JP3608123B2 - バーハンドル車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二・三輪車や三・四輪バギー車、ゴルフカートやスノーモビル等の、車体をハンドルバーで操向するバーハンドル車両を対象としたブレーキ装置であって、特にブレーキレバーを用いた液圧マスタシリンダの圧液で機械式の後輪ブレーキを作動する構成のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブレーキレバーの操作で液圧マスタシリンダに圧液を発生する液圧系統に、機械式ブレーキを組合わせた従来技術として、例えば実開平2−57767号公報に開示されるものがある。
この技術は、液圧マスタシリンダにつながれた液圧配管と、機械式ブレーキを牽引作動するブレーキケーブルとの間にアクチュエータを介装し、液圧マスタシリンダの圧液作動をアクチュエータで機械的作動に変換して、機械式ブレーキを作動させるもので、圧液による作動特性と機械式ブレーキの機能特性の双方を活かしつつ、ブレーキワイヤの伸びによるロスを減少してブレーキレバーの剛性感を向上したり、制動熱によるベーパロックの発生防止等を行なえるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、走行中の車両に制動力をかけた場合に、車体重量が慣性力で車体前部側へ移動して、後輪制動に必要な車体後部側荷重が小さくなるため、後輪ブレーキへの圧液を適宜減少することが好ましいことはよく知られているが、上述の機械式ブレーキをバーハンドル車両の後輪ブレーキに適用した場合には、PCV(プレッシャ コントロール バルブ)やPバルブ(プロポーショニング バルブ)等の液圧低減手段を別途に介装しなければならず、コスト高や車体重量及び組付け作業工数の増加は免れなかった。
【0004】
そこで本発明は、液圧マスタシリンダの圧液で作動する機械式ブレーキを後輪ブレーキに適用しながら、別途に液圧低減手段を用いることなく、後輪ブレーキへの制動力を抑制して、後輪ブレーキに対する入出力圧を理想配分に近づくようにすることを目的としたバーハンドル車両用ブレーキ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブレーキレバーに操作される液圧マスタシリンダに液圧配管をつないだ液圧系統にて後輪ブレーキを作動するバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記後輪ブレーキを、連繋手段にて牽引操作される機械式ブレーキとし、該連繋手段と前記液圧配管との間に、シリンダ体内部のシリンダ孔をシリンダロッドと一体のピストンにて液圧室と大気室とに画成した作動力変換用のアクチュエータを配設し、前記液圧室に前記液圧配管を接続すると共に、前記シリンダロッドの先端をシリンダ体外部へ突出させて前記連繋手段を接続し、前記大気室にスライドプレートを挟んでセット荷重の異なる2つのスプリングを縮設しことを特徴している。
【0007】
アクチュエータのシリンダロッドと連繋手段とは、直接連結する以外に、リンク機構等の適宜な伝達手段を介装してもよい。また後輪ブレーキとして、機械式のドラムブレーキを採用した場合には、ディスクロータやキャリパボディが張り出す機械式ディスクブレーキのように、大きな配置スペースを占有することがないから、後輪のホイール径が小さく、且つ後輪の一側部にエンジンや動力伝達機構,変速機構を一体化したパワーユニットを備えるスクータ型車両にも、ホイールハブをブレーキドラムに利用して、ドラムブレーキをホイールハブに収容配置することができる。
【0008】
記発明によれば、ブレーキレバーの握り操作によって液圧マスタシリンダに発生した圧液を、液圧配管からアクチュエータの液圧室へ供給し、液圧室を拡大しながらピストンを大気室方向へ押動して、ピストンと一体のシリンダロッドをスライドし、更にシリンダロッドが連繋手段を牽引して後輪ブレーキを作動する。
【0009】
大気室に設定された2つのスプリングのうち、ピストンの移動初期段階では、セット荷重の低い一方のスプリングが圧縮されて行く。そして、一方のスプリングのセット荷重が、セット荷重の高い他方のスプリングのセット荷重まで高まると、双方のスプリングが間に挟んだスライドプレートを移動させながら圧縮されて行く。
【0010】
ピストンの移動で圧縮される2つのスリプリングの圧縮荷重は、シリンダロッドのストローク抵抗となり、セット荷重の低い一方のスプリングのみが圧縮されて行くピストンの制動前半では、シリンダロッドが大きくストロークするが、セット荷重の高い他方のスプリングも同時に圧縮される制動後半では、ストローク抵抗が増大して、シリンダロッドのストローク量が小さくなる。従って、シリンダロッドのスライドによって連繋手段を介して牽引操作される後輪ブレーキの作動力は、セット荷重の高い他方のスプリングが圧縮される段階から低減されるので、後輪ブレーキの制動後半の作動力が弱められる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一形態例を図1及び図2に基づいて説明する。
ブレーキ装置1は、バーハンドル車両の車体操向用ハンドルバーの両端部に設けた第1ブレーキ操作手段2と第2ブレーキ操作手段3によって、前輪ブレーキ4と後輪ブレーキ5が操作される。
【0012】
第1ブレーキ操作手段2は、ブレーキレバー6とタンデム型の液圧マスタシリンダ7との組合わせでなり、該液圧マスタシリンダ7に前・後輪ブレーキ用の2つの液圧配管8,9を接続して2つの液圧系統を構成した連動式で、第1ブレーキ操作手段2では、ブレーキレバー6の握り操作により液圧マスタシリンダ7で発生した圧液によって、前・後輪ブレーキ4,5を同時に作動し、またブレーキレバーを用いた第2ブレーキ操作手段3では、第1ブレーキ操作手段2とは別個に、後輪ブレーキ5のみを作動するようになっている。
【0013】
前輪ブレーキ4には、液圧マスタシリンダ7で発生した圧液でキャリパボディ10を作動してディスクロータ11を制動する液圧式のディスクブレーキが用いられており、キャリパボディ10には、前輪ブレーキ用の液圧配管8が接続されている。また後輪ブレーキ5には、ブレーキケーブル12に牽引される機械式のドラムブレーキが用いられており、ブレーキケーブル12は、両端部を第ブレーキ操作手段と後輪ブレーキ5のバックプレート13に枢支された作動レバー14とに接続され、中間部をリンク機構15及びアクチュエータ16を介して、後輪ブレーキ用の液圧配管9と接続されている。
【0014】
液圧配管8,9には、一般にABS(アンチロックブレーキシステム)と呼ばれる液圧制御装置17が介装されており、液圧マスタシリンダ7から液圧配管8,9へ供給される圧液が車速や路面状況に照して過大な時に、これを液圧制御装置17で調整して前・後輪のロックを有効に防止しながら、最短の制動距離を安定した車体姿勢で停止できるようにしている。
【0015】
前記リンク機構15は、中間部を車体側に枢支され、一端をブレーキケーブル12に接続されるリンク18と、該リンク18の他端に枢支されるリンクロッド19とからなっている。アクチュエータ16は、後輪ブレーキ5に対する第1ブレーキ操作手段2からの液圧作動力を機械的作動力に変換する作動力変換機構で、シリンダ体20内部のシリンダ孔21を、シリンダロッド22と一体のピストン23にて液圧室24と大気室25とに画成して、液圧室24に後輪ブレーキ用の液圧配管9を接続し、大気室25の中心軸上に配設されるシリンダロッド22をシリンダ体20の外部へ突出させて、先端の嵌合凹部22aにリンク機構15のリンクロッド19の先端を収容している。また大気室25には、スライドプレート26がシリンダロッド22に外挿して設けられ、該スライドプレート26を挟んで、ピストン側にセット荷重の小さなスプリング27が、シリンダロッド先端側にセット荷重の大きなスプリング28が、それぞれ縮設されている。
【0016】
第1ブレーキ操作手段2のブレーキレバー6を握り操作すると、液圧マスタシリンダ7に発生した圧液の一部が、前輪ブレーキ用の液圧配管8を通してキャリパボディ10へ送られ、前輪ブレーキ4を前述のように作動するほか、圧液の一部は後輪ブレーキ用の液圧配管9へ分岐してアクチュエータ16の液圧室24に供給され、液圧室24を拡大しながらピストン23を大気室方向へ押動して、シリンダロッド22を突出方向へスライドする。シリンダロッド22はリンク機構15のリンクロッド19を押動し、該リンクロッド19が同じくリンク機構15のリンク18を回動してブレーキケーブル12を牽引し、更に作動レバー14を作動方向へ回動して後輪ブレーキ5を作動する。
【0017】
一方、第2ブレーキ操作手段3を握り操作すると、該ブレーキ操作手段3に直結されたブレーキケーブル12が牽引され、作動レバー14を作動方向へ回動して後輪ブレーキ5を作動する。第2ブレーキ操作手段3による後輪ブレーキ5の作動では、ブレーキケーブル12の牽引に伴ってリンク機構15のリンク18が回動するが、リンク18の他端に枢支されるリンクロッド19は、先端がシリンダロッド22の嵌合凹部22aを抜け方向へ移動するだけで、アクチュエータ16に作動を与えない。
【0018】
また、上述の制動操作を解除した後輪ブレーキ5側では、制動時に作動レバー14の回動で圧縮されていたリターンスプリング29が伸長方向へ復元して作動レバー14を非作動方向へ回動し、ブレーキケーブル12が後輪ブレーキ方向へ牽引される。そして、リンク機構15のリンク18とリンクロッド19とが制動とは逆方向へ作動してアクチュエータ16のシリンダロッド22とピストン23とをシリンダ体内へ押し込み、液圧室24内を拡大していた圧液を液圧マスタシリンダ7へ還流させて非作動状態に復帰する。
【0019】
第1ブレーキ操作手段2による後輪ブレーキ5の制動では、アクチュエータ16の大気室25に設定された2つのスプリング27,28のうち、ピストン23の移動が開始された制動初期段階では、セット荷重の低いピストン側のスプリング27のみが圧縮されて行く。そして、ピストン23が大気室方向へ移動して、ピストン側のスプリング27のセット荷重が、セット荷重の高いシリンダロッド先端側のスプリング28のセット荷重まで高まると、双方のスプリング27,28がスライドプレート26を移動させながら、シリンダロッド先端方向へ圧縮されて行く。
【0020】
図2は、後輪ブレーキ用の液圧系統からアクチュエータ16のピストン23へ作用する圧液の入力と、アクチュエータ16のシリンダロッド22から後輪ブレーキ5へ機械的に作用する出力との関係を示したもので、ピストン23の移動開始から制動前半では、セット荷重の小さなスプリング27のみの圧縮で、スプリング27からシリンダロッド22に作用するストローク抵抗が小さいため、入力と出力とが略1:1の比例関係で上昇するが、セット荷重の高いシリンダロッド先端側のスプリング28の圧縮が開始される点P以降の制動後半では、スプリング27の圧縮にセット荷重の大きなスプリング28の圧縮が加わって、入力に対する出力が入力以下に抑制されるので、本形態例の入出力配分を、後輪ブレーキに対する理想配分に極力近づけることができるようになる。
【0021】
従って、上述の入出力配分から、後輪ブレーキ5の作動力となるシリンダロッド22のストロークは、点Pを境に前半が大きく、後半が小さく抑えられるようになり、後輪ブレーキ5に理想的な制動力を持たせることができる。このように、本形態例のアクチュエータ16は、後輪ブレーキ5に対する第1ブレーキ操作手段2からの液圧作動力を機械的作動力に変換する本来の作動力変換機能のほかに、後輪ブレーキ5の制動後半の作動力を低減する作動力低減機能を併せ持つから、後輪ブレーキ5に小型で安価な機械式ブレーキを採用しながらも、別途にPCVやPバルブ等の液圧低減手段を用いることなく、機械式ブレーキに後輪ブレーキ5としての良好な制動力を設定することができる。
【0022】
しかも、アクチュエータ16がシンプルな構造で済むので、一層安価に製作することができる。更に、作動力低減機能を持つアクチュエータ16と液圧配管8,9中の液圧制御装置17との併用により、前・後輪ブレーキ4,5の制動力を良好にコントロールすることができると共に、車体重量の軽減と組付け作業工数の省略が図れる。
【0023】
また、双方の液圧系統に介装された液圧制御装置17が、一般に高速走行時に過大な制動力が急激に作用した場合に作動するよう設定されるのに対し、アクチュエータ16は、第1ブレーキ操作手段2を操作して後輪ブレーキ5が作動する度に制動後半の制動力を低減するから、液圧制御装置17の使用頻度を減少することができ、液圧制御装置17の耐久性と信頼性を高めるのに役立つ。
【0024】
図3は、本発明の第2形態例を示すもので、本形態例では第1形態例に用いた後輪ブレーキ専用の第2ブレーキ操作手段を省略して、前・後輪ブレーキ4,5を、第1ブレーキ操作手段2からの2つの液圧系統を通して同時に作動するようになっている。また、後輪ブレーキ用の液圧系統を機械的作動力に変換するアクチュエータ40のシリンダロッド41を引き方向に作動する構造に変更して、ブレーキケーブル12をシリンダロッド41で直接牽引するようにした点で、第1形態例と異なっている。
【0025】
上記アクチュエータ40は、シリンダ体42内のシリンダ孔43を、シリンダロッド41と一体のピストン44によって、液圧室45と大気室46とに画成し、液圧室45に後輪ブレーキ用の液圧配管9が接続されるが、シリンダロッド41は、大気室46を通らずにピストン44からシリンダ体43の大気室46とは反対側の底壁から外部へ突出しており、その先端に後輪ブレーキ用のブレーキケーブル12が直結されている。
【0026】
大気室46には、スライドプレート47を挟んで、ピストン側にセット荷重の小さなスプリング48が、シリンダロッド先端側にセット荷重の大きなスプリング49が、それぞれ縮設されており、またシリンダ体42の大気室側底壁には、スプリング48,49の伸縮時に大気室46内の空気を吸排するための通気孔50が穿設されている。
【0027】
ブレーキレバー6の握り操作によって、液圧マスタシリンダ7から後輪ブレーキ用の液圧配管9へ分岐した圧液は、アクチュエータ40の液圧室45に入って双方のスプリング48,49を圧縮しながらピストン44を大気室方向へ押動する。シリンダロッド41は、ピストン44の移動によってシリンダ体内へ引き込まれて行き、ブレーキケーブル12を牽引して作動レバー14を回動し、後輪ブレーキ5を作動する。
【0028】
このように本形態例は、アクチュエータ40のシリンダロッド41を引き込み方向へ変更してブレーキケーブル12を直結したことにより、第1形態例で用いたリンク機構を省略して部品点数の削減と低コスト化を図りながら、第1形態例と同等の効果を奏することができる。
【0029】
更に、第1形態例の如きアクチュエータのシリンダロッドが突出方向へ作動する場合にも、アクチュエータの向きを変更することによって、シリンダロッドにブレーキケーブルを直接つないで作動させることもできる。また上述の形態例では、後輪ブレーキ用の連繋手段にブレーキケーブルを用いて説明したが、複数のロッドをつないだり、ロッドとブレーキケーブルとを併用することも可能である。セット荷重の異なる2つスプリングは、スライドプレートのいずれの側に設けてもよい。尚、両形態例では、後輪ブレーキの液圧作動を連動式で説明したが、本発明は、後輪ブレーキ用の液圧系統を専用に用いることもできる。
【0030】
また、上記の両形態例のように、後輪ブレーキに機械式のドラムブレーキを採用すると、ドラムブレーキを後輪のホイールハブに収納することが可能で、ディスクブレーキのように後輪の側部にディスクロータやキャリパボディのスペースを占有しなくて済むから、特に後輪のホイール径が小さなソフトバイクや、後輪のホイール径が小さく、且つ後輪の一側部にエンジンや動力伝達機構,変速機構を一体化したパワーユニットを備えるスクータ型車両に好適である。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置によれば、アクチュエータが、後輪ブレーキに対する液圧作動力を機械的作動力に変換する作動力変換機能のほか、後輪ブレーキの制動後半の作動力を低減する作動力低減機能を併せ持つようになり、後輪ブレーキに小型で安価な機械式ブレーキを採用しながらも、別途にPCVやPバルブ等の液圧低減手段を用いることなく、機械式ブレーキに後輪ブレーキとしての良好な制動力を低コストに設定することができると共に、車体重量の軽減と組付け作業工数の省略も図ることができる。
【0032】
しかも、アクチュエータの内部がシンプルな構造で済むので、信頼性と耐久性を高めながら一層安価に製作することができ
【0033】
更に、後輪ブレーキに機械式のドラムブレーキを採用した場合には、ドラムブレーキを後輪のホイールハブに収納することが可能となり、ディスクブレーキのように後輪の側部にディスクロータやキャリパボディのスペースを占有しなくて済むから、特に後輪のホイール径が小さなソフトバイクや、後輪のホイール径が小さく、且つ後輪の一側部にエンジンや動力伝達機構,変速機構を一体化したパワーユニットを備えるスクータ型車両に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態例を示すバーハンドル車両用ブレーキ装置の概略図
【図2】本発明の第1形態例を示すアクチュエータの入力と出力との関係図
【図3】本発明の第2形態例を示すバーハンドル車両用ブレーキ装置の概略図
【符号の説明】
1…ブレーキ装置
2…第1ブレーキ操作手段
3…第2ブレーキ操作手段
4…液圧式ディスクブレーキを用いた前輪ブレーキ
5…機械式ドラムブレーキを用いた後輪ブレーキ
6…ブレーキレバー
7…液圧マスタシリンダ
8…前輪ブレーキ用の液圧配管
9…後輪ブレーキ用の液圧配管
12…後輪ブレーキを牽引するブレーキケーブル(本発明の連繋手段)
13…バックプレート
14…作動レバー
15…リンク機構
16,40…アクチュエータ
17…液圧制御装置
18…リンク
19…リンクロッド
20,42…シリンダ体
21,43…シリンダ孔
22,41…シリンダロッド
23,44…ピストン
24,45…液圧室
25,46…大気室
26,47…スライドプレート
27,48…セット荷重の小さなスプリング
28,49…セット荷重の大きなスプリング
29…リターンスプリング

Claims (1)

  1. ブレーキレバーに操作される液圧マスタシリンダに液圧配管をつないだ液圧系統にて後輪ブレーキを作動するバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記後輪ブレーキを、連繋手段にて牽引操作される機械式ブレーキとし、該連繋手段と前記液圧配管との間に、シリンダ体内部のシリンダ孔をシリンダロッドと一体のピストンにて液圧室と大気室とに画成した作動力変換用のアクチュエータを配設し、前記液圧室に前記液圧配管を接続すると共に、前記シリンダロッドの先端をシリンダ体外部へ突出させて前記連繋手段を接続し、前記大気室にスライドプレートを挟んでセット荷重の異なる2つのスプリングを縮設したことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装置。
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