JP4848804B2 - 多室パウチの充填方法 - Google Patents

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本発明は、粉体や液体を分離して収納し、使用時に外部より圧をかけて、或いは容易に仕切り部を開封することにより、これらの内容物を混合して使用することができる多室プラスチックパウチの充填方法に関する。
粉体や液体を分離して収納する複数の収納室が、連通可能な仕切手段(易剥離性の仕切り部)で仕切られた多室プラスチックパウチは公知であり、例えば、医療用輸液とその溶解液、注射用粉末とその溶解液等のように、各成分を予め混合した状態で保存すると反応を起し変質する内容物を、分離して収納するために用いられている。(例えば、特許文献1〜3参照)
特開平4−364850号公報 特開平4−364851号公報 特開平11−227841号公報
これらの多室プラスチックパウチに内容物を充填する方法としては、(1)図4にみられるように、一端が閉鎖されたパウチの易剥離性の仕切り部を開放した状態でパウチ他端の充填口から第1の貯蔵室に内容物を充填後(図4A)、易剥離性の仕切り部をシールし(図4B)、同じ充填口から第2の貯蔵室に内容物を充填後、充填口をシールする(図4C、D参照)方法がある。
しかしながら、この方法では第1の貯蔵室に内容物を充填する際に、開放された易剥離性の仕切り部に内容物が付着し、該仕切り部のシール時に夾雑物をシールすることにより該仕切り部が不完全なものとなるおそれがある。
また、他の充填方法としては、(2)図5にみられるように、易剥離性の仕切り部で仕切った多室プラスチックパウチの両端を開放し、一端或いはスパウトSから第1の貯蔵室に内容物を充填した後に充填口をシールし(図5A)、パウチを反転させてパウチの他端から第2の貯蔵室に内容物を充填後(図5B)、充填口をシールする(図5C)方法がある。
この方法では、上記(1)のように易剥離性のシール部に夾雑物をシールすることはなくなるものの、パウチを反転させるための大掛りな機構が必要となる。また第1の貯蔵室に液体を充填する場合、易剥離性の仕切り部が剥離するのを防止するために該仕切り部をクランプ等で保持する等、充填時の衝撃を緩和することが必要となり、充填効率が低下し、コストアップを招くという欠点がある。
さらに、他の充填方法としては、(3)図6にみられるように、多室プラスチックパウチの周縁部及び易剥離性の仕切り部をシールした後に、パウチの一側辺を全長にわたって開封して開封された側辺から第1の貯蔵室に内容物を充填後(図6A)、第2の貯蔵室に内容物を充填し(図6B)、第1及び第2の貯蔵室の充填口を同時にシールする(図6C)方法がある(上記特許文献1及び2参照)。
しかしながら、この方法では充填された内容物の高さを制御することが難しく、特別な仕様の充填装置が必要となり、また上記(2)と同様に第1の貯蔵室に液体を充填する場合、充填時に易剥離性の仕切り部を保護することが必要となるので、充填効率が低下し、コストアップを招くという欠点がある。
本発明者らは先に、これら従来技術の問題点を解決するために、パウチの片面全面を構成する第1のフイルム、第1のフイルムと対向して配置され第1のフイルムとともに両側縁部と端縁部をヒートシールすることにより第1の貯蔵室を形成する第2のフイルム、及び第1のフイルムと対向して配置され第1のフイルムとともに両側縁部と端縁に設けた充填口をヒートシールすることにより第2の貯蔵室を形成する第3のフイルムからなる多室プラスチックパウチにおいて、第2のフイルムと第3のフイルムがパウチ表面から突出した状態で突き合わされて第1の貯蔵室の充填口を形成するとともに、第1の貯蔵室の充填口から第2の貯蔵室側に入り込んだ位置に第1の貯蔵室と第2の貯蔵室を区画する易剥離性の仕切り部を設けた多室プラスチックパウチを提案した。(特許文献4参照)
特開2004−182330号公報
この多室プラスチックパウチは、これまでの多室プラスチックパウチに比較して、易剥離性の仕切り部に悪影響を及ぼさずに、多室パウチのそれぞれの貯蔵室に効率よく低コストで内容物を充填することができるものである。この特許文献4に記載された多室プラスチックパウチは、例えば図7の(1)〜(5)で示される工程により充填されるものであるが、次のような問題点があった。
(1)第1の貯蔵室への充填後に加熱滅菌を行う場合、易剥離性の仕切り部を保護するために、パウチを折り畳んだ状態で仮止めすることが好ましく〔図7(1)〕、加熱滅菌後に第2の貯蔵室に充填する際にこの仮止めを解除して充填口を上方に立上げ〔図7(2)〕、第2の貯蔵室を充填した後に〔図7(3)〕、充填口をヒートシールし〔図7(4)〕、流通時の易剥離性の仕切り部の保護や輸送効率を高めるために、再度パウチを折り畳んで仮止めをする〔図7(5)〕ので、工程が煩雑になる。
(2)第2の貯蔵室に液体を充填する場合、易剥離性の仕切り部が充填される貯蔵室の底に位置するので〔図7(3)〕、該仕切り部をクランプ等で保護するか、或いは特許文献3に記載されたような一方向のみから開通する易剥離性シール部により該仕切り部を構成する必要があり、コストアップを招く。
したがって、本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、大掛りな装置や工程を必要とせずに、易剥離性の仕切り部に悪影響を及ぼさずに、多室パウチのそれぞれの貯蔵室に効率よく低コストで内容物を充填することができる多室プラスチックパウチに内容物を充填する方法を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、つぎの1〜2の構成を採用する。
1.プラスチックフイルムをヒートシールすることにより構成され、主室と副室の間に易剥離性の仕切り部を設け、該仕切り部を挟む位置の主室側にヒートシール可能な主室充填口を、同じく副室側にヒートシール可能な副室充填口を設けた多室パウチを、前記仕切り部の主室側で折り曲げ、前記主室充填口を主室側に倒して前記副室充填口を開口し、前記副室に副室内容物を充填後前記副室充填口をヒートシールし、ついで前記主室充填口を直立させた後に開口し、前記主室内に主室内容物を充填後前記主室充填口をヒートシールすることを特徴とする多室パウチの充填方法。
2.前記多室パウチが頂部に主室充填口を設けた自立可能な主室、及び該主室充填口の下方に分岐状に形成した副室を有し、主室と副室の仕切り部を分岐部の副室側に設けた多室パウチであることを特徴とする1に記載の多室パウチの充填方法。
本発明によれば、大掛りな装置や工程を必要とせずに、通常の充填工程により易剥離性の仕切り部に悪影響を及ぼさずに、多室パウチのそれぞれの貯蔵室に効率良く低コストで内容物を充填することが可能となる。
本発明では、副室と主室の充填工程の途中に加熱滅菌工程が導入される場合、製袋時に主室と副室を折畳んだ状態で仮止めしておけば、仮止め状態を維持したまま充填及び加熱滅菌が可能となる。また、主室及び副室の充填を連続的に行う場合でも、パウチグリッパーの回転及び開口ブローノズルの挿入という軽微な工程の変更のみで、各室に効率良く内容物を充填することができる。
副室充填後に主室に液体を充填する場合、易剥離性の仕切り部をクランプ等で保護したり、特別な仕切り部を使用することなく充填することができる。したがって、主室と副室の内容物が液、粉のいずれの場合にも格別の対策を必要とせずに充填することができる。
また、主室を自立可能のスタンディングパウチとして構成した場合にも、充填効率を低下させずに充填することが可能となる。
つぎに、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。
図1〜図2は、本発明で使用する多室パウチの1例を示す模式図であり、図1の(A)は内容物を充填した状態の斜視図、また図1の(B)は(A)の中央部での縦断面模式図である。そして図2はこの多室パウチに内容物を充填する工程を説明する図である。
この多室パウチ1は、プラスチックフイルムをヒートシールすることにより、頂部にヒートシール可能な主室充填口3を設けた主室2、及び該主室充填口3の下方に副室4を分岐状に形成したものである。分岐部5の下方には主室2と副室4を区画する易剥離性の仕切り部6が設けられ、該仕切り部6の副室4側にはヒートシール可能な副室充填口7が副室4の外側に突出するように設けられている。また、副室4の端縁部には、内容物の注出部材(栓体)8が設けられている。そして、この例では多室パウチの内容物として、副室4内に粉体14、主室内に該粉体14を溶解するための液体12がそれぞれ充填されている。
つぎに、この多室パウチ1内に内容物を充填する工程を図2により説明する。
(1)未充填の多室パウチ1を用意し、必要に応じて主室2と副室4を仮止めする。
(2)図示しないが、パウチグリッパー等により主室充填口3を主室2側に倒して逃がした後、サクションカップ15により副室充填口7を矢印方向に開口し、ブローノズル16を副室充填口7から挿入する。
(3)副室4内に粉体14を充填する。
(4)副室充填口7をヒートシールする。
(5)パウチグリッパー等により主室充填口3を直立させた後、サクションカップ15により主室2及び主室充填口3を開口させて、主室2内に粉体14の溶解液12を充填する。
(6)主室充填口3をヒートシールして内容物の充填を完了する。
内容物が充填密封された多室パウチを使用する際には、机等の水平面上に主室2及び副室4を一直線上に開いて載置し、溶解液12を充填した主室2を手で押圧すると、易剥離性の仕切り部6が剥離して溶解液12が副室4内に侵入し、副室4内に充填された粉体14を溶解して溶液が形成される。ついで、主室2の底部に設けた孔(図示せず)等をフック等に係止し、パウチを倒立させて副室4の端縁部に設けた注出部材8を開封し、溶液を注出する。
したがって、主室2と副室4を区画する易剥離性の仕切り部6は、主室2側からのみ開通する易剥離性シール部により構成することが好ましい。このような一方向のみから開通する易剥離性シール部は公知であり、例えば特許文献3及び4に記載されている。
図3は、本発明で使用する多室パウチの他の例を示す断面模式図である。
この多室パウチ21は、易剥離性の仕切り部6の両側に主室2及び副室4を隣接して配置した平パウチとして構成されたものである。仕切り部6を挟んで、主室2側にはヒートシール可能な主室充填口3が、また副室4側にはヒートシール可能な副室充填口7がそれぞれ設けられている。そして、副室4の端縁部には内容物の注出部材(栓体)8が設けられている。
この多室パウチ21内に内容物を充填する工程は、図2の(1)の工程に先立って、パウチ21を仕切り部6と主室充填口3の間で折り曲げる工程を採用する以外は、図2の(1)〜(6)に示される多室パウチ1の充填工程と同様である。
本発明では、副室と主室の充填工程の途中に加熱滅菌工程が導入される場合、製袋時に主室と副室を折畳んだ状態で仮止めしておけば、仮止め状態を維持したまま内容物の充填及び加熱滅菌が可能となる。また、副室及び主室の充填を連続的に行う場合でも、パウチグリッパーの回転及び開口ブローノズルの挿入という軽微な工程の変更のみで、各室に効率良く内容物を充填することができる。
副室充填後に主室に液体を充填する場合、易剥離性の仕切り部をクランプ等で保護したり、特別な仕切り部を使用することなく充填することができる。したがって、主室と副室の内容物が液、粉のいずれの場合にも格別の対策を必要とせずに充填することができる。
上記図1及び図3の多室パウチでは、副室4の端縁部の中央部に注出部材として栓体8を設けたが補給口を併設してもよく、またこの注出部材8を設ける位置を端縁部の角部としたり、端縁部のヒートシール部を外方に突出させて注出口を形成する、或いは注出部材8を設けない構成とする等、適宜変更できることは言うまでもない。
本発明で使用する多室パウチを構成するプラスチックフイルムとしては、同種又は異種の単層又は複層のプラスチックフイルムが使用される。このようなプラスチックフイルムとしては特に制限はなく、通常パウチに用いられるものはいずれも使用可能であるが、少なくとも内層としてヒートシール性のある樹脂層を有するプラスチックフイルムを使用する。
プラスチックフイルムを構成するのに適したプラスチック材料としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、EVAケン化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;ポリアクリル系樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ナイロン6、ナイロン66、パラまたはメタキシリレンアジパミドの如きポリアミド類;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;各種ポリカーボネート;フッ素系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
ヒートシール性のあるプラスチック材料としては、例えば公知の低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂、ポリエステル乃至コポリエステル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等が使用される。
これらのプラスチック材料からなるフイルムは未延伸の、或いは一軸又は二軸延伸したフイルムとして用いられる。
本発明で使用する多室パウチに使用するプラスチックフイルムは、これらのプラスチックフイルムを単層で、又は2種以上を積層して構成することができ、また、これらのプラスチックフイルムの1種又は2種以上と、アルミニウム等の金属箔、紙、セロファン等を貼合せて構成することも出来る。
特に、ガスバリヤー性を必要とする内容物の場合には、ポリ塩化ビニリデン樹脂、EVAケン化物、ナイロン又は環状オレフィンコポリマー等の樹脂層、アルミニウムや酸化珪素などの金属酸化物の蒸着膜を有する樹脂層、アルミニウム等の金属箔を含む積層フイルムを使用することが好ましい。これらの積層フイルムを製造する際には、各層間に必要に応じてエポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエチレンイミン系樹脂等からなるアンカー剤を介在させることもできる。
パウチを構成するフイルムに剛性や断熱性等を付与するために、各種合成樹脂の発泡体からなるフイルムを使用することもでき、また各種合成樹脂に酸化チタン、炭酸カルシウム、カーボン等の添加剤を充填したフイルムを使用することもできる。プラスチックフイルムを単層とするか、又はどのような層構成のものとするかは、パウチに充填する内容物の性状に応じて選択すればよい。
プラスチックフイルムの製造は、キャスト法、Tダイ法、カレンダー法又はインフレーション法等の通常の方法により行うことができる。また、積層フイルムの製造は、あらかじめ形成したフイルムのドライラミネーション、基体フイルムへのコーティング、溶融共押し出し等通常の方法により行うことができる。
本発明で使用する多室パウチを構成するプラスチックフイルムとしては、少なくとも1つが透明性を有するフイルムを使用し、パウチに圧をかけて易剥離性の仕切り部を開封して主室及び副室に収納された内容物を混合する際に、混合状態を確認できるようにすることが好ましい。
また透明性を有するフイルムに代えて、透明性を有するフイルムとアルミニウム等の金属箔のようなガスバリヤー性を有する材料を剥離可能に積層した積層フイルムを使用し、パウチの保管時にはパウチにガスバリヤー性を付与し、内容物を混合する際に金属箔等を剥離して透明化し、混合状態を確認することができるようにすることも好ましい。
主室2と副室4を区画する易剥離性の仕切り部6のシール層は、異種の合成樹脂同士の熱接着強度が小さくなることを利用し、パウチの最内面層を構成する合成樹脂フイルムと異種の合成樹脂フイルムを介在させてヒートシールすることにより形成することができ、この場合、パウチの最内面層と仕切り部6を構成するシール層において層間剥離が容易に生じる。
また、前記易剥離性の仕切り部6のシール層は、シール層をサポート層に貼り合わせた合成樹脂フイルムを介在させてヒートシールすることにより形成することもでき、この場合、パウチの最内面層と仕切り部6を構成するシール層、或いはシール層とサポート層において層間剥離が容易に生じる。
さらに、前記易剥離性の仕切り部6のシール層は、非相溶性の樹脂をブレンドしたブレンド物をフイルム、或いは塗膜として介在させてヒートシールしてもよく、この場合、仕切り部6のシール層において凝集破壊が容易に生じる。
本発明で使用する多室パウチは、保存時には分離して貯蔵し、使用時には混合して使用される複数の成分からなる内容物を収納するのに好適に用いられる。このような内容物としては、例えば、粉末或いは固形状の抗生剤、抗がん剤、ステロイド剤、ビタミン剤等の薬剤とその溶解液の組み合わせ;混合したときに化学反応を生じる複数の液体からなる薬剤の組合せ等が挙げられる。
そして、多室パウチに収納する内容物の種類としては、医薬品、医療材料や医療用輸液等のほかに、二液型の接着剤、染毛剤、洗剤、漂白剤、粉ミルク等の食品等が挙げられる。
本発明で使用する多室パウチの1例を示す図である。 図1の多室パウチに内容物を充填する工程を説明する図である。 本発明で使用する多室パウチの他の例を示す図である。 従来の多室パウチに内容物を充填する工程を説明する図である。 従来の多室パウチに内容物を充填する工程を説明する図である。 従来の多室パウチに内容物を充填する工程を説明する図である。 従来の多室パウチに内容物を充填する工程を説明する図である。
1,21 多室パウチ
2 主室
3 主室充填口
4 副室
5 分岐部
6 仕切り部
7 副室充填口
8 注出部材
12 液体
14 粉体
15 サクションカップ
16 ブローノズル

Claims (2)

  1. プラスチックフイルムをヒートシールすることにより構成され、主室と副室の間に易剥離性の仕切り部を設け、該仕切り部を挟む位置の主室側にヒートシール可能な主室充填口を、同じく副室側にヒートシール可能な副室充填口を設けた多室パウチを、前記仕切り部の主室側で折り曲げ、前記主室充填口を主室側に倒して前記副室充填口を開口し、前記副室に副室内容物を充填後前記副室充填口をヒートシールし、ついで前記主室充填口を直立させた後に開口し、前記主室内に主室内容物を充填後前記主室充填口をヒートシールすることを特徴とする多室パウチの充填方法。
  2. 前記多室パウチが頂部に主室充填口を設けた自立可能な主室、及び該主室充填口の下方に分岐状に形成した副室を有し、主室と副室の仕切り部を分岐部の副室側に設けた多室パウチであることを特徴とする請求項1に記載の多室パウチの充填方法。
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