JP4925718B2 - 粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器 - Google Patents

粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器 Download PDF

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Description

本発明は、人工透析に用いる透析液の調製に使用される粉末状或いは顆粒状とした透析用剤を収納する袋状の容器に関する。
透析用剤には、液体型と顆粒ないし粉末型との2種類の型状がある。液体型の透析用剤は、その大部分が水で占められており、重量と容量が大きくなるため、透析医療従事者への運搬作業の負荷が大きく、保管スペースも大きくなってしまう。そのため、近年、透析液を使用する際に、自動溶解装置(例えば特許文献1)に投入して、水に溶解させて透析液を調製する粉末型の透析用剤(以下、単に透析用剤という)が急速に普及している。この透析用剤を収納する容器には、現在、ボトル式(例えば特許文献2)と袋式が使われている。
特開平8−268417号公報 特開2001−340447号公報
ボトル式の透析用剤収納容器を用いて自動溶解装置にセットすることで、全自動で透析液の調製を可能とするものがあり、ボトル式は、袋式に比べて剛性の高い材料で構成されているので、使用後空になっても、つぶして容量を小さくし難く、ゴミとして処分する際に嵩張ってしまう。
そこで、可撓性を有するシート材で袋状に構成されている袋式の透析用剤収納容器を用いることで、使用後の嵩高を減少させ、ゴミとしての廃棄処分を容易にすることが行なわれている。しかし、透析医療従事者が手作業で一袋ずつ開封し、溶解装置に透析用剤を投入して透析液を調製する場合には、投入する透析用剤の粉末が飛散し、周辺が汚染される場合が生じたり、透析用剤の中には、飛散した臭(酢酸臭など)で透析医療従事者が不快になるという問題がある。また、透析用剤の投入時においては、溶解槽や透析用剤貯留槽の投入口は開放状態にあるため、周囲の埃や雑菌が落下して混入し易いという問題もある。
一方、袋式の透析用剤収納容器を用い、自動投入する場合には、例えば水平にセットした袋のある個所に回転刃を当てて開封することが行なわれるが、回転刃によって透析用剤の粉末が飛散し、自動溶解装置内が汚染されるばかりでなく、袋内の透析用剤が残留し易いという問題がある。また、回転刃が透析用剤に直接接触するため刃物が腐食したり、腐食の進行によっては、錆などが溶解槽内に混入する恐れ生じるなどの問題もある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を飛散させることなく溶解装置や透析用剤の貯留槽に開口して投入することができ、埃や雑菌の混入を防止することができるとともに、残留させることなく投入することができ、また、開口のために刃物を使用しても腐食を防止することができる袋式の透析用剤収納容器を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、可撓性シート材からなる第1面部と第2面部の四周縁を帯状に溶着して封止した袋体本体と、可撓性シート材からなり先端の排出口が封止され、該排出口のうち袋体本体の幅方向に沿う開口寸法が袋体本体の長手方向に沿う開口寸法よりも長く設定された扁平筒状の排出口部材とを備え、前記袋体本体の一方の面部の長手方向の途中に、前記排出口部材の基端部を接続して該排出口部材の内部と袋体本体の内部とを連通し、袋体本体内の空間を透析用剤収納空部とするとともに、前記排出口部材の先端部を開口した排出口から袋体本体内に収納された粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を排出可能とし、排出口を粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤が投入されるホッパーへセットすると、袋体本体の周縁の帯状溶着部がホッパーを覆って密着するように構成したことを特徴とする粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器である。
請求項2に記載のものは、前記排出口部材の先端部に開口手段を設け、該開口手段により開口した排出口から袋体本体内に収納された粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を排出可能としたことを特徴とする請求項1に記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器である。
請求項3に記載のものは、前記袋体本体を四角形に成形してその一方の面部に、袋体本体の幅方向に沿って排出口部材の基端部を接続し、排出口部材には、基端部から先端に向かって次第に幅狭となるテーパー部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器である。
請求項4に記載のものは、前記帯状溶着部に孔を開設したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器である。
請求項5に記載のものは、前記開口手段が、ティアテープ、イージーピール、チャックなどの手動開口操作により開口可能な部材であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、可撓性シート材からなる第1面部と第2面部の四周縁を帯状に溶着して封止した袋体本体と、可撓性シート材からなり先端部分が封止され、該排出口のうち袋体本体の幅方向に沿う開口寸法が袋体本体の長手方向に沿う開口寸法よりも長く設定された扁平筒状の排出口部材とを備え、前記袋体本体の一方の面部の長手方向の途中に、前記排出口部材の基端部を接続して該排出口部材の内部と袋体本体の内部とを連通し、袋体本体内の空間を透析用剤収納空部とするとともに、前記排出口部材の先端部を開口した排出口から袋体本体内に収納された粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を排出可能としたので、袋体本体とは別に透析用剤収納空部と連通させた排出口部材を上にした状態でこの排出口部材を開口することで、収納された血液透析用剤のない部分で開口することができ、粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤の飛散を防止することができる。そして、排出口を粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤が投入されるホッパーへセットすると、袋体本体の周縁の帯状溶着部がホッパーを覆って密着するように構成したので、開口した袋体本体を反転して溶解槽を覆うようにすることで、埃や雑菌などの混入を防止した状態で投入することができる。また、排出口部材を下にして血液透析用剤を投入する際に、排出口部分を中心に袋体本体の下側の面部を血液透析用剤の自重や手でV字状に変形させることで、血液透析用剤を残留させることなく、完全に投入することができる。さらに、自動開封装置を用いる場合でも、排出口部材の血液透析用剤のない部分で開口することで、刃物の腐食を防止することができ、錆などの混入も防止することができる。
請求項2に記載のものは、前記排出口部材の先端部に開口手段を設け、該開口手段により開口した排出口から袋体本体内に収納された粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を排出可能としたので、排出口部材の開口手段によって道具を用いることなく手でも簡単に開口することができる。
請求項3に記載のものは、前記袋体本体を四角形に成形してその一方の面部に、袋体本体の幅方向に沿って排出口部材の基端部を接続し、排出口部材には、基端部から先端に向かって次第に幅狭となるテーパー部を形成したので、排出口部材の先端の幅狭のテーパー部から投入することで、漏斗状に集めて一層確実に飛散を防止して投入することができる。また、排出口部材の開口幅も小さくなり、その分だけ開口作業も容易となり、透析医療従事者の負担を軽減することができる。
請求項4に記載のものは、前記帯状溶着部に孔を開設したので、この孔を利用して指などを入れることで手での取り扱いを容易にすることができるとともに、自動開封装置に装着する場合の位置決めに利用して確実に装着することもできる。
請求項5に記載のものは、前記開口手段を、ティアテープ、イージーピール、チャックなどの手動開口操作により開口可能な部材で構成したので、刃物などの道具を用意することなく、簡単に手動開封したり、自動開封することができ、取り扱いが容易となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は透析用剤収納容器の一実施形態の概略斜視図、図2は中央縦断面図、図3は側面図、図4は透析用剤収納容器の開口状態の説明図、図5は溶解槽への装着状態の説明図、図6は投入状態の説明図である。
この透析用剤収納容器1は、可撓性シート材からなる第1面部2と第2面部3の周縁4を封止した袋体本体5と、可撓性シート材からなり先端部分6に形成された排出口14が封止され、該排出口14のうち袋体本体5の幅方向に沿う開口寸法が袋体本体5の長手方向に沿う開口寸法よりも長く設定された扁平筒状の排出口部材7とからなり、袋体本体5の一方の面部2に突き出すように排出口部材7が接続されて内部同士が連通した概略袋状に構成され、排出口部材7の封止された先端部分6を開口して粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤20(以下、血液透析用剤20)を取り出すようになっている。可撓性シート材としては、例えば、ポリエステルのラミネートフィルム材やポリエチレンフィルムなど可撓性のある合成樹脂シート材(フィルム材)を使用することができ、具体例として厚さ10〜50μmのポリエステルフィルムと、厚さ10〜50μmの酸化ケイ素蒸着ポリエステルフィルムと、厚さ50〜100μmのポリエチレンフィルムとを積層したラミネートフィルムを使用する。なお、袋体本体5に使用する可撓性シート材と排出口部材7に使用する可撓性シート材とを厚さの異なるものとして開口を容易としたり、異なる合成樹脂シート材とすることもできる。
この透析用剤収納容器1では、袋体本体5は2枚の四角形に成形した可撓性シート材からなる第1面部2と第2面部3を重ね合わせ、内部に空間を形成してその四周縁4を溶着(あるいは融着)して封止され、封止された内部の空間が透析用剤収納空部8として機能するようにしてある。
この袋体本体5の一方の面部である第1面部2の中間部には、幅方向に沿って2枚の可撓性シート材からなり先端部分6が溶着(あるいは融着)して封止されるとともに、左右側縁が溶着(あるいは融着)して封止された扁平筒状の排出口部材7の基端部が接続してある。これにより、袋体本体5の血液透析用剤20を収納する容器としての内部の透析用剤収納空部8と、排出口部材7の血液透析用剤20が収納されず排出の際の流路となる僅かな扁平な隙間の内部9とが連通される。
この透析用剤収納容器1では、第1面部2が2枚の可撓性シート材2a、2bで構成され、これら2枚の第1面部2a、2bの中間部側の端部が両側から折り重ねられ、2枚の折り重ねられた可撓性シート材が排出口部材7の2枚の可撓性シート材の面部7a、7bと兼用されている。これにより、透析用剤収納容器1は、2枚の第1面部2a、2bと1枚の第2面部3との3枚の可撓性シート材の周縁を溶着(あるいは融着)して封止された袋状になっている。なお、排出口部材7の第1面部2への接続位置は、中央部に限らず、一方の端部に寄せるようにしても良く、即ち、第1面部2の長手方向の途中に配置しても良く、第1面部2から突き出すように接続できれば良い。また、図示例では、袋体本体1の第1面部2a、2bおよびこの第1面部と一体の排出口部材7の面部7a、7bを平面状とし、第2面部3を膨らみを持たせるようにして透析用剤収納空部8を形成したが、袋状に周縁を溶着(あるいは融着)して封止できれば、第1面部2a、2b側にも膨らみを持たせるようにしても良い。
また、この透析用剤収納容器1では、第1面部2と第2面部3との周縁4の封止のための帯状の溶着(あるいは融着)部が幅広に形成してあり、粉末透析溶解装置の溶解槽10、または粉末透析用剤貯留槽上のホッパー11への密着度を上げて覆うことができるようにしてある。そして、帯状の溶着(あるいは融着)部のうち長手方向両端部には、孔12が形成され、この孔12に指を入れることで、手動での取扱いを容易としたり、自動開封装置などへの位置決めを孔12を利用してできるようにしてある。なお、孔12の位置や形状、個数は、図示例に限らず、他の位置や形状、個数などでも良く、必要に応じて適宜定めれば良い。
この排出口部材7には、図3に示すように、開口手段13が設けられ、この開口手段13により開口した排出口14から袋体本体5内の血液透析用剤20を排出できるようにしてある。開口手段13としては、手動開口操作により開口可能な部材を用いることができ、例えばティアテープ15、イージーピール、チャックなどを挙げることができる。ティアテープ15は、開封用テープと呼ばれるもので、排出口部材7の2枚の可撓性シート材7a、7bの間に粘着材や熱などでテープを扁平筒状に挟んで取り付けておき、テープを介して切り裂くようにするものである。また、イージーピールは、イージーピールフィルム同士やイージーピールフィルムと異種フィルムとを組み合わせることでシール層自身から剥離させる凝集剥離タイプ、共押出しで2層または3層からなるフィルムを作り接着強度を低くした層から剥離させる層間剥離タイプ、EVA(エチレンー酢酸ビニル共重合樹脂)などの易接着性樹脂の接着強度を調整したものを介在させて界面から剥離させる界面剥離タイプなどがあり、2枚の可撓性シート材7a、7bの間で剥離できるようにするものである。さらに、チャックは合成樹脂製などの凹凸状のものを互いに嵌合しておき、引き離すようにして開口するものである。なお、開口手段13としては、これらに限らず、可撓性シート材を直線カット性フィルムとし、Vカット(Vノッチ)を形成しておき、簡単にカットできるようにすることもできる。
また、排出口部材7には、基端部から先端の排出口14に向かって次第に幅狭となるテーパー部16が形成され、排出口14が袋体本体5から外側に向かって漏斗状にしてあり、血液透析用剤20を取り出し易くしてある。
このような透析用剤収納容器1内に収納する粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤20は、溶解時における化学反応を防止するためにA剤とB剤との2種類に分けて提供される。A剤はブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどの成分を含んだ薬剤であり、B剤は炭酸水素ナトリウムを主成分とする薬剤である。そして、透析液を調製するには、例えばA剤を2682.0g、B剤を661.6g使用する。そこで、例えば、透析用剤収納容器1を、透析液の調整に必要な使用量を収納可能な容量に設定し、A剤用の透析用剤収納容器1の容量を約3リットル(幅約23cm、高さ約40cm)、B剤用の透析用剤収納容器1の容量を約1リットル(幅約13cm、高さ約23cm)に設定し、透析用剤収納容器1を見ただけで識別できるようにする。なお、袋体本体5の四周縁の1ヶ所の開口を封止する工程は、透析用剤収納空部8内に血液透析用剤20を所定量充填した後である。
次に、使用方法について説明する。
工場を出荷する状態では透析用剤収納空部8内に所定量の血液透析用剤20が収納され、袋体本体5の中間部に接続した排出口部剤7は袋体本体5に沿って重ねられるように左右いずれかに倒されている。この状態で病院まで搬送され、保管される。
そして、使用される時、即ち、溶解装置の溶解槽10のホッパー11に血液透析用剤20を投入する場合には、図4に示すように、先ず、排出口部材7を上にした状態で開口手段13、例えば、ティアテープ15を引っ張るなどの手動操作で先端部分6を切除して排出口14を開口する。この時、排出口部材7の扁平空部9には、血液透析用剤20が存在しない状態で開口することができ、開口にともなって血液透析用剤20の粉末が飛散することを防止することができる。また、排出口部材7に開口手段13としてティアテープ15が設けてあるので、鋏やカッターなどの工具を使用することなく作業者が手作業で簡単に切除して開口することができる。
排出口部材7の先端部分6を開口させたならば、図5に示すように、この透析用剤収納容器1を反転させて排出口部材7を下にして溶解装置の溶解槽10のホッパー11に排出口14をセットする。この時、透析用剤収納容器1には、帯状の溶着部の長手方向両側に孔12が開設してあるので、これらの孔12を利用して手で確実に操作することができる。また、このセット状態では、溶解装置の溶解槽10のホッパー11を袋体本体5の周縁4の幅広に形成した溶着部(融着部)で覆うとともに、密着させることができ、埃や雑菌が落下して混入することを防止できる。
この様にしてホッパー11に排出口部材7の排出口14がセットされると、扁平空部9が流路となって透析用剤収納空部8内の血液透析用剤20が開いたテーパー部16で先細とされた排出口14から落下し始める。そして、図6に示すように、袋体本体5の両側の孔12を手で持ち上げるようにして排出口14を中心にV字状に第1面部2a、2bを曲げることで、排出口14に向って底部を傾斜させることができ、内部の血液透析用剤20を残留させることなく投入することができる。また、テーパー部16で排出口14が漏斗状になっているので、血液透析用剤20を飛散させたり、こぼすことなく確実に投入することができる。
そして、すべての血液透析用剤20が落下して空になると、空の透析用剤収納容器1が取り外される。この後、使用済みとなった透析用剤収納容器1は潰れて扁平な袋体となり、容積が最小限近くまで減少し、容易に廃棄することができる。
このようにして、A剤をA剤用の溶解槽へ投入して9L(リットル)のA原液を調製し、B剤をB剤用の溶解槽へ投入して11.34LのB原液を調整する。そして、A原液:B原液:水=1:1.26:32.74の比率で混合すれば、315Lの透析液(血液透析液)を調製することができる。
なお、上記の実施の形態では、溶解槽10への投入のために排出口部材7の開口手段13として手で開口する場合を例に説明したが、自動開封装置を用い、開口手段13のティアテープ15やイージーピール、あるいはチャックなどを自動的に開封するようにして溶解槽10などに投入するようにしたり、開口手段として回転駆動される回転刃を用いても良く、回転刃を直接血液透析用剤20に接触させずに開口でき、刃物の腐食を防止することができる。
また、上記実施の形態では、A剤をブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどの成分を含んだ薬剤とし、B剤を炭酸水素ナトリウムを主成分とする薬剤としたが、本発明はこの組み合わせに限定されず、水等の液体に溶解したものを混合して所定の透析液を調製でき、運搬・保管時には分けておくことが好ましい薬剤の組み合わせであれば、どのような組み合わせであってもよい。
さらに、本発明は、上記した透析用剤の容量や割合に限定されず、透析液の調製に必要な透析用剤の使用量に応じて透析用剤収納容器の寸法や収納容量を適宜設定すれば良い。
透析用剤収納容器の一実施形態の概略斜視図である。 透析用剤収納容器の一実施形態の中央縦断面図である。 透析用剤収納容器の一実施形態の側面図である。 透析用剤収納容器の一実施形態の開口状態の説明図である。 透析用剤収納容器の一実施形態の溶解槽への装着状態の説明図である。 透析用剤収納容器の一実施形態の投入状態の説明図である。
符号の説明
1 透析用剤収納容器
2 第1面部
2a 可撓性シート材
2b 可撓性シート材
3 第2面部
4 周縁
5 袋体本体
6 先端部分
7 排出口部材
7a 可撓性シート材
7b 可撓性シート材
8 透析用剤収納空部
9 扁平空部
10 溶解槽
11 ホッパー
12 孔
13 開口手段
14 排出口
15 ティアテープ
16 テーパー部
20 血液透析用剤

Claims (5)

  1. 可撓性シート材からなる第1面部と第2面部の四周縁を帯状に溶着して封止した袋体本体と、
    可撓性シート材からなり先端の排出口が封止され、該排出口のうち袋体本体の幅方向に沿う開口寸法が袋体本体の長手方向に沿う開口寸法よりも長く設定された扁平筒状の排出口部材とを備え、
    前記袋体本体の一方の面部の長手方向の途中に、前記排出口部材の基端部を接続して該排出口部材の内部と袋体本体の内部とを連通し、袋体本体内の空間を透析用剤収納空部とするとともに、前記排出口部材の先端部を開口した排出口から袋体本体内に収納された粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を排出可能とし
    前記排出口を粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤が投入されるホッパーへセットすると、袋体本体の周縁の帯状溶着部がホッパーを覆って密着するように構成したことを特徴とする粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器。
  2. 前記排出口部材の先端部に開口手段を設け、該開口手段により開口した排出口から袋体本体内に収納された粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤を排出可能としたことを特徴とする請求項1に記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器。
  3. 前記袋体本体を四角形に成形してその一方の面部に、袋体本体の幅方向に沿って排出口部材の基端部を接続し、排出口部材には、基端部から先端に向かって次第に幅狭となるテーパー部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器。
  4. 前記帯状溶着部に孔を開設したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器。
  5. 前記開口手段が、ティアテープ、イージーピール、チャックなどの手動開口操作により開口可能な部材であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の粉末状或いは顆粒状の血液透析用剤収納容器。
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