JP3606938B2 - 被介護者入浴用浴槽型身体保持具 - Google Patents

被介護者入浴用浴槽型身体保持具 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、特に浴槽が小型の場合の被介護者の入浴を容易にする。
【0002】
【従来の技術】
小型の浴槽で使用される被介護者の身体保持具には、従来、脇ベルトと膝ベルトとからなるもの及び、布又は網状のもので身体をほぼ包み、かつ両脚を分けるもの、がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
被介護者を前記身体保持具と、たとえば公知の天井走行式リフトを使って入浴させる場合を考える。
脇ベルトと膝ベルトからなるものは、身体をベルトで吊り上げるので体重が重たく、かつ衰弱している被介護者には苦痛を伴う。
また前記2者とも、寝た状態からの装着にやや時間がかかる。これは感冒の原因となる。また、膝から下が垂れ下がっているので、洗場から浴槽に移るさい、吊り上げるべき距離がそれだけ大きくなる。両脚を分けるタイプのものは、小型の浴槽では足が浴槽の外にはみ出しやすい。また入浴を終わった後、ぬれている身体保持具のため寝具をぬらしやすい。本発明はこれらの課題の解決を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
被介護者を吊り上げたときの姿勢及び吊り上げたとき身体保持具が被介護者に接触する状況が、被介護者が浴槽につかった状態のものと、等しければ、すなわち図1の身体保持具を用いれば前記の課題は解決する。図1では身体保持具は身休に装着されてないので、着脱は容易であり、またこの装置を表面の滑らかなプラスチック等で製作すれば入浴後の水分を除くことも容易かつ確実であるので、寝具をぬらすことはない。
【0005】
【作用】
被介護者が本装置を用いる場合、前記課題は解決する。
【0006】
【実施例】
図1にもとずいて本発明の実施例を説明する。符号1は本装置、符号2は底板、符号3は前方板で底板とはほぼ直角に固着する。符号4は後方板で底板とはほぼ直角に固着する。底板、前方板及び後方板を入浴枠体という。符号5はハンガー、符号6はチェーンで、この上方にはたとえばチェーンブロックがあって、チェーンを上下させうる。符号7はフックである。ハンガー、チェーン及びフックは本装置に含まれない。符号8は吊りロープで前方板、後方板及びフックに係合する。図1のABとACの長さの比は吊りロープで入浴枠体を吊り上げたとき、ほぼ水平になるような値となっている。符号9は被介護者が入浴すべき浴槽の内周の輪郭である。入浴枠体は浴槽に出入自在でかつ前方板と浴槽、後方板と浴槽の間隔は出来るだけ小さくなっている。前方板、底板及び後方板は一体成形が望ましい。
次に本装置の使用法を説明する。図1のように被介護者がのった本装置は洗場におかれており、洗場に隣接して浴槽がある。洗場と浴槽の上方には、公知の天井走行式リフトが設置してある。従って本装置の吊りロープをハンガーのフックにかければ、ハンガーの上下及び横方向の移動により被介護者の入浴は容易である。また後方板には縦長の穴、又は溝が刻まれていて、介助者が被介護者の背中を洗いやすくしてある。また、底板にも穴があけられていて被介護者の臀部を洗いやすくしてある。入浴枠体の材質はプラスチック等となし、肌ざわりがよく、また、水分をふきとりやすくする。なお浴槽が十分に大きいとき前方板を除去し、底板を延長する。
本装置の効果は次のようである。身体保持具の着脱は容易であり、洗場から浴槽へ移るためのハンガーを吊り上げる高さは小さくてよい。入浴のとき足などが浴槽の外へ出ることはない。入浴後の水分のふきとりが容易である。
【0007】
図1にもとずいて他の実施例を説明する。DE及びGFの部分に溝を設け(図示なし)、DEFGの形の側板をそれらの溝の上方から装着させる。他の側面も同様である。それらの側板は着脱容易とする。側板の大きさはたとえばGFの部分で半分の高さとしてよい。側板を設けた理由は、被介護者が入浴枠体から転げおちないためである。被介護者がこの装置に乗るとき又は降りるとき側板の少なくとも片方をはずす。
【0008】
図2にもとずいてさらに他の実施例を記す。図2の装置は被介護者のベットとほぼ同じ高さの台車13と図1の被介護者入浴用浴槽型身体保持具14とが結合したものであるが両者の着脱は容易となっている(着脱の機構は公知、図示なし)。台車に属する部品を記す。符号15は台車に装着した4個の車輪でキャスター(首ふり)となっている。符号16は車輪の回転をとめるブレーキ装置、符号17は首ふりをとめる装置で、車輪とともに首をふる部分18と首をふらない部分19には、孔20があけられそれにレバー付錠止杆21が嵌合する。レバー付錠止杆に隣接して突起22が台車13に固着する。レバー付錠止杆を上へあげ、約90度回し、突起に刻まれた溝23に嵌合させれば、車輪は首ふりをなし、溝から離せば車輪の向きが台車の進行方向と一致したときレバー付錠止杆は下がり首振りは錠止する。符号24は手押棒で突起25を固着する。符号26は後部手押棒受筒でカギ型の溝27を有する。この溝は突起25が移動自由に嵌合する。従って手押捧は後部手押棒受筒に対し、着脱自在である。符号28は前部手押棒受筒で、構造は後部手押棒受筒と同様である。29は左右1対のひじかけ、30はひじかけ受筒、32はひじかけのストッパーとなるつまみ付錠止杆、33はつまみ付錠止杆が入る孔である。ひじかけを持ち上げつまみ付錠止杆を孔33に嵌合させれば、ひじかけは上の位置で止まる。34は座受板で座受板の中央には用便等のための穴があけられている。次に身体保持具14に属する部分を示す。35は図1の底板に相当する。これを座36と下腿板37に分け、両者を丁番で結合する。両者はレバーを動かすことによって水平位置で固着する(この機構は公知のため図示なし)。次に符号38は図1の後方板に該当する。座36とは丁番で結合するがレバーを動かすことによって水平及びほぼ直角(浴槽後部の傾斜)の位置で固着する(この機構公知のため図示なし)。符号39は図1の前方板に該当する。前方板39と下腿板37とは丁番で結合する。両者は水平の位置とほぼ直角(浴槽前部の傾斜)の位置でレバーを動かすことによって固着する(この機構公知のため図示なし)。40は吊りロープ、41は直径約60Cmの車椅子用の車輪を装着可能な大車輪用パイプで台車の左右に固着する。42と43は段差杆で前後左右に計4個が台車に固着する。符号44は後方板38を水平にしたときの支え棒で、必要に応じて装着する。なお前方板及び後方板には溝が刻まれており(図示なし)、側板の挿入が可能である。
次にこの装置の使い方を記す。この装置は被介護者の入浴と用便に対して効果がある。まず入浴について記す。
この装置をベットに横付けにし、前方板39、下腿板37及び後方板38をそれぞれ水平の位置で固着する。支え棒44を装着する。被介護者を裸体にし、毛布等で保温しつつ、ベットから装置の上に移す。上体を起こしつつ後方板38をほぼ垂直(浴槽後部の傾斜)にする。支え棒をはずす。被介護者の膝を曲げつつ前方板39をほぼ垂直にする。被介護者は図1の状態となる。必要な場合側板を装着する。この状態で洗場に向かう。段差にいたれば進行方向に対し、後輪の首ふりを錠止し、手押棒を引き、段差杆を足で押して越す。浴室には天井走行式リフトが設備してあるので、入浴は容易である。
次に用便の場合を記す。下腿板を下げ、被介護者は腰掛けた状態で便器に近づけば手押棒24を前方手押棒受筒に移し、台車を180度回して進む。この状態での進行方向に位置する2つの車輪と、座受板34によって囲まれた空間は、便器(洋式)より大きいので、台車は便器の上にかぶさり、被介護者は用を足す。なお、通常浴槽及び便所の入口は狭く、通常の車椅子は通過できない。車椅子でも十分通過できる場合には、大車輪用パイプ41に直径約60Cmの車椅子用の車輪を、装着してもよい。図2の車は介護用家庭内移動車として有効である。本発明の効果は、前記解決すべき課題を全て解決する。また入浴、用便に要する準備の時間は短い。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】リフトの一部であるハンガーが、被介護者をのせた本装置を吊り下げた状態の見取図で、浴槽の内周との関係を示す。
【図2】介護用家庭内移動車の側面図で、上部に図1の被介護者入浴用浴槽型身体保持具を具備している。
【符号の説明】
2:底板 3:前方板
4:後方板 8:吊りロープ
13:台車 14:身体保持具
15:車輪 16:ブレーキ装置
17:首ふり錠止装置 21:レバー付錠止杆
24:手押棒 26:後部手押棒受筒
28:前部手押棒受筒 29:ひじかけ
34:座受板 36:座
37:下腿板 38:後方板
39:前方板 40:吊りロープ
41:大車輪用パイプ 42:段差杆
43:段差杆 44:支え棒

Claims (3)

  1. 被介護者をのせて入浴させるための入浴枠体と、前記入浴枠体をほぼ水平に吊り上げるための手段を備えており、前記入浴枠体は、底板と、前記底板の前方端及び後方端から前記底板に対してほぼ直角に上方に延びるように固着された前方板及び後方板とから構成され、前記底板の形状は入浴すべき浴槽の形状にほぼ等しく形成されており、前記水平に吊り下げるための手段は、前記前方板に取り付けられた吊りロープと前記後方板に取り付けられた吊りロープとを備え、これらの吊りロープが上下方向及び横方向に移動されるフックに係合され、前記前方板及び前記フック間の吊りロープの長さと前記後方板及び前記フック間の吊りロープの長さは、前記入浴枠体を吊り上げたときにほぼ水平となるように設定されていることを特徴とする被介護者入浴用浴槽型身体保持具。
  2. 前記入浴枠体の前記前方板及び前記後方板の両側部間には、側板が着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1に記載の被介護者入浴用浴槽型身体保持具。
  3. 移動自在な台車と、前記台車に着脱可能に取り付けられる請求項1又は2に記載の被介護者入浴用浴槽型身体保持具とから構成されており、前記非介護者入浴用浴槽型保持具の入浴枠体の底板、前方板及び後方板は分離して構成され、前記底板及び前記前方板が丁番を介して結合され、前記底板及び前記後方板が丁番を介して結合されており、また前記底板は分離した座受板及び下腿板から構成され、前記座受板及び前記下腿板が丁番を介して結合されており、前記前方板は前記底板に対して水平位置と垂直位置とに固定可能であり、前記後方板は前記底板に対して水平位置と垂直位置とに固定可能であり、また前記下腿板は前記座受板に対して水平位置に固定可能であり、被介護者をベッドから移すときには、前記下腿板、前記前方板及び前記後方板が前記水平位置に固定され、被介護者を入浴させるときには、前記下腿板が水平位置に固定され、前記前方板及び前記後方板が前記垂直位置に固定され、また被介護者を用便させるときには、前記前方板及び前記後方板が垂直位置に固定され、前記下腿板が下げた位置に保たれることを特徴とする身体保持装置。
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