキング剤等の工業製品;ウイスキーと水等のアルコール嗜好飲料;粉末果実と水等の清涼飲料;固形あるいは顆粒または粉体真空乾燥物等の食材と水、バターとジャム、クリームと砂糖あるいはシロップ、粉と発酵品等の食品調理部材;アミノ酸とブドウ糖等の医薬・医療用輸液剤;砂入りセメントと急速凝固剤等の建築・土木部材等が例示できる。
また、包装袋としては、例えば、二方シールまたは三方シール、四方シール、側面シールあるいは封筒貼りシール、合掌貼りシール、舟底シール等の形態の平袋、あるいは三方シールまたは四方シールなどの包装袋の下部を前後に広げて底部を形成し、さらに、底シールを施して、底部に矩形状の扁平な底面を形成した形態の自立包装袋(角底包装袋)、または袋の表側面と裏側面の底部の内側にガセット部を有する形態の自立包装袋(スタンディング包装袋)等を含む。
また、本発明の二重包装袋は外圧などで破袋し難い外包装袋と、外包装袋に密封収納され、運搬や荷扱い時には破袋し難く、収納物を使用する際に、外包装袋の外側面からの押圧で破袋し易い内包装袋から成っている。また、内包装袋は最外層の一部が図には示していないが外包装袋の最内層と密着容易な樹脂あるいはヒートシールラッカー等が形成されている。そして、外包装袋の最内層と密着し、固定されている。
次に、図1は本発明の二重包装袋の一実施例の概略を示す概略図である。また、図2は図1のA―A´線断面の断面図である。
図1および図2に示すように本発明の二重包装袋14は収納物4が収納され、両端縁と上下端縁にシール部7が形成されている内包装袋2が、外包装袋1の内側面の適宜の箇所に密着し、固定部3で固定されている。そして、外包装袋1も両端縁と上下端縁にシール部6が形成されて、収納物5が収納されている。
前記、外包装袋1に使用される包装材料は、収納する収納物5、4の保存期間または流通条件等によって、太陽光等の光を遮蔽する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する包装材料を使用することができる。そして単体の基材フイルムでもよく、あるいは基材フイルムと他のフイルムを積層した積層フイルム等でもよい。また基材フイルムに塗料を塗工したものも使用することができる。
前記、基材フイルムとしは、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、綿状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸エチル共重合体、エチレンーアクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニルー塩化ビニルデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリルースチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリルーブタジェンースチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物、ジエン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロース、その他の公知の樹脂フイルムないしシートから任意に選択して使用することができる。その他、例えば、収納物等によってセロハン等のフイルム、紙、アルミニウム箔、合成紙等も使用することができる。
また、前記他のフィルムとしては、例えば、ポリテレフタル酸エステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビニルエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、アクリル系樹脂、セルロースアセテートのフイルム等も使用することができる。
また、前記のフイルムないしシートは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
また、外包装袋1に収納される収納物5の保存期間または流通条件等によってバリアー性を必要とされる場合は、上記樹脂からなる基材フイルム上にガスバリアー層を有する包装材料を使用することができる。ガスバリアー層としては、例えば、アルミニウム箔、無機酸化物の薄膜、あるいはガスバリアー性樹脂層が利用できる。
また、無機酸化物の薄膜としては、金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜が例示できる。無機酸化物としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、錫(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)などの酸化物が使用できる。そして、これらの無機酸化物を用いて基材フイルム上に無機酸化物蒸着層が形成される。
また、ガスバリアー層として、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリアミドフイルム、ポリビニルアルコールフイルム等に蒸着される無機酸化物蒸着層は、100Å〜2000Åの範囲の膜厚が形成される。
また、ガスバリアー性樹脂層としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フイルム、ポリビニルアルコールフイルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリアミドフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、各種フィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムなどが使用できる。
また、図には示していないが外包装袋の最内層にシール部を形成するシール層を設けることもできる。シール層は、熱可塑性樹脂、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリ
マー樹脂、ポリブテンポリマー樹脂、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等により形成される。
マー樹脂、ポリブテンポリマー樹脂、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等により形成される。
積層する方法としは、通常の包装材料を製造する際に使用するラミネート方法、例えば、ウエットラミネーション法、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法、サーマルラミネーション法、無溶剤型ラミネーション法、押し出しラミネーション法、Tダイ押し出し成形法、Tダイ共押し出しラミネーション法、インフレーション法、共押し出しインフレーション法等がある。
また、積層を行う際には接着性を良くするためにコロナ処理あるいはオゾン処理、フレーム処理等の処理がフイルムないしシートに施される。
また、前記シール層が基材フイルムとシートあるいは樹脂が積層される際には、例えば、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカーコーティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロース系等のラミネート用接着剤等、公知のアンカーコート剤、接着剤等を任意に使用することができる。
次に、本発明の二重包装袋14は運搬や荷扱い時には破袋し難く、使用する際に、外包装袋1の外側面からの押圧で、破袋し易いようにイージーピール性を有する樹脂あるいは接着剤等が図には示していないが基材フイルムの内側面に積層されている。
また、内包装袋2は外包装袋1の外側面から押圧する際に、外包装袋1の中で動いて破袋し難いことがないように、外包装袋1の内側面の適宜の箇所で密着し、固定部3で固定されている。
前記、基材フイルムは単体の基材フイルムでもよく、あるいは基材フイルムと他のフイルムを積層した積層フイルム等でもよい。また収納する収納物4によって太陽光等の光を遮蔽する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する基材フイルムを使用することができる。
基材フイルムとしは、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、綿状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸エチル共重合体、エチレンーアクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニルー塩化ビニルデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリルースチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリルーブタジェンースチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物、ジエン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロース、その他の公知の樹脂のフイルムないしシートから任意に選択して使用することができる。その他、例えば、収納物等によってセロハン等のフイルム、紙、アルミニウム箔、合成紙等も使用することができる。
また、前記他のフィルムとしては、例えば、ポリテレフタル酸エステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビニルエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、アクリル系樹脂、セルロースアセテートのフイルム等も使用することができる。
また、前記のフイルムないしシートは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
また、内包装袋2に収納される収納物4の流通条件、使用方法等によってバリアー性が必要とされる場合は、上記樹脂からなる基材フイルム上にガスバリアー層を有する包装材料を使用することができる。ガスバリアー層としては、例えば、アルミニウム箔、無機酸化物の薄膜、あるいはガスバリアー性樹脂層が利用できる。
また、無機酸化物の薄膜としては、金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜が例示できる。無機酸化物としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、錫(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)などの酸化物が使用できる。そして、これらの無機酸化物を用いて基材フイルム上に無機酸化物蒸着層が形成される。
また、ガスバリアー性樹脂層としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フイルム、ポリビニルアルコールフイルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリアミドフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、各種フィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムなどが使用できる。
また、ガスバリアー層として、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリアミドフイルム、ポリビニルアルコールフイルム等に蒸着される無機酸化物蒸着層は、100Å〜2000Åの範囲の膜厚が形成される。
ガスバリアー層は当然ながら基材フイルムまたはシートあるいは樹脂と積層される。
積層する方法としは、通常の包装材料を製造する際に使用するラミネート方法、例えば、ウエットラミネーション法、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法、サーマルラミネーション法、無溶剤型ラミネーション法、押し出しラミネーション法、Tダイ押し出し成形法、Tダイ共押し出しラミネーション法、インフレーション法、共押し出しインフレーション法等がある。
また、積層を行う際には接着性を良くするためにコロナ処理あるいはオゾン処理、フレーム処理等の処理がフイルムないしシートに施される。
また、積層する際に、例えば、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカーコーティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロース系等のラミネート用接着剤等の公知のアンカーコート剤、接着剤等を任意に使用することができる。
また、内包装袋2のシール部は、二重包装袋14の運搬時や荷扱い時には破袋し難く、使用する時には、破袋し易いようにイージーピール性を有している。
前記、イージーピール性は、層間剥離タイプ、凝集破壊タイプ、界面破壊タイプなどいずれの剥離でも良い。
次に、イージーピール性のシール部は、図には示していないが、例えば、ポリプロピレンとポリスチレンのポリマーアロイ、ポリプロピレンとポリエチレンとのブレンド樹脂を
用い成膜による方法、あるいはポリプロピレン系多層フイルム、エチレンー酢酸ビニル共重合体系フイルム等を用いて形成することもできる。
用い成膜による方法、あるいはポリプロピレン系多層フイルム、エチレンー酢酸ビニル共重合体系フイルム等を用いて形成することもできる。
また、内包装袋2に収納する収納物4によっては、図には示していないがイージーピール性を有するシール部に熱を使用せずに接着できる感圧接着剤を使用することもできる。
前記、感圧接着剤は、例えば、溶剤型、エマルジョン型あるいは無溶剤型(オリゴマー型、ホットメルト型)のアクリル酸エステル共重合体系粘着剤、天然ゴムや合成ゴムに粘着付与樹脂を配合してえられる溶剤型あるいはホットメルト型粘着剤、カレンダー塗工粘着剤、シリコン系粘着剤、ポリエーテルやジエン系のオリゴマに粘着付与樹脂を配合してえられる液状硬化型の粘着剤、その他の粘着剤が用いられる。
また、イージーピール性を有するシール部に使用される感圧接着剤の接着強度は感圧接着剤の塗工厚によって通常異なる。このために、収納物あるいは内包装袋の大きさなどによって塗工厚が適宜設定される。
また、感圧接着剤等の塗工に際しては、ロールコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、メタリングバーコーター、ファウンテンブレードコーター、ベベルブレードコーター、ショート・ドゥエルコーターあるいはカーテンコーター等の塗工機が使用される。そして感圧接着剤等はいずれかの適宜の塗工機を用いて基材フイルムの内側面に塗工される。
次に、内包装袋2の最外層は外包装袋1の内側面の適宜の箇所で密着し、固定部で固定し易いように基材フイルムの外側面の一部に図には示していないが固定部に密着容易な樹脂あるいはヒートシールラッカー等を形成することができる。
前記、密着容易な樹脂としては、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)あるいはアイオノマー等、低温でヒートシールできる樹脂あるいはフイルムを用いることができる。
また、前記エチレン・酢酸ビニル共重合体やポリ酢酸ビニルなどの低融点樹脂を溶剤に溶解させた溶剤型接着剤やラテックス(感熱型の液状樹脂接着剤)等を基材フイルムの外側面に塗工し、さらに乾燥して、固定部を形成することもできる。
さらに、ヒートシールラッカー、例えば、エチレン酢ビ、塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィン、ポリアミド、アクリル等の熱可塑性ポリマーを単独または混合したものがベース樹脂として使用されているものを基材フイルムの外側面に塗工し、さらに乾燥して、固定部を形成することもできる。
前記、ヒートシールラッカー等の塗工に際しては、ロールコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、メタリングバーコーター、ファウンテンブレードコーター、ベベルブレードコーター、ショート・ドゥエルコーターあるいはカーテンコーター等の塗工機が使用される。そして、ヒートシールラッカー等はいずれかの適宜の塗工機を用いて基材フイルムの外側全面あるいは一部に塗工される。
次に、収納物4を収納して密封シールされている内包装袋2は通常公知の自動充填包装機あるいは自動計量充填包装機、例えば、収納物が液体の場合には液体自動充填機あるいは液体自動計量充填機、粉体の場合には粉体自動充填包装機あるいは粉体自動計量充填包装機等を使用して作製される。
また、内包装袋2の最外面と外包装袋1の最内面の固定に際しては、加熱シール機、あるいはインパルスシール機、超音波シール機、または熱風加熱機(ホットエアー方法)、高周波シール機等のシールが使用できる。そして、内包装袋2はいずれかの適宜のシール機を用いて最外面と外包装袋1の最内面の一部が固定される。
さらに、内包装袋2の固定は外包装袋1に収納物5を収納し、密封する作業工程によって固定部3を形成する工程あるいは方法等が異なる。例えば、製袋されている外包装袋1に収納物5を収納し、密封シールする場合には、外包装袋1を製袋加工する公知の製袋加工機上で収納物4が収納されている内包装袋2が外包装袋1の内側面の適宜の箇所に密着し、固定部3で固定される。
またウェブ状の積層フイルムを用いて公知の自動充填包装機等により外包装袋1に収納物を収納し、収納すると同時に密封シールが施される場合には、自動充填包装機で収納物が収納される前に、内包装袋2がウェブ状の積層フイルムに密着し、固定部3で固定される。また公知の自動充填包装機等により外包装袋1に収納物5が収納され、開口部がコンベアー上等で密封シールされる場合には密封シールされる前に、図には示していないが自動挿入装置あるいは自動吸着アーム装置等を用いて内包装袋2を外包装袋1の内側面の適宜の箇所に密着させ、固定部3で固定することもできる。
また、図1あるいは図2に示す外包装袋1の両端縁および上下端縁に施されているシール部6のシール幅は外包装袋1の大きさ、使用されている樹脂あるいはシートの材質・構成、厚さ(肉厚)、収納物5の内容(品種)、重さ、加工方法、保存方法・条件、流通方法・条件等他によって3mm〜30mm程度の幅に適宜設定され加工される。
また、内包装袋2の両端縁および上下端縁に施されているシール部7のシール幅は内包装袋1の大きさ、使用されている樹脂あるいはシートの材質・構成、厚さ(肉厚)、収納物4の内容(品種)、重さ・品目、加工方法、保存方法・条件、流通方法・条件のほかにイージーピール性等を考慮して1mm〜20mm程度に適宜設定される。
次に、図3は本発明の二重包装袋を使用する際の一実施例の概略を示す断面概略図である。
図1および図2に示すように内包装袋2と外包装袋1は別々の収納物4、5が収納され、使用する直前に混合して使用する。例えば、二液性の接着剤あるいはコーキング剤またはアミノ酸とブドウ糖の輸液剤等のように使用する直前に混合しなければ固まってしまったり、あるいは変色または変質してまうような収納物4、5が別々に収納されている。
また、使用する際には、外包装袋1の外側面から内包装袋2を押圧する。そして内包装袋2はイージーピール性を有するシール部7がシール剥離し、図3に示すように内包装袋2の収納物4が外包装袋1内の収納物5と混合される。
また、収納物4が外包装袋1内の収納物5と混合され、空袋となった内包装袋2は外包装袋1の内側面の適宜の箇所の固定部3で固定されているために、混合された収納物4、5に空袋が混入することがない。
さらに、二重包装袋は混合された収納物4、5を取り出す際にも、内包装袋2が外包装袋1の内側面で固定されているために、円滑に混合された収納物4、5を取り出すことができる。
また、二重包装袋は取り出された収納物4、5に内包装袋2の空袋が混入することがな
く、使用後の廃棄も容易にできる。
く、使用後の廃棄も容易にできる。
次に、図4は本発明の二重包装袋の他の一実施例の概略を示す概略図である。また、図5は図4のA―A´線断面の断面図である。図4および図5に示すように収納物8が収納され、両端縁と上下端縁にシール部12が形成されている内包装袋10は外包装袋9の内側面の適宜の箇所の一部で密着し、固定部3で固定されている。
また、外包装袋9は内側面に内包装袋10を固定部3で固定し、さらに、両端縁と上下端縁にシール部11が形成されている。そして、上端縁に広いシール部(ベタシール)と広いシール部の上方近傍の中央に、二重包装袋14を使用する際に、フック等に掛けて使用するためのフック孔13が施されている。
また、本発明の二重包装袋14は外包装袋9の外側から押圧で内包装袋10を破袋して、そこに収納されている収納物8を外包装袋9に移し替えることができる。また、内包装袋10に収納する収納物として、例えば、芳香剤、防虫剤、消臭剤、脱臭剤等がある。
また、図4および図5に示すように内包装袋10は収納されている収納物8によって太陽光等の光を遮蔽する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する積層フイルム等を基材フイルムとして使用することができる。そして、収納物8を収納する際には、通常、自動充填包装機あるいは自動計量充填包装機、例えば、収納物が液体の場合には液体自動充填機あるいは液体自動計量充填機、粉体の場合には粉体自動充填包装機あるいは粉体自動計量充填包装機等を用いて充填包装することができる。
前記、内包装袋10の基材フイルムとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、綿状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸エチル共重合体、エチレンーアクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニルー塩化ビニルデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリルースチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリルーブタジェンースチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物、ジエン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロース、その他の公知の樹脂のフイルムないしシートから任意に選択して使用することができる。その他、例えば、収納物等によってセロハン等のフイルム、紙、アルミニウム箔、合成紙等も使用することができる。
また、前記他のフィルムとしては、例えば、ポリテレフタル酸エステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビニルエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、アクリル系樹脂、セルロースアセテートのフイルム等も使用することができる。
また、前記のフイルムないしシートは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
また、内包装袋10に収納される収納物8の保存期間・方法または流通条件・方法等によってバリアー性が必要とされる場合は、上記樹脂からなる基材フイルム上にガスバリアー層を有する包装材料を使用することができる。ガスバリアー層としては、例えば、アルミニウム箔、無機酸化物の薄膜、あるいはガスバリアー性樹脂層が利用できる。
また、無機酸化物の薄膜としては、金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜が例示できる。無機酸化物としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、錫(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)などの酸化物が使用できる。そして、これらの無機酸化物を用いて基材フイルム上に無機酸化物蒸着層が形成される。
また、ガスバリアー性樹脂層としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フイルム、ポリビニルアルコールフイルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリアミドフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、各種フィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムなどが使用できる。
また、ガスバリアー層として、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリアミドフイルム、ポリビニルアルコールフイルム等に蒸着される無機酸化物蒸着層は、100Å〜2000Åの範囲の膜厚が形成される。
また、内包装袋10のシール部は、二重包装袋14の運搬時や荷扱い時には破袋し難く、使用する時に、破袋し易いようにイージーピール性を有している。
前記、イージーピール性は、層間剥離タイプ、凝集破壊タイプ、界面破壊タイプなどいずれの剥離でも良い。
次に、イージーピール性のシール部は、図には示していないが、例えば、ポリプロピレンとポリスチレンのポリマーアロイ、ポリプロピレンとポリエチレンとのブレンド樹脂を用い成膜による方法、ポリプロピレン系多層フイルム、エチレンー酢酸ビニル共重合体系フイルム等を用いて形成することもできる。
また、このシール部に用いる樹脂は、当然ながら基材フイルムまたはシートあるいは樹脂と積層して設けられる。
また、内包装袋10に収納する収納物8によっては、図には示していないがイージーピール性を有するシール部として熱を使用せずに加圧で接着できる感圧接着剤を使用することもできる。
前記、感圧接着剤は、例えば溶剤型、エマルジョン型あるいは無溶剤型(オリゴマー型、ホットメルト型)のアクリル酸エステル共重合体系粘着剤、天然ゴムや合成ゴムに粘着付与樹脂を配合してえられる溶剤型あるいはホットメルト型粘着剤、カレンダー塗工粘着剤、シリコン系粘着剤、ポリエーテルやジエン系のオリゴマに粘着付与樹脂を配合してえられる液状硬化型の粘着剤、その他の粘着剤を使用することができる。
また、イージーピール性を有するシール層に使用される感圧接着剤の接着強度は感圧接着剤の塗工厚によって通常異なる。このために、収納物あるいは内包装袋の大きさなどによって塗工厚が適宜設定される。
また、感圧接着剤等の塗工に際しては、ロールコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、メタリングバーコーター、ファウンテンブレードコーター、ベベルブレードコーター、ショート・ドゥエルコーターあるいはカーテンコーター等の塗工機が使用される。そして感圧接着剤等はいずれかの適宜の塗工機を用いて基材フイルムの内側面に塗工される。
次に、内包装袋10の最外層は外包装袋9の内側面の適宜の箇所で密着し、固定部3で固定し易いように基材フイルムの外側面の一部に図には示していないが固定部に密着容易な樹脂あるいはヒートシールラッカー等を形成することができる。
前記、密着容易な樹脂として、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体あるいはアイオノマー等、低温ヒートシールできる樹脂あるいはフイルムを用いることができる。
また、前記エチレン・酢酸ビニル共重合体やポリ酢酸ビニルなどの低融点樹脂を溶剤に溶解させた溶剤型接着剤やラテックス等を基材フイルムの外側面に塗工し、さらに乾燥し、固定部を形成することもできる。
さらに、ヒートシールラッカー、例えば、エチレン酢ビ、塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィン、ポリアミド、アクリル等の熱可塑性ポリマーを単独または混合したものがベース樹脂として使用されているものを基材フイルムの外側面に塗工し、さらに乾燥して、固定部を形成することもできる。
前記、ヒートシールラッカー等の塗工に際しては、ロールコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、メタリングバーコーター、ファウンテンブレードコーター、ベベルブレードコーター、ショート・ドゥエルコーターあるいはカーテンコーター等の塗工機が使用される。そして、ヒートシールラッカー等はいずれかの適宜の塗工機を用いて基材フイルムの外側全面あるいは一部に塗工される。
次に、外包装袋9の基材フイルムは、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、綿状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸エチル共重合体、エチレンーアクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニルー塩化ビニルデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリルースチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリルーブタジェンースチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物、ジエン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロース、その他の公知の樹脂のフイルムないしシートから任意に選択して使用することができる。
前記、外包装袋9の基材フイルムとして、収納される収納物あるいは収納物を使用する方法あるいは使用する場所または使用する目的等によって異なる。そして、好ましい基材フイルムとしては、水蒸気、水、ガス等の透過の良い性質等を有する、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合樹脂、アイオノマー樹脂、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンーαオレフン等の熱可塑性樹脂の1つ以上を含む積層フイルムが使用される。
また、図には示していないが外包装袋の最内層にシール部を形成するシール層を設けることもできる。シール層としては、熱可塑性樹脂、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー樹脂、ポリブテンポリマー樹脂、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマー
ル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等が使用される。
ル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等が使用される。
また、このシール層に用いる樹脂は、当然ながら基材フイルムまたはシートあるいは樹脂と積層される。
積層する方法としは、通常の包装材料を製造する際に使用するラミネート方法、例えば、ウエットラミネーション法、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法、サーマルラミネーション法、無溶剤型ラミネーション法、押し出しラミネーション法、Tダイ押し出し成形法、Tダイ共押し出しラミネーション法、インフレーション法、共押し出しインフレーション法等がある。
また積層を行う際には接着性を良くするためにコロナ処理あるいはオゾン処理、フレーム処理等の処理がフイルムないしシートに施される。
また、内包装10に収納する収納物8あるいは二重包装袋の使用目的または用途等によって、積層されたフイルムあるいはシートに微少の孔を施して使用することもできる。
次に、外包装袋9の上端縁に施されている広いシール部の上方近傍の中央に、形成されているフック孔13は外包装袋9を作製する公知の製袋加工機上あるいは充填包装機上で形成することもできる。
また、内包装袋10は収納物8が収納され、密封シールされた後、外包装袋9を作製する公知の製袋加工機上あるいは充填包装機上で外包装袋9の内側面の適宜の箇所に密着し、固定部3で固定することができる。そして外包装袋9の外周縁にシール部11を形成する際に、外包装袋9内の空気を脱気して密封シールすることができる。
また、内包装袋10の最外面と外包装袋9の最内面の固定に際しては、加熱シール機、あるいはインパルスシール機、超音波シール機、または熱風加熱機、高周波シール機等のシール機が使用できる。そして、内包装袋10はいずれかの適宜のシール機を用いて最外面と外包装袋9の最内面の一部あるいは全面が固定される。
次に、図6は本発明の二重包装袋を使用する場合の他の一実施例の概略を示す断面概略図である。
図6に示す内包装袋10は図4および図5に示す二重包装袋14を使用する際に、外包装袋9の外側面から押圧により破袋し、収納物8が外包装袋9に移し替えられる。そして、外包装袋から収納物8を取り出すことなく使用される、例えば、芳香剤、防虫剤、消臭剤、脱臭剤等の揮散性収納物の包装に用いられる。また、使用する際には、揮散性収納物の香気が外包装袋9の外側面に安定して揮散され、且つ、香気力価を安定して保たことのできる基材フイルムあるいは基材構成が適宜選択される。
また、内包装袋10はシール部7がイージーピール性を有する樹脂を形成することにより、外包装袋9の外側面から押圧することによりシール剥離する。そして、収納物8が外包装袋9内に移し替えられる。
また、空袋となった内包装袋10は外包装袋9の内面の適宜の箇所の一部で密着し、固定部3で固定されているために、移し替えられた収納物8と混ざることがない。また、内包装袋10に収納されていた収納物8が外包装袋9を介して目的とする作用あるいは効果が発揮される。
さらに、外包装袋9を廃棄する際に、内包装袋10が外包装袋9の内側面に固定されているために、嵩張らず、容易に廃棄処理することができる。
本発明の二重包装袋は外包装袋内に少なくても収納物を収納した内包装袋を密着し、固定して収納されている。そして、使用する直前に外包装袋の外側から押圧などで内包装袋を破袋して使用できる、包装袋として優れていることはもとより、寝具またはレジャー用の枕をはじめ広い分野に利用できる素晴らしい発明である。
1…外包装袋
2…内包装袋
3…固定部
4…収納物
5…収納物
6…シール部
7…シール部
8…収納物
9…外包装袋
10…内包装袋
11…シール部
12…シール部
13…フック孔
14…二重包装袋
2…内包装袋
3…固定部
4…収納物
5…収納物
6…シール部
7…シール部
8…収納物
9…外包装袋
10…内包装袋
11…シール部
12…シール部
13…フック孔
14…二重包装袋
Claims (1)
- 押圧することにより容易に破袋し得る程度に剥離容易な強度で、収納物を収納し密封シールされた内包装袋と、
少なくても前記の内包装袋を収納して密封し、押圧などで破袋しにくい外包装袋とからなる二重包装袋であって、
前記、内包装袋の最外層の一部に、外包装袋の最内層と密着し、固定させる固定部を設け、固定部により、内包装袋が外包装袋の最内層に密着され、固定されていることを特徴とする二重包装袋。
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