JP2006158824A - 透析用剤収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動溶解装置に接続する部分をセット(使用)直前まで覆い隠して菌や汚れが付着することを確実に防止することができ、使用後の容積を容易に減らすことができる袋式の透析用剤収納容器を提供する。
【解決手段】 可撓性シート材からなり、内部に透析用剤を収納可能な袋体2と、該袋体2の下端に形成され、袋体2内に連通した透析用剤排出路3を区画形成する筒状の出口部材4とを備えた透析用剤収納容器1であって、出口部材4の内部に、気体を封入して膨張したバッグ7を装入して透析用剤排出路3を閉塞し、該バッグ7の一部を出口部材4の内部に固着し、バッグ7よりも下方の出口部材4を封止し、この封止部8とバッグ7との間を切り裂いて透析用剤排出路3の排出口側を開封するとともに、気体を排出することでバッグ7を収縮させて、袋体2内の透析用剤を透析用剤排出路3を通して外部へ排出するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人工透析に用いる透析液の調製に使用され、主に顆粒状とした固体透析用剤などの透析用剤を収納する袋状の容器に関する。
透析用剤には、液体型と固体型の2種類の型がある。液体型の透析用剤は、その大部分が水で占められており、重量と容量が大きくなるため、透析医療従事者への運搬作業の負荷が大きく、保管スペースも大きくなってしまう。そのため、近年、透析液を使用する際に、自動溶解装置に投入して、水に溶解させて透析液を調製する固体型の透析用剤(以下、固体透析用剤という)が急速に普及している。この固体透析用剤を収納する容器は、現在、袋式とボトル式がある。
特開2001−340447号公報
袋式の透析用剤収納容器は、点滴用液の容器と同様に、可撓性を有するシート材で袋体に構成されているので、使用後の嵩高を減少させることができる利点がある。しかし、透析医療従事者が一袋ずつ手作業で開封し、自動溶解装置に投入して、透析液の調製をしているので、人為ミスによる数量違いの危険性がある。また、自動溶解装置投入時に、袋に付着したゴミや雑菌、人間の毛髪等の異物が混入する危険性も高いという問題がある。さらに、投入時の発塵により自動溶解装置の周辺が汚染したり、自動溶解装置が誤動作したりするなどの問題もある。
また、袋体を刃物で切断開封すると、切断の際に袋体の切り屑が発生し、この切り屑が自動溶解装置内に落下すると、自動溶解装置の誤動作を生じさせる虞がある。さらに、刃物に透析用剤が付着すると、透析用剤の成分により刃物が腐食し易くなり、開封作業に支障を来たすことになる。そして、刃物に付着した透析用剤は吸湿して劣化し易い。この劣化した透析用剤が以後の溶解作業において自動溶解装置内の透析用剤に混入すると、調製した透析液を汚染させる虞がある。
一方、ボトル式透析用剤収納容器は、自動溶解装置にセットすれば、全自動で透析液の調製が可能となり、数量違いや異物混入の危険性は袋式に比べて低い。しかし、ボトルは、袋式に比べて剛性の高い材料で構成されているので、使用後空になっても、つぶして容量を小さくし難く、ゴミとして処分する際に嵩張るという問題がある。
本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、その目的は、自動溶解装置に接続して透析用剤を排出する部分をセット(使用)直前まで覆い隠して菌や汚れが付着することを確実に防止することができ、使用後の容積を容易に減らすことができる袋式の透析用剤収納容器を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、可撓性シート材からなり、内部に透析用剤を収納可能な袋体と、該袋体の下端に形成され、袋体内に連通した透析用剤排出路を区画形成する筒状の出口部材とを備えた透析用剤収納容器であって、
前記出口部材の内部に、気体を封入して膨張したバッグを装入して透析用剤排出路を閉塞し、該バッグの一部を出口部材の内部に固着し、バッグよりも下方の出口部材を封止し、この封止部とバッグとの間を切り裂いて透析用剤排出路の排出口側を開封するとともに、気体を排出することでバッグを収縮させて、袋体内の透析用剤を透析用剤排出路を通して外部へ排出するように構成されたことを特徴とする透析用剤収納容器である。
請求項2に記載のものは、前記袋体のうち透析用剤排出路の近傍部分を透析用剤排出路へ向けて次第に縮幅し、透析用剤排出路の幅を袋体の幅よりも狭く設定したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器である。
請求項3に記載のものは、前記出口部材は、その側縁部のうち封止部よりも袋体寄りに位置する部分に切り込みノッチを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透析用剤収納容器である。
請求項4に記載のものは、前記出口部材の内部に複数のバッグを透析用剤排出路の幅方向に沿って配列して透析用剤排出路を閉塞し、各バッグの一部を出口部材の内部に固着したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の透析用剤収納容器である。
請求項5に記載のものは、前記袋体の上端に吊り下げ部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の透析用剤収納容器である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、可撓性シート材からなり、内部に透析用剤を収納可能な袋体と、該袋体の下端に形成され、袋体内に連通した透析用剤排出路を区画形成する筒状の出口部材とを備えた透析用剤収納容器であって、出口部材の内部に、気体を封入して膨張したバッグを装入して透析用剤排出路を閉塞し、該バッグの一部を出口部材の内部に固着し、バッグよりも下方の出口部材を封止し、この封止部とバッグとの間を切り裂いて透析用剤排出路の排出口側を開封するとともに、気体を排出することでバッグを収縮させて、袋体内の透析用剤を透析用剤排出路を通して外部へ排出するように構成されたので、自動溶解装置にセットした場合に透析用剤の供給口となる透析用剤排出路を、使用時まで封止部により封止して確実に清潔に保つことができる。したがって、自動溶解装置に透析用剤を投入する際に、透析用剤収納容器に付着したゴミや菌が自動溶解装置に混入する不都合を解決することができる。また、自動溶解装置にセットした状態でバッグを収縮して透析用剤を徐々に落下させることができ、透析用剤の排出に起因する発塵を抑制することができる。そして、空になった使用済みの透析用剤収納容器は容易に減容でき、廃棄処理の容易化を図ることができる。さらに、透析用剤排出路を開封して透析用剤を排出するために、刃物などで開封する必要がない。したがって、袋体の切り屑が発生することがなく、切り屑の混入による自動溶解装置の誤動作も生じない。また、刃物に透析用剤が付着して刃物が腐食し、開封作業の効率が悪化することもない。さらに、刃物に付着して劣化した透析用剤が自動溶解装置内の透析用剤に混入することがなく、調製した透析液を汚染させる虞をなくすことができる。
請求項2に記載の発明によれば、袋体のうち透析用剤排出路の近傍部分を透析用剤排出路へ向けて次第に縮幅し、透析用剤排出路の幅を袋体の幅よりも狭く設定したので、透析用剤が袋体から一気に排出される不都合を抑えることができる。したがって、透析用剤の発塵を一層抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、出口部材は、その側縁部のうち封止部よりも袋体寄りに位置する部分に切り込みノッチを形成したので、封止部を切除することで透析用剤排出路を開封することができ、透析用剤の投入準備作業の負担を軽減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、出口部材の内部に複数のバッグを透析用剤排出路の幅方向に沿って配列して透析用剤排出路を閉塞し、各バッグの一部を出口部材の内部に固着したので、収縮させるバッグの数を選択して透析用剤排出路の広さを調整することができる。したがって、透析用剤の排出量や排出速度を、透析用剤の粒径等に応じて変えることができ、透析用剤の発塵をさらに抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、袋体の上端に吊り下げ部を設けたので、自動溶解装置のハンガーに吊り下げるなどして保持が容易である。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る透析用剤収納容器の正面図であり、下側部分を断面で示している。
袋式の透析用剤収納容器1は、可撓性シート材からなる袋体2と、この袋体2の下端に形成され、内部に透析用剤排出路3を区画形成した筒状の出口部材4とを備えて構成されている。
袋体2は、例えばポリエステルのラミネートフィルム材やポリエチレンフィルムなど可撓性のある合成樹脂シート材(フィルム材)を筒状に形成したもので構成されており、上端を溶着(あるいは融着)することで封止し、この上端には、吊り下げ用の横長な穴5(本発明の吊り下げ部に相当)を開設している。また、下部においては、袋体2のうち透析用剤排出路3の近傍部分を透析用剤排出路3へ向けて両側から下り傾斜させた形状に成形、すなわち下方へ向けて次第に縮幅している。なお、袋体2は、2枚の可撓性シート材を重ね合わせ、その左右側縁および上端を溶着(あるいは融着)して形成してもよい。
出口部材4は、袋体2の下端の左右方向の中央に、下方へ突出した状態で袋体2と一体に形成され、内部に透析用剤排出路3を、袋体2内に連通する状態で区画形成している。この透析用剤排出路3は、袋体2の縮幅部分の下端(最も幅が狭い箇所)に接続され、当該透析用剤排出路3の幅を自動溶解装置の投入口の大きさに応じて袋体2の幅よりもだいぶ狭く設定している。
そして、出口部材4の内部には、空気等の気体を封入して膨張したバッグ7を装入している。このバッグ7は、出口部材4の内周面に密着する程度に膨張して透析用剤排出路3を閉塞している。したがって、袋体2内に収納された透析用剤は、バッグ7が膨張している状態では、透析用剤排出路3へ進入しない。本実施形態では、バッグ7は、ポリエチレンフィルムなど可撓性のある合成樹脂材で形成され、バッグ7の一部、具体的には左側部を出口部材4の内部に止着している。なお、出口部材4の内部にバッグ7の一部を接着剤等で接着してもよい。
さらに、出口部材4は、透析用剤排出路3の排出口側、すなわちバッグ7よりも下方(外方)を全幅に亘って帯状に封止する封止部8を、重合したシート材同士を溶着(あるいは融着)することで形成している。そして、出口部材4の左右両側縁部には切り込みノッチ9を、封止部8よりも袋体2寄りに位置する部分に形成し、透析用剤の排出(投入)準備時に、封止部8とバッグ7との間を切り裂いて封止部8を切除し、透析用剤排出路3を開封できるように構成されている。なお、切り込みノッチ9は、出口部材4の両側端の一部を前後に潰して溶着(あるいは融着)した箇所に形成されている。
また、透析用剤は、ブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、炭酸水素ナトリウムなどの薬剤を粉末状あるいは顆粒状にしたものであり、透析用剤収納容器1の袋体2の内部に所定量が収納される。
次に、人工透析を行う病院で透析用剤収納容器1を使用する場合等の操作について、図2〜4に基づいて説明する。まず、使用時、すなわち自動溶解装置(図示せず)に透析用剤を投入する場合には、出口部材4を切り込みノッチ9から切り裂いて封止部8を切除し、透析用剤排出路3のうちバッグ7よりも下方を開封する(図2参照)。透析用剤排出路3を開封したならば、透析用剤収納容器1を自動溶解装置にセットする。本実施形態における透析用剤収納容器1は上端に吊り下げ部として穴5を開設してあるので、この穴5内に自動溶解装置のハンガー(図示せず)を挿通して吊り下げる。そして、吊り下げられた透析用剤収納容器1は、ハンガーの移動により溶解槽の上方の投入位置まで搬送され、例えば、出口部材4を溶解槽の投入口へ接続する。溶解槽と出口部材4とが接続されたならば、出口部材4の外側から針などの穿孔部材11を突き刺して内部のバッグ7に孔を開ける(図3参照)。すると、空気が抜けてバッグ7が収縮し、バッグ7により閉塞されていた透析用剤排出路3が次第に開放されて袋体2に連通する。したがって、袋体2内に収納されていた透析用剤が透析用剤排出路3を通って透析用剤収納容器1の外部へ落下して排出され(図4参照)、溶解槽内に投入される。このことから、自動溶解装置にセットした場合に、透析用剤の供給口となる透析用剤排出路3を、使用時まで封止部8により封止して確実に清潔に保つことができる。したがって、自動溶解装置に投入する際に、透析用剤収納容器1に付着したゴミや菌が自動溶解装置に混入する不都合を解決することができる。また、自動溶解装置にセットした状態でバッグ7を収縮して透析用剤を徐々に落下させることができ、透析用剤の排出に起因する発塵を抑制することができる。
さらに、収縮したバッグ7は、その一部を出口部材4の内部に固着したままの状態であるので、出口部材4から脱落することがなく、自動溶解装置内に入ってしまう虞がない。そして、透析用剤排出路3を開封して透析用剤を排出するために、刃物などで開封する必要がない。したがって、袋体2の切り屑が発生することがなく、切り屑の混入による自動溶解装置の誤動作も生じない。また、刃物に透析用剤が付着して刃物が腐食し、開封作業の効率が悪化することもない。さらに、刃物に付着して劣化した透析用剤が自動溶解装置内の透析用剤に混入することがなく、調製した透析液を汚染させる虞をなくすことができる。
また、袋体2のうち透析用剤排出路3の近傍部分を透析用剤排出路3へ向けて次第に縮幅し、透析用剤排出路3の幅を袋体2の幅よりも狭く設定したので、透析用剤が袋体2から一気に排出される不都合を抑えることができる。したがって、透析用剤の発塵を一層抑制することができる。さらに、出口部材4の側縁部のうち封止部8よりも袋体2寄りに位置する部分に切り込みノッチ9を形成したので、封止部8を切除することで透析用剤排出路3を開封することができ、透析用剤の準備作業の負担を軽減することができる。
そして、すべての透析用剤が落下して空になると、ハンガーに吊り下げられた空の透析用剤収納容器1が取外し位置に搬送される。このようにして使用済みとなった透析用剤収納容器1は、潰れて扁平な袋である。したがって、空になった使用済みの透析用剤収納容器1は容易に減容でき、廃棄処理の容易化を図ることができる。
上記実施形態においては、出口部材4の内部に1つのバッグ7を収納して透析用剤排出路3を閉塞していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示す第2実施形態の透析用剤収納容器1は、基本的には第1実施形態と同じであるが、出口部材4の内部に複数のバッグ7を装入している点で異なる。具体的に説明すると、第2実施形態における出口部材4には、複数(具体的には2つ)のバッグ7を透析用剤排出路3の幅方向に沿って配列した状態で装入し、これらのバッグ7により透析用剤排出路3を閉塞している。また、各バッグ7の一部を出口部材4の内部に固着している。具体的には、右側のバッグ7は、その右側部分を出口部材4の右側内部に固着し、左側のバッグ7は、その左側部分を出口部材4の左側内部に固着している。
このように、出口部材4を複数のバッグ7で閉塞する構成を採る透析用剤収納容器1においては、出口部材4を切り込みノッチ9から切り裂いて封止部8を切除し(図5(b)参照)、溶解槽と出口部材4とが接続された後に、透析用剤排出路3の両側から針などの穿孔部材11を突き刺して全てのバッグ7に孔を開ければ、バッグ7により閉塞されていた透析用剤排出路3が全幅に亘って開放されて袋体2に連通する(図6参照)。また、透析用剤排出路3の片側から穿孔部材11を突き刺して一部のバッグ7(例えば左側のバッグ7のみ)に孔を開ければ、透析用剤排出路3の一部が開放されて袋体2に連通する(図7参照)。このように、複数のバッグ7によって透析用剤排出路3を閉塞する構成を採ると、収縮させるバッグ7の数を選択して透析用剤排出路3の広さを調整することができる。したがって、透析用剤の排出量や排出速度を、透析用剤の粒径や発塵し易さに応じて変えることができ、透析用剤の発塵をさらに抑制することができる。
なお、前記した実施形態における吊り下げ部は横長な穴5としたが、これに限定されるものではなく、透析用剤収納容器1を自動溶解装置に吊り下げることができればよい。例えば、フック状に形成してもよい。
また、出口部材4の外周面を、再剥離可能な袋状の保護部材(保護フィルム)を貼付する等して覆い、出口部材4を溶解槽の投入口へ接続する直前で保護部材を取り外せば、透析用剤排出路3だけでなく出口部材4の外面も、使用時まで確実に清潔に保つことができて好適である。あるいは、図8に示すように、出口部材4の下部に筒状の反転カバー部13を延設し、この反転カバー部13を切り込みノッチ9側へ裏返して被覆することにより出口部材4の外面全周を清潔に保護できるように構成してもよい。
図8に示す第3実施形態の透析用剤収納容器1に透析用剤を収納するには、まず袋体2の上端を開口したままで出口部材4の切り込みノッチ9よりも下方を封止する(図8(a))。次に、封止部8の下方の反転カバー部13を上方へ裏返して、切り込みノッチ9および出口部材4の袋体2側(図中上側)の外面を反転カバー部13で覆う(図8(b))。その後、袋体2の上端開口からバッグ7を入れ、このバッグ7を透析用剤排出路3内に装入し、出口部材4の内部にバッグの一部を止着する(図8(c))。バッグ7を止着したならば、袋体2の上端開口から透析用剤を所定量投入し(図8(d))、投入後に袋体2の上端を溶着(あるいは融着)することで封止し、吊り下げ用の穴5を開設する(図8(e))。
なお、裏返した反転カバー部13の先端部(すなわち袋体2側に位置する上端部)を出口部材4の全周に亘って両面テープなどの再剥離可能な接着部材で接着すれば、裏返した反転カバー部13と出口部材4との間にゴミなどが侵入する虞がなく、出口部材4の外面を一層清潔に保つことができて好適である。
また、上記実施形態では、出口部材4は、袋体2と一体に形成された合成樹脂シート材により構成されているが、本発明ではこれに限定されない。例えば、薄肉のプラスチックなど剛性を有する素材により筒状の出口部材4を成形し、該出口部材4を袋体2の下端の開口部に止着してもよい。このとき、出口部材4は、穿孔部材11が貫通可能な程度の肉厚で形成されることが好ましい。
透析用剤収納容器の正面図である。 出口部材の封止部を切り取る状態を示す正面図である。 バッグを穿孔部材で突き刺す状態を示す正面図である。 透析用剤排出路が開放して透析用剤が排出する状態を示す正面図である。 (a)は複数のバッグを装入した透析用剤収納容器の正面図、(b)は出口部材の封止部を切り取る状態を示す正面図である。 (a)は全てのバッグを穿孔部材で突き刺す状態を示す正面図、(b)は透析用剤排出路が全幅に亘って開放して透析用剤が排出する状態を示す正面図である。 (a)は一部のバッグを穿孔部材で突き刺す状態を示す正面図、(b)は透析用剤排出路の一部が開放して透析用剤が排出する状態を示す正面図である。 反転カバー部を設けた透析用剤収納容器に透析用剤を収納する過程を示した概略図であり、(a)は出口部材に封止部を設けた状態図、(b)は反転カバー部を裏返して出口部材を覆う状態図、(c)は透析用剤排出路にバッグを収納する状態図、(d)は袋体内に透析用剤を投入する状態図、(e)は袋体の上端を溶着し、孔を開設した状態図である。
符号の説明
1 透析用剤収納容器
2 袋体
3 透析用剤排出路
4 出口部材
5 吊り下げ用の穴
7 バッグ
8 封止部
9 切り込みノッチ
11 穿孔部材
13 反転カバー部

Claims (5)

  1. 可撓性シート材からなり、内部に透析用剤を収納可能な袋体と、該袋体の下端に形成され、袋体内に連通した透析用剤排出路を区画形成する筒状の出口部材とを備えた透析用剤収納容器であって、
    前記出口部材の内部に、気体を封入して膨張したバッグを装入して透析用剤排出路を閉塞し、該バッグの一部を出口部材の内部に固着し、バッグよりも下方の出口部材を封止し、この封止部とバッグとの間を切り裂いて透析用剤排出路の排出口側を開封するとともに、気体を排出することでバッグを収縮させて、袋体内の透析用剤を透析用剤排出路を通して外部へ排出するように構成されたことを特徴とする透析用剤収納容器。
  2. 前記袋体のうち透析用剤排出路の近傍部分を透析用剤排出路へ向けて次第に縮幅し、透析用剤排出路の幅を袋体の幅よりも狭く設定したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器。
  3. 前記出口部材は、その側縁部のうち封止部よりも袋体寄りに位置する部分に切り込みノッチを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透析用剤収納容器。
  4. 前記出口部材の内部に複数のバッグを透析用剤排出路の幅方向に沿って配列して透析用剤排出路を閉塞し、各バッグの一部を出口部材の内部に固着したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の透析用剤収納容器。
  5. 前記袋体の上端に吊り下げ部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の透析用剤収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006198295A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Nikkiso Co Ltd 透析用剤収納容器

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