JPH1140947A - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JPH1140947A
JPH1140947A JP9190993A JP19099397A JPH1140947A JP H1140947 A JPH1140947 A JP H1140947A JP 9190993 A JP9190993 A JP 9190993A JP 19099397 A JP19099397 A JP 19099397A JP H1140947 A JPH1140947 A JP H1140947A
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Japan
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layer
wiring board
printed wiring
multilayer printed
signal
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JP9190993A
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Hiroshi Mochizuki
寛 望月
Junichi Takuri
順一 田栗
Yoshiaki Hotta
美明 堀田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、多層プリント配線板の周端部
からの電磁波ノイズのシールドを行えるとともに、製造
工程が簡単な多層プリント配線板を提供することにあ
る。 【解決手段】多層プリント配線板100は、外層130
A,130Bと、この外層130A,130Bの内側に
積層され、信号若しくは電源の配線パターンを形成する
信号層150A,150B,150C,150Dと、外
層に搭載される部品に電源を給電する電源層160と、
グランド電位に接続されたグランド層170とを備えて
いる。さらに、外層130A,130Bの内側には、フ
レームグランド層140A,140Bを備えている。ま
た、スルーホール190A,190Bが、積層された多
層プリント配線板100の配線領域の外周部に一定間隔
で形成されるとともに、フレームグランド層190に電
気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層プリント配線
板に係り、特に、電磁波シールド対策を施した多層プリ
ント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子装置に使用される多層プリン
ト配線板は、信号の高速化と搭載部品の高密度実装化に
伴い、外部からの電磁波ノイズの影響を受けやすくなっ
てきている。また、逆に、搭載された部品や信号配線パ
ターンから発生した電磁波ノイズが、外部へ与える影響
も無視できなくなってきている。このようなプリント配
線板から放射される電磁波ノイズを抑えるためには、信
号配線パターンや電源配線パターンの回路インピーダン
スを下げる方法があり、具体的には、信号層に対しては
グランド層を挿入することでインピーダンスを下げた
り、外層にはグランド層に接続したべた銅箔領域を設け
ることにより信号層から放射される電磁波ノイズをシー
ルドする方法などが採られていた。
【0003】さらに、多層プリント配線板に側端部から
の電磁波ノイズをシールドするためのEMI(Elec
tro−Magnetic Interferenc
e)対策の方法としては、例えば、特開平7−2357
76号公報や、特開平7−235770号公報に記載さ
れているものが知られている。
【0004】第1に、特開平7−235776号公報に
記載されている多層プリント配線板の側端部のEMI対
策方法としては、電源層とグランド層を設けた多層プリ
ント配線板の周端部に、配線基板の周面を覆いかつグラ
ンド層に接続された形で導電層を形成するものが知られ
ている。電源層とグランド層とにわたって誘起される電
磁波は、グランド層に接続された導電層の電磁シールド
により、表皮効果を起こして導電層近傍に閉じこめら
れ、導電層の外部には放出されず、電磁波ノイズをシー
ルドできるものである。
【0005】第2に、特開平7−235770号公報に
記載されている多層プリント配線板の側端部のEMI対
策方法としては、誘電体を挟んで電源層とグランド層を
設けた多層プリント配線基板において、電源層とグラン
ド層に挟まれた誘電体より誘電率の低い誘電体層が周端
部に配置するものが知られている。電源層とグランド層
とにわたって誘起される電磁波は、端部では誘電率の低
い誘電体層により減衰され、電磁波ノイズをシールドで
きるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−235776号公報に記載されている方法は、多層
プリント配線板の周面を覆う導電層を設ける必要がある
ため、この導電層を設けるための基板の製造工程が複雑
になるという問題があった。
【0007】また、特開平7−235770号公報に記
載されている方法は、多層プリント配線板の周端部に誘
電率の低い導電層を設ける必要があるため、この誘電率
の低い導電層を設けるための基板の製造工程が複雑にな
るという問題があった。
【0008】本発明の目的は、多層プリント配線板の周
端部からの電磁波ノイズのシールドを行えるとともに、
製造工程が簡単な多層プリント配線板を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、外層と、
この外層の内側に積層され、信号若しくは電源の配線パ
ターンを形成する信号層と、上記外層に搭載される部品
に電源を給電する電源層と、グランド電位に接続された
グランド層とを有する多層プリント配線板において、上
記積層された多層プリント配線板の配線領域の外周部に
一定間隔で形成されるとともに、上記グランド層に電気
的に接続された導電性のスルーホールを備えるようにし
たものである。かかる構成により、バイアホールと同様
の工程で、しかも、バイアホールの形成と同時に、スル
ーホールを形成でき、このスルーホールによって多層プ
リント配線板の周端部から漏れる電磁波をシールドでき
るため、その製造工程が容易となるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態による多層プリント配線板の構成につい
て説明する。
【0011】最初に、図1を用いて、本発明の一実施形
態による多層プリント配線板の断面構造について説明す
る。
【0012】本実施形態による多層プリント配線板10
0は、ガラスエポキシ樹脂や紙フェノール等の絶縁材か
らなる5層の絶縁コア層110A,110B,110
C,110D,110Eと、プリプレグ材等の絶縁性接
着材からなる4層の絶縁接着層120A,120B,1
20C,120Dを有している。
【0013】絶縁コア層110A,110B,110
C,110D,110Eの上面と下面には、銅箔等の導
電性薄膜層が形成された後、エッチングによって所定の
パターン形状に形成されている。絶縁コア層110Aの
上面には、部品を搭載する導電性の部品搭載層(外層)
130Aが形成されている。また、絶縁コア層110A
の下面には、フレームグランド電位に接続されるフレー
ムグランド層140Aが形成されている。フレームグラ
ンド層140Aは、リターン電流によって発生する電磁
波ノイズの漏洩を防止するEMI対策用に設けられたグ
ランド層であり、この電位は装置全体をアースする,い
わゆるフレームグランド電位に接続され、本実施形態に
よる多層プリント配線板100を装置内に組み込んだ
時、装置内のフレーム等とは1箇所で接続される,即
ち、1点アースされるものである。フレームグランド層
140Aが、リターン電流によって発生する電磁波ノイ
ズの漏洩を防止する働きについては、図4を用いて後述
する。
【0014】絶縁コア層110Bの上面及び下面には、
それぞれ部品搭載層130Aに搭載された部品間を接続
するための信号配線パターンと電源用配線パターンを有
する信号層150A,150Bが形成されている。信号
層150A,150Bは、上下の2層をペア層とし、1
層をX軸方向パターンとし、他の層をY軸方向パターン
層として信号配線パターンを形成してある。
【0015】絶縁コア層110Cの上面には、搭載した
部品に電源を給電するための電源層160が形成されて
いる。また、絶縁コア層110Dの下面には、グランド
電位に接続するためのグランド層170が形成されてい
る。グランド層170は、グランド電位に接続されるも
のであるが、フレームグランド層140Aとは異なり、
装置内のフレーム等とは複数箇所で接続される,即ち、
多点アースされるものである。電源層160とグランド
層170は、上下の2層をペアとし、電源・グランド層
ペアを形成している。電源層160には、単一の電源電
圧が印加される。電源電圧が、5Vと3.3Vとのよう
に複数種類必要な場合には、電源・グランド層ペアのペ
ア層数を増加することができる。また、電流容量に応じ
ても、電源・グランド層ペアのペア層数を増加すること
ができる。
【0016】絶縁コア層110Dの上面及び下面には、
それぞれ部品搭載層130Aに搭載された部品間を接続
するための信号配線パターンと電源用配線パターンを有
する信号層150C,150Dが形成されている。信号
層150C,150Dは、上下の2層をペア層とし、1
層をX軸方向パターンとし、他の層をY軸方向パターン
層として信号配線パターンを形成してある。即ち、本実
施形態においては、信号層は、信号層150A,150
Bからなる第1のペア信号層と、信号層150C,15
0Dからなる第2のペア信号層との2ペアとなってい
る。なお、部品の実装密度による配線収容性に応じて、
信号ペア層数は増加することができる。
【0017】絶縁コア層110Dの上面には、フレーム
グランド電位に接続されるフレームグランド層140B
が形成されている。フレームグランド層140Bは、フ
レームグランド層140と同じ働きをするものである。
また、絶縁コア層110Dの下面には、半田面となる外
層130Bが形成されている。即ち、本実施形態におけ
る多層プリント配線板100は、片方の面にのみ部品を
搭載する片面実装としている。なお、両面実装の場合に
は、外層130Bを部品搭載層とすればよいものであ
る。
【0018】本実施形態における多層プリント配線板1
00においては、部品搭載層(外層)130A,外層1
30Bと、フレームグランド層140A,140Bと、
信号層150A,150B,150C,150Dと、電
源層160と、グランド層170とからなる導電性層の
相互の関係について説明すると、次のように構成されて
いる。多層プリント配線板100の最外層には、外層1
30A,130Bが位置している。外層130A,13
0Bは、部品搭載層や半田付け層となる。外層130
A,130Bの内側には、フレームグランド層140
A,140Bが設けられている。フレームグランド層1
40A,140Bの内側には、信号層150A,150
B,150C,150Dと、電源層160と、グランド
層170とが設けられている。図1に示したように、信
号層150A,150Bからなる第1のペア信号層と、
信号層150C,150Dからなる第2のペア信号層と
の2ペアとなっている場合には、2つの信号ペア層の間
に、電源・グランド層ペアを配置している。
【0019】外層130A,130Bの内側に、フレー
ムグランド層140A,140Bを設け、さらに、その
内側に、信号層150A,150B,150C,150
Dと、電源層160と、グランド層170とを設けるこ
とにより、リターン電流によって発生する電磁波ノイズ
の漏洩を防止することができ、この詳細については、図
4を用いて後述する。
【0020】4層の絶縁接着層120A,120B,1
20C,120Dは、ぞれぞれ、5層の絶縁コア層11
0A,110B,110C,110D,110Eの間に
介在しており、絶縁接着層120A,120B,120
C,120Dを用いて、絶縁コア層110A,110
B,110C,110D,110Eは、相互に接着され
て多層プリント配線板100が構成される。
【0021】さらに、信号層150Aと信号線150B
からなる信号ペア層間は、バイアホール180Aによっ
て電気的に接続される。また、信号層150Cと信号線
150Dからなる信号ペア層間は、バイアホール180
Bによって電気的に接続される。部品搭載層130Aに
搭載された部品210は、バイアホール180Cによっ
て、信号層150Bに接続され、また、バイアホール1
80Dによって、グランド層170に接続される。バイ
アホール180A,180B,180C,180Dは、
絶縁コア層110A,110B,110C,110Dに
形成された開口であるビアの内壁面に銅等の導電性物質
の膜を形成したり、開口内を導電性物質で充填して形成
される。
【0022】また、部品220のピンは、バイアホール
180Eによって、グランド層170に接続され、バイ
アホール180Fによって、電源層160に接続され
る。バイアホール180E,180Fは、積層構造の多
層プリント配線板100を接着固定した後形成された開
口部に、部品220のピンを挿入した上で、多層プリン
ト配線板100の下面側,外面130Bの側から半田デ
ィップすることによって、開口部内に半田を充填して形
成される。
【0023】さらに、本実施形態においては、多層プリ
ント配線板100の外周側に、スルーホール190A,
190Bが形成されている。スルーホール190A,1
90Bは、フレームグランド層140A,140Bに接
続されており、多層プリント配線板100の周端部から
の電磁波ノイズのシールドを行うために設けられてい
る。電磁波ノイズをシールドできる理由については、図
3を用いて後述する。
【0024】スルーホール190A,190Bは、バイ
アホール180E,180Fと同様にして、積層構造の
多層プリント配線板100を接着固定した後形成された
開口部に、多層プリント配線板100の下面側,外面1
30Bの側から半田ディップすることによって、開口部
内に半田を充填して形成される。
【0025】多層プリント配線板100の厚さTは、図
1に示したように、5層の絶縁コア層110A,110
B,110C,110D,110Eと、4層の絶縁接着
層120A,120B,120C,120Dによって構
成される場合、約1.4mmである。従って、スルーホ
ール190A,190Bに開口部を形成することも容易
であるとともに、この開口部内に半田ディップによっ
て、半田を充填することも容易に行えるものである。バ
イアホール180E,180Fによる半田ディップは、
従来からも行われているものであり、従来と同様の技術
によって、容易に、多層プリント配線板100の周端部
からの電磁波ノイズをシールドするためのスルーホール
190A,190Bの形成も容易に行えるものである。
【0026】次に、図2を用いて、本発明の一実施形態
による多層プリント配線板におけるスルーホールについ
て説明する。
【0027】多層プリント配線板100は、部品搭載層
(外層)130A,外層130Bと、フレームグランド
層140A,140Bと、信号層150A,150B,
150C,150Dと、電源層160と、グランド層1
70とからなる導電性層の積層構造である。なお、多層
プリント配線板100は、その積層概念を模式的に示し
ているため、5層の絶縁コア層と、4層の絶縁接着層の
図示は、省略してある。
【0028】搭載部品層130の中の配線領域130X
は、多層プリント配線板100の中央部に形成されてい
る。スルーホール190A,190B,…,190L,
190M,…は、配線領域130Xの周囲に、一定間隔
Lで設けられている。スルーホール190A,190
B,…は、フレームグランド層140A,140Bと電
気的に接続されている。
【0029】多層プリント配線板の内部では、色々な周
波数のノイズが存在しているが、多層プリント配線板の
周端面に、一定の間隔でグランド電位のスルーホールを
設けることにより、そのスルーホール間隔に応じた周波
数帯域以下のノイズはプリント配線板端面で定在波とし
て存在し得なくなり、減衰するため、多層プリント配線
板の外部に漏洩することなく、確実にシールドすること
ができる。
【0030】ここで、図3を用いて、本発明の一実施形
態による多層プリント配線板におけるスルーホールの間
隔について説明する。
【0031】グランド電位にある導電性部材が、一定の
間隔で整列している場合、ノイズの波長λと、その導電
性部材によって減衰されるノイズの減衰量S(dB)の
関係は次式のようになる。 S=20・log(λ/2L) 即ち、上式は、波長λ以上の領域に対してあるSdB以
上のシールド効果を確保するために必要なスリット間隔
値Lの関係を表わしている。例えば、1GHz以下の領
域で、20dB程度のシールド効果を得ようとすると、
そのために必要なスリット間隔値Lは、上式を用いて求
めると、1.5cmとなる。即ち、スルーホール190
の間隔を、1.5cmとすることで、周波数1GHzに
対して20dB程度のシールド効果が得られることにな
る。周波数1GHz以下の帯域では、さらに減衰され
る。通常、高速回路系に用いられるECL(Emitt
erCoupled Logic)回路で発生するノイ
ズ成分は、殆どが1GHz以下であり、1.5cm間隔
でEMI対策用のスルーホール190を、多層プリント
配線板の配線領域外であって、周囲の領域に配置するこ
とによって、電磁波ノイズのシールド効果を得ることが
できる。
【0032】しかも、従来のように、電源層とグランド
層を設けた多層プリント配線板の周端部に、配線基板の
周面を覆いかつグランド層に接続された形で導電層を形
成したり、電源層とグランド層に挟まれた誘電体より誘
電率の低い誘電体層が周端部に配置するものでは、導電
層や誘電体層を設ける工程が必要であるため、その製造
が容易でなかったのに対して、本実施形態では、バイア
ホールと同様の工程で、しかも、バイアホールの形成と
同時に、スルーホールを形成できるため、その工程が容
易となるものである。
【0033】次に、図4を用いて、本発明の一実施形態
による多層プリント配線板におけるリターン電流によっ
て発生する電磁波ノイズをシールドする働きについて説
明する。
【0034】信号層150の配線パターン150Xと信
号用グランド層170は、搭載された部品230,24
0の回路を通して電気的に接続されている。従って、信
号層の配線パターン150Xに信号が流れると、部品2
30,240の回路を通してリターン電流が信号用グラ
ンド層170に生じる。信号層150の配線パターン1
50Xから誘起される電磁波ノイズは、グランド層17
0が漏洩防止層の働きをするため、ノイズが減衰され
る。また、リターン電流により誘起される電磁波ノイズ
に対しては、電磁波シールド用フレームグランド層14
0は信号用グランド層170とは一点のみで接続されて
いるため、リターン電流は、電磁波シールド用フレーム
グランド層140には流れ難く、電位は安定しているた
め、ノイズは発生しないことになる。電磁波シールド用
フレームグランド層140を多層プリント配線板100
の表裏面に設けることにより、表裏面方向には内部で誘
起された電磁波ノイズは、フレームグランド層による表
皮効果のためグランド層近傍に閉じこめられ、多層プリ
ント配線板100の外部には放出されず、確実にシール
ドすることができることになる。
【0035】即ち、本実施形態においては、電磁波シー
ルド用フレームグランド層をフレームグランド電位とす
ることにより、信号用グランド層では問題となる部品が
動作することで発生するリターン電流の変動によるノイ
ズの影響を受けることなく、確実にシールドすることが
できる。
【0036】EMI対策用フレームグランド層は外層に
より近い内層として設けることにより、このグランド層
に挟まれた全ての層から発生する電磁波ノイズをシール
ドすることができる。
【0037】なお、本実施形態においては、多層プリン
ト配線板の端面からの電磁波シールドには、スルーホー
ルを設けているが、バイアホールを使用しても同じ効果
が得られる。
【0038】また、EMI対策用フレームグランド層を
設けない場合には、EMI対策用スルーホールを信号用
グランド層に接続することにより、多層プリント配線板
の断面からの電磁波ノイズをシールドする効果は得られ
るものである。
【0039】なお、本発明の実施態様としては、以下の
ものがある。外層と、この外層の内側に積層され、信号
若しくは電源の配線パターンを形成する信号層と、上記
外層に搭載される部品に電源を給電する電源層と、グラ
ンド電位に接続されたグランド層とを有する多層プリン
ト配線板において、上記外層の内側であって、上記信号
層及び上記電源層及び上記グランド層の外側に設けら
れ、フレームグランド電位に1点で接続されているフレ
ームグランド層を備えた多層プリント配線板。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、多層プリント配線板に
おけるその周端部からの電磁波ノイズのシールドを行え
るとともに、多層プリント配線板を容易に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による多層プリント配線板
の断面構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による多層プリント配線板
の層構造を模式的に表した部分カットで断面構造を示す
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による多層プリント配線板
においてスルーホールを用いた場合におけるノイズ周波
数とノイズ減衰量の関係を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による多層プリント配線板
におけるリターン電流によって発生する電磁波ノイズを
シールドする働きの説明図である。
【符号の説明】
100…多層プリント配線板 110A,110B,110C,110D,110E…
絶縁コア層 120A,120B,120C,120D…絶縁接着層 130A…部品搭載層(外層) 130B…外層 130X…配線領域 140A,140B…フレームグランド層 150A,150B,150C,150D…信号層 160…電源層 170…グランド層 180A,180B,180C,180D,180E,
180F…バイアホール 190A,190B,190L,190M…スルーホー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外層と、この外層の内側に積層され、信号
    若しくは電源の配線パターンを形成する信号層と、上記
    外層に搭載される部品に電源を給電する電源層と、グラ
    ンド電位に接続されたグランド層とを有する多層プリン
    ト配線板において、 上記積層された多層プリント配線板の配線領域の外周部
    に一定間隔で形成されるとともに、上記グランド層に電
    気的に接続された導電性のスルーホールを備えたことを
    特徴とする多層プリント配線板。
JP9190993A 1997-07-16 1997-07-16 多層プリント配線板 Pending JPH1140947A (ja)

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