JP3610228B2 - 多層プリント配線板と該多層プリント配線板を搭載した電子機器 - Google Patents

多層プリント配線板と該多層プリント配線板を搭載した電子機器 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、EMC(電磁適合性)に対応するための電子部品が実装された多層プリント配線板および、その多層プリント配線板を搭載した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の高速化が進み、デジタル回路におけるクロック周波数は、高速化の一途をたどる一方である。しかしながら、使用されるプリント配線板のデジタル回路では反射による信号波形の乱れが問題となり、誤動作などを引き起こしている。また、そこから発生する不要輻射ノイズなどにより他の電子機器の誤動作を引き起こしたりもする。これらの問題に対処するための一つの方法として、電源とグランドを安定させるため、専用の電源層とグランド層を持つ多層プリント配線板が使用されている。
【0003】
図6は電源電圧が5Vの一般的な電源パターン構造の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【0004】
本従来例は4層構造のプリント配線板であり、(a)は最上層の第1の信号層112の平面図、(b)は第1の信号層112の下層に設けられた電源層113の平面図、(c)は電源層113の下層に設けられたグランド層114の平面図、(d)は最下層の第2の信号層115の平面図である。同図では、相互の位置関係を明確にするため(b)〜(d)は透視図で示してあり、(a)におけるLSI用ランド101との位置関係を明確にするため、(b)〜(d)にはLSI用ランド101の位置が破線で示されている。
【0005】
なお、図6は本実施形態をわかり易く説明するために4層で構成される多層プリント配線板の一部を切り出したものであり、実際の基板はもっと大きくまた多くの部品が実装されている。
【0006】
以下に各層の構造について詳細を説明する。
【0007】
第1の信号層112には(a)に示すように、QFP型のLSIが実装されるLSI用ランド101、SOP型のICが実装されるIC用ランド102、これらLSI用ランド101およびIC用ランド102の電源用ランドに接続された5V電源パターン103a、LSI及びICのグランド用ランドに接続されたグランドパターン104、信号パターン105、クロック信号が伝達されるクロック信号パターン105’、層間接続のためのスルーホールと導通したスルーホール用ランド106が形成されている。
【0008】
電源層113には(b)に示すように、5V電源パターン103a、スルーホールランド106、クリアランスホール107が形成されている。5V電源パターン103aはスルーホール用ランド106と導通しており、さらにスルーホールを介して上記第1の信号層の5V電源パターン103aおよび後述する第2の信号層115の5V電源パターン103aに電気的に接続されている。クリアランスホール107は、電源層113を貫通するスルーホールと、このスルーホールと5V電源パターン103aとを電気的に絶縁する外周部より構成されている。
【0009】
グランド層114には(c)に示すように、グランドパターン104、スルーホール用ランド106、クリアランスホール107が形成されている。グランドパターン104はスルーホール用ランド106と導通しており、クリアランスホール107はグランド層114を貫通するスルーホールと、このスルーホールとグランドパターン104とを電気的に絶縁する外周部より構成されている。
【0010】
第2の信号層115には(d)に示すように、5V電源パターン103a、グランドパターン104、スルーホール用ランド106、LSI及びICの電源とグランド間に配置される電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド108a、108b、109a及び109bが形成されている。5V電源パターン103aはスルーホールを介して、上記電源層113の5V電源パターン103aにそれぞれ導通している。電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド108a、108bは、スルーホール用ランド106を介して電源層113の5V電源パターン103aと、また電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド109a及び109bは、スルーホール用ランド106を介してグランド層114のグランドパターン104とそれぞれ電気的に接続されている。
【0011】
上記の通りの多層プリント配線板の構造の場合、主としてクロック信号パターン105’直下の電源層113がクロック信号パターン105’を流れる高周波電流の帰路となる。
【0012】
以下に、図6で示された4層のプリント配線板の断面構造を考慮した回路構成を示す図7を用いて、高周波電流の流路について説明する。
【0013】
5V電源ライン203aは電源を供給するための5V電源205に電気的に接続され、グランドライン204はグランド206に接地されている。また、バッファ回路201及びIC回路200の電源端子には電源−グランド間バイパスコンデンサ208が接続されている。5V電源ライン203aとグランドライン204の間にはコンデンサとして機能する、破線で示すような浮遊容量207が派生する。
【0014】
LSIの中のバッファ回路201は、IC回路200に対してクロック信号を出力し、このクロック信号はクロック信号ライン202を電流209として流れる。IC回路200からバッファ回路201へは、5V電源ライン203aを帰路として帰路電流212が流れる。
【0015】
図6と図7における主な要素の対応は、クロック信号が伝達されるクロック信号ライン202は第1の信号層112のクロック信号パターン105’に、5V電源ライン203aは電源層112の5V電源パターン103aに、グランドライン204はグランド層114のグランドパターン104にそれぞれ相当することとなる。
【0016】
一般的に差動モードの放射を考えた時、最大放射の方向での電界強度は以下の式1で表わされる。(「実践ノイズ逓減技法」p324、ジャテック出版)
E=263×10−16(fAI)(1/r) (式1)
ここで、 Eは電界強度[V/m]、 fは周波数[Hz]、 Aはループ面積[m]、 Iは電流[A]、 rは受信アンテナまでの距離[m]を表す。上記式1より、電界強度Eはループ面積Aに比例することとなる。つまり、不要輻射ノイズが問題となるような高周波電流Iのループ面積Aはできるだけ小さくすることが望ましい。ループ面積を小さくするには、デジタル信号線はできるだけ短く、かつ、帰路電流が流れるグランドまたは電源パターンはできるだけ信号線の近傍にそって配置することが望ましい。また、デジタル回路の中でも周波数が高い信号が流れるクロック信号線については、特にループ面積Aを小さくする必要がある。
【0017】
5V電源ライン203aに相当する5V電源パターン103aは図6(b)に示されるように薄板状であり、信号ライン202直下にも存在することにより、帰路電流212は主に信号ライン202直下の部分を流れることができるため、電流209と帰路電流212で形成されるループ面積214は小さくなり、不要輻射ノイズも低く抑えられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年において低消費電力化などの要求から、例えばデジタル回路において5Vと3.3V系電源に分ける場合や、同一電圧でもパワーマネジメントの要求から電源を分割する場合が多くなってきている。この場合、電源層は連続した一枚のパターンとはならずに、不連続な分割されたパターンとなる。
【0019】
電源層はその近傍に配置されている信号線を流れる高周波電流の帰路としての役割もしているために、分離された電源パターンを横切るように信号線が配置された場合、帰路電流は信号電流の近傍を流れることができなくなる。
【0020】
図8は2系統の電源電圧を必要とする、2分割された電源パターンを有する多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。本従来例も上述した従来例と同様に4層構造となっているが、(b)に示す電源層133では、5V電圧が必要なQFP型のLSIには5V電源パターン123aが電気的に接続され、3.3V電圧が必要なSOP型のICには3.3V電源パターン123bが電気的に接続された構成となっている。5V電源パターン123aと3.3V電源パターン123bは、非パターン部120により分割されることで絶縁されている。(a)の第1の信号層132のクロック信号パターン125’は、5V電源パターン123aと3.3V電源パターン123bを分割する電源層133の非パターン部120を横断するように形成されている。
【0021】
なお、図8は本実施形態をわかり易く説明するために4層で構成される多層プリント配線板の一部を切り出したものであり、実際の基板はもっと大きくまた多くの部品が実装されている。
【0022】
図9は図8で示した4層のプリント配線板の断面構造を考慮した回路構成を示す回路図である。クロック信号が伝達されるクロック信号ライン302は第1の信号層132のクロック信号パターン125’に、5V電源ライン303aは5V電源パターン123aに、3.3V電源ライン303bは3.3V電源パターン123bに、非接続部311は非パターン部120にそれぞれ相当する。その他の構成は図7と同様である。
【0023】
クロック信号ライン302直下の5V電源ライン303aと3.3V電源ライン303bは、非接続部311により分割されているため、破線で示す帰路電流312は最短経路でバッファ回路301に帰ることができず、浮遊容量307などの経路を経由して帰ることになり、電流309と帰路電流312で形成されるループ面積314は大きくなり、よって不要輻射ノイズも増大することとなる。そこで本発明は、分割された電源パターン間を横断する信号線が形成されている多層プリント配線板の発生する不要輻射ノイズが低減された多層プリント配線板及び電子部品が実装された該多層プリント配線板を搭載した電子機器を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の多層プリント配線板は、高周波信号を出力する電子部品が実装され、少なくとも前記電子部品から出力された高周波信号が流れる信号線が設けられた第1の信号層と、前記第1の信号層の下層に設けられた、前記電子部品に電源を供給する電源層と、前記電源層の下層に設けられた、基準電位を与えるグランド層と、前記グランド層の下層である最下層に設けられた第2の信号層とを有し、前記電子部品は前記電源層、前記グランド層及び前記第2の信号層に電気的に接続されるとともに、前記電源層が、前記信号線の投影される位置で前記信号線と交差する方向に不連続部分で分割された、前記電子部品にそれぞれ電圧の異なる電源を供給する、第1の導電パターンと、第2の導電パターン、及び長時間使用しないときは自動的に電源供給を休止する電源に接続された、第1の導電パターンと同電圧である第3の導電パターンを有する多層プリント配線板において、前記第1の信号層の前記信号線の近傍で、前記不連続部分を横断する位置に少なくとも一つのコンデンサが実装されることで、分割された前記第1の導電パターンと前記第2の導電パターンが高周波的に接続されていることを特徴とする。
【0025】
上記の通り構成された本発明の多層プリント配線板は、電源層が、信号線の投影される位置で信号線と交差する方向に不連続部分で分割された、電子部品にそれぞれ電圧の異なる電源を供給する、第1の導電パターンと、第2の導電パターン、及び長時間使用しないときは自動的に電源供給を休止する電源に接続された、第1の導電パターンと同電圧である第3の導電パターンを有する多層プリント配線板において、第1の信号層の信号線の近傍で、不連続部分を横断する位置にコンデンサが実装して、分割された第1の導電パターンと第2の導電パターンが高周波的に接続されているため、帰路電流は浮遊容量を帰路とせず、コンデンサを帰路の一部とした帰路を流れることとなり、信号線を流れる電流と帰路電流により形成されるループ面積が小さくなるので不要輻射ノイズが低減される。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【0031】
(a)は最上層の第1の信号層12の平面図、(b)は第1の信号層12の下層に設けられた電源層13の平面図、(c)は電源層13の下層に設けられたグランド層14の平面図、(d)は最下層の第2の信号層15の平面図である。相互の位置関係を明確にするため(b)〜(d)は透視図で示してあり、(a)におけるLSI用ランド1との位置関係を明確にするため、(b)〜(d)にはLSI用ランド1の位置が破線で示されている。
【0032】
なお、図1は本実施形態をわかり易く説明するために4層で構成される多層プリント配線板の一部を切り出したものであり、実際の基板はもっと大きくまた多くの部品が実装されている。
【0033】
以下、各層の構造について詳細を説明する。
【0034】
第1の信号層12には(a)に示すように、QFP型のLSIが実装されるLSI用ランド1、SOP型のICが実装されるIC用ランド2、QFP型のLSIに5V電圧の電源を供給するため接続された5V電源パターン3a、およびSOP型のICに3.3V電圧の電源を供給するため接続された3.3V電源パターン3b、LSI及びICのグランド用ランドに接続されたグランドパターン4、信号パターン5、クロック信号が伝達されるクロック信号パターン5’、層間接続のためのスルーホールと導通したスルーホール用ランド6、6a、6bが形成されている。
【0035】
電源層13には(b)に示すように、5V電源パターン3a、3.3V電源パターン3b、スルーホールランド6、6a、6b 、クリアランスホール7が形成されている。5V電源パターン3aはスルーホールランド6と6a、3.3V電源パターン3bはスルーホールランド6、6b と導通しており、さらにスルーホールを介して上記第1の信号層12の5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bおよび後述する第2の信号層15の5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bにそれぞれ接続されている。クリアランスホール7は、電源層13を貫通するスルーホールと、このスルーホールと5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bとを絶縁する外周部より構成されている。本実施形態の場合、電源層13は、5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bとに分割され、両者は非パターン部20により絶縁されている。(a)の第1の信号層12のクロック信号パターン5’は、電源層13の5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bを分割する非パターン部20を横断するように形成されている。
【0036】
グランド層14には(c)に示すように、グランドパターン4、スルーホール用ランド6、クリアランスホール7、7a、7bが形成されている。グランドパターン4はスルーホール用ランド6と導通しており、クリアランスホール7、7a、7b はグランド層14を貫通するスルーホールと、このスルーホールとグランドパターン4とを絶縁する外周部より構成されている。
【0037】
第2の信号層15には(d)に示すように、5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3b、グランドパターン4、スルーホール用ランド6、LSIの5V電源とグランド間に配置される電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド8aと9a、ICの3.3V電源とグランド間に配置される電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド8bと9b、電源間バイパスコンデンサ用ランド10と11が形成されている。5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bはスルーホールを介して、上記電源層13の5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bにそれぞれ導通している。電源間バイパスコンデンサ用ランド10は、第2の信号層15の5V電源パターン3aとスルーホールを介して電源層13の5V電源パターン3aと導通している。また、電源間バイパスコンデンサ用ランド11は、第2の信号層15の3.3V電源パターン3bとスルーホールを介して電源層13の3.3V電源パターン3bと導通している。電源間バイパスコンデンサ用ランド10と11のランド間は、電源間バイパス用のチップ型コンデンサ(不図示)が実装され、接続されることとなる。電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド8a、8bはスルーホール用ランド6を介して電源層13の電源パターン3aと、また電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド9a、9bは、スルーホール用ランド6を介してグランド層14のグランドパターン4と電気的にそれぞれ接続されている。
【0038】
上述のような4層のプリント配線板で、第1の信号層12に配置されたQFP型のLSIとSOP型のIC間を結ぶ信号パターン5及びクロック信号パターン5’は、電源層13に形成された5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bの境界部分、すなわち非パターン部20を横切って配置されている。特にクロック信号パターン5’は高周波電流が流れるため不要輻射ノイズ源となり易い。
【0039】
図2は図1で示された4層のプリント配線板の断面構造を考慮した回路構成を示す回路図である。クロック信号が伝達されるクロック信号ライン402は第1の信号層12のクロック信号パターン5’に、5V電源ライン403aは電源層13の5V電源パターン3aに、3.3V電源ライン403bは電源層13の3.3V電源パターン3bに、グランドライン404はグランド層14のグランドパターン4にそれぞれ相当する。また接続部411は電源間バイパスコンデンサ用ランド10と11とに相当する。
【0040】
電源ライン403aは電源を供給するための5V電源405に、また電源ライン403bは3.3V電源410にそれぞれ電気的に接続され、電源ライン403aと電源ライン403bは電源間バイパスコンデンサ413により接続されている。グランドライン404はグランド406に接地されている。また、バッファ回路401及びIC回路400の電源端子には電源−グランド間バイパスコンデンサ408が接続されている。破線で示した浮遊容量407は5V電源ライン403aあるい3.3V電源ライン403bとグランドライン404の間に派生したものである。
【0041】
LSIの中のバッファ回路401は、IC回路400に対して、クロック信号を出力し、この信号はクロック信号ライン402を高周波の電流409として流れる。IC回路400からバッファ回路401へは、3.3V電源ライン403b 、電源間バイパスコンデンサ413、5V電源ライン203aを帰路として帰路電流412が流れる。
【0042】
上記の構成とすることで、電流409及び帰路電流412により形成されるループ面積414は、図9に示した電流309及び浮遊容量307を通過する帰路電流312により形成されるループ面積314より小さくなり、よって不要輻射ノイズを低減することができる。
【0043】
(第2の実施形態)
図3は、第1の実施形態と同様、本実施形態の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【0044】
各層の基本構成は第1の実施形態と同様である。以下に、本実施形態の、第1の実施形態と異なる特徴について説明する。(a)に示すように第1の信号層32には、後述する電源層33の第2の5V電源パターン23cと第2の信号層35の電源間バイパスコンデンサ用ランド32、33のそれぞれに導通する、スルーホール用ランド26c、26cが新たに設けられている。
【0045】
なお、図3は本実施形態をわかり易く説明するために4層で構成される多層プリント配線板の一部を切り出したものであり、実際の基板はもっと大きくまた多くの部品が実装されている。
【0046】
電源層33には(b)に示すように、第1の5V電源パターン23aと、3.3V電源パターン23b及び長時間使用しない時に自動的にoffとなる第2の5V電源パターン23cとの、3つの電源パターンが形成されている。また、第1の5V電源パターン23aと第2の5V電源パターン23cとの間は非パターン部40aで、第2の5V電源パターン23cと3.3V電源パターン23bの間は非パターン部40bで、それぞれ絶縁されている。
【0047】
グランド層34は(c)に示すように、クリアランスホール27c、27cが新たに設けられている。
【0048】
第2の信号層35には(d)に示すように、第2の5V電源パターン23cと23c、電源間バイパスコンデンサ用ランド32と33が新たに設けられている。第2の5V電源パターン23cと23cはスルーホールを介して電源層33の第2の5V電源パターン23cにそれぞれ導通している。また、電源間バイパスコンデンサ用ランド32は第2の5V電源パターン23cと、電源間バイパスコンデンサ用ランド33は第2の5V電源パターン23cとそれぞれ導通している。
【0049】
電源間バイパスコンデンサ用ランド30と32、31と33のランド間は、それぞれ電源間バイパス用のチップ型コンデンサ(不図示)が実装され、接続されることとなる。
【0050】
上述のような4層のプリント配線板において、第1の信号層32に配置されたQFP型LSIとSOP型IC間を結ぶ信号パターン25及びクロック信号パターン25’が、電源層33に形成された非パターン部40a及び40bを横切って配置されている。特にクロック信号パターン25’は高周波数電流が流れるため不要輻射ノイズ源となり易い。
【0051】
本実施形態ではクロック信号パターン25’の近傍に帰路電流が流れるための経路を電源間バイパス用のコンデンサを電源間バイパス用ランド30と32の間、31と33の間に、それぞれ1個ずつ接続することで経路を確保している。これにより、第1の実施形態と同じ理由によりループ面積は小さくなり、よって不要輻射ノイズを低減することができる。
【0052】
(第3の実施形態)
図4は第1及び第2の実施形態と同様、本実施形態の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。本実施形態の第1の信号層52、グランド層54及び第2の信号層55を構成する要素は、第1の実施形態の第1の信号層12、グランド層14及び第2の信号層15とそれぞれ同様である。また電源層53を構成する要素は、第2の実施形態の電源層33と基本的に同様であるが、本実施形態の、電源層53の第2の5V電源パターン43cは、第2の実施形態の電源層33では存在したスルーホール26c及び26cが省略されている点が異なる。
【0053】
なお、図4は本実施形態をわかり易く説明するために4層で構成される多層プリント配線板の一部を切り出したものであり、実際の基板はもっと大きくまた多くの部品が実装されている。
【0054】
上述のように、構成された4層のプリント配線板において、第1の信号層52に配置されたQFP型LSIとSOP型IC間を結ぶ信号パターン45及びクロック信号パターン45’が、電源層53に形成された非パターン部60a及び60bを横切って配置されている。特にクロックパターン45’は高周波電流が流れるため不要輻射ノイズ源となり易い。
【0055】
本実施形態ではクロック信号パターン45’の近傍に帰路電流が流れるための経路を、第2の信号層55の電源間バイパス用ランド50と51の間に電源間バイパス用のチップ型コンデンサ(不図示)を接続することで確保している。これは電源層53の非パターン部60a、60b及び第2の5V電源パターン3cを横断するように配置されている。これにより、本実施形態もループ面積を小さくすることができ、よって不要輻射ノイズを低減することができる。
【0056】
以上、本発明の多層プリント配線板について3つの実施形態を例に挙げて説明してきた。上述した3つの実施形態では、電源間バイパス用コンデンサを第2の信号層に実装した例を示したが、さらに望ましくはクロック信号パターンの近傍の第1の信号層に配置するのが良い。また電源間バイパス用コンデンサを複数個実装する場合には、これらを第1の信号層と第2の信号層とに分けて実装してもよい。
【0057】
(第4の実施形態)
図5に本発明の第4の実施形態である電子機器の一部の概略断面図を示す。
【0058】
図5において4層プリント配線板600は、第1の実施形態で説明した図1の(a)〜(d)の4層で構成される多層プリント配線板の断面図である。4層プリント配線板600の上面に実装されているQFP型LSI601は図1のLSI用ランド1に、SOP型IC602はIC用ランド2に、それぞれはんだで電気的に接続されている。同様に、下面に実装されているチップ型コンデンサの電源−グランド間バイパスコンデンサ608aはLSI601用のバイパスコンデンサであり、図1では電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド8a、9aにはんだで電気的に接続され、また電源−グランド間バイパスコンデンサ608bはIC602用のバイパスコンデンサであり、図1では電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド8b、9bにはんだで電気的に接続されることとなる。電源−グランド間バイパスコンデンサ608a及び608bは、図2の電源−グランド間バイパスコンデンサ408a及び408bにそれぞれ相当する。
【0059】
チップ型コンデンサの電源間バイパスコンデンサ613は、図1では電源間バイパスコンデンサ用ランド10、11にはんだで電気的に接続され、図1では(b)に示す電源層13の5V電源パターン3aと3.3V電源パターン3bを接続されることとなる。電源間バイパスコンデンサ613は、図2の電源間バイパスコンデンサ413に相当する。
【0060】
図1で示した部品以外に、図5の4層プリント配線板600にはコネクタ603と電源用のケーブル604が図示されている。4層プリント配線板600にはこのほかにも多くの部品が実装されているが、図5では省略してある。
【0061】
筐体607は電子機器のフレームの一部を構成するもので、この筐体607には4層プリント配線板600を取り付けるための支持具606が溶接で取り付けられており、4層プリント配線板600は、この支持具606に例えばビス605で固定される。
【0062】
一般に電子機器は、各国である一定レベル以上に不要輻射ノイズが発生しないように定められているが、電子機器からの不要輻射ノイズは、4層プリント配線板600から直接放射されたり、あるいはコネクタ603を介してケーブル604に伝わり、ケーブル604から放射されたりする。
【0063】
その対策として、例えばノイズ源を金属製の筐体607で囲い、不要輻射ノイズを電子機器の外部にもれないようにする対策などが行われている。しかしながら昇温対策など種々の理由で筐体607には開口部が存在し、そこから不要輻射ノイズがもれてしまい、対策に苦慮しているのが現実である。
【0064】
本実施形態の4層プリント配線板600を組み込んだ電子機器は電磁波シールドに多少の欠陥があっても低ノイズ化を実現できる。すなわち、図2で示したようにループ面積414を小さくしたことで、4層プリント配線板600から直接発生する不要輻射ノイズを小さくできるだけでなく、プリント配線板の電源・グラウンドも安定となり、コネクタ603を介してケーブル604に伝わるノイズも小さくなりケーブル604からの不要輻射ノイズも小さくなる。
【0065】
その結果、電子機器から発生する不要輻射ノイズを容易に小さくすることができる。
【0066】
なお第1ないし第4の実施形態では、4層で構成されるプリント配線板を使用しているが層数は限定されない。また第4の実施形態の筐体607の材質も限定されず、金属製でも樹脂製でも良く、4層プリント配線板600の筐体607への取り付け方法もビス止めに限定されるものでもない。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、電源層が、信号線の投影される位置で信号線と交差する方向に不連続部分で分割された、電子部品にそれぞれ電圧の異なる電源を供給する、第1の導電パターンと、第2の導電パターン、及び長時間使用しないときは自動的に電源供給を休止する電源に接続された、第1の導電パターンと同電圧である第3の導電パターンを有する多層プリント配線板において、第1の信号層の信号線の近傍で、不連続部分を横断する位置にコンデンサが実装して、分割された第1の導電パターンと第2の導電パターンが高周波的に接続されていることで、高周波電流と帰路電流により形成されるループ面積を小さくできる。その結果、ループ面積に比例する不要輻射ノイズの発生を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の多層プリント配線板の断面構造を考慮した回路構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態である電子機器の概略断面図である。
【図6】従来の多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【図7】図6の多層プリント配線板の断面構造を考慮した回路構成を示す回路図である。
【図8】従来の2分割された電源パターンを有する多層プリント配線板を各層ごとに示した平面図である。
【図9】図8の多層プリント配線板の断面構造を考慮した回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1、21、41、101、121 LSI用ランド
2、22、42、102、122 IC用ランド
3a、103a、123a 5V電源パターン
23a、43a 第1の5V電源パターン
3b、23b、43b、123b 3.3V電源パターン
23c、43c 第2の5V電源パターン
4、24、44、104、124 グランドパターン
5、25,45,105,125 信号パターン
5’、25’、45’、105’、125’ クロック信号パターン
6、6a、6b、26、26a、26b、26c、26c、46、46a、46b、106、126 スルーホール用ランド
7、7a、7b、27、27a、27b、27c、27c、47、47a、47b、107、127 クリアランスホール
8a、8b、9a、9b、28a、28b、29a、29b、48a、48b、49a、49b、108a、108b、109a、109b 、128a、128b、129a、129b 電源−グランド間バイパスコンデンサ用ランド
10、11、30、31、32,33、50,51、 電源間バイパスコンデンサ用ランド
12,32,52,112,132 第1の信号層
13,33,53,113,133 電源層
14,34,54,114,134 グランド層
15,35,55,115,135 第2の信号層
20、40a、40b、60a、60b、120 非パターン部
200、300,400 IC回路
201、301,401 バッファ回路
202、302,402 クロック信号ライン
203a、303a、403a 5V電源ライン
204、304,404 グランドライン
205,305,405 5V電源
206,306,406 グランド
207,307,407 浮遊容量
208,308,408a、408b,608a、608b 電源−グランド間バイパスコンデンサ
209,309,409 電流
212,312,412 帰路電流
303b、403b 3.3V電源ライン
310,410 3.3V電源
311 非接続部
413、613 電源間バイパスコンデンサ
214,314,414 ループ面積
600 4層プリント配線板
601 QFP型LSI
602 SOP型IC
603 コネクタ
604 ケーブル
605 ビス
606 支持具
607 筐体

Claims (1)

  1. 高周波信号を出力する電子部品が実装され、少なくとも前記電子部品から出力された高周波信号が流れる信号線が設けられた第1の信号層と、前記第1の信号層の下層に設けられた、前記電子部品に電源を供給する電源層と、前記電源層の下層に設けられた、基準電位を与えるグランド層と、前記グランド層の下層である最下層に設けられた第2の信号層とを有し、前記電子部品は前記電源層、前記グランド層及び前記第2の信号層に電気的に接続されるとともに、前記電源層が、前記信号線の投影される位置で前記信号線と交差する方向に不連続部分で分割された、前記電子部品にそれぞれ電圧の異なる電源を供給する、第1の導電パターンと、第2の導電パターン、及び長時間使用しないときは自動的に電源供給を休止する電源に接続された、第1の導電パターンと同電圧である第3の導電パターンを有する多層プリント配線板において、
    前記第1の信号層の前記信号線の近傍で、前記不連続部分を横断する位置に少なくとも一つのコンデンサが実装されることで、分割された前記第1の導電パターンと前記第2の導電パターンが高周波的に接続されていることを特徴とする多層プリント配線板。
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