JP3606697B2 - 軸用クランプ継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、軸用クランプ継手に関し、より詳しくは、軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の操舵装置においては、例えばステアリングシャフトをユニバーサルジョイントに連結するために、十字軸を支持するヨークにクランプ継手を連設し、このクランプ継手の軸挿入部に、ステアリングシャフトの端部を挿入して締め付けることが行われている。
図7は従来のクランプ継手を示す斜視図である。このクランプ継手100は、上記ヨーク101の基端部に、側面が開口された弾性収縮可能な断面C形の軸挿入部102を連設し、この軸挿入部102の側面の開口縁に、一対の舌片103,104を互いに対向させた状態で突設し、一方の舌片103にボルト挿通孔103aを形成し、他方の舌片104に上記一方の舌片103を挿通させたボルト105の先端部をねじ込むねじ孔104aを形成したものである。また、上記軸挿入部102の内周面には、ステアリングシャフト106の端部106aに形成されたセレーションと噛合するセレーション102aが形成されている。
【0003】
このクランプ継手100によれば、上記軸挿入部102にステアリングシャフト106の端部106aを挿入した状態で、上記舌片103を挿通させたボルト105を他方の舌片104のねじ孔104aにねじ込むことにより、軸挿入部102を縮径させることができ、これにより、ステアリングシャフト106の端部106aを締め付けて、クランプ継手100に連結することができる。この際、必要に応じて上記ボルト105を、ステアリングシャフト106の端部106aに形成された周溝106bに係合させて、当該ステアリングシャフト106が軸挿入部102から抜脱するのを確実に防止することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のクランプ継手によれば、ステアリングシャフト等の軸を締め付けるために、工具を用いてボルトを舌片にねじ込んでいく必要があるので、その連結のための工数を多く必要とするという問題があった。
また、スペース的に工具を使用し難い場合には、軸の連結作業が非常に困難であるという問題もあった。
この発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、軸を容易且つ迅速に連結することができる軸用クランプ継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る軸用クランプ継手は、軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手において、
軸方向に延びるスリットによって弾性収縮可能に分割された筒状の軸挿入部と、
この軸挿入部に巻き掛けられた締め付けベルトと、
軸線を軸の挿入方向に直交させた状態で上記締め付けベルトの両端部に取付けられた支軸と、
支軸回りに回動可能に設けられ、当該支軸に対して偏芯する押圧部を有するとともに、所定の回動位置で上記押圧部により軸挿入部を押圧して、上記締め付けベルトと協働して軸挿入部を弾性収縮させる回動レバーと
を備えることを特徴とするものである。
【0006】
この軸用クランプ継手によれば、軸の端部を軸挿入部に挿入した状態で、上記回動レバーを所定位置まで回動させることにより、軸挿入部を回動レバーの押圧部により押圧することができ、この押圧により、締め付けベルトと協働して軸挿入部を弾性収縮させて、軸の端部を当該軸挿入部によってクランプすることができる。
【0007】
請求項2に係る軸用クランプ継手は、軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手において、
側面に開口部を有し、端面側から軸の端部を挿入する軸挿入部と、
軸線を軸の挿入方向に直交させた状態で、軸挿入部の互いに対向する開口縁部間に架設された支軸と、
支軸回りに回動可能に設けられ、当該支軸に対して偏芯する押圧部を有するとともに、所定の回動位置で上記押圧部を軸に形成された係合部に押し付けて係合させる回動レバーと
を備えており、上記支軸の両端部で、軸挿入部の開口縁部を挟み込んでいるとともに、上記支軸の少なくとも一端部に、回動レバーの押圧部を軸の係合部に係合させるべく当該回動レバーとともに支軸を回動させると、軸挿入部の開口縁部どうしを接近させて軸の端部を締め付けるテーパ面を形成していることを特徴とするものである。
【0008】
この軸用クランプ継手によれば、軸の端部を軸挿入部に挿入した状態で、上記回動レバーを所定位置まで回動させることにより、回動レバーの押圧部を軸に形成された係合部に押し付けて係合させることができ、これにより、軸の端部を軸挿入部の内面と上記押圧部との間でクランプすることができるとともに、上記押圧部と軸の係合部との係合により、軸が軸挿入部から抜脱するのを確実に防止することができる。
【0010】
また、回動レバーの押圧部を軸の係合部に係合させるべく当該回動レバーとともに支軸を回動させると、支軸のすくなくとも一端部に形成されたテーパ面によって、軸挿入部の開口縁部どうしを接近させて、つまり軸挿入部を弾性収縮させて、軸の端部を締め付けることができる。このため、回動レバーの押圧部による押圧作用と、軸挿入部の弾性収縮に伴う押圧作用の双方によって、軸の端部を強固に締め付けることができる。
【0011】
請求項2に係る軸用クランプ継手において、上記支軸は、軸挿入部に形成された係止溝に係止させているのが好ましく、この場合には、上記支軸を、軸挿入部に形成された係止溝に係止させるだけで、これを軸挿入部に取り付けることができる。
【0012】
請求項に係る軸用クランプ継手は、軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手において、
側面に開口部を有し、軸の端部を挿入する軸挿入部と、
軸線を軸の挿入方向に直交させた状態で、上記軸挿入部に取り付けられた支軸と、
支軸回りに回動可能に設けられ、所定の回動位置で軸挿入部の係止部に係止させる回動レバーと、
この回動レバーに設けられ、当該回動レバーを上記軸挿入部に係止させた状態で、軸に形成された係合部に押し付けて係合させる係合部材と
を備えており、上記係合部材が板ばねであることを特徴とするものである。
【0013】
この軸用クランプ継手によれば、軸の端部を軸挿入部に挿入した状態で、上記回動レバーを支軸回りに回動させて上記軸挿入部の係止部に係止させることにより、当該回動レバーの回動を規制することができ、この状態で、上記回動レバーに設けられた係合部材を、軸に形成された係合部を押圧しながら当該係合部に係合させることができる。したがって、上記係合部材による押圧作用によって軸の端部をクランプすることができるとともに、上記係合部材と軸の係合部との係合によって、軸が軸挿入部から抜脱するのを確実に防止することができる。
【0014】
また、係合部材板ばねであるの、軸挿入部と回動レバーとの相対位置に誤差が生じている場合でも、上記板ばねによって軸の係合部を確実に押圧した状態で、軸の端部をクランプすることができる。
【0015】
請求項に係る軸用クランプ継手において、上記回動レバーは、軸挿入部の係止部に対して弾撥的に係止する被係止部を有するのが好ましく、この場合には、回動レバーを所定の回動位置まで回動させるだけで、回動レバーの被係止部を軸挿入部の係止部に対して係止させることができる。このため、回動レバーを軸挿入部に係止させるための操作が不要となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の軸用クランプ継手の一つの実施の形態を示す斜視図である。この軸用クランプ継手Jは、ステアリングシャフト等の軸Sを挿入する軸挿入部1の一端部に、ヨークYを一体形成しているものである。
上記軸挿入部1は、軸方向に延びる複数のスリット11によって弾性収縮可能に分割された円筒状のものであり、その基端部は上記スリット11によって分割されることなく連続している。この軸挿入部1は、その開口端部12側から上記軸Sの端部S1を挿入するものであり、その内径は、自由状態において軸Sの端部S1を隙間嵌めできる程度に設定されている。また、上記軸挿入部1の内周には、軸Sの端部S1に形成されたセレーションに噛合するセレーション1aが形成されている。
【0017】
上記軸挿入部1には、金属からなる略C形断面の締め付けベルト2が巻き掛けられており、この締め付けベルト2の両端部21の相互間には、軸線を軸Sの挿入方向に対して直交させた状態で、支軸3が架設されている。この支軸3は、上記締め付けベルト2の両端部21に設けられた軸孔に対して回動自在に嵌合されている。
【0018】
上記支軸3には、締め付けベルト2と協働して軸挿入部1を弾性収縮させる回動レバー4が取り付けられている。この回動レバー4は、帯状の金属板をプレス成形したものであり、直線状の操作部41の先端に、支軸3と軸挿入部1との間に介在される略半円筒形状の押圧部42が形成されている。この押圧部42は、その先端部の内周面が支軸3に対して溶接されている。すなわち、上記押圧部42は、その外周の中央部と支軸3の軸芯Q1との間の投影距離R1が、その外周の先端部と支軸3の軸芯Q1との間の投影距離R2に対して大きくなるように、当該押圧部42の軸芯Q2を支軸3の軸芯Q1に対して偏芯させてある(図2参照)。この押圧部42の偏芯量は、回動レバー4を倒伏させた状態で、つまり回動レバー4を、その操作部41が軸挿入部1と略平行になるように回動させた状態で(図2実線参照)、軸挿入部1に挿入した軸Sの端部S1を確実に締め付けることができ、且つ回動レバー4を起立させた状態で、つまり回動レバー4を、その操作部41が軸挿入部1の軸線に対して略直交するように回動させた状態で(図2二点鎖線参照)、軸挿入部1を自由状態に維持できるように設定されている。なお、上記回動レバー4の少なくとも押圧部42は、軸挿入部1を弾性的に押圧できるように弾性を持たせてある。
【0019】
以上の構成であれば、回動レバー4を起立させてクランプ継手Jの軸挿入部1を拡径させた状態で、軸Sの端部S1を軸挿入部1に挿入した後、回動レバー4を倒伏させることにより、軸挿入部1を縮径させて軸Sの端部S1を確実に締め付けることができる。このため、工具を用いることなくワンタッチで軸Sをクランプ継手Jに連結することができる。
上記回動レバー4の押圧部42は、図3に示すように、操作部41側の基端部から先端部に向かって肉厚が漸次薄くなるように形成してもよく、この場合には、押圧部42を支軸3に対して係合させるだけで、当該押圧部42を支軸3に対して偏芯させた状態で回動自在に配置することができる。このため、回動レバー4を支軸3に溶接する手間が不要となる。
【0020】
図4はクランプ継手Jの他の実施の形態を示す分解斜視図である。同図に示すクランプ継手Jは、端部S1の断面形状が略台形の軸Sを連結するためのものである。この実施の形態においては、軸挿入部1が、一側部に開口部14を有する略C形断面に形成されており、その内奥部に、自由状態において上記軸Sの端部S1を隙間を有して挿入可能な略台形形状の中空部15が形成されている。
【0021】
上記軸挿入部1の互いに対向する開口縁部14a間には、回動レバー4を支持する支軸3が、その軸線を軸Sの挿入方向に対して直交させた状態で架設されている。この支軸3は、上記開口縁部14aに形成された係止溝16に係止されている。この係止溝16は、上記開口縁部14aの先端部から中空部15側へ延びる支軸導入部16aと、この支軸導入部16aの内奥部に連続する支軸係止部16bとを有している。これにより、支軸3を上記支軸導入部16aを通して支軸係止部16bに導入するだけで、支軸3を軸挿入部1に簡単に取り付けることができる。
【0022】
上記支軸3の両端部には、当該支軸3を上記係止溝16に係止させた状態で、軸挿入部1の開口縁部14aを挟み込むための拡径部31が形成されており、この拡径部31の少なくとも一方の軸挿入部1との当接面には、支軸3に溶接された回動レバー4の回動操作に伴って、軸挿入部1の開口縁部14aどうしを接近させて軸Sの端部S1を締め付けるテーパ面32が形成されている。なお、上記支軸3に取付けられた回動レバー4の形状及び取り付け形態は、図2に示すものと全く同じである。また、軸Sの端部S1の側面には、上記回動レバー4の押圧部42が係合する係合部としての凹部S2が形成されている。
【0023】
この実施の形態によれば、回動レバー4を起立させた状態で、クランプ継手Jの軸挿入部1に軸Sの端部S1を挿入した後、回動レバー4を倒伏させることにより、回動レバー4の押圧部42を、軸Sの凹部S2に係合させることができるとともに、軸挿入部1の中空部15の内面と上記押圧部42との間で軸Sの端部S1を挟み込んで締め付けることができる。また、上記回動レバー4の倒伏動作に連動させて、支軸3の端部のテーパ面32により軸挿入部1の開口縁部14aどうしを漸次接近させて、最終的に軸挿入部1によって図4の上下方向からも軸Sの端部S1を締め付けることができる。したがって、軸Sの端部を、抜脱を規制した状態でがたつきなく確実に連結することができる。
【0024】
図5はクランプ継手Jのさらに他の実施の形態を示す分解斜視図である。同図に示すクランプ継手Jは、端部S1が平坦形状でその両側部に円弧面を有する軸Sを連結するためのものである。この実施の形態においては、軸挿入部1の断面形状が、一側部に開口部14を有する略C形に形成されている。この軸挿入部1の内部には、その自由状態において上記軸Sの端部S1を隙間を有して導入可能である。
【0025】
上記軸挿入部1の互いに対向する開口縁部14a間には、回動レバー4を支持する支軸3が、その軸線を軸Sの挿入方向に対して直交させた状態で架設されている。
上記回動レバー4は、断面が「コ」の字形の基部4aに、支軸3に嵌合させる一対の脚部4bを突設したものであり、上記基部4aの内面には、回動レバー4を矢印X方向に回動させて軸挿入部1に沿わせた状態(倒伏状態)で、軸Sの凹部(係合部)S2に係合する係合部材としての板ばね44が設けられている。この板ばね44の基端部は、上記基部4aの回動先端部に挟持されている。また、上記基部4aの内部側面には、回動レバー4を倒伏させた状態で、軸挿入部1の係止部としての凹部17に弾撥的に係止させて、当該回動レバー4が軸挿入部1から離反するのを規制する被係止部としての半球状の凸部45が突設されている。
【0026】
この実施の形態によれば、回動レバー4を起立させた状態で、クランプ継手Jの軸挿入部1に軸Sの端部S1を挿入した後、回動レバー4を倒伏させることにより、回動レバー4の板ばね44を、軸Sの凹部S2に係合させると同時に、この板ばね44と軸挿入部1との間で軸Sの端部S1をクランプすることができる(図6参照)。したがって、工具を用いることなくワンタッチで軸Sをクランプ継手Jに連結することができる。また、上記板ばね44と軸Sの凹部S2との係合により、軸Sが軸挿入部1から抜脱するのを確実に防止することができる。
特に上記実施の形態においては、軸Sの凹部S2に係合させる係合部材として板ばね44を採用しているので、軸挿入部1と回動レバー4との組み付け位置に誤差が生じている場合でも、当該板ばね44によって軸Sの凹部S2を確実に押圧して、軸Sが軸挿入部1の内部でがたつくのを防止することができる。
また、回動レバー4を倒伏させるだけで、軸挿入部1の凹部17に対して、当該回動レバー4の凸部45を弾撥的に係止させることができるので、回動レバー4を係止するための特別の操作が不要であり、軸Sをより一層容易に連結することができる。
なお、上記板ばね44に代えて、基部4a自体に形成した凸部を軸Sの凹部S2に係合させるようにしてもよい。また、軸挿入部1の係止部としては、上記凹部17に代えて、貫通孔で構成してもよく、さらに上記軸挿入部1の係止部を凸部で構成し、回動レバー4の被係止部を凹部又は貫通孔で構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る軸用クランプ継手によれば、回動レバーを支軸回りに回動させるだけで、軸挿入部によって軸の端部をクランプすることができるので、軸の連結のための工数を削減することができる。また、スペース的に工具を使用し難い場合でも、軸の連結作業を容易に行うことができる。
【0028】
請求項2に係る軸用クランプ継手によれば、回動レバーを支軸回りに回動させるだけで、軸挿入部によって軸の端部をクランプすることができるので、軸の連結のための工数を削減することができるとともに、スペース的に工具を使用し難い場合でも、軸の連結作業を容易に行うことができる。また、回動レバーの押圧部を、軸に形成された係合部に係合させることができるので、軸が軸挿入部から抜脱するのを確実に防止することができる。
【0029】
また、回動レバーの押圧部を軸の係合部に係合させる動作に平行して、軸挿入部を弾性収縮させることができるので、回動レバーの押圧部による押圧作用と、軸挿入部の弾性収縮に伴う押圧作用の双方によって、軸の端部を強固に締め付けることができるという特有の効果を奏する。
【0030】
請求項に係る軸用クランプ継手によれば、上記支軸を、軸挿入部に形成された係止溝に係止させることにより、これを軸挿入部に取り付けることができるので、支軸を軸挿入部に簡単且つ迅速に取り付けることができる。
【0031】
請求項に係る軸用クランプ継手によれば、回動レバーを支軸回りに回動させるだけで、軸挿入部によって軸の端部をクランプすることができるので、軸の連結のための工数を削減することができるとともに、スペース的に工具を使用し難い場合でも、軸の連結作業を容易に行うことができる。また、回動レバーの押圧部を軸に形成された係合部に係合させることができるので、軸が軸挿入部から抜脱するのを確実に防止することができる。
【0032】
また、軸挿入部と回動レバーとの相対位置に誤差が生じている場合でも、板ばねによって軸の係合部を確実に押圧して、軸が軸挿入部の内部でがたつくのを防止することができる。
【0033】
請求項に係る軸用クランプ継手によれば、回動レバーを所定の回動位置まで回動させるだけで、回動レバーの被係止部を軸挿入部の係止部に対して弾撥的に係止させることができるので、回動レバーを軸挿入部に係止させるための操作が不要となり、軸をより一層容易に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクランプ継手の一つの実施の形態を示す斜視図である。
【図2】回動レバーを示す平面図である。
【図3】回動レバーの他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】この発明のクランプ継手の他の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図5】この発明のクランプ継手のさらに他の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】軸と板ばねとの係合状態を示す断面図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 軸挿入部
11 スリット
13a 開口縁部
14 開口部
2 締め付けベルト
3 支軸
32 テーパ面
4 回動レバー
42 押圧部
44 板ばね(係合部材)
45 凸部(被係止部)
S 軸
S1 軸の端部
S2 軸の凹部(係合部)
J クランプ継手

Claims (5)

  1. 軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手において、
    軸方向に延びるスリットによって弾性収縮可能に分割された筒状の軸挿入部と、
    この軸挿入部に巻き掛けられた締め付けベルトと、
    軸線を軸の挿入方向に直交させた状態で上記締め付けベルトの両端部に取付けられた支軸と、
    支軸回りに回動可能に設けられ、当該支軸に対して偏芯する押圧部を有するとともに、所定の回動位置で上記押圧部により軸挿入部を押圧して、上記締め付けベルトと協働して軸挿入部を弾性収縮させる回動レバーと
    を備えることを特徴とする軸用クランプ継手。
  2. 軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手において、
    側面に開口部を有し、端面側から軸の端部を挿入する軸挿入部と、
    軸線を軸の挿入方向に直交させた状態で、軸挿入部の互いに対向する開口縁部間に架設された支軸と、
    支軸回りに回動可能に設けられ、当該支軸に対して偏芯する押圧部を有するとともに、所定の回動位置で上記押圧部を軸に形成された係合部に押し付けて係合させる回動レバーと
    を備えており、上記支軸の両端部で、軸挿入部の開口縁部を挟み込んでいるとともに、上記支軸の少なくとも一端部に、回動レバーの押圧部を軸の係合部に係合させるべく当該回動レバーとともに支軸を回動させると、軸挿入部の開口縁部どうしを接近させて軸の端部を締め付けるテーパ面を形成していることを特徴とする軸用クランプ継手。
  3. 上記支軸を、軸挿入部に形成された係止溝に係止させている請求項2記載の軸用クランプ継手。
  4. 軸の端部を挿入して締め付けることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ継手において、
    側面に開口部を有し、軸の端部を挿入する軸挿入部と、
    軸線を軸の挿入方向に直交させた状態で、上記軸挿入部に取り付けられた支軸と、
    支軸回りに回動可能に設けられ、所定の回動位置で軸挿入部の係止部に係止させる回動レバーと、
    この回動レバーに設けられ、当該回動レバーを上記軸挿入部に係止させた状態で、軸に形成された係合部に押し付けて係合させる係合部材と
    を備えており、上記係合部材が板ばねであることを特徴とする軸用クランプ継手。
  5. 上記回動レバーが、軸挿入部の係止部に対して弾撥的に係止する被係止部を有する請求項記載の軸用クランプ継手。
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