JP3141993B2 - ダブルクランプ - Google Patents
ダブルクランプInfo
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Description
てに際し、2本のパイプを交差角度自在に連結するダブ
ルクランプの改良に関するものである。
するダブルクランプは公知であり、2個一対の単クラン
プの台座同士を回動自在に連結した構造が一般的であ
る。即ち、この構造のダブルクランプによれば、単クラ
ンプを回動させ当該相対角度を変えることで、2本のパ
イプの交差角度を自由に設定できる、いわゆる自在型ク
ランプとして機能する。
では、パイプの交差角度を90度に固定することが多い
ことに鑑み、上記自在型クランプにおいて、少なくとも
一方の単クランプに他方側単クランプとの相対角度が9
0度となる位置で互いの回動を制止するストッパーを設
けた、いわゆる直交型クランプの機能を併有するダブル
クランプも、特公平7−96833号公報、特許第26
83789号公報、特開平8−82091号公報などに
より公知である。
ンプは何れも、ストッパーを回動制止位置に保持する手
段として、他方側単クランプに切欠あるいは係止突部を
設けると共に、ストッパーの一部を上記切欠等と係合可
能な形状としている。このため、徒にストッパー構造が
複雑化するという課題がある。また、切欠等の形成に伴
う単クランプへの加工をも考慮して、一定以上のクラン
プ強度を確保しなければならないことからすれば、無闇
には既製の自在型クランプに上記ストッパー構造を採用
できないといった課題もある。
トッパーの取付位置として、クランプ台座に枢支された
挟持半体の回動軸に枢支したものであり、直交型クラン
プとして使用する際、反対方向に操作しなければならな
い2つの部材が同軸に軸止されていることから、使い勝
手の面においても課題が残されていた。
は、自在型クランプとして使用する際のストッパー位置
設定については何等考慮されておらず、ボルトの締め付
け作業時や単クランプの回動時に、ストッパーが邪魔と
なるなどの課題も見受けられたのである。
になされたものであり、その目的は、ストッパー構造に
ついて、第一に当該構造を簡単化すること、第二に既製
の自在型クランプへの適用を容易とすること、第三に自
在型、直交型の何れにおいてもその取扱いを容易とする
ことである。
ために、本発明では、2個一対のクランプを回動自在に
連結してなるダブルクランプにおいて、少なくとも片側
クランプの台座側面の湾曲部に、他方クランプの台座側
面と当接することにより当該他方クランプの回動を規制
するコ字状のストッパーを軸止するという手段を用い
た。この手段によれば、例えば水平部の両側を屈曲して
なるコ字状ストッパーを回動して、上記水平部を他方ク
ランプの台座側面と当接させることにより、直交型クラ
ンプの状態で両クランプの相対回動を規制することがで
きる。
方クランプとの当接面から連続する内側縁を、ストッパ
ーを枢支した片側クランプにクランプされるパイプの外
周面と合致する円弧状に形成するという手段を用いた。
この手段によれば、ダブルクランプを直交型として使用
する場合において、ストッパーを他方クランプと当接さ
せた状態で片側クランプにパイプをクランプすること
で、ストッパーの内側縁がパイプと当接して、当該スト
ッパーを回動規制位置にロックすることができる。
た手段において、ストッパーの外側縁をパイプの外周面
と合致する円弧状に形成するという手段を選択的に用い
た。この手段によれば、ダブルクランプを自在型として
使用する場合において、ストッパーを他方クランプから
離した状態で片側クランプにパイプをクランプすること
で、ストッパーの外側縁がパイプと当接して、当該スト
ッパーを他方クランプと干渉しない位置にロックするこ
とができる。
態を添付した図面に従って説明する。図1は、本発明に
係るダブルクランプの全体斜視図であり、その基本的な
構成は従来のダブルクランプと同様に、2個一対の単ク
ランプ1・2の台座1a・2a同士を回動自在に連結す
ることで、クランプする2本のパイプP1・P2の交差
角度を自由に設定できるようにしたものである。
は、略L字状に湾曲した台座1a・2aに、締め付けボ
ルト1b・2bを螺合したコ字状の第一挟持体1c・2
cと、この第一挟持体1c・2cに挿入され、数カ所に
上記ボルト1b・2bの突合凹部1d…1d・2d…2
dを形成した第二挟持体1e・2eとをそれぞれ枢支し
てなり、ボルト1b・2bを適当な突合凹部1d・2d
に対して締め付けることにより、径の異なるパイプを随
時クランプできる構造としている。なお、本発明におい
て単クランプ1・2自体は、ここに例示した異径パイプ
対応型に限らず、従来公知のものを採用することができ
る。
座1aに回動自在に枢支したストッパーであって、水平
部3aの両側に屈曲部3bを形成した略コ字状の外観を
呈し、図2に示したように、上記水平部3aを他方クラ
ンプ2の台座2a側面と当接させることにより、他方ク
ランプ2を片側クランプ1に対して90度回転させた状
態でその回動を制止するものである。
部3bを、片側クランプ1の台座1aのほぼ中央、すな
わち台座側面の湾曲部1fに枢支しているので、ストッ
パー3が第一・第二挟持体の何れとも干渉することがな
い。従って、ストッパー3の操作性およびクランプの操
作性は何ら損なわれず、使い勝手のよいダブルクランプ
とすることができる。
する屈曲部3bの内側縁3dは、図3に示したように、
片側クランプ1にクランプされるパイプP1の外周面と
合致するような円弧状に形成している。従って、ダブル
クランプを直交型として利用する場合、水平部3aを他
方クランプ2の台座2aと当接させた状態で片側クラン
プ1にパイプP1をクランプすることで、ストッパー3
を他方クランプ2の回動制止位置にロックすることがで
きる。
外側縁3eについても、図4に示したように、パイプP
1の外周面と合致する円弧状に形成している。従って、
ダブルクランプを自在型として利用する場合も、片側ク
ランプ1にクランプされたパイプP1に屈曲部3bの外
側縁3eを当接させることで、他方クランプ2の回動を
妨げることがない状態でストッパー3をロックすること
ができる。
ランプによれば、ストッパーの取付位置をクランプ台座
の中央湾曲部とし、ストッパーと挟持体との干渉を一切
なくしたので、使い勝手のよいダブルクランプとするこ
とができた。
パイプと当接可能な円弧状としたので、自在型、直交型
の何れであっても、単に片側クランプにパイプをクラン
プするだけでストッパーを適当な位置にロックすること
ができる。
合突部を形成するなどの加工を一切必要とせず、ストッ
パーの改良のみで当該ロック機能を達成したので、当該
ストッパー構造が簡単化でき、さらに既製の自在型クラ
ンプにも容易に適用することができる。
態)
Claims (2)
- 【請求項1】2個一対のクランプを回動自在に連結して
なるダブルクランプにおいて、少なくとも片側クランプ
の台座には、その側面湾曲部に、コ字状のストッパーを
他方クランプの台座側面と当接することにより当該他方
クランプの回動を規制可能に軸止すると共に、上記スト
ッパーは、他方クランプとの当接面から連続する内側縁
を、ストッパーを枢支した片側クランプにクランプされ
るパイプの外周面と合致する円弧状に形成したことを特
徴とするダブルクランプ。 - 【請求項2】ストッパーは、さらにその外側縁をパイプ
の外周面と合致する円弧状に形成してなる請求項1記載
のダブルクランプ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11067762A JP3141993B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ダブルクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11067762A JP3141993B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ダブルクランプ |
Publications (2)
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JP2000266014A JP2000266014A (ja) | 2000-09-26 |
JP3141993B2 true JP3141993B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=13354284
Family Applications (1)
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JP11067762A Expired - Fee Related JP3141993B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ダブルクランプ |
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1999
- 1999-03-15 JP JP11067762A patent/JP3141993B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
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